貂蝉キュベレイ

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貂蝉キュベレイ(ChosenQubeley)

呂布隊の紅一点。

呂布隊の一員らしく優れた戦闘力を持つ女傑。呂布の唯一の理解者であり、彼を愛し、親しみを込め、字の「奉先」で呼ぶ。

官渡の戦いにおいて、曹操の攻撃から呂布を庇って散った。

旧シリーズの『BB戦士三国伝』では風雲豪傑編において董卓から呂布を庇って戦死した。

登場作品と役柄

スーパーロボット大戦UX
初参戦作品で声優の恒松あゆみ氏も今作がスパロボシリーズ初出演となる(恒松氏は本作以前から参戦している『機動戦士ガンダム00』シリーズにマリナ・イスマイール役で出演しているが、音声収録は行われなかった)
第7話(JUDAルート)にて初登場し、常に呂布とPUを組んで登場する。しかし、呂布とステータスに開きがあるため、まとめて倒す際はダメージ調整に注意が必要。最終回では魂の状態ながらもUXに加勢した。呂布同様に条件を満たせば第45話より呂布と共に味方に参戦する。

装備・機能

武装・攻撃手段

合体攻撃

特殊能力

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

人間関係

呂布トールギス
呂布隊の仲間。彼の唯一の理解者だが、手助けという横槍を入れてしまうこともある。その度に呂布の怒りを買うも、命は奪われないことから、呂布からは仲間として認められている。共に赤兎馬に騎乗することも。天玉鎧を纏った曹操との戦いで共に散った。
張遼ゲルググ、高順ヴァイエイト、陳宮メリクリウス
呂布隊の仲間。張遼は離反して曹操軍に加わり、高順と陳宮とは天玉鎧を纏った曹操との戦いで同様に散った。
董卓ザク
1人目の主君。最終決戦で裏切られた際に彼の攻撃から張遼と共に呂布を庇う。
袁術ズサ
2人目の主君。彼の元に属して曹操軍と交戦した際に、董卓軍時代の同僚だった徐晃が曹操軍に加わったことを知ると彼に皮肉を浴びせた。
袁紹バウ
3人目の主君。彼との戦いで曹操が天玉鎧が降臨させたことから、呂布は曹操に最大の決戦を挑み、呂布隊最後の戦いとなった。
王允ジオング
創世記に登場した父親。董卓に人質にとられた後、貂蝉は苦悩した末、自らの手で父を殺害する。

他作品との人間関係

加藤久嵩
UXでは時空転移後、呂布と共に彼の元に客将として滞在する。
立上芹
UXでは第3部での竜宮島での戦いで呂布と貂蝉が討たれた後、二人の墓を建てる。
マリナ・イスマイール
貂蝉と同じく恒松あゆみ氏が演じるガンダムシリーズのキャラクター。UXでは直接絡む場面はないが、彼女の台詞をモチーフとした台詞を貂蝉が言う場面も。

名台詞

迷台詞

スパロボシリーズの名台詞

メモ

  • 貂蝉は小説『三国志演義』に登場する架空の女性(ただし原典である『三国志』には、董卓の侍女が貂蝉のモデルとして伝えられている)。
  • 漢王朝の司徒・王允の養女。董卓を討つために、董卓と呂布の仲を引き裂くために美貌を使った計略「美女連環の計」の結果、呂布は董卓を殺害する。
    • 実在の人物ではないが楊貴妃・西施・王昭君と並び、古代中国四大美人の一人に数えられる。
  • 『演義』では呂布の死後は曹操の後宮に入れられるなどの異説があるが、民間伝承では、華陀が美女の死体を繋ぎ合わせて作った人造人間と言う荒唐無稽なものもある。
  • 日本の三国志作品では悲劇的な最期を迎える事が多い。
    • これは吉川英治版「三国志」の影響が大きいと言える。
      『吉川版』では董卓の死後に自害しており、吉川版を漫画化した『横山光輝版』もこの展開を踏襲している。なお、横山版ではカットされたが吉川版では呂布に「美女連環の計」の事を記した遺書を残しており、これを読んだ呂布は騙された怒りで貂蝉の遺体を井戸に投げ捨ててしまっている。
      『蒼天航路』では自ら董卓の死にじかに触れる事を望み、自らの手で直接暗殺を謀るも董卓に阻止され、逆にその豪胆さを気に入られて彼に「妃」として飼われることになるが、後に呂布と通じて共に董卓を討つも、董卓打倒後は醜悪な名誉欲に取り憑かれ良心を失った王允に邪魔者と見なされ用済みと切り捨てられた挙句、董卓軍の兵士たちによって殺害されてしまう。その後、貂蝉を切り捨てた王允も董卓の配下の将である李傕によって斬られ、無様且つ自業自得な最期を遂げる。
      『園田版』では呂布の目の前で李儒(董卓の軍師)に殺害されてしまう(李儒にとっては貂蝉も主君の仇だから、ある意味当然の行為)。直後、李儒は二度も義父を斬った呂布を「人でなし!」「人の皮を被った獣!」と痛烈に罵倒した後に、激昂した呂布に殺害されるが、以後、呂布にとって、この李需の罵倒の言葉も非常に大きなトラウマとなり、後に呂布は曹操に敗北した際に部下の陣宮にこのトラウマを抉るような台詞で嘲笑され、その際にも激昂して陣宮を殺害している。
      最も悲惨な最期だったのがNHKで放送された『人形劇三国志』である。この作品では、貂蝉は呂布だけでなく関羽とも恋仲となり、両者の対決は思想の違いだけでなく貂蝉を巡る愛憎劇となった。結局、呂布は関羽に倒されるが、貂蝉は本当に愛していたのは呂布だったとして自害してしまう。
      そして、「UX」に参戦したSDガンダム三国伝でも呂布を庇って死亡する最期となっている。
      現在のところ、貂蝉が生存する展開が用意されている作品はコーエーの『三国志シリーズ』、『三国志曹操伝』、『決戦Ⅱ』、『無双シリーズ』などのゲーム作品ぐらいである。

余談

  • アニメシリーズにおいては孫尚香と劉備の恋愛描写はカットされたのに対し、貂蝉の恋愛描写はカットされることなく描かれたことからも、貂蝉の呂布への愛は絶対に外せないアイデンティティであることが窺える。
  • 放送終了後に発売されたBlu-rayBOXには貂蝉キュベレイのプラモが特典として付いた。
  • 『BBW創世記』では呂布との出会いが描かれたが、その際に彼から性的暴行を受けたと思わしきシーンが描かれ話題を呼んだ。そのシーンは「キュベレイプ」と呼ばれるようになる。

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