「王留美」の版間の差分

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[[ソレスタルビーイング]]のエージェント。
 
[[ソレスタルビーイング]]のエージェント。
  
名門資産家の王(ワン)家の娘で財政界にも顔が利くセレブでもあり、人脈を使い[[ソレスタルビーイング]]に情報提供や資金援助をする。戦争の根絶よりも「世界の変革」を望んでおり、目的のために[[チームトリニティ]]に協力をすることもあった。
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名門資産家の王(ワン)家の令嬢で財政界にも顔が利くセレブ。人脈を使い[[ソレスタルビーイング]]に情報提供や資金援助をしている。
2ndシーズンでは以前にも増して変革を望むようになり、引き続きCBを支援する一方、[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]や[[リジェネ・レジェッタ|リジェネ]]とも協力。さらには[[メメントモリ]]建造への協力やCBの情報を[[アロウズ]]に流すなど、[[紅龍]]すら不安を漏らすほどに節操無く勢力という勢力を支援するようになっていった。
 
  
変革を求めた理由は、兄である紅龍が王家を継ぐ器ではないと判断され、望まない当主の座を無理矢理に継がされたため。漠然と「人生をやり直したい」という想いがあるだけで、変革の先に明確に何を求めているかは彼女自身にもよく分かっておらず、半ば世界に対する八つ当たりに近い動機である。彼女を理解しそれを諌めてくれるような人物を得ることも出来ず、リボンズに見限られると同時に全てを失うことになる。
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しかし、留美自身は戦争の根絶よりも「世界の変革」を望んでおり、それを求めた理由は、兄である紅龍が王家を継ぐ器ではないと判断され、望まない当主の座を無理矢理に継がされたためである。<br/>結局その動機は、漠然と「人生をやり直したい」という想いがあるだけで、変革の先に明確に何を求めているかは彼女自身にもよく分かっておらず、半ば世界に対する八つ当たりに近い幼稚なものであった。
  
辛うじて[[ヴェーダ]]の所在の情報を[[刹那・F・セイエイ]]に託すが、彼に差し伸べられた救いの手も振り払ってしまい、一人脱出しようとしたところを待ち構えていた[[ネーナ・トリニティ]]によって殺害されてしまった。
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自己中心的な本質の持ち主であるが故に、政治力に長けている反面、人望は全くといって良い程無く、側近を務め自分を気遣おうとする紅龍や拾って部下として自分の手元に置いていた[[ネーナ・トリニティ]]に対しても、高圧的な振る舞いばかりをしていた様である。
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1stシーズンでは、目的を果たせる為ならばソレスタルビーイングと対立している上に無差別的な虐殺も厭わない[[チームトリニティ]]に協力をすることもあった。<br/>
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2ndシーズンでは以前にも増して変革を望むようになった事で、より過激な手段をとりながら暴走していく事になる。引き続きCBを支援する一方、[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]や彼への造反を目論む[[リジェネ・レジェッタ|リジェネ]]にまで協力。さらには大量破壊兵器である[[メメントモリ]]建造への協力や、自らの意にそぐわなくなったCBの情報を[[アロウズ]]に流すなど、[[紅龍]]すら不安を漏らすほどに、コウモリの様に節操無く勢力という勢力を支援し、渡り歩くようになっていった。その結果、ネーナからも反感を買ってしまい、彼女が自分の意思に反してCBを助ける行動をとらせてしまう事になっており、やがてそれは自らの破滅へとつながっていく事になる。
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自らの個人的なエゴの為に支援を行い続けた結果、不興を買ったリボンズからは見捨てられるのと同時に、ネーナからも見限られてしまう事になり、自信を庇って紅龍も命を落とした結果、とうとう全てを失うことになる。その直後、辛うじて[[刹那・F・セイエイ]]に救われて、彼に[[ヴェーダ]]の所在の情報をに託すが、半ば錯乱していた事で追い込まれた自らの状況を分かっていなかった留美は、彼に差し伸べられた救いの手も振り払ってしまい、一人だけシャトルで脱出しようとしたところを、待ち構えていたネーナの[[ガンダムスローネドライ]]の攻撃よって殺害されてしまった。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==

2014年1月4日 (土) 20:30時点における版

王留美(ワン・リューミン / Wang Liu Mei)

ソレスタルビーイングのエージェント。

名門資産家の王(ワン)家の令嬢で財政界にも顔が利くセレブ。人脈を使いソレスタルビーイングに情報提供や資金援助をしている。

しかし、留美自身は戦争の根絶よりも「世界の変革」を望んでおり、それを求めた理由は、兄である紅龍が王家を継ぐ器ではないと判断され、望まない当主の座を無理矢理に継がされたためである。
結局その動機は、漠然と「人生をやり直したい」という想いがあるだけで、変革の先に明確に何を求めているかは彼女自身にもよく分かっておらず、半ば世界に対する八つ当たりに近い幼稚なものであった。

自己中心的な本質の持ち主であるが故に、政治力に長けている反面、人望は全くといって良い程無く、側近を務め自分を気遣おうとする紅龍や拾って部下として自分の手元に置いていたネーナ・トリニティに対しても、高圧的な振る舞いばかりをしていた様である。

1stシーズンでは、目的を果たせる為ならばソレスタルビーイングと対立している上に無差別的な虐殺も厭わないチームトリニティに協力をすることもあった。
2ndシーズンでは以前にも増して変革を望むようになった事で、より過激な手段をとりながら暴走していく事になる。引き続きCBを支援する一方、リボンズや彼への造反を目論むリジェネにまで協力。さらには大量破壊兵器であるメメントモリ建造への協力や、自らの意にそぐわなくなったCBの情報をアロウズに流すなど、紅龍すら不安を漏らすほどに、コウモリの様に節操無く勢力という勢力を支援し、渡り歩くようになっていった。その結果、ネーナからも反感を買ってしまい、彼女が自分の意思に反してCBを助ける行動をとらせてしまう事になっており、やがてそれは自らの破滅へとつながっていく事になる。

自らの個人的なエゴの為に支援を行い続けた結果、不興を買ったリボンズからは見捨てられるのと同時に、ネーナからも見限られてしまう事になり、自信を庇って紅龍も命を落とした結果、とうとう全てを失うことになる。その直後、辛うじて刹那・F・セイエイに救われて、彼にヴェーダの所在の情報をに託すが、半ば錯乱していた事で追い込まれた自らの状況を分かっていなかった留美は、彼に差し伸べられた救いの手も振り払ってしまい、一人だけシャトルで脱出しようとしたところを、待ち構えていたネーナのガンダムスローネドライの攻撃よって殺害されてしまった。

登場作品と役柄

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
原作どおりNPCとして登場。序盤で主人公クロウと会話する場面がある(ただし、目隠しされていたために彼女の姿を直接見てはいないのだが)。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
出番こそ多くないが留美の情報網を通じてZEXISは様々な情報を得ており、原作以上に影響を与えている。ゼロレクイエムルートでは原作通りネーナに襲撃されるも後に皇帝となったルルーシュに助けられていたことが判明する。最終的にはゼロレクイエムの際に死亡する。だが、その際の死に際は命を助けてもらったルルーシュの役に立ったことに満足してダモクレス要塞と共に果てるので、志半ばで理不尽に死亡した原作に比べればまだ救われている。逆に、黒の騎士団ルートではネーナ襲撃の時点で死亡してしまう。

人間関係

紅龍
エージェント兼ボディガードだが、正体は留美の実兄である。襲撃してきたネーナから妹の留美をかばって死亡する。
刹那・F・セイエイ
留美の事情をつゆ知らないが故に、信頼出来る仲間と思っていたようである。せめて彼からの救助を断らなければ、助かったかもしれないが…。
ネーナ・トリニティ
1st最終回で留美の部下となったが、最終的には反旗を翻されて引導を渡された。再世篇でも再現しているが、ゼロレクイエムルートに進んだ場合、留美はルルーシュに救出されて殺害は失敗に終わる。
リボンズ・アルマークリジェネ・レジェッタ
目的のため、それぞれ協力することに。しかし、内心では「意地汚い小娘」「古き者」と蔑まれており、最終的に彼等から見限られてしまう。

他作品との人間関係

ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア
第2次Z再世篇ゼロレクイエムルートでは彼に命を救われる。彼に協力することによって「生きる意味」を見出すことができた点で、留美の心も少しは救われたのかもしれない。

バンプレストオリジナル

クロウ・ブルースト
序盤においてソレスタルビーイングの捕虜になった際に留美に尋問されている。なお、この時のクロウは目隠しされていたために彼女の姿を直接見てはいないのだが、彼女の声だけを聞いて「ベッピンさん」だと察している。

名台詞

「変わらないのなら、壊れてしまってもいいとさえ思うほどに」
1st第20話。紅龍から「今の世界がお嫌いですか?」と訊かれて、肯定した後に。
「世界を変える機体…ダブルオーガンダム」
1st第25話。開発途上のダブルオーガンダムを目にした留美の感想。後に、その機体は文字どおり「世界を変える」ことになる。
なお、この留美の台詞をもって『機動戦士ガンダム00』ファーストシーズンは、幕を閉じることになる。
「あなた達とは行けないのよ。求めてるものが違うのだから」
2nd第22話。刹那の申し出を拒絶した一言。変革と言うよりも「世界の破壊」を望む点で、ソレスタルビーイングとも相いれるものではなくなっていた。

スパロボシリーズの名台詞

「…覚悟は出来ています。そして、私はもう十分に世界の変革を見せていただきました」
第2次Z再世篇ゼロレクイエムルートにて、沈み行くダモクレス要塞の中でディートハルトと共に皇帝ルルーシュから要塞と運命を共にするよう言われた際に。
有り体に言えば「死ね」と言われたのに等しいというのに、どこか満足げな態度で顔グラも微笑みを浮かべたものであった。裏切りと理不尽の果てに呆気無く死亡した原作と比べると従容として死に就けた分、だいぶ立派な最期と言える。
ちなみに、ディートハルトの方はと言えば、ルルーシュの言葉にみっともなく取り乱してばかりで彼女の超然とした態度とは好対照となっている。

余談

1stシーズンでは登場の度に留美の衣装が変化していたが、これらは全てキャラクター原案の高河ゆん氏が書き下ろしている。ちなみに、1st第1話での留美が初登場時に着ていたドレスが、視聴者に特に好評だったようである。

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