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==ガンダリウム合金(Gundarium Alloy) ==
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ガンダリウム合金とは、[[宇宙世紀]]を舞台とした[[ガンダムシリーズ]]と未来世紀(『[[機動武闘伝Gガンダム]]』)及びアフターウォー(『[[機動新世紀ガンダムX]]』)に登場する架空の物質。
  
[[宇宙世紀ガンダムシリーズ]]に登場する架空の物質。
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いずれの作品でも、「ガンダムの装甲材に使われている合金」という点で共通している。
  
本来の名称は「ルナ・チタニウム合金」だが、RX-78-2[[ガンダム]]の装甲に使われた事から有名になり、後にこの名称に改められた。
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== 宇宙世紀のガンダリウム合金 ==
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本来の名称は「ルナチタニウム合金」(月面で精製したチタン系合金の意味)だが、RX-78-2[[ガンダム]]の装甲に使われた事から有名になり、後にこの名称に改められた。
  
「ガンダリウムβ」「同・γ」という発展型も存在するが、書籍ごとに設定説明が異なっている。
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実際の所、『[[機動戦士ガンダム]]』当時は前者の設定だったのが、『[[機動戦士Ζガンダム]]』製作時に資料の紛失で新たに設定が造られてしまったと言われている。
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「ガンダリウムα」「同・β」「同・γ」という発展型も存在するが、資料毎に設定解説内容は異なっている。広く知られる設定はおおまかに以下の通り。
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[[アクシズ]]が独自にルナ・チタニウム合金またはガンダリウム合金を再現・発展させ、開発した合金が「ガンダリウムα」「同・β」「同・γ」であり、αはルナ・チタニウム合金との区別は曖昧か同一のもの。
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後にアクシズから地球圏に帰還した[[クワトロ・バジーナ]]がガンダリウムγの技術を[[アナハイム・エレクトロニクス]]社にもたらす。
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そして同社は[[リック・ディアス]]を開発し、これが[[エゥーゴ]]に提供される。ところが諸々の事情で同じくガンダリウムγ採用の[[マラサイ]]が[[ティターンズ]]に提供され、ガンダリウムγの技術は連邦側にも伝わる事になった。
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加工性や生産性に優れたガンダリウムγは広く普及し、[[グリプス戦役]]では、エゥーゴ・ティターンズ・アクシズ、全ての陣営がガンダリウムγ採用のモビルスーツを運用する事となり、更には第二世代モビルスーツの条件の一つが「ガンダリウムγの採用」と言われるまでとなってグリプス戦役以降は「ガンダリウム合金=ガンダリウムγ」というレベルにまで浸透<ref>つまりグリプス戦役以降の機体にガンダリウムα合金や同β合金を使っている機体は無い、という事。αやβはチタン合金セラミック複合材等の性能指標解説の際に登場するのみとなっている。</ref>した。
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== 未来世紀のガンダリウム合金 ==
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正式名称ガンマ・ユニフィケイショナル・ディマリウム合金(Gamma Unificational Dimalium Amalgam)。ディマリウム合金の一種で、第三種融合ディマリウム精製の過程で偶然発見されたためこう名付けられた。
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月面で産出されるチタンをベースとした合金の一種なので、宇宙世紀と同じく「ルナチタニウム合金」だともいえる。また未来世紀のガンダムの意味の一つに、ガンダリウム合金を用いたモビルスーツ(Gamma UNificational Dimalium Amalgam Mobile-suit)の略称がある。
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ガンダリウム合金はレアメタルハイブリッド多層材(積層材とも)という構造をしており、一つの素材の中で複数の性質を持つ層がその状況に応じて現れてくる。つまり状況や環境の変化に応じて性能が変化する。更にはその形状や色までもが変化することがある。
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またディマリウム系合金は、重力の発生や制御、精神波による干渉を受けて発振や発光する組成が発見され、「精神感応制御」の技術発展に著しい成果をもたらした。精神波の送受信端末(ファイティングスーツのアンテナ)に使用されているほか、モビルファイターが「[[スーパーモード]]」を引き起こすのも、装甲材がガンダリウム合金だからである。
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更にディマリウム系合金は自律した分子構造を持っており、素材自身が設定された条件を記憶すれば、その構造を経年変化することなく維持できる。プログラム次第ではレアメタルハイブリッド多層材のような変化を、まるで生き物の様に行っているようにも見られた。
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精神感応によるメカニックの機能向上や生きているような構造記憶といったディマリウムの特性を研究して生まれたのが[[DG細胞]]である。
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== アフターウォーのルナチタニウム合金 ==
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宇宙世紀に登場する材質と同名だが、名前が同じだけで設定上の関連性は無い。設定としての詳細な記述は少なく、外伝漫画の設定資料集等で大まかな記述があるのみ。
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各ガンダムタイプに使用される装甲材で非常に軽量かつ強固であり、主力MSレベルの火力でも有効打を与える事ができない堅牢さを持つ。[[ガンダムエックス]]はバズーカやマシンガンでは傷一つ付かず、ヒートサーベルを素手で受け止める、[[ベルティゴ]]のビットによるビーム攻撃を数百発耐える等、この装甲材を使用した各ガンダムタイプが通常MSに比べ圧倒的に優位である理由の一つとなっている。
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[[ガンダムエアマスター]]は装甲材以外にバスターライフルにもこの材質を使用しており、通常ビームライフルの半分の重量で威力はそれらを上回る高出力化を実現している。
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ガンダムタイプ以外に[[Gファルコン]]もこの装甲材を使用。大気圏突入可能な耐久性も持っている。
  
 
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
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=== 単独作品 ===
 
;[[新スーパーロボット大戦]]
 
;[[新スーパーロボット大戦]]
:HP+600、装甲+200、運動性−9、移動力−1
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:強化パーツとして登場。HP+600、装甲+200、運動性−9、移動力−1。
:但しバグにより、実際は装甲もマイナスされる。地上編では2つまで入手できるが宇宙編では1つのみ。
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:但し[[バグ (ゲーム)|バグ]]により、実際は装甲もマイナスされる。地上編では2つまで入手できるが宇宙編では1つのみ。
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:なお宇宙編で[[アヤ・コバヤシ|アヤ]]が、月面都市を襲ったバルマーがガンダリウムを奪わなかった事を訝しむシーンがある。
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;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
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:強化パーツにガンダリウム装甲とディマリウム装甲が登場。
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:前者が防御+55、HP+2000。後者が防御+35、HP+1000、戦闘時 気力+1上昇。
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== 余談 ==
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*名前がよく似ている『[[新機動戦記ガンダムW]]』に登場する「ガンダ'''ニュ'''ウム合金」と混同されやすい。
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**「ガンダムに使われていたからその名が付いた」ガンダリウム合金に対し、あちらは「ガンダニュウム合金で作られているからガンダムと言う機体名になった」という設定で、合金名と機体名の因果関係が逆である。
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**さらに『SDガンダムフォース』(SRW未参戦)には「ガンダ'''ミ'''ウム合金」が登場する。
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*『[[SDガンダム外伝]]』のゲームソフトでは、鉱石という設定でアイテムとして登場する。ジークジオン編が原作の『SDガンダム外伝 ラクロアンヒーローズ』では、伝説の武器「炎の剣」の素材であり、円卓の騎士編が原作の『SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語3 伝説の騎士団』では、仲間達の武器や鎧を強化するものという存在である。
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== 脚注 ==
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<!-- == メモ == -->
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== 資料リンク ==
<!-- == 話題まとめ == -->
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*[[GUNDAM:ガンダリウム合金]]
<!-- == 資料リンク == -->
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[[Category:強化パーツ]]
 
[[Category:強化パーツ]]
 
[[Category:機動戦士ガンダム]]
 
[[Category:機動戦士ガンダム]]
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[[Category:機動武闘伝Gガンダム]]

2024年4月28日 (日) 19:39時点における最新版

ガンダリウム合金とは、宇宙世紀を舞台としたガンダムシリーズと未来世紀(『機動武闘伝Gガンダム』)及びアフターウォー(『機動新世紀ガンダムX』)に登場する架空の物質。

いずれの作品でも、「ガンダムの装甲材に使われている合金」という点で共通している。

宇宙世紀のガンダリウム合金[編集 | ソースを編集]

本来の名称は「ルナチタニウム合金」(月面で精製したチタン系合金の意味)だが、RX-78-2ガンダムの装甲に使われた事から有名になり、後にこの名称に改められた。

実際の所、『機動戦士ガンダム』当時は前者の設定だったのが、『機動戦士Ζガンダム』製作時に資料の紛失で新たに設定が造られてしまったと言われている。

「ガンダリウムα」「同・β」「同・γ」という発展型も存在するが、資料毎に設定解説内容は異なっている。広く知られる設定はおおまかに以下の通り。

アクシズが独自にルナ・チタニウム合金またはガンダリウム合金を再現・発展させ、開発した合金が「ガンダリウムα」「同・β」「同・γ」であり、αはルナ・チタニウム合金との区別は曖昧か同一のもの。

後にアクシズから地球圏に帰還したクワトロ・バジーナがガンダリウムγの技術をアナハイム・エレクトロニクス社にもたらす。 そして同社はリック・ディアスを開発し、これがエゥーゴに提供される。ところが諸々の事情で同じくガンダリウムγ採用のマラサイティターンズに提供され、ガンダリウムγの技術は連邦側にも伝わる事になった。

加工性や生産性に優れたガンダリウムγは広く普及し、グリプス戦役では、エゥーゴ・ティターンズ・アクシズ、全ての陣営がガンダリウムγ採用のモビルスーツを運用する事となり、更には第二世代モビルスーツの条件の一つが「ガンダリウムγの採用」と言われるまでとなってグリプス戦役以降は「ガンダリウム合金=ガンダリウムγ」というレベルにまで浸透[1]した。

未来世紀のガンダリウム合金[編集 | ソースを編集]

正式名称ガンマ・ユニフィケイショナル・ディマリウム合金(Gamma Unificational Dimalium Amalgam)。ディマリウム合金の一種で、第三種融合ディマリウム精製の過程で偶然発見されたためこう名付けられた。

月面で産出されるチタンをベースとした合金の一種なので、宇宙世紀と同じく「ルナチタニウム合金」だともいえる。また未来世紀のガンダムの意味の一つに、ガンダリウム合金を用いたモビルスーツ(Gamma UNificational Dimalium Amalgam Mobile-suit)の略称がある。

ガンダリウム合金はレアメタルハイブリッド多層材(積層材とも)という構造をしており、一つの素材の中で複数の性質を持つ層がその状況に応じて現れてくる。つまり状況や環境の変化に応じて性能が変化する。更にはその形状や色までもが変化することがある。

またディマリウム系合金は、重力の発生や制御、精神波による干渉を受けて発振や発光する組成が発見され、「精神感応制御」の技術発展に著しい成果をもたらした。精神波の送受信端末(ファイティングスーツのアンテナ)に使用されているほか、モビルファイターが「スーパーモード」を引き起こすのも、装甲材がガンダリウム合金だからである。

更にディマリウム系合金は自律した分子構造を持っており、素材自身が設定された条件を記憶すれば、その構造を経年変化することなく維持できる。プログラム次第ではレアメタルハイブリッド多層材のような変化を、まるで生き物の様に行っているようにも見られた。

精神感応によるメカニックの機能向上や生きているような構造記憶といったディマリウムの特性を研究して生まれたのがDG細胞である。

アフターウォーのルナチタニウム合金[編集 | ソースを編集]

宇宙世紀に登場する材質と同名だが、名前が同じだけで設定上の関連性は無い。設定としての詳細な記述は少なく、外伝漫画の設定資料集等で大まかな記述があるのみ。

各ガンダムタイプに使用される装甲材で非常に軽量かつ強固であり、主力MSレベルの火力でも有効打を与える事ができない堅牢さを持つ。ガンダムエックスはバズーカやマシンガンでは傷一つ付かず、ヒートサーベルを素手で受け止める、ベルティゴのビットによるビーム攻撃を数百発耐える等、この装甲材を使用した各ガンダムタイプが通常MSに比べ圧倒的に優位である理由の一つとなっている。

ガンダムエアマスターは装甲材以外にバスターライフルにもこの材質を使用しており、通常ビームライフルの半分の重量で威力はそれらを上回る高出力化を実現している。

ガンダムタイプ以外にGファルコンもこの装甲材を使用。大気圏突入可能な耐久性も持っている。

登場作品[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

新スーパーロボット大戦
強化パーツとして登場。HP+600、装甲+200、運動性−9、移動力−1。
但しバグにより、実際は装甲もマイナスされる。地上編では2つまで入手できるが宇宙編では1つのみ。
なお宇宙編でアヤが、月面都市を襲ったバルマーがガンダリウムを奪わなかった事を訝しむシーンがある。
スーパーロボット大戦Operation Extend
強化パーツにガンダリウム装甲とディマリウム装甲が登場。
前者が防御+55、HP+2000。後者が防御+35、HP+1000、戦闘時 気力+1上昇。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 名前がよく似ている『新機動戦記ガンダムW』に登場する「ガンダニュウム合金」と混同されやすい。
    • 「ガンダムに使われていたからその名が付いた」ガンダリウム合金に対し、あちらは「ガンダニュウム合金で作られているからガンダムと言う機体名になった」という設定で、合金名と機体名の因果関係が逆である。
    • さらに『SDガンダムフォース』(SRW未参戦)には「ガンダウム合金」が登場する。
  • SDガンダム外伝』のゲームソフトでは、鉱石という設定でアイテムとして登場する。ジークジオン編が原作の『SDガンダム外伝 ラクロアンヒーローズ』では、伝説の武器「炎の剣」の素材であり、円卓の騎士編が原作の『SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語3 伝説の騎士団』では、仲間達の武器や鎧を強化するものという存在である。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. つまりグリプス戦役以降の機体にガンダリウムα合金や同β合金を使っている機体は無い、という事。αやβはチタン合金セラミック複合材等の性能指標解説の際に登場するのみとなっている。

資料リンク[編集 | ソースを編集]