ボリノーク・サマーンは『機動戦士Ζガンダム』の登場メカ。
概要
ジュピトリスでパプテマス・シロッコが設計・開発した偵察用モビルスーツ。
索敵能力に優れるという設定だが、本編では何の説明もないままフェードアウト。一応、格闘戦用の武器を装備しており、戦闘能力も低くはない。
サラ・ザビアロフが搭乗し、ジ・Oやパラス・アテネと共に運用されたが、カツ・コバヤシの乗るGディフェンサーの攻撃からシロッコを庇って撃墜された。
登場作品と操縦者
- スーパーロボット大戦Z
- 初登場作品。意外にも登場しない時代が長かった。敵として登場し、サラが乗る。条件を満たせばサラと共に自軍に参加する。修理装置とジャミング機能を持つ為、小隊員に最適。ゴッドシグマと同じ小隊に編成すれば、あちらを修理装置のHP回復でフォローしこちらは壇闘志也の小隊長能力によりブロッキングの発動率が上がる為、お互いの生存確率が大幅に上がる。ジャミング機能のおかげで回避寄りの機体とも好相性なのがうれしい。PLA武器の射程も長く、TRIチャージも高威力なので組み込むだけで小隊の質が上がる。欠点は、通常ルートでもIFルートでも加入が56話終了時とあまりにも遅すぎる事か。しかし、サポート役に徹するなら加入時点から無改造でも十分なのでコストパフォーマンスはよい。
装備・機能
- グレネードランチャー
- 両肩に3門ずつ内蔵。
- シールド
- 右腕に装備。様々な武装を内蔵したウェポンラックとして機能しているが、破壊されると戦闘能力が激減してしまう。
- 作中では出撃するたびに破壊されてしまっていた。装備の下に普通の手が確認できるので必要なときは外すことができる。
- クロー
- シールドに装備されている。敵機を挟んで捕らえる事が可能。
- 『Z』ではビームトマホークの攻撃後に追撃として挟み込む。
- ビームトマホーク
- シールド内に格納されている。
- ビーム砲
- ビームトマホークをシールドに格納した状態で使用する。
- 『Z』ではトライチャージ版と通常版がある。
- 剣装備、盾装備
- 切り払い、シールド防御を発動。
- ジャミング機能
- 作中特に説明もなかったが、頭頂部のレドームが複雑に点滅するシーンがたびたびある。
- 修理装置
- HP回復と同じ効果も持つ。
移動タイプ
- 陸
- M
関連機体
- メッサーラ
- 同じくパプテマス・シロッコが開発した機体。
- パラス・アテネ、ジ・O
- 同じくパプテマス・シロッコが開発した機体。ボリノーク・サマーンを合わせて3機での運用が想定された。
余談
- 名前の元ネタは「森の熊さん」。『森の熊さん』→『モリノクマサン』→『モリノーク・マサーン』→『モリノーク・サマーン』→『ボリノーク・サマーン』……という訳である。理由はずんぐりした外見が熊のようであることに加え、パイロットが女性であることによる。
- SDガンダムのカードダスではこの事から「ある日、ボリノーク・サマーンがあらわれた」というテキストが描かれていた(しかも、サラが乗っている扱いにも関わらず背景が原作と全く関係のない森)。
- 『SDガンダム外伝』ではこれに由来してか、「ボリノークベアー」なる熊のモンスターとして登場するに至っている。
- 特徴的な体型ゆえか実質個人の専用機でありながらも立体造形物が極端に少ない。現在までで一般販売されたものは食玩以外では皆無であり、数少ない立体物もガレージキットやWeb通販限定のアクションフィギュア等一般人には手に入りにくい手段でばかり立体化されている。
- ゲーム『機動戦士Ζガンダム エゥーゴVSティターンズ』ではアップデート版の『DX』から登場。敵機をロックオンするとその敵機の武装の残弾数が表示されるという、偵察機ならではの能力を持っていた。
資料リンク