「アルベルト・ビスト」の版間の差分
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物語序盤でUC計画におけるアナハイム及びビスト財団のお目付け役として登場し、[[ネェル・アーガマ]]に同乗する。そこで、戦闘時の被弾により艦から放り出されかけた際に捕虜となっていたマリーダに助けられたことで彼女に特別な思いを抱くようになる。地上に降りてからは再調整されたマリーダのマスターとして設定され、叔母の意向に従い命令を下していくが、彼の本心は彼女を手元に置いておきたいというものであり彼女の体を気遣うなど甘さも見せた。 | 物語序盤でUC計画におけるアナハイム及びビスト財団のお目付け役として登場し、[[ネェル・アーガマ]]に同乗する。そこで、戦闘時の被弾により艦から放り出されかけた際に捕虜となっていたマリーダに助けられたことで彼女に特別な思いを抱くようになる。地上に降りてからは再調整されたマリーダのマスターとして設定され、叔母の意向に従い命令を下していくが、彼の本心は彼女を手元に置いておきたいというものであり彼女の体を気遣うなど甘さも見せた。 | ||
− | + | 原作小説とOVAで終盤の行動が大きく異なり(小説版ではその活躍が鮮烈であったこともあって)、小説とOVAの違いを論じる上でファンの間ではしばしば『一番割を喰った人物』の候補として上げられる(尤もあくまで「割を喰った候補」であり、[[ロニ・ガーベイ|ロニ]]やトライスターの面々に比べれは一応、見せ場も成長描写もあっただけマシという声もある)。 | |
=== 原作小説版 === | === 原作小説版 === | ||
− | マリーダに相当に熱をあげており、彼女に再び会うために周囲の反対を押しきりリディに同行して宇宙に上がる。また、荒れているリディの暴力を身を挺して止めたり、自身のふがいなさから自ら[[強化人間|強化]] | + | マリーダに相当に熱をあげており、彼女に再び会うために周囲の反対を押しきりリディに同行して宇宙に上がる。また、荒れているリディの暴力を身を挺して止めたり、自身のふがいなさから自ら[[強化人間|強化]]を望む彼に対して「強化で強い心が手に入るなら自分がとっくにやっている」と自分の経験を基に諭すなど、マリーダを得たいというごく私的な動機とはいえ自分自身の行動目的を持ち、叔母の言いなりになっていたころとは異なる芯のある態度を見せるようになる。最終決戦時にはほぼ最前線といって言い場所に赴き、マリーダの死亡時にも付近にいたため「私を愛してくれた人」としてマリーダの思念と邂逅している。この時、マリーダの思念に直接触れたことでリディ同様自身を見つめ直し、ラストの[[コロニーレーザー]]阻止の場面ではバナージを助けるために付近の宙域に元々はリディの援護として用意していた「ユニコーンがもう一機つくれる」ほどの大量の[[サイコフレーム]]を危険を顧みずにばらまくなど遺恨を乗り越えて異母弟に対して彼にできる最大限の助力をした。 |
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:NPC。中断メッセージにてボイスがある。 | :NPC。中断メッセージにてボイスがある。 | ||
:[[クロノ]]のスキャンダルが発覚した後は[[サイデリアル]]に管理されている現状を疑問に思わず、己の保身に執着するマーサを明確に見限り自分なりのやり方で世界と戦うことを決意、Z-BLUEを支援する立場になる。最終話では連邦政府のZ-BLUE支援側の人々と共にZ-BLUEを激励した。 | :[[クロノ]]のスキャンダルが発覚した後は[[サイデリアル]]に管理されている現状を疑問に思わず、己の保身に執着するマーサを明確に見限り自分なりのやり方で世界と戦うことを決意、Z-BLUEを支援する立場になる。最終話では連邦政府のZ-BLUE支援側の人々と共にZ-BLUEを激励した。 | ||
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:天獄篇でもストーリー中は特に関わるわけではないが、中断メッセージでは中の人繋がりで共演。 | :天獄篇でもストーリー中は特に関わるわけではないが、中断メッセージでは中の人繋がりで共演。 | ||
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
;「なんで…ぼくじゃなかったんだ」 | ;「なんで…ぼくじゃなかったんだ」 | ||
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;「艦長、世話になった。副長も」<br/>「調査を見届けられないのは、心苦しいが……艦の武運長久をお祈りする。それでは」 | ;「艦長、世話になった。副長も」<br/>「調査を見届けられないのは、心苦しいが……艦の武運長久をお祈りする。それでは」 | ||
:ネェル・アーガマから離れる際にオットーに対する別れの言葉。OVA版ではそのまま再会することはなかったが、原作小説版では終盤に再び戦場で邂逅することになる。 | :ネェル・アーガマから離れる際にオットーに対する別れの言葉。OVA版ではそのまま再会することはなかったが、原作小説版では終盤に再び戦場で邂逅することになる。 | ||
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== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
;(世界が終るかもしれないというのにいったい私は何をしているんだ…) | ;(世界が終るかもしれないというのにいったい私は何をしているんだ…) | ||
− | : | + | :時獄篇第47話([[メリダ島]]ルート)冒頭、マーサから通信で指示を受け取った後、良心の呵責に苛まれて心中で吐露する。 |
== 資料リンク == | == 資料リンク == |
2015年9月6日 (日) 21:27時点における版
アルベルト・ビスト (Alberto Vist)
- 登場作品:機動戦士ガンダムUC
- 声優:高木渉
- 種族:地球人(スペースノイド)
- 性別:男
- 年齢:33歳
- 所属:アナハイム・エレクトロニクス / ビスト財団
- キャラクターデザイン:安彦良和(オリジナル)、高橋久美子
アナハイム社の重役を務める男性。カーディアス・ビストと正妻エレン・ビストとの間に生まれた息子であり、バナージ・リンクスの異母兄にあたる。叔母マーサから表と裏の仕事両方を任されるなど、能力そのものは優秀ではあるが父カーディアスのようになれない自分にコンプレックスを抱いている。また、自分を認めてもらえない怒りからカーディアスに対して発砲した罪悪感が自身を次第に蝕んでいくなど、根は非情になりきれない子供じみた小心者である。
物語序盤でUC計画におけるアナハイム及びビスト財団のお目付け役として登場し、ネェル・アーガマに同乗する。そこで、戦闘時の被弾により艦から放り出されかけた際に捕虜となっていたマリーダに助けられたことで彼女に特別な思いを抱くようになる。地上に降りてからは再調整されたマリーダのマスターとして設定され、叔母の意向に従い命令を下していくが、彼の本心は彼女を手元に置いておきたいというものであり彼女の体を気遣うなど甘さも見せた。
原作小説とOVAで終盤の行動が大きく異なり(小説版ではその活躍が鮮烈であったこともあって)、小説とOVAの違いを論じる上でファンの間ではしばしば『一番割を喰った人物』の候補として上げられる(尤もあくまで「割を喰った候補」であり、ロニやトライスターの面々に比べれは一応、見せ場も成長描写もあっただけマシという声もある)。
原作小説版
マリーダに相当に熱をあげており、彼女に再び会うために周囲の反対を押しきりリディに同行して宇宙に上がる。また、荒れているリディの暴力を身を挺して止めたり、自身のふがいなさから自ら強化を望む彼に対して「強化で強い心が手に入るなら自分がとっくにやっている」と自分の経験を基に諭すなど、マリーダを得たいというごく私的な動機とはいえ自分自身の行動目的を持ち、叔母の言いなりになっていたころとは異なる芯のある態度を見せるようになる。最終決戦時にはほぼ最前線といって言い場所に赴き、マリーダの死亡時にも付近にいたため「私を愛してくれた人」としてマリーダの思念と邂逅している。この時、マリーダの思念に直接触れたことでリディ同様自身を見つめ直し、ラストのコロニーレーザー阻止の場面ではバナージを助けるために付近の宙域に元々はリディの援護として用意していた「ユニコーンがもう一機つくれる」ほどの大量のサイコフレームを危険を顧みずにばらまくなど遺恨を乗り越えて異母弟に対して彼にできる最大限の助力をした。
OVA版
終盤には宇宙に上がらずマーサにくっついて地上でコロニーレーザーを発射する側にいる。マリーダの死を知って落胆するも、発射を止めようとマーサやローナンを説得を試みるがあっさりと失敗。彼が戦場にリディが居る、という一言を放った時には既に手遅れであった。その後マリーダの死に加えてコロニーレーザーを止めたバナージの光を見たことでなにかが吹っ切れたらしくマーサを諭して、彼女を退かせた。その時の彼の表情や言動は小説版のような激しい変化こそなかったものの一連の騒動でしっかりと成長したことを感じさせるものであった。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 初登場作品。NPC。
- 原作とは違い、長期に亘ってZ-BLUEと行動を共にする。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- NPC。中断メッセージにてボイスがある。
- クロノのスキャンダルが発覚した後はサイデリアルに管理されている現状を疑問に思わず、己の保身に執着するマーサを明確に見限り自分なりのやり方で世界と戦うことを決意、Z-BLUEを支援する立場になる。最終話では連邦政府のZ-BLUE支援側の人々と共にZ-BLUEを激励した。
携帯機シリーズ
人間関係
- カーディアス・ビスト
- 実父。
- サイアム・ビスト
- 曾祖父にあたる。
- マーサ・ビスト・カーバイン
- 叔母。当初は彼女の忠僕として動いていたが、次第に良心の呵責に苛まれる。
- 原作OVAでは、目論見が失敗してもなおも足掻こうとする彼女を諭しているが、第3次Z天獄篇ではサイデリアルに支配されている現状を疑問に思わず、絶望に立ち向かうよりも自身の保身に固執する彼女を明確に見限っている。
- バナージ・リンクス
- 異母弟。素性を知った際に嫉妬心を向ける。
- リディ・マーセナス
- 原作小説版では終盤で共犯関係じみた繋がりになる。
- マリーダ・クルス
- 彼女に助けられた事で、彼女に想いを寄せるようになる。
他作品との人間関係
- ガロード・ラン
- 天獄篇でもストーリー中は特に関わるわけではないが、中断メッセージでは中の人繋がりで共演。
名台詞
- 「なんで…ぼくじゃなかったんだ」
- マーサに「引き返せない道」と言われ、自身が父親を撃った時の感触を忘れられず更に父親が自分ではなく異母弟を選んだことを思い出して…。
- 「艦長、世話になった。副長も」
「調査を見届けられないのは、心苦しいが……艦の武運長久をお祈りする。それでは」 - ネェル・アーガマから離れる際にオットーに対する別れの言葉。OVA版ではそのまま再会することはなかったが、原作小説版では終盤に再び戦場で邂逅することになる。
スパロボシリーズの名台詞
- (世界が終るかもしれないというのにいったい私は何をしているんだ…)
- 時獄篇第47話(メリダ島ルート)冒頭、マーサから通信で指示を受け取った後、良心の呵責に苛まれて心中で吐露する。
資料リンク
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