サイクロプス
サイクロプス（Cyclops）
『機動戦士ガンダムSEED』に登場する大型マイクロ波発生装置。
一定範囲内の対象物を過熱させ最終的に大規模な爆発を発生させる大量破壊兵器である。簡単に意訳するなら「巨大な電子レンジ」で、範囲内の生物は体内の水分が蒸発し内部から爆発するように破裂してしまう。
装置は上向きにパラポラアンテナが数十基並んでいる。このパラボラアンテナを「一つ目」に例える事で、「サイクロプス」と命名される事になった。この装置を使う際には対象物質が極端に接近しないと効果がない、つまり戦略兵器として使う場合には装置に敵を引き付けなければ戦略的な効果がなく、連合軍は囮となるものをサイクロプス付近に設置する事で、その効果を最大限にまで高めている
本来の用途は月面の氷塊などを溶解するための装置なのだが、『ガンダムSEED』本編開始前のグリマルディ戦役において地球連合軍は自爆装置の代用として初使用。ザフト・連合双方に甚大な被害を及ぼし、戦略兵器としての有用性が確認され、軍用兵器として転用される事になった。ちなみにこの戦線は情報操作により連合が勝利したことになっている。
そして、『ガンダムSEED』中盤において連合最大の橋頭堡であるアラスカ基地「JOSHA」にザフトの大侵攻が行われた際に使用された。連合軍は事前にザフト侵攻の情報を察知しており、切り捨てるのを前提とした囮部隊(クルーゼ曰く「ユーラシア連邦とアークエンジェル」)をサイクロプス付近に設置する事で、JOSHAが連合軍の最大拠点であると見せかけ、サイクロプスを発動させている。この結果、基地に侵攻していた大多数のザフトは甚大な被害を被り、また捨て駒にされてしまった連合兵達の殆ども、事実を知らぬまま、命を落とす事になった。これも情報操作により連合が使用したことは伏せられた。なお、ザフトの大侵攻があることを教えたのはラウ・ル・クルーゼであり、サイクロプスの設置を命令したのは、ムルタ・アズラエルとウィリアム・サザーランドの二人である。
登場作品
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 原作通りにアラスカで発動。αナンバーズを逃がすため岡防衛長官が死亡している。
- スーパーロボット大戦J
- 本作でもアラスカで発動。特務分艦隊を巻き添えを図る。
- スーパーロボット大戦W
- 本作でもまたアラスカで発動。事前にキラ・ヤマトにレナード・テスタロッサが情報をリークした。
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