バーサル騎士ガンダム
バーサル騎士ガンダム(バーサルナイトガンダム / Versal Knight GUNDAM)
- 登場作品:SDガンダム外伝 ジークジオン編
- 光の騎士
- 声優:松本保典
- 種族:MS族・ガンダム族
- 性別:男
- 所属:ラクロア王国
- 役職:バーサル騎士
- HP:2000
- モチーフ:ガンダムMk-III+スーパーガンダム
- キャラクターデザイン:横井孝二
ラクロア王と騎士団長のみが授与件を持つ、スダドアカの騎士の最高位の称号である「バーサル騎士」(ユニバーサル・センチュリー=宇宙世紀に由来といわれる)の称号を授与された騎士ガンダムの新たな姿。
なお、彼の纏った『白い鎧、二刀流』という装備は後のバーサル騎士GP01やバーサル騎士ウイングガンダムにも受け継がれ、バーサル騎士の象徴ともされた。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦BX
- 初登場作品。
- 中盤、ブラックドラゴンの意志が宿ったズワウスによって三種の神器のうち炎の剣を盗まれたため、ウリバタケらメカニックによって、破損してしまった霞の鎧と力の盾を打ち直して騎士ガンダムの鎧に合わせたこととなっている。
- 本編ではMPの上昇値が1レベルにつき1と少ないが、キャンペーンマップだと2になっている。
装備・機能
武装・必殺武器
装備
- バーサルソード
- バーサル騎士の称号と共に受領したラクロア王国の宝剣。剣の連撃から肩のショルダーアーマーでシールドバッシュを繰り出す。
- バーサルソード投げ
- BXで使用。OVA第1話で初登場時にフラウ姫を救った一撃の再現。
- 電磁ランス
- 騎士ガンダム時代の電磁スピアと同系統の武器だが、より大型化している。
- バーサルソードとこの電磁ランスで両手に武器を構えるスタイルは後に「バーサル騎士」伝統の様式となった。
- スーパーガンダムのロングライフルがモチーフ。
- 『BB戦士』では電磁スピアと違いスプリングギミックは無いが、先端を三叉に開いたり閉じたり出来るギミックが存在し、『レジェンドBB』に引き継がれている。
- また、『元祖SDガンダム』でもこのギミックが存在し、『SDX』に引き継がれている。
- バーサルアーマー
- ファントムサザビーとの戦いで大破した力の盾や霞の鎧、使われなくなったナイトシールドなど、それまでの装備を再利用し融合させる形で鍛冶屋テムに打ち直してもらい完成した新たな鎧。
- 盾も鎧の一部に組み込まれたため(肩部分のパーツがそれとされる。また、力の盾とナイトシールドの両方を組み込んだため、盾が二つになった)、バーサル騎士ガンダムは両手に武器を構えるスタイルとなった。
- 外観はそれまでの青系統のカラーリングから純白となるなど大きく変容し、両手武器と共にバーサル騎士ガンダムを特徴付けている。
- 頭部パーツのデザインは「ドラゴンクエスト4」に登場した「天空の兜」がモチーフになっている。
必殺技
- 連続攻撃
- 右手に剣、左手にスピアを構えての連続攻撃。
- BXでは最初にカードダスの再現を行う。
- 騎士スペリオルドラゴン
- バーサル騎士ガンダムとネオブラックドラゴンが融合する事で降臨したスダ・ドアカワールドの黄金神。
- BXでは第44話のイベントで武装として解禁される。
- 持っている剣は炎の剣とバーサルソードが融合した「ダブルソード」。設定では、ダブルソードは2本の剣が1本になったのではなく、2本とも強化された炎の剣に変化しておりもう1本取り出して二刀流も可能。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- SS
パイロットステータス設定の傾向
能力値
格闘・回避・技量に優れるインファイター。文句なしに一線を張れる。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
- 「巨人との戦い」
- 通常戦闘BGM。
- 「大決戦」
- 必殺技(騎士スペリオルドラゴン)使用時のBGM。
人間関係
ジオン族
- 魔王サタンガンダム
- 同じ名を持つ宿敵。その正体は分離した武者頑駄無真悪参の悪の心…すなわち騎士ガンダムにとっては己の半身とも言える存在であった。
- ネオブラックドラゴン
- サタンガンダムの正体であるブラックドラゴンが、奪い取った炎の剣とその力で生み出したドラゴンベビーの肉体を使い転生した姿。
名台詞
- 「ジークジオン、必ず倒してみせる…」
- カードダスでのセリフ。スパロボでも戦闘台詞として採用されている。
- 「一つだけはっきりわかっている事がある…もうこんな戦いは、終わらせなければならないということだ!」
- 「これが…答えだったんだ…!」
ネオブラックドラゴン「そんなバカな事があるものか!?」
「貴様が認めようと認めまいと…真実は変えられぬ…!」 - 自分とネオブラックドラゴンが善悪に分かれた同一人物だと気付いて。
余談
騎士スペリオルドラゴンについて
ジークジオン編がメディア展開されていた当時の騎士スペリオルドラゴンは、元は真悪参という武者ガンダムが秘宝である銀の楯を盗み出して出奔中に落雷事故によって別次元に飛ばされ精神が分裂、悪の心は雷となってジオン族のドラゴンライダーの飼い竜に降り注いで融合して魔王サタンガンダム(ブラックドラゴン)になり、悪の心が抜けて善の心だけになった真悪参は騎士ガンダムに変化。その後両者ともパワーアップしてバーサル騎士ガンダムとネオブラックドラゴンがムーア界で再び1人に融合したことで、神に匹敵する存在になっていった設定である。
しかし原作では後付けに次ぐ後付けで、少々ややこしい設定になっている。
古代神と呼ばれる世界創出の力を持つリアル頭身の十二神が存在しており、神々は創出した世界の中で力を行使するには己の核(コア)と融合する操手を必要としている。十二神の1人である黄金神スペリオルカイザーが選んだ操手が、ラクロアにも伝説として残っている勇者ガンダムである。勇者ガンダムは黄金神が課した試練を乗り越えて黄金神の核と融合して、黄金神の核である黄金神スペリオルドラゴン00になってスダ・ドアカワールドを創出した。しかし、世界を狙う別の古代神バロックガンとの戦いで操手を失い、残された核は、黄金神の意志、ドラゴン、黄金の鎧に分解してしまう。
黄金神の意志は真悪参を次の操手に選ぶが、古代神バロックガンの妨害で真悪参の精神は分裂して、悪の心は黄金神の核の一部だったドラゴンと融合するよう仕向けられて魔王サタンガンダム(ブラックドラゴン)になった。
ムーア界で両者の融合時には、それまで2人を見守っていた黄金神の意志も一緒に融合。こうして、黄金の鎧を欠いているためまだまだ不完全ではあるものの操手を得た黄金神の核スペリオルドラゴンが再臨した、というのが現在の原作版スペリオルドラゴンの設定になっている。
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