「クロスボーン・ガンダムX1フルクロス」の版間の差分
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*当初は文字通り最後のクロスボーン・ガンダムのはずであったが、後に失われていた4機目:クロスボーン・ガンダムX0が登場した。この機体も劇中での最終決戦時に合わせて同様の装備が施され、フルクロスの名を付けられている。 | *当初は文字通り最後のクロスボーン・ガンダムのはずであったが、後に失われていた4機目:クロスボーン・ガンダムX0が登場した。この機体も劇中での最終決戦時に合わせて同様の装備が施され、フルクロスの名を付けられている。 | ||
− | **X0フルクロス登場に合わせて、フルクロスの設定そのものが若干改変された。単行本書き下ろしページでは『オプションパーツとして開発された使い捨てのシェルフノズル式高速推進器が原型で、これにABCマント処理を施したもの』、『原型機は少数とは言え[[クロスボーン・ガンダム|F97]] | + | **X0フルクロス登場に合わせて、フルクロスの設定そのものが若干改変された。単行本書き下ろしページでは『オプションパーツとして開発された使い捨てのシェルフノズル式高速推進器が原型で、これにABCマント処理を施したもの』、『原型機は少数とは言え[[クロスボーン・ガンダム|F97]]用オプションパーツとして複数生産され、X0と同じ補給艦に積み込まれていた』(同作での実装が遅れたのは、調整時間の不足&主戦場との兼ね合いのため)、『肩部のIフィールド発生器は元々組み込まれてあったもので、X3のパーツ流用ではない(開発順的にこうなってしまう)』と解説されている。すなわち【ウモン特製である唯一品の追加装甲をベースに、ついでに推進器も組み込んでみた】のではなく【既製品の外付け用使い捨てブースターを、魔改造して追加装甲っぽくした】ということになってしまった。X1最終調整時の現場チーフを務めていた[[ウモン・サモン|ウモン]](および作者)の発想は、相当にブッ飛んでいたことが窺える。 |
== 商品情報 == | == 商品情報 == |
2017年2月16日 (木) 23:52時点における版
クロスボーン・ガンダムX1フルクロス | |
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外国語表記 | Crossbone Gundam X1 Full Cloth |
登場作品 | 機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人 |
メカニックデザイン | カトキハジメ |
分類 | 他惑星用試作型モビルスーツ |
型式番号 | XM-X1 |
頭頂高 | 15.9 m |
動力 | 熱核融合炉 |
出力 | 5280 kW |
推力 | 25t×4(最大30t×4) |
装甲材質 | ガンダリウム合金ハイセラミック複合材 |
原型機 | クロスボーン・ガンダムX1改・改 |
所属 | クロスボーン・バンガード |
主なパイロット | トビア・アロナクス |
概要
木星帝国の「神の雷作戦」阻止のための「鋼鉄の7人作戦」に向けてクロスボーン・バンガードが有する全ての予備パーツを投じて組み上げられたクロスボーン・ガンダムの最終仕様機。
残存するABCマントを積層化した特殊装甲「フルクロス」を装備したその姿はまさに海賊船長。
全身を覆う形で装甲を追加しているが、元々の機動力やフルクロスユニット自体にスラスターが内蔵されている事もあり、機動力は下がるどころかより向上している(作中で使用されたのは宇宙戦のみなので、空中戦などではどう作用するのかは不明)。だが可動部が設けられているとはいえ、その構造は機体の動き(特に腕部)に干渉する難点がある(プラモデル版では特に顕著)ため、必要に応じて不要箇所はパージできるようになっている。
登場作品と操縦者
単独作品
- スーパーロボット大戦V
- PV2にて登場確定。正式名称は不明だが、フルクロスによる防御も確認できる。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- バルカン砲
- 頭部に2門内蔵。
- ヒートダガー
- 脚部内に収納され、脚部スラスターの余剰熱で瞬時に加熱する。脛から取り出し手に持つことも可能だが、足の裏から刃だけを出した状態で蹴りつけたり、ダガーそのものを足の裏から射出する使い方も多い。
- ビームサーベル
- 両肩に装備された武器。装備状態のまま、ビームバルカンおよびビームガンとして使うこともできる。
- ビームバルカン
- 両肩にマウントされた状態のビームサーベルから発射される。また、ビームガンとして撃ち分けが可能。バルカン砲と一斉射して使われる事が多い。
- ガトリング砲
- 本来はX3に追加された武器。胸部前面に装備されている。後述のX1パッチワークに修復する際にX3の予備パーツだった胴部を用いたことでX1にも搭載されることになった。
- シザー・アンカー
- 前部スカートが変形することで使用可能になる装備。本体とチェーンで繋がっている。
- これを武装として使うことは殆ど無く、敵機の四肢を拘束する等の搦手として使用している。
- スクリュー・ウェッブ
- ドリル状の先端を高速回転させることで貫通能力を高めた鞭。
- ブランド・マーカー
- 先端にビームを収束させた武器。ビームシールドとしても使用可能。ビーム発生基部の取り外しが可能で、外してもしばらくは内蔵バッテリーでビームを展開できる。
- ビームシールド
- ビームの防壁を発生させ、攻撃を無力化。本機のはビームを中心部に集束させて広範囲に広げる。
- フルクロス
- スラスターを内蔵したフレームに積層化したABCマントを組み込んだ特殊装甲。肩部に装備されたスカルヘッドユニットでIフィールドを展開することも出来、ビームに対して圧倒的な防御力を誇る。
- 原型はシェルフノズルの集合体の使い捨てブースターで、木星戦役時には既に完成していたが装備を運んでいた補給船が行方不明になったため、実戦投入はなされなかった。
- スカルヘッド・ナックルガード
- X3のIフィールドジェネレーターを流用して制作されたショルダーアーマー。ガイコツそのものの見た目で、腕に装備して格闘用のナックルガードにすることも出来る。
- Iフィールドジェネレーターはガイコツの「目」の部分に搭載され、左右2基ずつ、計4基が搭載されている。このため、X3にあった稼働時間と冷却時間の差による無稼働時間の穴が存在しなくなっていると思われる。
- 原型の使い捨てブースターにも搭載されていた装備であり、X3のIフィールドがこちらから転用されたものであると思われる。
- ムラマサ・ブラスター
- 大型実体剣状の刀身に配された14本のビームサーベルと、切っ先に配された1門のビームガン(ビームサーベル兼用)を装備したオプション兵器。ビーム刃をフル展開すると、ノコギリとも七支刀とも見受けられるゴツい外見になる。接近戦用武器としての破壊力は非常に高く、ビームザンバーと同様に相手のビームシールドごと敵機を切断することができるが、その威力は段違い。
- 前作に引き続いてその威力を存分に発揮したが、ディキトゥスのハイパービームアックスよりは出力が劣るようで、幾度か刃を交えた結果ヘシ折られてしまった。余談だが、本装備に類する武器をガンダム型MSが使用した場合、経緯こそ違えど最終的には毎回ヘシ折れるという末路を辿っている。
- ピーコック・スマッシャー
- スカルハート以降のX1を象徴する武器。ボウガンのような外観が特徴。
- いわば「ビームライフル版ムラマサ・ブラスター」であり、汎用品のビームライフルに水平8連装のビーム砲ユニットを組み合わせてある。収束モードと展開モードを使い分けることでき、おおまかな威力と攻撃範囲の調整が可能。
- これはサナリィの純正品ではなく、スクリューウェップ同様に海賊軍があり合わせのパーツで作った急造品なのだが、正規品の重火器に匹敵する破格の高性能に仕上がっている。しかし欠陥もあり、弓状の連装ビーム砲部分は数発でエネルギーが切れるため、戦場でのリロードの際は砲身パーツを丸ごと交換する仕組みになっている。どうやらジェネレーター出力に依存しない携行用武器らしく、他の機体が使用する事も可能。
- なお、ピーコックとは「孔雀」を意味する。
機体BGM
- 「スカルハート見参」
- 『V』で採用。
対決・名場面
- 鋼鉄の7人
関連機体
- クロスボーン・ガンダムX1改・改
- この機体を素体としている。
- クロスボーン・ガンダムX1パッチワーク
- フルクロス化以前は応急処置としてこの形態で運用されていた。
- クロスボーン・ガンダムX0フルクロス
- X0にフルクロス装備を施した機体。マントの内側に駆動フレームを追加したことで部分展開が可能になった。SRW未登場。
余談
- 当初は文字通り最後のクロスボーン・ガンダムのはずであったが、後に失われていた4機目:クロスボーン・ガンダムX0が登場した。この機体も劇中での最終決戦時に合わせて同様の装備が施され、フルクロスの名を付けられている。
- X0フルクロス登場に合わせて、フルクロスの設定そのものが若干改変された。単行本書き下ろしページでは『オプションパーツとして開発された使い捨てのシェルフノズル式高速推進器が原型で、これにABCマント処理を施したもの』、『原型機は少数とは言えF97用オプションパーツとして複数生産され、X0と同じ補給艦に積み込まれていた』(同作での実装が遅れたのは、調整時間の不足&主戦場との兼ね合いのため)、『肩部のIフィールド発生器は元々組み込まれてあったもので、X3のパーツ流用ではない(開発順的にこうなってしまう)』と解説されている。すなわち【ウモン特製である唯一品の追加装甲をベースに、ついでに推進器も組み込んでみた】のではなく【既製品の外付け用使い捨てブースターを、魔改造して追加装甲っぽくした】ということになってしまった。X1最終調整時の現場チーフを務めていたウモン(および作者)の発想は、相当にブッ飛んでいたことが窺える。
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