シド

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シド(Sid)

戦闘用技術データベースEXA-DBを防衛する超巨大モビルスーツ。甲殻類や節足動物を思わせる異様な外観が特徴的。初出は外伝漫画作品『追憶のシド』であり、アニメ本編には三世代編からの登場となる。

追憶のシドでの動向

シドは「銀の杯条約」以前の技術の粋を集めて造られており、高い機体性能は勿論のこと、後世の脅威に対抗するために「自己再生」「自己進化」機能までも有している。

シドには制御プログラムとして、EXA-DBの開発者であるエドル・イナーシュの人格データがインプットされており、EXA-DBの警備に当たっていたのだが、フェザール・イゼルカントがデータをハッキングした事により、人格データを封印されてしまう。その結果、シドは自らのデータをハッキングした犯人を捜すため、EXA-DBに近付く者を全て攻撃する怪物へと成り果ててしまった。

A.G.151、シドは当時特務隊隊長だったアセム・アスノのガンダムAGE-2と交戦してこれを撃破するも、ウィービック・ランブロの自爆により破壊された。

三世代編での動向

ところが、A.G.164時にはシドは既に修復済みの状態となっていた。その上、電磁ステルス「見えざる傘」を搭載しており、機動性は最新鋭機ガンダムレギルスと同等レベルという、まさに「本物の怪物」になっている。実際、ガンダムレギルスの力を掴むためにやって来たゼハートおよびEXA-DBを破壊しに来たガンダムAGE-2ダークハウンドを駆るアセムとの戦闘において、両名を圧倒している。

だが、「見えざる傘」を使おうとした直前、ダークハウンドのアンカーショットを脚部に引っ掛けられ、それを目印にレギルスのビットを撃ち込まれ(一瞬シドを見失い、気付くまでに13秒かかった)、最後にはビームサーベルを背部に突き立てられ撃破された。その直後、バロノークの砲撃を受けてEXA-DBが存在する小惑星は破壊されたが、シドを管制するデータバンク本体は残っており、小型の修復作業ユニットによって修理が行われた。

修理されたシドは最終的にセカンドムーン宙域に出現し、ゼラ・ギンスが乗るヴェイガンギアと合体して「ヴェイガンギア・シド」になっている。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
初登場作品。インダストリアル7にて遭遇する事になる。戦える機会は、第38話「たったひとつの望み」の1回だけである。
本作では『UC』『00』が参戦しているため「モビルアーマー」として扱われている原作ではモビルアーマーの概念が存在しないため、本機もモビルスーツとして扱われている)。
また、本作ではEXA-DBにアクセスできる端末がラプラスの箱の中にある『もうひとつの箱』として存在する事から、シドはラプラスの箱の番人としても行動している。しかし、ネオ・ジオングのファンネル・ビットによって、袖付きの制御下に置かれ、BXヴェイガンを攻撃。最後はゼハートガンダムレギルスによって倒される。その後、ヴェイガン及び木連との決戦で現れ、その後は原作と同じ運命をたどる。

装備・機能

武装・必殺武器

フェザーミサイル
羽からミサイルを射出する。
ビームライフル
両脇の羽の先端に装備されている。屈曲機能を備えており、敵の追尾や鞭として使う事もできる。
シド・スレイブ
体内に搭載されている小型のシドで攻撃の他、修復ユニットとしても扱われている。SRW未実装。
見えざる傘
ステルス機能。本来はモビルスーツには搭載できないのだが、シド並のサイズならば搭載が可能。

特殊能力

電磁シールド、見えざる傘、HP回復L2、EN・MP回復L2、スペック低下無効

移動タイプ

宇宙

サイズ

L

パイロットステータス設定の傾向

特殊スキル

BX
底力L8、援護攻撃L3、全体攻撃L3

機体BGM

「ガンダムAGE-3~覚醒」
『BX』にて採用。

関連機体

ヴェイガンギア・シド
ヴェイガンギアと合体して変貌した機体。
デビルガンダム
「自己修復」「自己進化」「自己増殖」等の点が共通しており、しばしば例えられる事もある。

余談

資料リンク