医療・病障害
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ここでは医療やそれに従事する人物、そして疾病や障害などスパロボにおける「医」にまつわるデータを取り扱う。
スパロボシリーズにおける医療要素
一部生命工学的要素も便宜的に挙げる。
スパロボにおいては様々な作品が集う関係上、他作品の発達した医療関係技術を利用して、原作での病気や負傷を治療する等のクロスオーバーが存在する。
- メディカルルーム
- 主に母艦内に備え付けの医務室や病室などで、イベントなどで撃墜されたキャラクターが送られる先。
- またスーパー系の敵キャラクターなどの場合、治療用の液体で満たされた専用のメディカルルームが用意されていることもある。
- サイボーグ
- 失った身体機能を機械で補う技術。詳しくは該当項目へ。
- 強化人間 / エクステンデッド / パーフェクトソルジャー / ブーステッド・チルドレン
- 薬物投与や精神操作により人間を戦闘マシーンへと変える禁忌の技術。詳しくは該当項目へ。
- クローン
- 人間をそっくり複製することで、こちらも多くは禁忌の技術とされる。詳しくは各該当項目へ。
医療に関わる人物
主に医師(軍医)が中心であるがスパロボシリーズはその性質上、パイロットを兼任していたり医師以上に科学者としての立ち回りが多いキャラクターも少なくない。
スーパー系
- 早乙女博士
- 本業はゲッター線を研究する科学者であるが、医療の分野にも詳しい。TV版・原作漫画版ともに外科手術を行なうシーンが存在する。
- ルゥ・リルリ
- チームDのメンタルカウンセラー。葵とくららを担当している。
ガンダムシリーズ
- ハサン
- アーガマの船医。ロザミア・バダムを診察して、彼女が強化人間だと見破っている。
- レイン・ミカムラ
- ネオ・ジャパンのメカニック兼医療スタッフ。
- テクス・ファーゼンバーグ
- フリーデンの船医。また、フリーデンクルーのカウンセラーとしての役割も担っており、テクスの一言に救われた者もいる。
- カレン・ジョシュワ
- 第08MS小隊のパイロットだが、元医大生で亡き夫も軍医である。
- ミハイル・コースト
- 本業は医師だが、「ドクター」の異名を持つパイロットとしても活動している。戦闘を「オペ」と表現する。
リアル系
- メディック・コルト
- アイアン・ギアーに於ける医療活動を一手に引き受ける。
- ガジェット・M・千葉
- バトル7の軍医兼サウンドフォース・アドバイザー。日頃の言動&奇行で胡散臭く思われがちだが、「医師」としての力量は本物。
- 第3次αではイルイ・ガンエデンの脳に埋め込まれた針の摘出手術を行ない、これを見事に成功させている。
- カナリア・ベルシュタイン
- パイロット兼医師。かつてはランカの主治医だった。
- イネス・フレサンジュ
- ナデシコの医療班。
- 遠見千鶴
- 遺伝子工学の研究者。アルヴィスではファフナーパイロット達の体調管理を担当する。
バンプレストオリジナル
- 柏葉真紀
- 第2新東京市内の病院に勤務する看護師。一般人であり、ある意味一番リアルな本職……なのだが背景に疑惑あり。
病障害に関わる人物
ここではスパロボ登場キャラクターの中で、本人ないしそれに近しい人物が病障害と関わったものを挙げる。
なお二重人格など解離性障害に該当するものについては多重人格を参照のこと。
スーパー系
- デューク・フリード
- ベガトロン放射能に肉体を蝕まれており余命いくばくも無い状態で戦い続けていたが、後に親友モルスの治療を受け全快する。
- 葵豹馬
- ガルーダとの白兵戦において両腕の機能を失うが、人工細胞の義手による再生治療を受けて回復する。
- 南原ちずる
- 当初は心臓弁膜症を患っており、仲間にもそれを隠していた。後に手術により克服。
- 岡防衛長官
- 不治の病を患っている事が判明するも、時を置かずして戦死する。
- 竜崎一矢
- かつて事故により全身麻痺という重度障害を負うも、壮絶なリハビリにより奇跡的に全快を果たした。
- アイザム
- アイザロン粒子の開発過程で起きた事故の影響により、不治の病に冒される。
- スーグニ・カットナル
- 極度のヒステリー体質で、発作を抑えるための精神安定薬を常備している。なお、第2次αと第3次αでは、カットナルの常用する薬「カットナライザー」が、強化パーツとして登場する。
- コトセット・メムマ
- 第37話にてラット病に感染した際には、暴走気味となってアイアン・ギアーのブリッジを目茶苦茶にしている。
- 真幌羽士郎
- 悪性の眼病に苦しめられながらも戦い続けていたが、後に症状が悪化し完全に失明してしまう。
- ハザード・パシャ
- 水虫を患っている。なお、UXではスキルパーツとして「ハザード愛用水虫薬」が登場する。
- オオタコウイチロウ
- 宇宙放射線病を患っている。
- 葛城ミサト
- セカンドインパクトでの精神的ショックにより失語症を患う。現在は克服。
- 峯崎拳一
- 虫垂炎を発症し、戦闘中のゴウザウラー内部で手術を受ける。
- 阿嘉松紗孔羅
- 極度の虚弱体質かつ、ADHD(注意欠陥・多動性障害)を抱えている。
- 青山圭一郎
- 母親が入院している。そのため、一時はダイ・ガードを降りて株式会社21世紀警備保障を退職しようとまで考えていた(結局、考え直して退職しなかったが)。
- 猿渡ゴオ、他スーパーロボットパイロット
- 擬態獣との戦いを原因とする病・ラビッドシンドロームに各パイロットが続々と発症していく。
- 中島薫
- 浩一達と出会った時点ですでに末期癌を患っており、最期は宗美、絵美、シズナ、道明寺に看取られて息を引き取っている。
ガンダムシリーズ
- ギニアス・サハリン
- 病に冒されており、余命が幾許も無い身である。そのため、ギニアス自身が推進するアプサラス計画の実現のためには手段を選ばなくなっている。
- カミーユ・ビダン
- TV版『Ζ』最終話では、自身の意志とは関係なしにニュータイプ能力が肥大化していき、シロッコが死に際に放った思念によってトドメを刺され精神崩壊させられてしまう。
- 続編『ΖΖ』では療養生活に入っているが、『ΖΖ』最終話にて精神崩壊から回復した様子が見られる。
- フォウ・ムラサメ
- 強化人間改造によって、薬物投与や記憶操作などで記憶を失っている。それをエサにサイコガンダムでの戦闘を強要されていた。サイコガンダムに乗ると人が変わったように好戦的になり、暴走して暴れまわる。後半では強化がさらに進んでカミーユさえ認識できないほど二重人格化まで起こしていた。
- ロザミア・バダム
- フォウと同じく強化人間となるための改造を施され、酸素の薄い上空でも平気でいられるなど心肺機能といった肉体も強化されてはいる。だが、一年戦争時のコロニー落としがトラウマとなっており、そこを付け込まれ精神操作を施された事により「エゥーゴは宇宙(そら)を落とす敵」と刷り込まれた結果、情緒不安定さが残っている。
- TV版の後半では、『カミーユの妹のロザミィ』としての偽の記憶を刷り込まれエゥーゴのアーガマに潜入。ハサンの検査によれば薬物反応が出た事によりフォウと同じように薬物投与を施されていた。
- カテジナ・ルース
- 最終話にてザンスカール帝国との戦争終結後、記憶と視力を失ってしまう。富野監督曰く「これは彼女のこれまでの所業による罰である」とのこと。
- 東方不敗マスター・アジア
- 強靭な精神力でDG細胞の感染を跳ね除けるなど病気持ちにはとても見えなかったが、実は病(症状の詳細は不明)に冒されており身体は全盛期の頃と比べるとかなり衰弱していた。
- それが原因でデビルガンダムの生体ユニットとしては不適切と判断され、本人はそれにどうしようもない悔しさを覚えていた。
- ジェントル・チャップマン
- 病に冒されており、本来ならば戦える身体ではない。しかし、ネオ・イングランド国民の期待に応えるために、精神強化剤を使用してまで第13回ガンダムファイトに出場した。
- キラル・メキレル
- 過去のガンダムファイトでの事故により視力を失い、その後盲目の暗殺者となった。
- ジャミル・ニート
- 15年前の戦争体験がトラウマとなりコクピット恐怖症(=PTSD)を患う。後に自力で克服。
- ウィッツ・スー
- 末弟・パステルをコロニー風邪で亡くしている。
- カリス・ノーティラス
- 元々は普通の人間だった。だが、力を欲して人工ニュータイプになった代償として、シナップスシンドロームという頭痛や発作を引き起こす死に等しい苦痛を伴う後遺症が1ヵ月に1度ほどの周期で定期的に来るため、その度に苦しんでいる。また、悪い事にニュータイプと接触する事によって周期が早まってしまうケースもある。
- アッシュ・グレイ
- 嘗て特殊な病を患っていた。
- ルイス・ハレヴィ
- 1st第18話で有害な赤いGN粒子に曝された事で重度の細胞障害を負うが、2nd第24話でトランザムバーストによって細胞障害が完治した。
- なお、劇場版の時点では過去の戦争体験によるPTSDに苦しめられている。
- ラッセ・アイオン
- 1st第25話で有害な赤いGN粒子による細胞障害に冒される。ラッセの細胞障害は悪化の一途をたどっていくが、2nd第24話でトランザムバーストによって完治した。
リアル系
- クワサン・オリビー
- バイオリレーションシステムの影響で精神に変調をきたし、最終話では真のポセイダルの死によってそれが暴走してしまい、精神崩壊してしまう。
- その後は、オリビーの義兄で婚約者であるダバの介護を受けて余生を過ごすことになる。一方、白石琴似氏の漫画版では、オリビーが精神崩壊から回復することが示唆されている。
- エリザベス・クレブリー
- レジスタンス活動の激務と性格面の要因により精神的疲弊を窮めた結果ノイローゼを発症する。
- Dボゥイ
- 中盤からテックシステムからの強制排除の影響で肉体の組織崩壊が始まり、治療されるもののテックセット不能に陥る。
- それを解決すべく組織崩壊加速のリスクを承知でブラスター化処置を受けるが、その組織崩壊は脳細胞に集中するに至り、最終的に全ての記憶を失ってしまう。
- 相羽ミユキ
- テックシステムから排除された事で肉体の組織崩壊が進行し、スペースナイツと合流した頃には既に手の施しようが無い状態に陥っていた。
- ラッセ・ルンベルク
- 白血病を患っている。
- テンカワ・アキト
- 劇場版にて「火星の後継者」から非人道的な生体実験を受けた結果、視覚・味覚をはじめとする五感の大半を失ってしまう。
- ガウルン
- 膵臓癌を患っている。
- 真壁一騎
- TV版では同化現象により、身体機能も衰え、終盤では失明してしまう。
- 羽佐間翔子
- 遺伝性の肝機能障害を患っている(彼女の養母である容子は、その病を患っていない)。
- 要咲良
- TV版終盤にて同化現象に襲われて昏睡状態に陥る。2年後には回復したが、後遺症として虚弱体質になってしまった。
- 西尾暉
- 幼少時におけるある出来事によって失語症を患ってしまう。その為かTV版では無口のままだったが、その2年後において徐々に喋ることができた。
- セイジュウロウ
- 不治の病を患っており、しばしば喀血していた。後にソラノヒトの医療技術よって完治。
- ナナリー・ランペルージ
- 過去の事件が原因で、下肢の運動障害と視力障害を負う。
- ただし、視力障害は後にシャルルのギアスによる記憶改竄であるものと判明し、本編終了後にジェレミアによって完全に解除されている。
- 黎星刻
- 不治の病を患っており、戦闘中にしばしば喀血していた。
- シェリル・ノーム
- V型感染症を患っている。しかし、シェリルは死に至る病であるV型感染症の苦しみの中でも、歌い続けた。
- ランカ・リー
- 実は、母親ランシェ・メイの胎内にいた時にV型ウィルスに感染している。ただし、シェリルの場合とは異なり症状は現れていない。
- 第303独立愚連隊
- 物語開始から8年前に起きた大災害「ドーハの悲劇」によって実年齢が17歳であるにも関わらず、外見が老けてしまった上に肉体の老化も通常の3倍となってしまう。
バンプレストオリジナル
- ヒューゴ・メディオ
- サイボーグ化部分の拒絶反応を抑えるため専用薬物の投与が欠かせなかったが、これは「枷」として意図的に仕組まれたものであり、後に薬物投与の必要がないよう調整を受けた。
- リチャード・クルーガー
- オルフェスの空間転移機能による副作用で肉体を蝕まれ、そのせいで第9話にてパイロットを退き、第31話にて余命半年を宣告される程状態が悪化してしまう。
- ヒビキ・カミシロ / 大原信也 / 白井美沙子
- 「テンシ」と接触したことにより以降「血塗られた瞳」と呼ばれる謎の症状に苦しめられている。スフィアによるものなので病気の類とは違うが、症状だけなら完全な精神障害である。
- フェイルロード・グラン・ビルセイア
- 常用していた薬物の副作用で病魔に冒されてしまう。
- ツレイン・ザン・レカニバン
- 配属直後から激戦続きの状況が続いた結果、精神的なストレスが蓄積し情緒不安定に陥ってしまう。後には克服。
- トレイス・クオ・ハイネット
- 父親や過去の誘拐事件によるトラウマを抱えている。特に、父親に関してのトラウマは『父親』という単語を口に出そうとすると呼吸困難になるほどに根が深い。
病障害
- ラット病
- 「ラット熱」とも言う。これに感染すると発熱の後に暴走気味となり、最後は全身が腫れあがって死に至る。
- 同化現象
- フェストゥムに近づく現象のこと。これが進行していくと廃人となり、最悪の場合は身体が結晶化して死に至る。
- ラビッドシンドローム
- 擬態獣が持つインサニアウイルスに感染して起こる病気。これが発症すると凶暴化して破壊の限りを尽くすようになり、肉体が擬態獣のような異形の姿となってしまう。
- リミテーションシンドローム
- 極限的な精神状況下へ置かれ続けることで発症する一種の集団ヒステリー。主な症状は幻覚など。
- V型感染症
- バジュラの腸内細菌(V型ウィルス)が人体に感染して起こる病気。感染後、末期に至ると死亡する。また、これに感染している母親から胎内の子供へと母子感染する場合もある。