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2014年1月9日 (木) 18:02時点における版
闇の帝王(An Illegal Monarch)
- 登場作品:マジンガーシリーズ
- グレートマジンガー
- UFOロボ グレンダイザー(桜多吾作版)
- 真マジンガー 衝撃! Z編
- 声優:柴田秀勝(グレート)、内海賢二(真マジンガー)
- 本名:ギャラハン
- 種族:精神エネルギー或いは思念体
- 性別:男
- 年齢:3000歳以上
- 所属:ミケーネ帝国
- 役職:帝王
グレートマジンガー
ミケーネ帝国の支配者で、三千年前にアレス王国を征服し、そこで得た人材を活用しミケーネ王国をも支配し、一大強国「ミケーネ帝国」を作り上げた。
その姿を現したのは第21話「怒りの指令!! 姿を見せた闇の帝王!!」から。その姿は巨大な火炎に顔の模様がある。
その力とカリスマは絶対的であり、かつて敵対した暗黒大将軍や、地獄大元帥さえ従えるほど。7つの軍団を率いて地上支配に乗り出した。しかし、グレートマジンガーとマジンガーZにより軍の中枢を担う将軍や長官が全滅したため、自身は地上へと通じる通路を塞いで眠りについた。
その後
『グレートマジンガー』本編では闇の帝王との決着が付く事はなく、その後続編として検討されていた『ゴッドマジンガー』(80年代のアニメ作品とは別)の企画段階で闇の帝王と決着を付けるはずだった(その決着は兜甲児とマジンガーZの後継機による)が、この案はなくなった。しかし、団龍彦氏による小説作品『スーパーロボット大戦』でその素性と末路が描かれている。
本名は「ギャラハン」、精神エネルギー体で、未来でデューク・フリードの子孫のシオン・フリードが操縦するグレンダイザーを倒し、機体を乗っ取った。ネットワークシステムをハッキングして地球征服を成し遂げるが、マジンガーチームへの復讐心を忘れておらず、さらに過去のミケーネへと戻るためにタイムマシンを求めて、未来の世界で暗躍する。そして望みどおりに時間を渡る能力を手に入れるが、それによって過去から来たマジンガーチームの兜甲児と剣鉄也と、ゲッターチームの流竜馬らに追い詰めらて過去に逃亡。Dr.ヘルの自我が目覚めたデビルマジンガーの暴走でグレンダイザーが倒され、自身の精神エネルギーをエネルギー吸収能力で吸われて呆気なく死亡した。一応、死亡したのは未来の次元の闇の帝王なので、現在の闇の帝王は健在と思われるが、甲児達が未来を知った事により、ネットワークへのハッキングによる世界征服は不可能となる事がエピローグで示唆されている。
桜多吾作の漫画版『UFOロボ グレンダイザー』においても序盤で登場。地球を襲撃してきたベガ星連合軍に対抗する為、デュークに共同戦線を持ちかけるが、それに応じてデューク達が来訪した際にベガ星連合軍の襲撃を受け、闇の帝王の本体である「脳と心臓の入った培養ケース」を安全な場所へ運び出そうとした時、甲児がうっかり落としてしまい死んでしまう、なんとも情けない最期を遂げてしまった。
…ただし、甲児はかつての敵であるミケーネとの共同戦線には難色を示しており、闇の帝王の事も父と鉄也(桜多吾作版では前作のラストで死亡)の仇と憎んでいた。そのため、うっかりを装って甲児が意図的に闇の帝王を殺したと受け取る事も出来、甲児も本当にうっかりだったのか、闇の帝王を自らの意思で抹殺したのか自分でも判断が付かなかった。
真マジンガー 衝撃! Z編
これまでの設定とは異なり、古代においてゼウスに敗北した冥府の王ハーデスが、後に闇の帝王として復活することが示唆されている。
登場作品と役柄
原作では決着がつかなかったが、『第2次スーパーロボット大戦α』において、剣鉄也との完全決着が為された。
なお、前述の小説作品で因縁を持つグレンダイザーとは、現時点では共演した事はない。
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 鋼鉄ジーグの体内に隠された銅鐸に記してある「地獄の帝王」を、女王ヒミカの力で復活(後の第3次αで竜魔帝王が復活したため、その辺りの矛盾は一切説明なし。ヒミカが勘違いした?)。そして再びミケーネ帝国を支配。復活時に何故か最終シナリオのマップBGM「バラルの園」がゲーム中で初めて流れる。本人の能力値はHP200000、HP回復(大)、EN回復(大)、分身、撃墜数"666"と、その名に相応しい能力値。分身するので精神コマンド必中は絶対必要。全力で相手にしよう(ただし戦闘前にクストースより気力が最大値に、SPも完全回復するので、実の所倒すのにはそれほど苦労はしない)。そしてαナンバーズの活躍によりその野望は崩れ去り、自身も倒された。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 地球・宇宙ルート第48話「失われた者たちへの鎮魂歌」で、ムゲ・ゾルバドスにより復活。能力値はHP70000と低いが、分身と、ダークネスファイヤーが精神コマンド禁止の追加効果があるので、真っ先に倒そう。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦R
- ストーリーの序盤からミケーネ帝国を支配していた。ラウンドナイツを倒すため、他の組織に一時休戦を提案し賛同を得る。第24話「怒りの火山島基地!」で本拠地の火山島を動かして決着を図るが、ラウンドナイツにより壊滅し、火山島基地を爆破して原作通り眠りに付く。今回は敵ユニットとしては登場しない。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 本作でも戦闘を行うことはないが、本作のキーワードであるゼロポイント・ブレイクの影響を身をもって体感している重要な存在。本作において、ミケーネ帝国の存在する世界は時間経過速度の低下による「時間死」が目前に迫っており、それがためにこの世界に侵略を開始したという設定。一度目の侵攻失敗から再侵攻の開始までの三千年のブランクはこの現象の影響ということになっている。
装備・機能
武装・必殺攻撃
特殊能力
- HP回復(大)
- 第2次αでは所持者が僅か2機しかいないHP回復(大)持ち。この能力のお陰で生半可なダメージでは無効化されてしまう。
- EN回復(大)
- この能力のお陰で必殺技を無限に放ってくる。小隊員も精神コマンドを使用しなければ無事ではすまないだろう。
- 分身
- 決戦時にはほぼ間違いなく、気力が150になっているのでかなりの頻度で完全回避されてしまう。必中や感応などで対策して、早期撃破を狙おう。
移動タイプ
パイロットステータス設定の傾向
特殊技能(特殊スキル)
- 超能力L9 底力L9 気力+ (ダメージ) Eセーブ 戦意高揚
- 超能力と底力の強力な補正が非常に厄介。超能力の補正自体はニュータイプ等に比べると低めだが、闇の帝王の高い能力がそれを感じさせない。これで最終命中を強化する技能があったら、ラスボス以上にヤバイ強敵に成りかねなかったが、第2次αでは最終命中を強化する技能がまだ存在しない。それだけが救いか。
名台詞
- 「我が名は闇の帝王、ミケーネ帝国の支配者なり!」
- 「フ、それは私にもわからぬのだ。なに、知ったことか。過去の私が邪魔するつもりなら、叩き潰すまでよ。たとえ過去の私であろうとも、目の前に立つことは許さぬ。なぜならば私はこの世の王!永遠不滅の皇帝なのだからな!」
- 団龍彦の小説より。弓さやかにタイムパラドックスによる矛盾を指摘されるも、異常なまでの権力欲に満ちた強引な理屈でねじ伏せた。
- 「お、おお!?」
「なんだ? これはなんだ? 我が身が、我が身が――!?」
「やめろ! やめろ! やめろーっ!!」
「グアアアアーッ!!」 - 同じく小説において、デビルマジンガーに吸収された際の断末魔。この直前、闇の帝王との決着を付けようとしていた鉄也はこのあまりにも呆気ない宿敵の死に呆然としていた。
- 「ぐわっ」
「ぎゃああああ」
「う、あ、あ、あ」 - 桜多吾作版『UFOロボ グレンダイザー』にて。培養ケースが破損してしまい、上記の断末魔の後に本体である脳髄と心臓が活動を停止、最期を迎えた。
人間関係
- 暗黒大将軍
- かつて敵対したアレス王国の将軍を戦闘獣に改造した。
- 地獄大元帥
- かつてのDr.ヘル。絶対能力を持って服従関係となるが、団龍彦の小説では結果的に彼に討たれてしまう。
- あしゅら男爵
- 同じく小説において手下となっていたが、後に反旗を翻させられる。
- 剣鉄也
- 原作では(小説版も含めて)彼自身と決着をつける事は無かったが、第2次αでは雌雄を決する事に。
- 生田信一郎
- ヤヌス侯爵に紹介され、会見する。うまいこと言いくるめて戦闘獣に改造する。
他作品の人間関係
- Dr.ヘル
- 前述の小説において、彼の脳髄が組み込まれたデビルマジンガーに倒される事となった。
- リリーナ・ドーリアン
- Rでは和平の交渉に訪れる。意外にも彼女の話を真面目に聞いている。
- プリンス・ハイネル
- Rでは同盟相手。タメ口を聞かれる。
- 女帝ジャネラ
- Rでは同盟相手。ハイネル同様タメ口を聞かれる。第24話「怒りの火山島基地!」にて、共にラウンドナイツへ決戦を挑む。
- バット将軍 (OVA)
- Rでは同盟相手。
- ラリアー
- 当初は単に「キャンベル星人との仲介者」と見なしていたが、宇宙用の機動兵器を持っていることに目をつけ、宇宙攻撃隊長への就任をチラつかせる。結局は、地上から引き上げるドサクサに、量産型グレートマジンガーの設計図を持ち逃げされる。
- ムゲ・ゾルバドス
- 第3次αにて彼に復活させられる。
- エルンスト・フォン・バーベム
- SC2ではMUと起源を異にする異次元空間からの来訪者ということで、彼からも警戒されていた。しかし闇の帝王の世界は時間経過速度の低下が極度に進行していることを悟って以降、眼中に無くなったようで、闇の帝王の出番もそこで終了となった。
資料リンク
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