「カタロン」の版間の差分
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2014年5月13日 (火) 19:10時点における版
カタロン(Katharon)
『機動戦士ガンダム00』2ndシーズンに登場する組織。地球連邦政府の急速な編成による弾圧により結成された反連邦勢力。
旧三大国家群の軍人や非加盟国やレジスタンスなどで構成され、小規模であるが大きな戦力を持つ。しかし、戦力は旧式となった非擬似太陽炉搭載機のMSしか保有しておらず、連邦軍(アロウズ)に苦戦を強いられている。ピラミッド型の階層構造ではなく、ネットワーク型の緩やかな繋がりの組織で、各支部が独自の判断で動いており、あまり組織力が高いとは言えない。元は対立していた国家や組織の出身者で構成される烏合の衆である為、思想や方針も統一されておらず、バラック・ジニンの妻がカタロンによるテロの犠牲になったように、中には民間人を犠牲にする無差別テロに走る派閥もあった。
私設武装組織「ソレスタルビーイング」との繋がりは、そのメンバーである刹那・F・セイエイが、カタロン構成員の「ジーン1」ことライル・ディランディをガンダムマイスターにスカウトした時に始まる。ライルはカタロン幹部のクラウス・グラードと協議の上、スパイとしてCBに潜入した(ただし、敵対的ではなく、CBとの連携を模索するのが目的)。アロウズに対抗するためにCBと繋がりを持ちたいと考えていたクラウスは、同盟を結ぶことを提案するが、CBから方針の違いを理由に却下されてしまう。しかし、CBとの繋がり自体は、その後も継続した。衛星兵器「メメントモリ」攻略戦の際には、CBがカタロンの援護を行い、あるいは、連戦で疲弊するCBの戦闘母艦プトレマイオス2に対して、カタロンが救援物資を送る等、両者は始終協力関係にあった。CB側はライルがカタロンのスパイであることを察していたが、黙認という形をとっていた。
ブレイク・ピラー事件の前、パング・ハーキュリー率いる連邦正規軍のクーデター派と同盟を結ぶ。事件後は潜伏を余儀なくされるものの、カティ・マネキン率いるクーデター派の残党に合流し、彼女の指揮とCBの協力で、アロウズとの最終決戦に勝利した。
反地球連邦というよりも、むしろ反アロウズであったクラウスを中心とするメンバーはアロウズ打倒後、武装解除。非人道的な手段を選ばず、あくまで旧連邦政府の悪行を暴露するために行動し、実際に証拠を多数公表した事が市民からも高く評価され、政党として連邦議会に加わる。一方で、前述の通りカタロンは一枚岩ではなく、国家の分離・独立を目指す勢力は、あくまで反地球連邦を掲げ、ゲリラ化して武力闘争を続行した(ただし、小説版ではカタロン全体が市民に高く評価された事になっている)。
劇場版ではELSの調査の為にクラウスが政府の特使に任命されていることから、彼らの政党は連立または合併により新政権に加わったものと考えられる。
登場作品
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 初登場作品。いくつかのステージでカタロン仕様の機体がNPCとしてスポット参戦する。なお、パイロットとして「カタロン」および「カタロンリーダー」という一般兵が登場する。見た目的にカタロンリーダーのほうが強そうに見えるが、実際のステータスはほぼ同一であり、味方一般兵の例に漏れずあまり強くはない。また、彼らは一般兵には珍しく顔に影がかかっておらず、一見ネームドキャラのように見える。
人物
- クラウス・グラード
- カタロン中東第三支部長。ソレスタルビーイングとの連携を模索する。劇場版では、新政権のオブザーバーに転身。
- シーリン・バフティヤール
- アザディスタン王国を去った後、カタロンに加入。アロウズ打倒後は、地球連邦政府に参加。また、クラウスと結婚し、一児をもうけている。
- ライル・ディランディ
- カタロンでのコードネームは「ジーン1」。当初はソレスタルビーイングの情報を提供するスパイとしても活動するつもりだったが、CBとカタロンの利害が一致したために結果的に橋渡し役となった。
- 池田
- ジャーナリスト時代のツテを生かして、カタロンの連絡役になっている。
関連する用語
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