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:「ギガノスの蒼き鷹」の異名を持つ。
 
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2023年4月3日 (月) 21:18時点における版

は、動物界脊椎動物門鳥綱に属する生物群の総称。

概要

前肢が変化した翼を持ち、一部の種を除いていずれも高い飛翔能力を持つのが大きな特徴。爬虫類と同じ竜弓類に属し、鳥類も恐竜より進化したものとされる[1]

現在の地球上における空の生態系ニッチの頂点に位置し、人類にとっても身近な存在でありその文化にも影響を与えている。多くの文化圏で天空=の使いとされ、様々な伝承を生んでいる他、現代の航空機においても鳥をネーミングモチーフにした機体は数多存在する。

SRWと関連した鳥

実在する鳥

アホウドリ(信天翁)
ミズナギドリ目アホウドリ科キタアホウドリ属。英語名はアルバトロス。海鳥の一種で、体が大きいため助走をつけないと飛行できない。警戒心が全く無く、人懐っこい性格ゆえに乱獲されたため、このような不名誉な和名が冠せられた。乱獲による個体数の激減により、現在は種の保存法により狩猟が禁止されている。
オウム(鸚鵡)
オウム目オウム科の総称。鳥類の中では高い知能を持つことで知られ、人間の言葉を覚える習性があり喋った事をそのまま返す「オウム返し」の語源となった。鮮やかな色彩の体色を持つものが多く愛玩用としても人気が高いが、そのために乱獲され多くの種が絶滅の危機に瀕している。
カラス(烏、鴉)
スズメ目カラス科に属する鳥類の総称。英語名クロウ、はラテン語名はコルニクス、スペイン語名はクエルボ。死体やゴミなども食べる雑食性の鳥であり、生態系においては分解者の役を担う。非常に知能が高く、人間の道具を加工して利用するほどの知性を有する。多くのカラスは羽毛が真っ黒であり、美しい黒髪を表す「烏の濡れ羽色」の語源となっている。人間にとっても身近な鳥であることから、不吉や死、知恵の象徴などとして扱われることが多い。ちなみに後述の「白鷺城」姫路城に対し、黒一色の岡山城は「烏城」と称される。
ワタリガラス(渡鴉)
スズメ目カラス科に属するカラスの一種。英語名はレイヴン。現存するカラス類では最大種とされる。
カナリア(金糸雀)
スズメ目アトリ科カナリア属の鳥。フィンチと呼ばれる鳥の一種で、北大西洋の島に住む原種を愛玩用に改良したものが知られる。古くからその愛らしい容姿と囀り声から人気が高い鳥であり、西城八十の童謡やサッカーブラジル代表の異名などで知られる。また、毒ガスに対する反応が鋭敏なため、古くは炭鉱で検知器代わりに飼われていた事から、眼に見えぬ危機を知らせるための前兆や斥候のことを「炭鉱のカナリア」と呼んだりする。
キジ(雉)
キジ目キジ科キジ属。英語名はフェザント。メスは地味な体色だがオスは派手な色合いの山鳥で、日本の国鳥としても知られる。桃太郎退治で犬、猿と共に活躍したことで広く知られている。肉が非常に美味であり狩猟鳥としての人気が高い。
クジャク(孔雀)
キジ目キジ科クジャク属の総称。英語ではピーコック。ギリシャ語ではタオース。雄は大きく鮮やかな飾り羽を有し、これを扇状に展開して求愛アピールを行う。そのシンボリックな外見からギリシアでは女神ヘラの象徴とされ、仏教では孔雀明王の化身とされるなど人類の文化にも深く関わっている。非常に毒耐性が強く、蛇やサソリなど猛毒がある生物を好んで捕食するのも特徴で、その生命力の高さと食性の多様さから飼育・愛玩用としても人気が高いが、一方で飼育下のクジャクが逃げ出し生態系を破壊するなど環境問題にもなっている。
コウノトリ(鸛)
コウノトリ目コウノトリ科コウノトリ属、英語名はストーク。赤ん坊を運んでくるという伝説で有名な渡り鳥だが、正確にはこれらはコウノトリではなく近縁種のシュバシコウを指している。漢字表記は朱嘴鸛でくちばしが赤いコウノトリの意味。かつては両者は同種として扱われておりストークの和名がコウノトリとされていた。
コンドル
タカ目コンドル科に属する猛禽類の総称。世界の猛禽の中でも最大の体躯を有する。ハゲタカの別名で知られる死肉を食する分解者。ハゲタカの英語名はヴァルチャー(バルチャー)。死肉や血による汚損を防ぐため頭部に羽毛を持たないのが特徴で、「ハゲタカ」の名もその外見から由来する。嗅覚を持たない種が多くを占める鳥類において本種はその食性故に非常に嗅覚が発達しており、ガス会社がガス漏れ検知の為に飼育していた事もあったという。
サヨナキドリ(小夜啼鳥)
スズメ目ヒタキ科に属する鳥類。英語名はナイチンゲール。西洋鶯とも言われる愛らしい鳴き声の小鳥。その名の通り夕暮れ時や早朝に啼く。
シラサギ(白鷺)
ペリカン目サギ科に属する鳥類のうち体色の白いものを指す。英語名はイーグレット。水辺で魚やカエルなどを捕食する純白の鳥。その美しい白い羽根から、兵庫県の世界遺産・姫路城の異名の一つとして知られる。
タカ(鷹)
タカ目タカ科に属する猛禽類の総称。英語名はホーク、ドイツ語名はファルケ。人間の数倍の視覚を持つ肉食性の鳥で、古来より狩猟にも使用されていた空の狩人。そのどう猛さ故、好戦的な派閥の事をタカ派と呼ぶ。
チドリ(千鳥)
チドリ目チドリ科に属する小鳥の総称。英語名はプラヴァー。日本では渡りの中継点として春、秋に多くの種が飛来する。干潟や湿原を好み、ジグザグに歩く習性から「千鳥足」の語源となった。日本では戦国武将・立花道雪が雷を切ったという伝承のある刀「千鳥」の語源として知られる。
ツグミ(鶫)
スズメ目ヒタキ科ツグミ属。。東アジア一帯に生息する雑食性の渡り鳥。
ツバメ(燕)
スズメ目ツバメ科ツバメ属。英語名はスワロー。2本の長い尾羽(「燕尾服」の語源)が特徴的な渡り鳥で、軒先などに営巣する。時速70㎞を超える飛翔速度から「速いもの」の例えとして知られており、その速度で空中を翔ぶ虫を捕食する。
なお高級食材「ツバメの巣」を作るアナツバメや世界最速のハリオアマツバメは、外見が似ているだけで系統的な繋がりは持たない。
トキ(朱鷺)
ペリカン目トキ科の総称。英語名はアイビス。鶴や鷺に近い生態を有する大型の鳥であったが、乱獲と自然破壊により激減。日本の野生種トキは2003年に絶滅、現在は中国の一部に生息しているのみとなっている[3]。その白と赤のカラーリングから日本の象徴とされ、学名も「ニッポニア・ニッポン」と名付けられている。
トビ(鳶)
タカ目タカ科に属する猛禽類のうち「トビ」と名のつくものの総称。別名で「トンビ」とも。英語名はカイト。輪を書いて囀りながら飛ぶ習性で知られる。日本では最初の天皇とされる神武天皇が金色のトビを連れていたという伝説で有名。猛禽類の中でも人里に適応しやすく人間にとっても身近の存在であることから「カイト」が凧の英名となっていたり、「鳶が鷹を生む」などといった諺も生まれている。
ハクチョウ(白鳥)
カモ目カモ科に属する水鳥類。英語名はスワン。その名の通り純白の羽毛で有名な渡り鳥であり、冬の象徴とされる。神話・伝承でも神の使いや美しいお姫様が魔法で替えられた姿とされたりする。有名な童話の通りに、ヒナの時にはくすんだ灰色の毛並みをしている。なお、水面下では諺のようにバタ足をしているわけではなく、方向転換の時に掻いて動かすだけである(羽毛の中に空気をため込んでいるため、油や界面活性剤に非常に弱い)。
ハチドリ(蜂鳥)
アマツバメ目ハチドリ科の総称。英語名はハミングバード。現存する最も小型の鳥類であり、空中でホバリング移動を行いながら花の蜜を吸う習性を持つ。その小さな体で飛行するために、1日に自身の体重以上の量の蜜を摂取しないと餓死してしまう。
ハヤブサ(隼)
ハヤブサ目ハヤブサ科の総称。英語名はファルコンおよびペレグリン、ドイツ語名はヴァンダーファルケ。最高時速200㎞を超える急降下により獲物を捕食する肉食の鳥。その外見故に長らくタカの一種だと考えられており、鷹狩用に飼育されてきたが、後の研究により猛禽類とは系統的繋がりが無い事が判明している。
ヒクイドリ(火喰鳥)
ヒクイドリ目ヒクイドリ科ヒクイドリ属の総称。ロシア語名はクワッサリー。飛翔能力を持たないものの、小型肉食恐竜の名残を残す鋭利に尖った蹴爪は大型の哺乳類すら殺傷する威力を有し、世界一凶暴な鳥とも呼ばれる。
フクロウ(梟)
フクロウ目の総称であり、特に説明なくフクロウと呼ばれる場合はフクロウ科フクロウ属のウラルフクロウを指す。大きな頭部を持つ猛禽で、全く音を立てない特殊な風切り羽根を持ち、無音で獲物を狩る。多くは夜行性。目の上に眉毛のような部位がある個体はミミズクと呼ばれる。古くからその巨大な頭部と高い知能故に「知恵の象徴」とされ、ギリシア神話の知恵の女神アテナの愛鳥とされたり、北海道のアイヌ民族は神の使いとして崇拝したりと、民俗学とも深い関わりがある。一方で、肉食であることから、「梟雄」などの悪いイメージを取られることも。ペット用として飼育するには許可が必要。
ペンギン(人鳥)
ペンギン目ペンギン科の総称。全種が南半球に生息し、飛翔能力を持たない代わりに水中への高い適応力を持つ。ペンギン=南極のイメージが強いが、実際に南極大陸で一生を過ごすのはコウテイペンギンとアデリーペンギンの2種のみである。
モズ(百舌鳥)
スズメ目モズ科モズ属の総称。英語名はシュライク。ドイツ語名はヴュルガー(ビルガー)。「小さな猛禽」と称される肉食の鳥で、捕まえた獲物を保存食として木のてっぺんに突き刺す「モズのはやにえ」という習性を持つ。
ワシ(鷲)
タカ目タカ科に属する猛禽類のうち「ワシ」と名のつくものの総称。英語名はイーグル、ドイツ語名はアードラー、スペイン語名はアギラ、ラテン語名はアクイラ。実際にはタカとワシとに生態的な違いは殆どなく大型の種がワシ、小型の種がタカと呼ばれているに過ぎない。古来より最強の空の捕食者として、多くの国で空の神、権力の象徴とされ、ライオンなどと同じく紋章の題材にされてきた。
ハクトウワシ(白頭鷲)
タカ目タカ科に属するワシの一種。大型で翼長は2mにも達する。アメリカ合衆国の国鳥としても知られる。

伝説上の鳥

ガルーダ
インド神話に登場する半人半鳥の神。迦楼羅(カルラ)とも。日常的にを食べるという鳥の王。
グリフォン
ギリシア神話他、様々な神話に登場する鷲(あるいは鷹)の翼と上半身、ライオンの下半身をもつ動物。宝物を守護する習性がある。ラテン語ではグリュプス(グリプス)。ドイツ語ではグライフ
魔法騎士レイアース』では作中の登場人物が騎乗する生物として登場。
機動警察パトレイバー』ではグリフォンの名前の由来とされる。
機動戦士Ζガンダム』ではスペースコロニー・グリーンノア2の別名グリプス及びそれを転用したコロニーレーザー・グリプス2、グリプス戦役の名前の由来とされる。
バンプレストオリジナルではクラール・グライフ悠凪・グライフの名前の由来とされる。
朱雀
四神の一角で南方を守護する朱い鳥。
フェニックス
ギリシア神話に登場する不死の鳥。ゴエティアの悪魔の1柱としても数えられる。
鳳凰
中国神話に登場する霊鳥。フェニックスと混同、あるいは同一視される場合もある。
八咫烏
日本神話に登場する導きの神。太陽を表す「金烏」と同一視され、三本足の姿が知られている。

創作上の鳥

フッケバイン
ヴィルヘルム・ブッシュの児童文学『ハンス・フッケバイン』に登場する悪戯好きのカラス。英語発音ではヒュッケバイン
未完成に終わったナチスドイツの戦闘機・Ta183Aのニックネームでもあり、バンプレストオリジナルヒュッケバインの名称もこれを由来としている。

鳥に縁があるメカ等

鳥型に変形する機体の多くは、他機体を蹴爪で掴んで飛行したり、サブフライトシステムのように上に別機体が乗ったりするケースが多い。

ライディーン
鳥型の飛行形態「ゴッドバード」への変形能力を持つ。
トライダーG7
胸部のシンボルから発生した鳥を象ったオーラを纏って敵に突撃する「トライダー・バード・アタック」を必殺技とする。
ビルバイン
鳥型に変形できる。
ウイングガンダムウイングガンダムゼロレイダーガンダム
バード形態と呼ばれる鳥型の高速移動形態を有する。
光武二式 (レニ機)
パイロットのレニが『青い鳥』でチルチルを演じた事から、必殺技「ブラウアー・フォーゲル」(ドイツ語で「青い鳥」)を使用する。
『X-Ω』では「青い鳥」のアビリティが採用されている。
ビッグヴィヌス
背面部に翼をもがれたような接続用ソケットがあり、この機体を見たR・ドロシー・ウェインライトロジャー・スミスはそれぞれ「翼をもがれた鳥」「鳥へと進化する前の獣」と評した。
サイバスター
鳥型の飛行形態「サイバード」への変形能力を持つ。本機がモデルと思わしいア・ゼルス版サイバスターも鳥型形態での突撃技「アカシックドライブ」を所持。
シュロウガ
黒鳥形態での突撃技「レイ・バスター」を所持。
ヒュッケバイン
二つ名は「凶鳥」。ヒュッケバインシリーズが負わされた悲劇を象徴するエピソードの1つ、『第2次OG』第45話のサブタイトルは「凶鳥は三度死ぬ」。
ビルトラプター
ラプターは英語で「猛禽」を意味する。
ゲイム・システム
OGシリーズ」に登場する技術で、ゲイムは英語で「猟鳥」を意味する。
ラッシュバード / ストレイバード
共に鳥をモチーフとしている。

鳥に縁があるキャラクター

怪鳥将軍バーダラー
ミケーネ帝国7つの軍団の1角で鳥型戦闘獣を率いる将軍。
トリィ
アスラン・ザラが製作しキラ・ヤマトに贈った鳥型ロボット。
ムウ・ラ・フラガ
「エンデュミオンの鷹」の異名を持つ。
バルサム・アーレンド
「アルテミスの荒鷲」を勝手に名乗る。
マイヨ・プラート
「ギガノスの蒼き鷹」の異名を持つ。
渡部クラマ
鳥型の魔神・空神丸を駆る鳥人間のような姿をした青年。もとは人間であったがドアクダーの魔界力により鳥の姿へと変えられた。
真宮寺さくら
歌謡ショウ』版の『青い鳥』で青い鳥を演じ、「ブルーバード」という歌曲も歌っている。
神崎すみれ
彼女の長刀の流派である神崎風塵流は前述の孔雀之舞だけでなく鳳凰、連雀、不死鳥と鳥に関連した必殺技が多い。
アイリス
『2』とドラマCDと『歌謡ショウ』にて、『青い鳥』でミチルを演じた。
李紅蘭
中国人の科学者であり、『1』と『2』では必殺技で朱雀を含めた四神型のロボットを使用する。
レニ・ミルヒシュトラーセ
『2』とドラマCDと『歌謡ショウ』にて、『青い鳥』でチルチルを演じ、特に『2』では彼女の精神面において多大な影響を及ぼした。
また、ドラマCDでは『幸福の王子』でツバメも演じている。
ブレスフィールド・アーディガン
「タカの目」の異名を持つ。

関連項目

恐竜
天使

脚注

  1. ただし、外見が似ている翼竜とは系統的な繋がりは持っていない。
  2. X-Ω』では、光武二式 (さくら機)に同名のアビリティが採用されている。
  3. 日本でも中国種が導入され、佐渡島で飼育・放鳥されている。