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2012年8月21日 (火) 22:58時点における版

軌道エレベーター(Space Elevator / Orbital Elevator)

軌道エレベーターは、惑星などの表面から静止軌道以上まで伸びる軌道を持つエレベーターである。宇宙エレベーターとも言う。
基本的に静止衛星軌道上に宇宙ステーションを持つ構造であり、地表からステーションを経由してそれ以上の高度までエレベーター部分を含む構造体が伸びている。

その利点は経済性にあり、一度作り上げてしまえばロケットなどより遥かに効率よく宇宙への輸送が可能となることにある。また、宇宙では高効率の太陽光発電(太陽光エネルギー)が可能なためそのエネルギーの利用も期待されている。現時点ではSF作品などに登場する架空の存在ではあるが、実現に向けての研究が進められており、時折ニュースにも登場する。

その建造方法は、打ち上げた静止衛星から上下に構造物を伸ばしていくか、地上から徐々に伸ばしていくかだが、後者は重力に対抗しづらいため今のところ前者が有力視されている。ただし、建設場所は何処でも良いというわけではなく、現実の宇宙ロケット発射場と同様に赤道付近の地盤が安定した平地が理想とされている。

主な登場作品

今の所スパロボに登場したのは『超時空世紀オーガス』、『宇宙の騎士テッカマンブレード』、『機動戦士ガンダム00』準拠の物。

トップをねらえ!
地上と宇宙ステーションをケーブルで繋いで「ケーブルカー」としている。
超時空世紀オーガス
チラムの前身の国で築かれた地上と宇宙を結ぶ塔で繋がっている。物語では相克界で阻まれた地上と宇宙間の唯一の交通手段であり、大特異点に近いと言われている。
オリジナル要素として『スーパーロボット大戦Z』では跡地に「UN」のターミナルが築かれている。
宇宙の騎士テッカマンブレード
軌道エレベーターそのものよりも、オービタルリングと呼ばれる宇宙ステーション部分が物語の舞台となることが多い。
∀ガンダム
南米に敷設してあるマスドライバーと、宇宙ステーション・ザックトレーガーと繋がっている。
機動戦士ガンダムSEED
オーブ連合首長国が建設途中だったが、連合プラントによる戦争により、建設作業を打ち切るものの、既に完成している宇宙ステーションは生産基地として使用される。なお、続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』においても重要な要素として設定されている。
ただし、本編アニメでは明言されている場面は少ない。主に『ASTRAY』シリーズで舞台となることが多い。
機動戦士ガンダム00
00の世界観(特に第1部)の主軸として設定されている。三大国家群が一基ずつ所有する。宇宙開発の基礎となる輸送システムかつ大規模な宇宙太陽光発電システムの要でもあるため極めて重要な施設であり、相当の軍事力が配備されている。

話題まとめ