ダイターン3
ダイターン3 | |
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外国語表記 | Daitarn 3 |
登場作品 | 無敵鋼人ダイターン3 |
デザイン | 大河原邦男 |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 対メガボーグ専用戦闘ロボット |
全長 |
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全高 | 120 m |
重量 | 800 t |
動力 | パルスイオンエンジン×5基 |
エネルギー | 太陽光エネルギー |
出力 | 約5000~6000万馬力以上 |
最高速度 |
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最高飛行速度 |
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装甲材質 | 特殊鋼Da |
内蔵機体 | マッハアタッカー |
開発者 | 破嵐創造 |
乗員人数 | 1~4名 |
主なパイロット | 破嵐万丈 |
ダイターン3は『無敵鋼人ダイターン3』の登場メカ。同作品の主役ロボットである。
この項目では変形形態である「ダイファイター」「ダイタンク」についても説明する。
概要
破嵐万丈の駆る無敵鋼人。しばしば「3」を略されてダイターンと呼ばれる。
火星基地で試作型メガボーグとして開発されたが、万丈が火星脱出の際に奪取した。動力は太陽光をエネルギーとした「パルスイオンエンジン」、そのエネルギーを使用する必殺技「サンアタック」は数々のメガノイドを葬った。他にも、ダイターンハンマーやダイターンジャべリンなどの武器を使いこなし、格闘戦ではかなりの強さを発揮する。100mを超える巨体ながら、滑らかな動きと軽快な運動性能を持つ。
操縦系はシンプルらしく、劇中では万丈以外にもギャリソン時田を始め、戸田突太までもが操縦している。ダイターン搭乗時には、専用の特殊車両マッハアタッカーを使用して乗り込む。また、四肢の各部にも緊急用の操縦席が存在し、手動回路に切り替える事で複数の搭乗者によるコントロールも可能だが、その場合には各人のチームワークが取れていないと、非常にみっともない事態を招く事になる。
変形機能を持ち合わせ、ダイファイター(戦闘機形態)とダイタンク(重戦車形態)の2形態に変形可能。
時折、拗ねたり酔っ払ったりと人間臭い表情を見せる事が有るが、それが単なるギャグとしての演出表現なのか、本当に意思を持っているのかは不明。なお、口に関しては開けたままになっている事が多く、内部への進入路にもなっている。
ダイファイター
ダイターン3の飛行形態。重力下ではマッハ20、宇宙では亜光速で巡航することが可能。
万丈がペンダントを翳して「ダイターン! カムヒアァァァ!」の一言で、何処でも瞬時に現れる。神出鬼没の万丈に相応しい登場シーンである。
マッハアタッカーを収容するのがこの形態である為、呼ばれた時に登場するのは、ほぼダイファイターである。後部(ダイターン時の股部分)にハッチがあり、ここからマッハアタッカーを格納する。
原作ではほとんどの回に登場しており、ダイタンクより認知度は高い。
ダイタンク
ダイターン3が戦車形態へ変形した姿。
ダイターン3では活躍しにくい地上戦や地中戦で、その性能を発揮する。ダイターンキャノンは脚部を砲身として用いている為、かなりフレキシブルに可動する。なお、原作でも活躍の頻度は少なかった。残念ながら、SRWでもそれは変わらない。
登場作品と操縦者
身長57mを誇るコン・バトラーVの葵豹馬をして「コン・バトラーの倍はある」と驚嘆させ、変形戦艦アイアン・ギアーと掴み合いの戦いを演じる等、その巨体を示すエピソードに事欠かない。あまりの巨大さに、普段は戦艦に牽引されているそうだ[1]。
必殺技サン・アタックの威力にパイロットである万丈の能力の高さ、更には精神コマンド「魂」の存在により、単機最強クラスの破壊力を誇る。それでいて、サン・アタック以外の武器は比較的低燃費で、継戦能力も高い。弱点は、一人乗りなので精神ポイントが不足気味になるところ(万丈自身のSPは豊富)、昨今のシリーズでは「感応」などのサポート系精神の充実や、小隊制による小隊員からのフォローによって幾分改善されている。合体攻撃の相方ザンボット3と共演しているシリーズでは万丈自身の高い能力、魂、2Lサイズ(サイズ差)などの要素が重なって合体攻撃においても最強クラスの破壊力を見せてくれる。またそのような作品の場合、単独武器の演出がザンボットと対になるように描かれていることもある(主に『R』)。
その一方、総合的な戦闘力がズバ抜けているためか、パワーアップイベント等の類は少ない。主に万丈のエースボーナスや機体のフル改造ボーナスで個性付けや補強が為されることが多い。特にフル改造ボーナスがユニーク化した近年の作品においては『運動性+50』というスーパー系(それも2Lサイズの機体)としては異例とも言える個性的なものである場合もあり、この場合ボーナス込みでの運動性は15段階改造で200を越え、サイズによる不利を考慮してもなおそれなりに避けられる機体となり、堅牢かつ身軽という華麗なる活躍を見せる。
総じて、近年では『低燃費・高火力であるうえ、堅牢かつ身軽で、防御も回避も申し分ない』という、完全無欠の快男児・破嵐万丈を体現するような、優秀な機体である。終盤、他の機体のパワーアップによって相対的な強さが下がることはあるが、『息切れして使い物にならない』といった事態に陥ることはまず無い。
また、『F』以降はやや自軍参入が遅い作品が目立つようになった。その一方、Zシリーズではエースボーナスで結構な額の資金を入手できるなど性能的に優遇されているのも参戦を遅くしている要素と言える。該当する作品は少ないが、作品によっては乗り換え可能で万丈以外のパイロットも搭乗可能。また原作再現のイベントでは4人のアシスタントが乗り込み、5人乗りになる時もある。
戦闘デモでは初期の作品からサンアタック発射用のポーズが(原作でのサンレーザーのポーズではあるが)付けられ、サンアタックのトドメ演出でダイターンクラッシュも再現されている。『α外伝』以降はサンアタックの腕回転からのポーズの再現、『第2次α』ではダイターンクラッシュ時に万丈のカットインが追加された。通常武器では『α』からは表情もつくようになり、ザンバーでのオープニング再現や、スナッパーでのアイキャッチ再現、Zシリーズでは通常時にも万丈のカットインが追加された。
最大の短所はダイターン3形態の移動力の無さで、前線で戦闘に参加したい場合はダイファイターに変形させるのが良いが、装甲が下がるうえに武装が弱体化する点は要注意。近年のシリーズでは地形適応が空:Sとなったり、全体攻撃武器を持っていたり、リフター機能がついていたりと扱いは良くなってきている。
ダイタンクは基本的に活躍の場は無いが、射程はダイターン3より長いので「これ以上前に出たく無いが攻撃はしたい」という場面や、援護攻撃に用いるといった具合に、少し捻った使い方に向く。また、敵も全体的に海の適正が高い武器は多くないので、海:Aを活かして水中に逃げ込むといった事も可能だが、ダイタンクの武器の海の地形適応は良くない点には注意。近年のシリーズでは地形適応が陸:Sになるようになった。
旧シリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。宇宙AでユニットのHPも高めなので、宇宙での戦闘能力はスーパー系の中でもトップクラス。特に終盤の熱血サンアタックはゲームで1・2位を争うほどの攻撃力。反面パイロットが加速を覚えず、飛び道具の性能もいまひとつなので切り込み役には不向きではあるが、万丈の基本能力が高い為、武器の中で最も修撃力が低いながらも命中精度の高いダイターンザンバーは雑魚戦では高いダメージを与える事ができるので、結構活躍できる。
- 初登場マップ「うわさの波乱万丈」にて、原作通りダイファイターで飛来、ダイターンへと変形する。…おかげでENを若干消費した状態でスタートすることになる。
- ダイタンクは装甲は厚いが武器がダイターンキャノン1種類しかない。
- コンプリートボックス版ではザンバーの攻撃力が下がってしまったが、武器改造ができるようになったためフォローはできる。また、ダイタンクの武装にミサイルも追加された。ディスク2にはCGモデルによる変形デモを収録。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 今回から、サンアタックで撃墜時にダイターンクラッシュによるとどめ演出が追加された。万丈が魂を持つ為、攻撃力は抜群。ザンボット3とは初共演なのだが、特に絡むことはない。通常武器の性能がイマイチだった『第3次』とは違い、今回はダイターンザンバーやダイターンキャノンもかなりの攻撃力を持つ。
- なおダイファイターとタンクは、マップ上で一度は変形させないとロボット大図鑑に登録されない。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 能力自体は悪くないが、万丈が魂を持たないため総合的な攻撃力は過去作より弱い。加えて、参戦が遅いため、これまでのシリーズとは違ってだいぶ衰えた感は否めない。変形デモが用意されたが、慣れたプレイヤーなら見る前に戦闘が終了してしまう。またそのデモも版権の都合なのか、他作品のような原作アニメからの流用ではなく、ドット絵で制作されたゲームオリジナルのものとなっている。ダイターンと万丈の宇宙適応が共にAなため、珍しく宇宙でも全力を出せるスーパー系である。
- なおデモセレクトで「ダイターン3」を登録するためにはシナリオ15「ウワサの破嵐万丈」でダイターン3出撃イベントを発生させる必要があるが、ここでは万丈が「真打は遅れて登場するものだ」とか言ったりギャリソンが「もう出撃はないものと思ってダイターンのワックスがけを始めた」とか言ったりして、延々と出撃が遅れる。ここまでプレイしてきた者ならば、普通に敵を倒していくとこの茶番の間にあっさり敵を全滅させてシナリオクリア(当然デモセレクトに登録されない)してしまう事になる。登録したければ意図的にターンを浪費する必要がある。
- シナリオ「日輪は我にあり」「悪意のオーラ」ではギャリソンが乗って強制出撃する。サンアタック使用時に「日輪の力を拝借して~」というギャリソンの専用セリフがある。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 火星シナリオ「バイバイ・マルス」で増援として登場し、参入する。今回も攻撃力は折り紙付きだが、SRXや主人公機などのとびぬけすぎた存在に若干押され気味。なお、ダイターンのグラフィックはα外伝で描き直されるが、α版ダイターンのグラフィックはIMPACTにおいて偽ダイターン3として再度日の目を見る事になる。
- ダイファイターは移動時にお世話になる。ダイターンと同じく撃破されてもマッハアタッカーになり脱出可能。
- ダイタンクは宇宙:Cの為、まず使う事はない。サイズがLになる。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 第2話から登場する。グラフィックが描き直され巨大感が増している(上記の通りα版ダイターン3のグラフィックが後に偽ダイターン3として流用されたのはこの点も大きいと思われる[2])。今回はスーパーロボットが優遇されているので最後まで十分主力となるが、他のスーパーロボットと相対的に見ると、武装がパッとせず、切り札の魂ありきでも武器改造効率、距離補正の関係で最終的な攻撃力はいまいち振るわない。ただし継戦能力、耐久力が高く、使えるのは終盤だが援護を生かしやすい。
また、マクロスシティ強襲やイージス計画発動のCGムービーは、登場するロボットの頭身がリアルサイズなので、創通版権の本機は登場できていない。アイアン・ギアーと1対1で戦ったり、捕まえる役となったり、特定のシナリオではギャリソン、レイカ、トッポがサブパイロットになるなど、イベントも豊富。 - ダイファイターはダイターン時よりサンレーザーの燃費が何故か良くなる。またサイズがLになる。
- ダイタンクはその巨体から未来世界でランドシップ扱いされた。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- サイズ差補正のおかげでかなり強力なユニット。特に万丈の優秀な小隊長能力のおかげでメガノイド戦では頼りきりにできる。欠点はダイファイター形態にしか全体攻撃がないこと。
- ダイファイターは3形態の内、唯一全体攻撃が使える。射程1だが移動後使用可で、万丈の撃墜数を稼ぐ際に役立つが射撃武器なので万丈の能力上それほどダメージが出ないことには注意。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- サンアタックに装甲値を下げる能力が付加されたので出番が多い。また、地形適応がSに引き上げられ、相変わらずサイズ差補正や万丈の魂の恩恵もあり単純な攻撃力数値以上の破壊力を出す。ただその他の単体火力はやや低め。追加された全体攻撃のサンアタック乱れ撃ちの燃費が悪いのも難点。雑魚戦での汎用性において存在感が埋没してしまった感があるが、上記からボス戦においては輝きを取り戻す。
- ダイファイターは基本的には『第2次α』と同様。全体攻撃に関してはダイターンにサンアタック乱れ撃ちが付き、敵小隊の全体的な硬さも上がったことでこの形態の価値は下がった。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 今回の基本ポーズは「世のため人のため…」でおなじみの決め台詞のシーンが元ネタ。
- 後半戦からの参戦とあって、その能力は一級品。さらに万丈の能力も文句なしで、ぶっちぎりの破壊力を誇る。ザンボット3との合体攻撃「スペース・コンビネーション」が音声有りの据え置き作品では初登場となる。今作よりカットイン演出がリアルサイズ頭身のものとなった。
- ダイファイターはリフター機能という特殊能力があり、他の小隊員を空に上げる事ができる。
- ダイタンクはダイターン・キャノンがALL属性になる。足を止めての撃ち合いをするなら本形態。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 今回も後半からの参戦。最強武器が封印された機体が多いZEUTH側の主役機の中で、ほぼ完調状態である数少ない機体。ザンボット3との合体攻撃は封印されているものの、今度はザンボットとトライダーG7を交えた合体攻撃が使える。3体揃えなければいけないという意味では使い勝手は劣るが、作中で最高の攻撃力はやはり見逃せない。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 第38話から参戦。一撃の破壊力はトップクラスなのだが、機動力がガンダム勢やコードギアス勢には劣るため、単に大ダメージを与え続けるという用途には向かない。そのため不遇な一面がある。本作で合体攻撃「3・3・7拍子」が追加された。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- グラフィックが描き直されている。第22話で参戦。
- 相方であるザンボット3同様今までのシリーズよりも大幅に武装が削減されている。何とハンマーもジャベリンも無く、変形機能もカットされている。
- 幸い2Lサイズに加えて万丈自体の能力も非常に高い為十分戦闘自体はこなせるものの、移動後攻撃の燃費はあまり良くない為早めのEセーブ習得を心がけるべし。ちなみにカスタムボーナスが据え置きなので、万丈の養成次第ではモビルスーツ顔負けの回避力を発揮してくれる。
- 今回は「試作型のメガボーグ」という設定が拾われ、自意識を持っていることになっている。そのためか、戦闘デモではコミカルな面が見られる。また、同じく太陽のエネルギーを使用する鉄人28号の太陽エネルギーを受けて「成長する」という展開もある。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 万丈、ギャリソン時田、三条レイカ、ビューティフル・タチバナ のうち一人をパイロットにすることができる。火力がインフレする本作だが、本機は装甲が群を抜いて高い為、改造と強化パーツ次第では盾役になる。サン・アタック乱れ撃ちの初出作品であり、消費は厳しいものの高い命中と破壊力を誇り、遠距離戦の切り札となる。
- 本作では、ダイファイターでもかなりの硬さを誇る。
- ダイターン3時ですら頭一つ抜けた装甲だったが、ダイタンク時はさらに跳ね上がる。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
- サン・アタック乱れ撃ちは残っているものの、威力が大幅ダウン。HPもLLサイズの機体だが、たった6000しかなく装甲も心許ない為、従来のような使い方はできない。最終的に抜ける為、改造は不要。
- 本作ではダイターン3時ですら脆いので、ダイファイターはさらに脆い。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
- 終盤、自軍に参入する。サン・アタックによるボス戦が主な仕事だが、万丈が残念ながら必中を習得しないパターンが存在する為、その場合はお蔵行きは免れない事も。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- 1,2部よりやや能力が見直され、サン・アタック乱れ撃ちの威力が上がっているが、HPと装甲はさほど高くないので油断していると簡単に落ちる。シーン2~3は使用不可能。また、万丈が必中を持たないパターンであった場合はギャリソン時田に乗り換えも考慮するといい。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- リメイク前と違い、サンアタック乱れ撃ちがないものの、ダメージ計算式の変更とシールド防御の仕様のおかげで非常に堅牢になった。本機の武器を充分に改造しておかないと熟練度の獲得が絶対に不可能なステージがある。本作のエースの一角だが、ザンボット3との合体攻撃は見送られた(おかげでザンボットの使用率が下がった)。この時のサンプリングボイスは、『A PORTABLE』で日の目を見ることとなる。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 『64』に引き続きザンボット3との合体攻撃が用意された。イベントでアーガマが撃墜されたとき、ナデシコに全部のロボットが搭載されることでエステバリスデッキが凄まじく手狭になり、「そこのでかいの、飛べるなら外飛んでろ!」と言われてしまう。が序盤戦における対ツヴァイザーゲイン戦で撃墜を狙うには欠かせないユニット。本作では装甲が並でHPも突出しておらず、いつものような頑丈さはない。また、単体での攻撃力は乏しい為、ザンボット3と共に運用するのが望ましい。
- 万丈は加速が使えない為、ザンボット3との足並みはダイファイターで揃えたい。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 今回も立場は同じ。声付きなので、ザンボット3との合体攻撃「スペース・コンビネーション・アタック」が声付きとなった。また、万丈のエースボーナスにより、熱血・魂使用時にクリティカルが発生する為、一撃の破壊力では自軍最高峰。しかし、通常武器の火力は意外と平凡で、何よりサイズLLが祟り攻撃を当てるのが至難の技。万丈の必中消費SPも安くないので、命中系パーツを付ける・命中補正の高い武器を使う・変形して地形適正Sを利用する・HPを低くキープして底力の補正を利用するなど、色々と気を遣わなくてはならない。盾持ちスーパー系ということで硬さは申し分無いが、万丈がシールド防御技能をデフォルトで持たないのでこの点も注意。
- ダイタンクは陸Sとなったが、これといって使い道が見当たらない。
- スーパーロボット大戦R
- 序盤から参戦するうえにその能力は一級品。万丈の能力も高く、主力となる。「スペース・コンビネーション・アタック」の攻撃力はファイナルダイナミックスペシャルを凌駕する。
- ダイファイターは移動時に使用される。サイズがLにダウンする。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- ほぼ『F完結編』と同じ強さ。魂持ちなので一撃の破壊力は増した。また今回からザンボット3との合体攻撃「スペース・コンビネーション・アタック」が実装された。スーパー系だと序盤から参戦した後に一旦離脱。序盤から参戦するが故か、能力の割に改造段階上限が低いので、後半戦が辛い。また序盤のボスキラーだが、本格的な改造は後半がベター。
- ダイファイターは自慢の装甲がだいぶ低下していしまうので注意。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2016年1月のイベント「大東京の決戦!」より実装。レアリティSSRのディフェンダー。運動性が低くHP、攻撃力、装甲が高い典型的なスーパー系。基本能力はトップクラスだがアビリティはやや癖があり、クリティカル率上昇などテクニカルなものが揃う。必殺スキル「サン・アタック」は額からビーム→ダイターンクラッシュの2段技。万丈が従来通り魂を覚えるので文字通り一撃必殺の破壊力を持ち、対ボス戦では無類の強さを発揮する。その分と言うべきか雑魚戦は苦手。また、スーパー系ディフェンダーの例に漏れず飛べないうえに足が遅いので、足回りの補強は必須。Ver2.0以降はファイター版と大器タイプのアタッカー版が追加された他、ディフェンダー版がレアリティ覚醒でも入手可能に。
- ファイター版、大器アタッカー版の必殺スキルサンアタック乱れ撃ちはアリーナでの性能が範囲が広く命中補正が高い高性能な必殺技となっており、敵に回すと厄介。
- 2018年6月のイベント「太陽の昇る時」にてΩスキル搭載大器型SSRファイターが追加。
- スーパーロボット大戦V
- 『第3次Z天獄篇』で削除されたダイターンハンマーとスペース・コンビネーションが再び追加された。『天獄篇』同様、変形はなし。
- 今作では加入が早く、スーパー系が少ないため相対的にも有用性が増している。
- スーパーロボット大戦X
- 創界山ルート第16話より加入。『第3次Z天獄篇』で削除されたダイターン・ジャベリンが再び追加された。それぞれ性能が微妙に異なっており、状況に応じた使い分けが出来るので便利。
- 今作では合体攻撃が存在しないことから最大火力が低下したうえ、装甲低下をゼルガードのドグマで代用できるが、比較的序盤から全武装が万全の状態で自軍に加わるので、その時点では最高の攻撃力を持つ。その為、戦力が整うまでのボスキラーとして重宝するだろう。一方、戦力が整ってくると相対的な強さは低下するが、息切れして使い物にならないわけではない。また、万丈のエースボーナスクリア後の資金+30000があるので、普通に出すだけでも優秀。
- シナリオ面では、創界山の虹が光を失った為にアル・ワースの太陽の力が弱くなり咲かなくなったセリーヌの花に、内部に蓄積していた太陽の光を照射して咲かせ、龍神丸復活を手助けした。また、因果の渦に囚われたエクスクロス一行に太陽の光を浴びせ、闇を切り拓く切っ掛けを作った。
関連作品
- シャッフルファイト
- 辺境の小国アイザックの反乱軍メンバーとして第1章から登場するが、戦闘時に振れるダイスの数が3つである為、最初期から居るメンバーの中では最後まで主力として活躍出来る。被弾時や勝利の際には、余裕に満ちた台詞を発する事が多い。
- バトルロボット烈伝
- 隠しユニットとして後半に登場。ゲームシステムの都合か、同じ隠しユニットのザンボットとほぼ似通った性能だが、武器のパワーの高さではこちらが上。
- しかし無改造の状態で仲間に加わる上、本ソフトの初期出荷版には改造にバグが存在する。無改造では移動も攻撃も1回ずつしかできないので、運用には注意が必要となる。中途半端な育成だとAIが全力で敵から逃げ回るという情けない行動パターンになってしまうことも…。
- 古参のスパロボプレイヤーには、この作品でダイターン・キャノンが足の裏から発射されている事を知った人も多いのでは?
- リアルロボットレジメント
- 使用できるロボットの1機で、全機体中No.1のHPを持つ為非常に打たれ強い。
- 武装は豊富なのだが全て単発で硬直が大きいのが特徴で、更に射撃武器は変則的な軌道で飛んだり威力が低かったりする。このため、ダイターンザンバーを積極的に使おう。
- 余談だが、この作品ではプレイヤーが使えるロボの大きさにあまり差が無く、逆に敵が大きい。その為サイコガンダムがダイターン3より2倍ほど大きいという異様な事態になっている。
- スーパーロボットスピリッツ
- 本作でもレジメント同様ほかのメカと同じくらいの大きさになってしまっている(それでも大柄なことに変わりはない)。スピードはやや遅いもののダイターン・キャノンやダイターン・ジャベリン等様々な武装を持つオールラウンダー。ダイターン・ファンで扇子のように扇いだり空中でも地上と同じモーションで走ったりとコミカルな面も。必殺技はサン・アタック→ダイターンクラッシュ。ストーリーではスーパーロボット軍団のリーダー格として活躍する。
装備・機能
ダイターン3は様々な武器が実装されており、特に格闘武器の攻撃力が高い。壁役からトドメまでこなせる、まさにスーパーロボットの鑑といえるユニットである。
武装・必殺武器
武装
- サン・レーザー
- 頭部から発射するレーザー砲。ダイファイターでは機首先端から発射。
- P属性で有射程武器。使いやすい武器だが、威力は低く、陸・空の地形適応が悪い事が多く、さらに燃費も良くない為、可能な限り撃たないようにしたい。
- ダイターン・ミサイル
- 腹部より発射するミサイル。本編では万丈自身が、威力の低い武装である事を証言している。発射位置は股間にも近く、作中で実際にミサイルを発射した際には後でテレビ局から猛烈に怒られた、と後のスタッフインタビューにて語られている。
- ダイファイター、ダイタンクでも使用可能。
- 射程が割と長く主に反撃時に使用される。『Z』ではTRY属性。
- ダイターン・キャノン
- 両足裏に装備されているキャノン砲。ダイタンク時は砲身を伸ばして使用。設置位置のおかげで追い詰められた際に意表をついて使用することも多かった。
- 『Z』ではタンク時はALL属性の武器。
- ロケット砲
- ダイファイター時に機体側面、カバーのついた両腕部からロケット弾を発射。
- ダイターンミサイル同様射程がやや長い。しかし、シリーズによって装備されているかはまちまち。
- 爆雷
- ダイファイター時に使用可能。
- 密着時の戦闘で使用され、地上の敵に対して威力を発揮する。発射箇所はダイターン・ミサイルと同一。小隊制を導入しているシリーズでは貴重なALL属性の武器となっており、周回を重ねて万丈の能力値が上昇している場合は敵小隊への有効なダメージソースと化す。
- ダイターン・ウェッブ
- 両腕の十字のレリーフを投げつける。
- ビッグ・ウェッブ
- 胸部の十字のレリーフを投げつける。ダイターン・ウェッブ名義で使用したこともある。
- ダイターン・スナッパー
- 両腰に装着された、ワイヤーフックを繋ぎあわせた鞭。2段階に伸ばし、敵を拘束することも可能。
- 原作での使用頻度は高く、次回予告でもおなじみだが、SRWでの初登場は初参戦からかなり後の『Z』。鈴置氏が鬼籍に入られて以後の追加であるが、音声自体は収録済みで技名をきっちり叫んでくれる。
- ダイターン・クロスダート
- 両手から放たれる、蜘蛛の巣状の網。SRW未実装。
- ダイターン・ザンバー
- 膝から飛び出す剣であり、柄の部分からの光線が刀身として実体化することで形成される。
- ハンマーやジャベリンよりは攻撃力が低いが、その分命中補正に優れる。射程が1なのが難。斬撃後、太陽を背に決めポーズを取るシーンの演出が入ることが多いが、これはOPの再現。
- 『X』では上記の傾向から逆転し、ハンマーやジャベリンと異なり、射程は1だが攻撃力が最も高い。
- ダイターン・ハンマー
- くるぶしから飛び出す鎖付きの鉄球。
- 命中補正が低いが、移動後に使える武器の中では最も射程が長く、攻撃力やクリティカル補正も高い。命中補正も万丈の能力の高さでカバーできる事がほとんど。
- 『X』では、ジャベリンやザンバーと比べて射程が長いが攻撃力が低い。
- ダイターン・ジャべリン
- 膝から飛び出す延長式の槍。
- 敵に投擲して命中させ連続攻撃を加えた後、太陽を背に渾身の力で刺し貫く。ザンバーとハンマーの中間といった性能で、攻撃力はその2つよりも高い。
- 『X』では、ハンマーやザンバーの中間の射程と攻撃力を持つ。
- ダイターン・ファン
- 膝から飛び出すシールドとなる扇。閉じた状態で打撃に用いることも。原作では敵の攻撃に対して、風を起こして防ぐといった使い方も披露した。
- シールド防御の際に使用。一部作品では斬り払いの際にも用いられる。バランス調整かシールドとしての強度や使用可能回数が低いことが多い。
- 『第2次Z再世篇』では通常武装としても使えるようになった。『第3次Z天獄篇』では開いた状態でブーメランのように投げつける全体攻撃。
必殺技
- サン・アタック
- 額の前立て中央からエネルギーを集中して放つ光弾でメガボーグの装甲を劣化させ、その劣化部分をダイターンクラッシュで打ち抜く。前口上は「日輪の力を借りて今、必殺のサン・アタック!」(原作では前口上なしもある)。本来は太陽下でしか使用できない技だが、ゲーム中では再現されていない。再現されても困るが。SRWではダイターン・クラッシュは代表的なトドメ演出として扱われる。また、装甲を劣化させるという設定から近年では装甲低下の特殊効果が付与されていることも多い。
- サン・アタック乱れ撃ち
- サンアタックを乱れ撃ちする。ただし、ダイターンクラッシュによるフィニッシュは行なわない。
- 小隊制あるいはその派生システムのある作品では『天獄篇』を除いて、全体攻撃として採用されている。単独攻撃として採用されている作品の場合、移動後有射程の代わりやや攻撃力を低くされるなどで単発サン・アタックと区別化されている。
- ダイターン・クラッシュ
- サン・アタックの〆に使われる攻撃で、実際にダメージを発生させているのは主にこちら。アタックで劣化した装甲部分をドロップキックで粉砕する。原作では後半に行くにつれて使用頻度が減っていき、サン・アタック単体でトドメを刺した回もある。
- SRWにおける「トドメ演出」の先駆的存在である。
合体攻撃
- コンビネーション・ブレード
- ザンボット3との合体攻撃。『R』で実装。ダイターンザンバーとザンボットカッターの連続斬り。
- 無敵乱舞
- ザンボット3との合体攻撃。コンビネーション・ブレードからダイターン・ファンとザンボット・バスターを投げつけ、さらにダイターン・ファンとザンボット・バスターで敵を滅多打ちにし、最後は上空にぶっ飛ばす。
- 『V』で実装。威力はスペース・コンビネーションはおろかサン・アタックにも劣るが、燃費はダイターン・ハンマー程度と優秀な部類。
- スペース・コンビネーション(アタック)
- ザンボット3との合体攻撃。『64』から登場。ダイターン3のサン・アタックと、ザンボット3のザンボット・ムーン・アタックの「太陽に照らされる月の光」。サン・アタックの部分にムーン・アタックが直撃し、両者の「コンビネーション・クラッシュ」で敵を打ち抜く。威力はファイナルダイナミックスペシャルに匹敵する。
- 3・3・7拍子
- ザンボット3とトライダーG7との合体攻撃。互いの共通武器を3・3・7拍子で繰り出す(槍→手裏剣→剣→戦闘機攻撃→戦車攻撃→戦闘機攻撃→銃→脚撃→拳)。八撃目ではマッハパトロールで攻撃、九~十一撃目でダイターン・ファンを両手に囃し立てているのが笑いを誘う。
- 無敵コンビネーション
- ザンボット3とトライダーG7との無敵合体攻撃。スペース・コンビネーションと入れ替わる形で『第2次Z』で実現。万丈の前口上から始まり、サンアタック・ムーンアタック・トライダーバードアタックの順番で各無敵ロボの必殺技が横一列順番で炸裂し、太陽・月の大穴と十文字に引き裂く。
特殊能力
- 剣装備、盾装備
- 切り払い、シールド防御を発動。
- 変形
- ダイファイター、ダイタンクへと変形可能。
- 分離
- マッハアタッカーに分離可能。『α』(『DC』)、『α外伝』のみ実装。分離以外の出現には、ダイターン3を撃墜させる必要があるので要注意。
- リフター機能
- ダイファイター。自分と小隊を組んでいる空適応のないユニットを飛行させることができる。『Z』でのみ実装。
移動タイプ
サイズ
- 2L(LL)
- L
- シリーズによってはダイファイター・ダイタンクはサイズが異なる。
カスタムボーナス
- 「攻撃後に変形可能」
- 『A PORTABLE』。ダイファイターで移動し、ダイターンで攻撃できる、願っても無い能力。
- 「運動性+50」
- 『Zシリーズ』以降。巨大なスーパーロボットに付くと考えると一見ネタ能力だが、万丈の能力の高さのためにザコ攻撃はほとんど当たらないという笑えない強さになりかねない(実際につくと運動性は185。『V』では5段階で170、10段階で190に達し、同じ改造段階で比較するとなんとこの時点で自軍トップ)。原作中ではコミカルな場面も含めて様々な動きを披露していたので、ある意味ダイターン3に合ったボーナスと言えなくもない。
- 事実、『X』パーフェクトバイブルの巻末インタビューにおいて、寺田Pが「原作の俊敏な動きをイメージしたもの」と答えている。
機体BGM
- 「カムヒア!ダイターン3」
- オープニング主題歌。
関連機体
- 量産型ダイファイター
- ダイファイターの簡易量産型。変形機構はオミットされている。
- 量産型ダイタンク
- ダイタンクの簡易量産型。変形機構はオミットされている。
- マサアロケット
- 万丈が火星を脱出する際、この機体にダイターンを搭載した。最終決戦でも同様の使い方をしている。
- 偽ダイターン3
- コマンダー・トーレスが作った偽物。元々がおもちゃなので、本物の半分以下というサイズ。
SRWでの関連機体
- ザンボット3
- 無敵シリーズ繋がりや太陽と月という対称性から揃って扱われることも多く、一部シリーズでは合体攻撃もある。ちなみに戦闘グラでは同じサイズだが実際は2倍の身長差がある。
- グルンガスト
- 旧シリーズでは3段変形ロボットとしてダイターン3の機体コンセプトを参考にしている。
余談
- 『新スーパーロボット大戦』には参戦していないが、ロボット大図鑑のトライダーG7の項目に、伏字入りで引き合いに出されている。
脚注
商品情報
当時発売されたクローバー製の「DXダイターン3」は完全変形可能で、クローバー商品でも傑作品であった。現在ではダイターン3のプラモデルのほか、バンダイの「超合金魂シリーズ」でも(やはり完全変形可能である)発売されている。