クロスボーン・ガンダムX2

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XM-X2(F97) クロスボーン・ガンダムX2(Cross Bone Gundam X2)

サナリィが開発した宇宙海賊クロスボーン・バンガードの所有する試作型モビルスーツ

クロスボーン・ガンダムの2号機である。頭部の形状やカラーリング、主兵装としてショット・ランサーやバスターランチャーを装備していることが1号機と異なるが、それ以外は同一である。

パイロットはクロスボーン・バンガードのもう一人のエース、ザビーネ・シャル。1号機共々、クロスボーン・バンガードの主戦力として運用されていたが、後に木星帝国にパイロットごと離反する。その後、木星帝国に捕まったトビア・アロナクスを処刑するためにローズマリー・ラズベリーが乗り込んだが、逆にトビアが本機を奪取。ガンダム本体は敵の目を逸らすための囮とするために放棄され、トビアはX2のコア・ファイターで脱出した。放棄された本体は木星軍に回収された後、クロスボーン・ガンダムX2改に改造されている。また、地球圏での戦闘ではベラ・ロナがこのコア・ファイターに搭乗し、キンケドゥの援護に向かっている。

なお、本機のデータは後に木星軍が開発したモビルスーツ群に活かされており、アマクサやコルニグスが開発されることになる。

登場作品と操縦者

αシリーズ

第2次スーパーロボット大戦α
最初は味方だが、ザビーネが寝返るので敵になる。
しかし、アラドルートでは無条件で、ゼンガー及びアイビスルートでは隠し要素の条件次第で機体のみ再入手可能。手さえ加えれば最後まで使用可能。X3入手までのトビアを乗せておくのも良いが、最強武器は射撃武装のバスターランチャーなので、ハリソンにF91から移ってもらうのもあり。また、アンナマリーやドレルを乗せても良い。マントは換装パーツとなっており、X2の場合は必殺技の追加がない。X1とは逆にマントを装備するとビームザンバーの射程が1になるが、ザンバスターが移動後使用可になるので、移動後攻撃の射程を取るか攻撃力を取るかはお好みで。ヒートダガーなど下位武装の射程に変化は無い。全体攻撃を持つため、雑魚を片付けるのに向いている。
なお、本作では3機のクロスボーン・ガンダムはアナハイムが製作したことになっている。またX2を再入手してもザビーネは同一機であるはずのX2改で登場するが、この辺りの事情は特に言及されない。

装備・機能

武装・必殺武器

武装

バルカン砲
頭部に2門内蔵。
シザー・アンカー
前部スカートが変形することで使用可能になる装備。本体とチェーンで繋がっている。敵機を捕獲したりするときに使うほか、投げた武器をこれで掴んで攻撃するといった使い方もされている。
ヒートダガー
脚部内に収納され、脚部スラスターの余剰熱で瞬時に加熱する。脛から取り出し手に持つことも可能だが、足の裏から刃だけを出した状態で蹴りつけたり、ダガーそのものを足の裏から射出する使い方も多い。
ビームサーベル
両肩に装備された武器。装備状態のまま、ビームバルカンおよびビームガンとして使うこともできる。
ビームバルカン
両肩にマウントされた状態のビームサーベルから発射される。また、ビームガンとして撃ち分けが可能。バルカン砲と一斉射して使われる事が多い。
SRW未実装。
ビームザンバー
左腰にマウントされる粒子加速式のビームサーベル。敵のビームシールドごと切り裂く威力を持つ。名前の由来は「斬馬刀」から。
バスターガン
右腰にマウントされるビームピストル。威力はあまり高くない。
ショットランサー
旧クロスボーン・バンガードのMSで採用されていた武装。元々のパイロットがこの武装の扱いに長けるザビーネなためか、本機にも装備されている。
なお、ゲーム作品ではランサーを射出している事が多いが、実は原作においてX2がランサーを射出した事はない。
バスターランチャー
詳細は不明。形状がガンダムF90のミッションパックの1つである「Lタイプ」に装備されていたロングレンジライフルと同じである。
ブランド・マーカー
先端にビームを収束させた武器。ビームシールドとしても使用可能。ビーム発生基部の取り外しが可能で、外してもしばらくは内蔵バッテリーでビームを展開できる。
SRWでは弾数制で3発。全体攻撃。
ビームシールド

合体武器

ザンバスター
ビームザンバーとバスターガンを結合させたビームライフル。先込め単発式のグレネードランチャーとしての機能もあり、小型核弾頭を含む各種弾頭の発射も可能。

特殊能力

剣装備、盾装備
切り払いシールド防御を発動。
ビームコート
射撃ビームを軽減させる。
ABCマント
名称は「アンチ・ビーム・コーティング・マント」の略。蒸発することでエネルギーを打ち消す、言わば対ビーム用のリアクティブアーマーである。通常のビーム砲なら平均5発、ヴェスバーも1発だけなら何とか防げる。原作ではゾンド・ゲーバタラも装備できるが、スラスターが干渉するため防御範囲に制限がある。作者の作画の負担を減らすためのアイデアでもある。
なお、近年のフィギュアやゲームではマントからX字のスラスターが突きだしているが、クロスボーン・ガンダムはスラスターを折りたためるためにABCマントを全身に装備出来るという設定なので、これは設定を無視した見栄え優先の演出である(実際にやると作画の負担も増える)。
換装
インターミッションで通常状態とABCマント状態へと変更できる。
…とは言うが、なんでマント一枚を戦闘中に脱ぐ事ができないのかというのは疑問である。コスト的な問題なのだろうか?

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M

機体BGM

「クロスボーン・ガンダム」

関連機体

クロスボーン・ガンダムX2改
クロスボーン・ガンダムX1
クロスボーン・ガンダムX3
ガンダムF91
ガンダムF90
アマクサ
スカルハートに登場する木星帝国の試作型モビルスーツ。鹵獲したX2を元にクロスボーンガンダムを再現するために開発されたが、木星帝国の技術では完全に再現しきれず、全長18 mと当時の機体サイズとしては大型になってしまっている。しかし、大型化したとはいえ、クロスボーンガンダム以上のスペックを誇る。頭部の外見こそガンダムだが、モノアイの上からツインアイ風のゴーグルを被せた形となっている。性能の高さからある人物の戦闘データを組み込んだバイオ脳を搭載した無人機として使用された。鋼鉄の7人では量産タイプの有人機が登場している。名前の元ネタは言うまでもなく天草四郎時貞。SRW未登場。

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