「闇の帝王」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
13行目: 13行目:
  
 
=== [[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]] ===
 
=== [[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]] ===
[[ミケーネ帝国]]の支配者で、三千年前にアレス王国を征服し、そこで得た人材を活用しミケーネ王国をも支配し、一大強国「'''[[ミケーネ帝国]]'''」を作り上げた。その姿を現したのは第21話「怒りの指令!! 姿を見せた闇の帝王!!」から。その姿は巨大な火炎に顔の模様がある。
+
[[ミケーネ帝国]]の支配者で、三千年前にアレス王国を征服し、そこで得た人材を活用してミケーネ王国をも支配し、一大強国「'''[[ミケーネ帝国]]'''」を作り上げた。闇の帝王が姿を現したのは、第21話「怒りの指令!! 姿を見せた闇の帝王!!」から。その姿は、巨大な火炎に顔の模様がある。
  
その力とカリスマは絶対的であり、かつて敵対した[[暗黒大将軍]]や、[[地獄大元帥]]さえ従えるほど。[[7つの軍団]]を率いて地上支配に乗り出した。しかし、[[グレートマジンガー]]と[[マジンガーZ]]により軍の中枢を担う将軍や長官が全滅したため、自身は地上へと通じる通路を塞いで眠りについた。
+
闇の帝王の力とカリスマは絶対的であり、かつて敵対した[[暗黒大将軍]][[地獄大元帥]]さえも従えるほど。[[7つの軍団]]を率いて地上支配に乗り出した。しかし、[[グレートマジンガー]]と[[マジンガーZ]]によって軍の中枢を担う将軍や長官が全滅したため、自身は地上へと通じる通路を塞いで眠りに就いた。
  
 
=== その後 ===
 
=== その後 ===
『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』本編では闇の帝王との決着が付く事はなく、その後続編として検討されていた『ゴッドマジンガー』(80年代のアニメ作品とは別)の企画段階で闇の帝王と決着を付けるはずだった(その決着は[[兜甲児]]と[[マジンカイザー|マジンガーZの後継機]]による)が、この案はなくなった。企画では闇の帝王の正体は、宇宙人の子孫である科学者の集団という予定だった。
+
『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』本編では闇の帝王との決着が付く事はなく、その後[[続編]]として検討されていた『ゴッドマジンガー』(1980年代のアニメ作品とは別)の企画段階で闇の帝王と決着を付けるはずだった(その決着は[[兜甲児]]と[[マジンカイザー|マジンガーZの後継機]]による)が、この案はなくなった。また、企画段階における闇の帝王の正体は「'''[[宇宙人]]の子孫である[[科学者・技術者|科学者]]の集団'''」という設定だった。
  
団龍彦氏による小説作品『スーパーロボット大戦』での本名は「'''ギャラハン'''」。精神エネルギー体で、未来で[[デューク・フリード]]の子孫のシオン・フリードが操縦する[[グレンダイザー]]を倒し、機体を乗っ取った。ネットワークシステムをハッキングして[[地球]]征服を成し遂げるが、マジンガーチームへの復讐心を忘れておらず、さらに過去のミケーネへと戻るためにタイムマシンを求めて、未来の世界で暗躍する。そして望みどおりに時間を渡る能力を手に入れるが、それによって過去から来たマジンガーチームの[[兜甲児]]と[[剣鉄也]]と、[[ゲッターチーム]]の[[流竜馬]]らに追い詰めらて[[タイムスリップ|過去に逃亡]]。[[Dr.ヘル]]の自我が目覚めたデビルマジンガーの暴走で[[グレンダイザー]]が倒され、自身の精神エネルギーをエネルギー吸収能力で吸われて呆気なく死亡した。一応、死亡したのは未来の次元の闇の帝王なので、現在の闇の帝王は健在と思われるが、甲児達が未来を知った事により、ネットワークへのハッキングによる世界征服は不可能となる事がエピローグで示唆されている。
+
団龍彦氏による[[小説|小説作品]]『スーパーロボット大戦』での本名は「'''ギャラハン'''」。精神エネルギー体で、未来で[[デューク・フリード]]の子孫であるシオン・フリードが操縦する[[グレンダイザー]]を倒し、機体を乗っ取った。ネットワークシステムをハッキングして[[地球]]征服を成し遂げるが、マジンガーチームへの復讐心を忘れておらず、さらに過去のミケーネへと戻るためにタイムマシンを求めて、未来の世界で暗躍する。そして、望みどおりに時間を渡る能力を手に入れるが、それによって過去から来たマジンガーチームの[[兜甲児]]と[[剣鉄也]]と、[[ゲッターチーム]]の[[流竜馬]]らに追い詰めらて[[タイムスリップ|過去に逃亡]]。[[Dr.ヘル]]の自我が目覚めたデビルマジンガーの暴走で[[グレンダイザー]]が倒され、自身の精神エネルギーをエネルギー吸収能力で吸われて呆気なく死亡した。なお、一応死亡したのは未来の次元の闇の帝王なので、現在の闇の帝王は健在と思われるが、「甲児達が未来を知った事によって、ネットワークへのハッキングによる世界征服は不可能となる」事がエピローグで示唆されている。
  
桜多吾作の漫画版『[[UFOロボ グレンダイザー]]』においても序盤で登場。[[地球]]を襲撃してきた[[ベガ星連合軍]]に対抗する為、[[デューク・フリード|デューク]]に共同戦線を持ちかけるが、それに応じてデューク達が来訪した際に[[ベガ星連合軍]]の襲撃を受け、闇の帝王の本体である「'''脳と心臓の入った培養ケース'''」を安全な場所へ運び出そうとした時、[[兜甲児|甲児]]がうっかり落としてしまい死んでしまう、なんとも情けない最期を遂げてしまった。ただし、甲児はかつての敵であるミケーネとの共同戦線には難色を示しており、闇の帝王の事も父と鉄也(桜多吾作版では[[グレートマジンガー (桜多吾作版)|前作]]のラストで死亡)の仇と憎んでいた。そのため、'''うっかりを装って甲児が意図的に闇の帝王を殺した'''と受け取る事も出来、甲児も本当にうっかりだったのか、闇の帝王を自らの意思で抹殺したのか自分でも判断が付かなかった。
+
桜多吾作氏の[[漫画|漫画版]]『[[UFOロボ グレンダイザー]]』においても序盤で登場。[[地球]]を襲撃してきた[[ベガ星連合軍]]に対抗する為、デュークに共同戦線を持ちかけるが、それに応じてデューク達が来訪した際に[[ベガ星連合軍]]の襲撃を受け、「闇の帝王の本体である『'''脳と心臓が入った培養ケース'''』を安全な場所へ運び出そうとした際に、[[兜甲児|甲児]]がうっかり落としてしまった所為で死んでしまう」という、なんとも情けない最期を遂げてしまった。ただし、甲児はかつての敵であるミケーネとの共同戦線には難色を示しており、闇の帝王の事も[[兜剣造|父]]と鉄也(桜多吾作版では[[グレートマジンガー (桜多吾作版)|前作]]のラストで死亡)の仇と憎んでいた。そのため、「甲児は'''うっかりを装って甲児が意図的に闇の帝王を殺した'''」と受け取る事も可能であり、甲児自身もまた「本当にうっかりだったのか、闇の帝王を自らの意思で抹殺したのか」は自分でも判断が付かなかった。
  
漫画『デビルマン対闇の帝王』では「混沌の次元」にて魔神と戦っている冥府の神「'''ハデス'''」として登場。冥府へと攻め入り、妻ペルセフォネを殺害したデビルマン=不動明を憎悪するが、後に部下である地獄大元帥が大敗したとの報を受け、彼を利用して魔神とぶつけようと策略を巡らす。
+
漫画『デビルマン対闇の帝王』では、「混沌の次元」にて魔神と戦っている冥府の[[神]]「'''ハデス'''」として登場。冥府へと攻め入り、妻ペルセフォネを殺害したデビルマン=不動明を憎悪するが、後に部下である地獄大元帥が大敗したとの報を受け、彼を利用して魔神とぶつけようと策略を巡らす。
  
 
=== [[真マジンガー 衝撃! Z編]] ===
 
=== [[真マジンガー 衝撃! Z編]] ===
34行目: 34行目:
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
:[[鋼鉄ジーグ]]の体内に隠された銅鐸に記してある「地獄の帝王」(の片割れ)として扱われており、[[ヒミカ|女王ヒミカ]]の力で復活、ミケーネ帝国の支配者として登場する。復活時に何故か最終シナリオのマップBGM「バラルの園」がゲーム中で初めて流れる。
+
:[[鋼鉄ジーグ]]の体内に隠された銅鐸に記してある「地獄の帝王」(の片割れ)として扱われており、[[ヒミカ|女王ヒミカ]]の力で復活、ミケーネ帝国の支配者として登場する。復活時に何故か最終シナリオのマップ[[BGM]]「バラルの園」がゲーム中で初めて流れる。
:本人の[[能力]]値は[[HP]]200000、[[HP回復]](大)、[[EN回復]](大)、[[分身]]、撃墜数"666"と、その名に相応しい能力値。分身するので[[精神コマンド]][[必中]]は絶対必要。全力で相手にしよう。
+
:闇の帝王本人の[[能力]]値は[[HP]]200000、[[HP回復]](大)、[[EN回復]](大)、[[分身]]、撃墜数"666"と、その名に相応しい能力値。分身するので[[精神コマンド]][[必中]]は絶対必要。全力で相手にしよう。
:本人は超能力、底力持ちで全体攻撃のダークネスファイヤーが射程1から、地形適応がSなのとサイズ差補正、回復能力のおかげで[[サザビー]]よりも厄介。
+
:また、闇の帝王本人は[[超能力]]&[[底力]]を持ち、[[地形適応]]が「S」、[[サイズ差補正無視]]持ち、回復能力のおかげで[[サザビー]]よりも厄介である。[[全体攻撃]]の「ダークネスファイヤー」が[[射程]]1~10と強力である。
:[[特殊技能]]のおかげでメリメリ気力が上がるので[[脱力]]で分身を封じるより、スーパーロボットの[[熱血]][[必中]][[覚醒]]コンボによる波状攻撃で短期決戦を狙おう、下手に長引くと詰みかねない。
+
:さらに、[[特殊技能]]のおかげでメリメリ[[気力]]が上がるので、[[脱力]]で分身を封じるよりも、スーパーロボットの[[熱血]][[必中]][[覚醒]]コンボによる波状攻撃で短期決戦を狙おう。下手に長引くと詰みかねない。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
 
:地球・宇宙ルート第48話「失われた者たちへの鎮魂歌」で、[[ムゲ・ゾルバドス]]により復活。能力値はHP70000と低いが、[[分身]]と、ダークネスファイヤーが[[精神コマンド]]禁止の追加効果があるので、真っ先に倒そう。
 
:地球・宇宙ルート第48話「失われた者たちへの鎮魂歌」で、[[ムゲ・ゾルバドス]]により復活。能力値はHP70000と低いが、[[分身]]と、ダークネスファイヤーが[[精神コマンド]]禁止の追加効果があるので、真っ先に倒そう。
43行目: 43行目:
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z]]([[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|時獄篇]]/[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|天獄篇]])
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z]]([[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|時獄篇]]/[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|天獄篇]])
:本人が登場しているわけではないが、[[ハーデス神]]が撃破されると肉体を失ってエネルギー体になるという演出になっているのだが、このエネルギー体がまんま闇の帝王の姿をしている。
+
:本人が登場しているわけではないが、[[ハーデス神]]が撃破されると肉体を失ってエネルギー体になるという演出になっており、このエネルギー体がまんま闇の帝王の姿をしている。
  
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]
 
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]
:本作でも戦闘を行うことはないが、本作のキーワードである[[ゼロポイント・ブレイク]]の影響を身をもって体感している重要な存在。本作において、[[ミケーネ帝国]]の存在する世界は時間経過速度の低下による「時間死」が目前に迫っており、それがためにこの世界に侵略を開始したという設定。一度目の侵攻失敗から再侵攻の開始までの三千年のブランクはこの現象の影響ということになっている。
+
:本作でも戦闘を行うことはないが、本作のキーワードである[[ゼロポイント・ブレイク]]の影響を身をもって体感している重要な存在。
 +
:本作において、[[ミケーネ帝国]]の存在する世界は時間経過速度の低下による「時間死」が目前に迫っており、それがためにこの世界に侵略を開始したという設定。一度目の侵攻失敗から再侵攻の開始までの三千年のブランクはこの現象の影響ということになっている。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦R]]
 
;[[スーパーロボット大戦R]]
:ストーリーの序盤から[[ミケーネ帝国]]を支配していた。[[ラウンドナイツ]]を倒すため、他の組織に一時休戦を提案し賛同を得る。第24話「怒りの火山島基地!」で本拠地の火山島を動かして決着を図るが、[[ラウンドナイツ]]により壊滅し、火山島基地を爆破して原作通り眠りに付く。今回は敵ユニットとしては登場しない。
+
:ストーリーの序盤から[[ミケーネ帝国]]を支配していた。[[ラウンドナイツ]]を倒すため、他の組織に一時休戦を提案し賛同を得る。
 +
:第24話「怒りの火山島基地!」で本拠地の火山島を動かして決着を図るが、[[ラウンドナイツ]]により壊滅し、火山島基地を爆破して原作通り眠りに付く。今回は敵ユニットとしては登場しない。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
57行目: 59行目:
 
;アイビーム
 
;アイビーム
 
:胴体の顔のような部分の目から放つ火炎放射に近い怪光線。
 
:胴体の顔のような部分の目から放つ火炎放射に近い怪光線。
:[[第2次α]]では[[射程]]1~4の単体攻撃だが、単機小隊相手かダークネスファイヤーがガス欠になるまではまず使ってこない。
+
:[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では[[射程]]1~4の単体攻撃だが、単機小隊相手か「ダークネスファイヤー」がガス欠になるまではまず使ってこない。
 
;ダークネスファイヤー
 
;ダークネスファイヤー
 
:全身を激しく震わせて燃え盛る火炎弾を飛ばしてくる。
 
:全身を激しく震わせて燃え盛る火炎弾を飛ばしてくる。
:第2次αでは射程1~10の[[全体攻撃]][[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]では射程3~9だが、[[精神コマンド]]禁止の[[特殊効果]]がある。どちらにしろ強力な攻撃には違いない。
+
:『第2次α』では射程1~10の[[全体攻撃]]。『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』では射程3~9だが、「[[精神コマンド]]禁止」の[[特殊効果]]がある。どちらにしろ強力な攻撃には違いない。
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
 
;[[HP回復]](大)
 
;[[HP回復]](大)
:第2次αでは所持者が僅か2機しかいないHP回復(大)持ち。この能力のお陰で生半可なダメージでは無効化されてしまう。
+
:『第2次α』では、所持者が僅か2機しかいないHP回復(大)持ち。この能力のお陰で、生半可なダメージでは無効化されてしまう。
 
;[[EN回復]](大)
 
;[[EN回復]](大)
:この能力のお陰で必殺技を無限に放ってくる。小隊員も精神コマンドを使用しなければ無事ではすまないだろう。
+
:この能力のお陰で必殺技を無限に放ってくる。小隊員も精神コマンドを使用しなければ、無事ではすまないだろう。
 
;[[分身]]
 
;[[分身]]
:決戦時にはほぼ間違いなく、[[気力]]が150になっているのでかなりの頻度で完全回避されてしまう。[[必中]]や[[感応]]などで対策して、早期撃破を狙おう。
+
:決戦時にはほぼ間違いなく[[気力]]が150になっているので、かなりの頻度で完全回避されてしまう。[[必中]]や[[感応]]などで対策して、早期撃破を狙おう。
  
 
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
80行目: 82行目:
 
== パイロットステータス設定の傾向 ==  
 
== パイロットステータス設定の傾向 ==  
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
ミケーネの元締めだけありどの能力も高水準。耐久力もさることながら、機体の方の分身や技能の超能力と相まって見た目とは裏腹な回避力を発揮してくる。第2次αはもちろん、再登場した第3次αでも最大級の強敵。
+
ミケーネの元締めだけあり、どの能力も高水準。耐久力もさることながら、機体の方の分身や特殊技能の超能力と相まって見た目とは裏腹な回避力を発揮してくる。『第2次α』はもちろん、再登場した『第3次α』でも最大級の強敵。
 
<!-- === [[精神コマンド]] === -->
 
<!-- === [[精神コマンド]] === -->
  
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
;[[超能力|超能力L9]] [[底力|底力L9]] [[気力+ (ダメージ)]] [[Eセーブ]] [[戦意高揚]]
 
;[[超能力|超能力L9]] [[底力|底力L9]] [[気力+ (ダメージ)]] [[Eセーブ]] [[戦意高揚]]
:超能力と底力の強力な補正が非常に厄介。超能力の補正自体はニュータイプ等に比べると低めだが、闇の帝王の高い能力がそれを感じさせない。これで最終命中を強化する技能があったら、ラスボス以上にヤバイ強敵に成りかねなかったが、第2次αでは最終命中を強化する技能がまだ存在しない。それだけが救いか。
+
:超能力と底力の強力な補正が非常に厄介。超能力の補正自体は[[ニュータイプ]]等に比べると低めだが、闇の帝王の高い能力がそれを感じさせない。
 +
:これで最終命中を強化する技能があったら、[[ラストボス|ラスボス]]以上にヤバイ強敵に成りかねなかったが、幸いなことに『第2次α』では最終命中を強化する技能がまだ存在していない。それだけが救いか。
 
<!-- === [[小隊長能力]](隊長効果) === -->
 
<!-- === [[小隊長能力]](隊長効果) === -->
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[暗黒大将軍]]
 
;[[暗黒大将軍]]
:かつて敵対したアレス王国の将軍を戦闘獣に改造した。
+
:かつて敵対したアレス王国の将軍である彼を[[戦闘獣]]に[[改造]]した。
 
;[[地獄大元帥]]
 
;[[地獄大元帥]]
:かつての[[Dr.ヘル]]。絶対能力を持って服従関係となるが、団龍彦の小説では結果的に彼に討たれてしまう。
+
:かつての[[Dr.ヘル]]。絶対能力を持って服従関係となるが、団龍彦氏の[[小説]]『スーパーロボット大戦』では結果的に彼に討たれてしまう。
 
;[[あしゅら男爵]]
 
;[[あしゅら男爵]]
:同じく小説において手下としていたが、後に反旗を翻させられる。
+
:同じく小説『スーパーロボット大戦』において手下としていたが、後に[[裏切りイベント|反旗を翻させられる]]。
 
;[[剣鉄也]]
 
;[[剣鉄也]]
:原作では(小説版も含めて)彼自身と決着をつける事は無かったが、[[第2次α]]では雌雄を決する事に。
+
:原作では(小説版も含めて)彼自身と決着をつける事は無かったが、『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では雌雄を決する事に。
 
;[[生田信一郎]]
 
;[[生田信一郎]]
:[[ヤヌス侯爵]]に紹介され、会見する。うまいこと言いくるめて[[戦闘獣]]に改造する。
+
:[[ヤヌス侯爵]]に紹介され、会見する。うまいこと言いくるめて戦闘獣に改造する。
 
;[[ハーデス神]]
 
;[[ハーデス神]]
:「真」では彼の後の姿という設定。
+
:『[[真マジンガー 衝撃! Z編|真]]』では、彼の後の姿という設定。
  
 
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
106行目: 109行目:
 
:後の[[地獄大元帥]]。小説『スーパーロボット大戦』では、彼の脳髄が組み込まれたデビルマジンガーに倒される事となった。
 
:後の[[地獄大元帥]]。小説『スーパーロボット大戦』では、彼の脳髄が組み込まれたデビルマジンガーに倒される事となった。
 
;[[リリーナ・ドーリアン]]
 
;[[リリーナ・ドーリアン]]
:[[R]]では和平の交渉に訪れる。意外にも彼女の話を真面目に聞いている。
+
:[[スーパーロボット大戦R|R]]』では和平の交渉に訪れる。意外にも、彼女の話を真面目に聞いている。
 
;[[プリンス・ハイネル]]
 
;[[プリンス・ハイネル]]
:[[R]]では同盟相手。タメ口を聞かれる。
+
:『R』では同盟相手。タメ口を聞かれる。
 
;[[女帝ジャネラ]]
 
;[[女帝ジャネラ]]
:[[R]]では同盟相手。ハイネル同様タメ口を聞かれる。第24話「怒りの火山島基地!」にて、共に[[ラウンドナイツ]]へ決戦を挑む。
+
:『R』では同盟相手。ハイネル同様タメ口を聞かれる。第24話「怒りの火山島基地!」にて、共に[[ラウンドナイツ]]へ決戦を挑む。
 
;[[バット将軍 (OVA)]]
 
;[[バット将軍 (OVA)]]
:[[R]]では同盟相手。
+
:『R』では同盟相手。
 
;[[ラリアー]]
 
;[[ラリアー]]
:当初は単に「[[キャンベル星人]]との仲介者」と見なしていたが、宇宙用の機動兵器を持っていることに目をつけ、宇宙攻撃隊長への就任をチラつかせる。結局は、地上から引き上げるドサクサに、[[量産型グレートマジンガー]]の設計図を持ち逃げされる。
+
:当初は単に「[[キャンベル星人]]との仲介者」と見なしていたが、宇宙用の機動兵器を持っていることに目を付け、宇宙攻撃隊長への就任をチラつかせる。結局は、地上から引き上げるドサクサに、[[量産型グレートマジンガー]]の設計図を持ち逃げされる。
 
;[[ヒミカ]]
 
;[[ヒミカ]]
:第2次αでは彼女の儀式で復活させられることに。
+
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では、彼女の儀式によって復活させられることに。
 
;[[ムゲ・ゾルバドス]]
 
;[[ムゲ・ゾルバドス]]
:[[第3次α]]にて彼に復活させられる。
+
:[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』にて彼に復活させられる。
 
;[[エルンスト・フォン・バーベム]]
 
;[[エルンスト・フォン・バーベム]]
:[[SC2]]では[[MU]]と起源を異にする異次元空間からの来訪者ということで、彼からも警戒されていた。しかし闇の帝王の世界は時間経過速度の低下が極度に進行していることを悟って以降、眼中に無くなったようで、闇の帝王の出番もそこで終了となった。
+
:[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd|SC2]]』では[[MU]]と起源を異にする異次元空間からの来訪者ということで、彼からも警戒されていた。
 +
:しかし、闇の帝王の世界は時間経過速度の低下が極度に進行していることを悟って以降、眼中に無くなったようで、闇の帝王の出番もそこで終了となった。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
;「我が名は闇の帝王、ミケーネ帝国の支配者なり!」
 
;「我が名は闇の帝王、ミケーネ帝国の支配者なり!」
 
:
 
:
;「フ、それは私にもわからぬのだ。なに、知ったことか。過去の私が邪魔するつもりなら、叩き潰すまでよ。たとえ過去の私であろうとも、目の前に立つことは許さぬ。なぜならば私はこの世の王!永遠不滅の皇帝なのだからな!」
+
;「フ、それは私にもわからぬのだ。なに、知ったことか。''過去の私が邪魔するつもりなら、叩き潰すまでよ。たとえ過去の私であろうとも、目の前に立つことは許さぬ。''なぜならば私はこの世の王! 永遠不滅の皇帝なのだからな!」
:団龍彦の小説より。[[弓さやか]]にタイムパラドックスによる矛盾を指摘されるも、異常なまでの権力欲に満ちた強引な理屈でねじ伏せた。
+
:団龍彦氏の[[小説]]『スーパーロボット大戦』より。[[弓さやか]]からタイムパラドックスによる矛盾を指摘されるも、異常なまでの権力欲に満ちた強引な理屈でねじ伏せた。
;「お、おお!?」<br />「なんだ? これはなんだ? 我が身が、我が身が――!?」<br />「やめろ! やめろ! やめろーっ!!」<br />「グアアアアーッ!!」
+
;「お、おお!?」<br />「なんだ? これはなんだ? 我が身が、我が身が――!?」<br />「やめろ! やめろ! やめろーっ!!」<br />「グアアアアーッ!!」
:同じく小説において、デビルマジンガーに吸収された際の断末魔。この直前、闇の帝王との決着を付けようとしていた鉄也はこのあまりにも呆気ない宿敵の死に呆然としていた。
+
:同じく小説『スーパーロボット大戦』において、デビルマジンガーに吸収された際の断末魔。この直前、闇の帝王との決着を付けようとしていた[[剣鉄也|鉄也]]は、このあまりにも呆気ない宿敵の死に呆然としていた。
 
;「ぐわっ」<br />「ぎゃああああ」<br />「う、あ、あ、あ」
 
;「ぐわっ」<br />「ぎゃああああ」<br />「う、あ、あ、あ」
:桜多吾作版『[[UFOロボ グレンダイザー]]』にて。培養ケースが破損してしまい、上記の断末魔の後に本体である脳髄と心臓が活動を停止、最期を迎えた。
+
:桜多吾作氏の[[漫画|漫画版]]『[[UFOロボ グレンダイザー]]』より。
 +
:[[兜甲児|甲児]]のうっかりによって、「闇の帝王の本体である脳髄と心臓が入った培養ケース」が破損。その所為で、上記の断末魔の後に闇の帝王の本体である脳髄と心臓が活動を停止し、最期を迎えた。
  
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
;「…暗黒大将軍は敗れた。だが、見事な最期だった。我がミケーネの将軍にふさわしい勇猛ぶりを見せてもらった」<br/>「残念ながら、これまでの戦いによって、我々は貴様ら人間どもに戦いを挑む力を失ってしまった」<br/>「確かに、此度の戦いはお前たち人間の勝ちだ。それは認めよう。だが、暗黒大将軍の死を無駄にはせぬぞ。必ずや世界制覇を成し遂げてみせる!」<br/>「…人間どもよ、しばしの安息を楽しむがよい。そう、我らが再び力をつけるその日までな」<br/>「さらばだ、ラウンドナイツ。さらばだ、グレートマジンガー…」
+
;「…[[暗黒大将軍]]は敗れた。だが、見事な最期だった。我がミケーネの将軍にふさわしい勇猛ぶりを見せてもらった」<br/>「残念ながら、これまでの戦いによって、我々は貴様ら人間どもに戦いを挑む力を失ってしまった」<br/>「確かに、此度の戦いはお前たち人間の勝ちだ。それは認めよう。だが、暗黒大将軍の死を無駄にはせぬぞ。必ずや世界制覇を成し遂げてみせる!」<br/>「…人間どもよ、しばしの安息を楽しむがよい。そう、我らが再び力をつけるその日までな」<br/>「さらばだ、[[ラウンドナイツ]]。さらばだ、[[グレートマジンガー]]…」
:R第24話「怒りの火山島基地!」クリア時。戦力を失った闇の帝王は再び地下に戻り、宿敵たちに一旦の別れを告げて姿を消した。この後の時代でミケーネと決着がついたのかは語られない。
+
:『[[スーパーロボット大戦R|R]]』第24話「怒りの火山島基地!」クリア時。戦力を失った闇の帝王は再び地下に戻り、宿敵たちに一旦の別れを告げて姿を消した。
 +
:なお、この後の時代において[[ミケーネ帝国]]との決着がついたのか否かについては語られない…。
  
 
{{マジンガーシリーズ}}
 
{{マジンガーシリーズ}}

2016年3月5日 (土) 09:04時点における版

闇の帝王(Emperor of Darkness)

グレートマジンガー

ミケーネ帝国の支配者で、三千年前にアレス王国を征服し、そこで得た人材を活用してミケーネ王国をも支配し、一大強国「ミケーネ帝国」を作り上げた。闇の帝王が姿を現したのは、第21話「怒りの指令!! 姿を見せた闇の帝王!!」から。その姿は、巨大な火炎に顔の模様がある。

闇の帝王の力とカリスマは絶対的であり、かつて敵対した暗黒大将軍地獄大元帥さえも従えるほど。7つの軍団を率いて地上支配に乗り出した。しかし、グレートマジンガーマジンガーZによって軍の中枢を担う将軍や長官が全滅したため、自身は地上へと通じる通路を塞いで眠りに就いた。

その後

グレートマジンガー』本編では闇の帝王との決着が付く事はなく、その後続編として検討されていた『ゴッドマジンガー』(1980年代のアニメ作品とは別)の企画段階で闇の帝王と決着を付けるはずだった(その決着は兜甲児マジンガーZの後継機による)が、この案はなくなった。また、企画段階における闇の帝王の正体は「宇宙人の子孫である科学者の集団」という設定だった。

団龍彦氏による小説作品『スーパーロボット大戦』での本名は「ギャラハン」。精神エネルギー体で、未来でデューク・フリードの子孫であるシオン・フリードが操縦するグレンダイザーを倒し、機体を乗っ取った。ネットワークシステムをハッキングして地球征服を成し遂げるが、マジンガーチームへの復讐心を忘れておらず、さらに過去のミケーネへと戻るためにタイムマシンを求めて、未来の世界で暗躍する。そして、望みどおりに時間を渡る能力を手に入れるが、それによって過去から来たマジンガーチームの兜甲児剣鉄也と、ゲッターチーム流竜馬らに追い詰めらて過去に逃亡Dr.ヘルの自我が目覚めたデビルマジンガーの暴走でグレンダイザーが倒され、自身の精神エネルギーをエネルギー吸収能力で吸われて呆気なく死亡した。なお、一応死亡したのは未来の次元の闇の帝王なので、現在の闇の帝王は健在と思われるが、「甲児達が未来を知った事によって、ネットワークへのハッキングによる世界征服は不可能となる」事がエピローグで示唆されている。

桜多吾作氏の漫画版UFOロボ グレンダイザー』においても序盤で登場。地球を襲撃してきたベガ星連合軍に対抗する為、デュークに共同戦線を持ちかけるが、それに応じてデューク達が来訪した際にベガ星連合軍の襲撃を受け、「闇の帝王の本体である『脳と心臓が入った培養ケース』を安全な場所へ運び出そうとした際に、甲児がうっかり落としてしまった所為で死んでしまう」という、なんとも情けない最期を遂げてしまった。ただし、甲児はかつての敵であるミケーネとの共同戦線には難色を示しており、闇の帝王の事もと鉄也(桜多吾作版では前作のラストで死亡)の仇と憎んでいた。そのため、「甲児はうっかりを装って甲児が意図的に闇の帝王を殺した」と受け取る事も可能であり、甲児自身もまた「本当にうっかりだったのか、闇の帝王を自らの意思で抹殺したのか」は自分でも判断が付かなかった。

漫画『デビルマン対闇の帝王』では、「混沌の次元」にて魔神と戦っている冥府のハデス」として登場。冥府へと攻め入り、妻ペルセフォネを殺害したデビルマン=不動明を憎悪するが、後に部下である地獄大元帥が大敗したとの報を受け、彼を利用して魔神とぶつけようと策略を巡らす。

真マジンガー 衝撃! Z編

これまでの設定とは異なり、古代においてゼウスに敗北した冥府の王ハーデスが、後に闇の帝王として復活することが示唆されている。

登場作品と役柄

原作では決着がつかなかったが、『第2次スーパーロボット大戦α』において、剣鉄也との完全決着が為された。なお、前述の小説作品で因縁を持つグレンダイザーとは、現時点では共演した事はない。

αシリーズ

第2次スーパーロボット大戦α
鋼鉄ジーグの体内に隠された銅鐸に記してある「地獄の帝王」(の片割れ)として扱われており、女王ヒミカの力で復活、ミケーネ帝国の支配者として登場する。復活時に何故か最終シナリオのマップBGM「バラルの園」がゲーム中で初めて流れる。
闇の帝王本人の能力値はHP200000、HP回復(大)、EN回復(大)、分身、撃墜数"666"と、その名に相応しい能力値。分身するので精神コマンド必中は絶対必要。全力で相手にしよう。
また、闇の帝王本人は超能力底力を持ち、地形適応が「S」、サイズ差補正無視持ち、回復能力のおかげでサザビーよりも厄介である。全体攻撃の「ダークネスファイヤー」が射程1~10と強力である。
さらに、特殊技能のおかげでメリメリ気力が上がるので、脱力で分身を封じるよりも、スーパーロボットの熱血必中覚醒コンボによる波状攻撃で短期決戦を狙おう。下手に長引くと詰みかねない。
第3次スーパーロボット大戦α
地球・宇宙ルート第48話「失われた者たちへの鎮魂歌」で、ムゲ・ゾルバドスにより復活。能力値はHP70000と低いが、分身と、ダークネスファイヤーが精神コマンド禁止の追加効果があるので、真っ先に倒そう。

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇/天獄篇
本人が登場しているわけではないが、ハーデス神が撃破されると肉体を失ってエネルギー体になるという演出になっており、このエネルギー体がまんま闇の帝王の姿をしている。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
本作でも戦闘を行うことはないが、本作のキーワードであるゼロポイント・ブレイクの影響を身をもって体感している重要な存在。
本作において、ミケーネ帝国の存在する世界は時間経過速度の低下による「時間死」が目前に迫っており、それがためにこの世界に侵略を開始したという設定。一度目の侵攻失敗から再侵攻の開始までの三千年のブランクはこの現象の影響ということになっている。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦R
ストーリーの序盤からミケーネ帝国を支配していた。ラウンドナイツを倒すため、他の組織に一時休戦を提案し賛同を得る。
第24話「怒りの火山島基地!」で本拠地の火山島を動かして決着を図るが、ラウンドナイツにより壊滅し、火山島基地を爆破して原作通り眠りに付く。今回は敵ユニットとしては登場しない。

装備・機能

武装・必殺武器

アイビーム
胴体の顔のような部分の目から放つ火炎放射に近い怪光線。
第2次α』では射程1~4の単体攻撃だが、単機小隊相手か「ダークネスファイヤー」がガス欠になるまではまず使ってこない。
ダークネスファイヤー
全身を激しく震わせて燃え盛る火炎弾を飛ばしてくる。
『第2次α』では射程1~10の全体攻撃。『第3次α』では射程3~9だが、「精神コマンド禁止」の特殊効果がある。どちらにしろ強力な攻撃には違いない。

特殊能力

HP回復(大)
『第2次α』では、所持者が僅か2機しかいないHP回復(大)持ち。この能力のお陰で、生半可なダメージでは無効化されてしまう。
EN回復(大)
この能力のお陰で必殺技を無限に放ってくる。小隊員も精神コマンドを使用しなければ、無事ではすまないだろう。
分身
決戦時にはほぼ間違いなく気力が150になっているので、かなりの頻度で完全回避されてしまう。必中感応などで対策して、早期撃破を狙おう。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

2L(LL)

パイロットステータス設定の傾向

能力値

ミケーネの元締めだけあり、どの能力も高水準。耐久力もさることながら、機体の方の分身や特殊技能の超能力と相まって見た目とは裏腹な回避力を発揮してくる。『第2次α』はもちろん、再登場した『第3次α』でも最大級の強敵。

特殊技能(特殊スキル)

超能力L9 底力L9 気力+ (ダメージ) Eセーブ 戦意高揚
超能力と底力の強力な補正が非常に厄介。超能力の補正自体はニュータイプ等に比べると低めだが、闇の帝王の高い能力がそれを感じさせない。
これで最終命中を強化する技能があったら、ラスボス以上にヤバイ強敵に成りかねなかったが、幸いなことに『第2次α』では最終命中を強化する技能がまだ存在していない。それだけが救いか。

人間関係

暗黒大将軍
かつて敵対したアレス王国の将軍である彼を戦闘獣改造した。
地獄大元帥
かつてのDr.ヘル。絶対能力を持って服従関係となるが、団龍彦氏の小説『スーパーロボット大戦』では結果的に彼に討たれてしまう。
あしゅら男爵
同じく小説『スーパーロボット大戦』において手下としていたが、後に反旗を翻させられる
剣鉄也
原作では(小説版も含めて)彼自身と決着をつける事は無かったが、『第2次α』では雌雄を決する事に。
生田信一郎
ヤヌス侯爵に紹介され、会見する。うまいこと言いくるめて戦闘獣に改造する。
ハーデス神
』では、彼の後の姿という設定。

他作品との人間関係

Dr.ヘル
後の地獄大元帥。小説『スーパーロボット大戦』では、彼の脳髄が組み込まれたデビルマジンガーに倒される事となった。
リリーナ・ドーリアン
R』では和平の交渉に訪れる。意外にも、彼女の話を真面目に聞いている。
プリンス・ハイネル
『R』では同盟相手。タメ口を聞かれる。
女帝ジャネラ
『R』では同盟相手。ハイネル同様タメ口を聞かれる。第24話「怒りの火山島基地!」にて、共にラウンドナイツへ決戦を挑む。
バット将軍 (OVA)
『R』では同盟相手。
ラリアー
当初は単に「キャンベル星人との仲介者」と見なしていたが、宇宙用の機動兵器を持っていることに目を付け、宇宙攻撃隊長への就任をチラつかせる。結局は、地上から引き上げるドサクサに、量産型グレートマジンガーの設計図を持ち逃げされる。
ヒミカ
第2次α』では、彼女の儀式によって復活させられることに。
ムゲ・ゾルバドス
第3次α』にて彼に復活させられる。
エルンスト・フォン・バーベム
SC2』ではMUと起源を異にする異次元空間からの来訪者ということで、彼からも警戒されていた。
しかし、闇の帝王の世界は時間経過速度の低下が極度に進行していることを悟って以降、眼中に無くなったようで、闇の帝王の出番もそこで終了となった。

名台詞

「我が名は闇の帝王、ミケーネ帝国の支配者なり!」
「フ、それは私にもわからぬのだ。なに、知ったことか。過去の私が邪魔するつもりなら、叩き潰すまでよ。たとえ過去の私であろうとも、目の前に立つことは許さぬ。なぜならば私はこの世の王! 永遠不滅の皇帝なのだからな!」
団龍彦氏の小説『スーパーロボット大戦』より。弓さやかからタイムパラドックスによる矛盾を指摘されるも、異常なまでの権力欲に満ちた強引な理屈でねじ伏せた。
「お、おお!?」
「なんだ? これはなんだ? 我が身が、我が身が――!?」
「やめろ! やめろ! やめろーっ!!」
「グアアアアーッ!!」
同じく小説『スーパーロボット大戦』において、デビルマジンガーに吸収された際の断末魔。この直前、闇の帝王との決着を付けようとしていた鉄也は、このあまりにも呆気ない宿敵の死に呆然としていた。
「ぐわっ」
「ぎゃああああ」
「う、あ、あ、あ」
桜多吾作氏の漫画版UFOロボ グレンダイザー』より。
甲児のうっかりによって、「闇の帝王の本体である脳髄と心臓が入った培養ケース」が破損。その所為で、上記の断末魔の後に闇の帝王の本体である脳髄と心臓が活動を停止し、最期を迎えた。

スパロボシリーズの名台詞

「…暗黒大将軍は敗れた。だが、見事な最期だった。我がミケーネの将軍にふさわしい勇猛ぶりを見せてもらった」
「残念ながら、これまでの戦いによって、我々は貴様ら人間どもに戦いを挑む力を失ってしまった」
「確かに、此度の戦いはお前たち人間の勝ちだ。それは認めよう。だが、暗黒大将軍の死を無駄にはせぬぞ。必ずや世界制覇を成し遂げてみせる!」
「…人間どもよ、しばしの安息を楽しむがよい。そう、我らが再び力をつけるその日までな」
「さらばだ、ラウンドナイツ。さらばだ、グレートマジンガー…」
R』第24話「怒りの火山島基地!」クリア時。戦力を失った闇の帝王は再び地下に戻り、宿敵たちに一旦の別れを告げて姿を消した。
なお、この後の時代においてミケーネ帝国との決着がついたのか否かについては語られない…。