黄金の騎士
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黄金の騎士 | |
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読み | おうごんのきし |
外国語表記 | Golden Knight |
登場作品 | |
声優 | 池田秀一 |
モチーフ | 百式(シャア・アズナブル) |
デザイン | 横井孝二 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦BX |
プロフィール | |
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本名 | シャア |
種族 | 人間族 |
性別 | 男 |
所属 | ユニオン族 |
役職 | 騎士 |
HP | 400 |
黄金の騎士は『SDガンダム外伝』の登場人物。
概要
『SDガンダム外伝』ジークジオン編・伝説の巨人から登場する、黄金の鎧を身に纏った謎の騎士。サイコゴーレム事件において姿を現し、騎士ガンダム一行を助けた。
その正体は騎士シャア。三種の神器を管理する一族であったため闇の皇帝ジークジオンの呪いにより獣人化したことから顔を隠すために仮面を被り、呪いを解く方法あるいは術者を倒して解くための強大な力を求めてジオン族に身を置き、サタンガンダム亡き後に騎士ガルバルディβとの戦いで負傷してからは騎士スペリオルドラゴンの分裂した核である黄金の鎧で正体を隠していた。正体を隠していたのは賞金首として追われる身だったという理由もある。呪いは進行中であり魔法の護符で進行を緩やかにしているものの、やがて獣人から完全に獣と化して理性も失ってしまうというもの。副作用としてジークジオンの強大な魔力を下回る呪いにかかることはなく敵の纏った呪いの力を打ち破ることも出来る。
ジークジオンとの最終決戦ではルフォイの星の水晶の力でムーア界に突入。サイコゴーレムの魂でジークジオンを拘束、騎士スペリオルドラゴン復活の時間を稼ぎ、スペリオルドラゴンがジークジオンを打倒した後は地上へと戻され、獣人化していた身体が元に戻っていた。
しかしその後、ジークジオンが完全に倒されていない事を悟ったシャアはいずれ復活するであろうジークジオンへの対策と、それと戦う事になるガンダム達を支援するために「軍師クワトロ」としてネオジオン族に潜入する事になる。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦BX
- 初登場作品でNPC。「生身の人間キャラは出ない」と寺田Pが事前に予告していたため(外見は百式モチーフであるとはいえ)登場はその正体を知っているファンを驚かせた[1]。以降たびたび水晶の力で現れては自軍を影からサポートする。DVEも用意されている。
- 上述の通り、生身の人間である騎士シャアが鎧を纏った姿なのだが、第32話では平然と宇宙空間にその姿を見せている。鎧が宇宙服代わりになっていたと思われるが、空気の方は大丈夫だったのだろうか? もっとも黄金の鎧の力でどうにかなったのかも知れない(そもそもガンダム族だと思われていたため、ツッコミも入らなかった)。
- ジークジオン打倒後は騎士スペリオルドラゴンに黄金の鎧を返還した上で、一足先にスダ・ドアカワールドに帰還している。
装備・機能
武装・必殺武器
- 雷神の剣
- 愛用の両刃剣。騎士シャアが持っていた剣とは別物だが、どこで手に入れたのかは不明。
- 風神の盾
- 愛用の盾。モチーフは百式のバインダー。
- 黄金の鎧
- 身に纏っている金色の鎧。黄金の騎士という通り名の由来である。
- 当初は特にこれといった設定はなかった(あるいは秘匿されていた)が、2010年に展開された『鎧闘神戦記』最終章にてスペリオルドラゴンの核の一部であることが明かされた。ムーア界脱出後にラクロア王国に置いてきた破損した黄金の鎧は新たな鎧として打ち直され、それを授かったバーサル騎士ガンダムGP01がスペリオルドラゴンと融合してバーサルロードスペリオルガンダムになった際に核の一部としての力はスペリオルドラゴンに吸収されていたということになった。そして『鎧闘神戦記』最終章にてスペリオルドラゴンの使者より神風騎士ウインドへと黄金の鎧が授けられている。
- 天の雷
- 玩具『ガンダムクロス』に付属していた先端に水晶が付いているメガバズーカランチャーのような武器[2]。カードダスクエストのカードでは少しデザインが変わっているがこれを使って火に弱いマッドゴーレムに火炎魔法メガバズを放っている。
- ルフォイの星
- 伝説の巨人サイコゴーレムの魂が宿っている青い水晶球。これを管理してきた一族は水晶球から魔力を借りた予言を生業としてきたことで彼らも「ルフォイの星」の異名で呼ばれている。なお「心の星」と「目覚めの星」という赤青2種類のルフォイの星が存在しており、それぞれ双子の姉妹である予言者サラサと予言者ラサラが管理していた。
人間関係
- 騎士ガンダム
- 随所で彼ら一行を助ける一方で、『伝説の巨人』~『光の騎士』の間で魔法剣を巡って対決している。
- またFCソフト『ナイトガンタム物語』(以下「FC版1」でも騎士ガンダムの力を測るために戦いを挑む。
- 騎士スペリオルドラゴン
- バーサル騎士ガンダムとネオブラックドラゴンが一つに戻った姿。シャアが纏っている黄金の鎧はスペリオルドラゴンの分裂した核の一部である。
ユニオン族
- 騎士セイラ
- 実の妹。当初はモンスターに姿を変えられ行方不明になった彼女の捜索も旅の目的の一つであった。
- 勘違いされやすいが、『SDガンダム外伝』でのシャアとセイラの名前は歴とした本名である。
- 騎士アムロ
- 原典とは違い、深い因縁がないため特に険悪ではなく、FCソフト『ナイトガンダム物語2』(以下「FC版2」では彼に打倒ジークジオンを託している。
- 『機甲神伝説』では正体を明かしてユニオン族側へ復帰し、ラクロア騎士団長となったアムロと共闘する。二人が互いに背中を預けた姿を描いたカードダスは、ある意味ガンダムファン必見。
- ちなみに『SDガンダム外伝』ではアムロとセイラが結婚したとされている(恐らく小説版1stガンダムの設定を参考にしていると思われる)ので、シャアからすれば義理の弟となる。
- 予言者サラサ
- ジオン族に狙われる彼女を保護していた。ジークジオン戦で使用した「ルフォイの星」は元々は彼女の持ち物である。
- バーサル騎士ガンダムGP01
- ダバード王国の騎士。黄金の鎧を材料にした鎧が、バーサル騎士の称号とともにラクロア騎士団長アムロから彼に授けられた。デラーズ国の軍師クワトロとしてダバード王国とは敵対関係にあったが最終的には共闘している。
ジオン族
- 魔導士ララァ
- 媒体ごとに関係が異なる。
- 横井孝二氏の漫画版ではシャアに思いを寄せていたが、騎士ジオングの攻撃から彼を庇って死亡。以後も幽霊となって彼と共にあり続け、ジークジオン打破の際にも力を貸している。シャアのムーア界突入方法も夜中に眠っているフラウの寝室にララァの霊が現れ導きのハープを弾かせるというもの。カードダスにおいても『光の騎士』にて兵士ジムが夜中にハープの音を聞き、『聖機兵物語』にて軍師クワトロの背後にララァの幽霊がいるため、この設定が反映されているものと思われる。
- GBソフト『ラクロアンヒーローズ』(以下「GB版」)ではシャアへの恋心をサタンガンダムに利用され、ガンダム達と戦わされた末に死亡する。
- SFCソフト「大いなる遺産」(以下「SFC版」)ではシャアと恋人関係だが、サタンガンダムにシャアを人質に取られ、やはりガンダム達と戦わされた末に死亡する。
- 逆にOVA版では彼女に攻撃し追い払っている他、ほしの竜一氏の漫画版ではセイラを殺そうとしていた彼女を殺している。
- FC版1では接点無し。
- 騎士ガルバルディβ
- 自身の呪われた素顔を見た彼を付け狙っており、石の城での戦いで彼がサイコゴーレムに気を取られた隙を突いて討ち取っている。
- ちなみにシャア本人を差し置いて公式で「赤い騎士(ナイト)」と呼ばれている(もっともこの時のシャアは既に黄金の鎧を着ていて赤くないのだが)。
- 呪術士メッサーラ
- OVAでは杖を切断して魔法を封じ、その後一撃で仕留めて圧勝している。
- 一方でSFC版でも対決しているが、そちらではやや苦戦しているような台詞となっている(決着は描かれていない)。
- 闇の皇帝ジークジオン
- 因縁の宿敵。
他作品との人間関係
- フル・フロンタル
- 『BX』では直接の絡みこそないが自身の姿に対して反応している。
- なお、猫の獣人になっている騎士シャアはフロンタルの言うところの「人ではなくなっているシャア・アズナブル」と言えなくもない。
名台詞
ここでは彼と同一人物である騎士シャアのセリフも掲載する。
- 「『力と霞と炎』今言えることはこれだけだ」
「私にはまだ、やらねばならない事がある…。」
「我が恨み思い知れっ! ジークジオン!!」 - カードダスでの台詞。それぞれ第1、2、4弾でのもの。1・2弾では「謎の騎士シャア」、4弾では「騎士シャア」名義。「黄金の騎士」名義のカードダスにはセリフが無い。
- 4弾のセリフは『BX』のDVEに採用されている。
- 「言うな!わかっている!予言者の館に行け!君達の為すべきことがわかるはずだ」
- GB版にて。サタンガンダムに騙され利用されたララァを、やむなく殺してしまったと告げようとする騎士ガンダム。
- しかしシャアはそれを遮り、情報を提供するのだった。
- 「待っていたぞ騎士ガンダム!ジオンはやはり許せぬとわかった!ここで休んでいくがいい」
- 同じくGB版、ラストダンジョン・サタンガンダムの城にて。元は原作『機動戦士ガンダム』(TV版)最終回におけるシャアのセリフより。
- 「貴様に怨みのある者だよ! お前は見てはいけないものを見たのだ……!」
- OVA版第2巻より。石の城で騎士ガルバルディβと対峙して。
- 「馬鹿め! どこを見てる!」
- 上記の台詞の後サイコゴーレムに気を取られた騎士ガルバルディβを討ち取った際の台詞。
- 「私には効かん!」
- OVA版第2巻より。自身に対しムービルフィラで攻撃しようとした呪術士メッサーラの杖を切断して。
- この直後にメッサーラの頭を剣で貫き討ち取っている。
余談
- カードダスでの読み仮名は「おうごんのきし」だが、FC版1及び2では「おうごんのナイト」と呼ばれている。
- 組立玩具『元祖SDガンダム』では「騎士百式(ナイトひゃくしき)」名義で発売。恐らく商標登録の都合であろう。後に騎士ガンダム・騎士サザビーとセット販売された際には、カードダス同様「黄金の騎士」名義になっていた。
- あろう事か、「キャプテンガンダム」同梱の販促ビデオではスペリオルドラゴンと共に「ガンダム族の仲間」として騎士ガンダムに呼び出された。
- シャアが『SDガンダム外伝』で猫の獣人になったのは「シャア」と「ニャア」をかけたためとも、フランス語では猫は「シャ」と発音するためともいわれている。
- なお、ほしの竜一の漫画版ではモンスタージャガーの獣人。
- FC版2ではムーア界突入を前に身体が限界を迎え、騎士アムロに打倒ジークジオンを託しセントーの町で養生することとなり、ジークジオンが倒れたあとはセイラと共にいずこへともなく旅立っていった。
- ジークジオン編では言うまでもなく『1st』での姿がモチーフであり、聖機兵物語編では「軍師クワトロ」として『Ζガンダム』の姿がモチーフとなり、機甲神伝説編では名義はそのまま『逆襲のシャア』でのサングラスをかけた場面の姿がモチーフとなる。
- が、機甲神伝説編の終盤で騎士シャアとして正体を明かすと前髪が解けかかり、同作エピローグでは髪型が『1st』時代のものに戻っている。
- シャアの時は基本的に味方・クワトロを名乗っている時期は敵陣営にいる、と原典とは立ち位置がちょうど真逆である。
- 『BX』で宇宙に出て来た黄金の騎士だが、OVA『機動戦士SDガンダム MARK-II 転がるコロニー事件』ではシャアを含むSDの人間は宇宙で生身のまま行動しており、[3]もしかしたら騎士シャアも宇宙で活動できるのかもしれない。
- 劇場アニメ『機動戦士SDガンダムまつり SDコマンド戦記 ガンダムフォース スーパーGアームズ ファイナルフォーミュラーVSノウムギャザー』では人間のトロンが宇宙で生身で行動していた。が、この宇宙は普通に音が響くため詳細は不明。[4]
- SFC版では内部データには仲間キャラとして存在するが、没になったのか実際には加入しない。彼の初期装備である黄金の武具一式は別口で入手できるが、これといった特殊効果はない。
- 『BX』でもNPCとしての登場に留まったため、黄金の騎士をプレイアブルキャラとして使用可能なゲーム作品はFCソフト『ガチャポン戦士3』及び『同4』のみである。
- 創世の時代の先代スペリオルドラゴンが神としての力を抑えて一介の騎士として世界を見て回った際の姿「騎士ガンダム00」は、スペリオルドラゴンの姿では神の核の一部として操者と融合していた「黄金の鎧」が黄金の騎士のデザインの鎧に変化している。
脚注
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