GNZ-007 ガッデス(Gaddess)
イノベイター(イノベイド)が開発した「GNZシリーズ」、通称“ガ”シリーズのひとつ。
本機は中・遠距離戦向けの設計だが実際のところ戦闘能力が低い情報収集イノベイドの使用を前提にしているため、なるべく直接戦闘をしないようにGNファングを主体とした武装が施されている。つまりファングで相手を攪乱させてその隙に逃げる、といった戦法が望ましい機体なのである。だが、基本性能は“ガ”シリーズのひとつだけあって高く、十分に通常戦闘にも耐えうることは可能。
登場作品と操縦者
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 初参戦作品であるが、宇宙ルートの34話のみ登場。条件を満たすとアニューは刹那の指示とライルの行動により無事生存する。
- しかし、救出方法が「ガッデスのコクピットを引き抜く」という力技なためか、アニューを生存させても残念ながらガッデスは入手できない。
装備・機能
- GNバルカン
- “ガ”シリーズの共通武装で、両腕に装備。牽制用だが、それなりの威力を持つ。
- GNカッター
- “ガ”シリーズの共通武装。両腕に一基ずつ装備されている。
- GNヒートサーベル
- 手持ちの実体剣。GNファングをコントロールするためのアンテナでもあり、折られたりすると一気にコントロールが悪化してしまう。そのため、この武器で斬るのはまさに最後の手段である。
- GNビームサーベルファング
- 本機主兵装で、両肩に4基、腰に3基の計7基装備されている。先端からビームサーベルを発生させて斬りつける。ただし、他のGNファングのようにビームを撃つ機能は無いようだ。
移動タイプ
対決・名場面など
- 対ケルディムガンダム(2nd第20話)
- アニューが乗り、恋人のライルと対決。GNファングを駆使して翻弄するが、トランザムを発動したケルディムに武装のほとんどを破壊される。それでもなお、ライルは「戻ってこい」とアニューを説得し、彼女もまた彼の元に戻ろうとする。だが、リボンズに操られてしまい、アニューはGNヒートサーベルでケルディムを倒そうとする。そこへ駆けつけたダブルオーライザーの一撃でガッデスは爆散。アニューはライルに別れを告げ、宇宙(再世篇では地上)に散った…。
なお、第2次Z 再世篇では条件を満たすと、刹那が「コクピットを引き抜け」とライルに伝え、ライルは刹那の指示通りガッデスのコクピットを引き抜き、アニューを無事に救うことができるというIF展開になる。
関連機体
- ガルムガンダム
- GN-Zシリーズの初期の機体で、カラーリングがガンダムに似ている。外伝作品に登場するが、SRW未登場。
- ガデッサ
- GN-Zシリーズの機体で、遠距離からの砲撃が主体である。リヴァイヴ機とヒリング機が登場する。
- ガラッゾ
- GN-Zシリーズの機体で、近接戦闘が主体である。ブリング機とヒリング機が登場する。
余談
- 実は当初アニューはガラッゾに乗る予定だったが、「イメージに合わない」ということでアニュー役の白石涼子女史のファンでもあった柳瀬敬之氏が急遽描き下ろした機体である。なお、機体色は白石女史がリリースしたCDジャケットの色が投影されているとのこと。
- もっとも、ガッデスが誕生した理由の一つには「GNファングを搭載したGN-Zシリーズの機体も描きたかった」というのもある。
- 魔装機神にも同名の機体が存在するが、関係はない。ただし、魔装機神の方をデザインした福地仁氏は「00」に主要デザインで参加している。
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