パング・ハーキュリー
パング・ハーキュリー | |
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外国語表記 | Pang Hercury[1] |
登場作品 | |
声優 | 屋良有作 |
デザイン | 千葉道徳 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇 |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 48歳 |
所属 | 人類革新連盟→地球連邦平和維持軍 |
軍階級 | 大佐 |
パング・ハーキュリーは『機動戦士ガンダム00』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
地球連邦軍情報室に所属する大佐で、人類革新連盟出身。アロウズの連邦非加盟国に対する虐殺行為や横暴に対して連邦軍内部で同志を集めてクーデターを画策した。ネットを含めメディアを連邦政府が完全統制していた為、市民を人質にアフリカ大陸にある旧AEUの軌道エレベーターアフリカタワー(旧名ラ・トゥール)に立て籠った。
アロウズは人質の存在を無視してオートマトンを使い制圧を図るが、これこそがハーキュリーの狙いであり、アロウズに敢えて一部の人質を死傷させ、それを6万の人質達に目の当たりにさせることによって、生存者の口からアロウズの所行が草の根的に広まっていくのを期待するという作戦であった。
これは「アロウズといえども6万の人質全員の口を封じることは出来ないだろう」という憶測に基づいたものであったが、ハーキュリーの思惑に反し、アロウズがメメントモリによって「目撃者」を「反連邦勢力」としてハーキュリー一派を殲滅する決断を下すという予想外の事態に直面。 すぐに連邦市民を軌道エレベーターのリニアトレインで地上に降ろそうとしたが、メメントモリの砲撃でリニアトレインは全壊し、6万の人質は皆殺しとなった。
最後は、瓦礫を前に自身の読みの甘さを悔やんでいるところをアンドレイ・スミルノフによって乗機のGN-X III(連邦仕様)を撃墜され、死亡した。
ヴェーダによる連邦政府の情報統制にほぼ隙が無かった為に取れる手段が限られていたとはいえ、人質にした市民を殺させることを前提にしたその作戦は、非人道的であるとも言える。しかも、結果として彼がセルゲイと一緒にいた為に「セルゲイはクーデターに加担した」と誤解したアンドレイがセルゲイを手に掛けるという悲劇まで招いた。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 初登場作品。原作通り、クーデターを起こすも失敗。だがこのクーデターの後、ワイズマンによってアロウズの実態が明かされる事になった。
- なお、その民間人を巻き込んだ手段はアロウズと対立する立場であるはずのZEXISのメンバーからも反発されている。
人間関係[編集 | ソースを編集]
- セルゲイ・スミルノフ
- 人革連士官学校時代からの旧友。
- ホリー・スミルノフ
- 同じく人革連士官学校時代からの旧友。
- アンドレイ・スミルノフ
- セルゲイの息子。ハーキュリーの紹介で軍に入隊する。
- アッシュ
- ハーキュリーの副官。ハーキュリーに従い、クーデターを起こす。彼の没後は、カティにつき従った。
- セルゲイの搭乗機に反応したことから、人革連の出身だと思われる。
- カティ・マネキン
- アロウズの指揮官の一人だったが、メメントモリでクーデター派および人質を殲滅する作戦に憤り、ハーキュリーの没後にアロウズを離脱する。
- アロウズ離脱後は、アッシュなどの残ったクーデター派と合流して新クーデター派の指揮官となる。そして、アロウズの主力を壊滅させて、地球連邦政府の新政権樹立への道を開いた。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
- シュナイゼル・エル・ブリタニア
- 『第2次Z再世篇』でのクーデターの黒幕。セルゲイに対し彼の危険性を警告しようとする。
- シュワルツ
- 『第2次Z再世篇』ではかつて連邦軍の作戦で何度か行動を共にしており、そのため彼のことを知っていた。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「セルゲイ、昔に言ったよな。軍隊とは、国民と国益を守る為、対外勢力の抑止力になるものだと」
「だが、誤った政治力の元で軍は正しく機能はしない。私は正しき軍隊の中で、軍人として生きたいのだよ」 - 2nd第15話、かつての友であるセルゲイにクーデター画策を自分の信念と共に打ち明ける。
- 「軍に入ったのは、親父への当てつけか? あまり親父を恨むな。あれは不幸な出来事だった」
- 2nd第16話より。事情あって母・ホリーを見殺しにせざるを得なかった父・セルゲイを恨むアンドレイを宥めた台詞。
- 確かにハーキュリーの言う通り、後年に起こった悲劇を思うと、ホリーの戦死はスミルノフ父子にとって「不幸な出来事」だったが、当のアンドレイからは「そんな簡単な言葉で片付けないでください!」と反発されていた。
- 「無関係ではない。豊かさを享受し、連邦議会の政策を疑問もなく受け入れた市民達が政治を堕落させたのだ」
「アロウズなどという組織を台頭させたのは市民の愚かさなんだよ。彼らには目覚めてもらわねばならん。たとえ痛みを伴ってもな」 - 無関係の市民を人質に取る手段を非難したセルゲイに対する反論。大半の市民が偽りの平和をおおむね受け入れている現状に対する憤りと言えるが、皮肉にもそのツケを市民達はアロウズによる虐殺行為という形で払わされており、人質となった市民も例外ではなく…。
- 「あり得ん…。こんなことが、こんな取り返しのつかないことが…」
- 2nd第17話より。自身の取った行動が原因で大惨事が起きたことを後悔する。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
- GN-X III(連邦正規軍仕様)
- クーデター事件時に搭乗。
脚注[編集 | ソースを編集]
資料リンク[編集 | ソースを編集]
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