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:『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]』ではカイザーブレードの表記。『死闘!暗黒大将軍』では肩から取り出すカイザーブレードも追加されたため、胸の方はファイナルカイザーブレードと名称が変更された(戦闘中の台詞は「カイザーブレード」のまま)。なお、胸・肩双方のカイザーブレードはどちらも同じもので、使い方によって形状を変化させているだけとのこと。マジンカイザーの真の操縦者の証で、カイザーノヴァ登場前における最強攻撃。カイザースクランダー装備後に使用可能。この武器を使う前に大いなる意思(モチーフは『[[劇場版マジンガーシリーズ|マジンガーZ対暗黒大将軍]]』に登場した[[兜剣造|預言者]])が甲児に語りかけていた。 | :『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]』ではカイザーブレードの表記。『死闘!暗黒大将軍』では肩から取り出すカイザーブレードも追加されたため、胸の方はファイナルカイザーブレードと名称が変更された(戦闘中の台詞は「カイザーブレード」のまま)。なお、胸・肩双方のカイザーブレードはどちらも同じもので、使い方によって形状を変化させているだけとのこと。マジンカイザーの真の操縦者の証で、カイザーノヴァ登場前における最強攻撃。カイザースクランダー装備後に使用可能。この武器を使う前に大いなる意思(モチーフは『[[劇場版マジンガーシリーズ|マジンガーZ対暗黒大将軍]]』に登場した[[兜剣造|預言者]])が甲児に語りかけていた。 | ||
:ちなみにスパロボしか知らないと勘違いしがちだが、'''ブレード自体はスクランダーなしでも使用可能'''。[[地獄王ゴードン]]戦では胸部、[[暗黒大将軍]]戦では両肩のものをノーマル状態で使っている。 | :ちなみにスパロボしか知らないと勘違いしがちだが、'''ブレード自体はスクランダーなしでも使用可能'''。[[地獄王ゴードン]]戦では胸部、[[暗黒大将軍]]戦では両肩のものをノーマル状態で使っている。 | ||
+ | :コミカライズ版ではスクランダーを装備した状態で使用しているが、最初の使用時は[[飛行要塞グール|機械獣グール]]に咥えられた状態だったので[[ビューナスA (さやか)|ビューナスA]]が振るっており、二度目の使用時は[[ガラダブラMk01]]に左腕を破壊された後の戦闘となっている。 | ||
;カイザーノヴァ | ;カイザーノヴァ | ||
:光子力エネルギーをフルチャージさせて間合いをつめた後、光子力エネルギーを最大出力で放出して相手にぶつけるマジンカイザーの最強攻撃。主にカイザースクランダーで飛行して接近する。 | :光子力エネルギーをフルチャージさせて間合いをつめた後、光子力エネルギーを最大出力で放出して相手にぶつけるマジンカイザーの最強攻撃。主にカイザースクランダーで飛行して接近する。 | ||
− | : | + | :『スーパーロボット大戦F完結編コミック』のコミカライズ版に登場した必殺技であり、その威力は、[[真・ゲッター1]]のストナーサンシャインに匹敵するとされる(ただし、現在の真・ゲッター1の最強技は真・シャインスパークとされている。[[マジンパワー]]の効果により、ゲーム中ではカイザーノヴァの方が最大ダメージが上)。 |
:第3次αやWで実装。最初の飛行の軌道はOVA版でマジンカイザーが[[地獄城]]から向かってくる[[妖機械獣]]の軍勢をグレートに任せ、地獄城へと向かうシーンの再現。カイザーナックルで敵を殴りつけ、天高く打ち上げた後に行う。上記の通り全て漫画媒体なので、スパロボで初めて映像化された攻撃である。 | :第3次αやWで実装。最初の飛行の軌道はOVA版でマジンカイザーが[[地獄城]]から向かってくる[[妖機械獣]]の軍勢をグレートに任せ、地獄城へと向かうシーンの再現。カイザーナックルで敵を殴りつけ、天高く打ち上げた後に行う。上記の通り全て漫画媒体なので、スパロボで初めて映像化された攻撃である。 | ||
+ | :OVA版のコミカライズ版ではカイザースクランダーを装備した際にカイザーブレードと共にカイザーの主として開放された機能となっている。光子力エネルギーを全開放する最終兵器となっており、使用時には胸部のエンブレムが展開しスクランダーの翼部が変形している。 | ||
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2018年3月3日 (土) 20:12時点における版
マジンカイザー | |
---|---|
外国語表記 | Mazin Kaiser |
登場作品 | |
デザイン | 永井豪 |
異名 | 魔神皇帝 |
分類 | マジンガー |
全長 |
|
重量 | 39 t |
動力 | 光子力反応炉 |
エネルギー | 光子力エネルギー |
装甲材質 | 超合金ニューZα |
内蔵機体 | カイザーパイルダー |
開発者 |
兜十蔵(α、OVA) 弓弦之助(F) |
所属 | 光子力研究所 |
カイザーパイルダー | |
---|---|
外国語表記 | Kaiser Pileder |
分類 | 小型戦闘機兼移動式コクピット |
開発者 |
兜十蔵(α、OVA) 弓弦之助(F) |
乗員人数 | 1名 |
パイロット | 兜甲児(OVA / 真マ) |
概要
マジンガーZやグレートマジンガーを上回る性能を持つマジンガー。
別名「魔神皇帝」。マジンガーZが「神にも悪魔にもなれる」と謳われるのに対し、マジンカイザーは「神をも越え悪魔も倒せる」と称される。
ちなみにカイザーはドイツ語で「皇帝」を指し、これに日本語の「魔神」を掛け合わせて「魔神皇帝」になる。
作品ごとに詳細な設定が異なる。
機体概要
真ゲッターロボと対等な能力を持ち、その攻撃力は数多いスーパーロボットの中でも最高ランクに位置する。
カイザーパイルダー
マジンカイザーの頭部に合体し、コクピットとなる小型戦闘機。
パイルダー・オンによって制御を可能とするため、一種の安全装置とも言える。
強化装備形態
- マジンカイザー(カイザースクランダー装備)
- マジンカイザーがカイザースクランダーを装着した形態。
各作品
スーパーロボット大戦F完結編
デビュー作品。
マジンガーZにゲッター線が照射され進化した。そのため当時は「次はグレートにもゲッター線を浴びせてくれ!!」という要望がよく聞かれた。ゲッター線を浴びているのである意味ゲッターロボに分類できる。ちなみにこのゲッター線によるグレートのパワーアップという要望は実に18年もの歳月を経てスーパーロボット大戦Vにおいて結実することになる。
本作の時点では設定や主題歌は不採用だった。また、TV版のマジンガーZやグレートマジンガー同様に手足の色が青い。
αシリーズ
起動実験に失敗したため、光子力研究所の秘密格納庫に封印されていた。その性能はマジンガーZやグレートマジンガーを遥かに上回る。また自らの意思を持つ。その強大過ぎる力は搭乗者に凄まじい負担をかけ、最悪暴走の可能性すらある。カイザーパイルダーが機体起動のキーとなる。
「光と闇の力を持つ、正義の魔神」とも称される。その目的は「マジンガーを悪用するもの」「人類にとって仇名すもの」を倒すことである。量産型グレートマジンガーが光子力研究所に大挙して襲ってきたところで目覚めた。
このマジンカイザーには「魔」「神」「Z」の三つの起動モードがある。胸に点滅マークがあり、通常時はカイザーパイルダーが合体して「Z」で戦闘を行う。「魔」は「マジンガーを悪用するもの」に対して、カイザーの意思で目覚めてその対象を破壊する自律モードだが、制御不能の破壊神と化してしまう恐れもある危険な状態。そして「神」は未だに謎であるが、カイザーの最大パワーを引き出す能力といわれ、一種のマジンパワーと推測されている。実際『スーパーロボット大戦α外伝』において対真ゲッター戦で甲児の台詞に「神モード起動」というものが存在する。
人類補完計画発動中の冬月コウゾウの推測から、製作者である兜十蔵博士が何者かの魂を機体に定着させている事が窺える(「魔神皇帝」のシナリオで甲児が「おじいさんが俺を呼んでいる」といった発言をしている事から十蔵本人の魂の可能性もある)。なお、『α外伝』の終盤で未来のマジンカイザーが現代に訪れる際に、現代側と重複して2機のマジンカイザーが存在していないのは、マジンカイザーという存在は余りに強大な力を持つ存在であるゆえ、時間の強制力と復元力により同一時間軸での存在を合一化する作用が働いたためとされる。なお、アンソロジーコミックでは真ゲッターロボと共に自律稼働して未来から帰還した有人の方を迎え撃つエピソードがある。
ここからはテーマである「マジンカイザー」がついた。また、『α外伝』までは『F完結編』同様に手足が青色だったが、『第2次スーパーロボット大戦α』からはOVA版の黒色に変更され、ギガントミサイル(ギガスミサイル)もOVA版に変更された。
OVA版
マジンガーZやグレートマジンガーを制作した兜十蔵が新たに制作した究極のマジンガー。
光子力研究所の秘密格納庫に秘匿され、マジンガーZのピンチにパイルダーが自動的に向かうようになっていた。
「神をも超え、悪魔も倒せる」というその凄まじい性能は甲児の肉体と精神に尋常でない負担を強いるため、初搭乗の彼は気絶してしまった。その後暴走し、その圧倒的な力であしゅらマジンガーとグレートマジンガー (試作型)を一蹴した。
また、津島直人によるコミカライズ版では、カイザーノヴァでDr.ヘルをバードス島ごと葬った後、甲児を脱出させて日本海溝の底に沈んだ。
続編『マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍』では最後の最後に満を持しての登場。ミケーネ帝国の七大将軍を一撃で倒し、最後はタイマンで暗黒大将軍をも打ち破った。宇宙空間で超合金ニューZαを精錬し直したため頑丈さに拍車がかかり、大気圏から地面に減速なしで投下されても無傷だった。
コミカライズ版では破損したもの[1][2]の、実はOVA版では劇中一度も破損しておらず、装甲も全く傷ついていない[3]。
その他の設定
- マジンカイザー (『スーパーロボット大戦F完結編コミック』(原案・団龍彦(ダイナミックプロ)、作画:丸山功一)収録)
- 光子力研究所で作り出されていたが未完成の状態で、Dr.ヘルの操るデビルマジンガーの攻撃で中破したマジンガーZから戦闘データを取り込んで完成している。グレートマジンガーが存在しないパラレルワールドの扱いに関わらず超合金ニューZαで作られている。
- マジンカイザー 新魔神伝説
- 地球軌道上に存在する人工衛星の中で、本物の兜十蔵(Dr.ヘルに殺されたのはクローン)が作り出したという設定。
- マジンカイザー傳
- 従来のシリーズと無関係な独立した物語である。
- マジンカイザー対真ゲッターロボ
- マジンガーZとグレートマジンガーの両方の光子力エンジンを搭載する事で、ゲッター線を融合させた光子力エネルギーの無尽蔵なパワーを制御する事が可能になったという設定になっている。真ゲッターロボと共闘して光波獣ピクドロンの大軍団やメカギルギルガンを粉砕した。また真ゲッターロボの枯渇寸前だったゲッター線を、離れた場所から波動の形で補給している。
誕生経緯
ウィンキーソフト製作時代、マジンガーZをはじめとするマジンガー系ユニットは序盤こそ活躍するが、後半に差し掛かってくると性能不足に陥ってしまうなどファンからその不甲斐なさが指摘されていた。また『UFOロボ グレンダイザー』が『第4次スーパーロボット大戦S』でのフルボイス化の影響で参戦不可となり (主人公の声優を務める富山敬氏が入院、後に亡くなられたため) 、グレンダイザー参戦によるマジンガー勢の強化も不可能となった。
マジンガーチームを強化するためバンプレスト関係者の下した結論は、マジンガーチームの能力底上げと、同じダイナミックプロ原作の『ゲッターロボ』の最強最終ロボ「真ゲッターロボ」との対比、そして現代的な「主人公が最終後継機に乗り換える」という発想を取り入れることであった。そして生み出されたのがマジンカイザーである。その設定にはダイナミックプロで生み出された小説・漫画・アニメなどが流用されている。
デザインと主題歌歌詞は永井豪、主題歌作曲を渡辺宙明が担当して、それを水木一郎が熱唱。原作者設定のオリジナルロボットとしては豪勢な作りで、『スーパーロボット大戦α』にてお披露目となった。
なお、近年のスパロボではゲームバランス全体の見直しにより、無印のマジンガーZも最後まで十分に使える強さとなっている。また『真マジンガー 衝撃! Z編』『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』等のマジンガーシリーズの新規参戦により、設定面からもカイザーと十二分に張り合える新たなマジンガーが現れている。
登場作品と操縦者
スパロボ設定版ではマジンガー系パイロットの乗り換えが可能だが、OVA版を原作として登場する場合は兜甲児専用機である。ただ、甲児をボスボロットなど同作品の別機体に乗せることは可能。作品によっては羽なし状態を経てカイザースクランダー装備イベントがあり、装備後の状態をイニシャルから取って「マジンカイザーKS」と表記する場合がある。
『UFOロボ グレンダイザー』の登場人物・メカニックとの競演が実現していないことについては、たまたまであると回答されていた(後に2016年の『X-Ω』で実現)。『スーパーロボット大戦Z』では没データにマジンカイザーの武装使用時のボイスが収録されていることが確認されている。
バンプレストオリジナル版
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F完結編
- 初登場。魔神皇帝の名にふさわしい強さを持っている。隠し要素で地上・宇宙ルートのどちらでも強化型マジンガーZと二択である。フルCGの発進ムービーは地上ルート限定。
- ゲッター線を当てられた影響からか、HP回復(小)を持っている。改造はマジンガーZから引き継がれないので注意。運動性が高く、主力のターボスマッシャーパンチの命中補正がプラスなので、スーパー系としてはかなり当ててくれる。攻撃力も全体的に高いため、宇宙適応:Bの兜甲児や剣鉄也でも宇宙で活躍できる。とどめ役として起用するならば、幸運持ちの弓さやかもお勧め。
αシリーズ
共通して攻撃力、装甲共に尋常ではなく、更に精神コマンド・鉄壁をかける事で、容易に無双を行う事が可能。
- スーパーロボット大戦α
- 前述の設定で登場。今回からBGMが「マジンカイザー」になる。Dr.ヘルが量産型グレートマジンガーを光子力研究所に差し向けた際に魔モードが発動して起動。EVAシナリオの「Air」では、人類補完計画に反応してソロモンから真ゲッター・ライディーン・主人公機・そして本機が宇宙から駆けつけると言う見せ場がある。F同様にHP回復(小)を持っている。ちなみに、改造はZから引継ぎのためZを改造していても安心である。
- ゴラオンルートでのみ強化型Zとの2択となるが、今回は距離補正の関係も有り、通常戦闘能力、最大火力共に強化型Zが上回るため、かなり不利。こちらはHP回復と一部EVAシナリオに参加できるのが利点。
- カイザーパイルダーに分離可能。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 合体攻撃が追加された。強化型Zでは使用不可能な技が多いため、マジンカイザーを選択する方が有利。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 未来世界にてマウンテンサイクルの中で眠っていたが復活。宇宙ルートでは甲児の存在を感知したことで復活、同じく眠っていたが敵に奪われた真ゲッター1との対決となる。地上ルートではその前に本機がゴーゴン大公に奪われてしまうため、一時敵対する。一部戦闘アニメが書き直されているが、ゴーゴン大公搭乗時の戦闘アニメはαのデータが流用されている。
- 最終盤での参戦となるが本作最強機体の一角で、MAP兵器のダイナマイトタックルが消えたものの、攻撃力、装甲が非常に高く、特に無消費でありながら必殺技クラスの火力を持つターボスマッシャーパンチ、その更に上を行く必殺技ファイヤーブラスターが超強力。それらのただでさえ凶悪な攻撃力をマジンパワーで更に底上げできる恐るべき機体。その火力はP属性武器では文字通り全味方中最強(全武器中では魂ICBM投げが最強)。反面敵として出るときはHP以外の性能は非常に抑えられている。ちなみに今回はマジンガーZが確実に手元に残り、改造は引き継がない。
- ジェットブーメランとして使用可能で、次の作品では取り外されてしまったカイザースクランダーだが、今回は「スクランダーが内蔵型なので、グレートと同じ弱点があるのでは」とはっきり言われている。また神モード発動と明確にされた初の作品でもある。
- カイザーパイルダーに分離可能。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- デザインがOVA版のものに変更された。今回は、真ゲッターともども調整中の所を地獄大元帥に奪われて2話程敵に。コクピットにはそれぞれ早乙女博士と弓教授が拘束されていた。次の話でそれぞれHPを1000以下にするとイベントが発生して次の話から使用可能になる。ファイヤーブラスターが全体攻撃になり、強さに磨きがかかった。しかし本作の発売時期にはまだOVA版が最終話の第7話まで進んでいなかったためか、カイザースクランダーは最後まで装着されない。更にショルダースライサーの類も失ったため切り払いもオミットされている。これらについては敵となった2機に対して未来世界で利用した弱点をまた使えないかと案が上がるものの、欠陥部分には弓教授が改修を加えた(そのため内蔵されていたスクランダーはなくなった)ことが剣造博士から明かされる。今回はまだスクランダークロスイベントがなかったことを残念がるプレイヤーも。改造は今回からマジンガーZのものを引き継ぐが、引き続きZと同時使用が可能。Zは素で空が飛べて合体技が使用可能、マジンカイザーは基礎性能が高い、とシリーズにおいて双方の差別化が最も大きい。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 『第2次α』に続いてデザインはOVA版。クスハ編第1話より真・ゲッターと共に登場するが、共通ルート5話「地球圏絶対防衛線」クリア後、ダメージの蓄積によりオーバーホールに回される。
- 復帰するのは真・ゲッター共々共通ルート24話「戦神の星で」開始時。インターミッションではないので、使う気なら出撃準備での乗り換えを忘れないように。スクランダー復活までは空が飛べない上に足が遅いので、小隊編成には注意が必要。
- 終盤の地球ルート「さらば父よ、戦士たちの旅立ち」にてカイザースクランダーが復活。装着イベントがあり、同時にカイザーノヴァが解禁となる。『第2次α』で弓教授がOVA版に改修して本作で剣造博士が新たなスクランダーを遺したため、甲児言うところの「おじいちゃんが設計し、お父さんと弓教授が改良を加えたマジンカイザー」となっている。
- 人類補完計画のイベントでは「ヒトの心を持った魔神」として、カイザーが独自の精神を持っていることが示唆されている。
- 高いHPと装甲、そして攻撃力は健在であり、ボスキラーとして活躍してくれる。ただし、今回から登場した各種の特殊効果には、攻撃を避けにくい関係上滅法弱いので強化パーツで対策しておこう。
単独作品
- スーパーロボット大戦X
- 「マジンカイザー(オリジナル版)」名義で参戦。機体としてはαシリーズ以来だが、デザイン・装備共にSRWオリジナル版となると参戦は実にF完結編以来の20年ぶりとなる[4]。
- 今回は真マジンガーの甲児が搭乗する。PV2ではもう一つの魔人皇帝との合体技、「魔神双皇撃」が披露されている。
- 魔神双皇撃の演出は漫画「真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍」の最終決戦でZEROに向けてグレートマジンガーとマジンガーZが放った場面の再現と思われる。
- 更にファイアーブラスターの演出の際胸部のエンブレムが「魔⇒神⇒魔」となっているため、マジンカイザーの「魔」「神」「Z」のそれぞれのモードもきちんと再現されるかと思われる。
OVA版設定
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 直接参戦はしていないのだが、黒歴史の映像の中に甲児が知らないマジンガーが戦っているというものがあった(ボスが「ボロットも細部が違う」と言っているので上記のスパロボ設定ではなくOVA版である)。…が、Zシリーズで言及されたのはここだけで、結局完結作に至るまで『カイザー』は参戦しなかった。
- 余談だが、ルビーナの没ボイスにマジンカイザー搭乗用のものが存在する。
- なお、『第2次Z』で『真マジンガー』が参戦したので「甲児の知らないマジンガー」はそっちと受け取られがちだが、『Z』発売当時はまだ放送されていないので違う(少なくとも『Z』の時点ではマジンカイザーという前提である[5])。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 携帯機では初のOVA版設定。『死闘!暗黒大将軍』のシナリオが追加された。今回はゲッターが不参戦の為、ダイナミック企画唯一の参戦作品。
- 本作から、カイザースクランダー追加後にスクランダーブーメランが使用可能。カイザーブレードは両肩部から取り出すようになり、スパロボ設定時代に近くなった。胸部から引き出す剣での攻撃はファイナルカイザーブレードに名称変更(台詞中では単に「カイザーブレード」のまま)。攻撃力と装甲は絶大だが、EN消費の激しい武器ばかりなのが問題。今作で特に重要となるコンボ武器がENをごっそり食うのでENは最優先で改造しておきたい。とはいえZから改造段階を引き継ぐので、序盤から改造しておけばそこまでは気にならない、不安ならZの強化パーツ2スロット目にパワーエクステンダーを入れておこう。ルストトルネードは最終的に自軍機体で唯一装甲ダウンの追加効果が付随する武器となる。相手の装甲を30%もダウンさせるが、ダメージソースとしてトップクラスの能力を有すマジンカイザーに使わせるのは少々勿体無い。援護攻撃として発動させよう。合体攻撃まで含めると、本作の中では唯一武装が3ページ目に突入する。
- スーパーロボット大戦W
- 原作通りホバーパイルダーが格納庫へ向かい甲児がカイザーを発見、乗りこなせずに暴走するが、これが真・ゲッター起動の条件だったため止められる。その後正気に戻ってすぐ、鉄也のグレートと共にグールにダブルバーニングファイヤーを放つ。あしゅらマジンガーとも正気の状態で戦える。
- 林水敦信に言いくるめられ、陣代高校文化祭のために真ゲッターと本機を用意したこともあった。
- 2部では整備中でZに出番を譲っていたが、甲児のミスでミケーネ帝国に強奪され、その後奪い返して再合流。暗黒大将軍との決戦でカイザーノヴァ・ダイナミックダブルインパクト・ファイナルダイナミックスペシャルが解禁される。
- ターボスマッシャーパンチのEN消費が無くなり、Jより継戦能力が格段に増した。またルストトルネードの有用性も健在。但し甲児は援護攻撃を習得しない為補強は必須。
- スーパーロボット大戦L
- 原作終了後にもかかわらず各作品主人公機の中でもかなり登場が遅い。合体攻撃であるダブルバーニングファイヤーは射程が3で相当に使いやすい。カイザーが登場する頃には敵の火力も高くなっており、甲児が鉄壁を覚えない為、装甲に過信は禁物。とは言え、底力とマジンパワーの相乗効果でどんどん被ダメージは少なくなる。マジンガーZの改造を引き継がないのが難点か(ただし4段階改造されている)。また、あくまでも原作OVA終了後の為、カイザーノヴァは未搭載である。
- 他の機体が多くても20止まりが多いにも関わらず、ギガントミサイルの弾数が従来同様に99のままなので、ENが無くなっても十分に戦闘が可能。
- なお、初登場時にまたも宇宙空間から地上に射出されたが、やっぱり無傷だった。
単独作品
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- 初めて完全なOVA版設定で参戦。カイザースクランダーも登場。本作では胸部から引き出す剣がカイザーブレードとなっている。サイズがMなので、戦艦に自由に攻撃できないため甲児には狙い撃ちが必須となる。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2016年4月より第2期参戦作品の1つとして登場。グレンダイザーとは本作で漸く初共演と相成った。
- 本作はTV版の設定も混在しており、兜十蔵が残した設計書を素に兜剣造が作ったという衝撃的なクロスオーバーが行われている。
- 2016年4月のイベント「激闘! 最強の巨人!」の報酬ユニットとして通常版がSSRディフェンダーで登場。以降は通常版が大器型SSRアタッカーで、カイザースクランダー装備版がSSRファイターと大器型SSRディフェンダーでそれぞれ実装されている。
- 2017年10月にはVer.3.0アップデートより実装された「Ωスキル」所持型SSRディフェンダーが追加。
装備・機能
武装・必殺武器
本体装備
- ターボスマッシャーパンチ
- 腕部の鋭利な刃を回転させ、拳を飛ばす。『スーパーロボット大戦F完結編コミック』(原案・団龍彦(ダイナミックプロ)、作画:丸山功一)のコミカライズ版では腕部の突起から更に刃を出している。マジンガー系統共通のロケットパンチだが、その威力は他のマジンガーを遥かに凌ぐ。
- Wではマルチコンボまで可能。
- カイザーナックル
- 腕部の鋭利な刃を回転させて敵を殴りつけ、トドメにゼロ距離からターボスマッシャーパンチを放つ。暗黒大将軍を倒した技でもある。
- 光子力ビーム
- 目から発射する光線。マジンガーZと同じ武装だが、威力は複数の機械獣を一撃で葬り、グールの翼を切断するほど。
- 冷凍ビーム
- 耳の位置にある角が前方向に倒れて先端部の間にエネルギーを集めて発射する。マジンガーZと同じ武装で、『死闘! 暗黒大将軍』のみの使用。ミケーネの将軍(悪霊将軍ハーディアス)をも氷漬けにし、一瞬で粉々にする威力を見せた。
- ルストトルネード
- 口部の5本のスリットから噴出されるマジンガーZのルストハリケーン以上の酸を纏った竜巻で、その反動でカイザー自身も押されるほど。破壊範囲がかなり広く、街を一瞬で吹き飛ばしたり、富士山の山肌を大きく抉ったりした。
- 第2次α、第3次αでは全体攻撃。F完結編やα、α外伝では宇宙で使用できない。作品によっては装甲値低下の特殊効果がある。
- ギガントミサイル / ギガスミサイル
- OVA版ではギガスミサイル表記。腹部から巨大なミサイルを発射する。基本的に弾数は99。
- ファイヤーブラスター
- 胸部からブレストファイヤーの数十倍の威力がある超高熱を放射。その威力でカイザーが後ろに押し出されるほど。
- 『α』までは放熱板の形だったが『α外伝』以降はそれに囚われない形となり、『α外伝』の戦闘アニメでは高熱エネルギーが渦を巻いて相手を追いかけて命中する(ゴーゴン大公に奪われた時のみα仕様)。『F完結編』ではフル改造でマップ兵器になる。『第2次α』『第3次α』では全体攻撃。『L』では専用のアニメーションがあるにも関わらず、あまりの出力故にブラスターを撃つとカイザーの上半身が見えなくなる。『X-Ω』ではSSR版(ディフェンダー属性)の必殺技として採用。
- ショルダースライサー / カイザーソード / カイザーブレード(肩)
- 両肩に装備されている二刀流の剣。OVA版設定では、カイザースクランダー装備後に解禁される。
- αまではショルダースライサー(α外伝でカイザーソード)で、以降はカイザーブレード。デザインは『F完結編』『α及びα外伝』『死闘! 暗黒大将軍』で異なっている。『X』では『死闘! 暗黒大将軍』のデザインを採用している。
- JとWではコンボ(マルチコンボ)属性がある。武器攻撃力の割にEN消費が激しいので、コンボ狙いの時以外は多用できない。
- カイザーブレード(胸) / ファイナルカイザーブレード
- 必殺武器。胸の表示マークから引き出すカイザーの身の丈すら上回る大型のブレード。ブレストプレートがそのまま柄と護拳になる。
- 『GC』ではカイザーブレードの表記。『死闘!暗黒大将軍』では肩から取り出すカイザーブレードも追加されたため、胸の方はファイナルカイザーブレードと名称が変更された(戦闘中の台詞は「カイザーブレード」のまま)。なお、胸・肩双方のカイザーブレードはどちらも同じもので、使い方によって形状を変化させているだけとのこと。マジンカイザーの真の操縦者の証で、カイザーノヴァ登場前における最強攻撃。カイザースクランダー装備後に使用可能。この武器を使う前に大いなる意思(モチーフは『マジンガーZ対暗黒大将軍』に登場した預言者)が甲児に語りかけていた。
- ちなみにスパロボしか知らないと勘違いしがちだが、ブレード自体はスクランダーなしでも使用可能。地獄王ゴードン戦では胸部、暗黒大将軍戦では両肩のものをノーマル状態で使っている。
- コミカライズ版ではスクランダーを装備した状態で使用しているが、最初の使用時は機械獣グールに咥えられた状態だったのでビューナスAが振るっており、二度目の使用時はガラダブラMk01に左腕を破壊された後の戦闘となっている。
- カイザーノヴァ
- 光子力エネルギーをフルチャージさせて間合いをつめた後、光子力エネルギーを最大出力で放出して相手にぶつけるマジンカイザーの最強攻撃。主にカイザースクランダーで飛行して接近する。
- 『スーパーロボット大戦F完結編コミック』のコミカライズ版に登場した必殺技であり、その威力は、真・ゲッター1のストナーサンシャインに匹敵するとされる(ただし、現在の真・ゲッター1の最強技は真・シャインスパークとされている。マジンパワーの効果により、ゲーム中ではカイザーノヴァの方が最大ダメージが上)。
- 第3次αやWで実装。最初の飛行の軌道はOVA版でマジンカイザーが地獄城から向かってくる妖機械獣の軍勢をグレートに任せ、地獄城へと向かうシーンの再現。カイザーナックルで敵を殴りつけ、天高く打ち上げた後に行う。上記の通り全て漫画媒体なので、スパロボで初めて映像化された攻撃である。
- OVA版のコミカライズ版ではカイザースクランダーを装備した際にカイザーブレードと共にカイザーの主として開放された機能となっている。光子力エネルギーを全開放する最終兵器となっており、使用時には胸部のエンブレムが展開しスクランダーの翼部が変形している。
追加ブースター
- カイザースクランダー
- カイザー版ジェットスクランダー。初期作品ではグレートマジンガーのスクランブルダッシュのように収納式だったが、OVA以降は外付け式になった。
- ジェットブーメラン
- カイザースクランダーを一時的に分離させ、翼を敵へ飛ばして切り裂く。使用方法としてはグレートブースターに近い。
- スクランダーブーメラン
- 「スクランダー・オフ」でカイザースクランダーを取り外した後、豪快にブーメランのようにスクランダーを投げ飛ばして敵を真っ二つに斬り裂く。
- スパロボでは長射程の格闘攻撃で、弾数制。死闘!暗黒大将軍では体当たりしてきた無敵要塞デモニカを押し返し、マジンパワーで投げ飛ばしたあと、これを利用し、デモニカを両断した。
- スクランダーカッター乱舞
- 津島直人版コミカライズに登場。カイザースクランダーの翼部分の高速移動で、飛行要塞グールの大編隊を一瞬で撃沈する威力。
合体攻撃
OVA版設定で参戦する場合、カイザースクランダー(KS)が無い時は試作型のグレートマジンガーとのみ、KS装備後はオリジナル版グレートとのみ合体攻撃が可能なことが殆ど。特に、GCのように条件を満たさないとオリジナル版グレートが入手できない作品では要注意。
マジンガー系
- ダブルロケットパンチ
- ターボスマッシャーパンチとドリルプレッシャーパンチを同時に撃ち込む。
- ダブルマジンガーブレード
- J・Wで採用。両肩のカイザーブレードと、マジンガーブレードによるコンビネーション攻撃。
- ダブルバーニングファイヤー
- ファイヤーブラスターとブレストバーンを同時に放つ。
ダイナミック系
- ダイナミックダブルインパクト
- Wで使用可能な、真・ゲッター1との合体攻撃。ゲッタートマホークとファイナルカイザーブレードによるコンビネーション攻撃。
- ダイナミックスペシャル
- XOでの真・ゲッター1との合体攻撃。ファイヤーブラスターとゲッタービームを同時に放つ。スーパーロボット大戦α for Dreamcastを最後にシリーズから消えた合体攻撃ツインビームの復刻版とも言える技。GCではこの技がファイナルダイナミックスペシャル扱いだったが、移植に伴いグレートマジンガーも参加するようになったため、2体で放つ方が名称変更された。
- ファイナルダイナミックスペシャル
- ダイナミックプロ各最強ロボットの最強技。αDCではグレートマジンガーのブレストバーンと真・ゲッター1のゲッタービーム、そしてマジンカイザーのファイヤーブラスターを同時に放つ合体攻撃(処理落ちが激しく、満足に画面に表示されないことも)。XOではゲッタービーム→グレートブースター→カイザーブレード(胸)の連続攻撃。Wでは暗黒大将軍との決戦で修得。トドメ演出では3機でスクラムを組んでいる。
特殊能力
- 剣装備
- 切り払いを発動。主に使用されるのは通常版のカイザーブレードのため、実装されていない作品もある。
- マジンパワー
- 気力が一定値以上になると発動し、最終ダメージがアップする。ただでさえ攻撃力の高いマジンカイザーだが、マジンパワー発動で更に火力が増し『魔神皇帝』の名に相応しい圧倒的な強さを見せつける。αでは旧シリーズのダメージ計算式と威力が増加する距離補正の効果もあって、とんでもないダメージを叩きだす事が可能だったが、α外伝以降のシリーズではゲームシステムの大幅な変更により大分ダメージが落ち着いている。それでも味方機の中では最高クラスの攻撃力を誇る。
- 分離
- カイザーパイルダーに分離。
- HP回復(小~大)
- OVA版マジンカイザーとして参戦した場合は実装されていない。敵が使用する場合のみ回復量が(大)に強化され、作品によっては味方機になると回復能力も消滅してしまう。
- EN回復(小~大)
- OVA版マジンカイザーとして参戦した場合は実装されていない。HP回復と同じく敵が使用すると(大)になり、味方機になると回復能力も消える。
移動タイプ
サイズ
機体ボーナス
- 初期:装甲値+150 運動性+5
5段階:装甲値+200 運動性+15
10段階:装甲値+250 運動性+25 - L
装備・機能(カイザーパイルダー)
武装・必殺武器
- 20ミリ機銃
- パイルダーブラスター
- カイザーパイルダーの先端から発射されるビーム。カイザー本体の武装ほどではないが、割と高威力。OVAではガミアQを真っ二つにした。
- パイルダーミサイル
- パイルダーのブースターの先についているミサイル。実のところ劇中一度も使わず、使用した武器と言えば上記のパイルダーブラスターくらいである。
移動タイプ
サイズ
- S
機体BGM
オリジナル版
- 「マジンカイザー」
- αシリーズ全般で採用。原作者の永井豪氏が作詞、テレビ版マジンガーシリーズで音楽と主題歌を手掛けた渡辺宙明氏が作曲したその内容は、「マジンガーZ」や「おれはグレートマジンガー」のパワフルさと必殺技の名を盛り込むといった70年代ロボットアニメソングの様式を踏襲している。歌ってるのはもちろん水木氏。
- 『X』では限定版にボーカル版を収録。
OVA版
- 「FIRE WARS」
- OVA版OPテーマより。OVA版原作時のデフォルトBGM。
- 「マジンカイザーのテーマ」
- OVA版挿入歌。GCにてカイザースクランダー装備後のデフォルトBGMとして採用された。
- 「魔神見参!!」
- 『死闘!暗黒大将軍』の挿入歌。JやWでは、カイザースクランダー装備後のデフォルトBGMはこちらとなった。Jでは「魔人見参!!」と誤記されていた。また、Jでは「FIRE WARS」ともどもテンポが原曲よりもアップになっている。
対決・名場面
オリジナル版
- 魔神皇帝の目覚め
- 『α』ゴラオン隊ルート第52話「魔神皇帝」より。あしゅら男爵を打ち破ったものの、大きな被害を被ってしまった一同。甲児はマジンガーZのオーバーホールのために光子力研究所へと単身帰還していた。だが、光子力研究所では開かずの第7格納庫を震源とする地震が頻発していた。そこにブロッケン伯爵率いる量産型グレートマジンガー部隊が襲いかかる。だがその時、マジンガーが悪の手先に渡ったことを察知した「何者か」の手によって、光子力エネルギーが凄まじい勢いで上昇していった。それは、兜十蔵博士によって封印された恐るべき魔神、誰の手にも負えない究極の魔神『皇帝』…しかし、甲児はパイルダーに乗り込み、『皇帝』の暴走を止めるべく乗り込む。その時、皇帝…マジンカイザーは目覚めた。最後の切り札、デビルマシン。人の頭脳と心を加えた、悪魔を滅ぼす正義の魔神皇帝として。
- 胸のZに秘めた約束
- 『α外伝』宇宙ルート第36話「奪われた真・ゲッターロボ」より。さやか達を逃がすためにゴーゴン大公の軍団を前に孤軍奮闘する甲児。だが、真ゲッターロボを奪ったバット将軍の一撃で追い込まれ、囚われの身となってしまう。甲児の窮地に、グレートマジンガーは鉄也の意志に構わずエマージェンシープログラムを起動させ、MCコードのロックを解除する。急速に上昇する光子力エネルギー、ロストマウンテンの一箇所へと導かれる甲児。そこに眠っていたのは究極のマジンガー…マジンカイザー。幾千幾万の時の中、本来の搭乗者を待ち続けた魔神皇帝が、共に素晴らしき未来を掴むため、再び友のために立ち上がる。
- 空を走る勝利の使者
- 『第3次α』日本ルート第46話「さらば父よ、戦士達の旅立ち」より。竜魔帝王と地獄大元帥の策謀により、絶体絶命の危機に陥るZとグレート、そして鋼鉄ジーグ。その窮地を救うべく、科学要塞研究所のコントロールタワーが分離し、剣造と司馬博士は特攻を仕掛ける。若き戦士達に美しい地球の未来を託して、二人の博士は還らぬ人となった。罠を脱した三人の戦士達は、悪すらも震え上がらせる怒りを燃やす。その時、弓教授は剣造が遺した遺産を解き放つ。マジンカイザーの新たなる翼、新型のカイザースクランダー。本来の力を取り戻した魔神皇帝は、宇宙すらも抱える力で大空を駆け抜け、世界を守るために戦う。
OVA版
- 対あしゅらマジンガー
- あしゅらマジンガーと成り果ててしまったとは言え、マジンガーZのロケットパンチと光子力ビームを受けても無傷と言う凄まじい防御力を見せる。そして超合金Zのボディを、武装を使うでもなく拳だけで破壊する。
- 対グレートマジンガー (試作型)
- グレートマジンガーを圧倒的な力でねじ伏せる。この時、出力が低下していたとは言えブレストバーンの直撃を背部に食らったが、無傷であった。
- 対地獄王ゴードン
- 最終戦。地獄島にてあしゅら男爵が自らを組み込んだ最強の兵器と一騎打ちを繰り広げる。カイザーブレードを抜き放って挑むも圧倒的なパワーの前に苦戦。コクピットも操縦桿が破損し制御不能に陥る。しかし土壇場で甲児が取った方法はコクピット内に転がっていた出撃前にボスから渡されたトレーニング器具をコンソールに突き刺して強引に動かすというもので、これにより窮地を脱する。そして至近距離での鍔迫り合いを制した後大上段から真っ二つに両断するも、ゴードンは尚も動きカイザーを葬らんとする。だが最後にはカイザーの放った横一文字斬りによりゴードンはカイザーブレードとぶつかり合った自らの大剣ごと両断され大爆発を起こしあしゅら諸共消滅。Dr.ヘル軍団との長き戦いが終わりを告げた瞬間だった。
- 対Dr.ヘル(ガラダブラMk01の大軍)
- 津島直人版コミカライズでの最終決戦。バードス島と一体化したDr.ヘルに操られる無数のガラダブラMk01に雁字搦めにされ、Dr.ヘルがカイザーをあしゅらマジンガー同様自らの端末にしようとした時、甲児はマジンカイザーの全エネルギーを使用したカイザーノヴァを発動した。
- 対暗黒大将軍
- 死闘!暗黒大将軍での最後の戦い。カイザーの武器が効かず、逆に剣を振り下ろした衝撃で光子力研究所まで吹き飛ばされ、「こいつには勝てないのか」と諦めかけた時に死んだローリィ、ロール、もりもり博士の3人の魂が彼を激励、戦意を取り戻すと同時にターボスマッシャーパンチで暗黒大将軍の剣を上空へ弾きとばし、ガラ空きになった暗黒大将軍の本体へ光子力ビームを叩き込む。ひるむ暗黒大将軍へカイザーナックルで追撃かけ、仲間達を傷つけられ殺された怒りを露わにしつつ、トドメの零距離ターボスマッシャーパンチを叩き込んだ。仲間の仇を見事に討ったのだった。
関連機体
- マジンガーZ
- 初登場のF完結編では、ゲッター線によってこの機体が変異した姿。αシリーズでは本機のプロトタイプという設定。
- グレートマジンガー
- 形は違えど、ダブルマジンガーと称される。
- アフロダイA、ダイアナンA、ビューナスA (さやか)
- パートナー機。
- 真ゲッターロボ
- マジンカイザーと並び、ダイナミック企画作品の中で最強クラスのスーパーロボット。競演作品では両機体に深い関連づけがなされることが多い。
- マジンカイザーSKL
- 同名OVAに登場するマジンガー。外見は通じるところがあるが、設定・装備は完全に別物。
- マジンエンペラーG
- マジンカイザー以来となるスパロボオリジナルマジンガー。
- ゴッドマジンガー(SRW未登場)
- 団龍彦著『スーパーロボット大戦』に登場。(テレビアニメ『ゴッドマジンガー』とは無関係)。未来世界に甲児たちが飛ばされている間の3日間で現代に残った弓博士たちがマジンガーZに改造を加えたもの(ただし、時間が加速する空間で作業しているため実際には3年の年数が掛かっている)。「マジンカイザー」という名称は使われておらず武装も大きく異なっているが、デザインや「マジンガーZの超強化型」という設定面での共通点が多い。作中では、設計はグレートマジンガーを強化発展させたものである。グレートマジンガーはその試作機であったとされているが、上記の状況故に一から新造する暇が無く、マジンガーZを改造して生み出された。
- 本機のアイデア元の一つであった元々、完結作であるはずであった「ゴッドマジンガー」は独自のデザインであったが、そのリボーンである本機はマジンカイザーのデザインのアレンジとなっている。なお、カイザーノヴァに当たる武装として、スーパーノヴァという武器が搭載されている。
脚注
- ↑ グレートの頭突きでパイルダーのキャノピー破損(このお陰で鉄也は命拾いしている)、ガラダブラMk01の至近距離からの怪光線で左肩から全壊、カイザーノヴァで右脚部全損、スクランダーの翼部並びに各部破損
- ↑ コミカライズ版で破損してしまった事が『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』でグレートマジンカイザーが最終的にマジンガーZEROに倒される因果を紡がれた要因となった模様。
- ↑ パイルダーの一部が破損した程度。その頑丈さはマグマですら破れなかったほど
- ↑ パッケージイラストに通常版・限定版両方描かれており、これもオリジナル版のデザインとしては初登場作のSS版F完結編以来20年振りになる。
- ↑ 『ゴッドマジンガー』(SRW未参戦)説もあるが、こっちはそもそもマジンガーと判別できるかどうかも怪しい上、こちらの作品にはボスボロットが出ていない。
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