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− | :漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム | + | :漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』(SRW未参戦)に登場する主人公機。 |
− | :『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人|鋼鉄の7人]]』で[[木星帝国]] | + | :『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人|鋼鉄の7人]]』で[[木星帝国]]がサナリィを襲撃した際に強奪したレコードブレイカーのデータを流用して、量産機アマクサをベースに開発された一騎当千機で、本来は木星タカ派のガス抜き用として開発許可が出された拠点強襲目的の惑星間高速移動試験機。 |
− | :ミノフスキードライブの完成度は[[V2ガンダム]] | + | :だが試作建造したはいいものの、解析・再現が不完全なバイオコンピューター(ミノフスキードライブ制御用)と木星式OS(Iフィールド発生器と機体制御用)の折り合いが悪くてまともに動かなかったため、偶然乗りこんだ主人公が解決するまでは長らく倉庫の肥やしになっていた。(このとき木星にはサナリィから引き抜かれたミノフスキードライブ開発陣が居たのだが、そちらはハト派による外宇宙探索用宇宙船の建造に宛てられたため、タカ派は独力での製作を余儀なくされた) |
− | : | + | :ミノフスキードライブの完成度は[[V2ガンダム]]の50%程であり、技術的にも余剰エネルギーである「光の翼」の噴出が不安定になっているため、全身にサブスラスターを兼ねた噴射口を増設したうえで多重[[Iフィールド]]によって無理矢理抑えこむという強引な手段を取っている。この副産物として扱い方次第でIフィールドの力場操作が自在に可能で、ビームサーベルを素手で止める・敵のビームシールドを無視して攻撃・ヴェスバーの高収束ビームを拡散させる・「光の翼」を収束して発射、といった芸当も可能。 ただしIフィールドとの干渉を避けるためか、クロスボーンガンダムX3と同様にビームシールドは搭載されていないため実弾攻撃には弱い。 |
+ | :本来の目的とは外れた偶発的なものとはいえ非常に高い総合性能を得るに至ったが、放熱系統に重大な欠陥があるためミノフスキードライブの連続使用はわずか15分が限度で、これを少しでも補うため強制冷却用カートリッジが搭載されている(展開中のIフィールド強化もあり、劇中ではスーパーモード的な扱い)。また巡航形態への変形機能(いかにも木星っぽいキテレツ変形、実は後付け設定)も有しているが、必要性に疑問を持った開発者によって完成目前に物理的ロックで簡易封印されてしまっている。 | ||
== 関連用語 == | == 関連用語 == |
2017年2月12日 (日) 14:17時点における版
ミノフスキードライブ(Minovsky Drive)とは、『機動戦士クロスボーン・ガンダム』『機動戦士Vガンダム』などを始めとする宇宙世紀ガンダムシリーズで登場する、浮上・推進技術の一種。
概要
ユニットの内部でエネルギーフィールドを発生させ、それによって生じる反発力を推進力とする。従来のロケットエンジンと異なり、加速の際に推進剤を必要としないため、エネルギーの供給が続く限り、無制限に加速する事ができる。理論上は亜光速まで加速が可能。未完成な技術なため、供給されたエネルギーの全てを推進力に変換しきれず、副産物として「光の翼」が発生する。これは本来は欠陥とも言えるのだが、作中では敵を切り裂く武器としたり、敵のビームを防ぐ盾としたりと攻防に優れた武器として活用された。ビームシールドと一体化させて機体を覆った事もある。
宇宙世紀0128年に建造されたマザー・バンガード(バビロニア・バンガード)で初めて採用された。この技術は隠匿されていたらしく、マザー・バンガードのみに搭載され(同型艦ですら搭載されていなかった)、通常時は従来の熱核ロケットエンジンで航行していた。その後、月面のサナリィの研究施設にて、小型化に成功したミノフスキードライブを搭載した実験用モビルスーツ、F99レコードブレイカーが開発されていたが、木星帝国の攻撃によって研究データと機体が破壊されてしまった。その時データは持ち去られており、後年に木星圏独自のミノフスキー・ドライブ搭載型MS、ファントムが造られた。また、撃沈したマザー・バンガードの残骸をアナハイム・エレクトロニクス社が回収し、それを利用して造った実験用モビルスーツ「スピードキング(サナリィ内でのコードネームは『イカロス』)」が存在していたが、実験中に地球に墜落。艦の残骸にモビルスーツをくっつけただけの簡易的なものだったため、量産もされなかった。それから後の宇宙世紀0153に再度の開発に成功。V2ガンダムに搭載された。なお、本システムの開発にはオーティスとミューラ・ミゲルという人物が関与しているとされる。
SRWでは強化パーツとして登場することがあり、ミノフスキークラフトの効果に加え移動力も増える。
主なユニット
- マザー・バンガード
- 初のミノフスキードライブ搭載。後に撃沈されるが、残ったユニットがアナハイム・エレクトロニクス社に回収されて、幾度無く実験された。
- V2ガンダム
- 歴史上、および現実の年代順では初のミノフスキードライブ搭載型モビルスーツ。
- ザンスパイン
- ゲーム『SDガンダム Gジェネレーション』シリーズに登場するオリジナルMS。ザンスカール帝国が奪取したミノフスキードライブの技術を用いて開発した、という設定の機体。
- F99 レコードブレイカー
- サナリィが開発した量産モビルスーツに搭載。しかし、木星帝国により開発データと機体全てが破壊されて、抹消される。SRW未登場。
- ファントム(ファントムガンダム)
- 漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』(SRW未参戦)に登場する主人公機。
- 『鋼鉄の7人』で木星帝国がサナリィを襲撃した際に強奪したレコードブレイカーのデータを流用して、量産機アマクサをベースに開発された一騎当千機で、本来は木星タカ派のガス抜き用として開発許可が出された拠点強襲目的の惑星間高速移動試験機。
- だが試作建造したはいいものの、解析・再現が不完全なバイオコンピューター(ミノフスキードライブ制御用)と木星式OS(Iフィールド発生器と機体制御用)の折り合いが悪くてまともに動かなかったため、偶然乗りこんだ主人公が解決するまでは長らく倉庫の肥やしになっていた。(このとき木星にはサナリィから引き抜かれたミノフスキードライブ開発陣が居たのだが、そちらはハト派による外宇宙探索用宇宙船の建造に宛てられたため、タカ派は独力での製作を余儀なくされた)
- ミノフスキードライブの完成度はV2ガンダムの50%程であり、技術的にも余剰エネルギーである「光の翼」の噴出が不安定になっているため、全身にサブスラスターを兼ねた噴射口を増設したうえで多重Iフィールドによって無理矢理抑えこむという強引な手段を取っている。この副産物として扱い方次第でIフィールドの力場操作が自在に可能で、ビームサーベルを素手で止める・敵のビームシールドを無視して攻撃・ヴェスバーの高収束ビームを拡散させる・「光の翼」を収束して発射、といった芸当も可能。 ただしIフィールドとの干渉を避けるためか、クロスボーンガンダムX3と同様にビームシールドは搭載されていないため実弾攻撃には弱い。
- 本来の目的とは外れた偶発的なものとはいえ非常に高い総合性能を得るに至ったが、放熱系統に重大な欠陥があるためミノフスキードライブの連続使用はわずか15分が限度で、これを少しでも補うため強制冷却用カートリッジが搭載されている(展開中のIフィールド強化もあり、劇中ではスーパーモード的な扱い)。また巡航形態への変形機能(いかにも木星っぽいキテレツ変形、実は後付け設定)も有しているが、必要性に疑問を持った開発者によって完成目前に物理的ロックで簡易封印されてしまっている。
関連用語
- ミノフスキークラフト
- ミノフスキードライブ以前から存在する宇宙世紀の飛行技術。ただしドライブとは全く構造が異なる。SRWでは大体ドライブの下位互換の強化パーツだが、登場回数は(ドライブは採用作品が限られるので)圧倒的にこちらが多い古参の強化パーツのひとつである。
- リフターモジュール
- 宇宙世紀ガンダムシリーズが登場しない版権SRWにおいての代替パーツ。
余談
- 元々は以前富野由悠季監督が書いた小説「ガイア・ギア」(SRW未登場)に登場した単語で、それを見たメカデザイナーのカトキハジメ氏がその語感を気に入り「Vガンダム」内の自身のデザインMSに使ったという経緯がある。名称を拝借しただけで中身は全くの別物であり、両者に繋がりはない。
資料リンク
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