「世界観/DD」の版間の差分
(→第11世界) |
|||
172行目: | 172行目: | ||
MARTとDTの存在は隠匿されているほか、大国が南極の領有権を巡って争っている。この為DTの存在が明らかになれば新たな争いの火種になることが懸念されている。一方でDTの開発目的はMART参加国が対立する国への牽制手段を得るためであり、量産体制が整うまで隠しておきたいだけらしい。 | MARTとDTの存在は隠匿されているほか、大国が南極の領有権を巡って争っている。この為DTの存在が明らかになれば新たな争いの火種になることが懸念されている。一方でDTの開発目的はMART参加国が対立する国への牽制手段を得るためであり、量産体制が整うまで隠しておきたいだけらしい。 | ||
− | + | DT以外の機動兵器は存在せず、他世界の機動兵器を見たメグが他のMART参加国が秘密裏に開発したDTだと判断しているほか、序章ワールド6でベネットが各国の戦力は戦闘機や戦車が主力だと口にしている。 | |
==境界空間== | ==境界空間== |
2022年8月26日 (金) 03:04時点における版
『スーパーロボット大戦DD』の世界観。
概要
ゲームシステムでは複数の「ワールド」で構成されている。1つのワールドに複数の世界を内包している場合もあり、それぞれの世界を転移して回りながらストーリーが進行する。名称のなかった世界は2章Part11にて葛城ミサトによって呼称が決定された。
各世界には他世界へ繋がる安定したゲートが最大3つ存在する。それらは空に浮かぶ光球という姿をしており、パワースポットに発生している傾向がある。ゲートの向こう側とは有線での通信すら行えないので、無人機か有人機を使うなどして直接ゲートを通らないと向こう側の様子が分からない。
それぞれの世界の勢力は他世界に介入する程の余裕は無い為、ほとんど調査程度の干渉しかしていない。 ただし、早乙女博士は何らかの目的で各世界を渡り歩いているほか、ゲートの黒幕にして全ての世界の共通の脅威と言っていい「ネピリアン」は並行世界間の戦争を目論んでいる。
ワールド1
「旧シリーズ」をイメージした世界。
第1世界
いわゆる「昭和アニメ」の世界観であり、監視カメラや携帯電話などといった現代的な文化は発達していない(所属作品の登場人物も「昭和」と発言している)。他世界の登場人物からは、古き良き時代だとも考え方が旧時代的だとも言われる。バイストン・ウェルに召喚された人物もこの世界出身。
スーパーロボットの技術が発達している日本をよく思わない国も少なくないらしい。
神戸岩に第3世界への、イースター島に第2世界への、バードス島に詳細不明のゲートが存在する。
バイストン・ウェル
『聖戦士ダンバイン』のバイストン・ウェルではドレイク・ルフトによる世界制覇が行われている。オーラバトラーが第1世界へ転移してしまうという現象が何度か発生したのち、全てのオーラマシンが第1世界へ追放された。
『New Story』のバイストン・ウェルでは原作終盤のミサイル発射が起きたことが語られる。シナリオ上では区別の為に「シオンのバイストン・ウェル」と呼称される。
2つのバイストン・ウェルの関係については、第1章Part8の時点では並行世界ではないかと登場人物に推測されている。
ワールド2 / 第2世界
「αシリーズ」をイメージした世界。
- 所属作品
宇宙世紀の世界をベースとしている。
15年前にゲッター線の暴走と早乙女博士の反乱が起き、その直後にセカンドインパクトが勃発。地球が大変なことになっている中、それに乗じて一年戦争が起こる。人類同士の戦いは続き、グリプス戦役と第1次ネオ・ジオン抗争を経て現在は原作でいう第2次ネオ・ジオン抗争の直前となっている。ネオ・ジオンがハマーン派とシャア派に分裂している中、ラプラスの箱を巡りミネバ・ラオ・ザビがハマーンのもとを離れて独自に行動を行う。
また、ボアザン星人やゾンダーといった宇宙からの脅威も迫っている。
尚、このワールド2の各作品のイベントは原作の時系列順から大きく外れており、展開が前倒しになったり、原作では既に死亡している筈の者達が生きながらえて続編作品の戦いに参戦して影響を及ぼすなど、全ワールドの中で最も本来の展開とは似て非なる形で物語が進んでいる。
第3新東京市に第6世界への、アラビア半島北西部山岳地帯に第5世界への、某所に第1世界へのゲートが存在する。
ワールド3
「Zシリーズ」をイメージした世界。ただし、第3世界の世界観は携帯機シリーズのうち『J』『W』に近い。 両世界共、現時点では異星人等の脅威が確認されておらず、最大の問題は人類間戦争なのだが、世間一般に公にされていないだけでウィスパードやギアスなどの超常の力が歴史の影に存在している。
第3世界
ナチュラル中心の地球連合軍とコーディネイター中心のプラントの国軍ザフトによる戦争が起きている世界。日本はどちらの陣営にも属しておらず、戦争はニュースの中の出来事でしかない模様。 上述の通り、人類の脅威となる者は存在しておらず、ゲートにより別宇宙からやってきたインベーダー(早乙女博士)も何故か人類の勢力の一つに付いたような様子を見せている。
ルワンダに第1世界への、インドネシアのゴア・ガジャ遺跡に第4世界への、イギリスのセント・マイケルズ・マウントに詳細不明のゲートが存在する。
第4世界
神聖ブリタニア帝国による世界侵略が行われている世界。神聖ブリタニア帝国とユニオンの同盟ブリタニア・ユニオンのほか、人類革新連盟、AEU・ユーロピア共和国連合の三大勢力が覇を競い合っている。この世界でのプレイヤー部隊の協力者は世間ではテロ組織として扱われている為、ほとんどの国家が部隊を敵視している状態にある。
富士山麓に第3世界への、ハワイのキラウェア火山に第5世界への、イギリスのストーンヘンジに詳細不明のゲートが存在する。
ワールド4
『DD』独自の世界。
第5世界
『ヴァルヴレイヴ』と『鉄血のオルフェンズ』をベースとした世界で、ギャラルホルンによる治安維持が行われている。地球の統治はおおまかにドルシア、ARUS、アーブラウなどの4大経済圏に分かれている。4つ目はオセアニア連邦のようだが、アフリカユニオンの名前も登場している。
外宇宙に『レイズナー』と『ボトムズ』の宇宙が存在する。
南米のクスコに第4世界への、北米・ARUS領のイエローストーンに第2世界への、ノルウェー・ドルシア領のヘスダーレン渓谷に第10世界へのゲートが存在する。
第6世界
『ゼーガペイン』単独の世界。過去にオルム・ウィルスが蔓延した事によって人類が現実世界で絶滅し、量子サーバーの世界だけで存続している。街は廃墟になっているが、人がいないので空や海は美しい。
某所に第2世界へのゲートが存在する。
ワールド5
2019年12月26日に実装された『DD』独自の世界。
第7世界
『アルドノア・ゼロ』をベースとした世界。地球と火星国家「ヴァース帝国」との間で戦争状態となっている。破嵐創造がヴァース皇帝レイレガリア・ヴァース・レイヴァースの盟友となっており、メガボーグはヴァース帝国と協力関係にある。
また、外宇宙からベガ星連合軍が攻めてきている。
第8世界
過去にあった蜥蜴戦争の後、マリーメイア軍による反乱が勃発。ガンダムパイロットたちによってマリーメイア軍は鎮圧された。
第7世界とは火星で発見された古代文明の技術を利用しているという共通点がある。また、ゲートの存在が確認されていない。
ワールド6
2021年3月24日に実装された『DD』独自の世界。第9世界の世界観は『NEO』に近い。
第9世界
『魔神英雄伝ワタル』で言う現生界は『魔動王グランゾート』と『獣神ライガー』をベースとした世界観。太古の昔に神々の戦いが起き、50年前の月面の地殻変動で月に地球同様の空気と重力が発生している。
無差別テロや人類間戦争等の問題を抱えていた他の世界とは異なり、少なくとも物語開始までは平和そのものだったが、月に邪動族やドアクダー軍の兵器が出現し、地球でドラゴ帝国が人類に対し無差別攻撃を開始した事でこの世界もまた戦火にさらされる。
機動兵器やスーパーロボット、それらを運用できる飛行する艦が存在せず、所属作品の登場人物はロボットが現れたことに驚いている他、侵略者に対して戦車を用いている。それはこの世界の軍事力とプレイヤー部隊の実力に大きな差があるということでもある。
北海道のカムイコタンに第10世界への、オーストラリアのウルルと、アゾレス諸島付近の海域に詳細不明のゲートが存在する。
神部界(創界山)、ラビルーナ
第9世界と繋がる2つの異世界。神部界とラビルーナは互いの存在を認識しており、かつて救世主と魔動戦士が共に手を取り合って戦ったという言い伝えが残っている。
序章では神部界の一部が登場し、ラビルーナも名前のみ登場。本格的に舞台となるのは2章Part10からで、境界空間に発生したクレバスから行けるようになった。ラビルーナの第5エリアに創界山第一界層のアップダウンシティの要素が組み合わさるといった形で一部が融合している。
第10世界
- 所属作品
『未来ロボ ダルタニアス』をベースに『鋼鉄神ジーグ』の要素を加えた世界観。地球はザール星間帝国の攻撃により廃墟と化しており、その混乱に乗じて邪魔大王国の攻撃が開始された。
本作の物語が始まる50年前、司馬宙は邪魔大王国を九州地方のほぼ全体を覆う形で封印していた事が判明している。また50年もの月日でそういうものだと受け入れていたことに加えてザール星間帝国の襲来も相まって、少なくともダルタニアス勢の登場人物達はこの戦いについて話さなかった。
岐阜に第9世界への、四国中央部に第5世界への、某所に詳細不明のゲートが存在する。
第11世界
本作のオリジナルキャラクターたちの出身世界。暦は西暦2021年。宇宙開発が行われおらず世界統一政府や巨大国家連合なども存在しないという点は第1世界あるいは現実世界に近いが、日本に自衛隊ではなく日本軍が存在することと、過去に南極の領有権を巡って揉めたことでいくつかの国が南極に領土を持っている点が異なる。他の世界よりも宇宙渡来神伝承が多く、それは古代人が異星人の宇宙艦を目撃したからではないかという説がある。
南極日本領の氷の下に異星人の戦艦「エルツァード」が存在しており、それを調査する目的で日米英の軍隊による多国籍南極氷床下調査隊「MART」が結成されている。そして得られたオーバーテクノロジーを元にドミナントトルーパー(DT)が開発された。
MARTとDTの存在は隠匿されているほか、大国が南極の領有権を巡って争っている。この為DTの存在が明らかになれば新たな争いの火種になることが懸念されている。一方でDTの開発目的はMART参加国が対立する国への牽制手段を得るためであり、量産体制が整うまで隠しておきたいだけらしい。
DT以外の機動兵器は存在せず、他世界の機動兵器を見たメグが他のMART参加国が秘密裏に開発したDTだと判断しているほか、序章ワールド6でベネットが各国の戦力は戦闘機や戦車が主力だと口にしている。
境界空間
ワールド1~4のキャラクターがディド、もしくは光球(突発性ゲート)により転移させられた亜空間。世界の壁を超えて4つの世界の主要人物達が集結する事になる。呼称は葛城ミサトが命名。地平線や重力がなく宇宙空間に似ているが空気が存在している。その実態はハーザが並行世界を観察・観測するための空間だが、当初はハーザが眠りについていたので何の情報も得られず、一行は新たに現れたゲートを通り別の世界へ旅立った。
その後ハーザの修復が進んだことにより再訪、2章Part6にて神の城を境界空間に拠点として持ち込まれている。2章Part10から別の世界と定常状態で部分的に融合した箇所、クレバスが確認された。
|