「リムル・ルフト」の版間の差分
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2024年4月28日 (日) 19:44時点における版
リムル・ルフト | |
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外国語表記 | Riml Luft[1] |
登場作品 | 聖戦士ダンバイン |
声優 | 色川京子 |
デザイン | 湖川友謙 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦EX |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | コモン |
性別 | 女 |
年齢 | 17歳 |
出身 | アの国ラース・ワウ |
所属 | ルフト家→ゼラーナ→ルフト家 |
リムル・ルフトは『聖戦士ダンバイン』の登場人物。
概要
敵方のニー・ギブンに惚れており、同時に父の野望に恐れを抱き、ドレイク側の情報を極秘裏に流していた。そのため、召喚された地上人トッド・ギネスに父に手を貸さないよう懇願したり、ショット・ウェポンの開発したオーラ増幅器の設計図を持ってニーの元に走ったりもした。何度も脱走を図り、一度はニーの元に辿り着いて行動を共にしていた。お嬢様育ちであるが、負けん気が強く、ニーに認めて貰うため、オーラバトラーに乗って無理な戦闘をすることもあった。
その後結局連れ戻されて、物語後半では、母・ルーザ・ルフトと共にビショット・ハッタのゲア・ガリングにいた為、そのまま地上に出てしまう。そこで母とビショットの不義密通を知り、これを許せずにゲア・ガリングを脱出、ルーザの裏切りを父・ドレイクに告げ、この戦いの元凶であるルーザの暗殺を謀った。しかし、逆にルーザに射殺され、17年の短い生涯を終えている。
自身の死から700年後、バイストン・ウェルにおいてレムル・ジルフィードとして転生する(『New Story of Aura Battler DUNBINE』)。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- 初登場作品。隠し要素を満たせばマサキの章のシナリオ「野望、渦巻く」にて、増援としてライネックに乗って登場し仲間になる。シナリオの都合上、加入した次のシナリオ(最終話)でも強制出撃となる。幸運を持つが、終盤での加入な上に能力的にも突出するものがないため、活躍できる場面はあまりない。
- PS版では音声を新規収録。担当声優の色川京子氏はSRW初参加。本作のダンバイン系味方パイロットの中で唯一聖戦士Lvが1止まりなのでハイパーオーラ斬りが使えない。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 隠し要素で、シナリオ「トータル・バランス」にてニーを出撃させると敵陣付近から強奪したライネックに乗ってNPCとして登場し、状況によってパイロットとしてライネックと共に加入するか、非戦闘員として彼女のみが仲間に加わるか変化する。
- パイロットとしては聖戦士技能がなく、地形適応も低いため戦力としては微妙で、激励役としてもSPが低く使いにくい。なお、条件にニーが必要なため、ガラリア及びシーラと妖精二名を諦めなければならない。
- また、エンディングの後日談は非戦闘員として加入した場合にしかない。ある意味原作を尊重したと言えなくはないが、戦力外に等しいニーをわざわざ出撃させた上で敢えて撃破させるという本末転倒な手順を踏む必要性から、多くのプレイヤーから「リムルは開発者のミスで後日談を忘れられたキャラ」と思われていた。内容は「アの国の国王代理となるが、正式な国王になる気はないようだ。近々ニーと結婚の予定」とのことで、二人にとっては幸福といえよう。ちなみにニーがアの国の摂政となっているので、国王代行になったものの直接政治を行っているわけではない模様。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 隠し要素を満たせばビアレスと共に加入する。ダンバイン系では唯一、条件が共通ルートしかないため加入させやすい。今回は聖戦士Lv3まで上昇するためハイパーオーラ斬りも使用可能になり、さらに捨て身まで習得と以前よりかなり火力面は改善された。しかし相変わらず能力は全体的に低く、宇宙B、2回行動可能Lv92と、ほかのAB乗りと比べると圧倒的に劣るのは否めない。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 捨て身の代わりに期待を覚え、完全にサポート一筋のパイロットになった。妖精と2人乗りさせて補助精神要員として起用するのも手。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- 特別条件もなく仲間になる。野望を持つ父という共通点があるためかセシリー・フェアチャイルドとカロッゾ・ロナの会話に加わる。2段階改造されたボチューンに乗ってくるが、マーベルなどに機体を奪われることが多い。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
- リィナと一緒にコマンダー・ミレーヌに捕まっているが倒すと仲間になる。再動か補給を覚えることが多いが、よほどの愛がなければ使われないだろう。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 上記のシナリオが削られたため、第3部でエレと一緒にいる。初期乗機はビアレス。補給と愛を持つがSP初期値30と異様に低いので使えない。能力も低く、性格も「弱気」なためやはり厳しい。ただ、聖戦士LVはニーやキーンより上がるので愛と資金があれば何とか使っていける。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 特別条件もなく仲間になる。強さは相変わらずで、愛がなければ使用することはないだろう。
- 本作ではレムルが登場しているが、シナリオの都合上彼女に出会うことはない。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 原作終了後であるため登場はしないが、竜宮島の灯籠流しの際、ショウが会話で軽く触れている。
- スーパーロボット大戦BX
- 主な出番は中盤からだが、その前に中断メッセージで登場することがある。新録台詞あり。
- 原作と異なりゲア・ガリングからウィル・ウィプスに単身戻っていたためルーザ死後でも健在のまま、後にドレイクの黙認を得て黒騎士が乗っていたズワァースと共にBXに投降する。
- パイロットとしては、ひらめきと幸運を使えるがまさかの汎用スキルなし。本作の自軍パイロットはたいてい援護攻撃や援護防御、あるいは底力や全体攻撃といった汎用スキルのいずれかを1~2個は取得しているものだが、これらを何も取得していないのは彼女と一部シナリオでわずかな期間メインを張るルリぐらいなものである。幸いにもスキルアイテムで汎用スキルはカバー出来るが…。
- おまけに性格も弱気で能力値もキーンとどっこいと、お世辞にも使い勝手がいいとは言えないため運用には愛が必要。マーベルのボチューンに搭乗させて合体攻撃・補給要員として使おう。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- スーパーロボット大戦X-Ω
- SSRサポートユニット。
- スーパーロボット大戦DD
- 2章Part12から登場するNPC。
- 今作で初めてシオン・ザバやラバーン・ザラマンドとの共演が実現し、母ルーザとの対決イベントが再現されるが、ラバーンの介入により返り討ちの運命が変わり、結果的に戦火を煽った両親の最期を見届けることになる。
関連作品
パイロットステータス
能力値
全体的な能力が低く、オーラバトラー系のキャラクターでは間違いなく最弱クラスで、特に技量が低い。作品によってはオーラ斬りができないので攻撃面は期待できない。
精神コマンド
愛を初め、補助系の精神コマンドを覚える。しかし、『COMPACT3』以外は他作品のように修理・補給のユニットがないため、そのために出撃機会があるかは微妙。サポートキャラとしても肝心のSP量が低く抑えられていることが多い。
- EX
- 必中、幸運、信頼、愛、激怒、熱血
- 第4次(S)
- 愛、探索、隠れ身、集中、覚醒、激励
- α
- 努力、集中、愛、かく乱、激励、捨て身
- IMPACT
- 愛、幸運、熱血、集中、ひらめき、補給
- BX
- 集中、ひらめき、幸運、熱血、絆
- リアルロボット戦線
- 隠れ身、激励、愛、かく乱、覚醒、捨て身
特殊技能(特殊スキル)
サポートアビリティ
- 決死の脱走
- SSR。セットしたアタッカーの回避率大アップ。
パイロットBGM
人間関係
- ルーザ・ルフト
- 母。しかし、最終的には彼女に殺されてしまう。
- ドレイク・ルフト
- 父。バイストン・ウェル征服に動く彼の元から何度か脱走を図る。
- バーン・バニングス
- ドレイクの配下の騎士にしてリムルの許婚。
- ニー・ギブン
- 恋人。ロミオとジュリエット的な関係。
- ミュージィ・ポー
- リムルの音楽教師。後にオーラマシンのパイロットになる。
- ショウ・ザマ
- ピンチの際にはニーと並んで呼ぶなど頼りにしている。ショウたちにしてみれば足を引っ張られたこともあったが…。
- シルキー・マウ
- ドレイクの元で捕らえられていたエ・フェラリオ。地上人の召喚で疲弊する彼女を庇っている。
他作品との人間関係
- レムル・ジルフィード
- 『New Story of Aura Battler DUNBINE』のヒロインで、リムルの転生した姿。
- ラバーン・ザラマンド
- 許嫁であったバーンの転生した姿。『DD』で共演し、彼の介入によって母ルーザに返り討ちにされる運命を免れることになる。
名台詞
- 「気合だけで、女の心が動かせるものですかっ」
- 第7話「開戦前夜」にてバーンから「功を挙げ、必ず振り向かせてみせます」と迫られた際の反論。世の中そう甘くはないのである。
- 「ふっ貴方、この花を本気で私に…?」
「ねえ、この花の花言葉、なんだかわかる?」 - 第24話「強襲対強襲」より。戦闘時に負傷したリムルに責任を感じたショウが見舞いにポロポーズの花を摘んできた際の台詞。
- 「この国では、結婚する相手だけに贈る花なのよ? 受け取れば相手もOK」
- ポロポーズの花言葉は「貴方だけを永遠に愛します」。もちろん本気ではなく、ショウも花言葉を知らなかったので、その事実を聞かされた時は非常に焦っている。
- しかし、700年後の来世でめぐり逢い結ばれるのだから、運命とはわからないものである。
- 「貴方が中々くれないんですもの。」
- 遅れて見舞いに来た恋人ニーがポロポーズの花を見つけ、リムルは「それはショウがくれたの」とからかう。
- ニーも激しく動揺していたものの、すぐに誤解を解き次第にいい雰囲気になるが、生憎敵が来て幸せな時間は終わりを迎えてしまう。出撃するニーをリムルはキスで送り出すのだった。
- 余談だが、上記のポロポーズの花のエピソードは『聖戦士ダンバイン』作中における数少ない癒しの場面である。また、『X-Ω』におけるリムルのグラフィックは、ポロポーズの花を手にしている彼女の姿が描かれている。
- 「貴方という人は…! ニー達を見捨てたのですか!?」
「許せない!」 - 第40話「パリ炎上」より。ショウが裏切った振りをしてビショットの元へ(偽りの)投降をしてきた際に、偶然居合わせてしまい挙句ショウが本当に裏切ったと勘違いしてしまい、あろうことか兵士から槍を奪い本気でショウを殺そうとしている。
- ショウにこれは演技だと諭され、これを逃げるチャンスだとするも逃げ出せず、さらにリムルがいるせいでショウがゲア・ガリングを轟沈できない…と作戦失敗の原因になってしまう。
- 「戦うわ。ここで足止めされていたら、オスロは第二のパリに…。」
- 第42話「地上人の反乱」より。軍事企業から派遣されていた地上人のフレデリックの協力でバラウ(SRW未登場)を奪取し、無事ゲア・ガリングから脱出に成功する。
- しかし、ショウがビショット軍と戦闘中と見るや否や180度旋回自分も手伝いがしたいと戦闘に参加してしまう。
- フレデリックに「あなたは戦士ではない」と静止されるも聞かず、そして被弾しフレデリックは機体から投げ出されて戦死、リムル自身は失神し黒騎士に連れ戻されてしまうなど…ショウたちに迷惑を掛けるだけで終わってしまった。
- 上記のエピソードのほか、劇中では戦闘時においてリムルが良かれと思い取った行動が、彼女の自信過剰や負けん気の部分が悪く作用し空回りしてしまう展開がよく目立つ。
- 「女として、母は父以上に許せぬ存在だからです!」
- 第48話「クロス・ファイト」より。母を討つ決意を父ドレイクに告げた時の台詞。
- 「すべての混乱の元は、お母様、貴方です!」
- 母ルーザを討つべく短剣で迫った時の台詞。
スパロボシリーズの名台詞
- 「私はニーの為に戦います。愛する者と共に生きたいと願う。それは女として至極当然の事でしょう」
- 『BX』第36話「光る島」にて、ドレイクに今後の身の振り方を問われて。母とは違い純粋な愛が動機だが、母同様ドレイクの元を離れることを選んだのは血というべきか。
- 「次に会う時は戦場にて…」
(さようなら…お父様…) - 直後にドレイクに「オーラマシンを持って去れ」と命じられて。リムルは「これが今生の別れになる」と確信した。
- 名台詞であるのは間違いないのだが、ドレイクから「好きな物をくれてやる」と言われてズワァースという高級機を遠慮なく持っていくあたり、なかなかいい性格をしている。
- 二ー「リムル…」
リムル「いいの、ニー。戦乱は望んだお父様が選んだ道。こうなる事も分かっていたはずよ」 - 同上話より。ドレイクが戦死した後の台詞。
- 「お父様やお母様が死に、ビショットも死に、そしてショットも死んだ…」
「これで、オーラマシンが生んだ戦いは終わったのですね」 - 同上話のエンドデモ。バイストン・ウェルの戦乱は一応終結したものの、まだ黒騎士が残っていた。
搭乗機体
SRWでの搭乗機体
余談
- 「実母ルーザに拳銃で眉間を撃ち抜かれる」というリムルの悲惨な最期は、自らが殺したキャラの死について振り返る事が少ない富野由悠季監督をして「(生々しすぎて)やりすぎた」「もっと違う見せ方にすれば良かった」と言わしめる程のものであった。亡骸に刻まれた弾痕を見ていると、その言葉も頷ける。
- しかし、小説『オーラーバトラー戦記』では「ルーザに斧で頭部を叩き割られる」という、アニメ版以上に凄惨な最期を遂げる。富野監督は自身が執筆する小説において「鬱憤を吐瀉する癖がある」とのことなので、そうなってしまったのか…。
- ちなみに同作のリムルはルーザの連れ子という設定でアニメ版よりも年齢を下げられている。なお、アニメ版のリムルの役割は義理の姉であるアリサ・ルフト(ドレイクの前妻アリシアが産んだ娘)に渡っている。
- しかし、小説『オーラーバトラー戦記』では「ルーザに斧で頭部を叩き割られる」という、アニメ版以上に凄惨な最期を遂げる。富野監督は自身が執筆する小説において「鬱憤を吐瀉する癖がある」とのことなので、そうなってしまったのか…。