「リムル・ルフト」の版間の差分

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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Riml Luft]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Riml Luft]]<ref>[http://www.dunbine.net/chara/index.html Character]、聖戦士ダンバインWeb、2022年2月25日閲覧。</ref>
 
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|聖戦士ダンバイン}}
 
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|聖戦士ダンバイン}}
| 声優 = {{声優|色川京子}}
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| 声優 = {{声優|色川京子|SRW=Y}}
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| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|湖川友謙}}
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦EX}}
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| SRWでの分類 = [[パイロット]]
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{{登場人物概要
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| タイトル = プロフィール
 
| 種族 = [[種族::コモン]]
 
| 種族 = [[種族::コモン]]
 
| 性別 = [[性別::女]]
 
| 性別 = [[性別::女]]
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| 出身 = アの国ラース・ワウ
 
| 出身 = アの国ラース・ワウ
 
| 所属 = ルフト家→[[ゼラーナ]]→ルフト家
 
| 所属 = ルフト家→[[ゼラーナ]]→ルフト家
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|湖川友謙}}
 
 
}}
 
}}
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'''リムル・ルフト'''は『[[聖戦士ダンバイン]]』の登場人物。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
[[アの国]]の地方領主[[ドレイク・ルフト]]の一人娘。
 
[[アの国]]の地方領主[[ドレイク・ルフト]]の一人娘。
  
敵方の[[ニー・ギブン]]に惚れており、同時に父の野望に恐れを抱き、ドレイク側の情報を極秘裏に流していた。その為、召喚された地上人[[トッド・ギネス]]に父に手を貸さないよう懇願したり、[[ショット・ウェポン]]の開発したオーラ増幅器の設計図を持ってニーの元に走ったりもした。何度も脱走を図り、一度はニーの元に辿り着いて行動を共にしていた。お嬢様育ちであるが、負けん気が強く、ニーに認めて貰う為、[[オーラバトラー]]に乗って無理な戦闘をすることもあった。
+
敵方の[[ニー・ギブン]]に惚れており、同時に父の野望に恐れを抱き、ドレイク側の[[スパイ|情報を極秘裏に流していた]]。そのため、召喚された地上人[[トッド・ギネス]]に父に手を貸さないよう懇願したり、[[ショット・ウェポン]]の開発したオーラ増幅器の設計図を持ってニーの元に走ったりもした。何度も脱走を図り、一度はニーの元に辿り着いて行動を共にしていた。お嬢様育ちであるが、負けん気が強く、ニーに認めて貰うため、[[オーラバトラー]]に乗って無理な戦闘をすることもあった。
  
その後結局連れ戻されて、物語後半では、母・[[ルーザ・ルフト]]と共に[[ビショット・ハッタ]]の[[ゲア・ガリング]]にいた為、そのまま地上に出てしまう。そこで母とビショットの不義密通を知り、これを許せずにゲア・ガリングを脱出、ルーザの裏切りを父・ドレイクに告げ、この戦いの元凶であるルーザの[[暗殺]]を謀った。しかし、逆にルーザに射殺され、17年の短い生涯を終えている。
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その後結局連れ戻されて、物語後半では、母・[[ルーザ・ルフト]]と共に[[ビショット・ハッタ]]の[[ゲア・ガリング]]にいた為、そのまま地上に出てしまう。そこで母とビショットの不義密通を知り、これを許せずにゲア・ガリングを脱出、ルーザの[[裏切りイベント|裏切り]]を父・ドレイクに告げ、この戦いの元凶であるルーザの[[暗殺]]を謀った。しかし、逆にルーザに射殺され、17年の短い生涯を終えている。
  
 
自身の死から700年後、[[バイストン・ウェル]]において[[レムル・ジルフィード]]として転生する(『[[New Story of Aura Battler DUNBINE]]』)。
 
自身の死から700年後、[[バイストン・ウェル]]において[[レムル・ジルフィード]]として転生する(『[[New Story of Aura Battler DUNBINE]]』)。
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦EX]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦EX}}
:初登場作品。[[隠し要素/EX|隠し要素]]の条件を満たせば[[マサキ・アンドー|マサキ]]の章、シナリオ「野望、渦巻く」で仲間になる。[[幸運]]を持つが、仲間になるのが終盤で能力的にも突出する物が無い為、活躍できる場面があまり無い。
+
:初登場作品。[[隠し要素/EX|隠し要素]]を満たせば[[マサキ・アンドー|マサキ]]の章のシナリオ「野望、渦巻く」にて、[[増援]]として[[ライネック]]に乗って登場し仲間になる。シナリオの都合上、加入した次のシナリオ、つまり最終話でも強制出撃となる。[[幸運]]を持つが、終盤での加入な上に能力的にも突出するものがないため、活躍できる場面はあまりない。
;[[第4次スーパーロボット大戦]][[第4次スーパーロボット大戦S|S]]
+
;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦}}({{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦S|S}}
:[[隠し要素/第4次|隠し要素]][[ガラリア・ニャムヒー|ガラリア]]を仲間にしないルートでなおかつ、[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]を仲間にしてシナリオ「ト-タル・バランス」に来た時に[[ニー・ギブン|ニー]]を出撃させると、敵陣付近から強奪した[[ライネック]]に乗って登場。もっとも、[[聖戦士]]技能が無いという[[オーラバトラー]]のパイロットとして致命的な弱点を持ち、地形適応も低いため2軍確定。チーム分割中の[[激励]]は重宝するが、SPが低く連発は困難。
+
:[[隠し要素/第4次|隠し要素]]で、シナリオ「トータル・バランス」にて[[ニー・ギブン|ニー]]を出撃させると敵陣付近から強奪した[[ライネック]]に乗って[[NPC]]として登場し、状況によってパイロットとしてライネックと共に加入するか、非戦闘員として彼女のみが仲間に加わるか変化する。
:なお、なぜか味方キャラの中で唯一エンディングで後日談が語られない。実はパイロットではなく非戦闘員として加えれば後日談が表示されるのだが…なぜそんな仕様にしたのか?
+
:パイロットとしては[[聖戦士]]技能がなく、地形適応も低いため戦力としては微妙で、[[激励]]役としてもSPが低く使いにくい。なお、条件にニーが必要なため、[[ガラリア・ニャムヒー|ガラリア]]及び[[シーラ・ラパーナ|シーラ]]と[[エル・フィノ|妖精]][[ベル・アール|二名]]を諦めなければならない。
 +
:また、エンディングの後日談は'''非戦闘員として加入した場合'''にしかない。ある意味原作を尊重したと言えなくはないが、戦力外に等しいニーをわざわざ出撃させた上で'''敢えて撃破させる'''という本末転倒な手順を踏む必要性から、多くのプレイヤーから「リムルは開発者のミスで後日談を忘れられたキャラ」と思われていた。内容は「アの国の国王代理となるが、正式な国王になる気はないようだ。近々ニーと結婚の予定」とのことで、二人にとっては幸福といえよう。ちなみにニーがアの国の摂政となっているので、国王代行になったものの直接政治を行っているわけではない模様。
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦コンプリートボックス}}
 +
:音声初収録。『EX』に登場。SFC版と同じく最終盤の分岐で「野望、渦巻く」を選んだ際に加入する。
 +
:本作の聖戦士では珍しく射撃寄りのバランス型。回避値はマーベルと同等、聖戦士技能の補正を考慮すればそれ以上に高いが、命中値がやたらと低く攻撃を当てるのに苦労する。何より地形適応が空陸B、しかも聖戦士技能がLv1止まりなのでハイパー斬りが使えない。戦闘では役に立たないが一応幸運を使えるため、[[バフォーム]]あたりを2機撃墜して小銭を稼いだら大人しく後ろに下がろう。
 +
:本作では[[激怒]][[友情]]に、[[熱血]]が激励に変更されており、サポート系パイロットに特化したと言える。ただし激励の習得LvはSFC版の熱血と同じ40なので、シナリオ中の有人機を全機リムルで撃墜する勢いでないと習得は難しい。そうまでして覚えたところで最終シナリオが若干楽になる程度なので、素直に他ユニットに経験値を食わせた方がいいだろう。
  
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦α]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α}}
:[[隠し要素/α|隠し要素]][[ビアレス]]に乗って敵扱いで出撃したところを[[ニー・ギブン|ニー]]で[[説得]]すれば仲間になる。ニーを使ってなくても強制出撃なので安心。貴重な[[捨て身]]を覚えるキャラだが、装甲が薄い[[AB]]で使う為にはお膳立てが必要なので微妙と言わざるを得ない。今回は[[聖戦士]]技能もハイパーオーラ斬りが使えるレベル3までは上がる為、ベンチを抜ける為の最低条件だけは何とかパスしたといえる。味方に加わった時点で[[激励]]を使えるので、プレイヤーの愛情次第ではそれなりに役に立つ可能性も。まあ、他にもっと使えるサポートキャラが何人もいるので、余程の愛情が無い限りは使われないだろう。
+
:[[隠し要素/α|隠し要素]]を満たせば[[ビアレス]]と共に加入する。ダンバイン系では唯一、条件が共通ルートしかないため加入させやすい。今回は[[聖戦士]]Lv3まで上昇するためハイパーオーラ斬りも使用可能になり、さらに[[捨て身]]まで習得と以前よりかなり火力面は改善された。しかし相変わらず能力は全体的に低く、宇宙B、'''2回行動可能Lv92'''と、ほかの[[オーラバトラー|AB]]乗りと比べると圧倒的に劣るのは否めない。
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
+
:;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast}}
 
::捨て身の代わりに[[期待]]を覚え、完全にサポート一筋のパイロットになった。[[妖精]]と2人乗りさせて補助精神要員として起用するのも手。
 
::捨て身の代わりに[[期待]]を覚え、完全にサポート一筋のパイロットになった。[[妖精]]と2人乗りさせて補助精神要員として起用するのも手。
  
 
=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦COMPACT]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦COMPACT}}
 
:特別条件もなく仲間になる。野望を持つ父という共通点があるためか[[セシリー・フェアチャイルド]]と[[カロッゾ・ロナ]]の会話に加わる。2段階改造された[[ボチューン]]に乗ってくるが、[[マーベル・フローズン|マーベル]]などに機体を奪われることが多い。
 
:特別条件もなく仲間になる。野望を持つ父という共通点があるためか[[セシリー・フェアチャイルド]]と[[カロッゾ・ロナ]]の会話に加わる。2段階改造された[[ボチューン]]に乗ってくるが、[[マーベル・フローズン|マーベル]]などに機体を奪われることが多い。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第3部]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇}}
 
:[[リィナ・アーシタ|リィナ]]と一緒に[[コマンダー・ミレーヌ]]に捕まっているが倒すと仲間になる。[[再動]]か[[補給]]を覚えることが多いが、よほどの愛がなければ使われないだろう。
 
:[[リィナ・アーシタ|リィナ]]と一緒に[[コマンダー・ミレーヌ]]に捕まっているが倒すと仲間になる。[[再動]]か[[補給]]を覚えることが多いが、よほどの愛がなければ使われないだろう。
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦IMPACT}}
 
:上記のシナリオが削られたため、第3部で[[エレ・ハンム|エレ]]と一緒にいる。初期乗機は[[ビアレス]]。[[補給]]と[[愛]]を持つが[[SP]]初期値30と異様に低いので使えない。能力も低く、[[性格]]も「弱気」なためやはり厳しい。ただ、聖戦士LVはニーや[[キーン・キッス|キーン]]より上がるので愛と資金があれば何とか使っていける。
 
:上記のシナリオが削られたため、第3部で[[エレ・ハンム|エレ]]と一緒にいる。初期乗機は[[ビアレス]]。[[補給]]と[[愛]]を持つが[[SP]]初期値30と異様に低いので使えない。能力も低く、[[性格]]も「弱気」なためやはり厳しい。ただ、聖戦士LVはニーや[[キーン・キッス|キーン]]より上がるので愛と資金があれば何とか使っていける。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦COMPACT3}}
:特別条件もなく仲間になる。が、強さは相変わらずで、愛無くして使用することは無いだろう。
+
:特別条件もなく仲間になる。強さは相変わらずで、愛がなければ使用することはないだろう。
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:本作ではレムルが登場しているが、シナリオの都合上彼女に出会うことはない。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦UX]]
 
;[[スーパーロボット大戦UX]]
 
:原作終了後であるため登場はしないが、[[竜宮島]]の[[灯籠流し]]の際、ショウが会話で軽く触れている。
 
:原作終了後であるため登場はしないが、[[竜宮島]]の[[灯籠流し]]の際、ショウが会話で軽く触れている。
;[[スーパーロボット大戦BX]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦BX}}
:主な出番は中盤からだが、その前に中断メッセージで登場することがある。新録台詞あり。
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:ボイスを新規収録。主な出番は中盤からだが、その前に[[中断メッセージ/BX|中断メッセージ]]で登場することがある。
 
:原作と異なり[[ゲア・ガリング]]から[[ウィル・ウィプス]]に単身戻っていたためルーザ死後でも健在のまま、後にドレイクの黙認を得て[[黒騎士 (ダンバイン)|黒騎士]]が乗っていた[[ズワァース]]と共に[[ブライティクス|BX]]に投降する。
 
:原作と異なり[[ゲア・ガリング]]から[[ウィル・ウィプス]]に単身戻っていたためルーザ死後でも健在のまま、後にドレイクの黙認を得て[[黒騎士 (ダンバイン)|黒騎士]]が乗っていた[[ズワァース]]と共に[[ブライティクス|BX]]に投降する。
:パイロットとしては、ひらめきと幸運を使えるがまさかの'''汎用スキル取得一切なし。'''本作の自軍パイロットはたいてい[[援護攻撃]]や[[援護防御]]、あるいは[[底力]]や[[全体攻撃]]といった汎用スキルのいずれかを1~2個は取得しているものだが、これらを何も取得していないのは彼女と一部シナリオでわずかな期間メインを張る[[ホシノ・ルリ|ルリ]]ぐらいなものである。幸いにもスキルアイテムで汎用スキルはカバー出来るが…。
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:パイロットとしては、ひらめきと幸運を使えるがまさかの'''汎用スキルなし。'''本作の自軍パイロットはたいてい[[援護攻撃]]や[[援護防御]]、あるいは[[底力]]や[[全体攻撃]]といった汎用スキルのいずれかを1~2個は取得しているものだが、これらを何も取得していないのは彼女と一部シナリオでわずかな期間メインを張る[[ホシノ・ルリ|ルリ]]ぐらいなものである。幸いにもスキルアイテムで汎用スキルはカバー出来るが…。
:おまけに[[性格]]も弱気で能力値も[[キーン・キッス|キーン]]とどっこいと、お世辞にも使い勝手の良いパイロットではないため運用には愛が必要。マーベルのボチューンに搭乗させて合体攻撃・補給要員として使おう。
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:おまけに[[性格]]も弱気で能力値も[[キーン・キッス|キーン]]とどっこいと、お世辞にも使い勝手がいいとは言えないため運用には愛が必要。マーベルのボチューンに搭乗させて合体攻撃・補給要員として使おう。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
:
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
 
:
 
:
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
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:SSRサポートユニット。
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
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:2章Part12から登場するNPC。
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:今作で初めて[[シオン・ザバ]]や[[ラバーン・ザラマンド]]との共演が実現し、母ルーザとの対決イベントが再現されるが、ラバーンの介入により返り討ちの運命が変わり、結果的に戦火を煽った両親の最期を見届けることになる。
  
 
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
 
;[[リアルロボット戦線]]
 
;[[リアルロボット戦線]]
:[[ラズロ・ファーエデン|ラズロ]]ルートでは終盤レジスタンスのメンバーとして登場、仲間となる。
+
:ラズロルートでは終盤レジスタンスのメンバーとして登場、仲間となる。
 
:[[アマンダラ・カマンダラ|ポセイダル]]・[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]ルートでは敵として登場するが、ニーで説得すればやはり仲間にできる。
 
:[[アマンダラ・カマンダラ|ポセイダル]]・[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]ルートでは敵として登場するが、ニーで説得すればやはり仲間にできる。
  
== パイロットステータス設定の傾向 ==
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== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
全体的な能力が低く、オーラバトラー系のキャラクターでは間違いなく最弱クラスで、特に[[技量]]が低い。作品によってはオーラ斬りをする事ができないので攻撃面は期待できない。
+
全体的な能力が低く、オーラバトラー系のキャラクターでは間違いなく最弱クラスで、特に[[技量]]が低い。作品によってはオーラ斬りができないので攻撃面は期待できない。
  
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
[[愛]]を初め、補助系の精神コマンドを覚える。しかし、COMPACT3以外は他の作品のように修理・補給のユニットが無い為、その為に出撃機会があるかは微妙。サポートキャラとしても肝心のSP量が低く抑えられている事が多い。
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[[愛]]を初め、補助系の精神コマンドを覚える。しかし、『COMPACT3』以外は他作品のように修理・補給のユニットがないため、そのために出撃機会があるかは微妙。サポートキャラとしても肝心のSP量が低く抑えられていることが多い。
 
;[[スーパーロボット大戦EX|EX]]
 
;[[スーパーロボット大戦EX|EX]]
 
:'''[[必中]]、[[幸運]]、[[信頼]]、[[愛]]、[[激怒]]、[[熱血]]'''
 
:'''[[必中]]、[[幸運]]、[[信頼]]、[[愛]]、[[激怒]]、[[熱血]]'''
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;[[スーパーロボット大戦BX|BX]]
 
;[[スーパーロボット大戦BX|BX]]
 
:'''[[オーラ力]]L3'''
 
:'''[[オーラ力]]L3'''
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=== サポートアビリティ ===
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;決死の脱走
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:SSR。セットしたアタッカーの回避率大アップ。
  
 
== パイロットBGM ==
 
== パイロットBGM ==
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[ルーザ・ルフト]]
 
;[[ルーザ・ルフト]]
:母。しかし最終的には彼女に殺されてしまう。
+
:母。しかし、最終的には彼女に殺されてしまう。
 
;[[ドレイク・ルフト]]
 
;[[ドレイク・ルフト]]
:父。
+
:父。[[バイストン・ウェル]]征服に動く彼の元から何度か脱走を図る。
 
;[[バーン・バニングス]]
 
;[[バーン・バニングス]]
 
:ドレイクの配下の騎士にしてリムルの許婚。
 
:ドレイクの配下の騎士にしてリムルの許婚。
 
;[[ニー・ギブン]]
 
;[[ニー・ギブン]]
:恋人。ロミオとジュリエット的関係。
+
:恋人。ロミオとジュリエット的な関係。
 
;[[ミュージィ・ポー]]
 
;[[ミュージィ・ポー]]
 
:リムルの音楽教師。後に[[オーラマシン]]のパイロットになる。
 
:リムルの音楽教師。後に[[オーラマシン]]のパイロットになる。
 
;[[ショウ・ザマ]]
 
;[[ショウ・ザマ]]
:ピンチの際にはニーと並んで呼ぶなど頼りにしている。ショウにしてみれば足を引っ張られたこともあったが。
+
:ピンチの際にはニーと並んで呼ぶなど頼りにしている。ショウたちにしてみれば足を引っ張られたこともあったが…。
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;[[シルキー・マウ]]
 +
:ドレイクの元で捕らえられていた[[妖精|エ・フェラリオ]]。地上人の召喚で疲弊する彼女を庇っている。
  
 
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
 
;[[レムル・ジルフィード]]
 
;[[レムル・ジルフィード]]
 
:『[[New Story of Aura Battler DUNBINE]]』の[[ヒロイン]]で、リムルの転生した姿。
 
:『[[New Story of Aura Battler DUNBINE]]』の[[ヒロイン]]で、リムルの転生した姿。
 +
;[[ラバーン・ザラマンド]]
 +
:許嫁であったバーンの転生した姿。『DD』で共演し、彼の介入によって母ルーザに返り討ちにされる運命を免れることになる。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;「ふっ貴方、この花を本気で私に…?」
+
;「[[気合]]だけで、女の心が動かせるものですかっ」
;「ねえ、この花の花言葉、なんだかわかる?」
+
:第7話「開戦前夜」にて[[バーン・バニングス|バーン]]から「功を挙げ、必ず振り向かせてみせます」と迫られた際の反論。世の中そう甘くはないのである。
:負傷したリムルに責任を感じた[[ショウ・ザマ|ショウ]]が見舞いにポロポーズという花を摘んできた際の台詞。
+
;「ふっ貴方、この花を本気で私に…?」<br />「ねえ、この花の花言葉、なんだかわかる?」
;「この国では、結婚する相手だけに贈る花なのよ?受け取れば相手もOK」
+
:第24話「強襲対強襲」より。戦闘時に負傷したリムルに責任を感じた[[ショウ・ザマ|ショウ]]が見舞いに[[花#架空の花|ポロポーズの花]]を摘んできた際の台詞。
:ポロポーズの花言葉は'''「貴方だけを永遠に愛します」'''。もちろん本気ではなく、ショウも花言葉を知らなかったので聞かされた時は非常に焦っていた。
+
;「この国では、結婚する相手だけに贈る花なのよ? 受け取れば相手もOK」
:しかし[[レムル・ジルフィード|700年後の来世]]では結ばれるのだから運命とはわからないものである。
+
:ポロポーズの花言葉は'''「貴方だけを永遠に愛します」'''。もちろん本気ではなく、ショウも花言葉を知らなかったので、その事実を聞かされた時は非常に焦っている。
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:しかし、[[New Story of Aura Battler DUNBINE|700年後の来世]]で[[シオン・ザバ|めぐり逢い]][[レムル・ジルフィード|結ばれる]]のだから、[[伏線|運命]]とはわからないものである。
 
;「貴方が中々くれないんですもの。」
 
;「貴方が中々くれないんですもの。」
:遅れて見舞いに来た[[ニー・ギブン|ニー]]がポロポーズの花を見つけ、リルムはそれはショウがくれたのだとからかう。
+
:遅れて見舞いに来た恋人[[ニー・ギブン|ニー]]がポロポーズの花を見つけ、リムルは「それはショウがくれたの」とからかう。
:ニーも激しく動揺していたがすぐに誤解を解き、次第にいい雰囲気になるが敵が来て幸せな時間は終わりを迎えてしまう。出撃するニーをリルムはキスで送り出すのだった。
+
:ニーも激しく動揺していたものの、すぐに誤解を解き次第にいい雰囲気になるが、生憎敵が来て幸せな時間は終わりを迎えてしまう。出撃するニーをリムルは[[キスシーン|キス]]で送り出すのだった。作中における数少ない癒しの場面である。
;「貴方という人は…!ニー達を見捨てたのですか!?」
+
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』におけるリムルのグラフィックは、ポロポーズの花を手にしている彼女の姿が描かれている。
;「許せない!」
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;「貴方という人は…! ニー達を見捨てたのですか!?」<br />「許せない!」
:40話でショウが裏切った振りをしてビジョットの元に投降してきた際に、偶然居合わせてしまい挙句ショウが本当に裏切ったと勘違いしてしまい、あろう事か兵士から槍を奪い'''本気でショウを殺そうとしている。'''
+
:第40話「パリ炎上」より。ショウが裏切った振りをして[[ビショット・ハッタ|ビショット]]の元へ(偽りの)投降をしてきた際に、偶然居合わせてしまい挙句ショウが本当に裏切ったと勘違いしてしまい、あろうことか兵士から槍を奪い'''本気でショウを殺そうとしている。'''
:ショウにこれは演技だと諭されこれを逃げるチャンスだとするも逃げ出すことができず、更にリムルがいるせいでショウが[[ゲア・ガリング]]を轟沈できないと作戦失敗に原因になってしまう。
+
:ショウにこれは演技だと諭され、これを逃げるチャンスだとするも逃げ出せず、さらにリムルがいるせいでショウが[[ゲア・ガリング]]を轟沈できない…と作戦失敗の原因になってしまう。
;「戦うわ。ここで足止めされていたら、オスロは第二のパリに…。」
+
;「戦うわ。ここで足止めされていたら、オスロは第二の[[パリ]]に…。」
:42話で軍事企業から派遣されていた地上人のフレデリックの協力でバラウ(SRW未登場)を奪取し、無事ゲア・ガリングから脱出に成功する。しかしショウがビショット軍と戦闘中と見るや否や180度旋回自分も手伝いがしたいと戦闘に参加してしまう。
+
:第42話「地上人の反乱」より。軍事[[企業]]から派遣されていた地上人のフレデリックの協力でバラウ(SRW未登場)を奪取し、無事ゲア・ガリングから脱出に成功する。
:フレデリックに「あなたは戦士ではない」と静止されるも聞かず、そして被弾しフレデリックは機体から投げ出されて戦死、自信は失神し黒騎士に連れ戻されてしまうなど、ショウ達に迷惑をかけるだけで終わってしまった。このあたりの話はリムルは良かれと思いとった行動が自分の自信過剰や負けん気の部分が作用し空回りしてしまうのがよく目立つ。
+
:しかし、ショウがビショット軍と戦闘中と見るや否や180度旋回自分も手伝いがしたいと戦闘に参加してしまう。
;「女として母は父以上に許せぬ存在だからです!」
+
:フレデリックに「あなたは戦士ではない」と静止されるも聞かず、そして被弾しフレデリックは機体から投げ出されて戦死、リムル自身は失神し[[黒騎士 (ダンバイン)|黒騎士]]に連れ戻されてしまうなど…ショウたちに迷惑を掛けるだけで終わってしまった。
:母を討つ決意を父に告げた時の台詞。
+
:上記のエピソードのほか、劇中では戦闘時においてリムルが良かれと思い取った行動が、彼女の自信過剰や負けん気の部分が悪く作用し空回りしてしまう展開がよく目立つ。
 +
;「女として、母は父以上に許せぬ存在だからです!」
 +
:第48話「クロス・ファイト」より。母を討つ決意を父[[ドレイク・ルフト|ドレイク]]に告げた時の台詞。
 
;「すべての混乱の元は、お母様、貴方です!」
 
;「すべての混乱の元は、お母様、貴方です!」
:母[[ルーザ・ルフト|ルーザ]]を討つべく短剣で迫ったときの台詞。だが…。
+
:母[[ルーザ・ルフト|ルーザ]]を討つべく短剣で迫った時の台詞。
  
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
;「私はニーの為に戦います。愛する者と共に生きたいと願う。それは女として至極当然の事でしょう」
 
;「私はニーの為に戦います。愛する者と共に生きたいと願う。それは女として至極当然の事でしょう」
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』第36話「光る島」にて、ドレイクに今後の身の振り方を問われて。母とは違い純粋な愛が動機だが母同様、ドレイクの元を離れる事を選んだのは血というべきか。
+
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』第36話「光る島」にて、ドレイクに今後の身の振り方を問われて。母とは違い純粋な[[愛]]が動機だが、母同様ドレイクの元を離れることを選んだのは血というべきか。
 
;「次に会う時は戦場にて…」<br />(さようなら…お父様…)
 
;「次に会う時は戦場にて…」<br />(さようなら…お父様…)
:直後に父に「オーラマシンを持って去れ」と命じられて。彼女はこれが今生の別れになると確信した。
+
:直後にドレイクに「オーラマシンを持って去れ」と命じられて。リムルは「これが今生の別れになる」と確信した。
 +
:名台詞であるのは間違いないのだが、'''ドレイクから「好きな物をくれてやる」と言われて[[ズワァース]]という高級機を遠慮なく持っていく'''あたり、なかなかいい性格をしている。
 
;二ー「リムル…」<BR/>リムル「いいの、ニー。戦乱は望んだお父様が選んだ道。こうなる事も分かっていたはずよ」
 
;二ー「リムル…」<BR/>リムル「いいの、ニー。戦乱は望んだお父様が選んだ道。こうなる事も分かっていたはずよ」
:同話にて、ドレイクが戦死した後の台詞。
+
:同上話より。ドレイクが戦死した後の台詞。
 
;「お父様やお母様が死に、ビショットも死に、そしてショットも死んだ…」<BR/>「これで、オーラマシンが生んだ戦いは終わったのですね」
 
;「お父様やお母様が死に、ビショットも死に、そしてショットも死んだ…」<BR/>「これで、オーラマシンが生んだ戦いは終わったのですね」
:同話のエンドデモ。バイストン・ウェルの戦乱は一応終結したものの、まだ黒騎士が残っていた。
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:同上話のエンドデモ。[[バイストン・ウェル]]の戦乱は一応終結したものの、まだ黒騎士が残っていた。
  
 
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
 
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=== SRWでの搭乗機体 ===
 
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*「実母ルーザに拳銃で眉間を撃ち抜かれる」というリムルの悲惨な最期は、自らが殺したキャラの死について振り返る事が少ない富野監督をして「(生々しすぎて)やりすぎた」「もっと違う見せ方にすれば良かった」と言わしめる程のものであった。亡骸に刻まれた弾痕を見ていると、その言葉も頷ける。
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*「実母ルーザに拳銃で眉間を撃ち抜かれる」というリムルの悲惨な最期は、自らが殺したキャラの死について振り返る事が少ない富野由悠季監督をして'''「(生々しすぎて)やりすぎた」「もっと違う見せ方にすれば良かった」'''と言わしめる程のものであった。亡骸に刻まれた弾痕を見ていると、その言葉も頷ける。
**しかし、[[小説]]『オーラーバトラー戦記』では'''「ルーザに斧で頭部を叩き割られる」'''という、アニメ版以上に凄惨な最期を遂げた。富野監督は自身が執筆する小説において「鬱憤を吐瀉する癖がある」とのことなので、そうなってしまったのか……。
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**しかし、[[小説]]『オーラーバトラー戦記』では'''「ルーザに斧で頭部を叩き割られる」'''という、アニメ版以上に凄惨な最期を遂げる。富野監督は自身が執筆する小説において「鬱憤を吐瀉する癖がある」とのことなので、そうなってしまったのか…。
***ちなみに同作のリムルは'''ルーザの連れ子'''という設定でアニメ版より年齢を下げられている。アニメ版の彼女の役割は'''ドレイクと前妻との娘'''に渡っている。
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***ちなみに同作のリムルはルーザの連れ子という設定でアニメ版よりも年齢を下げられている。なお、アニメ版のリムルの役割は義理の姉であるアリサ・ルフト(ドレイクの前妻アリシアが産んだ娘)に渡っている。
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== 脚注 ==
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2024年11月17日 (日) 21:36時点における最新版

リムル・ルフト
外国語表記 Riml Luft[1]
登場作品 聖戦士ダンバイン
声優 色川京子
デザイン 湖川友謙
初登場SRW スーパーロボット大戦EX
SRWでの分類 パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
種族 コモン
性別
年齢 17歳
出身 アの国ラース・ワウ
所属 ルフト家→ゼラーナ→ルフト家
テンプレートを表示

リムル・ルフトは『聖戦士ダンバイン』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

アの国の地方領主ドレイク・ルフトの一人娘。

敵方のニー・ギブンに惚れており、同時に父の野望に恐れを抱き、ドレイク側の情報を極秘裏に流していた。そのため、召喚された地上人トッド・ギネスに父に手を貸さないよう懇願したり、ショット・ウェポンの開発したオーラ増幅器の設計図を持ってニーの元に走ったりもした。何度も脱走を図り、一度はニーの元に辿り着いて行動を共にしていた。お嬢様育ちであるが、負けん気が強く、ニーに認めて貰うため、オーラバトラーに乗って無理な戦闘をすることもあった。

その後結局連れ戻されて、物語後半では、母・ルーザ・ルフトと共にビショット・ハッタゲア・ガリングにいた為、そのまま地上に出てしまう。そこで母とビショットの不義密通を知り、これを許せずにゲア・ガリングを脱出、ルーザの裏切りを父・ドレイクに告げ、この戦いの元凶であるルーザの暗殺を謀った。しかし、逆にルーザに射殺され、17年の短い生涯を終えている。

自身の死から700年後、バイストン・ウェルにおいてレムル・ジルフィードとして転生する(『New Story of Aura Battler DUNBINE』)。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦EX
初登場作品。隠し要素を満たせばマサキの章のシナリオ「野望、渦巻く」にて、増援としてライネックに乗って登場し仲間になる。シナリオの都合上、加入した次のシナリオ、つまり最終話でも強制出撃となる。幸運を持つが、終盤での加入な上に能力的にも突出するものがないため、活躍できる場面はあまりない。
第4次スーパーロボット大戦S
隠し要素で、シナリオ「トータル・バランス」にてニーを出撃させると敵陣付近から強奪したライネックに乗ってNPCとして登場し、状況によってパイロットとしてライネックと共に加入するか、非戦闘員として彼女のみが仲間に加わるか変化する。
パイロットとしては聖戦士技能がなく、地形適応も低いため戦力としては微妙で、激励役としてもSPが低く使いにくい。なお、条件にニーが必要なため、ガラリア及びシーラ妖精二名を諦めなければならない。
また、エンディングの後日談は非戦闘員として加入した場合にしかない。ある意味原作を尊重したと言えなくはないが、戦力外に等しいニーをわざわざ出撃させた上で敢えて撃破させるという本末転倒な手順を踏む必要性から、多くのプレイヤーから「リムルは開発者のミスで後日談を忘れられたキャラ」と思われていた。内容は「アの国の国王代理となるが、正式な国王になる気はないようだ。近々ニーと結婚の予定」とのことで、二人にとっては幸福といえよう。ちなみにニーがアの国の摂政となっているので、国王代行になったものの直接政治を行っているわけではない模様。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
音声初収録。『EX』に登場。SFC版と同じく最終盤の分岐で「野望、渦巻く」を選んだ際に加入する。
本作の聖戦士では珍しく射撃寄りのバランス型。回避値はマーベルと同等、聖戦士技能の補正を考慮すればそれ以上に高いが、命中値がやたらと低く攻撃を当てるのに苦労する。何より地形適応が空陸B、しかも聖戦士技能がLv1止まりなのでハイパー斬りが使えない。戦闘では役に立たないが一応幸運を使えるため、バフォームあたりを2機撃墜して小銭を稼いだら大人しく後ろに下がろう。
本作では激怒友情に、熱血が激励に変更されており、サポート系パイロットに特化したと言える。ただし激励の習得LvはSFC版の熱血と同じ40なので、シナリオ中の有人機を全機リムルで撃墜する勢いでないと習得は難しい。そうまでして覚えたところで最終シナリオが若干楽になる程度なので、素直に他ユニットに経験値を食わせた方がいいだろう。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α
隠し要素を満たせばビアレスと共に加入する。ダンバイン系では唯一、条件が共通ルートしかないため加入させやすい。今回は聖戦士Lv3まで上昇するためハイパーオーラ斬りも使用可能になり、さらに捨て身まで習得と以前よりかなり火力面は改善された。しかし相変わらず能力は全体的に低く、宇宙B、2回行動可能Lv92と、ほかのAB乗りと比べると圧倒的に劣るのは否めない。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
捨て身の代わりに期待を覚え、完全にサポート一筋のパイロットになった。妖精と2人乗りさせて補助精神要員として起用するのも手。

COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦COMPACT
特別条件もなく仲間になる。野望を持つ父という共通点があるためかセシリー・フェアチャイルドカロッゾ・ロナの会話に加わる。2段階改造されたボチューンに乗ってくるが、マーベルなどに機体を奪われることが多い。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
リィナと一緒にコマンダー・ミレーヌに捕まっているが倒すと仲間になる。再動補給を覚えることが多いが、よほどの愛がなければ使われないだろう。
スーパーロボット大戦IMPACT
上記のシナリオが削られたため、第3部でエレと一緒にいる。初期乗機はビアレス補給を持つがSP初期値30と異様に低いので使えない。能力も低く、性格も「弱気」なためやはり厳しい。ただ、聖戦士LVはニーやキーンより上がるので愛と資金があれば何とか使っていける。
スーパーロボット大戦COMPACT3
特別条件もなく仲間になる。強さは相変わらずで、愛がなければ使用することはないだろう。
本作ではレムルが登場しているが、シナリオの都合上彼女に出会うことはない。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦UX
原作終了後であるため登場はしないが、竜宮島灯籠流しの際、ショウが会話で軽く触れている。
スーパーロボット大戦BX
ボイスを新規収録。主な出番は中盤からだが、その前に中断メッセージで登場することがある。
原作と異なりゲア・ガリングからウィル・ウィプスに単身戻っていたためルーザ死後でも健在のまま、後にドレイクの黙認を得て黒騎士が乗っていたズワァースと共にBXに投降する。
パイロットとしては、ひらめきと幸運を使えるがまさかの汎用スキルなし。本作の自軍パイロットはたいてい援護攻撃援護防御、あるいは底力全体攻撃といった汎用スキルのいずれかを1~2個は取得しているものだが、これらを何も取得していないのは彼女と一部シナリオでわずかな期間メインを張るルリぐらいなものである。幸いにもスキルアイテムで汎用スキルはカバー出来るが…。
おまけに性格も弱気で能力値もキーンとどっこいと、お世辞にも使い勝手がいいとは言えないため運用には愛が必要。マーベルのボチューンに搭乗させて合体攻撃・補給要員として使おう。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Card Chronicle
スーパーロボット大戦X-Ω
SSRサポートユニット。
スーパーロボット大戦DD
2章Part12から登場するNPC。
今作で初めてシオン・ザバラバーン・ザラマンドとの共演が実現し、母ルーザとの対決イベントが再現されるが、ラバーンの介入により返り討ちの運命が変わり、結果的に戦火を煽った両親の最期を見届けることになる。

関連作品[編集 | ソースを編集]

リアルロボット戦線
ラズロルートでは終盤レジスタンスのメンバーとして登場、仲間となる。
ポセイダルシロッコルートでは敵として登場するが、ニーで説得すればやはり仲間にできる。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力値[編集 | ソースを編集]

全体的な能力が低く、オーラバトラー系のキャラクターでは間違いなく最弱クラスで、特に技量が低い。作品によってはオーラ斬りができないので攻撃面は期待できない。

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

を初め、補助系の精神コマンドを覚える。しかし、『COMPACT3』以外は他作品のように修理・補給のユニットがないため、そのために出撃機会があるかは微妙。サポートキャラとしても肝心のSP量が低く抑えられていることが多い。

EX
必中幸運信頼激怒熱血
第4次S
探索隠れ身集中覚醒激励
α
努力集中かく乱激励捨て身
IMPACT
幸運熱血集中ひらめき補給
BX
集中ひらめき幸運熱血
リアルロボット戦線
隠れ身激励かく乱覚醒捨て身

特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]

COMPACTIMPACT
聖戦士L6
BX
オーラ力L3

サポートアビリティ[編集 | ソースを編集]

決死の脱走
SSR。セットしたアタッカーの回避率大アップ。

パイロットBGM[編集 | ソースを編集]

「ダンバイン とぶ」
オープニング。大半はこの曲である。
「聖戦士たち」
劇中BGM。『IMPACT』にてハイパーオーラ斬り使用時の選曲。

人間関係[編集 | ソースを編集]

ルーザ・ルフト
母。しかし、最終的には彼女に殺されてしまう。
ドレイク・ルフト
父。バイストン・ウェル征服に動く彼の元から何度か脱走を図る。
バーン・バニングス
ドレイクの配下の騎士にしてリムルの許婚。
ニー・ギブン
恋人。ロミオとジュリエット的な関係。
ミュージィ・ポー
リムルの音楽教師。後にオーラマシンのパイロットになる。
ショウ・ザマ
ピンチの際にはニーと並んで呼ぶなど頼りにしている。ショウたちにしてみれば足を引っ張られたこともあったが…。
シルキー・マウ
ドレイクの元で捕らえられていたエ・フェラリオ。地上人の召喚で疲弊する彼女を庇っている。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

レムル・ジルフィード
New Story of Aura Battler DUNBINE』のヒロインで、リムルの転生した姿。
ラバーン・ザラマンド
許嫁であったバーンの転生した姿。『DD』で共演し、彼の介入によって母ルーザに返り討ちにされる運命を免れることになる。

名台詞[編集 | ソースを編集]

気合だけで、女の心が動かせるものですかっ」
第7話「開戦前夜」にてバーンから「功を挙げ、必ず振り向かせてみせます」と迫られた際の反論。世の中そう甘くはないのである。
「ふっ貴方、この花を本気で私に…?」
「ねえ、この花の花言葉、なんだかわかる?」
第24話「強襲対強襲」より。戦闘時に負傷したリムルに責任を感じたショウが見舞いにポロポーズの花を摘んできた際の台詞。
「この国では、結婚する相手だけに贈る花なのよ? 受け取れば相手もOK」
ポロポーズの花言葉は「貴方だけを永遠に愛します」。もちろん本気ではなく、ショウも花言葉を知らなかったので、その事実を聞かされた時は非常に焦っている。
しかし、700年後の来世めぐり逢い結ばれるのだから、運命とはわからないものである。
「貴方が中々くれないんですもの。」
遅れて見舞いに来た恋人ニーがポロポーズの花を見つけ、リムルは「それはショウがくれたの」とからかう。
ニーも激しく動揺していたものの、すぐに誤解を解き次第にいい雰囲気になるが、生憎敵が来て幸せな時間は終わりを迎えてしまう。出撃するニーをリムルはキスで送り出すのだった。作中における数少ない癒しの場面である。
X-Ω』におけるリムルのグラフィックは、ポロポーズの花を手にしている彼女の姿が描かれている。
「貴方という人は…! ニー達を見捨てたのですか!?」
「許せない!」
第40話「パリ炎上」より。ショウが裏切った振りをしてビショットの元へ(偽りの)投降をしてきた際に、偶然居合わせてしまい挙句ショウが本当に裏切ったと勘違いしてしまい、あろうことか兵士から槍を奪い本気でショウを殺そうとしている。
ショウにこれは演技だと諭され、これを逃げるチャンスだとするも逃げ出せず、さらにリムルがいるせいでショウがゲア・ガリングを轟沈できない…と作戦失敗の原因になってしまう。
「戦うわ。ここで足止めされていたら、オスロは第二のパリに…。」
第42話「地上人の反乱」より。軍事企業から派遣されていた地上人のフレデリックの協力でバラウ(SRW未登場)を奪取し、無事ゲア・ガリングから脱出に成功する。
しかし、ショウがビショット軍と戦闘中と見るや否や180度旋回自分も手伝いがしたいと戦闘に参加してしまう。
フレデリックに「あなたは戦士ではない」と静止されるも聞かず、そして被弾しフレデリックは機体から投げ出されて戦死、リムル自身は失神し黒騎士に連れ戻されてしまうなど…ショウたちに迷惑を掛けるだけで終わってしまった。
上記のエピソードのほか、劇中では戦闘時においてリムルが良かれと思い取った行動が、彼女の自信過剰や負けん気の部分が悪く作用し空回りしてしまう展開がよく目立つ。
「女として、母は父以上に許せぬ存在だからです!」
第48話「クロス・ファイト」より。母を討つ決意を父ドレイクに告げた時の台詞。
「すべての混乱の元は、お母様、貴方です!」
ルーザを討つべく短剣で迫った時の台詞。

スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]

「私はニーの為に戦います。愛する者と共に生きたいと願う。それは女として至極当然の事でしょう」
BX』第36話「光る島」にて、ドレイクに今後の身の振り方を問われて。母とは違い純粋なが動機だが、母同様ドレイクの元を離れることを選んだのは血というべきか。
「次に会う時は戦場にて…」
(さようなら…お父様…)
直後にドレイクに「オーラマシンを持って去れ」と命じられて。リムルは「これが今生の別れになる」と確信した。
名台詞であるのは間違いないのだが、ドレイクから「好きな物をくれてやる」と言われてズワァースという高級機を遠慮なく持っていくあたり、なかなかいい性格をしている。
二ー「リムル…」
リムル「いいの、ニー。戦乱は望んだお父様が選んだ道。こうなる事も分かっていたはずよ」
同上話より。ドレイクが戦死した後の台詞。
「お父様やお母様が死に、ビショットも死に、そしてショットも死んだ…」
「これで、オーラマシンが生んだ戦いは終わったのですね」
同上話のエンドデモ。バイストン・ウェルの戦乱は一応終結したものの、まだ黒騎士が残っていた。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

ダーナ・オシー
マーベルからのお下がりで搭乗。
ライネック
ゲア・ガリングから脱出するときに使用。

SRWでの搭乗機体[編集 | ソースを編集]

ボチューン
COMPACT
ビアレス
αIMPACT
ズワァース
BX

余談[編集 | ソースを編集]

  • 「実母ルーザに拳銃で眉間を撃ち抜かれる」というリムルの悲惨な最期は、自らが殺したキャラの死について振り返る事が少ない富野由悠季監督をして「(生々しすぎて)やりすぎた」「もっと違う見せ方にすれば良かった」と言わしめる程のものであった。亡骸に刻まれた弾痕を見ていると、その言葉も頷ける。
    • しかし、小説『オーラーバトラー戦記』では「ルーザに斧で頭部を叩き割られる」という、アニメ版以上に凄惨な最期を遂げる。富野監督は自身が執筆する小説において「鬱憤を吐瀉する癖がある」とのことなので、そうなってしまったのか…。
      • ちなみに同作のリムルはルーザの連れ子という設定でアニメ版よりも年齢を下げられている。なお、アニメ版のリムルの役割は義理の姉であるアリサ・ルフト(ドレイクの前妻アリシアが産んだ娘)に渡っている。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. Character、聖戦士ダンバインWeb、2022年2月25日閲覧。