イノベイター

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イノベイター(Innovator)

「革新者」を意味する単語であり『機動戦士ガンダム00』2ndシーズンの主要な敵。自分の意志で脳量子波を扱うことができ、パイロットとしての優れた技量と同位体と称される生まれながらのパートナーを有する。
…というのは表向きで、実は彼らは、本来イオリア計画に於いて人類を導くために作られた、イノベイターを模した人工生命体「イノベイド」であった。

本来のイノベイターとはGN粒子を浴びることによって潜在能力を覚醒させた「進化した人類、革新者」を表す言葉であり、前述のイノベイドと区別するため「純粋種」と呼称される。イオリアが「革新者」としてその誕生を待ち望んだ存在であり、彼がGNドライヴを造りだしたのもこのイノベイターへの覚醒を促すことが目的であった。作中ではダブルオーライザーのツインドライヴによって高純度のGN粒子を浴び続けた刹那・F・セイエイが戦いの中で覚醒していき、イノベイドとの最終決戦時に完全な革新を遂げて「トランザムバースト」の発動に成功、人類初の「真のイノベイター」となった。
能力としては宇宙世紀作品におけるニュータイプに近い存在であり、イノベイド以上に脳量子波を扱う力を持っている。これによって他者との強い精神感応能力や周囲・近未来の状況を予測し予知する力を持ち、細胞が活性化するため老化のスピードが常人の約半分となる。また脳量子波を送受信する際には眼が「澄んだ金色」に輝く(イノベイド達とは発光色が異なる)。戦闘能力も飛躍的に上昇しており、刹那は他キャラが苦戦するイノベイドを文字通り一蹴し、2人を同時に敵に回した状態でもほぼ互角の戦いを繰り広げている。

なお劇場版ではもう一人のイノベイターが登場し、劇場版の事件以降はイノベイターに覚醒する人はさらに数を増している。だがこの覚醒者の増大が劇場版のキーである「とある出来事」と同時に起きたため、またも争いの火種となってしまうという皮肉な経緯を辿ることとなる。

スパロボシリーズでの扱い

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
気力140で発動し、命中・回避・技量が+20されSP回復の能力を得る。
刹那専用の特殊スキルとして登場、特殊技能での効果自体はそこそこ強力だが解禁時期が遅く(黒の騎士団ルートでは最終話近く) 、それまでは未発動技能としてスキル枠を一つ埋めてしまうことや、発動気力が高いこと、オーバーセンスやタケルの超A級超能力などと比較して解放時期の割に合わない、と少し不遇な性能になっている。
なお、再世篇では「00」のストーリーが本格的に展開されるため、この単語もそこかしこで登場。類似性からかアムロニュータイプ組とクロスオーバーする場面も。イノベイド達から見るとイノベイターとニュータイプはほぼ同一の存在らしく(他者との感応能力や予知能力という点から見れば確かに似ている)、ニュータイプ組をイノベイドと戦わせると双方に特殊台詞が発生する。
スーパーロボット大戦UX

関連人物

刹那・F・セイエイ
TV版時点ではこのカテゴリーに属する唯一の存在。
デカルト・シャーマン
劇場版に登場するもう一人のイノベイター。

他作品の関連人物

アムロ・レイカミーユ・ビダンクワトロ・バジーナ
第2次Z再世篇ではニュータイプとして、イノベイターに覚醒していく刹那の変化を感じ取っていた。同作中ではニュータイプも脳量子波を発しているらしく、イノベイド達からは「純粋種のイノベイター」と同一視されることも。

関連する用語

GN粒子
これを浴びることが覚醒のカギ。
脳量子波
イノベイターやイノベイド、超兵などが送受信することが出来る特殊な脳波。これによって精神感応や危険予知などを行っている。脳量子波そのものは全ての人間が発しているものらしい。
イノベイド
イノベイターを模した人工生命体。
ハイブリッド・イノベイター
金属生命体ELSとの共生を可能にした者たち。部位は様々な形に変形出来ることに加えて、老化速度が通常のイノベイターよりもに緩やかとなっている。

関連する機体

ダブルオーガンダムダブルオーライザー