「ALICE」の版間の差分

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『[[ガンダム・センチネル]]』において、[[Sガンダム|MSA-0011スペリオールガンダム]]に実験的に搭載された[[AI]]搭載の教育型コンピューターで、「'''Advenced Logistic & Inconsequence Cognizing Equipment'''(発展型論理・非論理認識装置)」の頭文字を取って、'''ALICE'''と呼ぶ。
 
『[[ガンダム・センチネル]]』において、[[Sガンダム|MSA-0011スペリオールガンダム]]に実験的に搭載された[[AI]]搭載の教育型コンピューターで、「'''Advenced Logistic & Inconsequence Cognizing Equipment'''(発展型論理・非論理認識装置)」の頭文字を取って、'''ALICE'''と呼ぶ。
  
これは[[モビルスーツ|MS]]の無人化を最終目標とするプロジェクトの過程で生み出されたもので、試験型[[モビルドール|モビルドールシステム]]と言える。だが、作中徐々に人間性を獲得し、最終的に人格を形成するまでに成長してしまった事を考えると、これはこれで失敗作だったと言えるのかも知れない。彼女が[[Sガンダム]]と運命を共にした事によって計画は頓挫、完成を見る事なくして終了している。
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これは[[モビルスーツ|MS]]の無人化を最終目標とするプロジェクトの過程で生み出されたもので、試験型[[モビルドール|モビルドールシステム]]と言える。だが、作中徐々に人間性を獲得し、最終的に人格を形成するまでに成長してしまった事を考えると、これはこれで失敗作だったと言えるのかも知れない。"彼女"が[[Sガンダム]]と運命を共にした事によって計画は頓挫、完成を見る事なくして終了している。
  
従順且つ、パイロットの命令に反してでも的確な行動を行えるAIに育つようにと、パイロットとして考えられる範囲で一番無茶で、なおかつ彼女を眠らせていても勝てるほどの技量がない人物としてリョウ・ルーツがパートナーとして選ばれた。一部書籍などにはリョウ・ルーツに恋をしたなどという説も存在するが、原作小説においては自我を獲得するに至って情けない人間達に同情を感じただけであって、とてもではないが恋という様な要素はない。
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従順且つ、[[パイロット]]の命令に反してでも的確な行動を行えるAIに育つようにと、パイロットとして考えられる範囲で一番無茶で、なおかつ彼女を眠らせていても勝てるほどの技量がない人物としてリョウ・ルーツがパートナーとして選ばれた。一部書籍などにはリョウ・ルーツに恋をしたなどという説も存在するが、[[小説|原作小説]]においては自我を獲得するに至って情けない人間達に同情を感じただけであって、とてもではないが恋という様な要素はない。
  
 
また、作中の台詞を借りるなら、「機械の[[ニュータイプ|NT]]」という説も無くはない。少なくともその戦闘力はNTに匹敵するものであり、対峙している相手の感情を正確に感じられるほどのセンスを有する。凡そ機械らしくないが、その淡々と分析する様が逆に機械らしくもある。
 
また、作中の台詞を借りるなら、「機械の[[ニュータイプ|NT]]」という説も無くはない。少なくともその戦闘力はNTに匹敵するものであり、対峙している相手の感情を正確に感じられるほどのセンスを有する。凡そ機械らしくないが、その淡々と分析する様が逆に機械らしくもある。
  
余り知られていないが、ALICEシステムは学習型コンピュータと補助機器から成り立っており、合体時しかその機能が成立しない。分離時は休眠状態、もしくは仮死状態という事になる。このため、[[コアファイター]]でALICE発動という様な状況は起きない。
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余り知られていないが、ALICEシステムは学習型コンピュータと補助機器から成り立っており、[[合体]]時しかその機能が成立しない。分離時は休眠状態、もしくは仮死状態という事になる。このため、[[コアファイター]]でALICE発動という様な状況は起きない。
  
 
『SDガンダム Gジェネレーション』シリーズでは[[声優:朴璐美|朴璐美]]氏がキャストを担当している。
 
『SDガンダム Gジェネレーション』シリーズでは[[声優:朴璐美|朴璐美]]氏がキャストを担当している。
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;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
 
:現在のところ[[Sガンダム]]が登場する本作でのみ、[[強化パーツ]]として登場している。
 
:現在のところ[[Sガンダム]]が登場する本作でのみ、[[強化パーツ]]として登場している。
:装備効果は限界+20、運動性+12。反応系パーツとしては[[ファティマ]]に次ぐ高性能。1つはSガンダムと同時に入手できる。
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:装備効果は[[限界反応|限界]]+20、[[運動性]]+12。反応系パーツとしては[[ファティマ]]に次ぐ高性能。1つはSガンダムと同時に入手できる。
  
 
== 関連項目 ==
 
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;[[AL-3 アリス]]
 
;[[AL-3 アリス]]
 
:『[[スーパーロボット大戦L|L]]』の[[ヒロイン]]。残念ながらスパロボ未共演。
 
:『[[スーパーロボット大戦L|L]]』の[[ヒロイン]]。残念ながらスパロボ未共演。
:本来は家政婦[[アンドロイド]]で、一見ではどころでなく人間と全く遜色ない容姿・言動の持ち主だが、家族の[[南雲一鷹]]と共に[[ラッシュバード]]に搭乗する。
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:一見ではどころでなく人間と全く遜色ない容姿・言動の持ち主で、本来は家政婦[[アンドロイド]]だが、家族の[[南雲一鷹]]と共に[[ラッシュバード]]に搭乗する。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==

2018年8月8日 (水) 21:51時点における版

ガンダム・センチネル』において、MSA-0011スペリオールガンダムに実験的に搭載されたAI搭載の教育型コンピューターで、「Advenced Logistic & Inconsequence Cognizing Equipment(発展型論理・非論理認識装置)」の頭文字を取って、ALICEと呼ぶ。

これはMSの無人化を最終目標とするプロジェクトの過程で生み出されたもので、試験型モビルドールシステムと言える。だが、作中徐々に人間性を獲得し、最終的に人格を形成するまでに成長してしまった事を考えると、これはこれで失敗作だったと言えるのかも知れない。"彼女"がSガンダムと運命を共にした事によって計画は頓挫、完成を見る事なくして終了している。

従順且つ、パイロットの命令に反してでも的確な行動を行えるAIに育つようにと、パイロットとして考えられる範囲で一番無茶で、なおかつ彼女を眠らせていても勝てるほどの技量がない人物としてリョウ・ルーツがパートナーとして選ばれた。一部書籍などにはリョウ・ルーツに恋をしたなどという説も存在するが、原作小説においては自我を獲得するに至って情けない人間達に同情を感じただけであって、とてもではないが恋という様な要素はない。

また、作中の台詞を借りるなら、「機械のNT」という説も無くはない。少なくともその戦闘力はNTに匹敵するものであり、対峙している相手の感情を正確に感じられるほどのセンスを有する。凡そ機械らしくないが、その淡々と分析する様が逆に機械らしくもある。

余り知られていないが、ALICEシステムは学習型コンピュータと補助機器から成り立っており、合体時しかその機能が成立しない。分離時は休眠状態、もしくは仮死状態という事になる。このため、コアファイターでALICE発動という様な状況は起きない。

『SDガンダム Gジェネレーション』シリーズでは朴璐美氏がキャストを担当している。

登場作品

旧シリーズ

第4次スーパーロボット大戦S
現在のところSガンダムが登場する本作でのみ、強化パーツとして登場している。
装備効果は限界+20、運動性+12。反応系パーツとしてはファティマに次ぐ高性能。1つはSガンダムと同時に入手できる。

関連項目

アマクサ
木星帝国の無人モビルスーツ。生身の人間由来のAIとも言うべきバイオ脳の搭載機。
一年戦争時代のアムロ・レイの"戦闘データのみ"をベースとするコンピュータ兵士だったはずだが、その最期にはアムロのNT性を模したとも思えるような挙動を見せた。
AL-3 アリス
L』のヒロイン。残念ながらスパロボ未共演。
一見ではどころでなく人間と全く遜色ない容姿・言動の持ち主で、本来は家政婦アンドロイドだが、家族の南雲一鷹と共にラッシュバードに搭乗する。

余談

  • 「アリス」と称する人工知能ネタはフィクションに散見され、最先端技術という表現から軍事産業とも関連付けられやすい。例えばロボットアニメではないが漫画『PALM』(著:獸木野生)の「アリス」は機械学習機能を持ち非常に人間的な対話を行えるコンピュータで、軍事戦略コンピュータの雛形という位置付けである。
  • A.L.I.C.E. (Artificial Linguistic Internet Computer Entity)」と称する対話プログラムも実在する。ただし、分類上は人工知能でなく「人工無能」に属する。