バーン・バニングス
バーン・バニングス(Bern Bunnings)
ドレイクに仕える騎士。コモンでありながら高いオーラ力を持ち、オーラバトラーを操っていた。パイロットとしても第一人者で、オーラバトラー隊の隊長を務め、召喚されたショウ達の指揮も執っていた。
当初はドレイクの信頼も厚く、ドレイクの娘・リムルの許婚になるなど、出世街道を上がりかけの所だったが、ショウの出現でケチがつきはじめる。軍団長としての戦果は悪くないものだったが、個人の戦いではショウのダンバインに毎回敗退してしまい、ドレイクに隊長の座を追われる。その屈辱からプライドや過去の栄光を捨ててまで、ショウを仇敵として付け狙うが、その度に敗北を重ねる。
遂には、その名と顔さえも捨てて仮面をかぶり、ショットの私兵「黒騎士」として生きることになる。怒りと憎しみで増大したオーラ力はショウとビルバインさえも苦しめたが、最後にはショウと生身で差し違えた。
自身の死から700年後、バイストン・ウェルにラバーン・ザラマンドとして転生する(『New Story of Aura Battler DUNBINE』)。
『聖戦士ダンバイン』のパラレル設定である小説『オーラバトラー戦記』では主人公の城毅(ジョク)の戦友となっており、後にジョクとは立場上は敵対する事になるが、『ダンバイン』とは異なり彼への怨恨に染まる事は無く、刃を交える事もなかった。
登場作品と役柄
基本的に殆どの作品で最後は死亡するが、『EX』(シュウの章限定)、『UX』、『CC』、『BX』では自軍で使用可能である。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- 初登場作品。マサキの章でビランビーに乗って現れる。最初からショウがビルバインに乗っているため、すぐに倒されてしまう。
- また、シュウの章では隠し要素でシュウの説得により自軍に引き入れることが可能で、サフィーネの手で強化されたズワァースに乗ることになる。
- 第4次スーパーロボット大戦
- 後半は原作通り黒騎士になるため、序盤のみの登場。この時には、何気に原作では一度も乗っていないビアレスに乗っている。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 「バーン・バニングス」としては『第4次』と同じ。黒騎士としては当該項目を参照。
- スーパーロボット大戦F
- 初めて声がついた。しかし、トッドとショウにはDVEが多いのに彼には何もなく、バーンとしては一回だけの登場である。
- なお、『完結編』には登場しないので、『完結編』にデータを写すとキャラクター事典からも消えてしまう。結構扱いが悪い。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- ドラムロ、レプラカーン、ビアレスに乗る。ビルバイン夜間迷彩仕様の入手に関わっている。50話「ヴァリアブル・フォーメーション」以降は黒騎士として登場。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- そこそこ強化されているがショウには到底及ばない。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- ストーリー開始からバイストン・ウェルが舞台のため序盤は出番がある。
- スーパーロボット大戦COMPACT2
- 第1部はバイストン・ウェルルートのみに登場。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 出番は『COMPACT2』と同じ。放っておくとアルフィミィに落とされてしまうことがままある。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 最初から黒騎士として登場し、素顔を見せるのは最終決戦時のみ。最終搭乗機もズワァース。ドレイクとショットの戦死後にユキムラに拾われ、彼にセレスチアル・リアクターに接続された事で強化されるが、マクロス近海での戦闘で戦死。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 『SC2』以来6年ぶりに参戦。担当声優の速水奨氏による音声が新規収録された。プロローグでいきなりショウと刺し違える(黒騎士の姿は登場しない)。その後、ショウ達と同様にUXの世界に転移し本編ではガランの客将となる。プロローグでは原作再現でガラバに乗っているが、いつの間に入手したのか乗機はズワァースである。彼の下で改めてショウと決着をつける準備をしていたが、ショウに「怨念を殺された」せいか、その行動から怨念はさほど感じられない。
- 通常は決着後に死亡してしまうが、フラグを満たしていれば隠し要素としてショウとガランの言葉を受けてエルシャンク内で改めてショウとマーベルに(生存していれば羽佐間翔子とカレンからも)説得され彼らと共に歩むことを決意、UXに仲間入りする。こうして、遂にスパロボシリーズで初めてショウとの和解と共闘が実現することになった。
- 仲間になるのも全体的に見ても第31話と早いため長期間育成でき、本人の能力の高さとズワァースの強さやショウやマーベルとの合体攻撃もあるため機体に改造を施せば即戦力となる。ただし「聖戦士」技能が無いために火力はショウどころかマーベルにすら劣るため、プレイヤーによってはズワァースから降ろされる場合も。気になるなら同時に入手できる「アタッカー」を付けよう。
- 仲間に加わってからは、「本来は死んでいたはずだったが、死の運命を乗り越えて生きる道を勝ち取った者」の一人としての描写も多く描かれている。これまでのSRWシリーズでは殆ど最期には死亡してしまう運命を辿ってしまっていただけに、非常に感慨深い扱いといえる。なお、彼やカレンの口から、「死んでいた可能性」の声を聞いたという話が聞ける。
- 当然主人公キャラではないのだが、サコミズの説得に参加できる。しかも、説得可能キャラの半分近くは外れという中、彼の説得は有効。同じ憎しみに身を焦がした者として、通じるものがあるのだろうか。
- 全てが終わった後は、船に乗って自分探しの旅に出る。この際にエレボスから「海の上で一人ぼっちで泣いてるんじゃないか」と突っ込まれているが、これは原作で地上界に出たあと撃墜されて海をさ迷い、地上の漁船に救助され、その際に自分の惨めさ等色々込み上げてきたのか甲板で体育座りしながらひとり泣いていたエピソードに由来する。ショウは「明日なのか、生まれ変わった来世なのかわからないが、いつかまた必ずバーンと再会する時が来る」と考えているが、その再会が殺し合いでない事を願いたいものである。
- 総じて、ショウと和解する上に生存して仲間になり、仲間になった後も同じ「死を乗り越えた者」として意外な隠しキャラとの絡みも用意されているなど、歴代で最も扱いが良く、バーンが救われた作品と言っても過言ではない。
- スーパーロボット大戦BX
- プロローグにて登場するが、再登場時には既に黒騎士となっており、度々自軍部隊と交戦する。今作でも隠し要素のフラグを立てれば生存し、終盤にズワウスに乗って仲間になる。
- 相変わらず「聖戦士」技能が無く火力はマーベル以下だが、ズワウスがバーン専用のため活躍しやすくなった。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- ズワァースに乗る。ショウと共に召喚された際に登場。その後は黒騎士として登場するが、ハイパー化のイベントにて正体を現す。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- ドレイク軍に所属してカイルス、そしてショウと対峙しているが死亡せず、UXに引き続きまたも味方になる。
- マシュマーやガランと一騎打ちを行うシーンが見所である。
関連作品
- バトルロボット烈伝
- ゲルスター帝国にて転写されズワァースを駆って敵として登場するが、バーンとして出てくるのは二度目以降(最初は黒騎士なので)。ハイパー化のイベントはトッドに取られ、そして回避能力がやたら凄いガラリアのバストール、股間のオーラキャノンが忠実に再現され色も派手なレプラカーンに乗るジェリル等と比べるとインパクトが薄い感じである。中盤ではネイと組んで帝国の防衛に当たっていた。
- リアルロボット戦線
- 敵専用パイロット。黒騎士とは違い、味方として操作できるマップは存在しない。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- 第4次(S)
- 切り払いL6、聖戦士
- EX(PS版)
- 聖戦士L8、切り払いL8
- UX
- オーラ力L8、底力L9、援護攻撃L2、全体攻撃L1
- 聖戦士を持っていないため、他の主役・ライバル級のオーラバトラー乗りと比べると攻撃力は一歩劣る。それを補う事を想定してか、彼が仲間になるとアタッカーのスキルパーツが手に入る。また、ショウ達とは違い、底力を高レベルで所持しているのも特徴。
戦術指揮
- 格闘武器の攻撃力10%上昇、防御力10%上昇、命中率5%上昇
- UX。攻守のバランスの取れた構成をしているが、特に強力な効果は持っていないため、選択の優先度はあまり高くない。
- ただし、ホウジョウ軍が出てくるシナリオだと複雑な心境を語ってくれるので、一度見てみるのも悪くない。
- 格闘武器の攻撃力上昇、防御力上昇、命中率上昇
- BX。
人間関係
- ショウ・ザマ
- ライバル。オーラバトラーの操縦技量はほぼ互角だったが、コモン故に地上人の聖戦士である彼にはオーラ力でかなり劣っていた。この差は新型のオーラコンバーターが開発されるまで埋まることはなく、奮戦空しく幾度なく敗退している。『UX』ではスパロボシリーズ初となる彼との和解劇が描かれた。
- ドレイク・ルフト
- アの国の地方領主で、バーンの主君。コモンとしては規格外に高いオーラ力を持っていたため、信頼されていた。しかし、度重なる任務失敗の責により見限られ、役立たずとして前線から遠ざけられる。
- リムル・ルフト
- ドレイクの一人娘で、バーンの婚約者。しかし、当の彼女はニー・ギブンに惚れてしまっていた。
- ショット・ウェポン
- ドレイクに捨てられた後の上司。ただ一つショウへの復讐のため、地位も名誉も名すら捨て、かつては同格であった彼の手駒同然になりながらも戦線復帰を果たす。
他作品との人間関係
バイストン・ウェル関連作品
リアル系
- ジェリド・メサ
- 『EX』のシュウの章にて共闘。その後、特に会話はないが黒騎士と姿を変えたバーンは『第4次』でもSFC版では「栄光の落日」で彼やライラ、カクリコンと共闘した(黒騎士が出てくる頃にはジェリド達が落とされている事も多いが…)彼もまた、バーンと同じく富野作品に見られる「ライバルを倒さないと前に進めなくなってしまった者」である。
- ただし、劇中最後まで主人公の強敵として立ちはだかれた分、バーンの場合はまだマシだと言えようか。更にバーンは『UX』や『CC』で救済されたが、ジェリドの方はそういった作品が(SRWシリーズでは)皆無である。
- マシュマー・セロ
- 『CC』では彼と一騎打ちを行っている。
- 東方不敗マスター・アジア
- 『CC』では「偽りの世界」にて彼と共闘している。
- パトリック・マネキン
- 『UX』では序盤のヨーロッパルートにて対決し、彼を破る。ちなみにバーンが自軍にいる時にパトリックが参戦するとその事について言及して狼狽させるシーンがある。
- 劉備ガンダム
- 『UX』では序盤のヨーロッパルートにて対決し、ちょっとした因縁の間柄に。
- 羽佐間翔子
- 『UX』で生存した場合、彼女達から自分達は似た者同士と評され、バーンが仲間入りする際も彼女に説得されている。
- ハイ・シャルタット
- 中の人が同じな主人公のライバルキャラクター。『BX』で生存した場合、戦闘前会話に加え、戦闘でもハイ・シャルタット専用のセリフが用意されている。
スーパー系
- ガラン
- 『UX』ではプロローグの『ダンバイン』最終話でのショウとの激突の後に『UX』の世界に転移した際、彼に救われ、彼の客将となる。
- バーンにとっては恩人であり新たな主君でもあり、敬意を表する相手でもある。そして、本作でのバーンの救済は、ショウだけでなく彼の後押しによるところも大きい。様々な意味で、下記のユキムラとは対照的といえる。
- 『CC』ではバーンがカイルスに加入しているため、彼と一騎打ちを行っている。
- 海動剣、真上遼
- 『UX』ではガランの客将となった後、ヨーロッパに侵攻した際に彼らと対峙する。
- 『BX』ではプロローグにてバイストン・ウェルに召還された彼らを聖戦士としてドレイク軍に加えようとするも反抗される結果となり、その後は地上に浮上する以前から彼らとも何度も対峙している。
- カレン
- 『UX』で生存した場合、彼女達から自分達は似た者同士と評される。
- ドクター・ウェスト
- 『UX』では第2部後半に彼が仲間になる際、UXへの仲間入りを表明する彼に対して「内容はともかくとして、彼の貫き通す信念は信用できる」とすぐに彼を信頼する意思を示す。
- マスターテリオン
- 『UX』ではバーンが本来辿っていた運命を知っており、直接対峙した際にはバーンを翔子やカレン同様に「死人」と称する。しかしバーンは自分はここにいるとしっかり断言する。
- ネロ
- 『UX』ではマスターテリオン同様、バーンに対して彼が本来辿っていたであろう運命を示唆する。
- ミア・アリス
- 『CC』では「宿命のクロス・ファイト!」にて仇敵であるギル・バーグとの決着に臨もうとする彼女に対し、グラハムやマイヨと共に援護を買って出る。バーンもかつてはギルのように宿敵への憎しみに染まっていた過去があった事を顧みると、深いものがある。
バンプレストオリジナル
- シュウ・シラカワ
- 『EX』のシュウの章にて共闘。
- サフィーネ・グレイス
- 『EX』のシュウの章にて共闘。彼女にズワァースを強化してもらった。
- シュウイチロウ・ユキムラ
- 『SC2』ではドレイクやショットの戦死後、彼に拾われた後にセレスチアルリアクターに接続され、強化人間同然と化し、彼に捨て駒として利用された挙句、散る運命に…。
名台詞
- 「若き地上人、期待する」
- 第1話、ショウの初陣が終わって。
- 「どうした、ただ蹴られただけだぞ!」
「ダンバインはガラクタだったはずだ…ただの試作品だったはずだ!!」 - 14話の空中戦で、ショウのダンバインにキックされただけで新鋭機(当時)のビランビーがパワーダウンしたことを受けて。ショウのオーラ力が戦うごとに強くなっていることを認められず、叫ぶ。
- このあたりからガラリアに大きい顔をされ、アレン達新しい地上人に小ばかにされ…と凋落振りがはっきり出てくる。
- 「私を自由に使えると思ったか?痩せても枯れても私は騎士だ!」
- 25話で、単身ショウを討ちに来たところを、リムル奪取を企て現れたトッドと出くわす。そのトッドに頭を下げて助力を願い出たのだが、いざ戦闘になるとこんなことを嘯き勝手に戦ってしまう。
- 「かつて部下だった男の命令なんか聞けるか」という気持ちだったのだろうが、そのせいで戦っていたオーラバトラーにリムルが乗っているのにも気づかず、彼女をどこかの島に墜落させてしまう失態を犯す。当然トッドに咎められ「俺が嫌なら一人でやれよ」と言われれば引き下がるよりなかった。
- 「私は勝ちたい、私は奴を破りたい……。私は騎士の出のはずだ!!」
- 25話で、レプラカーンをもってしてもなお、ショウに敗れてしまった時の台詞。これを最後に彼は黒騎士の仮面を被ることになる。
- 「力と、狡猾さだ!さすれば勝つ!!」
- ショウに「その怨念で何を手に入れた」との問いの答え。そしてショウから「俺は人を殺さない…その怨念を殺す!!」と続く。スパロボではこの台詞が続くのだが、劇中では少し間が空く。
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「ショウ、二体同時攻撃で仕掛けるぞ」
「我々のオーラ力、とくと味わってもらおう!」 - 『UX』にて、ツインオーラアタック使用時。この後も信頼感あふれる掛け合いを続けつつ、かつてライバルであったが故の絶妙なコンビネーションを見せる。ある意味、本作の象徴と言える。
- 「力も狡猾さも、今はいらん! ただ、勝利を得るため戦うのみ!」
- 『UX』にて、カリ・ユガとの戦闘セリフ。怨念を殺されて浄化を乗り越えたバーンは、ただ一人の騎士として、世界を滅ぼす神に挑む。
- 「エイサップ! 私の戦い方をよく見ておけ!」
「若き聖戦士よ、ここは貸しにしておく!」 - 『UX』にて、エイサップに対する援護攻撃、援護防御の特殊台詞。聖戦士でなくとも歴戦のオーラバトラー乗りとしての頼もしさに加えて、ショウたち同様にエイサップの事を見守っている事がよくわかる。
携帯機シリーズ
- 「ごふっ…!」
- 『UX』のプロローグにてショウとの一騎打ちの際に彼の捨て身の一撃を喰らって。
- 一見何気ない台詞に見えるが、今作においてはイベント戦闘や重要な場面で様々なキャラクターが発言するためプレイヤーに印象を残している。
- 「意味などないのは元より承知!それでもお前との決着をつけねば私は前に進めぬのだ!」
「人はそれほど自由にはなれぬ! 宿命からも、己自身の感情からもな! だからこそ今生での決着を求めるのだ!」 - 『UX』第31話におけるそれぞれショウ及びマーベルとの戦闘前会話。「仕える国もないのにこの戦いに意味はあるのか」「ショウに執着するのはやめて別の生き方を探せ」と叱責された際の返答であり、よくある「復讐心を捨てて改心しろ」という叱責に対する一つのアンチテーゼと言えなくもない。
- 「貴様のせいで踏み外した人生に、恨みごとがないと言えば嘘になろう。されどッ! 騎士として残された最後の矜持で、今、私が求めるのは…ショウ・ザマ! 貴様との、決着のみッ…!」
- 『UX』第31話にて、ショウに一騎打ちを申し込んだ際の台詞。前の宇宙でのショウとの最後の一騎打ちにて彼に「怨念」を殺されて浄化を乗り越えたバーンは、ただ一人の騎士として、ライバルとの決着を所望する。
- 「ごふっ…! フ、フフ…またしても…敗れたか…だが、悔いはない…誰でもない…自らが選んだ道なのだから…」
- 浄化の果てに迎えた、ショウとの真の最後の決闘にて。ライバルとの最後の激突は、バーンの敗北に終わった。だが、その言葉に呪詛が感じられないあたり、「怨念」が完全に殺されたことを伺わせる。
- なお、生存フラグを立てたか否かによってこの後に続く台詞が変わる。
- 「さ、さらばだ…ショウ・ザマ…! 我が…好敵手!」
- 『UX』でフラグが立っていない時はこちら。
- 「閣下…御恩は生涯、忘れませぬ!」
- 『UX』で生存フラグが立った場面より。死を受け入れようとしたバーンを叱咤するショウの言葉に続き、出陣したガランから「心のままに自分の戦場を目指すがいい」と諭され、バーンはこの世界の主君であり、そして恩人である漢に、感謝の言葉を伝えて、「生きていくこと」を選ぶ。
- これまで様々な世界で常に無念の死を遂げる定めにあったバーンの運命が、大きく変わった瞬間である。
- (ガラン閣下…私はこの者たちと共に、運命の答えに辿り着いてみせます!)
- 『UX』第2部第32話「BIG“C"」シナリオデモに於ける加入時の追加台詞。ガランが目指し、そして辿りつけなかった「世界の真理」へと至る道を選択したバーンは、勝利でも復讐でもなく、ただこの世界に在る意味を知るために戦う道を選ぶ。
- 「ホウジョウ軍とやらも、地上の軍と手を組む道を選んだか。世界は違えど、辿る道は同じのようだな…」
「敵にラインバレルを渡すわけにはいかん! そこを死守しつつ、敵の迎撃にあたれ!」 - 『UX』第35話「選択-けつい-」にて、戦術指揮を担当した際の台詞。かつてのドレイク軍と同じ選択を取ったホウジョウ軍にバーンも複雑な心境を見せる。
- 「わ、私はここにいるぞ! 確かに、ここに存在しているのだッ!!」
- 『UX』36話にて呂布の玉璽によって「運命の声」を聴いた際のリアクション。なお、翔子が復帰している場合、台詞が見事に対応する(そこにいますか⇒ここにいる)。
- 「憎しみに身を焼かれ、怨念によって大いなる力を得んとするか!」
「私はいかにそれが無為かを知っている! その怨念…私が断ち切ってくれよう!」 - 『UX』第2部第38話「防人たち」に於けるサコミズとの戦闘前会話。かつて憎しみに身を焼かれ、その過ちを知った者として、怨念から開放された黒騎士は、憎しみに身を焦がす聖戦士と剣を交える。
- 「我欲にまみれ、振るうオーラ力がこうも醜いものだとはな…これ以上の暴虐を許すわけにはいかん! 各員、散開してホウジョウ軍を阻止するのだ!」
- 『UX』第40話にて、戦術指揮を担当している場合の台詞。東京を欲望のままに蹂躙するホウジョウ軍に対し、バーンも憤りを露にする。
- 「断ち切るのだ、リュクス姫! あの女を支配している負の怨念を!」
- 同じく『UX』第40話にて、野心を露わにした義母コドールに立ち向かうリュクスへの激励で。浄化を乗り越えた嘗ての黒騎士だからこその台詞。
- 「ああ、ヨーロッパの戦いで世話になったあのスーパーエース殿か。今度は引き際を誤らぬことだな」
- 『UX』の終盤にてマネキンの命により出向したアルティメット・クロスの面々に自己紹介したパトリックに対して。当然パトリックは「古傷をえぐるな!」と辟易してしまう。
- どうやら序盤でガラン軍に所属したときに交戦した彼の事を覚えていたことがわかるが、どうも1stシーズン彼とのやり取りを彷彿させてしまうのは、気のせいなのだろうか。
- 「ほぅ、5人目もマシンと一緒だとはな…」
- 『BX』プロローグでショウを勧誘する際に彼と一緒に召喚されたバイクを指して。原作と違い増えている3人目と4人目、マシンは『地獄の魔神』の事である。
- 「力尽くでも従わせる…と言いたいところだがこちらとて何度もそのような事をするのは本意ではない」
- そして断ることを示唆する発言をしたショウに対して。案の定地獄達はやらかしたようである。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「ショウ・ザマ、なぜウサギという動物は目が赤いのだ?」
- 『UX』の中断メッセージでの第一声。それに対するショウの答えは「ニンジンを食べるから」。
- で、この直後に自身の目が何故赤いのかと彼に問うのだが、ゲームのやりすぎで目が充血しているからであって……断じて同化現象に陥ったわけではないのであしからず。
- 「エネルギー切れだと!? 地上界のゲーム機というのはオーラ力では動かんのか!?」
- 更にその直後、3DSの充電が無くなってしまったらしく、ショウにそれを教えられて。この一連の流れは、今までのスパロボでは一度も見られなかったバーンとショウの和やかでコミカルな遣り取りであり、本作の二人の関係性の変化を端的に表したものとなっている。どこか天然気味なその台詞は、『オーラバトラー戦記』における彼を彷彿させるものがある。
- ……それにしても、仮にバイストン・ウェルにゲーム機があるのならば、それはオーラ力で動くのだろうか。
搭乗機体
- 黒騎士時代の搭乗機はリンク先参照。
搭乗機
スパロボでの搭乗機体
余談
バーン役の速水奨氏は左利きであり、基本的に右利き用に考えて作られているゲーム機の操作をとあるアクションゲームのインタビューにて「ジャンボ機の操縦くらい難しい」と表したことがある。流石にスパロボのような激しい操作を必要としないタイプのゲームはそんなことは無いだろうが。