リューネ・ゾルダーク
リューネ・ゾルダーク | |
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外国語表記 | Ryune Zoldark |
登場作品 | |
声優 | 日高奈留美 |
デザイン | 河野さち子(リファイン) |
SRWでの分類 |
パイロット 主人公 |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(ポーランド系アメリカ人) |
性別 | 女 |
年齢 | 16歳→17歳(EX) |
出身 | アメリカ |
身長 | 162 cm |
体重 | 48 kg |
スリーサイズ | B87・W59・H88 |
髪色 | 金色 |
髪型 | セミロング |
瞳の色 | 青 |
所属 |
なし(シリーズ通して協力者の立場) アンティラス隊(魔装機神II) |
趣味 | 貯金 |
リューネ・ゾルダークは「魔装機神シリーズ」におけるヒロインの一人。
概要
ディバイン・クルセイダーズ総帥のビアン・ゾルダークの一人娘で、ヴァルシオーネおよびその改修機・ヴァルシオーネRのパイロット。
初めはロンド・ベル隊(OGシリーズでは地球連邦軍)を父の敵として付け狙っていたが、後に和解し仲間になる。この時、マサキ・アンドーがビアンを討ち取ったのが公式設定となっており、そのマサキに『可愛い』と言われたのがきっかけで、彼に対して一方的な好意を寄せるようになる。のちに異世界ラ・ギアスへと召喚されたのを契機に、身寄りがないのと、「マサキと共にいたい」との理由で現在はラ・ギアスへと止まっている。
幼少の頃より父に人型機動兵器のパイロットになるための猛特訓を受けており、常に片方5 kgのパワーリストを両腕に着けている。そのおかげで、リストバンドで銃弾を止める特技を持つなど、超人的な身体能力を持つ。その腕力は水泳メダリストで、筋骨隆々な大男であるゲンナジー・I・コズイレフとの腕相撲であっさり勝つほど。握力に関しては、岩をも握り潰し、握力計(一般的な握力計の限界は約100kg)を破壊するほど。更に、反射神経の鋭敏さは、仕込み杖で銃弾を弾いた剣の達人のリシュウ・トウゴウをして「弾を跳ね返すぐらい、リューネの嬢ちゃんも朝飯前でやりおるわい」と言わしめるほどで、パワーもスピードも常人のそれを遥かに凌ぐ。 OGシリーズのエピソードでは、食べたものが胸に行かずに筋肉になる自分の体を気にしている発言をするが、外見的には女性らしい体つきをしている。3サイズやドラマCDでのアイビス・ダグラスとのリンボーダンス勝負でも分かるように、その筋力トレーニングゆえに引き締まったナイスバディで、年齢の割にグラマラスである。OGシリーズにおいては周りの女性がナイスバディ揃いなのが、リューネのコンプレックスの原因と思われる。
また、父親譲りの科学者としての才能もあるようで、旧シリーズではラ・ギアスの技術を用いてヴァルシオーネをヴァルシオーネRに改修している。なおαでは、エアロゲイターと手を組んだジュピトリアンの手によって改修され、『α外伝』ではウェンディ・ラスム・イクナートの改修イベントがある。その改造経緯は、本来彼女が究極マシン・ヴァルシオンのパイロットになるはずだったが、少々ズレた感性のためデザインが気に入らないという理由で拒否し、代わりにヴァルシオーネを造ってもらい、後にヴァルシオーネRに改修した時に、気になっていたスタイルを改善するというもの。
趣味は貯金で、かなりの時代劇マニア。男勝りで気が強いが、お世辞に弱い。明るく、真っ直ぐな性格の持ち主で、そのことは父親の仇の大義を認め、すぐに和解した器の大きさからも窺える。また、自分の父が力に溺れる姿を見ているためか、強大な力に取り付かれて大義を見失う者を嫌う。ただし、政治には疎いところがあり、『EX』では、「立憲君主国では王に大した権力は無いが、国の象徴としての価値は高い」ことを理解しきれず、ヤンロンを呆れさせた。
当初の予定では二股を良しとしない阪田氏が『魔装機神』2章ではリューネとザッシュをくっつける予定だったのだが、色々あって現在の形に落ち着いている。
初出および初参戦は『第3次スーパーロボット大戦』だが、時系列的な初登場は、『第2次スーパーロボット大戦G』およびPS版の『第2次スーパーロボット大戦』(『第2次G』での扱いについては後述)。
なお、数少ない明確に加齢されたことが確認出来る(『EX』で「17歳になった」と発言している)オリジナルキャラなのだが、公式設定では(『EX』以後の設定である『魔装機神』ですらも)一貫して「16歳」である。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- 後述の『第2次G』に合わせ、PS版ではエンディングでシュウ・シラカワとの会話がある。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- 『第3次』と矛盾するが、隠し要素で「脱出」でぎりぎりまでマサキを残していると出現し仲間になる。ただし、最終話の前で仲間から外れる。エンディングでシュウとの会話がある。熱血が無いのが残念だが、サイコブラスターによる削りとしてなら十分。
- 第3次スーパーロボット大戦
- 初参戦作品。「リューネ、そしてヴァルシオーネ」で敵として登場するが、攻撃はしてこない。隠し要素で生き残っていればカロッゾ出現後にNPCとなり、最後に倒すと仲間となる。PS版では全味方パイロット中、唯一挑発を覚えるため、敵の誘導役として便利。
- スーパーロボット大戦EX
- リューネの章で主役となる。カークス陣営に所属しシュテドニアス軍と戦う。通常だと、後にラ・ギアスに覇を唱えるようになったカークスと袂をわかち、戦って倒すというストーリーだが、ISSを使ってシュウと戦った場合、マサキたちのチームと合流し、フェイルロードを倒して真のエンディングを迎える。なお、マサキの章と矛盾するためか、『魔装機神』ではこのルートを通っていないのが正史。能力的には集中と閃きが削られ、ヴァルシオーネの弱体化もあり「第3次」より使い勝手が悪くなってしまった。
- 第4次スーパーロボット大戦
- シナリオ「リューネ・カプリッチオ」から登場。プレシアを人質に取られ、敵として出現。マサキで説得可能。容量の都合でシュウ達が仲間になる場合は、反発してヤンロンと共に離脱してしまう。魔装機神系キャラの特徴として熱血の習得が非常に遅く(Lv54)、普通にプレイしていると覚えないことも多い。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 声がついた。プレシア救出のためにカロッゾと戦うシナリオが追加された。シュウが仲間になっても離脱しなくなった。
- スーパーロボット大戦F完結編
- ラビアンローズで彼女が参戦すると、ようやくサイフラッシュが使用可能になる。マサキとケンカするイベントもある。乗機の武装は射撃メインだが、彼女の能力が格闘寄りなのがアンバランス。レベル40後半あたりから激励を2回使えるようになる。努力を併用したサイコブラスターで一息にレベルを上げられるはず。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 会うシーンはないもののαシリーズでは父親が存命。
- 父ビアンとジュピトリアンを訪ねた際に父と共に捕らわれの身となり父を人質にとられロンド・ベルと戦うことになる。マサキに科学者として利用価値のあるビアンに危害を加える可能性はないと説得されジュピトリアンの基地内部で、またはジュピトリアンに追われている最中に仲間になる。ユーゼスに操られてアンティノラに搭乗するシナリオもある。搭乗機のヴァルシオーネRに「円月殺法」が復活した。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 原作の再現が多いため、割と出番が多い。「円月殺法」はウェンディの改修イベントを待つことになる。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2016年12月開催のイベント「地底世界からの来訪者」の報酬としてヴァルシオーネR共々登場。キャラクターグラフィックは河野氏による描き下ろし。
魔装機神シリーズ
シリーズが進むにつれ邪神及び巨人や精霊などが主題になっていく影響か、徐々に出番や機体性能など扱いが悪くなっていく。
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 第2部から味方になる。搭乗機が無属性のため、風属性のサイバスターに搭乗するマサキよりも使える場面も多い。精霊界での修行イベントなど、魔装機神と同格の機体として扱われる。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- SFC版のテキストにあった未成年の飲酒描写(ビール)が修正された。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 幸運が消滅してしまい、前作とは違い資金稼ぎに活躍できるのが(自由枠で幸運を習得できる)後半になってしまった。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- 前作から使い勝手はそこまで変わらないがスキルの関係やバランスの問題で前作ほど活躍はさせづらい。ストーリー上の出番は前作以上に少なめだがマサキ同様先輩としてツレインやレミアを気遣う場面が多い。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END
- 中盤以降、アンティラス隊のメンバーと共に加入。本作ではラ・ギアス7大超兵器が全員任意でポゼッション(またはそれに順ずる)を使うようになった影響をモロに受けており、戦闘力は「通常時の」魔装機神とは十分張り合えるものの、終盤のポゼッション状態が普通になってくる状況では少し物足りなくなる。それに加えて相変わらず最強武器の円月殺法とリューネの格闘値が釣り合ってないのもあり、下手するとレギュラー枠も怪しいかもしれない。機体改造とスキルのセッティングで十分戦えるのは確かなのだが……。
OGシリーズ
信頼補正がある作品ではマサキとの間に恋愛補正が双方向に発生するが、リューネのほうがレベルが高く受ける効果が大きくなっている。OG2までの描写だとマサキに恋愛補正を与えられるのがやや意外にも思える。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
- 『第3次』を踏襲する形で登場し、仲間になる。よって、乗機は久々にヴァルシオーネ。ガンファイト・アタッカーを持っているため、トップエースとして使っていける。敵陣に囮として放りこみ反撃で敵を殲滅しよう。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- インスペクター四天王の一人・アギーハとライバル関係になる。前作同様、ヴァルシオーネRへの改造が行われていないため、「円月殺法」はまだ使えない。アタッカーがリベンジになったことでより反撃戦法がやりやすくなった。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
- 「与える最終ダメージ+10%」は全パイロットでも最上級のエースボーナス。闘志のツイン精神を得てさらに囮向きに。OG2.5では、ヴァルシオーネのマップ兵器・サイコブラスターがODEシステムに有効として、危険視されている。また、それがきっかけで、セルシア・ファームと深く関わることになり、彼女の元恋人であるカイル・ビーンが搭乗するミロンガを撃墜することで、同機を入手するフラグがある。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- 基本的に能力は『OGS』から変化無し。リューネ本人は相変わらず優秀なのだが、専用機のヴァルシオーネが息切れしている上に参戦時期も遅く、正直言って一線を張るには厳しい性能。ついでにフラグに関わるミロンガも弱体化。自軍ユニットの数が多いこともあって、愛着が無いと2軍落ちする。最終決戦のシュウとの対決を再現するなら、惜しみない愛が必要。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 『EX』をほぼ踏襲する形で出演。リューネルートでは非常に目立つ。テキスト面では旧作で見られた脳筋思考や軽薄な描写が修正されたため昔とはかなり印象が異なる。また今作でも17歳という設定は健在。EX編終了と同時に離脱する。後にプレシアを焚き付けて地上へ赴くもルイーナに捕まり、マサキにこってり絞られた。DMLシステムを使う者同士トウマに愛用の品を贈る一幕も。
- スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
- シナリオデモのみの登場。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- 終盤戦でマサキらと共に合流する。やはり、円月殺法と射撃系の成長パターンとの不整合が痛く、マサキ共々影が薄い。
- スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ
- ほぼ、ゲームと同じ初登場シーンから。活躍している印象は残念ながら薄い。ヴァルシオーネ搭乗時の姿がパイロットスーツであることが初判明した。
- スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
- 「凶鳥の眷属」で初登場。ナイスバディな姿が強調されている。
パイロットステータス設定の傾向
トータルでの能力は高いが、他キャラとヴァルシオーネの基本性能からすればやや劣る。『魔装機神』ではずば抜けて高い数値(マサキらを抜いて)。 OGシリーズでは一貫して万能系ではなく射撃系の成長で、全味方キャラ中最高の回避値を誇る。そのため『第2次OG』以降では必殺技の円月殺法との相性が良くないという問題も発生。 また、精神コマンドや技能の修得が遅いことがある。
能力値
魔装機神シリーズでは射撃や格闘は満遍なく高い数値だが、専門職のキャラクターに比べたら平均よりやや上というところ。『魔装機神』ではマサキに次ぐ速さで2回行動を習得する。 OGシリーズでの能力は前述の通り。
精神コマンド
- 熱血、気合、集中、必中、ひらめき、愛
- 基本コマンド。旧シリーズでは愛の効果がマップ味方全員のHP全回復なので重要な役目。OGシリーズではまだ愛は覚えてない(あればサイコブラスターの脅威が増す)。
- 第3次
- 根性、集中、ひらめき、気合、ド根性、激怒
- 第3次(PS)
- 根性、集中、ひらめき、気合、ド根性、挑発
- EX
- 根性、気合、てかげん、覚醒、愛、激怒
- EX(PS)
- 根性、気合、てかげん、覚醒、愛、激励
- 第4次(S)
- ド根性、ひらめき、気合、鉄壁、愛、熱血
- 前述の通り熱血の修得が非常に遅い。
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- ド根性、ひらめき、幸運、愛、再動、熱血
- 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- ド根性、気合、不屈、手加減、熱血、自由選択
- F完結編
- 根性、ひらめき、努力、熱血、気合、激励
- α
- 集中、努力、ひらめき、てかげん、熱血、激励
- α外伝
- 集中、努力、ひらめき、加速、熱血、気合
特殊技能(特殊スキル)
- リベンジ / ガンファイト / 気配察知 / 分身
- 旧シリーズやαシリーズでは特にない。OGシリーズではリベンジとガンファイトで、射撃を最も生かせる。ただしガンファイトは成長速度・最高レベルともに高くないので、PPに余裕があるなら上書きして一から覚えなおすのも手。『魔装機神』では気配察知が最高レベルに到達し、分身も高い数値を誇る。なお、特殊技能の分身のおかげで、ヴァルシオーネ(R)にデフォルトで分身がついた。
- 第3次(PS)
- 切り払いL4
- F完結編
- 切り払いL7
- α外伝
- 援護L1、切り払いL2
固有エースボーナス
- 「与えるダメージが+10%」
- 極めて強力なエースボーナス。OGシリーズでヴァルシオーネが十分に戦える支えでもある。
- 「援護攻撃の最終ダメージ+15%」
- 『第2次OG』ではこちら。自分から仕掛ける際の攻撃力は落ちたが、リューネ自身は援護攻撃と連携攻撃を最初から持っているため、やはり非常に強力なボーナスである。ただしヴァルシオーネRになると、単体攻撃版クロスマッシャーが無くなってしまうのが泣き所(代わりのクロスソーサーは射程と威力が落ちており、隠し武装の円月殺法は射程が短い)。
- 『OGMD』では円月殺法が正式武装になったが、問題点までは解決に至っていないのが惜しい。
パイロットBGM
- 「熱風!疾風!サイバスター」
- マサキ・アンドーおよび、サイバスターのテーマ。参戦当初は本曲。
- 「フラッパーガール」
- リューネ・ゾルダークおよびヴァルシオーネのテーマ。作品によっては「フラッパー・ガール」と区切られている場合も。和訳すると「お転婆娘」または「じゃじゃ馬娘」となる。長い間奏が特徴的だが、これは版権作品ver.にのみ存在するもので『魔装機神』ver.には存在しない。OGシリーズでは、『OG2』までは版権ver.ベースだったが『OGs』以降は『魔装機神』ver.ベースとなっている。
- 「ヴァルシオン」
- 『第2次G』がデフォルトで、『OG2』では条件を満たすことで設定変更可能。
人間関係
- ビアン・ゾルダーク
- 父親。リューネのわがままでヴァルシオーネを作った親馬鹿。衝突も多かったようだが、慕っていた。運良く顔は全く似ていない。
- マサキ・アンドー
- 父の仇だが、「可愛い」と言われたのをきっかけに、想いを寄せることになる。『EX』ではマサキといられるということも考慮して地上人召喚事件以降はラ・ギアスに残ることになる。他にも複雑な事情がある(世界征服を企んだ人物の実子)とは言え、惚れた男と共にいたいと世界を捨てるというのは実はかなりの大決断では…。
- シュウ・シラカワ
- 父の協力者で、マサキのライバル。リューネにとっては微妙な関係の相手。『第2次G』およびPS版『第2次』のエンディングでは、父の最期を彼から聞かされる。『EX』では、戦うこともでき、戦うかどうかでルートが分岐する。
魔装機神シリーズ
- ホワン・ヤンロン
- 『EX』のリューネの章や『α外伝』の序盤では、一緒に行動している。性格は全く違うが、気の合う仲間。なお、『EX』ではリューネに「立憲君主国における王の価値」を説明するが、お世辞にも解り易いとは言い難い説明だったため、リューネがまた一つ賢くなることはなかった。
- ミオ・サスガ
- 時代劇好きという共通の趣味がある。これまでゲーム中で触れられたことは無かったが、『魔装機神II』でアンティラス隊の武器開示率を100%にすると鑑賞可能な「おまけ劇場」にて、時代劇の話題で盛り上がる様が見られる。
- ウェンディ・ラスム・イクナート
- マサキを巡る恋のライバルだが、リューネ自身はウェンディを慕っており、マサキに「そっちの気でもあるのか?」と冗談を言われるほど(リューネはこの冗談に対して「マサキが振り向いてくれなかったら、走っちゃうかもね」と返している)。一方、二人とも『魔装機神』のエンディングで、マサキとシュウの関係を勝手に妄想して意気投合(?)していた。
- プレシア・ゼノサキス
- マサキの義妹。『第4次』『第4次S』で彼女を無理矢理地上へ連れて行った際、カロッゾに誘拐される騒動を起こしてしまったため、マサキを激怒させた。『魔装機神II』では13歳になったにも関わらず、義兄マサキと非常に仲の良い(抱き付いて「一緒にお風呂に入ろう」などと言ったりする)様子を見せられ、ウェンディ共々やきもきさせられた。
- カークス・ザン・ヴァルハレヴィア
- ザッシュの父。野心と力に溺れる彼の姿に、リューネはビアンの面影を見る。もっとも、ビアンはカークスほど野心を持ってはいなかったが。
- ザシュフォード・ザン・ヴァルハレヴィア
- 一方的に惚れ込まれている。リューネもそのことに気付いており、決して彼のことを嫌っているわけではないが、マサキに対する想いからザッシュのことは友人としてしか見れず、ザッシュもそれを受け入れた上で思いを寄せ続けている。
- ロザリー・セルエ
- シュメルのフィアンセを自称する彼女が実はシュメルを憎んでいたことを誰よりも早く察し、かつてマサキを憎んでいた頃の自身と重ね合わせる。
- レミア・ザニア・ヴァルハレヴィア
- ザッシュの姉でカークスの娘。目玉焼きに何をかけるかで喧嘩になりそれがきっかけで仲良くなった。ロザリー同様父の仇が身近にいる人物だったためアドバイスを送った。
- ツレイン・ザン・レカニバン
- アンティラス隊の新人。『魔装機神III』でストレスをためている彼によく声をかけている。
- ガエン
- 『魔装機神II』では当初はデートを邪魔された事を根に持っていた。
- ティール・カーヴェイ
OGシリーズ
- アイビス・ダグラス
- テスラ・ライヒ研究所の所員で、よく馴染んでいる女友達の一人。ドラマCDでリンボーダンス対決をした相手。結果は、バーに胸が引っかかってリューネの負け。アイビスの貧乳が皮肉にも功を奏した。
- ツグミ・タカクラ
- 同じく女友達の一人。アイビスとリューネのリンボーダンス対決を仕組んだ張本人。リューネが憧れる女性的な体型の持ち主だが、本人は胸が大きいことを気にしている様子。
- セルシア・ファーム
- 乗機のヴァルシオーネにウイルスを仕込んで機能不全に陥れたのだが、セルシア自身の本意でないことにリューネは気付いて直ぐに受け入れた。女性の感性に鋭いリューネならでは懐の深さである。
- アードラー・コッホ
- 父の思いがこもったマシン・ヴァルシオンを量産し、「ゲイム・システム」まで搭載した科学者。リューネはそのことに対し、怒りを露わにする。
- ジーベル・ミステル
- 策を弄してリューネを罠に嵌めようとするが、返り討ちにあった挙げ句、馬鹿にされた哀れな男。立場上、旧シリーズのカロッゾを再現した人物(ただし時間軸の問題で、プレシアを捕えるという役目はアクイラに分割されている)。
- アギーハ
- インスペクター四天王の一人。年齢のことがきっかけで口論になり、OGシリーズではライバル関係に。なお、年齢については、四捨五入で30歳になってしまうカチーナやラーダは複雑な心境の様子。
- トウマ・カノウ
- 『第2次OG』では雷鳳を使いこなすべく自身を鍛えようとする彼に、リストバンドを提供した。
版権作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- ファ・ユイリィ
- 『EX』のリューネ編では旧知の版権味方キャラで同じ年頃の同性であるため、友人といえる存在として会話が多い。
- カロッゾ・ロナ
- 旧シリーズにおけるラストバタリオンの司令官。『第3次』ではリューネを仲間に引き入れようとし、第4次ではプレシアを人質にする。なお、原作と旧シリーズのカロッゾは人間性は異なるので注意。αシリーズでも会話はあるが、関係はない。
- アナベル・ガトー
- 『F完結編』では、大儀を重んじるがあまりディバイン・クルセイダーズの乗っ取りを企んでいるザビ家の連中に異常なまでに肩入れする彼を説得しようとするが、彼の頑固っぷりに呆れてしまう。
スーパー系
- デューク・フリード
- 『EX』におけるリューネ編の共闘仲間の一人。『EX』では正義感の強さ故に頑迷さも見せる彼にやや呆れることも。
- 流竜馬、神隼人、車弁慶
- 『EX』のリューネ編では最初に仲間になる版権キャラで会話も多い。
- 破嵐万丈
- 『α』では父と共に旧知。
リアル系
名台詞
戦闘台詞
- 「へへ、動体視力には自信があるのよね~」
- 戦闘中、回避に成功した際のセリフ。ビアンの課した猛特訓を乗り越えたリューネだからこそのセリフである。
- 「あたしの顔に照り映える月の光が、あんた、この世の見納めだよ。秘剣…円月殺法!!」
「我が身すでに鉄なり……我が心すでに空なり……天魔覆滅!!円月殺法!!」 - 『魔装機神II』の円月殺法の使用台詞の一つ。OGシリーズでは本編未登場だったが、遂に登場。ヴァルシオーネRのアニメーションと共に非常に見応えのあるシーンになっている。元々はドラマCD『天空の章』に収録されている、「白き鋼の天使ヴァルシオーネ」という曲の間奏中の台詞である。元ネタは勿論、眠狂四郎の円月殺法の時の「俺の顔に照り映える月の光が、お主、この世の見納めだぞ」という前口上である(なお、曲中での台詞は『秘剣』ではなく『必殺』である)。
- ふたつめの台詞のトドメ演出ではさらに「……成敗」と続く。こちらの元ネタはテレビドラマ『影の軍団III』においてサニー千葉演ずる多羅尾半蔵のキメ台詞。
旧シリーズ
- 「…前から思ってたんだけど、あんた、ロデムみたいだね」
- 『EX』第10話「捕虜救出」シナリオデモより。ランシャオに対して。よもやリューネもユーザーも、『F完結編』にてランシャオの声が本当にロデムと一緒になるとは思わなかったであろう。
- 「ちょっと待ちな!」
「あんたの言ってることを要約すると『世界征服』って言葉になるよ」
「言葉でごまかそうったってだめさ。いくら表現を変えたって、本質は同じ。大体あんたの目、あたしの親父にそっくりなんだよ。あたしの親父も、おんなじ様な事言って結局失敗しちゃったよ。力に頼りすぎて、最後はもっと強い力に負けたんだ。手に入れた力が大きければ大きいほど、それに頼りたくなるものさ。でも、ホントは力に頼るよりもっといい方法があるハズなんだ。なまじ、力なんてあるから、それが見えなくなってるのさ。今のあんたは、手に入れた力に酔ってるだけだよ」 - 『EX』「カークスの目」より。カークスと会談したリューネ。彼女はカークスの目に、父・ビアンと同じものを見抜く。
- なお、この台詞はリメイク版LOEでも発言しているが、OGシリーズではビアンの目的はむしろ「自分より強い力を持つ者に地球の未来を託すこと」なのでこの発言はやや違和感が残るものになっている(それを考慮してか、『魔装機神II』ではリューネはエルシーネの博愛主義に「それが通るなら、親父は死ぬ事はなかった」と不快感を示している)。
- 「うーん、ヘビーな展開…あたしのタイプじゃないな、こりゃ」
- 『EX』最終話「超魔装機エウリード」より。ラ・ギアスの命運をかけ激突するヤンロンとカークスを横目にこのセリフ。色んな意味でノリが軽かった当時の作風を象徴している。さすがに『第2次OG』ではカットされた。
- 「あたし、君子じゃないもん」
- 『第4次』「アクシズに散る」より。プレシアの誘拐事件に関して、ヤンロンに「少しは反省しろ。君子は豹変し、小人は面を革むと言うぞ」と言われて。妹をリューネの失態で誘拐されてしまったマサキの前でこの台詞は暴言とも取れる。なお、『第4次S』ではヤンロンはプレシア誘拐事件に居合わせないのでこの台詞は存在せず、素直にマサキに謝っている……が、こっちはこっちでプレシアの救出をデート気分でやっている。どうも旧シリーズのリューネは軽率な点が目立つ。
- 「シュウが入るんなら、あたしは抜けるよ。シュウには前に、ラ・ギアスでひどい目にあわされたからね」
- 『第4次』「荒野の死闘」より。『第4次』ではシュウ達が仲間に加わると、この台詞を残してヤンロンやそれを追いかけたテュッティと一緒に仲間から抜けてしまう。マサキもシュウが仲間に加わるのが気に入らないため「いいんじゃねえの」と止めたりはしない。この台詞から察するに、リューネは『EX』でシュウと戦ったルートを通ったようだ(『魔装機神』との整合性が合わなくなるので、マサキと共闘したかは不明)。しかし、そのルートでシュウに喧嘩を売ったのはリューネなので酷い目にあったのは思いっきり自業自得である。容量の問題が解決された『第4次S』ではこの台詞がカットされ仲間からも抜けない。
魔装機神シリーズ
魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- (この人が……う~ん、確かに美人だわ、こりゃ。ホントに29才なの?)
- ウェンディを初めて見て。ライバルの見た目に驚いてしまった。
- 「ありがとう、マサキ……大事にするね」
- マサキからオリハルコニウムの原石を受け取って。ウェンディと違って彼の意志でリューネにあげている。またこの石がウェンディを救うこととなった。
- 「……実を言うとね、あなたのシュメルさんを見る目、愛している人っていうより、憎んでいる人を見る目みたいなの」
- 救出したロザリーに対して。彼女の隠し持つ想いを敏感に感じ取っていた。
- 「……ロザリー、あなた、ホントはカタキを討つつもりは、もうなかったんでしょ?」
- シュメルが父を殺した敵だったと語るロザリーに対して。自身の過去を語って彼女の思いを吹っ切らせた。
魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 「どうせまた、実は……でした。とか、後で説明するんじゃない?そういうキャラなんだから。あいつ」
- ヴォルクルスを巡って敵対したシュウを評して。シュウの行動に怒っていたマサキもその事は理解しており、この台詞の後で「ちゃんとした理由を説明しないと許さない」と笑顔で言っている。
- 「あの人達がわかってくれるとは限らないけど……少なくとも、あたしはずっとマサキの味方だから」
- ムデカやマーガレットのことで一人悩むマサキに対して。表面上は強がって見せたがマサキの心はまだ晴れていなかった。
- 「まあ、ちょっと気になる事と言ったら、最近マサキ、考えすぎてるって事ね」
- エランと違ってポゼッションができないことを悩むマサキに対して。マサキはサイバスターの持つ力の強大さを理解してしっかり考えて行動していたようだが、ウェンディとリューネはマサキは少し単純な方が良いと考えていた。しかしマサキの耳には届かなかった。
- 「それはそうだけど……下手するとテコ入れ、とか言ってライバル出されちゃうかも知んないでしょ」
- おまけ劇場にて、「続きがまだあるらしいし、話が進めば、関係だって変化するでしょ」といったミオに対して。
- まあ、『II』本編ではサンドリーブ姉妹はマサキを仔犬のように懐く、サイフィスはマサキの俗っぽいところを気に入ったと明言している(後者に至ってはあるEDからリューネやウェンディから恋のライバルではないかと疑われる始末)。
- なお、続編では彼女が懸念(?)しているであろう新たな恋敵は出て来ることはなかったが、そのマサキは無意識に「可愛い」と言わせて狼狽させた女性を出してしまった……。
魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- (……でも、ザッシュ、変に思い詰めてなきゃいいんだけど)
- ザッシュがアンティラス隊を抜ける際に。ロザリーの時同様、ザッシュの思いを見破っていた。
- 「……ホントのところを言うとね、仇だとか恨みだとか、そういう事は最初から考えてなかったのかもしれない。ただ、自分の気持ちを整理できなくて、そこをスッキリさせたくて、がむしゃらになってて……それで、がむしゃらにやってきた結果が今の状況……って感じなんじゃないかな」
- レミアから父を殺した人を愛するのはどういう気持ちか問われ。
OGシリーズ
- 「何だ、そんなの簡単よ。続きに『天の裁きは待ってはおれぬ』って入れてみてよ」
- 「毒蛇の牙」にて。リューネの時代劇好きが窺い知れるセリフ。元ネタは『必殺仕置人』のオープニングのナレーションである。この一言で、ヴァルシオーネのメモリーに隠されていたビアンのメッセージのプロテクトが解除された。ビアンは娘の趣味を理解したうえで、娘に大義を託していた。
- 「そもそもはアンタ達が、一方的に仕掛けてきた戦いだろうが!」
- ジ・インスペクターの第24話より。最終決戦でシカログが戦死した後、彼の死で逆上したアギーハを上の台詞で断じた。『第2次OG』ではゲスト軍相手の戦闘台詞になっている。
中断メッセージ
- リューネ「ほら、キョウスケとエクセレンみたいにさ、あたし達も…」
マサキ「あたし達も?」
リューネ「何か合体攻撃を考えようよ」
マサキ「合体攻撃ぃ?」
リューネ「うん。クロスマッシャーとアカシックバスターでアカシックスマッシャーとかさ」
マサキ「う~ん、そうだなぁ…」 - 『OGS』におけるリューネのマサキへの提案。『合体攻撃』のネタは『スーパーロボット大戦α for Dreamcast』のサイバスターとR-1からだが…。
そしてこの会話は魔装機神IIで現実化することに。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「じゃ、何で必死になってその王子様を助けなきゃいけないわけ?」
- 『EX』第9話「テリウス王子」にて、立憲君主国では王に大した権力が無いことを知ったときの第一声。要約すると、「大した権力も無い王子を必死に助ける理由が何なのか分からない」……ということ。国家のトップである大統領が絶大な権力を持つアメリカ(民主主義・共和制・大統領制)出身であることが「頭痛モノの意味で」窺い知れる台詞である。
- 「能ある鷹は爪をカークス……なんちゃって」
- 上の場面の後、リューネの鋭さにヤンロンが感心した直後の言葉…台無しではあるが、このダジャレにより、リューネが普段使っている言語が日本語であることが分かる。なお、『魔装機神』ではこの話を聞かされたミオに「ギャグがいまいち」と駄目出しされる。
- 「あいつを見て敵のスパイだと思うんなら、医者に行った方がいいと思うけど」
- 『OG』リュウセイ編第33話「偽りの影」より。リュウセイが未だ尋問を受けていることについて。確かにリュウセイはスパイには全く向かない人材ではあるが、あまりにもあんまりである。
- 「え?お似合い?ホントに?」
- 『魔装機神II』「ハッカー対クラッカー」より、エランから「単細胞同士だからお似合い」と嘲笑されるも、後半の台詞だけを都合よく受け止めた。これにはエランも呆れてしまう。
- 「す……すごい……お金持ち……マサキ、結婚して!!」
- マサキの貯金が7億もあったことを知っての台詞。マサキからは「金に目が眩んでる」と呆れられた。
- 「うっ……た、戦ってる最中にそんな事気にしてられない……ですわ」
- 『魔装機神II』「国境線の攻防」でリシェル・グレノールとの戦闘前会話より。乱暴に怒鳴り付けてきたことをリシェルに「女の子なんだから言葉遣いに気を付けなさい」とたしなめられ、言った台詞。珍しくお嬢様っぽい物言いだが、聞いたリシェルからは「あなたには似合わない」とあっさりダメ出しされてしまった。
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