「スーパーヒーロー作戦」の版間の差分

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
PSでリリースされたRPG作品。原型となっている作品は『[[ヒーロー戦記]]』及び『ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦』で、[[ガンダムシリーズ]]と特撮作品がクロスオーバーしたストーリーとなっている。本作のストーリーの特徴は、『[[新機動戦記ガンダムW]]』中心の新西暦195年と、『ウルトラマン』中心の新西暦155年を行き来することである。
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PSでリリースされたRPG作品。「『[[ヒーロー戦記]]』と『ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦』を今作ったら面白いんじゃないか」という発想から制作されており<ref>双葉社『スーパーヒーロー作戦 特捜ファイル』154頁。</ref>、[[ガンダムシリーズ]]と特撮作品がクロスオーバーしたストーリーとなっている。本作のストーリーの特徴は、『[[新機動戦記ガンダムW]]』中心の新西暦195年と、『ウルトラマン』中心の新西暦155年を行き来することである。
  
本作は[[αシリーズ]]で重要な位置を占める二人の人物、[[イングラム・プリスケン]]及び[[ユーゼス・ゴッツォ]]の初出作品であり、設定上も[[αシリーズ]]と深い関わりを持っている。作品の系列としては『[[新スーパーロボット大戦]]』、『[[スーパーロボットスピリッツ]]』の次に当たる作品(但し時系列で繋がっているわけではなく、[[平行世界]]の関係にあるとのこと)で、『[[超機大戦SRX]]』のシリーズ展開を見越し、[[αシリーズ]]へのステップとして製作された作品と位置づけられる。
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本作は[[αシリーズ]]で重要な位置を占める二人の人物、[[イングラム・プリスケン]]及び[[ユーゼス・ゴッツォ]]の初出作品であり、設定上もαシリーズと深い関わりを持っている。作品の系列としては『[[新スーパーロボット大戦]]』、『[[スーパーロボットスピリッツ]]』の次に当たる作品だが、時間軸は合っていない<ref>『特捜ファイル』157頁。</ref>。
  
 
後述するような戦闘システムの問題に加えて、シナリオ内の原作再現と独自展開のバランスの悪さが相まって評判は芳しくない。
 
後述するような戦闘システムの問題に加えて、シナリオ内の原作再現と独自展開のバランスの悪さが相まって評判は芳しくない。
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:本作の[[ラスボス]]。本作ではバード星から派遣された銀河連邦警察の一員として登場し、若々しい素顔を見せてくれる。しかし、作品中盤でETF(凶悪[[異星人]]の連合組織)の侵攻に巻き込まれ瀕死の重症を負い、以後は[[αシリーズ]]でお馴染みの仮面を被った姿となる。
 
:本作の[[ラスボス]]。本作ではバード星から派遣された銀河連邦警察の一員として登場し、若々しい素顔を見せてくれる。しかし、作品中盤でETF(凶悪[[異星人]]の連合組織)の侵攻に巻き込まれ瀕死の重症を負い、以後は[[αシリーズ]]でお馴染みの仮面を被った姿となる。
 
;[[ブルックリン・ラックフィールド]]、[[クスハ・ミズハ]]、[[リョウト・ヒカワ]]、[[レオナ・ガーシュタイン]]
 
;[[ブルックリン・ラックフィールド]]、[[クスハ・ミズハ]]、[[リョウト・ヒカワ]]、[[レオナ・ガーシュタイン]]
:データセーブ担当のオペレーターとして、[[α]]に先駆け登場。尚本作においては、イングラムはアヤでなく、クスハとレオナのどちらかにフラグを立てかける。
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:データセーブ担当のオペレーターとして、『[[α]]』に先駆け登場。尚本作においては、イングラムはアヤでなく、クスハとレオナのどちらかにフラグを立てかける。
  
 
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2020年7月16日 (木) 18:28時点における版

スーパーヒーロー作戦
シリーズ コンパチヒーローシリーズ
開発元 バンプレスト
日本メディアプログラミング
発売元 バンプレスト
対応機種 プレイステーション
プロデューサー 寺田貴信
ディレクター 咲山智尚
シナリオ 山辺康男
寺田貴信
咲山智尚
キャラクターデザイン 河野さち子
メカニックデザイン カトキハジメ
音楽 新保茂行
主題歌 「スーパーヒーロー作戦!」
「輝け! スーパーヒーロー」
発売日 1999年1月28日
価格 6800円
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スーパーヒーロー作戦』は「コンパチヒーローシリーズ」のゲーム作品。

概要

PSでリリースされたRPG作品。「『ヒーロー戦記』と『ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦』を今作ったら面白いんじゃないか」という発想から制作されており[1]ガンダムシリーズと特撮作品がクロスオーバーしたストーリーとなっている。本作のストーリーの特徴は、『新機動戦記ガンダムW』中心の新西暦195年と、『ウルトラマン』中心の新西暦155年を行き来することである。

本作はαシリーズで重要な位置を占める二人の人物、イングラム・プリスケン及びユーゼス・ゴッツォの初出作品であり、設定上もαシリーズと深い関わりを持っている。作品の系列としては『新スーパーロボット大戦』、『スーパーロボットスピリッツ』の次に当たる作品だが、時間軸は合っていない[2]

後述するような戦闘システムの問題に加えて、シナリオ内の原作再現と独自展開のバランスの悪さが相まって評判は芳しくない。

戦闘時は一応ボイスがある。特撮作品のキャラクターたちは変身時のムービーが本編映像を使用する形で挿入されているため、エンドクレジットには「出演」として声優陣とは分けて記載されている。特撮キャラのサムネイルはアニメ調(非写実的)で描かれ、アニメ作品との差異を減らしている。

戦闘システムと難易度

本作は前述の通りRPGであるが、スーパーロボット大戦に近いシナリオ制を採用しており、特定のイベントを発生させることで次のシナリオへと展開が進んでいく(「第○話」という形で明確に区切られているわけではない)。

戦闘システムは『ヒーロー戦記』のものを踏襲しており、敵に攻撃・及び敵を倒すことで一定値が回復するリソース「TP」を採用している。更にTPが満タンの状態で攻撃していくと、追加ゲージである「ATP」が蓄積していき、ATPを蓄積して放つ必殺技はTP消費の場合より強力な一撃となる。

……ただし正直なところ、ATPを使用しなければならない事態はそうそう生じない。各マップ中には建物の影になって見えない場所等に強力なアイテムが隠されていることが多く、それをきちんと回収して攻撃力・防御力を補強しておけばボス格の敵にも苦労することは殆ど無い(また、ATP攻撃自体も触れ込みほどに強力というわけではない点も原因の一つ)。

逆に、強化不能な初出キャラクターのイベント戦は致死率が極めて高かったりと、戦闘バランスはいささか不親切な設定になっている。

参戦作品

主な登場人物

イングラム・プリスケンヴィレッタ・プリスケン
本作の主人公。本作は時空を彷徨う存在となる前の彼らなので、αシリーズで見せるような黒い側面は見られず、失われた記憶を少しずつ取り戻していくという主人公らしい主人公としての道を歩む。尚、本作では主人公を男女から選択でき、ヴィレッタは女で始めた場合の主人公。そのため、姓は「プリスケン」となっている。
リュウセイ・ダテライディース・F・ブランシュタインアヤ・コバヤシ
SRXチームの面々。原作中盤で参戦し、イングラムと行動を共にする。イングラムは本作でリュウセイ達と共闘した記憶を持ったまま、後に時空を彷徨う存在となる。
ユーゼス・ゴッツォ
本作のラスボス。本作ではバード星から派遣された銀河連邦警察の一員として登場し、若々しい素顔を見せてくれる。しかし、作品中盤でETF(凶悪異星人の連合組織)の侵攻に巻き込まれ瀕死の重症を負い、以後はαシリーズでお馴染みの仮面を被った姿となる。
ブルックリン・ラックフィールドクスハ・ミズハリョウト・ヒカワレオナ・ガーシュタイン
データセーブ担当のオペレーターとして、『α』に先駆け登場。尚本作においては、イングラムはアヤでなく、クスハとレオナのどちらかにフラグを立てかける。

主な登場メカ

アールガン
SRXR-1R-2R-3
アルブレード

用語

TDF
地球防衛軍の略称。新西暦155年では真っ当な軍事機関として描かれるが、新西暦195年では特殊部隊OZを除いて腐敗した機関として描かれ、呆気なくネオバディムに敗退する。
ETF
地球侵略を目論む宇宙人の連合体。
銀河連邦警察
銀河連邦の警察機構。地球人を蔑視する風潮があり、太陽系を「巨大な牢獄」として扱う。
余談だが、奇しくも後年の劇場映画『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』においても、本作と同様に実質的な敵対勢力としてスペースショッカーの野望に加担してしまう行動に出ている(全宇宙規模で大規模な被害を出していたスペースショッカーを殲滅する為に地球を切り捨てざるをえなかったという事情は有るのだが)。
バディム
新西暦155年にて、ネロス帝国(『超人機メタルダー』の敵組織)が、TDFとETFの残党を吸収した巨大組織。
ネオバディム
新西暦195年における反TDF組織。当初はモビルスーツを主力としていたが、後に怪獣・怪人を主力に据える。
ガイアセイバーズ
TDF第2独立遊撃部隊。後半からイングラムないしはヴィレッタが所属する。

商品情報

コミックス

脚注 

  1. 双葉社『スーパーヒーロー作戦 特捜ファイル』154頁。
  2. 『特捜ファイル』157頁。