「DG細胞」の版間の差分
1行目: | 1行目: | ||
== DG細胞(デビルガンダム細胞)(Devil Gundam Cell) == | == DG細胞(デビルガンダム細胞)(Devil Gundam Cell) == | ||
− | + | 『[[機動武闘伝Gガンダム]]』に登場する、「自己再生」「自己増殖」「自己進化」の機能を持つ金属細胞。<br/> | |
− | |||
− | |||
[[ライゾウ・カッシュ]]博士が、「ガンダリウム合金」(『[[機動武闘伝Gガンダム|Gガンダム]]』の定義)には精神感応によってメカニックの機能をも向上させる性質を発見。それを元にして金属再生能力「'''[[アルティメット細胞]]'''」を開発した。 | [[ライゾウ・カッシュ]]博士が、「ガンダリウム合金」(『[[機動武闘伝Gガンダム|Gガンダム]]』の定義)には精神感応によってメカニックの機能をも向上させる性質を発見。それを元にして金属再生能力「'''[[アルティメット細胞]]'''」を開発した。 | ||
− | 本来ならメカニックの整備の手間を省き、生物には欠陥部分を補助する目的で開発された。ところが、無機物でありながら有機物とも融合して個体そのものを変異させてしまう。[[アルティメット細胞]]に完全に侵食されると生物は凶暴になり、挙句の果ては[[ゾンビ兵|ゾンビ]] | + | 本来ならメカニックの整備の手間を省き、生物には欠陥部分を補助する目的で開発された。ところが、無機物でありながら有機物とも融合して個体そのものを変異させてしまう。[[アルティメット細胞]]に完全に侵食されると生物は凶暴になり、挙句の果ては[[ゾンビ兵|ゾンビ]]となって生きる屍となる。しかし、一定のエネルギー供給がなければ活動は促進せず、そのためには健全な生命体が必要不可欠となる。だが、生命体にも負担を強いられるので無限供給をできるわけではない。<br/> |
+ | なお、アルティメット細胞は「人間の意思」でその活動を操作することが可能でもあり、アルティメット細胞製の[[モビルファイター]]・[[マスターガンダム]]のパイロット[[東方不敗マスター・アジア|東方不敗]]や、[[シュバルツ・ブルーダー]]はその強靭な意志でその活動を抑えている。逆に強靭な意志がなければ細胞に支配されてしまう。 | ||
その後、[[ミカムラ博士]]の研究結果により危険と判断されて、アルティメット細胞を用いた機体である[[アルティメットガンダム]]を[[デビルガンダム]]と改称し、その機体名から「'''DG細胞'''」と命名された。 | その後、[[ミカムラ博士]]の研究結果により危険と判断されて、アルティメット細胞を用いた機体である[[アルティメットガンダム]]を[[デビルガンダム]]と改称し、その機体名から「'''DG細胞'''」と命名された。 | ||
− | なお、SRWでは一部シリーズで「'''[[アルティメット細胞]]'''」が[[強化パーツ]]として登場したり、パイロットの[[特殊技能]]として採用されている([[新]]や[[J]] | + | なお、SRWでは一部シリーズで「'''[[アルティメット細胞]]'''」が[[強化パーツ]]として登場したり、パイロットの[[特殊技能]]として採用されている([[新]]や[[J]])。また[[ゲッター線]]を浴びて自己進化の機能がパワーアップする事もある。<br/> |
− | + | 『[[スーパーロボット大戦NEO]]』では[[エルンスト機関]]が[[精霊石]]を使用したDG細胞の制御に成功しており、[[デスアーミー]]等のパイロットは制御されたDG細胞になっている。尤もそれは一時的なことで、すぐに自己進化の機能により制御プログラムを破られてしまうのだが……。 | |
− | [[スーパーロボット大戦NEO]] | ||
== DG細胞に類似するもの == | == DG細胞に類似するもの == | ||
30行目: | 28行目: | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | 『Gガンダム』の監督である今川泰宏氏は、熱狂的なトレッキー(アメリカのSFドラマ『スタートレック』の愛好家)として知られ、DG細胞のアイデアは、スタートレックの作中で登場した機械生命体「ボーグ」の特徴を参考として発案されたものである。 | + | 『Gガンダム』の監督である今川泰宏氏は、熱狂的なトレッキー(アメリカのSFドラマ『スタートレック』の愛好家)として知られ、DG細胞のアイデアは、スタートレックの作中で登場した機械生命体「ボーグ」の特徴を参考として発案されたものである。<br/> |
更に余談だが、当劇中にアレンビーの名を持つ人物もおり、それが『Gガンダム』の登場人物の命名元となっている。 | 更に余談だが、当劇中にアレンビーの名を持つ人物もおり、それが『Gガンダム』の登場人物の命名元となっている。 | ||
{{ガンダムシリーズ}} | {{ガンダムシリーズ}} |
2013年11月18日 (月) 23:16時点における版
DG細胞(デビルガンダム細胞)(Devil Gundam Cell)
『機動武闘伝Gガンダム』に登場する、「自己再生」「自己増殖」「自己進化」の機能を持つ金属細胞。
ライゾウ・カッシュ博士が、「ガンダリウム合金」(『Gガンダム』の定義)には精神感応によってメカニックの機能をも向上させる性質を発見。それを元にして金属再生能力「アルティメット細胞」を開発した。
本来ならメカニックの整備の手間を省き、生物には欠陥部分を補助する目的で開発された。ところが、無機物でありながら有機物とも融合して個体そのものを変異させてしまう。アルティメット細胞に完全に侵食されると生物は凶暴になり、挙句の果てはゾンビとなって生きる屍となる。しかし、一定のエネルギー供給がなければ活動は促進せず、そのためには健全な生命体が必要不可欠となる。だが、生命体にも負担を強いられるので無限供給をできるわけではない。
なお、アルティメット細胞は「人間の意思」でその活動を操作することが可能でもあり、アルティメット細胞製のモビルファイター・マスターガンダムのパイロット東方不敗や、シュバルツ・ブルーダーはその強靭な意志でその活動を抑えている。逆に強靭な意志がなければ細胞に支配されてしまう。
その後、ミカムラ博士の研究結果により危険と判断されて、アルティメット細胞を用いた機体であるアルティメットガンダムをデビルガンダムと改称し、その機体名から「DG細胞」と命名された。
なお、SRWでは一部シリーズで「アルティメット細胞」が強化パーツとして登場したり、パイロットの特殊技能として採用されている(新やJ)。またゲッター線を浴びて自己進化の機能がパワーアップする事もある。
『スーパーロボット大戦NEO』ではエルンスト機関が精霊石を使用したDG細胞の制御に成功しており、デスアーミー等のパイロットは制御されたDG細胞になっている。尤もそれは一時的なことで、すぐに自己進化の機能により制御プログラムを破られてしまうのだが……。
DG細胞に類似するもの
- インベーダー
- 人工物ではないが、メカも生物も無差別に取り込んでしまう点など、DG細胞に似た性質が見られる。
- 鬼
- インベーダー同様人工物ではないが、人間に噛み付き鬼にしてしまう点ではDG細胞に似ている。
- ゾンダーメタル
- やはりメカも生物も無差別に取り込む上、元は人間に利する目的で作り出されたのが暴走した存在という点も共通している。
- ラダム
- 他の星系の生物をテッカマンに変えて洗脳し、勢力を拡大していく点をチボデーから「DG細胞に似ている」と評されている。
- ズフィルード・クリスタル
- DG細胞のバンプレストオリジナル版。
- ラズムナニウム
- DG細胞のバンプレストオリジナル版その2。機体エネルギーから供給される。
- マシンセル
- DG細胞のバンプレストオリジナル版その3。ズフィルードクリスタルをモデルに開発された物で、自己増殖、自己再生、自己進化の点で非常にDG細胞と酷似している。
余談
『Gガンダム』の監督である今川泰宏氏は、熱狂的なトレッキー(アメリカのSFドラマ『スタートレック』の愛好家)として知られ、DG細胞のアイデアは、スタートレックの作中で登場した機械生命体「ボーグ」の特徴を参考として発案されたものである。
更に余談だが、当劇中にアレンビーの名を持つ人物もおり、それが『Gガンダム』の登場人物の命名元となっている。
|