「ズール皇帝」の版間の差分

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== ズール皇帝(Emperor Zure) ==
+
{{Otheruseslist|『[[六神合体ゴッドマーズ]]』の登場人物である'''ズール'''|『[[蒼き流星SPTレイズナー]]』の登場人物|ズール (レイズナー)}}
*[[登場作品]][[六神合体ゴッドマーズ]]
+
{{登場人物概要
*[[声優]]:納谷悟朗
+
| タイトル = ズール
*種族:ギシン星人?(悪の思念体)
+
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|六神合体ゴッドマーズ}}
*性別:男
+
| 声優 = {{声優|納谷悟朗|SRW=Y}}
*役職:皇帝
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦64}}
*所属:[[ギシン帝国]]
+
| SRWでの分類 = [[機体]]<br/>[[パイロット]]
 +
}}
  
ギシン星の皇帝。全宇宙の征服を企んでいる独裁者。養子にした[[明神タケル|マーズ]][[地球]]破壊の先兵として送り込むなど、目的の為には手段を選ばない冷酷非情で極悪な性格。自分の意思に逆らう者は絶対に許さず、即刻抹殺を命ずる。 強力な[[超能力]]の使い手でもある。その能力は実体ある分身体を作り、死者を操るなど物語でも深く関わる。
+
{{登場人物概要
 +
| タイトル = プロフィール
 +
| 種族 = 悪の思念体
 +
| 性別 = 男
 +
| 所属 = [[ギシン帝国]]
 +
| 称号 = 皇帝
 +
| 嫌いな物 = [[]]
 +
}}
 +
'''ズール皇帝'''は『[[六神合体ゴッドマーズ]]』の登場人物。
  
ギシン星で[[ゴッドマーズ]]及びタケルと戦い、圧倒的な力を行使する。しかし、タケルの捨て身の攻撃ともいえるゴッドマーズの[[反陽子爆弾]]で一度は倒された。
+
== 概要 ==
 +
[[ギシン帝国]]の皇帝。全[[宇宙]]の征服を企んでいる独裁者。
  
だが、ズールは様々な星々の悪の思念体ともいえる存在で、倒したのはズールの一部でしかなかった。マルメオ星の支配者ギロンを悪夢で操り、マルメオ星のプラスとマイナスの超能力者を同士討ちさせ滅亡へと企てる。そして、ズールの思念に支配されたギロンを倒し、地球へと帰還するタケルの目の前に出現。タケルにデビルリングを嵌めて超能力を使うごとに寿命を縮めるという策略で追い詰める。
+
養子にしたマーズを[[地球]]破壊の先兵として送り込むなど、目的の為には手段を選ばない冷酷非情で極悪な[[性格]]で、「[[愛]]」を何よりも嫌い、否定する。自分の意思に逆らう者は絶対に許さず、即刻抹殺を命ずるなど、ギシン帝国全体を恐怖で支配しており、側近たちはおろかギシン帝国軍末端の兵士たちにまで、ズールへの恐怖心が植え付けられている。
  
自分は死者の国で自身の6人の集合体メタール、ボーデ、スナッパー、ナッカー、キッカ、ニードらを使役してタケルを徹底的に追い詰める。ズールは死者の魂を操り、無限の絶対能力でゴッドマーズとタケルを追い詰めるが、マーグと死者の魂がゴッドマーズにズールをも凌駕する力を与えて倒される。だが、それでもズールは倒されずに地球に出現。タケルと対決し、再び追い詰めるが、今度は自ら嫌う「愛」の力が結集した地球人たちの祈りを受けたゴッドマーズとタケルの極限のパワーで完全消滅した。だが、自身は星々の悪の思念体であり、本当に消滅したかは永遠の謎である。
+
強力な[[超能力]]の使い手でもある。その能力は実体ある[[偽物|分身体]]を作り、死者を操るなど物語でも深く関わる。
  
なお、その名前は「ずるい」に由来する。やっていることやSRWでの能力値はずるいどころの話ではないが。
+
ギシン星で[[ゴッドマーズ]]及びマーズこと[[明神タケル]]と戦い、圧倒的な力を行使する。しかし、タケルの捨て身の攻撃ともいえるゴッドマーズの[[反陽子爆弾]]で一度は倒された。
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 +
だが、ズールは様々な星々の悪の思念体ともいえる存在で、倒したのはズールの一部でしかなかった。マルメロ星の支配者ギロンを悪夢で操り、マルメロ星のプラスとマイナスの超能力者を同士討ちさせ滅亡へと企てる。そして、ズールの思念に支配されたギロンを倒し、地球へと帰還するタケルの目の前に出現。タケルにデビルリングを嵌めて超能力を使うごとに寿命を縮めるという策略で追い詰める。
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 +
自分は死者の国で自身の六人の集合体メタール、ボーデ、スナッパー、ナッカー、キッカ、ニードら(以上の六名は「[[ゲシュタルト]]」と呼ばれる)を使役してタケルを徹底的に追い詰める。ズールは死者の[[魂]]を操り、無限の絶対能力でゴッドマーズとタケルを追い詰めるが、[[マーグ]]と死者の魂がゴッドマーズにズールをも凌駕する力を与えて倒される。
 +
 
 +
だが、それでもズールは倒されずに地球に出現。タケルと対決し、再び追い詰めるが、今度は自ら嫌う「[[愛]]」の力が結集した地球人たちの祈りを受けたゴッドマーズとタケルの極限のパワーで完全消滅した。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 +
パイロットはズール本人。いずれの作品でも桁違いに能力値が高く、[[ドン・ザウサー]]にも匹敵する。また、どの作品においても大物扱いされており、当然ながら主人公達からは存分に嫌悪されている。愛や友情がメインテーマとなる作品であれば、[[桂木桂|貶される]][[キリコ・キュービィー|どころか]][[ゲイナー・サンガ|哀れまれること]]すらある。
  
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
パイロットはズール本人。いずれの作品でも桁違いに能力値が高く、[[ドン・ザウサー]]にも匹敵する。
+
Zシリーズでは一貫してユニット名義が「皇帝ズール」、パイロット名義が「ズール」になっている。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
+
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
:音声収録。声優界の重鎮・納谷悟朗氏のスパロボ初参加作品でもある。本体はただですら高い能力値に加え高レベルの超能力に[[極]]、[[2回行動]]を所持しているので出来れば一気に倒してしまいたいところである。なお、偽者と本物とでは技の演出が若干異なり、本物のみリアルカットインが挿入されている。本作では序盤は原作どおり地球を破壊しようとするが、途中で地球の特異性が惜しくなり、地球の支配に方針転換、[[Dr.ヘル一派]]と手を組んだりするようになる。D以上に、次元を超えて集結している版権作品の奥の奥まで知り尽くしているような口調が特徴。タケルの起動した反陽子爆弾により敗北するが、直後に再び現れる事を予告して消滅する。
+
:シリーズ初の音声収録。担当声優の納谷悟朗氏も本作でシリーズ初参加となるが、後述の逝去によりこれが唯一の収録キャラとなった。原作どおり[[地球]]を破壊しようとするが、途中で地球の特異性が惜しくなり、地球の支配に方針転換、[[Dr.ヘル一派]]と手を組んだりするようになる。『D』以上に、次元を超えて集結している版権作品の奥の奥まで知り尽くしているような口調が特徴。[[明神タケル|タケル]]の起動した[[反陽子爆弾]]により敗北するが、直後に再び現れる事を予告して消滅した。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
+
:本体はただですら高い能力値に加え高レベルの超能力に[[極]]、[[2回行動]]を所持しているので出来れば一気に倒してしまいたいところである。なお、[[偽物]]と本物とでは技の演出が若干異なり、本物のみ[[カットイン|リアルカットイン]]が挿入されている。
:予告通り復活。[[64]]以来の共演となった同じ暗黒の力の使い手であるムゲと手を組み、ゲシュタルトに分かれて暗躍。終盤で完全復活を果たすも愛を受けて輝いた[[ゴッドマーズ]]の一撃をもって消滅した。彼もまた、[[黒の英知]]に触れた者の一人である。
+
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
 +
:予告通り復活。『[[スーパーロボット大戦64|64]]』以来の共演となった同じ暗黒の力の使い手である[[ムゲ・ゾルバドス|ムゲ]]と手を組み、[[ゲシュタルト]]に分かれて暗躍。終盤で完全復活を果たすも[[愛]]を受けて輝いた[[ゴッドマーズ]]の一撃をもって消滅した。彼もまた、[[黒の英知]]に触れた者の一人である。担当声優の納谷氏が本作発売後に逝去した為、以降の作品の音声はライブラリ出演となった。
 +
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 +
:名前のみの登場。同様に[[黒の英知]]に触れた者の一人である[[宇宙魔王]]と、かつて同志であったとされている[[ハーデス神]]が登場する。
 +
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}}
 +
:またしても復活を遂げ、[[暗黒の軍団]]を率いる。宇宙魔王・ハーデス神と共に版権作品最後の大ボスとして立ちふさがる。彼も歪んだ[[真化]]を遂げた高次元生命体の一人だという事が判明した。『第2次Z』で所持していた特殊スキル「[[極]]」を失ったが、その代わり「[[プレッシャー]]」を取得。[[ガード]]と併せて本作でも5本の指に入る硬さを誇る。
 +
:最後は最も嫌う「愛」に敗北したことを認められないまま完全に消滅した。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦D]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦D}}
:[[64]]に近い立位置。今回は[[ギシン星間帝国]]で、[[ベガ星連合軍]]に加え[[ザール星間帝国|ザール星人]]も従えている。本編中では度々[[偽物]]と交戦することになり、本物とは終盤でギシン星ルートを選んだ場合に限り戦闘可能。本物はユニットとしては、最大[[射程]]9かつHP15万で[[HP回復]]を持ち、一度倒しても復活する。ただし、条件を満たせば、復活を防ぐことができる。パイロットとしても、[[底力]]、[[超能力]]レベル9を誇る(偽物は8止まり)。[[命中]]・[[回避]]に限ればラスボスよりずっと強い。[[戦闘前会話]]も多く、ボスにふさわしい。[[地球]]を破壊しようとしたのは、[[ペルフェクティオ]]の侵入を防ぐためであった。[[ゲペルニッチ]]と同じく強いボスキャラ。
+
:『64』に近い立ち位置。今回は[[ギシン帝国|ギシン星間帝国]]で、[[ベガ星連合軍]]に加え[[ザール星間帝国|ザール星人]]も従えている。本編中では度々[[偽物]]と交戦することになり、本物とは終盤でギシン星ルートを選んだ場合に限り戦闘可能。
 +
:本物はユニットとしては、最大[[射程]]9かつHP15万で[[HP回復]]を持ち、一度倒しても復活する。ただし、条件を満たせば、復活を防ぐことができる。パイロットとしても、[[底力]]、[[超能力]]レベル9を誇る(偽物は8止まり)。[[命中]]・[[回避]]に限ればラスボスよりずっと強い。[[戦闘前会話]]も多く、ボスにふさわしい。更に[[FIRE BOMBER]]が離脱中で[[歌]]による強化が望めない点も難易度を上げている。[[地球]]を破壊しようとしたのは、[[ペルフェクティオ]]の侵入を防ぐためであった。[[ゲペルニッチ]]と同じく強いボスキャラ。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦64]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦64}}
:[[ベガ星連合軍]]や[[キャンベル星人]]も従える銀河帝国の皇帝。なのはいいが、彼のインパクトは原作より薄れていて地球に唐突に現れては倒されてしまうなど、扱いが悪い。ただし本人は強く、3回復活するなど手ごわい。五飛を洗脳して「'''ズール皇帝こそが正義だ!'''」と言わせたのには度肝を抜かれるが…。<br />[[64]]を担当したシナリオライターの鏡俊也氏も思うところがあるのか、[[D]]ではズール編を加えるなどアレンジが加えられている。
+
:初登場作品。[[ベガ星連合軍]]や[[キャンベル星人]]も従える銀河帝国の皇帝。だが、彼のインパクトは原作より薄れていて'''[[地球]]に唐突に現れては倒されてしまう'''など、扱いが悪い。ただしユニット性能自体は強く、3回復活するなど手ごわい。[[張五飛|五飛]]を洗脳して'''「ズール皇帝こそが正義だ!」'''と言わせたのには度肝を抜かれるが…。シナリオを担当した鏡俊也氏も思うところがあるのか、『D』ではズール編を加えるなどアレンジが加えられている。
 +
:一方[[グラドスの刻印]]への破壊指示をする際に銀河帝国の皇帝にしてはかなりマヌケな発言をしてしまっているなど、お茶目な描写もある。
 +
:本作では本物も偽物も同じ能力。まずは[[ワール大型宇宙船]]に搭乗しており、撃破すると生身で登場。本物は更にもう一度復活する。[[明神タケル|タケル]]で倒すと復活直後にイベントが発生して自動的に倒されるが、イベントを起こさずに自力で倒せば強化パーツをもう一度獲得できる。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
本物と[[偽物]]では当然本物の方がユニット・パイロット共に[[能力]]値が高く、特にHPには大きな差がある。だが[[偽物]]の能力も高水準なのには変わりなく、決して侮れるものではない。
 
本物と[[偽物]]では当然本物の方がユニット・パイロット共に[[能力]]値が高く、特にHPには大きな差がある。だが[[偽物]]の能力も高水準なのには変わりなく、決して侮れるものではない。
  
=== 武装・[[必殺武器]] ===
+
=== 武装・[[必殺武器|必殺技]] ===
 
;拡散ビーム
 
;拡散ビーム
:[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]では広範囲[[マップ兵器]]。偽者は3マス、本物は5マス。
+
:『D』では掌から拡散する多数の光線を発射。「[[Zシリーズ]]」では広範囲[[マップ兵器]]。[[偽物]]は3マス、本物は5マス。演出も若干違い、偽物の光線は8本、本物は12本。
 
;死の光
 
;死の光
:マップ兵器。
+
:『第2次Z再世篇』以降で使用するマップ兵器。ズール皇帝を中心に黒い稲妻を放つ。
 
;電撃
 
;電撃
:
+
:天変地異を起こし、雷を落とす。
 +
:『D』では掌から放つシンプルな電撃光線で、命中低下の[[特殊効果]]を持つ。
 +
:『第2次Z』では偽物と本物で演出が違い、本物は手から電撃を発生させ相手に直撃させる。
 +
;格闘
 +
:『64』でのみ使用。原作では両手を組んで上から殴りつけたり、ゴッドマーズの首を絞めながら軽々と持ち上げたりと肉体派な戦い方もしていた。
 
;怪光線
 
;怪光線
:
+
:『64』『D』でのみ使用。両目から光線を発射。
 
;ビーム
 
;ビーム
:
+
:『64』『D』でのみ使用。掌から強力な光線を放つ。Zシリーズのエネルギー衝撃波に相当する必殺技だった。
 
;エネルギー衝撃波
 
;エネルギー衝撃波
:
+
:「Zシリーズ」でのみ使用。全身から放射される衝撃波で相手の動きを止め、両手からビームを放つ。偽物と本物で演出が違い、本物はリアルカットイン付き。
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
;[[HP回復]](小)
+
;[[HP回復]](小)
 
:
 
:
;[[EN回復]](中・大)
+
;[[EN回復]](中・大)
 
:
 
:
 
;[[オールキャンセラー]]
 
;[[オールキャンセラー]]
:
+
:あらゆる[[特殊効果]]を無力化。
  
 
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
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=== [[サイズ]] ===
 
=== [[サイズ]] ===
;L
+
;L~2L
 
:
 
:
  
== パイロットステータス設定の傾向 ==
+
== パイロットステータス ==
  
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
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=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
;[[直感]]、[[てかげん]]、[[鉄壁]]、[[かく乱]]、[[魂]]、[[覚醒]]
+
;[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]
:
+
:'''[[直感]]、[[てかげん]]、[[鉄壁]]、[[かく乱]]、[[魂]]、[[覚醒]]'''
 +
:流石に純粋悪の大ボスなだけあって、攻守共に非の打ち所がない強力なラインナップ。
  
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
;[[超能力|超能力L9]][[底力|底力L9]]、[[カウンター|カウンターL7]]、[[援護攻撃]]、[[指揮官|指揮]]、[[]]、[[2回行動]]
+
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]
:第2次Zでは極と2回行動を取得。どれをとっても厄介な技能である。
+
:'''[[超能力]]L9、[[極]]、[[戦意高揚]]、[[カウンター]]L7、[[ガード]]、[[2回行動]]'''
 +
:[[ロージェノム|螺旋王]]や[[ムーンWILL|月のWILL]]に続いて、極+2回行動を携えて来る大ボスの一人。彼等と同様[[底力]]こそないが、カウンター+エネルギー衝撃波(能力半減)のコンボに加えて、非常に高い[[パイロット]][[レベル]]と超能力により2L[[サイズ]]にあるまじき[[回避#回避(能力)|回避率]]まで叩き出し、底力持ちとは一味違ったしぶとさで苦しめて来る。
 +
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]
 +
:'''[[超能力]]L9、[[極]]、[[戦意高揚]]、[[カウンター]]L7、[[ガード]]、[[2回行動]]、[[気力+ボーナス]]、[[指揮官]]L4'''
 +
:スキル枠増加に伴い、気力+ボーナス・指揮官が追加。気力上昇速度が格段に上がるが、底力がないのは相変わらず。
 +
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]
 +
:'''[[超能力]]L9、[[底力]]L5、[[プレッシャー]]L4、[[ガード]]、[[マルチターゲット]]、[[気力+系技能|気力+(ダメージ)]]、[[精神耐性]]、[[2回行動]]'''
 +
;[[スーパーロボット大戦D|D]]
 +
: '''[[超能力]]L9、[[底力]]L9、[[援護攻撃]]L4、[[コンボ]]L4'''
 +
:偽者は超能力と底力のレベルは8で止まる。
 +
; [[スーパーロボット大戦64|64]]
 +
: '''[[超能力]]L8'''
 +
 
 +
=== [[エースボーナス]] ===
 +
;[[HP]]20%以下で、1度だけ精神コマンド「かく乱」を使用する
 +
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』で採用。Hardモードでの第46話に出現する本体のみが習得。追い詰められると一時的に敵全体の[[命中#命中率|命中率]]を下げてくるという、まさに最後の悪あがきと言える内容。これによって運悪くフェイズ終了までに倒し損ねてしまうと、少量ながら[[HP回復]]されるばかりか2回行動+[[MAP兵器]]の猛攻が待っているので、最後まで[[必中]]の使用を欠かせる事がない様[[SP]]残量に注意。
 +
;HP20%以下で、自軍フェイズ開始時に精神コマンド『かく乱』を使用する
 +
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』で採用。
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
;[[明神タケル]]([[マーズ]])
+
;[[明神タケル]](マーズ)
 
:父であると名乗り、利用しようとした。
 
:父であると名乗り、利用しようとした。
 
;[[マーグ]]
 
;[[マーグ]]
 
:洗脳して利用する。
 
:洗脳して利用する。
 +
;[[イデア]]
 +
:[[反陽子爆弾]]を製造させる。後に、ズール皇帝によって反逆者として処刑された。
 
;[[ロゼ]]
 
;[[ロゼ]]
 
:彼女の住んでいた星を襲い部下にした。
 
:彼女の住んでいた星を襲い部下にした。
92行目: 142行目:
 
:部下。
 
:部下。
 
;[[ゲシュタルト]]
 
;[[ゲシュタルト]]
:自身の分身。
+
:自身の分身体。ゲシュタルトとはメタール、ボーデ、スナッパー、ナッカー、キッカ、ニードら6人の総称であり、それぞれがズール皇帝の頭、胴体、右腕、左腕、右脚、左脚を構成している。
 +
:いわば、[[ゴッドマーズ]]へと[[合体]]する[[六神ロボ]]([[ガイヤー]]、スフィンクス、ウラヌス、タイタン、シン、ラー)と対を成す存在である。
  
== 他作品の人間関係 ==
+
== 他作品との人間関係 ==
  
 
=== ダイナミック系 ===
 
=== ダイナミック系 ===
 
;[[Dr.ヘル]]
 
;[[Dr.ヘル]]
:第2次Zでは同盟を組む。彼の世界征服の真意を見抜いている。また、再世篇では彼を[[黒の英知]]の継承者としても認めている。
+
:『第2次Z』では同盟を組む。彼の世界征服の真意を見抜いている。また、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では彼を[[黒の英知]]の継承者としても認めている。
 +
;[[ハーデス神]]
 +
:かつての同志。『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』で彼と共に版権作品最後の敵勢力となる。
 
;[[ゲッターチーム]]
 
;[[ゲッターチーム]]
:[[ゲッター線]]の力を理解しており、[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]達にその力が宇宙を破壊へと導くと警告している。戦闘中の台詞もある。
+
:[[ゲッター線]]の力を理解しており、[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]達にその力が[[宇宙]]を破壊へと導くと警告している。戦闘中の台詞もある。
 
;[[デューク・フリード]]、[[グレース・マリア・フリード]]
 
;[[デューク・フリード]]、[[グレース・マリア・フリード]]
:[[64]][[D]]ではフリード星を滅ぼしたため、敵視されている。
+
:[[スーパーロボット大戦64|64]]』・『[[スーパーロボット大戦D|D]]』ではフリード星を滅ぼしたため、敵視されている。
 
;[[ガンダル司令]]、[[ブラッキー隊長]]
 
;[[ガンダル司令]]、[[ブラッキー隊長]]
:[[64]]・[[D]]では部下。
+
:『64』・『D』では部下。
 
;[[レディガンダル]]
 
;[[レディガンダル]]
:[[64]]・[[D]]では部下。[[D]]では裏切られるが、返り討ちにした。
+
:『64』・『D』では部下。『D』では裏切られるが、返り討ちにした。
 
;[[ゴーマン大尉]]
 
;[[ゴーマン大尉]]
:[[64]]では部下。
+
:『64』では部下。
  
=== [[未来ロボ ダルタニアス]] ===
+
=== スーパー系 ===
 
;[[楯剣人]]
 
;[[楯剣人]]
:[[D]]ではエリオスを滅ぼしたので、彼からも敵視される。
+
:[[スーパーロボット大戦D|D]]』ではエリオス星を滅ぼしたので、彼からも敵視される。
 
;[[クロッペン]]
 
;[[クロッペン]]
:[[D]]では部下。自身の真実を知った彼に叛旗を翻されるも、返り討ちにした。
+
:『D』では部下。自身の真実を知った彼に叛旗を翻されるも、返り討ちにした。
;[[ネシア将軍]]
+
;[[ネシア]]
:[[D]]では部下。[[クロッペン]]の後任の司令官に任命した。
+
:『D』では部下。[[クロッペン]]の後任の司令官に任命した。
;[[ボイダー将軍]]、[[カブト将軍]]
+
;[[ボイダー]]、[[カブト]]
:[[D]]では部下。
+
:『D』では部下。
 
 
=== スーパー系 ===
 
 
;[[ムゲ・ゾルバドス]]
 
;[[ムゲ・ゾルバドス]]
:[[64]]では彼と共に、銀河の後継者たる存在と[[アル=イー=クイス]]に称せられた。[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇|第2次Z 再世篇]]では暗黒の信者を操る黒幕の1人として結託している。
+
:[[スーパーロボット大戦64|64]]』では彼と共に、銀河の後継者たる存在と[[アル=イー=クイス]]に称せられた。『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では暗黒の信者を操る黒幕の1人として結託している。
;[[女帝ジャネラ]]、[[ダンゲル将軍]]、[[総統ワルキメデス]]
+
;[[ジャネラ]]、[[ダンゲル]]、[[ワルキメデス]]
:[[64]]では部下。
+
:『64』では部下。
 
;[[諸葛亮孔明]]
 
;[[諸葛亮孔明]]
:[[64]]では地球人でありながらズール皇帝に協力する。その真意は、ズール皇帝を[[GR計画]]の発動の為に利用する為であった。
+
:『64』では地球人でありながらズール皇帝に協力する。その真意は、ズール皇帝を[[GR計画]]の発動の為に利用する為であった。
 
;[[シモン]]
 
;[[シモン]]
:[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇|第2次Z 破界篇]]では進化の力を司る螺旋力を警戒し、[[アンチスパイラル|原作後半の敵]]の存在を彼に示唆している。
+
:[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』では進化の力を司る[[螺旋力]]を警戒し、[[アンチスパイラル|反螺旋族]]の存在を彼に示唆している。
 
;[[ロージェノム]]
 
;[[ロージェノム]]
:第2次Z破界篇で同盟を持ちかけるものの、拒否される。彼が人類に敵対行動を行う真意を見抜いている。
+
:『第2次Z破界篇』で同盟を持ちかけるものの、拒否される。彼が人類に敵対行動を行う真意を見抜いている。
 
;[[ニア・テッペリン]]([[アンチスパイラル]])
 
;[[ニア・テッペリン]]([[アンチスパイラル]])
:再世篇ではムゲ同様に「暗黒の王」としてその存在と力に一目置かれている。
+
:『第2次Z再世篇』ではムゲ同様に「暗黒の王」としてその存在と力に一目置かれている。
 +
;[[宇宙魔王]]
 +
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』で共演。どちらも[[黒の英知]]に触れた暗黒の力の使い手であり、ハーデス神と共に版権作品最後の敵勢力となる。
  
 
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 
;[[張五飛]]
 
;[[張五飛]]
:[[64]]では彼を洗脳し、部下にした。彼の「'''ズール皇帝こそが正義だ!'''」の一言は、原作ファンを卒倒させた。流石に[[D]]ではそんなことは無かったが、彼に「究極の悪」と称される。[[第2次Z]]では残念ながら(?)特に因縁無し。
+
:[[スーパーロボット大戦64|64]]』では彼を'''洗脳'''し、部下にした。彼の'''「ズール皇帝こそが[[正義]]だ!」'''の一言は、原作ファンを卒倒させた。流石に『[[スーパーロボット大戦D|D]]』ではそんなことは無かったが、彼に'''「究極の悪」'''と評される。
 +
:[[Zシリーズ]]では残念ながら(?)特に因縁は無かった。
 
;[[アムロ・レイ]]
 
;[[アムロ・レイ]]
:革新に目覚めようとしている者とし、警戒している。が、[[第2次Z]]においては「[[ニュータイプ]]としての」なのか、それとも[[イノベイター|何か別の含意]]があるのか、正確な意図は現時点ではわからないままであったが、再世篇では導く者として[[刹那・F・セイエイ|]]を導いた。
+
:革新に目覚めようとしている者とし、警戒している。が、『[[第2次スーパーロボット大戦|第2次Z]]』においては「[[ニュータイプ]]としての」なのか、それとも[[イノベイター|何か別の含意]]があるのか、正確な意図は現時点ではわからないままであったが、『再世篇』では導く者として[[刹那・F・セイエイ|刹那]]を導いた。
;[[刹那・F・セイエイ]]、[[ロックオン・ストラトス]]<br />[[アレルヤ・ハプティズム]]、[[ティエリア・アーデ]]
+
;[[刹那・F・セイエイ]]、[[ロックオン・ストラトス]][[アレルヤ・ハプティズム]]、[[ティエリア・アーデ]]
:[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇|第2次Z 破界篇]]にて彼ら[[ソレスタルビーイング|CB]]のガンダムの動力源である[[GNドライヴ]]が最終的に齎すものに気づいており、人類が持っていていいものではないとして、戦闘時には破壊しようと目論む。
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:[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』にて彼ら[[ソレスタルビーイング|CB]]のガンダムの動力源である[[GNドライヴ]]が[[イノベイター|最終的に齎すもの]]に気づいており、人類が持っていていいものではないとして、戦闘時には破壊しようと目論む。
  
 
=== リアル系 ===
 
=== リアル系 ===
 
;[[キリコ・キュービィー]]
 
;[[キリコ・キュービィー]]
:[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]にて彼と対峙した際に、彼の因果律を書き換える恐るべき能力を感じ取り驚愕した。
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:[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』にて彼と対峙した際に、[[異能生存体|キリコの因果律を書き換える恐るべき能力]]を感じ取り驚愕した。
 
;[[ワイズマン]]
 
;[[ワイズマン]]
 
:キリコと戦闘した際にその存在を示唆している。
 
:キリコと戦闘した際にその存在を示唆している。
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;[[レナード・テスタロッサ]]
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:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』では自らのエゴの為に時空修復を行おうとする彼を「人間の身でありながら神の力を使おうとする愚かな存在」と嘲笑する。
  
 
=== [[バンプレストオリジナル]] ===
 
=== [[バンプレストオリジナル]] ===
 
;[[アル=イー=クイス]]
 
;[[アル=イー=クイス]]
:[[64]]では彼女達に[[ムゲ・ゾルバドス]]と並んで銀河の後継者候補の一人と目されていた。結局ズール皇帝は敗れたが、彼女達にとってその気になれば復活は容易らしい。
+
:[[スーパーロボット大戦64|64]]』では彼女達に[[ムゲ・ゾルバドス]]と並んで銀河の後継者候補の一人と目されていた。結局ズール皇帝は敗れたが、彼女達にとってその気になれば復活は容易らしい。
 
;[[ペルフェクティオ]]
 
;[[ペルフェクティオ]]
:[[D]]ではペルフェクティオの強大さや恐ろしさを感じ取っており、その存在を非常に恐れている。[[地球]]を破壊しようとしたのも、[[ペルフェクティオ]]をこちらの[[宇宙]]に出現させない為であった。……なのだが、出現しても戦って勝つだけの勝算があった節を散り際に見せている(人間に憑依しているためかもしれないが)。
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:[[スーパーロボット大戦D|D]]』ではペルフェクティオの強大さや恐ろしさを感じ取っており、その存在を非常に恐れている。[[地球]]を破壊しようとしたのも、[[ペルフェクティオ]]をこちらの[[宇宙]]に出現させない為であった。……なのだが、出現しても戦って勝つだけの勝算があった節を散り際に見せている(人間に憑依しているためかもしれないが)。
 
;[[ガイオウ]]
 
;[[ガイオウ]]
:ズールと同一の存在を知っているらしい。ただしその存在はズールという名前ではなかったとのこと。
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:ズールと同一の存在を知っているらしい。ただし、その存在はズールという名前ではなかったとのこと。時獄篇の情報を考えると恐らく[[宇宙魔王]]か[[ハーデス神]]。
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;[[御使い]]
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:[[Zシリーズ]]における高次元生命体共通の敵で、ズール曰く「[[真戦|神々の戦い]]の勝利者」。再世篇では自軍に対して「奴ら」の出現に絶対に後悔すると警告した。天獄篇では彼らを打倒し、宇宙の管理者に成り代わろうとした。
  
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
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=== Zシリーズ ===
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==== 第2次Z ====
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;「[[クロウ・ブルースト|欠片を持つ者]]よ。お前の存在こそがワシの地球侵攻の一つの理由でもある」<br />「…[[至高神ソル|その者]]は[[スフィア|12の心]]と[[黒の英知|幾多の英知]]に砕け、あまねく世界へと降り注いだ」<br />「あの星は宇宙の特異点だ。それ故に欠片はあの星に集まり、[[黒の英知]]に触れたものはあの星に惹かれる。だからこそ、[[次元将|次元の将]]もあの星に跳ばされ、目覚めの時を迎える」<br />「そして、その星の者は生命の力に目覚める」<br />「そして、それは[[ゲッター線|進化の光]]を浴び、[[螺旋力|螺旋]]を描き、天を突く」<br />「そう…! 銀河の[[特異点]]である地球を制するものは[[次元力|源理の力]]を手に入れるのだ!」<br />「地球人よ、あの星をワシに渡せ! ワシこそが銀河の支配者に相応しいのだ!」
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:[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]におけるズール皇帝の目的。
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;「無知とは罪な事だ。その力の本来の使い道も知らずに、このワシに牙を剥くとは。ならば、ワシはお前を倒し、Dr.ヘルに先んじて、光子力エネルギーを手に入れるまでだ!」
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:第2次Z破界篇終盤での[[マジンガーZ]]との[[戦闘前会話]]。[[ゼウス神]]の存在を示唆した上で、その神の力を奪取せんと[[兜甲児 (真マジンガー)|甲児]]に襲い掛かる。
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;「進化に取り憑かれた妄執の使徒めが」<br />「その力はお前達には不必要だ。いずれ[[インベーダー|銀河を巻き込む災厄]]を呼ぶ」
 +
:第2次Z破界篇終盤での[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]との戦闘前会話。ズールの発した不吉な予言も、[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]の闘争本能の前には無意味であった。
 +
;「お前のその機体が発する粒子…まさか…!」<br />「何者かは知らぬが、余計な事をしてくれる。その果てに[[ELS|何が待っているかも知らず]]に、[[イノベイター|人間を高みに誘おう]]とするか」
 +
:第2次Z 破界篇終盤での[[ガンダムエクシア]]との戦闘前会話。劇場版での「対話」のことである。[[GN粒子]]を危険視するズールの発言を訝しみながらも、これを一蹴する[[刹那・F・セイエイ|刹那]]であったが…。
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:また、[[ワイズマン]]が[[ニュータイプ]]や[[SEED]]持ちに対する特殊戦闘台詞で「終焉に向かう力」と述べているが、これは[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]における「火の文明」の事を言っていたらしい。
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;「フフフ…分かるぞ。お前は自らの力を持て余し、それに押し潰されそうになっている」<br />「ワシがお前を楽にしてやろう。その生命を摘む事でな」
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:第2次Z破界篇終盤での[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]との戦闘前会話。[[ギアス]]の「暴走」という爆弾を抱えながら戦い続ける[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の苦悩を見抜き、嘲笑する。
 +
;「お前達の持つ12の鍵も、インサラウムのZONEやDエクストラクターも次元力を生み出すものではない」<br />「正確にはオリジン・ローを引き出すシステムだ」
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:再世篇の終盤で[[ムゲ・ゾルバドス|ムゲ]]と共に復活した際、[[クロウ・ブルースト|クロウ]]に対して[[スフィア]]の本質を語っていた。
 +
;「ば、馬鹿な! ワシの暗黒の力が消えていく!!」<br />「ワ、ワシは死なん! 銀河に満ちる暗黒と一つになってワシは復活する!」<br />「そして、お前達は必ず後悔する! お、お前達では[[御使い|奴等]]にはぁぁぁぁぁっ!!」
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:再世篇での断末魔。
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==== 第3次Z ====
 +
;ズール「何故だ! 何故、奴等に勝てぬのだ!」<br />「我が名は皇帝ズール! 御使いに代わり、全ての宇宙を支配する者だぞ!」<br />タケル「終わりだ、ズール! 罪なき生命を奪ってきた報いをお前は今こそ受けるんだ!」<br />ズール「黙れ、マーズ! あの時、イデアが六神ロボさえ、地球に送っていなければ、こんな事には…!」<br />タケル「ギシン星のお父さんの愛が俺を救い、地球のお父さんと母さんの愛が俺を育て、マーグの愛が俺を導き、ロゼの愛が俺を強くする!」<br />ズール「愛!? 愛などに、このズールが負けるのか!」<br />タケル「そうだ! 愛の意味がわからないお前の居場所はこの宇宙にない!」<br />「暗黒に消えろ、ズール! お前に、この世界の光は渡さない!」<br />ズール「ぬおおおおおおっ!!」
 +
:天獄篇59話「邪神降臨」にて最期の台詞。最後まで「愛」に敗北した事を認められないまま、星々の悪意の集合体は断末魔を上げ、遂にこの世から消滅した。
 +
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=== D ===
 +
;「おのれマーズ! この愚か者め!古代文明が地球に開いた次元ゲートから出てくるものが、いかに危険かも知らぬくせに、よくもやってくれおった!地球を破壊せぬかぎり、あれの侵入は防げぬ!あれが完全にこの世界へと入り込めば、お前たちはすべて死に絶えるのだ!ワシに逆らった己の愚かさを、悔いて死んでいくがよいわ!フハハッフハハハハハッ!!」
 +
:[[D]]の終盤でマーズ達に倒された時の台詞。いずれ完全復活して[[ルイーナ]]に対抗することを言い残し、滅びの時を迎えんとする彼が最期に遺した言葉は[[ペルフェクティオ]]というズール皇帝すらも恐怖する存在の警告でもあった。
  
 
=== 64 ===
 
=== 64 ===
;タケル「ズール! 貴様はもう終わりだ。 銀河帝国軍もいずれは敗退する。ギシン星にも、戻れない。 貴様はそれでも戦いをやめないというのか!?」<br />ズール皇帝「かまわん。 ワシは生き続け地球を第2のギシン星とするのだ。 宇宙に生きる命はワシあっての命。 ワシが死ぬなどありえぬわ! ワーッハハハハハッ!!」
+
;ズール「おのれ、恐れを知らぬ奴らめ! ワシの力を思い知るがいい!!」<br />タケル「ズール! 貴様はもう終わりだ」<br />「銀河帝国軍もいずれは敗退する。ギシン星にも、戻れない」<br />「貴様はそれでも戦いをやめないというのか!?」<br />ズール「かまわん。ワシは生き続け地球を第2のギシン星とするのだ」<br />「宇宙に生きる命はワシあっての命。ワシが死ぬなどありえぬわ!ワーッハハハハハッ!!」
 
:[[64]]「決戦宙域」での掛け合い。Dや第2次Zでもほぼ同様の台詞あり。
 
:[[64]]「決戦宙域」での掛け合い。Dや第2次Zでもほぼ同様の台詞あり。
;「うおぉぉぉぉっ!? なんだ、これは!? おのれ、ワシは死なんぞ!! たとえこの体が滅びても、ワシの細胞の一つ一つは宇宙へと広がり、そこでまた姿を変えて支配者となるのだ! ワシは決して滅びはせぬぞぉぉぉーっ!」
+
;「うおぉぉぉぉっ!? なんだ、これは!? おのれ、ワシは死なんぞ!!たとえこの体が滅びても、ワシの細胞の一つ一つは宇宙へと広がり、そこでまた姿を変えて支配者となるのだ!ワシは決して滅びはせぬぞぉぉぉーっ!」
:[[64]]より、断末魔の台詞。Dや第2次Zでもほぼ同様。
+
:64より、断末魔の台詞。Dや第2次Zでもほぼ同様。
 
 
=== D ===
 
;「おのれマーズ! この愚か者め! 古代文明が地球に開いた次元ゲートから出てくるものが、いかに危険かも知らぬくせに、よくもやってくれおった! 地球を破壊せぬかぎり、あれの侵入は防げぬ! あれが完全にこの世界へと入り込めば、お前たちはすべて死に絶えるのだ! ワシに逆らった己の愚かさを、悔いて死んでいくがよいわ! フハハッフハハハハハッ!!」
 
:[[D]]の終盤でマーズ達に倒された時の台詞。最期に遺した言葉は、[[ペルフェクティオ]]というズール皇帝すらも恐怖する存在の警告でもあった。肉体に縛られているとはいえペルフェクティオが現れた際の対抗手段を持ち合わせているということなのか、いつか完全復活してルイーナに対抗することを言い残す。
 
  
=== Zシリーズ ===
+
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
;「[[クロウ・ブルースト|欠片を持つ者]]よ。お前の存在こそがワシの地球侵攻の一つの理由でもある」<br />「…その者は12の心と幾多の英知に砕け、あまねく世界へと降り注いだ」<br />「あの星は宇宙の特異点だ。それ故に欠片はあの星に集まり、[[黒の英知]]に触れたものはあの星に惹かれる」<br />「だからこそ、次元の将もあの星に跳ばされ、目覚めの時を迎える」<br />「そして、その星の者は生命の力に目覚める」<br />「そして、それは進化の光を浴び、螺旋を描き、天を突く」<br />「そう…! 銀河の特異点である地球を制するものは源理の力を手に入れるのだ!」<br />「地球人よ、あの星をワシに渡せ! ワシこそが銀河の支配者に相応しいのだ!」
+
;ズール「わからん」<br />ワール「は?」<br />ズール「詳しくはワシにもわからん。数万年前に設置された何かがあるのだ」
:[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]におけるズール皇帝の目的。再世篇の伏線というべき重要なキーワードを並べており、破界篇時点で記憶を失ったガイオウ自身の正体「次元の将」すら知っている。目的は[[OGシリーズ]]の[[ダークブレイン]]と同じであろう。
+
:『64』中盤にて[[グラドスの刻印]]を調査させている中で発した衝撃のセリフ。早い話が'''自分でも何を探しているのか理解していないことをぶっちゃけてしまっている'''。一応存在自体は「帝国にとって不都合なもの」と認識しているため警戒感こそ持っているものの、如何せんマヌケさが漂う一言である。
;「無知とは罪な事だ。その力の本来の使い道も知らずに、このワシに牙を剥くとは」<br />「ならば、ワシはお前を倒し、Dr.ヘルに先んじて、光子力エネルギーを手に入れるまでだ!」
+
;「ワシこそが宇宙に君臨する大帝だ」/「奴が宇宙の大帝だと…!? あり得ん!」
:[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]終盤での[[マジンガーZ]]との[[戦闘前会話]]。本作未登場の[[ゼウス]]の存在を示唆した上で、その神の力を奪取せんと[[兜甲児 (真マジンガー)|甲児]]に襲い掛かる。
+
:『第2次Z』にて「宇宙大帝」こと[[ゴッドシグマ]]相手に発する[[特殊戦闘台詞]]。滅多にいわれない二つ名まで網羅する博識ぶりには、ある意味脱帽である。
;「進化に取り憑かれた妄執の使徒めが」<br />「その力はお前達には不必要だ。いずれ銀河を巻き込む災厄を呼ぶ」
 
:第2次Z 破界篇終盤での[[真ゲッターロボ]]との戦闘前会話。ズールの発した不吉な予言も、[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]の闘争本能の前には無意味であった。
 
;「螺旋の男よ。お前をこれ以上、放置しておく事は全宇宙を危機に巻き込む」<br />「奴もそれを知るからこそ、人間を地下に封じてきた…」<br />「だが、その反動によりお前のような男が生まれる事になったようだ」
 
:第2次Z 破界篇終盤での[[グレンラガン]]との戦闘前会話。
 
;「お前のその機体が発する粒子…まさか…!」<br />「何者かは知らぬが、余計な事をしてくれる。その果てに何が待っているかも知らずに、人間を高みに誘おうとするか」
 
:第2次Z 破界篇終盤での[[ガンダムエクシア]]との戦闘前会話。劇場版での「対話」のことである。[[GN粒子]]を危険視するズールの発言を訝しみながらも、これを一蹴する刹那であったが…。
 
;「フフフ…分かるぞ。お前は自らの力を持て余し、それに押し潰されそうになっている」<br />「ワシがお前を楽にしてやろう。その生命を摘む事でな」
 
:第2次Z 破界篇終盤での[[ガウェイン]]との戦闘前会話。[[ギアス]]の「暴走」という爆弾を抱えながら戦い続ける[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の苦悩を見抜き、嘲笑する。
 
;「ワシこそが宇宙に君臨する大帝だ」<br />「奴が宇宙の大帝だと…!?あり得ん!」
 
:「宇宙大帝」こと[[ゴッドシグマ]]との戦闘中台詞。<br />滅多にいわれない二つ名まで網羅する博識ぶりには、ある意味脱帽である。
 
;「お前達の持つ12の鍵も、インサラウムのZONEやDエクストラクターも次元力を生み出すものではない」<br />「正確にはオリジン・ローを引き出すシステムだ」
 
:再世篇の終盤でムゲと共に復活した際、クロウに対してスフィアの本質を語っていた。
 
;「ワ、ワシは死なん! 銀河に満ちる暗黒と一つになってワシは復活する!」<br />「そ、そしてお前達は必ず後悔する! お、お前達では奴らにはぁぁぁぁっ!!」
 
:再世篇での断末魔。「奴ら」が何を指しているのかは不明だが、[[バアル]]だとするなら言い回しが遠すぎるため、[[アイム・ライアード|アイム]]の言うところの「彼ら」と同義とみるべきだろう。なお、スパロボDでズールが恐れたのは[[ペルフェクティオ]]の現出であったが、[[Zシリーズ]]の「彼ら」はペルフェクティオに匹敵する存在か…或いは?
 
<!-- == 商品情報 == -->
 
<!-- == 話題まとめ == -->
 
  
== 備考 ==
+
== 余談 ==
先述のとおり納谷悟朗氏は第2次Zがスパロボ初の収録であったが、2013年3月5日に他界されたために最初で最後の収録となり、またゲーム作品全体でも遺作となった。今後『六神合体ゴッドマーズ』が参戦する際には代役、もしくはライブラリ使用の措置が取られるものと予想される。
+
*彼の名前は「ズルい」に由来する。もっとも、劇中での所業やスパロボでの能力値はズルいどころの話ではないが。
<!-- == 資料リンク == -->
 
<!-- *[[一覧:ズール皇帝]] -->
 
<!-- *[[一覧:ズール]] -->
 
 
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2024年10月10日 (木) 04:18時点における最新版

ズール
登場作品 六神合体ゴッドマーズ
声優 納谷悟朗
初登場SRW スーパーロボット大戦64
SRWでの分類 機体
パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
種族 悪の思念体
性別
所属 ギシン帝国
称号 皇帝
嫌いな物
テンプレートを表示

ズール皇帝は『六神合体ゴッドマーズ』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

ギシン帝国の皇帝。全宇宙の征服を企んでいる独裁者。

養子にしたマーズを地球破壊の先兵として送り込むなど、目的の為には手段を選ばない冷酷非情で極悪な性格で、「」を何よりも嫌い、否定する。自分の意思に逆らう者は絶対に許さず、即刻抹殺を命ずるなど、ギシン帝国全体を恐怖で支配しており、側近たちはおろかギシン帝国軍末端の兵士たちにまで、ズールへの恐怖心が植え付けられている。

強力な超能力の使い手でもある。その能力は実体ある分身体を作り、死者を操るなど物語でも深く関わる。

ギシン星でゴッドマーズ及びマーズこと明神タケルと戦い、圧倒的な力を行使する。しかし、タケルの捨て身の攻撃ともいえるゴッドマーズの反陽子爆弾で一度は倒された。

だが、ズールは様々な星々の悪の思念体ともいえる存在で、倒したのはズールの一部でしかなかった。マルメロ星の支配者ギロンを悪夢で操り、マルメロ星のプラスとマイナスの超能力者を同士討ちさせ滅亡へと企てる。そして、ズールの思念に支配されたギロンを倒し、地球へと帰還するタケルの目の前に出現。タケルにデビルリングを嵌めて超能力を使うごとに寿命を縮めるという策略で追い詰める。

自分は死者の国で自身の六人の集合体メタール、ボーデ、スナッパー、ナッカー、キッカ、ニードら(以上の六名は「ゲシュタルト」と呼ばれる)を使役してタケルを徹底的に追い詰める。ズールは死者のを操り、無限の絶対能力でゴッドマーズとタケルを追い詰めるが、マーグと死者の魂がゴッドマーズにズールをも凌駕する力を与えて倒される。

だが、それでもズールは倒されずに地球に出現。タケルと対決し、再び追い詰めるが、今度は自ら嫌う「」の力が結集した地球人たちの祈りを受けたゴッドマーズとタケルの極限のパワーで完全消滅した。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

パイロットはズール本人。いずれの作品でも桁違いに能力値が高く、ドン・ザウサーにも匹敵する。また、どの作品においても大物扱いされており、当然ながら主人公達からは存分に嫌悪されている。愛や友情がメインテーマとなる作品であれば、貶されるどころか哀れまれることすらある。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

Zシリーズでは一貫してユニット名義が「皇帝ズール」、パイロット名義が「ズール」になっている。

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
シリーズ初の音声収録。担当声優の納谷悟朗氏も本作でシリーズ初参加となるが、後述の逝去によりこれが唯一の収録キャラとなった。原作どおり地球を破壊しようとするが、途中で地球の特異性が惜しくなり、地球の支配に方針転換、Dr.ヘル一派と手を組んだりするようになる。『D』以上に、次元を超えて集結している版権作品の奥の奥まで知り尽くしているような口調が特徴。タケルの起動した反陽子爆弾により敗北するが、直後に再び現れる事を予告して消滅した。
本体はただですら高い能力値に加え高レベルの超能力に2回行動を所持しているので出来れば一気に倒してしまいたいところである。なお、偽物と本物とでは技の演出が若干異なり、本物のみリアルカットインが挿入されている。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
予告通り復活。『64』以来の共演となった同じ暗黒の力の使い手であるムゲと手を組み、ゲシュタルトに分かれて暗躍。終盤で完全復活を果たすもを受けて輝いたゴッドマーズの一撃をもって消滅した。彼もまた、黒の英知に触れた者の一人である。担当声優の納谷氏が本作発売後に逝去した為、以降の作品の音声はライブラリ出演となった。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
名前のみの登場。同様に黒の英知に触れた者の一人である宇宙魔王と、かつて同志であったとされているハーデス神が登場する。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
またしても復活を遂げ、暗黒の軍団を率いる。宇宙魔王・ハーデス神と共に版権作品最後の大ボスとして立ちふさがる。彼も歪んだ真化を遂げた高次元生命体の一人だという事が判明した。『第2次Z』で所持していた特殊スキル「」を失ったが、その代わり「プレッシャー」を取得。ガードと併せて本作でも5本の指に入る硬さを誇る。
最後は最も嫌う「愛」に敗北したことを認められないまま完全に消滅した。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦D
『64』に近い立ち位置。今回はギシン星間帝国で、ベガ星連合軍に加えザール星人も従えている。本編中では度々偽物と交戦することになり、本物とは終盤でギシン星ルートを選んだ場合に限り戦闘可能。
本物はユニットとしては、最大射程9かつHP15万でHP回復を持ち、一度倒しても復活する。ただし、条件を満たせば、復活を防ぐことができる。パイロットとしても、底力超能力レベル9を誇る(偽物は8止まり)。命中回避に限ればラスボスよりずっと強い。戦闘前会話も多く、ボスにふさわしい。更にFIRE BOMBERが離脱中でによる強化が望めない点も難易度を上げている。地球を破壊しようとしたのは、ペルフェクティオの侵入を防ぐためであった。ゲペルニッチと同じく強いボスキャラ。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦64
初登場作品。ベガ星連合軍キャンベル星人も従える銀河帝国の皇帝。だが、彼のインパクトは原作より薄れていて地球に唐突に現れては倒されてしまうなど、扱いが悪い。ただしユニット性能自体は強く、3回復活するなど手ごわい。五飛を洗脳して「ズール皇帝こそが正義だ!」と言わせたのには度肝を抜かれるが…。シナリオを担当した鏡俊也氏も思うところがあるのか、『D』ではズール編を加えるなどアレンジが加えられている。
一方グラドスの刻印への破壊指示をする際に銀河帝国の皇帝にしてはかなりマヌケな発言をしてしまっているなど、お茶目な描写もある。
本作では本物も偽物も同じ能力。まずはワール大型宇宙船に搭乗しており、撃破すると生身で登場。本物は更にもう一度復活する。タケルで倒すと復活直後にイベントが発生して自動的に倒されるが、イベントを起こさずに自力で倒せば強化パーツをもう一度獲得できる。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

本物と偽物では当然本物の方がユニット・パイロット共に能力値が高く、特にHPには大きな差がある。だが偽物の能力も高水準なのには変わりなく、決して侮れるものではない。

武装・必殺技[編集 | ソースを編集]

拡散ビーム
『D』では掌から拡散する多数の光線を発射。「Zシリーズ」では広範囲マップ兵器偽物は3マス、本物は5マス。演出も若干違い、偽物の光線は8本、本物は12本。
死の光
『第2次Z再世篇』以降で使用するマップ兵器。ズール皇帝を中心に黒い稲妻を放つ。
電撃
天変地異を起こし、雷を落とす。
『D』では掌から放つシンプルな電撃光線で、命中低下の特殊効果を持つ。
『第2次Z』では偽物と本物で演出が違い、本物は手から電撃を発生させ相手に直撃させる。
格闘
『64』でのみ使用。原作では両手を組んで上から殴りつけたり、ゴッドマーズの首を絞めながら軽々と持ち上げたりと肉体派な戦い方もしていた。
怪光線
『64』『D』でのみ使用。両目から光線を発射。
ビーム
『64』『D』でのみ使用。掌から強力な光線を放つ。Zシリーズのエネルギー衝撃波に相当する必殺技だった。
エネルギー衝撃波
「Zシリーズ」でのみ使用。全身から放射される衝撃波で相手の動きを止め、両手からビームを放つ。偽物と本物で演出が違い、本物はリアルカットイン付き。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

HP回復(小)
EN回復(中・大)
オールキャンセラー
あらゆる特殊効果を無力化。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

飛行可能。

サイズ[編集 | ソースを編集]

L~2L

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力値[編集 | ソースを編集]

版権作品の中でも1、2位を争う能力値であり、分身体でも能力は高い。

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

第2次Z
直感てかげん鉄壁かく乱覚醒
流石に純粋悪の大ボスなだけあって、攻守共に非の打ち所がない強力なラインナップ。

特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]

第2次Z破界篇
超能力L9、戦意高揚カウンターL7、ガード2回行動
螺旋王月のWILLに続いて、極+2回行動を携えて来る大ボスの一人。彼等と同様底力こそないが、カウンター+エネルギー衝撃波(能力半減)のコンボに加えて、非常に高いパイロットレベルと超能力により2Lサイズにあるまじき回避率まで叩き出し、底力持ちとは一味違ったしぶとさで苦しめて来る。
第2次Z再世篇
超能力L9、戦意高揚カウンターL7、ガード2回行動気力+ボーナス指揮官L4
スキル枠増加に伴い、気力+ボーナス・指揮官が追加。気力上昇速度が格段に上がるが、底力がないのは相変わらず。
第3次Z天獄篇
超能力L9、底力L5、プレッシャーL4、ガードマルチターゲット気力+(ダメージ)精神耐性2回行動
D
超能力L9、底力L9、援護攻撃L4、コンボL4
偽者は超能力と底力のレベルは8で止まる。
64
超能力L8

エースボーナス[編集 | ソースを編集]

HP20%以下で、1度だけ精神コマンド「かく乱」を使用する
第2次Z破界篇』で採用。Hardモードでの第46話に出現する本体のみが習得。追い詰められると一時的に敵全体の命中率を下げてくるという、まさに最後の悪あがきと言える内容。これによって運悪くフェイズ終了までに倒し損ねてしまうと、少量ながらHP回復されるばかりか2回行動+MAP兵器の猛攻が待っているので、最後まで必中の使用を欠かせる事がない様SP残量に注意。
HP20%以下で、自軍フェイズ開始時に精神コマンド『かく乱』を使用する
第2次Z再世篇』で採用。

人間関係[編集 | ソースを編集]

明神タケル(マーズ)
父であると名乗り、利用しようとした。
マーグ
洗脳して利用する。
イデア
反陽子爆弾を製造させる。後に、ズール皇帝によって反逆者として処刑された。
ロゼ
彼女の住んでいた星を襲い部下にした。
ワールサグール
側近。
カッチグールバレン
部下。
ゲシュタルト
自身の分身体。ゲシュタルトとはメタール、ボーデ、スナッパー、ナッカー、キッカ、ニードら6人の総称であり、それぞれがズール皇帝の頭、胴体、右腕、左腕、右脚、左脚を構成している。
いわば、ゴッドマーズへと合体する六神ロボガイヤー、スフィンクス、ウラヌス、タイタン、シン、ラー)と対を成す存在である。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

ダイナミック系[編集 | ソースを編集]

Dr.ヘル
『第2次Z』では同盟を組む。彼の世界征服の真意を見抜いている。また、『第2次Z再世篇』では彼を黒の英知の継承者としても認めている。
ハーデス神
かつての同志。『第3次Z天獄篇』で彼と共に版権作品最後の敵勢力となる。
ゲッターチーム
ゲッター線の力を理解しており、竜馬達にその力が宇宙を破壊へと導くと警告している。戦闘中の台詞もある。
デューク・フリードグレース・マリア・フリード
64』・『D』ではフリード星を滅ぼしたため、敵視されている。
ガンダル司令ブラッキー隊長
『64』・『D』では部下。
レディガンダル
『64』・『D』では部下。『D』では裏切られるが、返り討ちにした。
ゴーマン大尉
『64』では部下。

スーパー系[編集 | ソースを編集]

楯剣人
D』ではエリオス星を滅ぼしたので、彼からも敵視される。
クロッペン
『D』では部下。自身の真実を知った彼に叛旗を翻されるも、返り討ちにした。
ネシア
『D』では部下。クロッペンの後任の司令官に任命した。
ボイダーカブト
『D』では部下。
ムゲ・ゾルバドス
64』では彼と共に、銀河の後継者たる存在とアル=イー=クイスに称せられた。『第2次Z再世篇』では暗黒の信者を操る黒幕の1人として結託している。
ジャネラダンゲルワルキメデス
『64』では部下。
諸葛亮孔明
『64』では地球人でありながらズール皇帝に協力する。その真意は、ズール皇帝をGR計画の発動の為に利用する為であった。
シモン
第2次Z破界篇』では進化の力を司る螺旋力を警戒し、反螺旋族の存在を彼に示唆している。
ロージェノム
『第2次Z破界篇』で同盟を持ちかけるものの、拒否される。彼が人類に敵対行動を行う真意を見抜いている。
ニア・テッペリンアンチスパイラル
『第2次Z再世篇』ではムゲ同様に「暗黒の王」としてその存在と力に一目置かれている。
宇宙魔王
第3次Z天獄篇』で共演。どちらも黒の英知に触れた暗黒の力の使い手であり、ハーデス神と共に版権作品最後の敵勢力となる。

ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]

張五飛
64』では彼を洗脳し、部下にした。彼の「ズール皇帝こそが正義だ!」の一言は、原作ファンを卒倒させた。流石に『D』ではそんなことは無かったが、彼に「究極の悪」と評される。
Zシリーズでは残念ながら(?)特に因縁は無かった。
アムロ・レイ
革新に目覚めようとしている者とし、警戒している。が、『第2次Z』においては「ニュータイプとしての」なのか、それとも何か別の含意があるのか、正確な意図は現時点ではわからないままであったが、『再世篇』では導く者として刹那を導いた。
刹那・F・セイエイロックオン・ストラトスアレルヤ・ハプティズムティエリア・アーデ
第2次Z破界篇』にて彼らCBのガンダムの動力源であるGNドライヴ最終的に齎すものに気づいており、人類が持っていていいものではないとして、戦闘時には破壊しようと目論む。

リアル系[編集 | ソースを編集]

キリコ・キュービィー
第2次Z破界篇』にて彼と対峙した際に、キリコの因果律を書き換える恐るべき能力を感じ取り驚愕した。
ワイズマン
キリコと戦闘した際にその存在を示唆している。
レナード・テスタロッサ
第3次Z天獄篇』では自らのエゴの為に時空修復を行おうとする彼を「人間の身でありながら神の力を使おうとする愚かな存在」と嘲笑する。

バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]

アル=イー=クイス
64』では彼女達にムゲ・ゾルバドスと並んで銀河の後継者候補の一人と目されていた。結局ズール皇帝は敗れたが、彼女達にとってその気になれば復活は容易らしい。
ペルフェクティオ
D』ではペルフェクティオの強大さや恐ろしさを感じ取っており、その存在を非常に恐れている。地球を破壊しようとしたのも、ペルフェクティオをこちらの宇宙に出現させない為であった。……なのだが、出現しても戦って勝つだけの勝算があった節を散り際に見せている(人間に憑依しているためかもしれないが)。
ガイオウ
ズールと同一の存在を知っているらしい。ただし、その存在はズールという名前ではなかったとのこと。時獄篇の情報を考えると恐らく宇宙魔王ハーデス神
御使い
Zシリーズにおける高次元生命体共通の敵で、ズール曰く「神々の戦いの勝利者」。再世篇では自軍に対して「奴ら」の出現に絶対に後悔すると警告した。天獄篇では彼らを打倒し、宇宙の管理者に成り代わろうとした。

スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次Z[編集 | ソースを編集]

欠片を持つ者よ。お前の存在こそがワシの地球侵攻の一つの理由でもある」
「…その者12の心幾多の英知に砕け、あまねく世界へと降り注いだ」
「あの星は宇宙の特異点だ。それ故に欠片はあの星に集まり、黒の英知に触れたものはあの星に惹かれる。だからこそ、次元の将もあの星に跳ばされ、目覚めの時を迎える」
「そして、その星の者は生命の力に目覚める」
「そして、それは進化の光を浴び、螺旋を描き、天を突く」
「そう…! 銀河の特異点である地球を制するものは源理の力を手に入れるのだ!」
「地球人よ、あの星をワシに渡せ! ワシこそが銀河の支配者に相応しいのだ!」
第2次Z破界篇におけるズール皇帝の目的。
「無知とは罪な事だ。その力の本来の使い道も知らずに、このワシに牙を剥くとは。ならば、ワシはお前を倒し、Dr.ヘルに先んじて、光子力エネルギーを手に入れるまでだ!」
第2次Z破界篇終盤でのマジンガーZとの戦闘前会話ゼウス神の存在を示唆した上で、その神の力を奪取せんと甲児に襲い掛かる。
「進化に取り憑かれた妄執の使徒めが」
「その力はお前達には不必要だ。いずれ銀河を巻き込む災厄を呼ぶ」
第2次Z破界篇終盤での真ゲッターロボとの戦闘前会話。ズールの発した不吉な予言も、竜馬の闘争本能の前には無意味であった。
「お前のその機体が発する粒子…まさか…!」
「何者かは知らぬが、余計な事をしてくれる。その果てに何が待っているかも知らずに、人間を高みに誘おうとするか」
第2次Z 破界篇終盤でのガンダムエクシアとの戦闘前会話。劇場版での「対話」のことである。GN粒子を危険視するズールの発言を訝しみながらも、これを一蹴する刹那であったが…。
また、ワイズマンニュータイプSEED持ちに対する特殊戦闘台詞で「終焉に向かう力」と述べているが、これは第3次Zにおける「火の文明」の事を言っていたらしい。
「フフフ…分かるぞ。お前は自らの力を持て余し、それに押し潰されそうになっている」
「ワシがお前を楽にしてやろう。その生命を摘む事でな」
第2次Z破界篇終盤でのゼロとの戦闘前会話。ギアスの「暴走」という爆弾を抱えながら戦い続けるゼロの苦悩を見抜き、嘲笑する。
「お前達の持つ12の鍵も、インサラウムのZONEやDエクストラクターも次元力を生み出すものではない」
「正確にはオリジン・ローを引き出すシステムだ」
再世篇の終盤でムゲと共に復活した際、クロウに対してスフィアの本質を語っていた。
「ば、馬鹿な! ワシの暗黒の力が消えていく!!」
「ワ、ワシは死なん! 銀河に満ちる暗黒と一つになってワシは復活する!」
「そして、お前達は必ず後悔する! お、お前達では奴等にはぁぁぁぁぁっ!!」
再世篇での断末魔。

第3次Z[編集 | ソースを編集]

ズール「何故だ! 何故、奴等に勝てぬのだ!」
「我が名は皇帝ズール! 御使いに代わり、全ての宇宙を支配する者だぞ!」
タケル「終わりだ、ズール! 罪なき生命を奪ってきた報いをお前は今こそ受けるんだ!」
ズール「黙れ、マーズ! あの時、イデアが六神ロボさえ、地球に送っていなければ、こんな事には…!」
タケル「ギシン星のお父さんの愛が俺を救い、地球のお父さんと母さんの愛が俺を育て、マーグの愛が俺を導き、ロゼの愛が俺を強くする!」
ズール「愛!? 愛などに、このズールが負けるのか!」
タケル「そうだ! 愛の意味がわからないお前の居場所はこの宇宙にない!」
「暗黒に消えろ、ズール! お前に、この世界の光は渡さない!」
ズール「ぬおおおおおおっ!!」
天獄篇59話「邪神降臨」にて最期の台詞。最後まで「愛」に敗北した事を認められないまま、星々の悪意の集合体は断末魔を上げ、遂にこの世から消滅した。

D[編集 | ソースを編集]

「おのれマーズ! この愚か者め!古代文明が地球に開いた次元ゲートから出てくるものが、いかに危険かも知らぬくせに、よくもやってくれおった!地球を破壊せぬかぎり、あれの侵入は防げぬ!あれが完全にこの世界へと入り込めば、お前たちはすべて死に絶えるのだ!ワシに逆らった己の愚かさを、悔いて死んでいくがよいわ!フハハッフハハハハハッ!!」
Dの終盤でマーズ達に倒された時の台詞。いずれ完全復活してルイーナに対抗することを言い残し、滅びの時を迎えんとする彼が最期に遺した言葉はペルフェクティオというズール皇帝すらも恐怖する存在の警告でもあった。

64[編集 | ソースを編集]

ズール「おのれ、恐れを知らぬ奴らめ! ワシの力を思い知るがいい!!」
タケル「ズール! 貴様はもう終わりだ」
「銀河帝国軍もいずれは敗退する。ギシン星にも、戻れない」
「貴様はそれでも戦いをやめないというのか!?」
ズール「かまわん。ワシは生き続け地球を第2のギシン星とするのだ」
「宇宙に生きる命はワシあっての命。ワシが死ぬなどありえぬわ!ワーッハハハハハッ!!」
64「決戦宙域」での掛け合い。Dや第2次Zでもほぼ同様の台詞あり。
「うおぉぉぉぉっ!? なんだ、これは!? おのれ、ワシは死なんぞ!!たとえこの体が滅びても、ワシの細胞の一つ一つは宇宙へと広がり、そこでまた姿を変えて支配者となるのだ!ワシは決して滅びはせぬぞぉぉぉーっ!」
64より、断末魔の台詞。Dや第2次Zでもほぼ同様。

スパロボシリーズの迷台詞[編集 | ソースを編集]

ズール「わからん」
ワール「は?」
ズール「詳しくはワシにもわからん。数万年前に設置された何かがあるのだ」
『64』中盤にてグラドスの刻印を調査させている中で発した衝撃のセリフ。早い話が自分でも何を探しているのか理解していないことをぶっちゃけてしまっている。一応存在自体は「帝国にとって不都合なもの」と認識しているため警戒感こそ持っているものの、如何せんマヌケさが漂う一言である。
「ワシこそが宇宙に君臨する大帝だ」/「奴が宇宙の大帝だと…!? あり得ん!」
『第2次Z』にて「宇宙大帝」ことゴッドシグマ相手に発する特殊戦闘台詞。滅多にいわれない二つ名まで網羅する博識ぶりには、ある意味脱帽である。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 彼の名前は「ズルい」に由来する。もっとも、劇中での所業やスパロボでの能力値はズルいどころの話ではないが。