ガウは『機動戦士ガンダム』の登場メカ。
概要
ジオン公国軍が建造した大型輸送機。攻撃空母とも。
ムサイ級と同型の核融合炉を2基搭載しており、そこから生み出されるエネルギーによって熱核ジェットを駆動させる事で無限に近い航続距離を誇る。また、モビルスーツを本体に3機、ドップを両翼に4機ずつ搭載可能。大量の爆弾を積載しての高高度からの爆撃やモビルスーツの強襲降下、物資輸送・投下など、様々な任務に対応可能な幅広い汎用性を誇り、ジオンの地上戦を支える要とも言える機体であった。しかし、対空攻撃手段に乏しく耐久性も高くはないため、ドップによる護衛は不可欠なものであった。
劇中ではガルマ・ザビが乗り込んでホワイトベースを攻撃したが、シャア・アズナブルの裏切りによって撃墜されている。その後、ジャブロー攻略戦でも一年戦争最多規模のガウの大部隊がモビルスーツの強襲降下に投入されたが、普段の爆撃とは異なり高度・速度を下げていたため、その多くがジャブローからの対空砲火の餌食となって撃墜されている。
登場作品と操縦者
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 初登場作品。DCの戦力として登場。獲得資金が大きい。ネームドパイロットとしてはガデムが乗る。ガルマは『第3次』で戦死したので乗れず。
- スーパーロボット大戦F
- DCの戦力として登場。弱くて脆い割に、獲得資金は4000と高額。これより何倍も堅いスプリガンが同額、飛行要塞グールは5000しかない事を考えると美味しい相手。
単独作品
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- ガルマの乗機として登場。ガルマ戦死後も兵員輸送や空爆用途で何度か登場する。
装備・機能
- 2連装メガ粒子砲
- 左右翼部に1基ずつ装備。
- 2連装砲
- 機首上部に装備。
- ミサイルランチャー
- 艦載機発進口のカタパルト上部に仮設装備。
- 対空機銃
- 欧州方面軍の機体等に装備。
- 爆弾倉
- 本体下部に装備しており、ここから爆弾を投下する。
移動タイプ
- 空
- 飛行可能。
- LL
対決・名場面
- ガルマ散る
- TV版第10話より。シャアの謀略によって、敵軍であるホワイトベース隊の射線上へとおびき出されて機体の背後から集中砲火を浴びる。
- 友の裏切りを知ってもなおガルマは敵艦ホワイトベースへの特攻を敢行するが、ホワイトベースの主砲で彼諸共ガウは粉砕された。
関連機体
- ガルダ級超大型輸送機
- 連邦軍がガウを参考に作った輸送機。
余談
- 2008年に10月下旬にバンプレストがコンビニエンスストアで販売したスピードくじ「一番くじ」のシリーズ商品である「シャア専用一番くじ機動戦士ガンダム~赤い彗星編~」の景品の一つとして、プラスチック製のガウの中に巻き尺(長さ1m)が仕込まれている「測ったなシャア! メジャー」が存在する。
- 小説版で本級は宇宙空母として登場している。そもそも、小説版は物語が宇宙に限定されているため、キャルホルニアベースも宇宙基地であり、単に一部の設定を宇宙へと移動した形となっている。
商品情報
脚注
- ↑ MS、機動戦士ガンダム公式Web、2022年1月22日閲覧。
資料リンク