「ダイナーの老主人」の版間の差分

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;「ワシらの世代は爺さん婆さんから昔の惨状を聞かされて育っとる。そりゃあ酷いもんだったらしい。それを何とかしたくて、人は連邦政府を作り宇宙移民てやつを始めた。『貧乏人だけが無理矢理宇宙に棄てられた』ってやつらもいるが、望んで出て行った連中も大勢いた…地球の自然が元に戻るまで、もう帰らないと覚悟してな。それも、一年戦争で元の木阿弥になっちまったが…」<br />[[ミネバ・ラオ・ザビ|オードリー]]「…救われませんね」<br />「まぁしょうがない。全て善意から始まっていることだ」<br />オードリー「善意?」<br />「連邦も移民も、元は人類を救いたいって善意から始まってる。会社を儲けさせたり、家族の暮らしを良くしたいと願うのと同じで…」<br />オードリー「でもそれは、ともすればエゴと呼ぶべきものになります」<br />「そうかもしれんがね。それを否定してしまったら、この世は闇だよ。自分を殺して全体のために働けるやつってのもいるんだろうが、それはそれで胡散臭い。ネオ・ジオンの[[シャア・アズナブル|シャア]]とかな。全て人のためだと言いながら隕石落としをやる…本当は、人間を好きになったことがない男だったんじゃないかな」<br />オードリー「では、どうすれば?」<br />「さあなぁ。ワシらにゃ、そいつが分からなかった。努力はしたつもりだが、結局はツケを先送りにしただけで、あんた達に何もしてやれんことを悔いながら生きている…ワシには、そのコーヒーを淹れてやるのが精いっぱいだ」
 
;「ワシらの世代は爺さん婆さんから昔の惨状を聞かされて育っとる。そりゃあ酷いもんだったらしい。それを何とかしたくて、人は連邦政府を作り宇宙移民てやつを始めた。『貧乏人だけが無理矢理宇宙に棄てられた』ってやつらもいるが、望んで出て行った連中も大勢いた…地球の自然が元に戻るまで、もう帰らないと覚悟してな。それも、一年戦争で元の木阿弥になっちまったが…」<br />[[ミネバ・ラオ・ザビ|オードリー]]「…救われませんね」<br />「まぁしょうがない。全て善意から始まっていることだ」<br />オードリー「善意?」<br />「連邦も移民も、元は人類を救いたいって善意から始まってる。会社を儲けさせたり、家族の暮らしを良くしたいと願うのと同じで…」<br />オードリー「でもそれは、ともすればエゴと呼ぶべきものになります」<br />「そうかもしれんがね。それを否定してしまったら、この世は闇だよ。自分を殺して全体のために働けるやつってのもいるんだろうが、それはそれで胡散臭い。ネオ・ジオンの[[シャア・アズナブル|シャア]]とかな。全て人のためだと言いながら隕石落としをやる…本当は、人間を好きになったことがない男だったんじゃないかな」<br />オードリー「では、どうすれば?」<br />「さあなぁ。ワシらにゃ、そいつが分からなかった。努力はしたつもりだが、結局はツケを先送りにしただけで、あんた達に何もしてやれんことを悔いながら生きている…ワシには、そのコーヒーを淹れてやるのが精いっぱいだ」
 
:オードリーとの問答。このやりとりによって、オードリー…ミネバは自分に出来ることをする決意を固めた。
 
:オードリーとの問答。このやりとりによって、オードリー…ミネバは自分に出来ることをする決意を固めた。
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*ダイナーの老主人を演じた[[声優]]は、オードリーことミネバの叔父である[[ガルマ・ザビ]]役[[声優:森功至|森功至]]氏である。
  
 
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2023年1月21日 (土) 17:29時点における版

ダイナーの老主人
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 森功至
デザイン 安彦良和(原案)
高橋久美子(アニメ版)
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
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プロフィール
種族 地球人
性別
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ダイナーの老主人は『機動戦士ガンダムUC』の登場人物。

概要

オードリー・バーンが夕食に立ち寄ったダイナー(小食堂)の老店主。

宇宙移民時代から地球に住み続けているらしく、息子を一年戦争で亡くしたらしき描写がある。宇宙から来たオードリーに全ては「善意」から始まったと説くなど禅問答めいたやりとりを行い、彼女が決意を固める一助となった。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
初登場作品。「マスター」名義。第57話「BEYOND THE TIME」のシナリオデモにて登場。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
本人は登場しないが、スキルパーツ「ダイナーのコーヒー」が登場している他、矢沢永吉郎が彼の役割を代役している。

単独作品

スーパーロボット大戦DD
2章Part9にて登場するNPC。

人間関係

オードリー・バーン
偶然来店した彼女と禅問答めいたやり取りを交わす。

名台詞

「ワシらの世代は爺さん婆さんから昔の惨状を聞かされて育っとる。そりゃあ酷いもんだったらしい。それを何とかしたくて、人は連邦政府を作り宇宙移民てやつを始めた。『貧乏人だけが無理矢理宇宙に棄てられた』ってやつらもいるが、望んで出て行った連中も大勢いた…地球の自然が元に戻るまで、もう帰らないと覚悟してな。それも、一年戦争で元の木阿弥になっちまったが…」
オードリー「…救われませんね」
「まぁしょうがない。全て善意から始まっていることだ」
オードリー「善意?」
「連邦も移民も、元は人類を救いたいって善意から始まってる。会社を儲けさせたり、家族の暮らしを良くしたいと願うのと同じで…」
オードリー「でもそれは、ともすればエゴと呼ぶべきものになります」
「そうかもしれんがね。それを否定してしまったら、この世は闇だよ。自分を殺して全体のために働けるやつってのもいるんだろうが、それはそれで胡散臭い。ネオ・ジオンのシャアとかな。全て人のためだと言いながら隕石落としをやる…本当は、人間を好きになったことがない男だったんじゃないかな」
オードリー「では、どうすれば?」
「さあなぁ。ワシらにゃ、そいつが分からなかった。努力はしたつもりだが、結局はツケを先送りにしただけで、あんた達に何もしてやれんことを悔いながら生きている…ワシには、そのコーヒーを淹れてやるのが精いっぱいだ」
オードリーとの問答。このやりとりによって、オードリー…ミネバは自分に出来ることをする決意を固めた。

余談