「マジンカイザーSKL」の版間の差分
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− | どこで、いつ、誰が、何のために作ったのかは全く以って不明。作中では[[動力]]が[[光子力エネルギー|光子力]]かどうか、[[装甲]]材質が[[超合金Z]](もしくは[[超合金ニューZ|その]][[超合金ニューZα|発展系]])かどうか、それすら明かされていない<ref> | + | どこで、いつ、誰が、何のために作ったのかは全く以って不明。作中では[[動力]]が[[光子力エネルギー|光子力]]かどうか、[[装甲]]材質が[[超合金Z]](もしくは[[超合金ニューZ|その]][[超合金ニューZα|発展系]])かどうか、それすら明かされていない<ref>ただし、前者については、『魔神大戦21』に掲載された前日譚小説『PROJECT KAISER 誕生編』にて「光子力反応炉」が動力炉だと言われている。</ref><ref>後者にかんしても、『PROJECT KAISER 誕生編』にて本来の装甲材質に欠損部を同様の強度を持つ別の材質で補う構造とされている。またこの仕様ではブラックボックスと連動できないため新造部分はシナプスセンサーで接地面を有機融合させて機体全体に純正素材同様の負荷を掛けて連動出来るようにしている</ref>。 |
オープニングでは、[[光子力研究所]]と思しき廃墟に氷漬けで封印されている姿が描写されている。また、どうもSKLはレプリカあるいは模倣に近い存在であり、オリジナルとなった機体が存在するらしい<ref>ただし、この辺りの設定は視聴者の想像に任せられ、公式には明かされていない。</ref>。 | オープニングでは、[[光子力研究所]]と思しき廃墟に氷漬けで封印されている姿が描写されている。また、どうもSKLはレプリカあるいは模倣に近い存在であり、オリジナルとなった機体が存在するらしい<ref>ただし、この辺りの設定は視聴者の想像に任せられ、公式には明かされていない。</ref>。 |
2024年12月8日 (日) 14:42時点における最新版
マジンカイザーSKL | |
---|---|
読み | マジンカイザースカル |
登場作品 | |
デザイン | 野中剛 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦UX |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | マジンガー |
動力 | グラビティ型光子縮退炉(小説『PROJECT KAISER 誕生編』) |
内蔵機体 | スカルパイルダー |
所属組織 | WSOスカルフォース |
所属部隊 | デスカプリース隊 |
乗員人数 | 2名 |
パイロット |
マジンカイザーSKLは『マジンカイザーSKL』の登場メカであり、同作の主役メカ。
この項目では追加ウイングを装備したウイングクロスモードについても説明する。
概要[編集 | ソースを編集]
神をも悪魔をも超える力を持つ巨大ロボット。作中においては基本的に「カイザー」[1]と呼ばれ、「マジンカイザー」や「SKL」といった呼び方はされていない[2]。
操縦席が前後に並んだ複座式であり、前に出た側のパイロットが操縦を担当する。ただし、複座と言っても連携操縦をするわけではなく、サブ側のコントロールは一切無効。前後の入れ替えは操縦者側の意思で行われ、そのためOVA第2巻でのガイストテレス戦で情緒不安定になった真上を海動が殴って気絶させた際には、そのままメイン側のコントロールを動かしていた。基本デザインは従来のマジンガーを踏襲しているが、「SKL(スカル)」の名の通り頭部(コックピットとなるスカルパイルダー)や胸部のドクロが特徴的である。
OVA第2巻でのガイストテレス戦で損傷を受け、以降は右目から右口部スリットまでが破損したままになる[3]。また、OVA第3巻でのガイストテレスとの戦闘で(不意を突いたとはいえ)ガランに致命傷を与えた一撃は右目をブレストリガーの銃剣で貫いたものである。
OVA第3巻のエピローグでは可変式バイク「SKL-RR」に搭乗している。
機体の謎[編集 | ソースを編集]
どこで、いつ、誰が、何のために作ったのかは全く以って不明。作中では動力が光子力かどうか、装甲材質が超合金Z(もしくはその発展系)かどうか、それすら明かされていない[4][5]。
オープニングでは、光子力研究所と思しき廃墟に氷漬けで封印されている姿が描写されている。また、どうもSKLはレプリカあるいは模倣に近い存在であり、オリジナルとなった機体が存在するらしい[6]。
普段はバイザー状のパーツで隠されているが胸部(ブレストリガー部分)に巨大な"顔"が存在している。胸部に顔という特徴的なデザインはミケーネ帝国を連想させるが、これについても詳しい記述は無い[7]。
海動によると「曰くつきの機体で俺と真上にしか乗れない」ようだが、漫画『マジンカイザーSKL ヴァーサス』では操縦する際に途轍もない負荷がかかり、常人では乗ると身体が燃え上がるような幻覚に見舞われ、発狂・自傷を行い自殺してしまうと語られている[8]。この辺りは元祖マジンカイザーと似ているが、向こうよりも過酷になっている。結果、人として普通でない存在にしか乗れない機体となった。また小説『PROJECT KAISER 誕生編』ではこの負荷に耐えきれるパイロットが搭乗している際は、そのパイロットのリミッターを外している描写が存在する。
このようにかなり物騒かつ謎の多い機体であるが、軍の施設で十分に整備・補給が可能。
「SKL」の由来は「Separated Killing Lord(分かたれた殺戮の王)」あるいは「Slum King Legend」の略とされている。後者は野中剛氏による名称案の一つ。
スカルパイルダー[編集 | ソースを編集]
マジンカイザーSKLの頭部にドッキングしコクピットになる小型飛行メカ。
複座式であり、頭蓋骨の意匠が特徴。
パイルダー・オンの際には両主翼を下方向に折りたたんだ上で前方に基軸を回して翼部を後方に移動させ下顎部を形成、尾翼を前方にスライドさせる形で角にする。
強化装備形態[編集 | ソースを編集]
- マジンカイザーSKL(ウイングクロス)
- 支援機ウイングルの飛行ユニットを装備することで「ウイングクロスモード」となる。
- 飛行能力を獲得するのが最大の特徴だが、もう一つの特徴は内蔵武器の開放。また、漫画『マジンカイザーSKL ヴァーサス』によるとノーマル時は制限されている本体の出力も解放される。これらの武装はデフォルトで装備されているため、裏を返すとノーマルモードでは攻撃能力が半分以下(トルネードクラッシャーパンチと牙斬刀、ブレストリガーのみ)と恐ろしく弱体化していることになる。
- このモードではサブ側のコントロールが有効になるため、操縦者の交代無しで武装の操作が出来るようになり、全ての武装を速やかに扱うことが可能(操縦者の交代自体は可能で、漫画『マジンカイザーSKL ヴァーサス』では真上がメインパイロットを務めたことも)。逆に言えば、全力を出すためにはたとえ地上戦でも常時翼を出す必要がある事になり、地上戦では邪魔な翼を分離あるいは格納して戦闘が出来る歴代マジンガーに劣る点と言えなくもない。なお、このモードになると通常青く光る目が金色に変わる。
- スパロボでは毎シナリオごとにウイングクロスが必要だが、OVAの後日談を描いた漫画『マジンカイザーSKL ヴァーサス』の第3巻では常時ウイングを装着したままになっている(一時的にウイングに損傷を受けた際は取り外されている。このとき、開放された武装が再度封印されている)。
- なお、ウイングクロス前は一貫して武装名を叫ばない(ロケットパンチに相当するトルネードクラッシャーパンチも無言で飛ばす)のだが、ウイングクロス後は視聴者の鬱憤を晴らすかの如く技名を叫びまくる。ウイングクロスで音声入力が解放されるのかもしれない。
フォトストーリーにおいて[編集 | ソースを編集]
「INFINTISM」におけるSKLは、マジンカイザーの別仕様としてマルチバースの何処かで兜甲児によって設計されたデータを元に建造された機体として登場。共鳴型認識システムを採用しておりブーストのかかったマジンパワーを搭乗者の精神力に応じて引き出せる[9]ほか、二基の光子力エンジン[10]を繋げたグラビティ型光子力縮退炉による超重力を発生させる事もでき、マジンガーZEROからある残留思念を切り離す切り札として生み出された。
本作では建造に必要なマテリアルが足りないため放射板やカイザースクランダーが無い事以外は、マジンカイザーと全く同じ外見で海動単独による操縦になっている。建造されたのは甲児等の居る時代の遙か未来の時代になるが、劇中はカイザースクランダーを未来に送りSKLに接続し現代に再び戻す事で同じ時代に登場した。
現れたZEROがフォトンビームを発射する寸前で超重力を発生させて、自らとZEROを亜空間に閉じ込めると同時に発生した莫大なエネルギーによってベガ星連合軍の軍勢の大半を殲滅させている。その後は亜空間でZEROと激突し、残留思念を解除することには成功したものの戦い自体は実質相打ちとなり、この機体はその後開発されたマルチバースへと転移。廃墟と化した光子力研究所の地下に出現し、氷漬けの状態で沈黙することになった。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦UX
- 初登場作品。パッケージイラストには両眼が健在する状態で描かれている。スカルパイルダーもイベントで登場している(アイコンもある)。
- 最大の特徴と言える複座式はグレンラガン以来の「操縦者交代」で再現。登場はそこそこ早いが、『マジンカイザーSKL』のシナリオ再現が大分間を開けて行われるのでウイングクロスは当分お預けとなる。しかも主武装に空適応がないので、出来るだけ空適応ボーナスを適用できるユニットとパートナーを組みたい。武装の射程がまるで違うが、主兵装の射程は1~2なので、射程がかみ合って空適応も貰えるビルバインやマークゼクス辺りが適当か。
- マジンガー系の割に脆いが、その代わり運動性が高い。特に真上は本作で回避の数値が一部のMSやバルキリー乗りを抑えてのトップクラスなため、ウイングクロス前に大量の雑魚敵を相手取る際は真上に交代し、避けるマジンガーとして扱うと活躍する。逆に従来のマジンガーと同じ感覚で使うとあっさりと落とされてしまうので注意。
- スキルパーツは海動と真上の両方に反映される。特に集中力とSPアップは1つで2回分の効果を発揮するためお得であり、限界まで注ぎ込みたい。また、この仕様のために『UX』では本来できないはずの「サブパイロットのSP強化」が行える。
- ウイングクロス後はメインパイロットが海動に固定になるが、能力は2人のいいとこ取りになるため、自軍ユニットの中でも屈指の総合力を持つことになる。このためか、一部キャンペーンマップではSKL組だけレベルが低い等の弱体化が計られている(とばっちりで由木もレベルが低い)。高い最大火力に加え、最終的に海動が「熱血」、真上が「覚醒」を分担して発動できるようになり、上記の通りスキルパーツをつぎ込めばサブの真上のSPも非常に豊富になるので頼れるボスキラーとなる。ただし、デフォルトだとENを補う手段が特になく、息切れしてしまうこともあるのでEセーブ取得はもちろん、パートナーによるフォローがあるとなお良い。
- 総合的に見るとザコ戦は回避力や射程に優れる真上が担当し、ボス戦では海動に交代(もしくはウイングクロス)して高火力を叩き込む…という運用法はマジンガーよりもむしろゲッターに近く、そこに気づけば十分な活躍が期待できる。
- 「熱血」「覚醒」を連発する戦法上、PUと相性が良く、攻撃力は高いものの「覚醒」を持たないデモンベインのようなユニットと組ませればより強力なボスキラーと化す。特に単体攻撃力が最強レベルで射撃武器を強化できるリベル・レギスとの相性は非常にいい。また、劇場版マークジーベンだとウイングクロス前の空適応と射撃武器の両方がフォローできる上に射程も噛み合っている。
- 第31話「Final Count」で原作通りアイアンカイザーとの道連れになりそうになるが、リチャードが割り込んで身代わりとなったことで助かる形となる。本作のカイザーはオデュサイトによって加速された「意志」が異世界から呼び寄せた存在である模様。
- 余談だが、ウイングクロス後はたとえ真上担当の武器を使用しても撃墜数は全て海動に入る。そのため、撃墜数の差が気になるようなら序盤は意識的に真上を選択しておくと良い。
- スーパーロボット大戦BX
- 本作は原作終了後である為、右眼は破壊済み。参戦は共通ルート第10話「皇の浮上」。
- 特に『UX』の時と性能に大きな変化は無く、同じ感覚で使用できる。ただし、今回マジンガーZがいる分、やや装甲が脆い点が目立つので注意。基本的にはやはり回避を主眼に立ち回るのがベスト。
- 本作では(気力制限のある要素全般がそうだが)ディスクPのおかげで早々のウィングクロスが可能。本作のウイングクロスは空Sに加えて、新武装「SKL-RR」によってさらに火力も上昇している。装甲面を除いて弱点という弱点はさほど見当たらない。さらに終盤にマジンガーZとの合体攻撃が追加されただでさえ高い決定打がさらに高まったため、総合的に見て前作よりはるかに強くなっている。
- 一方真上が「強襲」を習得するようになりブレストリガーが使いやすくなっている為、ウイングクロス実装前の撃墜数は真上の方に偏っていく可能性も。
- プロローグではウィングを持っていたが、バイストン・ウェルに召喚された時に壊されており(海動の話通りならキバとの戦闘時には既に壊れ始めていたらしい)地上に戻った時には既に無い。ウィング復活は中盤頃と遅いがゴッドスクランダーの登場と同話で行われるクロスオーバーがある。
- 今作においては、「太古の時代にゼウス神を模して何者かが造り上げた兵器ではないか」と推測されている。『ヴァーサス』から強烈な負荷などの設定も登場している。今回は本家カイザーの「神を超え、悪魔をも倒す」にちなんで「神が恐れ、悪魔すら慄く」と表現されている。また、本作のカイザーは発掘品であり、関連機であるアイアンカイザーがミケーネのものに使われていたり、暗黒大将軍が知っているような素振りを見せている事からミケーネ由来の機体である可能性がある。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 「SKL-RR」が初登場。「姿がゼウス神に似ているのが目障り」という理由で、ミケーネ神に狙われる場面がある。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 海動がメインパイロットの牙斬刀装備版、真上がメインパイロットのブレストリガー装備版、海動と真上の二人一組がメインパイロット扱いのウイングクロス装備版の3種類が登場。
- 海動版は2017年10月のイベント「新天地!その名は…地獄」の報酬ユニットとしてSSRディフェンダーが登場。2018年4月にはSSRアタッカーが恒常ユニットで実装。
- 真上版は2018年1月のイベント「平和を創った戦士たちへ…」にてSSRシューターが実装。2020年2月に大器型SSRシューターが追加。こちらは降臨イベントガシャもしくは気力ガシャでのみ入手が可能。
- ウイングクロス版は2019年4月のイベント「激突!宇宙海賊×地獄」にて大器型SSRディフェンダーが実装。2020年5月のイベント「環の結び目」&「遠い宇宙の片隅で」にて大器型SSRブラスターが追加。2020年12月のイベント「世界の行く末」にて必殺スキルにインフェルノギガブラスターを備えた大器型SSRシューターが追加。
- 基本的に海動がメインのバージョンは装甲が高く運動性が低いスーパー寄り、真上がメインのバージョンは運動性が高く装甲が低いリアル寄りとなっている。ウイングクロス版も真上寄りで、他のマジンガーとは逆の運用スタイルが求められる。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
- 格闘
- 海動操縦時の武器として採用。敵に掴みかかり、蹴り、殴り、頭突きをかます。低燃費・射程4というメリットがある反面、空適応が無いのが欠点。この攻撃はキバとの戦闘の再現。ウイングクロス時ではダンクーガノヴァ・マックスゴッドと同様使えなくなる。
- なお、劇中で頭突きをかました際には海動は真上から咎められている[11]。
- 『X-Ω』では海動操縦時の通常攻撃に採用。ウイングクロス版はディフェンダータイプの通常攻撃に採用。
武装[編集 | ソースを編集]
- トルネードクラッシャーパンチ
- SKL版ターボスマッシャーパンチ(ロケットパンチ)。マジンカイザーのターボスマッシャーパンチと同じく側面の刃を回転させながら撃ち出す。なお回転させずに撃ち出すことも可能で、アイアンカイザーのスマッシャーパンチに対して行い激突した直後に回転させて威力を上げている。
- 威力は高く、敵ロボットを数機貫通し一網打尽にするほど。海動曰く「戻ってくるまでがまどろっこしい」。牙斬刀を持ったまま射出して攻撃したり、地面に刺さった牙斬刀を回収するために射出したりと応用の利く武器で、キバ戦では射出後に突き刺さった牙斬刀を回収、戻ってくる際に捕縛用の触手を切断する、という場面も。
- 『UX』『BX』では海動操縦時・ウイングクロス時に使用。一般的なロケットパンチ的な性能の武器。ウイングクロス時は性能が上がり、演出で牙斬刀の回収も再現される。『BX』では汎用カットインが追加。
- 鋼の右
- 『マジンカイザーSKL ヴァーサス』で披露された技。真上が狙撃の応用でターゲットを捕捉した瞬間に海動に交代し、海動がそれに従ってトルネードクラッシャーパンチを叩き込む。ノーマルモードで唯一両者の連携で使用された技で、相手の挑発にキレた二人が即興で繰り出した。
- トルネードクラッシュ
- 『マジンカイザーSKL ヴァーサス』で披露された技。マジンカイザーのカイザーナックルのように側面の刃を回転させながら撃ち出さずに相手の攻撃を拳で挟んで破壊する攻撃。最終決戦では通常のトルネードクラッシャーパンチをこの名称で使用したが、誤字だったのかは不明。SRW未使用
- 牙斬刀
- SKL版カイザーブレード。海動が操縦する時の主武装となる大剣。普段は機体背部に装着されているが、ウイングクロス時は構造上装着できない。
- なお、アイアンカイザーを重力炉に固定する際に使ったために重力炉共々消滅しているが、ラストシーンで所持しているため予備があると思われる。振り回すたびにソニックブームが発生し、普通のロボットではこれに巻き込まれただけで落とされてしまう。振り下ろした際には巨大なクレーターが発生しており、攻撃範囲は見た目に反して広い。
- 『UX』『BX』では海動操縦時の必殺技扱いで、ウイングクロス時も使用可能。海動操縦時とウイングクロス時では演出が異なり、海動操縦時の場合はカイザーのカットインの直後の斬り落としで火花を散らし、トドメ演出で炎の中に立つカイザーのカットインが入って「俺達が地獄だ!」。これは、OVA第1巻で爆劉鬼を撃破した際のシーンの再現である。
- ウイングクロス時は斬り落としの直後OVAでアイアンカイザーを重力炉に固定する場面が再現されるが、トドメ演出が無いため「俺達が地獄だ!」は無い。『BX』ではトドメ演出が追加されている。
- ノーマルでこの武器を使用しない攻撃を行う場合、一々背中から抜いては地面に突き刺すため、攻撃演出を見ようとすると必ず抜刀から入ることになる[12]。
- 逆に、ウイングクロス時でこの武器を使用する攻撃を行う場合は上記の通りトルネードクラッシャーパンチで牙斬刀の回収を行う。これは、そもそも背負えなくなっているのと、原作でウイングクロスを行った際、地面に突き立った牙斬刀を足場にして跳んだため。
- 『BX』では原作同様の展開を行っているため失われているはずだが、初登場時にウィル・ウィプスに対してこれで攻撃している。バイストン・ウェルで新造したのか、元々あったものなのかは不明。
- 『X-Ω』では海動操縦時の必殺スキルに採用。
- 牙斬刀(薙刀)
- 柄の部分を伸ばした形態。投げ槍としても使用する。ウイングクロスの際は地面に投げた薙刀状態の牙斬刀を踏み台にして跳躍を行った。
- 『UX』『BX』では海動操縦時に使用。通常の牙斬刀と比べて低威力低消費の武器。
- ブレストリガー
- 機体胸部に装着された自動式型の二丁拳銃。いわゆるブレストファイヤー部そのもの。真上が操縦する時の主武装となる。使用時にはコンソールから拳銃型のコントローラーが展開され、真上はそれを使って操作をしている[13]。
- 様々なギミックが付いた多機能武器で、インフェルノブラスターの発射板にもなる。マジンガーシリーズ史上、最も多機能なブレストファイヤーである(他はブーメランに使われるくらいしかない)。マガジンは腕部のトルネードクラッシャーパンチの刃の部分の下に入っており、後述の乱舞の際に確認できる。
- 基本的には両手に持って撃っているが、『ヴァーサス』ではウイングクロス時に右手に牙斬刀を持っているため左手に持って戦う場面や、硬い装甲を破壊するためにトルネードクラッシャー(左腕)と同時に右手のみ使用する場面がある。またノーマル状態で超高速で拳撃を繰り出してくる相手の両拳の全ての指関節を繰り出す刹那の時間で撃ち貫く神業も行っている。
- ガイストテレスとの二戦目では、銃剣部で格闘戦を行っているがSRWでは未だに再現されていない。
- 名称は「ブレスト」+「トリガー」の造語。また戦闘中の諸々の動きはアメリカ映画『リベリオン』に出てきた格闘術「ガン=カタ」がモチーフになっている。
- 『X-Ω』では真上操縦時の通常攻撃に「ブレストリガー(射撃)」が採用。ウイングクロス版はブラスター・シュータータイプの通常攻撃に採用。
- ブレストリガー(手斧)
- 銃身部分を持ち、マガジン底部の刃で格闘戦を行う。
- 『リベリオン』でガン=カタに用いられる銃にも同じくマガジン底部のスパイクで打撃を行う機能が付いている。
- 『UX』『BX』では真上操縦時に使用。低燃費・射程1-5のP兵器と非常に取り回しが良いが、格闘モード時の格闘同様に空適応がない。
- ブレストリガー(連射)
- 二丁拳銃で銃撃を行う。
- 『UX』『BX』では真上操縦時に使用。
- ブレストリガー(大戦斧) / ブレストマホーク
- 二丁のブレストリガーを連結させることで長い柄が飛び出して変形した大型の戦斧。劇中では対ガイストテレス初戦で使用したが見事に外れた。
- 原作の設定では手斧モードもあわせて「ブレストマホーク」という名称がついており、『BX』では大戦斧がこちらの名称になった。ちなみに「トマホーク」は本来小型の手斧であり、大戦斧ではない。
- 『UX』『BX』では真上操縦時に使用。
- ブレストリガー(乱舞)
- いわゆるガン=カタそのもの。敵に接近して舞うような動きで銃撃する。事前に前方にマガジンを投げ、刃の重りで地面に立ったマガジンにジャンプしてリロードするという、まさにガン=カタじみた動きもみせる[14]。
- 『UX』では真上操縦時に使用。原作では多数の敵に対して行った立ち回りを再現しているので、少々無駄な動きにも見える。こちらもトドメ演出は「俺達が地獄だ!」。
- 『BX』でも『UX』と同様だが、所々にカイザーのカットインが入るようになった。『X-Ω』では真上操縦時の必殺スキルに採用。
- ブレストリガー(パルスビームモード)
- エネルギーをチャージしてビームを連射。ウイングクロス時に開放。アイアンカイザーのガトリング砲と互角の勝負を行なっているが、実はこの連射は真上の技量に依るものである。
- 『UX』『BX』ではウイングクロス時に使用。性能は真上時の連射に近い。なお名称に「ビーム」とあるが、ビーム兵器扱いではない上に弾数制である点に注意。
- ルストストリーム
- SKL版ルストトルネード(ルストハリケーン)。口部から竜巻を放つ。真上が発射を担当。ウイングクロス時に開放され、アイアンカイザーのアイアントルネードと互角の勝負をしている。
- 実は、OVA本編および『ヴァーサス』においてルストストリームが敵機に命中した事は一度も無いため(『ヴァーサス』に至っては逆に返されている)、命中した描写はスパロボオリジナルである。
- 『UX』『BX』ではウイングクロス時に使用。前述の理由により、ルストハリケーンのように酸を含むかが不明であるため、酸系武器によくある装甲低下の特殊効果ではなく、風系武器特有の射程低下の特殊効果となっている。
- トールハンマーブレーカー
- SKL版サンダーブレーク。落雷により牙斬刀に雷を纏わせ、牙斬刀から電撃を放つ(刀身に雷を纏わせたまま斬ることもできるが、原作では使用していない)。牙斬刀を使うためか、海動が発射を担当。ウイングクロス時に開放。
- 『UX』『BX』ではウイングクロス時に使用。使用時の台詞に「お楽しみはこれからだ!」があるが、これは本来トールハンマーブレーカーを使った後にアイアンカイザーの頭を掴んだ際の台詞。更にOVA本編では使用時にはトルネードクラッシャーパンチを発射する際のパンクを使いまわしているため、海動のカットインも別の場面から持ってきている。
- 『X-Ω』ではウイングクロス版ディフェンダータイプの必殺スキルに採用。
- インフェルノブラスター
- SKL版ファイヤーブラスター(ブレストファイヤー)。胸部(ブレストリガーを装着した状態)が変形し、そこから熱光線を放つ。照射後には悪魔の顔のような刻印が刻まれる。ウイングクロス時に開放。
- 『UX』ではウイングクロス時に使用。OVAでの使用シーンを忠実に再現しているため、トドメを刺すと毎回まるで爆発に巻き込まれてしまったかのような事態になる。
- また、真上が発射を担当しているためか、ブレストファイヤー系としては珍しく射撃属性扱いである。[15]
- 『BX』では使用可能になったステージのクリア時に「SKL-RR」が解禁されるので、使い所は少なくなる。デモが追加されており、トドメ演出の後本家カイザーよろしく爆発の中から飛行して来る。
- 『X-Ω』ではウイングクロス版ブラスタータイプの必殺スキルに採用。
- インフェルノギガブラスター
- 『ヴァーサス』でのみ登場。こちらは海動が発射を担当した(使用前にとっておきと言っているため存在自体は知っていた)。
- 『BX』では「SKL-RR」の演出の一環として使用。爆発が宇宙空間で起こっているのは、原作において相手を宇宙に強引に引っ張った上でギガブラスターを放った事の再現。
- また、『BX』での初使用時はメルトダウンしたエネルガーZを爆発しても問題無い宇宙空間までぶっ飛ばして撃破したため、演出では無く本当に宇宙まで吹っ飛ばしている(本来イベント戦闘後に起きる敵ユニットの爆発が無く、デモが終わるとマップからエネルガーZのアイコンが消えている)。
- なお、この武器で敵を倒すと「神が恐れ、悪魔すら慄く…!」または「俺達は、地獄の使いなんかじゃねえ!」と前置きしてからの「俺達が、地獄だ!」で締める。
- 『X-Ω』では単独武装として採用。ウイングクロス版シュータータイプの必殺スキル。
合体武器[編集 | ソースを編集]
- 地獄砲(バスター・ヘル)
- 『MODEROID』で追加された、牙斬刀とブレストリガー二丁を合体させたライフル。ブレストリガーを合体させることで牙斬刀の先端部が展開し、銃口が露出する。
- ファングバースト
- 地獄砲から発射するインフェルノブラスターを凌ぐ威力の熱線。
オプション装備[編集 | ソースを編集]
- 槍
- 原作OVA第3巻のラストシーンで所持していた武器。
- 『BX』ではSKL-RRで使用する。
- SKL-RR
- エピローグで搭乗した可変式バイク。骸骨馬形態に変形する。バイクは地上用、馬は山岳地帯踏破用の形態。移動に伴うカイザーのエネルギー消耗を抑えるために用意された。また骸骨で構成された可変翼も備わっており、飛行する事も可能。
- ちなみに設定や名前は全て後付けであり、デザイナーの山根宰氏が勝手に描いて来たものである。名称は『魔神大戦21』で判明。
- 『CC』ではイベントで登場し、『BX』では武装としてウイングクロス時に使用可能。必要気力が150と高いが、インフェルノブラスターと比べると格闘属性かつ射程も1~3と長く、攻撃力に至っては700も高い。火力はマジンガーZのロケットパンチ百連発と同等だが、デフォルトでパイロットがインファイトを持ち、EN消費武器なので弾数1のあちらよりも使いやすい。
- SKL-RRに跨り「ブレストリガー→突進・変形→槍投擲→牙斬刀→インフェルノギガブラスター」の波状攻撃を仕掛ける。勿論、トドメは「俺達が地獄だ!」[16]。
- 『X-Ω』では「インフェルノギガブラスター」の演出で使用。
- 地獄の門(ヘルズゲート)
- 『MODEROID』版で追加されたギミック。ヘルウイングクロスの翼を機体を包むように畳み、全身を護る鉄壁の防御態勢となる。
- 翼の表面には骨のような意匠が施されており、この状態になると巨大な悪魔の髑髏のような、恐ろしい顔が浮かび上がる。
- カイザーの防御力を飛躍的に高める装備であるが、これを使用している時に最も安全なのは、寧ろカイザーを攻撃している敵の方であることは言うまでもない。
合体攻撃[編集 | ソースを編集]
- ダイナミック・コンビネーション
- 『BX』で追加された兜甲児のマジンガーZとの合体攻撃。
- Zのビッグバンパンチの上にカイザーが飛び乗って突撃、Zが突き抜けた後、カイザーのトールハンマーブレーカーを纏った牙斬刀で斬って吹き飛ばし、Zの光子力ビームとカイザーのインフェルノブラスターの挟み撃ちで粉砕する。超必殺技を連続で叩き込み、トドメにトドメを重ねてトドメを刺すという相手に文字通り「地獄」を見せる技である。
- トドメ演出では見得切りの後三人揃って「俺達が地獄だ!」。マジンガー同士のクロスオーバーなのだが、「変形したZの上に飛び乗る光景や雷跳ねてソードが迸る」様はどこか違う既視感を覚えるような攻撃方法となっている。
- なお、解禁時のイベントでは暗黒大将軍に叩き込んでいるが、その戦闘で出たダメージは「鉄壁」と「不屈」の上から97740である。つまり直撃なら3108080ダメージであった計算になる。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
- 剣装備
- 海動操縦時、牙斬刀で切り払いを発動。ただし、ウイングクロス時は牙斬刀を直接保持していないため、使用不可な点に注意。
- 銃装備
- 真上操縦時およびウイングクロス時、ブレストリガーで撃ち落としを発動。
- 操縦者交代
- メインパイロットを交代する。見た目は変わらないが、変形扱い。
- ウイングクロス
- ウイングルと合体し、ウイングクロス状態になる。気力120以上で実行可能。合体扱いだが、ウイングユニットを移行するだけなので、ウイングルの本体もそのままユニットとして残る。
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
サイズ[編集 | ソースを編集]
- M
- サイズはマジンガーZと同程度だが、Zよりも脆いため、サイズ差補正によるダメージ増が厳しい。ただし、「避けるマジンガー」として見るならば、利点でもあるが。
機体ボーナス[編集 | ソースを編集]
- UX・BX
-
- 初期段階:運動性+5 照準値+5
- 第二段階:運動性+10 照準値+10 装甲値+100
- 第三段階:運動性+20 照準値+20 装甲値+125
- 最終段階:運動性+30 照準値+30 装甲値+150 HP+500
- 「避けるマジンガー」らしく運動性と照準値が上がる。後半になれば、耐久力も多少は強化できる。
機体BGM[編集 | ソースを編集]
- 「The ETERNAL SOLDIERS」
- 通常時のデフォルトBGM。
- 「LEGEND of KAISER」
- ウイングクロス時のデフォルトBGM。
- 『BX』ではノーマルとBGMが共有であるため、ウイングクロス解禁後も手動で設定しないと流れない。また、ボストン解放ルートを通らないとBGM自体が表示されない(デフォルト曲に戻すで表示されるようになる)。
- なお、BGMが変更不可のキャンペーンマップではこの曲を流すことができない。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
- 対爆劉鬼
- 第1話クライマックス。キバ軍の長であるキバが操縦する爆劉鬼と戦うマジンカイザーSKL。最終的には、牙斬刀で切り裂いて勝利を収めた。
- ウイングクロス
- キバが搭乗する秘密兵器アイアンカイザーに苦戦する海動剣と真上遼を支援するために、由木翼はウイングルの飛行ユニットを分離させ、マジンカイザーSKLとドッキングさせた。こうして翼を得た魔神は、自身の眠れる凄まじき力を解き放つ。
- 初代マジンガーZの「スクランダー・クロス」の系譜を引く熱い場面。
- なお、真上側のコントロールが効くようになった際にコンソールに一瞬だけ「MAZINKAISER SKL」の文字が映っている。
スパロボシリーズの名場面[編集 | ソースを編集]
- 地獄の果てまでも
- 『UX』のEDにて。ロストバレル追撃の任務を遂行するスカルフォースはそれを駆る沢渡と交戦する。新型ウイングルを相手に「地獄の果てまで逃げて見せる」と豪語する沢渡だったが、次の瞬間「俺達の前ではそんな言葉は通じない」と通信が入る。
- そこに現れたのは紅の翼を携えた漆黒の神、それを駆るのは二人の地獄からの使者、いや、地獄。狼狽する沢渡を前に最強の魔神は彼を破滅への奈落に誘うべく、蹂躙を開始した。
- 皇(カイザー)の浮上
- 『BX』第10話「皇の浮上」より。東京に現れたドレイク軍を止めるべく出撃する自軍部隊だったが、黒騎士の乗ったズワァースと増援のオーラバトラーによって窮地に陥る。しかし、黒騎士が何かを感じて手を止め、その答えと言わんばかりにその場に現れたのはショウ・ザマ達、ナの国の戦士だった。状況が掴めず混乱する自軍部隊を尻目に、同盟相手であるゴラオンが居ない不利な状態の彼らに軍門に下るよう通告するドレイクに対し、毅然と「その必要はない」と拒絶するシーラ。
- その言葉が合図であるかの様な爆発がウィル・ウィプスの甲板から起こる。動揺するドレイク軍、そして自軍部隊のその存在を知る者達は爆発の中心に立つ存在の姿に驚愕する。それはドレイク軍にとってはガロウ・ランにも等しい忌まわしき敵、そして由木翼にとっては半年前の戦いで消息を絶った最凶の仲間。
- 「神に会うては神を斬り」「悪魔に会うてはその悪魔をも撃つ」、バイストン・ウェルと同じく、魂の帰る場所の一つ「地獄」そのものを名乗る男たちの駆る「魔神の皇」が今、地上に浮上した!
- 最強の魔神よ、いざ舞え
- 『BX』第31話「devil cross kaiser」より。エネルガーZの猛攻を前に手も足も出ない甲児達。そんな中、ゼウスの腕からゴッドスクランダーが現れる。
- 敵味方問わず驚愕する一同。そんな最中海動が甲児に向かって叫ぶ、「あのスクランダーと合体しろ」と。
- 一方の真上も由木にウイングユニットを催促し、彼女もまたそれに応えもう一つの最強の翼を渡す。「ウイングクロスだッ!」真上の合図で天空にて翼を纏う二体の魔神達。
- 今ここに、最強の魔神が最強の翼を身に纏い、熱海の空に君臨する!
- LEGEND of KAISER'S
- BX37話「降臨!大いなる神の化身!」。激戦に次ぐ激戦の中、降臨してしまった暗黒大将軍。決死の猛攻の末なんとか追い詰めたかに見えたが、暗黒大将軍はこれからが本番と言わんばかりに猛火の如き反撃を繰り出してきた。消耗しきった自軍に対して甲児は「あいつは俺達マジンガーが倒す!」と叫び自軍を逃がす。二対一。勝機は無いに等しかった。しかしそれは「普通に戦えば」の話だった。暗黒大将軍の一撃を受け止めたカイザーが剣を掴んだまま、かつて自らも飛び込んだ『重力炉』へ飛び、マジンガーも後を追う。
- 暗黒大将軍が無謀を通り越して気が狂ったかと猛るも、甲児達にとっては関係無かった。神のように利口でも賢くもない、だが、だからこそ神を超える力を発揮するのが人。輝きに包まれていく二体の魔神を見て暗黒大将軍は狼狽える。
- 「神か、それとも悪魔か」そのどちらでもない。ミケーネの神は気づいていなかった。神や悪魔も平等に落ちる場所があることを。そして今ここにいる場所こそがそうなのだと。
- 開いた翼が魔神を包み込み、神を模した拳が天に翔ぶ。それに恐れず飛び乗るもう一つの魔神が暗黒大将軍に迫る。雷を跳ねて、牙斬刀が奔る。そして魔神達の胸元と両の眼から伸びる炎と煌めく光の波動が暗黒大将軍を重力炉もろとも貫いた。生命一つ残らない大爆発の後、二体のマジンガーは自軍の元へと帰還した。あの世の閻魔大王すらも匙を投げる二体のロボット。曰く『地獄の使い』、『魔神』、あるいは『カイザー』と称える。だが知る者は別の名をもって畏れる。奴らはそんなものではない。神が恐れ、悪魔すら慄く――俺たちが、地獄だ!!
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ウイングル
- 本機のサポートメカ。ウイングルのパーツを装着(ウイングクロス)する事で、本機は真の力を発揮する。
- アイアンカイザー
- 兄弟機。外見は全く似ていないが頭部など、一部共通項も見られる。
- SKL-RR
- OVA第3巻エピローグでマジンカイザーSKLが騎乗していたビークル型サポートメカ。バイクと骸骨馬の二形態に可変する機構を有する。
- スパロボではユニットとしての出番はないが、『CC』のイベント「掴み取った平和、そして…」にて由木が「クリスマスプレゼント」としてカイザーと共に運搬してきた模様。また、『BX』では武装として採用されている。
- マジンカイザー
- 元祖。兜甲児(OVA)が搭乗する「神をも越え悪魔も倒せる」最強の魔神。
- マジンカイザーSKLと外見が似ているため、ファンの間ではオリジナル機ではないかと推測されている。
余談[編集 | ソースを編集]
- 本作の構成・脚本を担当した早川正氏は公式サイトで「こんな邪悪なマシンに甲児君を乗せるなんて、そんな酷い事できません。乗る前から悪魔確定ですから」と冗談混じりにコメントしている[17]。
- 海動役の浅沼晋太郎氏は公式サイトで「スパロボに出たらかなり活躍するんじゃないでしょうか(笑)」とコメントしていた[17]。その活躍ぶりは実際にプレイしたユーザーならば知っての通りである。
- 『BX』で海動達の辿った「大爆発の爆心地にいた→残骸が確認されず死亡扱い→バイストン・ウェル召喚で生存→向こうで大活躍」、更に参戦話となる第10話「皇の浮上」の名前が色々と解釈できるという流れは『UX』の羽佐間翔子と全く同じで、彼女を天使に見立てると、まさに天から地への落差である。ちなみに、ネット上では『UX』での翔子のあだ名と『聖戦士ダンバイン』のタイトルに彼らの職業を合わせて、「聖戦士コウムイン」などと呼ばれている。
- マジンガーシリーズにおいて、「二機目の軍属のマジンガー」という設定がある[18]。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 『魔神大戦21』に掲載された前日譚小説『PROJECT KAISER 誕生編』では、封印されていた場所に隣接している大昔の施設跡のコンピューター内の複数存在した巨大ロボットのデータ郡の中で、合致したタイプ「カイザー」を用いたとスカーレット・ヒビキが語っている。
- ↑ ただし、終盤で一瞬だけコンソールに「MAZINKAISER SKL」の文字が映っているので「マジンカイザーSKL」が正式名称ではある模様。
- ↑ コクピット狙いの一撃に対し、海動が咄嗟にレバーを引いて頭を跳ね上げたために右目を直撃した。またEDや奇械島での戦い以降を描いた漫画『マジンカイザーSKL ヴァーサス』第3巻においても修復をされていない。
- ↑ ただし、前者については、『魔神大戦21』に掲載された前日譚小説『PROJECT KAISER 誕生編』にて「光子力反応炉」が動力炉だと言われている。
- ↑ 後者にかんしても、『PROJECT KAISER 誕生編』にて本来の装甲材質に欠損部を同様の強度を持つ別の材質で補う構造とされている。またこの仕様ではブラックボックスと連動できないため新造部分はシナプスセンサーで接地面を有機融合させて機体全体に純正素材同様の負荷を掛けて連動出来るようにしている
- ↑ ただし、この辺りの設定は視聴者の想像に任せられ、公式には明かされていない。
- ↑ MODEROIDマジンカイザーSKL[1]では「真の顔」と記述されている。
- ↑ そのため同行者を掌に乗せて案内させる場面が存在する。
- ↑ 共鳴するエモーショナルセンサーに搭乗者が耐えられるかは、パイロット次第。
- ↑ ただしこの機体を建造した時点でこの二機はその世界での存在が消える事になる。
- ↑ そもそもカイザーの頭部はコックピット部スカルパイルダーと間近なので、頭突きは大変に危険な行為である。もっとも、頭部にコクピットがあるにも関わらずパイロットが頭突きをしたロボットには前例があるのだが。
- ↑ 『ヴァーサス』ではマントを纏い牙斬刀を背負ったままブレストリガーを使用する場面が存在する。
- ↑ 海動と交代する際にはコントローラーを収納している場面も存在する。
- ↑ 実はOVAではこのマガジンを投げる場面はキバ軍二戦目のみで、基本的にマガジンの交換場面はほぼ一瞬で済まされている。
- ↑ なお、ウイングクロス時は海動と真上のステータスのいいとこどりになるので、海動の射撃値を気にする必要は無いが、スキルパーツによる養成で格闘ばかり上げた場合は問題になってくる。
- ↑ しかも、カットインがズイっと迫ってくる。ちなみに、牙斬刀のトドメ演出と異なり海動と真上の位置が逆だが、これはOVA第3巻のラストカットの再現。また、ブラスター前のカットインはOPの再現である。
- ↑ 17.0 17.1 コメント|マジンカイザーSKL 公式サイト 2024年4月6日閲覧。
- ↑ 一機目の軍属のマジンガーは、USAマジンガー(MAZINGER U.S.A.Version)に登場する機体になる
商品情報[編集 | ソースを編集]
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