「ガンダム・バエル」の版間の差分

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[[ギャラルホルン]]が所有するガンダム・フレーム第1号機。厄祭戦にて英雄アグニカ・カイエルが搭乗し、[[モビルアーマー]]を駆逐したことでガンダム・フレーム自体が神格化されるきっかけになったと言われている。そのためアグニカの魂が宿るとされ、単純な戦力として以上に、政治的に大きな影響力を持つ象徴的な存在。
 
[[ギャラルホルン]]が所有するガンダム・フレーム第1号機。厄祭戦にて英雄アグニカ・カイエルが搭乗し、[[モビルアーマー]]を駆逐したことでガンダム・フレーム自体が神格化されるきっかけになったと言われている。そのためアグニカの魂が宿るとされ、単純な戦力として以上に、政治的に大きな影響力を持つ象徴的な存在。
  
ガンダム・フレーム機の中では珍しく戦時中の姿を残しており、300年もの間ギャラルホルンの本部ヴィーンゴールヴの地下祭壇にて眠り続けていた。そのため現代に合わせた戦闘目的の改修は受けておらず、武装は少ない。また、当時の姿をとどめていることから、ギャラルホルンでは禁忌となった[[阿頼耶識|阿頼耶識システム]]が搭載されており、そのためアグニカ亡き今ギャラルホルンの人間は誰もバエルを動かせない状態にあった。しかし、[[グレイズ・アイン]]の存在で明るみになったように、ギャラルホルンでも水面下で阿頼耶識の研究は続けられており、後にその研究の果て、自らに阿頼耶識の手術を施した[[マクギリス・ファリド]]の乗機となる。
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ガンダム・フレーム機の中では珍しく戦時中の姿を残しており、300年もの間ギャラルホルンの本部ヴィーンゴールヴの地下にある「バエル宮殿」の祭壇にて眠り続けていた。そのため現代に合わせた戦闘目的の改修は受けておらず、武装は少ない。また、当時の姿をとどめていることから、ギャラルホルンでは禁忌となった[[阿頼耶識|阿頼耶識システム]]が搭載されており、そのためアグニカ亡き今ギャラルホルンの人間は誰もバエルを動かせない状態にあった。<ref>阿頼耶識を禁忌として徹底的に封じ込めたのが災いしてその施術方法や、バエルを動かすために必要と言う情報すら忘れ去られ、結果として誰も動かせなくなっている。</ref>
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しかし、[[グレイズ・アイン]]の存在で明るみになったように、ギャラルホルンでも水面下で阿頼耶識の研究は続けられており、後にその研究の果て、自らに阿頼耶識の手術を施した[[マクギリス・ファリド]]の乗機となる。
  
 
『鉄血のオルフェンズ』における原初の[[ガンダム]]であり、細身で武装もシンプル。純白の機体に背部の翼と悪魔の名を冠したとは思えないヒロイックなデザインをしている。
 
『鉄血のオルフェンズ』における原初の[[ガンダム]]であり、細身で武装もシンプル。純白の機体に背部の翼と悪魔の名を冠したとは思えないヒロイックなデザインをしている。
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また前述のようにギャラルホルンにおいてこの機体の持つ意味は非常に大きく、「バエルに適合した者はギャラルホルンを統べる権利を得る」というルールが組織内に存在し、単なるシンボルを通り越した「錦の御旗」として扱われている(厄祭戦当時のルールをそのまま引き継いでいるためであり、現代では絶対ではないものの「バエルを無視することはできない」レベルの影響力は持っている)。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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:背部の翼に一門ずつ装備された小口径レールガン。基本的に牽制として機能する。
 
:背部の翼に一門ずつ装備された小口径レールガン。基本的に牽制として機能する。
 
;バエル・ソード
 
;バエル・ソード
:腰背部のホルダーに懸架された2本の剣。刀身部は特殊超硬合金製であり、小型・軽量ながらモビルスーツをフレームごと引き裂く恐ろしいほどの切れ味を有する。本機最大のメインウェポン。
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:腰背部のホルダーに懸架された2本の剣。刀身部は特殊超硬合金製で、小型・軽量ながらモビルスーツをフレームごと切り裂く恐ろしいほどの切れ味を有する。叩き壊す・叩き斬るといった鈍器や鉈に似た特性を持った近接武器が多い中では、刃物としての特性に純粋に特化した異色の存在。ただし、扱いには相応の技量が要求され、慣れない者が扱うと普通の装甲にすら容易く攻撃を弾かれてしまう。本機最大のメインウェポン。
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:本来の乗り手であるアグニカの「折れない剣より頼れる武器はない」というスタンスのため、これ以外のメイン武器が存在しない。
  
 
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== 余談 ==
 
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*ネーミングの由来はソロモン72柱序列第一位の悪魔「バエル」。「王」の位を持つ悪魔であり、実際に『鉄血』作中の伝承では本機を動かせる者はギャラルホルンにおいて特別な存在と言われている。
 
*ネーミングの由来はソロモン72柱序列第一位の悪魔「バエル」。「王」の位を持つ悪魔であり、実際に『鉄血』作中の伝承では本機を動かせる者はギャラルホルンにおいて特別な存在と言われている。
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*43話で初登場した時の象徴的なポーズは、当該カットの原画を担当した[[スタッフ:大張正己|大張正己]]によると、プロレスラーのオカダ・カズチカをモデルにしたもの。『30』でも「バエル・ソード連続攻撃」のトドメ演出にてきっちり再現されている。
 
*43話で初登場した時の象徴的なポーズは、当該カットの原画を担当した[[スタッフ:大張正己|大張正己]]によると、プロレスラーのオカダ・カズチカをモデルにしたもの。『30』でも「バエル・ソード連続攻撃」のトドメ演出にてきっちり再現されている。
  
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*[[GUNDAM:ガンダム・バエル]]
 
*[[GUNDAM:ガンダム・バエル]]

2023年10月24日 (火) 12:59時点における最新版

ガンダム・バエル
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 鷲尾直広
初登場SRW スーパーロボット大戦30
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 ガンダム・フレームモビルスーツ
型式番号 ASW-G-01
全長 18.0m
重量 30.0 t
動力 エイハブ・リアクター(ツインリアクターシステム)
装甲材質 ナノラミネートアーマー
所属 ギャラルホルン
パイロット アグニカ・カイエル
マクギリス・ファリド
テンプレートを表示

ガンダム・バエルは『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

ギャラルホルンが所有するガンダム・フレーム第1号機。厄祭戦にて英雄アグニカ・カイエルが搭乗し、モビルアーマーを駆逐したことでガンダム・フレーム自体が神格化されるきっかけになったと言われている。そのためアグニカの魂が宿るとされ、単純な戦力として以上に、政治的に大きな影響力を持つ象徴的な存在。

ガンダム・フレーム機の中では珍しく戦時中の姿を残しており、300年もの間ギャラルホルンの本部ヴィーンゴールヴの地下にある「バエル宮殿」の祭壇にて眠り続けていた。そのため現代に合わせた戦闘目的の改修は受けておらず、武装は少ない。また、当時の姿をとどめていることから、ギャラルホルンでは禁忌となった阿頼耶識システムが搭載されており、そのためアグニカ亡き今ギャラルホルンの人間は誰もバエルを動かせない状態にあった。[1]

しかし、グレイズ・アインの存在で明るみになったように、ギャラルホルンでも水面下で阿頼耶識の研究は続けられており、後にその研究の果て、自らに阿頼耶識の手術を施したマクギリス・ファリドの乗機となる。

『鉄血のオルフェンズ』における原初のガンダムであり、細身で武装もシンプル。純白の機体に背部の翼と悪魔の名を冠したとは思えないヒロイックなデザインをしている。 また前述のようにギャラルホルンにおいてこの機体の持つ意味は非常に大きく、「バエルに適合した者はギャラルホルンを統べる権利を得る」というルールが組織内に存在し、単なるシンボルを通り越した「錦の御旗」として扱われている(厄祭戦当時のルールをそのまま引き継いでいるためであり、現代では絶対ではないものの「バエルを無視することはできない」レベルの影響力は持っている)。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦30
初登場作品。シーズンパス「DLC2」にて追加参戦。
参戦は鉄血系3番目のミッション「バエルを継ぐ者」から。
設定通り武装は最低限ながらも飛行可能で地形に左右されずに接敵でき、電磁砲が十分な射程を持つのに加えて必殺技として「バエル・ソード連続攻撃」を持つため、運用の不便はそこまで感じない。
ダメージボーナス系の能力は無いがマクギリス自身の能力の高さもあり、安定した強さを発揮する。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

武装[編集 | ソースを編集]

電磁砲
背部の翼に一門ずつ装備された小口径レールガン。基本的に牽制として機能する。
バエル・ソード
腰背部のホルダーに懸架された2本の剣。刀身部は特殊超硬合金製で、小型・軽量ながらモビルスーツをフレームごと切り裂く恐ろしいほどの切れ味を有する。叩き壊す・叩き斬るといった鈍器や鉈に似た特性を持った近接武器が多い中では、刃物としての特性に純粋に特化した異色の存在。ただし、扱いには相応の技量が要求され、慣れない者が扱うと普通の装甲にすら容易く攻撃を弾かれてしまう。本機最大のメインウェポン。
本来の乗り手であるアグニカの「折れない剣より頼れる武器はない」というスタンスのため、これ以外のメイン武器が存在しない。

オプション装備[編集 | ソースを編集]

対艦ランスメイス
『漫画版』にて装備。本来はガンダム・バルバトスルプスレクス用の大型ランス型メイス。

必殺技[編集 | ソースを編集]

バエル・ソード連続攻撃
『30』で採用。接近してソード連撃から電磁砲で追撃し、最後に飛びかかって両手の剣を突き下ろす。
トドメ演出では上空に佇んで眼下を見下ろす。43話で初登場した際の構図を再現したもの。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

ナノラミネートアーマー
バリア系として採用。射撃のビーム攻撃によるダメージを3000、それ以外の攻撃によるダメージを1000軽減する。発動時、ENを10消費。
阿頼耶識システム
ユニット自体に特殊な性能はなく、パイロット側の特殊技能を発動させる条件となる。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

飛行可能。ただし『30』では空Bなので特別な理由がない限りは地上に下ろすほうがよい。

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

全ての武器の攻撃力+300、移動力+1。
シンプルに強力。ボーナスだけで言えば、ルプスレクスから攻撃力が更に+100された上位互換。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「RAGE OF DUST」

関連機体[編集 | ソースを編集]

ガンダム・ゼパル(SRW未登場)
同じくガンダム・フレームを採用したMS。バエル同様、一振りの剣とシールドのみを装備した高機動戦闘を得意とする。

余談[編集 | ソースを編集]

  • ネーミングの由来はソロモン72柱序列第一位の悪魔「バエル」。「王」の位を持つ悪魔であり、実際に『鉄血』作中の伝承では本機を動かせる者はギャラルホルンにおいて特別な存在と言われている。
  • 当初の武装案には貫手があったが、パイロットのイメージに合わないという理由で没になり、バエル・ソードが誕生した。当初バエル・ソードは「グリムゲルデの剣を仕立て直した」という想定でデザインされていたため、同機体と似通った武器になっている。
    • 背部の電磁砲も、組み込む予定はなかったが、武装があまりにも少なかったため内蔵型として追加されたことが語られている。
  • 43話で初登場した時の象徴的なポーズは、当該カットの原画を担当した大張正己によると、プロレスラーのオカダ・カズチカをモデルにしたもの。『30』でも「バエル・ソード連続攻撃」のトドメ演出にてきっちり再現されている。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 阿頼耶識を禁忌として徹底的に封じ込めたのが災いしてその施術方法や、バエルを動かすために必要と言う情報すら忘れ去られ、結果として誰も動かせなくなっている。

資料リンク[編集 | ソースを編集]