テム=レイの回路

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テム=レイの回路とは、『機動戦士ガンダム』に登場する機械パーツ。

概要

酸素欠乏症に罹ったアムロ・レイの父親テム・レイ(SRW未登場)が持っていた機械パーツ。

テム本人は「これでガンダムの性能が上がる」と言い張りアムロに渡すが、アムロは「こんな旧式」と心の中で叫び、テムと別れた直後に捨てている。

作中では上記の通り捨てられてしまった為に実際に装着された事はない為、一体どのような効果があった回路なのかは不明。

強化パーツ

「こんな旧式」と投げ捨てられてしまったが為にSRWを含むゲームでは、他のパーツには存在しない特殊な効果を持つクセの強い強化パーツとして登場する。

登場作品

スーパーロボット大戦α
機体性能を全体的に下げるが、修理費が10になる強化パーツ。主に自爆イベントで強制退場する機体、EVA初号機暴走時の修理費対策に用いる(が、よりにもよってS2機関取りこみイベントでは装備出来ない)。シナリオ「アムロ再び」を通らないと手に入らないのが欠点。
ガンダムG-3ガンダムガンダム試作1号機ガンダム試作1号機Fbバグの影響で、パーツスロット2つ目以降に装備するとコアファイターに修理費の変化が反映されないため、機体性能は低下するが修理費はそのままという酷い状態になるので注意。
スーパーロボット大戦α外伝
『α』と同じ仕様。どのルートを通っても一つ取得する機会がある。バザーでは定価が10だが、売りに出されているシナリオでは数百倍の値が付くので、使わない場合はその時に売ってしまおう。なお、バグを使うと10で買えるため、また高くなったときに売ってBSを稼ぐ事も可能。
Gファルコンに装備すると、バグの影響でガンダムエアマスターバーストのFM形態に機体性能の低下効果だけが反映されるので注意。
スーパーロボット大戦Operation Extend
「テム・レイ回路」表記。ユニットの防御及びEN消費を悪化させる代わりに攻撃力を引き上げるパーツとなっている。
同作では修理費の概念が存在しないためか、この仕様に。上位版の「テム・レイ回路S」も存在する。
スーパーロボット大戦30
「テム・レイの回路」表記。移動力+2、運動性・照準値+5、マップ兵器及び射程1以外の武器の射程+1と、ハロのダウングレード版ともいえる性能で、これまでとは打って変わって有用な強化パーツとなっている。これはDLC第1弾を適用していると意外な伏線にもなる。

余談

  • 2007年秋にバンプレストがコンビニエンスストアを中心に販売したスピードくじ「一番くじ」のシリーズ商品である『機動戦士ガンダム 脱戦士編』の景品の一つとしてこのテム=レイの回路を再現したUSBハブがある。賞名は「こんなものHUB賞」。所謂、福引のティッシュ一個やラップ一本に当たるハズレ景品である。
    • ちなみに、性能もわざと一昔前の規格であるUSB1.1専用であり、アムロでなくても「こんな旧式」と心の中でつぶやきたくなるこだわりの逸品である。ただし、これは観賞用としても十分な再現なため、捨てるのはもったいない
    • なお、この企画がメーカーに持ち込まれた時「もう、USB1.1のチップそのものがほぼ無いから、メーカーに頼んで特注で作ってもらう必要がある。その分コストが余計にかかる」という旨の忠告をされていたが、ジョークグッズとしての再現度を優先してそのまま発注されたという逸話が残っている。
  • アーケード用デジタルカードゲーム『ガンダムトライエイジ』のオリジナルMS「ガンダムトライゼータ」は、ΖΖガンダムΖガンダムをベースに「ガンダム博士」を名乗るテム・レイが開発した本回路を取り付けた事で誕生している。一年戦争から数年経過しているので酸素欠乏症から回復し、回路自体がより高性能になっているのかもしれない。
  • PSP/PS2用ゲーム『ギレンの野望 アクシズの脅威V』に登場するガンダム(フル装備)は重武装による運動性の低下をテム・レイが開発した特殊パーツによって解消することで作られた機体となっている。ただし、この特殊パーツが例の回路と同一であるかは不明。
  • ゲーム『ガンダム無双』では「制御回路」という名前の装備パーツとして登場。1つ装備しただけではほとんど効果がないが、3つ装備すると機体能力を爆発的に引き上げるものとなっている。
  • カイ・シデンが主役の外伝作品『デイ・アフター・トゥモロー』で、開発当時はテムの最高傑作であり、ハロの内部に組み込まれている事が語られた。

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