マグネットコーティング
2018年4月11日 (水) 11:29時点における221.246.17.122 (トーク)による版
マグネットコーティング(Magnet Coating)とは、磁石の反発を利用し、運動能力を向上させる技術の総称。
『機動戦士ガンダム』においてソロモン会戦後、パイロットであるアムロ・レイの反応速度に追従出来なくなったRX-78-2ガンダムを性能向上させる為にモスク・ハン博士によって施された。関節の可動摩擦面同士にモノポール[1]でコーティングして摩擦を軽減させ、反応速度を増大させる…理屈を簡単に説明すると「(超ハイテクによって)関節に油を差すようなもの」とのこと。関節駆動にフィールドモーターを用いる連邦系MSでは極めて有用な技術であるが、流体パルス・システムを用いているジオン系MSでは効果が薄い。後年では量産機を含めて標準採用化されるようになったこともあり、実に画期的かつ効果的な処置だったのだろう。
アイテム『マグネットコーティング』
- スーパーロボット大戦
- いわゆるドーピングアイテム。使うとすばやさが2アップ。
- 第2次スーパーロボット大戦
- 同じくドーピングアイテム。使うとすばやさが1アップ。本作では再攻撃の可否が戦略の優劣に関わるので的確に使用すれば有利な展開にしやすい。
- グランゾンやジ・O等すばやさの高いユニットは数値を確認してドーピングすれば被害も少なくなる。
強化パーツ『マグネットコーティング』
運動性向上系の強化パーツとして度々登場。同系列の強化パーツの中では性能は最低レベルだが、原典での扱いを考慮してか、限界反応採用作品では限界反応の上昇値が高めになっている場合が多い。設定から考えると1年戦争時のジオン系MSやエヴァのような機械的な関節を持たない生体兵器等には意味がほとんどないはずであるが、SRWではそれらのユニットが装備しても、もちろん普通通りに効果が発生する。
- 多くの作品
- 限界反応+20、運動性+5。限界反応が重要になってくる『F完結編』では、運動性アップよりも限界反応が20も上昇する点で装備される機会が多い。限界反応目当てなら、運動性上昇量がより高いバイオセンサー(限界反応+15、運動性+10)よりこちらが有効。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 限界反応+10、運動性+5。
- スーパーロボット大戦Z / 第3次スーパーロボット大戦Z
- 運動性+10。『第2次Z』ではマッスルシリンダーに取って代わられ未登場。
関連作品
- リアルロボット戦線
- 機動力+20。機動力(SRWでの運動性)のみを上昇させる唯一のパーツ。数値も優秀である。
その他
- ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦
- MS用の装備品として登場。素早さがアップする。
- また戦闘中に使える技の1つとしても登場。アムロとシーブックがMS搭乗時に使用可能。自身の攻撃力と素早さをアップさせる。
メモ
- Wikipediaではマグネット・コーティングでページが作成されている。
- 「技術」であって「物」ではないため、どうやって拾ったり付け替えたりしているのかは不明。
- ガンダム30周年記念で製作された1/1実物大ガンダムには各地での展示の過程で「マグネットコーティングが施された状態の再現」として、各間接部に2本の銅色の細い板、もしくは銅線状のパーツが追加された。現在もお台場ダイバーシティーにはこの仕様のまま置かれており、後に発売された一部のRX-78のガンプラにも採用されている。SRWの強化パーツはこの「マグネットコーティングの機能を発揮する」パーツが落ちているのかもしれない。もちろん、初めてSRWに強化パーツとして登場した時はまだ1/1ガンダムもこのような設定も存在しなかったのだが。
- 第3世代モビルスーツ(可変モビルスーツ)は変形時の可動部にマグネットコーティングを施している(=標準装備)という設定なので、原作通りなら付けても効果は無い筈である。
資料リンク
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- ↑ 磁気単極子。同じ磁極のみを有する磁石。現実では存在自体は予想されているものの未発見