セツコ・オハラ
セツコ・オハラ(Setsuko Ohara)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 声優:高口幸子
- 種族:地球人
- 性別:女
- 生年月日:9月3日
- 年齢:19歳⇒20歳
- 血液型:A型
- 星座:乙女座
- 好きなこと:スイーツの食べ歩き
- 所属:地球連邦軍⇒ZEUTH⇒新地球連邦軍(Z)⇒ZEXIS(Z2)⇒Z-BLUE(Z3)
- 資格:スフィア・リアクター(悲しみの乙女)
- 階級:少尉⇒なし⇒少尉
- キャラクターデザイン:河野さち子
『スーパーロボット大戦Z』の女主人公。
地球連邦軍の戦技研究班グローリー・スターに配属された新人パイロット。コールサインは「スター3」。
丁寧で正確な操作技術が評価されて、チームの一員となった。性格は内向的で気が弱く消極的で、物事を深く考えてしまう。自分が軍人に向いているのか、皆の足を引っ張っていないかなどを不安に思っている。バルゴラを駆り、運命に翻弄される人生を送る。性格的にランドとは完全に対極の存在となっており「陽のランド」「陰のセツコ」といった感じである。無印Z以降は本人の成長もあり、名実共のエースとしてグローリースターの誇りを胸に軍人として戦い抜く覚悟を確固たるものとしている。
優しい性格ゆえに周りの人間関係には気を配っており、子供好きなのか、レントンのような年少者への面倒見が良い。美人という事が作中でも明確に描写されており、特にレントンは鼻の下を伸ばしまくっていた。また、「悲しみの乙女」のスフィアの性質から「悲しみ」の感情には敏感になっている(このため、ユーサーが「偽りの黒羊」を用いて行った偽装ですら、ユーサー自身がその行動に悲しみを持っていたためにセツコには看破されてしまっている)。ただし、訓練の時に限ってはグローリースターとしての誇りと自負から非常に厳しい指導をする面もある。
とにかく不幸が目立つ主人公で、「幼い頃に戦災孤児になる」「親しい人を理不尽に殺される」「信じていた人に裏切られる」「機体に命を吸われていく」「力の解放の為に暴行を受ける」と、かなり悲惨な目に遭っている(最も、第3次Zにおいてセツコ以上に悲惨かつ波乱に満ちた宿命を背負った後輩が出てきているが…)。境遇は悲惨そのものであり、スフィア・リアクターに覚醒するほどの深い悲しみの持ち主では有るが、数々の戦いを経た後は、憎しみに呑まれることをよしとせず戦いによって広がる悲しみを止めるために戦うようになった。
超時空修復後は再結成したグローリー・スターごと新地球連邦軍に所属することとなる(そもそもMIA認定されていたわけではないので、全てが終わった以上当然の扱いと言える)。
多元戦争中に誕生日を迎えて20歳になっており、以来酒にハマっている。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- リアル系女主人公。まだ軍歴に乏しく実戦経験も無いので序盤では能力値が低い(特に技量が低く、初期値161)。一般に低いとされるカツ(初期値170)より下(ちなみにZで技量が一番低いのはチルで、初期値137)である。しかし、中盤のイベントでSP以外の能力値が+5され、特殊技能欄の「?????」が「SP回復」となり、格段に扱いやすくなる。後のイベントで、更に技量が+5される。
新兵という事もあり、シン、カミーユ、レントンらと絡みが多い。ランド編では常にアサキムを追いかけているので敵対関係となるが、最後には解消されている。なお、ランド編ではアサキムに完全敗北している描写があるが、代わりに悲しみの乙女のスフィアが発動しなかったのかアサキムに「必要ない」と言われている。初出撃のときデンゼルに命じられたバルゴラのガンカメラによる戦場の撮影という任務をその後も愚直に守り続けており、それが物語の終盤で大きな意味を持つ。
- スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
- 彼女の裏の姿が満載。既に成人している為、チーフが大好きだったビールを口にする事になる。なお、この件は寺田Pがブログで公表している。
- シークレットエピローグではデンゼル、トビーと共に再結成したZEUTHに参加。セツコが主人公の場合、前回の決戦から生還した事になるのだが、特にZEUTHメンバーの反応は無い。バトルシアターでアクエリオンアルファから不幸断絶拳を食らったのに、ダメージを0に抑えている。彼女の底無しの不幸ぶりを物語るエピソードである。
- エグゼクターとの戦いでは出撃枠の問題でデンゼル・トビーと組んでいることだろうが、バルゴラ・グローリーと違い二人の機体は飛べないのがネック。第2話・第3話では進撃速度の遅れが致命傷となるため、移動力か移動タイプのフォローを怠りなく。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 名前のみの登場。なお、劇中でのZEUTHメンバーからの語りなどの描写を見る限り、恐らくセツコルートが正史になっていると思われるが、ランドもZEUTHに所属していたともとれる語りもあり、スペシャルディスクが正史というのが正しいだろうか。
- なお、彼女のある一件から、ZEUTH内で「平行世界の同一人物同士の比較をしない」というルールが設けられたようで、平行世界の人物の話になると、たいてい誰かが話を制止する際に彼女の名が出てくる。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- どのルートでも第13話で参戦するが、第16話「次元の心央」で離脱。復帰は54話となり、使える期間は全部合わせてもたったの11ステージしかない。ちなみにランドと合流するのも終盤になってからである。ストーリー展開上仕方がないとはいえかなり不遇だが、その代わりに機体性能は据え置きで初期からSP回復習得済み、優秀なエースボーナスと相まって終盤戦では強力。
- 今回はバルゴラ・グローリーから離れていても不自由なく生活している上、シュークリームを買い食いしている描写もあるため、スフィアとの同調はサード・ステージに移行した模様。本作で共演したエスターやマルグリットとは良き友人関係となっている。そしてザ・グローリー・スターのカットインでは相変わらず盛大に揺らしていた。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 名前のみ言及、どこかの世界に転移させられてしまったと予想されていた。
- 第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇
- エイクロス・カスタムとバルゴラ・グローリーSに搭乗。SP回復があるので「集中」を使用しての切り込みに向くが、全体攻撃が使えないため殲滅力には欠ける。また、グローリーSへは9話で乗り換えとなるが、そのステージだけ戦闘台詞が異様にローテンション。
- 地味にエイクロス搭乗時は専用のカットインがあるが、ここを見るとバストサイズを強調する形でグラフィックが描き直されているのがわかる。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 序盤の分岐で北米ルートに行くと最速で参戦。能力は高く、バルゴラ・グローリーSも高性能なのだが、31話まで全体攻撃が使えない上にデフォルトで援護攻撃を持っていないため、基本的にはサブで運用することになる。なお、今回は敵対人物の男性にやたら執着される。
- 汎用カットインが変更され、袖から指先だけ出ているいわゆる「萌え袖」状態になっている。そしてザ・グローリー・スターのカットインでは再世篇以上に盛大に揺らしていた。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
前述の通り。しかし、同じく前述の通りPPを大量に稼げる為、養成で幾らでもフォロー可能。第2次Z以降は最初からエース格として十分な実力を備えている。
精神コマンド
- Z、第3次Z天獄篇
- 集中、直感、直撃、気迫、魂
- デフォルト誕生日で覚える精神コマンド。直撃がSP20で使用できるので、全体攻撃主体のバルゴラとの相性は抜群。ただZは作品自体がSPがかなり少なめの設定なので、いちいち直撃に頼らずにSPを温存したいなら、集束攻撃を取る価値はある。序盤はステータスが低めなので、集中を使う機会も多い。
- ちなみに、誕生日を本作の弟分・シンと同じ9/1・0型にすると、ラインナップも同じになる。これだと「気迫」の代わりに「加速」を覚えるので切り込む時に便利。
- 第2次Z再世篇
- 不屈、直感、直撃、気迫、魂、覚醒
- 「集中」は「不屈」に差し替えられ、「覚醒」が追加された。
- 第3次Z天獄篇
- 集中+、直感、気迫、魂、覚醒
- リアクターの中で唯一「加速」が使えない(ジェニオンはスズネが使える)ためパートナーで補いたい。メインを張るなら「加速」持ちと組みたいので、元々足の速いアレルヤやグラハム辺りと組むのがいいだろう。
- かなり早めに「気迫」を覚えるので立ち上がりが早いのが長所。
特殊技能(特殊スキル)
- Z
- 援護攻撃L4、SP回復
- SP回復は中盤でスフィア・リアクターとなってからイベント習得するため、それまでは養成なしの場合援護攻撃しか持っていない。
- バルゴラは射撃・格闘どちらも使い易いオールラウンダータイプだが、それゆえに器用貧乏にならないように気をつけたい。デンゼルとトビーの離脱時にはそれぞれのPPが還元されてくるため、若干余裕はある。
- 全体攻撃で敵チームを殲滅するならヒット&アウェイと集束攻撃、グローリー乗り換え後に援護特化にするなら連携攻撃と自前の火力増強の意味で再攻撃がほしい。Eセーブはどちらでも役に立つので、早めに覚えておきたいところ。
- 第2次Z再世篇
- SP回復、援護攻撃L2、サイズ差補正無視、見切り
- 多元戦争での経験が結実したのか、有用な技能をいきなり覚えている。援護攻撃はレベルが下がってしまっているが、エースボーナスが有用なのでその意味でも最大レベルまで上げておきたいところ。特に、小隊システムの消滅によりザ・グローリー・スターでの援護が可能になっている=高い射撃を大いに生かせるのが大きい。連携攻撃と連続行動、後はEセーブとヒット&アウェイがあればいいだろう。
- 第3次Z連獄篇・天獄篇
- SP回復、サイズ差補正無視L1、見切り
- 援護攻撃がなくなっている。またタッグシステムの導入でザ・グローリー・スターの援護がまた出来なくなっているため、Zと同様……にしたいところだが、参入から解禁までかなり時間が空くのが問題。とりあえずEセーブと援護攻撃をつければ当面は戦えるので、後はヒット&アウェイが欲しい。
小隊長能力(隊長効果)
- 射撃武器の攻撃力+10%
- Zで採用。非常に強力な効果だが、搭乗機にP属性を持つ射撃武器がトライチャージだけなのが非常に残念。砲台として使うならヒット&アウェイを。
エースボーナス
- 隣接する機体の与ダメージ+10%、被ダメージ-10%
- 第2次Z再世篇、第3次Z連獄篇、第3次Z天獄篇で採用。隣接する機体が戦闘する際に「分析」の効果を与えるのと同じ。
- 自チームおよび隣接する味方チームの与ダメージ+10%
- 第3次Z連獄篇、第3次Z天獄篇で採用。被ダメージ軽減効果は無くなったが、自チームにも火力強化が出来るようになったため、セツコ自体の火力も向上した。ボス戦などで上手くフォーメーションを組めば、総ダメージが大きく向上する有用なボーナス。グローリーSはどちらかというとサブ向けの機体なので、オリジナルならダメージアップのボーナスと援護特化のスキルを持つヒビキと組ませればいいだろう。
パイロットBGM
- 「THE RIGHT STUFF」
- セツコの前期デフォルトBGM。グローリー・スターはこの曲が共通デフォルトBGM。
- 「涙拭う翼」
- 覚醒したセツコ及び、バルゴラ・グローリーのデフォルトBGM。『Z』PV2で流れていたのはこちらの曲。
- 担当声優の高口幸子氏のブログにて、自作の歌詞が公開されている(一応、寺田Pなどの『スーパーロボット大戦Z』のスタッフ監修のもの)。
- 初代『Z』と『第2次Z』以降ではイントロのストリングスのメロディラインがわずかに変わっている。
- 「悲しみという力」
- イベントBGM。「THE RIGHT STUFF」のダウナーアレンジバージョン。
人間関係
- デンゼル・ハマー
- 「グローリー・スター」の隊長。堅物な軍人でないので、セツコには優しくレクチャーをして、任務外では冗談交じりに声を掛ける。メンタル面でもセツコを支える大人の男。冷えたビールが好物。
- トビー・ワトソン
- 「グローリー・スター」の隊員。気が軽いが、年が近いのもあって、セツコは恋心を懐く。意外にオタク傾向がある。
- レーベン・ゲネラール
- デンゼル、トビーを失った彼女の前に現れたカイメラ隊所属の青年。彼の配属で彼女の心の痛みは幾分和らぐ事になったが、それは彼女を2度目のドン底に叩き落とす為の布石でしかなかった。しかし彼自身も、最終的には絶望と錯乱の中で果てる。
- ジエー・ベイベル
- カイメラ隊の技術顧問で、セツコのバルゴラをバルゴラ・グローリーに改良した人物。「せっちゃん」と呼んで、色々便宜を図ってきたのだが…。
- アサキム・ドーウィン
- セツコから大事なものを奪う事で自らの目的を達成しようとする。セツコにとっても、絶対に許す事の出来ない宿敵と言える存在になる。再世篇ではランド・クロウと協力し、ひとまずの決着を見る。第3次Zで本格的な激突を繰り広げるが、アドヴェントの介入で最終的な決着は水入りのまま終わった。
- ツィーネ・エスピオ
- セツコとは敵対関係を取るが、ツィーネに戦う理由を問い質すと、ある事件がきっかけで彼女との接点がある事が判明。そして無駄な戦いを止めるよう説得する。
- ランド・トラビス
- Z序盤では敵だが後半で和解。その鋭い洞察力で彼女の身体の異常にいち早く気が付いた人物でもある。スペシャルディスクや再世篇では共闘を果たす。ランドのヒートスマイルは苦手のようだ。
- クロウ・ブルースト
- 再世篇で共演。彼女と同じくスフィア搭載機に搭乗している。クロウはZEUTHメンバーからセツコの話を聞かされていたが、スフィア・リアクターである事は知らなかった。
- クロウの借金についてはあからさまに幻滅していたが、一方で彼の借金返済に対する前向きな姿勢には感銘を受けた模様。黒の騎士団ルートEDではクロウの「ZEXISにはいい女が多かった」という発言に自分も含まれているのかと思いっきり照れる(酒が入ってた可能性もあるが…)
- エスター・エルハス
- 再世篇における妹分。
- ユーサー・インサラウム、ガイオウ
- 「悲しみの乙女」のスフィアにより、彼らの言動の裏に悲しみが存在する事を把握し、その真の目的を悟っていた。
- ヒビキ・カミシロ
- リアクターの後輩。彼にグローリー・スター式の訓練を課す。最終決戦前に戦いの後の進路を決めあぐねているヒビキにテストパイロットを勧めた。彼から見るとセツコは心技体の「技」の師匠である。
- バルビエル・ザ・ニードル
- 第3次Zにおける因縁の相手。連獄篇では記憶喪失を装っていた彼に「オリオン」という名前を与え気にかけていた他、自身のスフィア「悲しみの乙女」は彼の「怨嗟の魔蠍」の天敵とも言える性質を持っている。天獄篇では完全な敵同士だが、憎しみを晴らすためだけに生きる姿に悲しみを感じていた。また、自分も同じように憎しみに呑まれていたのかもしれないと考えており、あり得たかもしれない自分の姿を彼に見ていた。
- アドヴェント
- 連獄篇では疑念を持ちながらも共闘。
- 哀しみのサクリファイ
- 哀しみを司る御使いの為か、何らかのシンパシーを感じていた。
- ただし、他者を思って悲しむセツコには、表面上は他者を思っているが根本的には自分のためだけに悲しむサクリファイの悲しみの在り方は理解できなかったようだ。
版権作品との人間関係
10代後半~20代前半である為か、各作品の主人公等比較的若年層との交友関係が広い。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- シン・アスカ
- 彼の負の部分を和らげ、対フリーダム戦では戦闘のレクチャーをしつつ、復讐心で戦わないよう説得した。セツコ自身は過剰な訓練や度重なる事件でボロボロになってもアサキムへの復讐を胸に戦っていた為、自分のようにはならないで欲しいという意味合いでの発言とも取れる。
- 敵同士になった時にはスフィアに命を吸われていく体で戦ってはいけないと説得されながらも、自身の思いに沿わない戦いをしてはいけないと呼びかける。最終的には良き先輩・後輩の関係を構築していた。第2次Z再世篇でも久々に彼と再会しており、以前と変わらぬ仲の良さを見せた。
- なお、初代Zではセツコの誕生日・血液型をシンと同じ9/1生まれのO型にすると、精神コマンドの構成も同じになったりする。
- アスラン・ザラ
- 上官。ただし、年齢はセツコの方が上。
- キラ・ヤマト
- Z30話にて対峙した際、他の主人公格キャラが悉く彼の戦い方を痛烈に批判する中、彼女のみ「自分と戦い方が似ている」という感想を抱く。更に今までやってきた事をZEUTH(セツコ側)に許されるはずがないと思って黙って帰ろうとするキラ達に「言葉を伝えてもいないのに分かり合えるはずがない」と言い、まず自分達の考えや思いを言葉で伝えないと答えなんて出ないということを諭す。
- ルナマリア・ホーク
- 仲の良い同年代の友人。
- ハイネ・ヴェステンフルス
- 頼れる上司だったが、戦死してしまう。
ガンダムシリーズ
- カミーユ・ビダン
- 地球連邦軍に所属していたセツコにとって、カミーユを始めとするエゥーゴは初陣の相手でもあった。共闘する事になってからは機動兵器の操縦テクニックをお互いレクチャーし合い、気軽に会話できる仲へと進展した。また、サンドマン杯では共闘。
- ジェリド・メサ、カクリコン・カクーラー
- ティターンズに所属する彼らには見下されていたようで、散々小馬鹿にした挙句エマにたしなめられる一幕もあった。セツコの方は元友軍という事もあってか、対ロゴス戦でジェリドと共闘した際に彼の身を案じる発言もしている。ただ、彼らの口汚い発言には多少なりとも根に持っているのか、彼の事を微妙に見下しているような毒のある台詞も吐いている。
- エマ・シーン
- 序盤から面倒を見てくれる頼れる先輩。色々とセツコの事を心配していた。
- レコア・ロンド
- エマと共によく面倒を見てくれた先輩。彼女の撃墜、そしてティターンズへの寝返りにはセツコもショックを隠せなかった。セツコルートでは自軍に復帰する可能性がある。
- アムロ・レイ
- 彼や鉄也から熱心に指導を受ける。
- エニル・エル
- 一時的に彼女と一緒にいた事があり、彼女に助けてもらった。仲は良く、再会時もお互いに喜んでいた。
リアル系
- レントン・サーストン
- 美人のセツコにデレデレで、「綺麗なお姉さん」という認識だった。セツコもレントンに対しては年上としての余裕を見せている。部隊が分かれた時は彼女の事を思い、戦わされたときには説得するのであった。尤も、その頃にはエウレカという彼女がいたが。
- カシマル・バーレ
- トビーへの淡い恋心を暴かれた為、彼に対して怒りを露にする。
スーパー系
- 城琉菜
- 仲の良い同年代の友人。
- 剣鉄也
- 彼やアムロから熱心に指導を受ける。
- 神勝平
- 人間爆弾イベントで友達を失った際、自分と同じように憎い相手の手によって親しい人を失ったセツコに励まされる。
- 吉良謙作
- 初対面の際、彼を雷太と間違えてしまう。『似ている』と思ったプレイヤーも多いだろう。
- 赤木駿介
名台詞
戦闘台詞
- 「ガンホー! ガンホー! ガンホー!」
- レイ・ピストル(トライチャージ・イベント仕様両方)使用時の台詞。同じようなセリフに「それ、それ、それぇっ!」がある。どちらも、覚醒後は言わなくなる。
- ちなみに「ガンホー」とは、アメリカ軍海兵隊で使用されている士気を上げるための掛け声である。セツコもまた、訓練兵時代には厳しい教官殿にしごかれたのだろうか。
- 「アサキム・ドーウィン!」
- 敵キャラを名指しのみで言うのは珍しい例。
- 「全てを撃ち抜け、悲しみも! 運命も!」
- ザ・グローリー・スター使用時のセリフ。
- 「私の…みんなの想いを…力に…」
「あなたは……悲しみを広げる存在……」 - 連獄篇第9話「悲しみの乙女、再び」におけるグローリー乗換え後の戦闘台詞。異様にテンションが低くなっているが、この時のセツコは気力200の超本気モードである(限界値が増えたのではなく、現在値だけが増え、表示が200/150になっている)。スフィアが一気にサード・ステージに突入した影響で属性に飲み込まれたらしい。初代Zでの反作用状態を髣髴とさせる状態で、このステージをクリアするともとに戻る。
Zシリーズ
- 「よくも…! よくも私の心を覗いたわね!」
「言うなぁぁぁぁぁっ!」 - カシマルにトビーへの恋心を暴露された後の戦闘前会話。基本的に内気なセツコが本気で激怒した珍しい場面。
後に続々編にて恋心を暴露された人物が出てしまった。 - 「…私達は…彼らに何もしてあげられない…。かける言葉さえ…無い…」
「…ごめん…なさい…。ごめんなさい…」 - 第33話「星が輝く時」より。人間爆弾イベントで人間爆弾にされた浜本達が遠くへと去っていく姿を見て、自分達の無力さに涙を流していた。
- 「勝平君…その気持ちがあれば、きっと出来るわ」
- 前述にある通り、人間爆弾イベントで多くの人間が死んだ際、自分と同じように親しい人を失いながらも、弱音を吐かずに前向きに生きるセツコのように強くなると決意した勝平を励ました。
- 「そんなああっ!!」
- レーベンが本性を現した時の台詞。ランドは薄々感付いていて警戒していたが、セツコは全く気付いていなかったらしい。洞察力に優れるランドに対し、セツコの純真さが垣間見えるセリフ。
- 「レーベン大尉モ、シュラン大尉モ私ノ敵ダッタ……」
「私ノ敵……私ハ戦ウ……戦ワクテハ……」 - 同ステージの会話イベント終了間際。この時のセツコは目から光が消失した異様な状態であり、「悲しみの乙女」に取り込まれつつあることが伺える。幸いといっていいのか、戦闘終了後には一応元に戻ってはいる。
- セツコ「シン君…! あなたの心がスフィアを通じて伝わってくる…!」
シン「セツコさん…!」
セツコ「もうやめて、シン君! あなただって、こんな戦いを望んではいないはずよ!」
シン「セツコさんこそ、戦いをやめてくれ! このままじゃ本当に命をスフィアに吸われてしまう!」
セツコ「それでも私は戦う! それが私の決めた事だから! でも、シン君…! あなたは違う! 自分の心に嘘をつきながら戦うのなら、もうやめて!」
シン「だけど、俺は…! 俺は…戦うしかないんだっ!!」 - 原作再現ルート第56話「最後の力」で敵同士となったシンとの会話。互いに戦いをやめるよう説得していた。
- (あなたのくれたキャンディー…小石を舐めているみたいだけど、心を優しくしてくれる…)
- シンとの交流。スフィアの影響で感覚が失われる事によって、彼の優しさを心で理解する名シーン。
- 「ごめんなさい、チーフ、トビー…。私は…もう…」
- 黒歴史ENDルートより。自分たちのせいで世界を『果てなき戦いの環』に導いてしまい、戦死した仲間に謝罪した…。この台詞の直後にEDを迎える。
- 「黙りなさい!!」
「チーフに代わり、私がもう一度言います…!あなたは己にしかない正しい資質に欠けます!そんな人間はグローリー・スターには相応しくありません!」 - ZSPDのグローリー・スターレポート第4話にて、グローリー・スターの3rd候補だったティターンズ兵(アッシマーのパイロット)と対峙した時の台詞。「己にしかない正しい資質に欠ける」という理由でデンゼルに落第させられた恨みから、セツコが乗っているバルゴラを強奪しようとするばかりか、グローリー・スターを「無駄飯食いのクズの集団」と罵倒したティターンズ兵に対し怒りを爆発させる。
- 「反論は許しません!」
「黙れと言いました! あなたが口を開く事はグローリー・スターへの冒涜です!」
「チーフは私に教えてくれました。銃を持たない戦いもある事を…グローリー・スターは戦っていました! チーフもトビーも軍人として誇りと使命を胸に!あなたの小さなプライドではそれを背負う事は出来ません!」 - セツコの気迫に圧されつつ尚も恨み節を連ねようとする「3rd候補」を一喝し、彼の矮小さを斬り捨てた。セツコが初めて露にした激情を目の当たりにして、シンやカミーユらは驚愕する。
- 「チーフとトビーの遺したものは私が受け継ぎ、守ります!来なさい!貴方にグローリー・スターの戦いを見せてあげます!」
- 誠意一杯の虚勢を張って「俺の優秀さを証明してやる!」と喚く「3rd候補」へ照準を絞り込む。この時点で、勝敗は既に決していた。
- 「戦争も軍も個人の欲望を満たすための場ではないんです…使命も信念も無い戦いは悲しみを広げるだけの力です。私はそれを否定します。自分の戦いに誇りを持つため…この世界で生きていくために…」
- 上記のティターンズ兵が倒された後の台詞。なお、彼がグローリー・スターのテストパイロットを希望していた理由は「実戦に出ずにエリートとして出世できる」という欲であり、その本質をデンゼルに見抜かれていたと思われる。
- 「私は一人じゃない…!それを教えてくれた人たちの為、そして、その世界を守る為! 私は戦います…!使命と誇りを胸に!」
- 無人機軍団との初戦闘時に発生する戦闘前会話。紆余曲折を経て確固たる絆を構築した平行世界のトビー&デンゼルらのアシストを受け、新生グローリー・スターが戦場に舞う。
- 「聞いて下さい…!再生の為の破壊なんて必要無いんです!」
「失われたものは戻らないんです!破壊によって失われるものは…人の命は戻ってこないんです!」
「そんな悲しみと痛みで再生された世界を、私は否定します!」
「私は人間の可能性を信じています。それこそが生きる意味です…!」
「だから、貴方と戦います!世界と人々を守る事が、グローリー・スターの戦いです!」 - XAN-斬-との戦闘前会話。「地球再生」という大義の下に人類の間引きを敢行しようとする「執行者」の方法論を、グローリー・スターの仲間達と共に断固として拒絶する。
- 「確かにここにいる人の大半は私にとって初対面の人です…」
「でも、私が生死を共にしてきた人達が、その人達の事を信頼しているんです。それは信じるに値します」 - 第2次Z 再世篇序盤で、初対面のZEXISメンバーの為に戦う意思を示すセツコへ「人間関係の薄さ」を指摘して嘲笑するウェインに返した反論。凛としたセツコの言葉に、ウェインも非礼を詫び彼女の名前を訊ねる。
- 「これがあなた達のやり方なのですか?」
「こんなやり方が、あなた達の治安維持なのですか!」
「そうやって人々の悲しみが生まれ、それがいつしか取り返しのつかない事態を引き起こす…」
「もうそんな悲劇は繰り返させない! 私はそれを止めるために、あなた達と戦います!」 - 再世篇第14話での、アーバ・リントとの戦闘前会話。
- 「クワトロ大尉は聡明な方よ。きっと何か考えがあっての事だと思うわ。」
- 「そんな言い方をしては駄目よ。あの人だって私達と同じように喜んだり、悲しんだりするんだろうから」
- セツコ「………」
メール「どしたの、セツコさん? 今度は顔が赤いよ?」
セツコ「…私も…いい女の一人なのかな…って…」 - 再世篇黒の騎士団EDにて、クロウが女嫌いを返上した際に「ZEXISにはいい女が多かった」と発言した事に対して。よほどいい女として扱われるのが嬉しかったらしい(酒が入っていた可能性もある)。
- (スキンヘッドの人って…みんな、バイタリティに溢れていますね)
- 天獄篇第14話、ゼニトリーとの隠しイベント会話。その逞しい生き様に同じ髪型の隊長が重なったのか。
- 「貴方は…哀しい人だわ…」
- 天獄篇、ギルターの最期にて。
- 「バルゴラ…。今度は私があなたに力を貸すわ」
- 天獄篇第56話にて、真化融合時の台詞。
- 「あなたは悲しみという感情を無理矢理に植え付けられた…。それこそが一番悲しい事だわ…」
- ネオ・ハマリエル撃破時。
- 「無意味な憎しみ…。それはあまりに虚しいものだわ」
(バルビエル…。きっと私の悲しみとあなたの憎しみはほんの少しの違いでしかなかったのだと思う…) - ネオ・バルビエル撃破時。
- (アサキムが力を引き出したスフィア…システムが造り上げたイメージだとしてもアサキムは確かに生きていた…)
- ネオ・ハナエル撃破時。
迷台詞
- 「少しでも借金の足しになれば…!」
- クロウを援護したときの台詞。セツコさん、返済の字が抜けてます。
- 「ええと…ブルーフィクサーの雷太さんでしたっけ…?」
- 『Z』第13話「立ち上がれ、宇宙の戦士!」より。初対面のキラケンを雷太と見間違えて。キラケンと雷太は外見だけでなく声も酷似しているので間違えるのも無理はないだろう。
- 「にゃはははははははは」
- 酒を飲むと笑い上戸になる事が判明。普段とのギャップに驚いたプレイヤーも多い。ただ、この後「お酒ってとても楽しい」と語っているので、辛い事が続くと酒に逃避してしまう恐れも…。
- 「こめんねぇ、カミーユ君。あそこでぇ私のサーブが決まってればぁ、もしかしたら勝てたかも知れないのにぃ」
- 『ZSPD』グローリー・スターレポート第1話「熱闘!戦士の休息」より。「サンドマン杯」で予選敗退を喫し、カミーユに発した謝罪…なのだが、アルコールが入った事で無駄に語尾を伸ばす「甘え口調」に成っている。
- 「私ももう20歳ですからぁ、少しだけビールを飲んでみたんですよぉ、あはは…」
- 同上。すっかり出来上がった様子のセツコを案ずるレーベンへの返答。世界的に見ると飲酒年齢は国・地域、あるいは酒の種類によっても異なるが、ここでは現実の日本国内と同じく「お酒は20歳になってから」ということらしい。身も蓋もないことを言えば「国内で販売されるゲームだから20歳にしておけば角が立たない」という事になるだろうが……。
- (それからの事は、まさに悪夢でした。あの場にいた人間全てが、容赦の無いサンドマン氏の戦いぶりに恐怖したでしょう…)
- 同上。「サンドマン杯」決勝戦で、一方的にエイジ&ルナマリア組を蹂躙するサンドマンの「鬼神の如き強さ」を目の当たりして、戦慄のあまり呟いたモノローグ。ちなみにサンドマンはこの時スリッパを使用していた。
- 「あつくる…」
「す、すいません……その……ランドさんの暑さに眩暈が……」 - 連獄篇第3話「駆け抜ける獅子」でガンレオンともどもメールとはぐれた事をヒートスマイルで言い切ったランドに対して。
- 「借金…ですか?」
- 連獄篇第4話「天秤の皿の上」でクロウが「新たに得た力」についてかっこよくきめようとした所をこの言葉で台無しにした。
- 「でも、何度もトライア博士の罠に引っ掛かって借金を背負ってますよね」
- 同シナリオのエンドデモで「勘の良さには自身がある」と言うクロウに対した放ったツッコミ。悪気はないのだろうが…。
- 「私…ブーツのデオドラントには気を遣ってます」
オリオン「…そうだな。セツコはいつもいい匂いがする」
セツコ「ありがとう、オリオン」 - 『第3次Z連獄篇』第8話「尸魂の徒」にてサルディアスが「地球人は田舎者で大食らいで汗臭くて、おまけに足も臭い」と言われて返した、正直どうでも良い発言。そもそもサルディアスが言っているのはランドの事である。
- 「それに…ビール、美味しいですし」
「知ってます? チョコレートってビールに合うんですよ」 - 天獄篇残されの海ルート「翠の海の明日」および中断メッセージにて。すっかり飲んべえになってしまった様子。
- 「アテンション!」
「アテンション!!!!!」
「栄光の星を背負う資質の持ち主よ!お前は常に誇り高く生きなければならない!」
「淑女のケ…ケ…ケツを追いかける暇があったら、己の掲げた目標を120%の力でこなせ!それがグローリー・スターの使命だ!」
(ありがとう、チーフ、トビー…。私にも出来ました) - 天獄篇エーストークにて。AGのしつこいセクハラに耐えかね、彼にグローリー・スター仕込みのウォークライをお見舞いする。
搭乗機体
- バルゴラ・3号機
- 序盤の搭乗機。この時点では最強武器が射程の短い格闘武器なので、使い勝手はいまひとつ。
- バルゴラ・1号機
- 多元世界化直前に3号機が損傷した為、新兵である彼女を案じるデンゼルの計らいで彼の1号機と交換する事になった。最強武器が射撃系になり、少し後に3号機のガナリー・カーバー武装も追加される。
- バルゴラ改
- 大破した1号機と2号機の継ぎ接ぎ。1~3号機の全てのガナリー・カーバー専用武器を使用可能。ランドが主人公の場合はこれが最終機。尚、セツコ編32話に登場するスフィア覚醒前のバルゴラは、外見はバルゴラ・グローリーとなっている(ガナリー・カーバー以外)が、名称の表記はこのまま変わっていない。
- バルゴラ・グローリー
- Zでの最終搭乗機及び再世篇での搭乗機。
- 大幅なスペックアップを果たし、直線型のマップ兵器も追加。終盤、イベントで更に強化される。
- エイクロス・カスタム
- 連獄篇で搭乗。エイクロスのカスタム機。
- バルゴラ・グローリーS
- 連獄篇及び天獄篇で搭乗。サイデリアルにより、更なる改修を受けたバルゴラ。
余談
- その不幸度は彼女同様に不幸主人公の呼び声高いSC2の主人公のケイジに勝るとも劣らない。両者には「幼い頃に戦災孤児になった」「機体に命を吸われていく」「ラスボスに特攻する」と共通点が多い。名前の由来は往年の女優・原節子氏からであるが、名前が名前だけに戦災を題材とした映画『火垂るの墓』の登場人物も掛かっているのではと言われる事も多い。
- アイビス・ダグラスとは、「最初のステータスは低めで後に覚醒イベントがある」「人知れずシミュレーターによる訓練を必死に繰り返す」「スイーツ好き」「星にまつわる部隊名や二つ名(グローリー・スター、銀の流星)」「担当声優がスパロボファン」という共通点がある。性格やプロポーションという大きな違いはあるが。
- セツコ以降、スパロボシリーズでは携帯機・据置型共に女性主人公が登場しておらず、最後の女性主人公とも言われている。
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