「ハザード・パシャ」の版間の差分

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== ハザード・パシャ(Hazard Pasha) ==
+
{{登場人物概要
*[[登場作品]]:[[忍者戦士飛影]]
+
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|忍者戦士飛影}}
*[[声優]]:青野武
+
| 声優 = {{声優|青野武|SRW=Y}}
*種族:地球人
+
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|加藤茂}}
*性別:男
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇}}
*[[年齢]]:46歳
+
| SRWでの分類 = [[パイロット]]
*身長:160cm弱
+
}}
*体重:55kg
 
*血液型:AB型
 
*所属:[[火星]]開拓基地
 
*役職:長官
 
*主な搭乗機:[[ファミール艦]]
 
*キャラクターデザイン:加藤茂
 
  
火星開拓基地の長官。作中における実質的なラスボスといえる人物。
+
{{登場人物概要
 +
| タイトル = プロフィール
 +
| 種族 = [[種族::地球人]]
 +
| 性別 = [[性別::男]]
 +
| 年齢 = [[年齢::46]]歳<ref>第41話の次回予告ナレーションでは[[年齢::40]]歳とアナウンスされている。</ref>
 +
| 身長 = 160 cm弱
 +
| 体重 = [[体重::55]] kg
 +
| 血液型 = [[血液型::AB]]型
 +
| 所属 = {{所属 (人物)|地球連邦軍}}
 +
*[[火星]]開拓基地
 +
| 役職 = [[役職::長官]]
 +
}}
  
[[火星]]における事実上の独裁者で、防衛軍を自分の私兵とし、それ以外の市民を強制労働させる等、かなり横暴で市民の受けは悪い。[[ザ・ブーム軍]]と[[エルシャンク]]の戦闘を機に、自分を左遷した[[地球]]をザ・ブーム軍の力を利用して征服しようと考えてザ・ブーム軍と接触してその協力者となり、中盤以降はザ・ブーム軍と協力している事を隠してザ・ブーム軍を善意の[[宇宙人]]、逆にエルシャンクを悪の宇宙人だと地球の連邦政府に誤情報を流したり、[[ジョウ・マヤ|ジョウ]]や[[イルボラ・サロ|イルボラ]]を捕えるなど、「ハザード」(英語で『危険の原因』『危険物』などの意)の名前の通りエルシャンク一行を最後まで苦しめた。最期は[[空魔]]に[[ファミール艦]]ごと撃墜され、死亡する。
+
'''ハザード・パシャ'''は『[[忍者戦士飛影]]』の登場人物。
  
どうしようもない小悪党だが、中の人の怪演も手伝って妙な愛嬌がある。最終2話は彼と副官のドッグ・タックのナレーションによる総集編となっており、「敵役が総集編の進行を行う」という、珍しい手法をとっている。
+
== 概要 ==
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地球連邦軍・火星開拓基地の長官。三白眼と角張った顔、狡そうな表情に低身長と「いかにも」な醜男で、作中における'''実質的な[[ラスボス]]'''といえる人物。
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[[火星]]における事実上の独裁者で、防衛軍を自分の私兵とし、それ以外の市民を強制労働させる等、かなり横暴で市民の受けは悪い。[[ザ・ブーム軍]]と[[エルシャンク]]の戦闘を機に、自分を左遷した[[地球]]をザ・ブーム軍の力を利用して征服しようと考えてザ・ブーム軍と接触してその協力者となる。
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中盤以降は、ザ・ブーム軍と協力している事を隠して、ザ・ブーム軍を善意の[[宇宙人]]、逆にエルシャンクを「悪の宇宙人」だと地球の連邦政府に誤情報を流したり、[[ジョウ・マヤ]]や[[イルボラ・サロ]]を捕えるなど、「ハザード」(英語で『危険の原因』『危険物』などの意)の名前の通り、エルシャンク一行を最後まで苦しめた。最期は[[空魔]]に[[ファミール艦]]ごと撃墜され、死亡。
 +
 
 +
どうしようもない小悪党なのだが、青野武氏の怪演も手伝って妙な愛嬌がある。なお、『忍者戦士飛影』の第42話および第43話(最終話)は、彼と副官の[[ドッグ・タック]]のナレーションによる総集編となっており、「敵役が総集編の進行を行う」という、珍しい手法をとっている。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
その小癪な性格ゆえか、スパロボでもザ・ブーム軍や他勢力に節操無く取り入り自軍の邪魔をしてくる、というパターンがほとんど。
+
その卑小さと狡猾さゆえか、スパロボでも[[ザ・ブーム軍]]や他勢力に節操無く取り入り自軍の邪魔をしてくる、というパターンが殆ど。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第1部]]
+
 
 +
=== COMPACTシリーズ ===
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇}}
 +
:初登場作品。
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇}}
 
:
 
:
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第2部]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇}}
:
+
:最終的には[[メガノイド]]基地の自爆に巻き込まれて死亡。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第3部]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦IMPACT}}
:
+
:音声初収録。概ね原作通りだが、かつて[[ティターンズ]]に所属し、[[ドン・ザウサー]]と[[コロス]]を復活させていたという過去が語られる。
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
+
:担当声優の青野武氏が2012年4月9日に逝去したため、生前に青野氏が収録した唯一の版権キャラクターとなった。
:概ね原作通りだが、嘗て[[ティターンズ]]に所属していたという設定が加えられている。
+
 
;[[スーパーロボット大戦UX]]
+
=== 携帯機シリーズ ===
:シナリオ面では原作以上に地位や権力を利用して暗躍しており、エルシャンクや自軍を小癪な搦め手で貶めるなど妙に目立つ<!--上に(条件次第では生存するとはいえ)[[小楯衛|衛]]や[[来主操|操]]を死に追いやったり、小ミールに核を打ち込む、脱獄する際に連れてきた[[キバの輩]]と[[ガラン軍兵士]]を'''[[特攻]]兵器に仕立て上げた機体に乗せて特攻させる'''など、物語の序盤から終盤まで悪辣非道の限りを尽くしており、まさに「悪の主役」といっても過言でない存在(ある意味[[K]]の[[ギル・バーグ]]を髣髴させるが、それ以上の暴れぶりである)。それゆえに、ジョウを初めとする原作キャラはもちろん、全版権キャラの仇敵となり、一部のプレイヤーからは「'''第2の[[三輪防人|三輪]]'''」などと評される(尤も、さすがの三輪長官もここまでの悪行を繰り広げることはないが)。最終的にはバジュラ本星近海での戦いでジョウとイルボラによる残像殺法により誅滅された-->。
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦UX}}
:[[中断メッセージ]]にて[[ドッグ・タック]]との掛け合い(と[[次回予告]]パロ)を披露。青野氏が既に鬼籍に入っているため、ライブラリ出演となっているが見事に会話が成立していて全く違和感がない。
+
:オリジナルの敵組織が存在しない今作では、実質的な「悪役」の元締めに抜擢されている。シナリオ面では原作以上に地位や権力を利用して序盤から暗躍しており、各作品における軍事組織の非道な作戦の実行役や協力者の立場を一手に担っている。また、他作品とのクロスオーバーも多く『[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]]』のエメリス・マキャベル司令(SRW未登場)のポジションも兼任している(後述)。
<!-- == パイロットステータス設定の傾向 == -->
+
:最終的には、第3部終盤の[[バジュラ本星]]近海での戦いで、[[ジョウ・マヤ|ジョウ]]と[[イルボラ・サロ|イルボラ]]によるダブル忍者殺法により誅滅された。
<!-- === [[能力|能力値]] === -->
+
:小ネタ的な部分に目を向けると[[スキルパーツ]]として「ハザード愛用水虫治療薬」が入手できたり、[[中断メッセージ]]で[[ドッグ・タック]]との掛け合い([[次回予告]]のパロディ)が披露されたりしている。
<!-- === [[精神コマンド]] === -->
+
:青野武氏が既に鬼籍に入っているためライブラリ出演となっているが、ドッグとの掛け合いは見事に会話が成立しており全く違和感がない(なお、ドッグ役の谷口節氏も本作発売前に鬼籍に入っている)。そのため、[[特殊戦闘台詞]]はジョウ、イルボラに対するものしかなく、他にはアスランに対してのみ(しかもこれはドッグの方で、応じるハザードの方は汎用の戦闘台詞)。
<!-- === [[特殊技能]](特殊スキル) === -->
+
:;本作品における暗躍
 +
::[[シン・アスカ]]や[[碇シンジ]]のように、『UX』におけるハザードもまた「[[スパロボ補正]]を受けたキャラクターの代表格」であり、『UX』のテーマである「可能性の集合」を本作で最も体現している人物であると言える。
 +
::序盤から[[エルシャンク]]や自軍を奸計で貶め、一度は[[アスラン・ザラ|アレックス・ディノ]]の告発等によって逮捕される。だが、後に脱獄して[[人類軍]]の総司令へとのし上がり、それまで以上の極悪ぶりを発揮していくようになる。条件次第では生存するとはいえ、別作品のネームドキャラである[[小楯衛|衛]]や[[来主操|操]]を直接死に追いやり、小[[ミール]]のみならず[[東京]]に[[核ミサイル|核]]を打ち込もうとしたり(しかもその罪を[[アレックス・ゴレム|アレックス]]に着せて殺害しようとした)、脱獄する際に連れてきた[[キバの輩]]と[[ガラン軍兵士]]を特攻兵器に仕立て上げた機体に乗せて[[特攻]]させるなど、物語の序盤から終盤まで悪逆非道の限りを尽くす。まさに「邪悪」「世界の歪み」そのものといっても過言でない存在(ある意味[[K]]の[[ギル・バーグ]]を髣髴とさせるが、それ以上の暴れぶり)である。原作のようなどこか憎めない愛嬌が感じられるのは戦闘時の台詞など僅かな部分のみで、下記にもある原作でのコミカルな振る舞いや言動は殆ど無く(むしろ原作準拠の描写の方が浮いてしまっている)、その代わりにプレイヤーの気勢を削ぎ、怒りを買うようなイベントをこれでもかと投入してくる。それ故に[[ジョウ・マヤ|ジョウ]]達はおろか全版権キャラにとっての怨敵となり、一部のプレイヤーからは「第二の[[三輪防人|三輪]]」あるいは「むしろ三輪長官がキレて自軍に味方するレベル」などと評される。
 +
::ハザードの悪役としての器は完全に原作のそれを凌駕しており、スパロボ史上における地球人の悪役の中でもその外道ぶりはトップクラスである。真に邪神である[[ナイア]]と並ぶ'''「UX真の敵」'''と言っても過言では無い。また、彼はナイアとは違って特別な背景(特殊な出自や、先天的あるいは後天的な特殊能力等)を持たない普通の人間でありながら、飽くなき野望と幾多の非道な行為によってラスボス格へと上り詰めるという、スパロボ史上において屈指の立身出世と(悪役としての)活躍を与えられたキャラクターでもある。
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::様々な場面でUXを危機へ追い込んだハザードだが、『UX』の「ループを繰り返し、類似した展開を辿り、誰かが似た行動を行う」という世界観と、本編においてマキャベル司令の役割を代役で務めている所から考えるに、「'''他の人物の役割をハザードが担った'''」という可能性もある。つまり、他のループではマキャベル司令が登場して原作通りの役割を果たしたが、本編ループでは彼が登場しないため代わりにハザードがその代わりを果たした、と言う訳である。こうした「登場しない人物の代わり」を積み重ねていった結果、多くの悪事を働く事になった(それらの人物が登場するループでは、原作通りの小悪党でしかなかった)と考えると、彼もまた'''「事象」に弄ばれていた被害者'''と見る事もできる。同情はできないが。
 +
::また、UXとの最初の戦いで逮捕された直後に[[加藤機関]]による全世界への核攻撃が行われてしまい、終盤であてにしていた[[マクロス・フロンティア船団|フロンティア政府]]の計画は2度目の戦いで戦死した後[[マクロス・ギャラクシー船団|ギャラクシー船団]]に横取りされてしまう等、仮にUXに勝ったとしてもその後に起こる事態はハザードが収拾できるものではなかった。どの道「ハザードは破滅するしかなかった」と言う、何とも皮肉な話である。
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::横暴で横柄な性格や権力を笠に着た発言など、スパロボ参戦作品では『[[闘将ダイモス]]』の[[三輪防人]]の同類のようにも見える男だが、あくまで地球防衛のためという一種の愛国心が原動力であった三輪とは対照的に、ハザードは早々に敵へ寝返り嬉々として[[地球]]侵略に協力、かつ自身の利権しか頭に無いという点が三輪とは根本的に異なる。しかし、力押ししか能のない三輪に対してハザードは策謀家としてはかなり優れており、かつ自己保身も巧みである。
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::『UX』のハザードが「むしろ三輪長官がキレて自軍に味方するレベル」と言われるのはこれらの違いからきているのだろう。但し、「己が目的の為に他者を平然と犠牲にする」という一点においてははっきりと共通している。なお、三輪は原作とは異なり自分が死亡する点で稀有なキャラであるが、ハザードは版権キャラでありながら[[小楯衛|他の版権キャラ]]の直接的死因となる(一応回避可能ではあるが)という、スパロボにおいて非常に稀な役割を果たす。どちらにおいても、スパロボでより悪役らしくフィーチャーされた点であろうか。
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::本作のライターである岸本みゆき氏は'''「そうなるように自分で書いたとはいえ、外道すぎる」「年季の入った悪役は貴重」'''と発言している<ref>[https://twitter.com/miyukivirgo/status/312456628907675648 岸本みゆきTwitter]</ref><ref>[https://twitter.com/miyukivirgo/status/314254137086853121 岸本みゆきTwitter]</ref>。
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== パイロットステータス ==
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=== [[能力|能力値]] ===
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『UX』では[[格闘 (能力)|格闘]]と[[回避#回避(能力)|回避]]が異様に低く(なんとワースト1)、[[射撃 (能力)|射撃]]・[[命中#命中(能力)|命中]]・[[防御#防御(パイロット能力)|防御]]に優れる典型的な戦艦乗りのパラメータ。ファミール艦のサイズも相まって結構重い一撃を飛ばしてくるので、油断せず[[精神コマンド]]を活用すべし。
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=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 +
; [[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]
 +
: '''[[逆恨み]]'''
 +
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]
 +
:'''[[底力]]L9、[[援護攻撃]]L3、[[全体攻撃]]L3、[[指揮官]]L4'''
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
 
=== 火星 ===
 
=== 火星 ===
 
;[[ドッグ・タック]]
 
;[[ドッグ・タック]]
:副官でハザードの右腕と言える人物。最後までハザードに忠実で、ハザードとともにファミール艦の爆発に巻き込まれて死亡した。
+
:副官でハザードの右腕と言える人物。最後までハザードに忠実で、ハザードと共に[[ファミール艦]]の爆発に巻き込まれて死亡した。流石のハザードもそんなドッグのことは大事だったらしく、彼への'''労いの言葉'''を発したことも。
 
;[[ジョウ・マヤ]]
 
;[[ジョウ・マヤ]]
:火星時代から自分に反目する小僧。何度も対決を繰り返し、最後は彼に倒される事になる。
+
:[[火星]]時代からハザードに楯突いていた宿敵。幾度と無く対決を繰り返し、最後は彼に討たれる事になる。
 
;[[レニー・アイ]]
 
;[[レニー・アイ]]
 
:ジョウの父親と同じく彼女の両親も人質に取った。
 
:ジョウの父親と同じく彼女の両親も人質に取った。
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=== ザ・ブーム軍 ===
 
=== ザ・ブーム軍 ===
 
;[[アネックス・ザブーム]]
 
;[[アネックス・ザブーム]]
:取り入る対象。アネックス側から見ればハザードはあくまでも利用するだけの存在であるが、ハザードも終盤はその事を自覚して火星へ戻ろうとした。
+
:取り入る対象。アネックス側から見ればハザードはあくまでも利用するだけの存在であるが、ハザードも終盤はその事を自覚して[[火星]]へ戻ろうとした。
 
;[[グラサン・グリン]]
 
;[[グラサン・グリン]]
:UXにて初登場。当初手を組んでいた[[ザ・ブーム軍]]の攻撃隊隊長で、共にイルボラに裏切りを仕向けた。本編では互いに利用していた面はあったとはいえ、割と仲は良い面を見せる時もあったが、総集編ではサボテン頭で怒鳴ってばっかしの頭はパーとボロクソに批難していた。
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:当初手を組んでいた[[ザ・ブーム軍]]の攻撃隊隊長で、共にイルボラに裏切りを仕向けた。本編では互いに利用していた面はあったとはいえ、割と仲は良い面を見せる時もあったが、総集編では「サボテン頭で怒鳴ってばっかしの頭はパー」とボロクソに批難していた。スパロボでは『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』でようやく共演。
 
;[[イルボラ・サロ]]
 
;[[イルボラ・サロ]]
:味方に引き込んだがお互いの印象は悪く、アネックス皇帝に評価され、自分よりも立場が上になってあれこれ指示する彼を敵視した。
+
:味方に引き込んだがお互いの印象は悪く、アネックス皇帝に評価されて自分よりも立場が上になり、あれこれ指示する彼を敵視した。
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:『UX』ではジョウのみならず彼にも引導を渡されることに。
 
;[[シャルム・ベーカー]]
 
;[[シャルム・ベーカー]]
:立場的にはシャルムの方が上。互いに嫌い合っており、ハザード曰く気の強い女は嫌いという事で総集編ではグラサンと同じくボロクソに批難していた。
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:立場的にはシャルムの方が上。犬猿の仲であり、ハザード曰く「気の強い女は嫌い」。総集編ではグラサンと同じくボロクソに批難していた。
  
 
=== 地球 ===
 
=== 地球 ===
 
;[[ローニン・サナダ]]
 
;[[ローニン・サナダ]]
:ローニンが前長官の息子と言う関係で旧知であったが、ハザードの悪事を暴こうとする彼と対立し、様々な謀略で彼を妨害した。
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:ローニンが前長官の息子と言う関係で旧知であったが、ハザードの悪事を暴こうとする彼と対立し、様々な謀略で妨害を行った。
  
 
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
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『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』では敵味方問わず様々なキャラクターと関わることになり、一部では「本作で最もクロスオーバーしたキャラクター」とも囁かれている(尤もマイナス方向へだが)。
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=== スーパー系 ===
 
;[[ドン・ザウサー]]、[[コロス]]
 
;[[ドン・ザウサー]]、[[コロス]]
:[[IMPACT]]では彼らを復活させた。何かと謙った態度で彼らへ協力要請を求めつつ、自分が[[メガノイド]]復活の功労者である事を遠回しにアピールするなど、随所で小悪党ぶりを発揮する。
+
:[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では彼らを復活させた。何かと謙った態度で彼らへ協力要請を求めつつ、自分が[[メガノイド]]復活の功労者である事を遠回しにアピールするなど、随所で小悪党ぶりを発揮する。
 +
;[[覇道瑠璃]]
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:『UX』では連邦内部にて対立する者の一人。
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;[[ユリアンヌ・フェイスフル]]
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:『UX』では第1部でのハザードの悪行の一部の証拠となる資料などを彼女はヒューズに提供、ハザードの一旦の失脚に一役買う。
 +
;[[推進派]]
 +
:『UX』では彼らの後ろ盾も得て連邦内での[[人類軍]]の勢力を強めるも、それは全て彼ら(と[[加藤久嵩|加藤]])にとって、必要な「事象」のためでもあった。
 +
;[[海動剣]]、[[真上遼]]
 +
:『UX』では'''戦いを求める彼らですら'''、己の野望のために度々非道な行為を働くハザードに嫌悪と怒りを露わにし、バジュラ本星では彼らから「地獄逝き」を言い渡される。
 +
:真上に至っては、[[アルカトラズ刑務所]]の[[キバの輩|囚]][[ガラン軍兵士|人]]を[[特攻]]させるという凶行に絶叫してしまう。
 +
;[[アクセル・ヒューズ]]
 +
:『UX』の第1部ラストにおいて、アスランと共に自身の不正を暴かれて失脚に追いやられる。中盤にてハザードが[[人類軍]]総司令となった後も、彼に追跡調査されることに。
 +
;[[ドクターミナミ]]
 +
:『UX』では第2部後半に共にアルカトラズ刑務所を脱獄し、[[人類軍]]にて部下とする。
 +
;[[イザベル・クロンカイト (ダンクーガノヴァ)|イザベル・クロンカイト]]
 +
:『UX』第3部冒頭にてTV番組に出演した際、彼女からインタビューを受ける。
 +
 
 +
=== リアル系 ===
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==== [[ガンダムシリーズ]] ====
 
;[[ブライト・ノア]]、[[クワトロ・バジーナ]]
 
;[[ブライト・ノア]]、[[クワトロ・バジーナ]]
:[[IMPACT]]では[[ロンド・ベル]]隊の戦力を利用して[[エルシャンク]]を追撃させるべく彼らに通信を入れるも、ボロを出してしまった事で以降は不審人物として警戒されてしまう。
+
:[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では[[ロンド・ベル]]隊の戦力を利用して[[エルシャンク]]を追撃させるべく彼らに通信を入れるも、ボロを出してしまった事で以降は不審人物として警戒されてしまう。
 +
;[[第二代地球連邦大統領]]
 +
:『UX』では一応の上役。ハザードの[[地球]]への背信行為を知ってはいたが、確たる証拠を掴めていなかったため手を出せずにいた。しかしアスランたちがハザードの悪行を白日の下に晒したことで、ハザードの逮捕を宣告する。
 +
:また、ハザードが復権した後も、彼女はハザードも含めた[[人類軍]]に対して不信感を消すことなく、ヒューズに命じて追跡調査を行わせている。そして、第3部終盤、地球を見捨ててバジュラ本星へ向かうハザードやヘスターたち[[人類軍]]を完全に反逆者と認定し、UXにその暴走の阻止を依頼する。
 +
;[[カガリ・ユラ・アスハ]]、[[マリナ・イスマイール]]、[[クラウス・グラード]]、[[シーリン・バフティヤール]]
 +
:『UX』では連邦内部にて対立する者たち。第1部序盤ではテロリストを利用してマリナを[[暗殺]]しようとし、第1部終盤ではカガリを[[オーブ連合首長国|オーブ]]代表から引き摺り下ろそうと企んだ。
 +
;[[アスラン・ザラ]]
 +
:『UX』の第1部ラストにおいて、ヒューズと共に自身の不正を暴かれて失脚に追いやられる。以来、特にアスランに対しては恨みを抱いている。
 +
;[[カティ・マネキン]]、[[グラハム・エーカー]]、[[パトリック・コーラサワー|パトリック・マネキン]]、[[アンドレイ・スミルノフ]]
 +
:『UX』における連邦軍の良識派の軍人たち。彼らにも不信感を抱かれ、アンドレイにいたっては[[特殊戦闘台詞]]でその怒りを顕にしている。
 +
;[[劉備ガンダム]]、[[曹操ガンダム]]、[[孫権ガンダム]]、[[呂布トールギス]]
 +
:『UX』では最終決戦の戦闘前会話でハザードの存在を断罪する。中央政権の混乱に付け入り、軍事力を背景に権力を握るというハザードのやり口は彼らの世界の董卓ザクを思い起こさせるものだったのかもしれない。
 +
 
 +
==== その他 ====
 
;[[ヘスター・ギャロップ]]
 
;[[ヘスター・ギャロップ]]
:[[UX]]で地球連邦内部の最大のシンパ。共に[[人類軍]]を結成し、UXと敵対する。彼女はハザードを(ハザードが売国奴であると知ってもなお)異常に信頼しきっているが、ハザード自身は本心では彼女を自身の野望を満たすうえで利用価値のある道具の一人としか思っていない。
+
:『UX』で[[地球連邦政府 (00)|地球連邦]]内部の最大のシンパ。共に[[人類軍]]を結成し、UXと敵対する。
;[[2代目地球連邦大統領]]
+
:彼女はハザードを(売国奴であると知ってもなお)異常に[[信頼]]しきっているが、一方のハザードは、彼女を「自身の野望を満たすうえで利用価値のある道具の一つ」としか思っていない。
:[[UX]]では一応の上役。ハザードの地球への背信行為を知ってはいたが、確たる証拠を掴めていなかったため手を出せずにいたが、アスランたちがハザードの悪行を白日の下に曝したことで、ハザードの逮捕を宣告する。
+
;[[ミツヒロ・バートランド]]
;[[カガリ・ユラ・アスハ]]、[[マリナ・イスマイール]]、[[クラウス・グラード]]、[[シーリン・バフティヤール]]、[[覇道瑠璃]]
+
:『UX』では部下。
:[[UX]]では連邦内部にて対立する者たち。
 
;[[アスラン・ザラ]]、[[アクセル・ヒューズ]]
 
:[[UX]]の第1部ラストにおいて、彼らに自身の不正を暴かれて失脚に追いやられる。以来、特にアスランに対しては恨みを抱いている。
 
<!--;[[ドクターミナミ]]
 
:[[UX]]では第2部後半に共にアルカトラズを脱獄し、[[人類軍]]にて部下とする。
 
;[[アレックス・ゴレム]]
 
:[[UX]]では部下だが、そのやり方に不信感と嫌悪感を抱かれており、ヘブンズドア作戦にてハザードとヘスターに背いたことで対立が決定的となる。遂にはホウジョウ軍攻め入る東京にて朗利と金本を利用して東京を焼け野原にし、その責任を全て彼に押し付けて彼を死に追いやろうとする。
 
 
;[[小楯衛]]
 
;[[小楯衛]]
:[[UX]]において、皆を守るべく[[サコミズ・シンジロウ|サコミズ]]を足止めにした彼をあろうことか'''独断で攻撃を仕掛けた結果、衛を死に追いやった'''。
+
:『UX』において、皆を守るべく[[サコミズ・シンジロウ|サコミズ]]を足止めにした彼をあろうことか独断で攻撃を仕掛けた結果、衛を死に追いやった。条件次第では[[エンネア|ある少女]]に救出されるとは言え、非道極まるやり方にUXの面々とサコミズは憤怒することに。彼が生還した場合、終盤には遂に敵同士として対峙する。
 +
;[[来主操]]
 +
:『UX』では北極の[[ミール]]に[[核ミサイル|]]攻撃を強行したことで、彼にとってもハザードは憎むべき敵である。第2次蒼穹作戦にてハザードの核攻撃からUXを庇い、散ってしまう。
 +
:生存フラグを満たせば、ハザードとの最終決戦となる第49話にて再登場し、憎しみを抑えて因縁の敵であるハザードに挑む。
 
;[[シンジロウ・サコミズ]]
 
;[[シンジロウ・サコミズ]]
:[[UX]]では第2部終盤に[[竜宮島]]近海で交戦。その衛を最終的に討つなどしたその外道極まりないやり口で彼を激昂させる。本作では朗利と金本に核弾頭を渡したのもハザードなので、サコミズの生存フラグを満たしていない場合、彼の死の原因もハザードが作ったことになる。彼が生存フラグを満たしている場合、第2次蒼穹作戦の際の人間特攻兵器を用いたやり方にも激しい怒りを露わにしている。
+
:『UX』ではハザードを最も嫌う者の一人。第2部終盤において[[竜宮島]]近海で交戦している最中で、衛諸共サコミズをミサイルで撃墜させる(が、衛だけ討たれてしまう)、第3部終盤で[[第2次蒼穹作戦]]の際の人間特攻兵器を用いたなどしたその外道極まりないやり口で彼を激昂させる。
 +
:本作では朗利と金本に核弾頭を渡したのもハザードなので、サコミズの生存フラグを満たしていない場合、彼の死の原因もハザードが作ったことになる。
 +
;[[コドール・サコミズ]]
 +
:『UX』ではサコミズ不在の間に接触し、ホウジョウ軍の日本侵攻を黙認する代わりに、UXと戦闘するよう仕向ける。その時のやり取りは、まさに狐と狸の化かしあいといったところか。
 
;[[矢藩朗利]]、[[金本平次]]
 
;[[矢藩朗利]]、[[金本平次]]
:[[UX]]では第2部ラストにて東京の破壊を目論む彼らを協力者として招き入れ、UXの抹殺と東京の壊滅のために彼らに核弾頭を渡し、利用する。
+
:『UX』では第2部ラストにて[[東京]]の破壊を目論む彼らを協力者として招き入れ、UXの抹殺と東京の壊滅のために彼らに核弾頭を渡し、利用するが、朗利を[[エイサップ・鈴木|エイサップ]]に倒され、核もサコミズによって阻止され、計画は失敗する。
 +
;[[ショット・ウェポン]]
 +
:『UX』では第2部終盤で彼を介してホウジョウ軍と密約を結び、第3部にて部下となる。
 +
;[[アレックス・ゴレム]]
 +
:『UX』では、エメリス・マキャベル司令が登場しないため、ハザードの部下になる。しかしそのやり方に不信感と嫌悪感を抱いており、[[蒼穹作戦|ヘブンズドア作戦]]にてハザードとヘスターに背いたことで対立が決定的となる。
 +
:遂には[[ホウジョウ軍]]の攻め入る東京にて朗利と金本を利用して[[東京]]を焼け野原にし、その責任を全て彼に押し付けて彼を死に追いやろうとするが、ヒューズの介入によって失敗に終わった。
 +
:初めて出会って自己紹介した際には[[アスラン・ザラ|別のアレックス]]に煮え湯を飲まされたことを思い出し、(あくまでも名前に対してだが)不快感を露わにした。
 
;[[レオン・三島]]、[[ハワード・グラス]]
 
;[[レオン・三島]]、[[ハワード・グラス]]
:[[UX]]では第3部にて手を組むが、彼らの事もヘスター同様利用価値のある道具としか思っていない。尤も、彼ら三人が死亡するよりも先にハザードの方が死亡してしまうのだが。
+
:『UX』では第3部にて手を組むが、彼らの事も[[ヘスター・ギャロップ|ヘスター]]同様利用価値のある道具としか思っていない(尤も、彼ら三人が死亡するよりも先にハザードの方が死亡してしまうのだが)。
;[[来主操]]
+
 
:[[UX]]では第2次蒼穹作戦にてハザードの核攻撃からUXを庇い、散る。生存フラグを満たせば、ハザードとの最終決戦となる第49話にて再登場し、ハザードとの決戦に参戦する。-->
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=== バンプレストオリジナル ===
 +
;[[ノーヴル・ディラン]]
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:『UX』では[[人類軍]]での部下。特に絡みはないのだが、実際のところは、ハザードもまたノーヴルの目的のための「事象」の一つに過ぎず、本作でやらかした数々の悪行も、仮にハザードがいないとしても他の誰かが行う事になっていた。
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;[[アンノウン・エクストライカーズ]]([[アルティメット・クロス]]
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:第1部で世界の敵に仕立て上げ、第2部以降でも[[人類軍]]を率いて対立し、北極ミールに核を打ち込んで対話のチャンスを台無しにする、東京で核攻撃を仕掛ける、アルカトラズの囚人を人間特攻兵器にしてUXに突っ込ませるなど、あらゆる手を使って苦しめていた。が、どの道、彼らとの勝敗がどう転ぼうがハザードには破滅の運命しか用意されていなかった。
  
== 名台詞 ==
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== 名(迷)台詞 ==
 
;「アホが…」
 
;「アホが…」
:『忍者戦士飛影』における記念すべき最初の台詞はハザードのこの台詞で、兵士採用試験に芳しい結果を挙げられない若者に対しての侮蔑的な感想を抱いた際の台詞。IMPACTでも戦闘時に言う。
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:『[[忍者戦士飛影]]』における記念すべき最初の台詞は、ハザードのこの台詞である。兵士採用試験に芳しい結果を挙げられない若者に対しての侮蔑的な感想を抱いた際の台詞。『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』でも戦闘時に言う。
;「AF8番!もういい! お前に兵士の適正は無い! 明日から建設労働に従事しろ!」
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;「AF8番! もういい! お前に兵士の適性は無い! 明日から建設労働に従事しろ!」
:上の台詞の後、結果を出せなかった受験者への非情な失格通告で、この台詞からして火星におけるハザードの独裁者振りが窺える。ちなみに次のAF9番はジョウであるが、サボって狩りをしていた。
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:上の台詞の後、結果を出せなかった受験者への非情な失格通告で、この台詞からして[[火星]]におけるハザードの独裁者振りが窺える。ちなみに、次のAF9番は[[ジョウ・マヤ|ジョウ]]であるが、サボって狩りをしていた。
 
;「俺をこんな所に送った地球の奴らに助けなど…」<br />「うまく奴らと接触できてテクノロジーが手に入れば… ハハッ、俺にもツキが回ってくるかも フフフハハハ…」
 
;「俺をこんな所に送った地球の奴らに助けなど…」<br />「うまく奴らと接触できてテクノロジーが手に入れば… ハハッ、俺にもツキが回ってくるかも フフフハハハ…」
:2話より。ザ・ブーム軍の進出に対し、地球側へ助けを求めるべきではと意見した副官ドックの意見を一蹴した後、エルシャンクとの接触の為、戦車部隊を出撃させた際の台詞。
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:第2話より。[[ザ・ブーム軍]]の進出に対し、[[地球]]側へ助けを求めるべきではと意見した副官[[ドッグ・タック|ドッグ]]の意見を一蹴した後、[[エルシャンク]]との接触の為、戦車部隊を出撃させた際の台詞。
 
;「しかたありませんな、姫様。気が強すぎるというのは時として命を縮める結果になります。フフフフフ…」
 
;「しかたありませんな、姫様。気が強すぎるというのは時として命を縮める結果になります。フフフフフ…」
:エルシャンクの戦力を利用したハザードに対して毅然と反発したロミナに対して
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:エルシャンクの戦力を利用したハザードに対して毅然と反発した[[ロミナ・ラドリオ|ロミナ]]に対して
 
;「くそう、このままではせっかく奴らを利用して地球の制覇を企むワシの計画がパァになってしまう」
 
;「くそう、このままではせっかく奴らを利用して地球の制覇を企むワシの計画がパァになってしまう」
 
:第4話でエルシャンクが動き出したと知った際の台詞。ここでその野望がジョウ達にも知れ渡る事になる。
 
:第4話でエルシャンクが動き出したと知った際の台詞。ここでその野望がジョウ達にも知れ渡る事になる。
 
;「名より実を取った方が得だよ」
 
;「名より実を取った方が得だよ」
:11話でイルボラが捕虜となった際、グラサンと共に裏切りを勧めた際の台詞。
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:第11話で[[イルボラ・サロ|イルボラ]]が捕虜となった際、[[グラサン・グリン|グラサン]]と共に裏切りを勧めた際の台詞。
 
;「さあ、どうするジョウ? お前も男ならウジウジしないでサッと決めろ!」
 
;「さあ、どうするジョウ? お前も男ならウジウジしないでサッと決めろ!」
:ジョウの父マツオとレニーの両親を人質に降伏或いは三機のマシンの譲渡をジョウに迫った際の台詞。
+
:ジョウの父マツオと[[レニー・アイ|レニー]]の両親を人質に降伏或いは三機のマシンの譲渡をジョウに迫った際の台詞。
;「くそぅ~、生意気な~イルボラめぇ、いつか石ぶつけてやるからなぁ!!」
+
;「撃て撃てぇ! 合体させなきゃ奴も大した事は無い!」
:自分に指図をするイルボラに不満を持っての台詞。しかし石をぶつけるなどと言うあたりどこかみみっちい。
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:ジョウ達のピンチに飛影が現れ、シャーマン部隊が撃破されていく中飛ばした指示。まぁ結果は推して知るべし。
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;「くそぅ~、生意気な~イルボラめぇ。いつか石ぶつけてやるからなぁ!!」
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:自分に指図をするイルボラに不満を持っての台詞。しかし「石をぶつける」などと言うあたりどこかみみっちい。
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;「この! この! このこのこのこのこのこのこの…この野郎、さんざん手こずらせやがってぇ、体ばっかり大きいガキがぁ!! 俺を見下すんじゃないっ!! ちくしょうめっ! このぉっ!」<br />「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…。明日からジョギングしよ……」
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:第27話で[[ローニン・サナダ|ローニン]]をエサに[[ジョウ・マヤ|ジョウ]]を捕らえて激情したときの台詞。真剣なシーンから突如このオチである。恐らくは青野武氏のアドリブだと思われるが、非常にいい味を出している。
 
;「あ、それからいいことを教えてやろう。お前達が探し求めていた忍者、ありゃ観光用だ」<br />「忍者ショーなどの観光用として保存されているのに過ぎん」
 
;「あ、それからいいことを教えてやろう。お前達が探し求めていた忍者、ありゃ観光用だ」<br />「忍者ショーなどの観光用として保存されているのに過ぎん」
:30話でジョウ達を水責めにして言い放った台詞。30話で登場した忍者達はハザードが述べた事実通りなのだが、これまで忍者を捜し求めていたロミナ姫達にとっては大きな衝撃となる台詞となる。
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:第30話で[[ジョウ・マヤ|ジョウ]]達を水責めにして言い放った台詞。第30話で登場した忍者達はハザードが述べた事実通りなのだが、これまで[[忍者]]を捜し求めていた[[ロミナ・ラドリオ|ロミナ姫]]達にとっては大きな衝撃を与える事となる。
 
;「どうやら異論はなさそうですな。イヤハッハ…良かった、良かった、君のやり方次第では北アメリカエリアの三億もの人の命が左右されるという事をくれぐれも忘れないようにな。ハハハハハ……アーッハハハハハッ!!」
 
;「どうやら異論はなさそうですな。イヤハッハ…良かった、良かった、君のやり方次第では北アメリカエリアの三億もの人の命が左右されるという事をくれぐれも忘れないようにな。ハハハハハ……アーッハハハハハッ!!」
:32話でエルシャンク側の味方であった北アメリカエリアに対し、北アメリカエリアの民間人の命を盾にエルシャンク側の攻撃をするように仕向け、不本意ながらもエルシャンクを攻撃する決断をしたローニンの父ケガレ・サナダの言葉を聞いた際の台詞。さらにその証としてローニンにエルシャンクを攻撃させる等もあってハザードの卑劣極まりなさが存分に表れている。
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:第32話でエルシャンク側の味方であった北アメリカエリアに対し、北アメリカエリアの民間人の命を盾に[[エルシャンク]]側の攻撃をするように仕向け、不本意ながらもエルシャンクを攻撃する決断をした[[ローニン・サナダ|ローニン]]の父ケガレ・サナダの言葉を聞いた際の台詞。さらにその証として、ローニンにエルシャンクを攻撃させる等もあって、ハザードの卑劣極まりなさが存分に表れている。
 
;「たくっ、この顔のどこが見苦しい!」
 
;「たくっ、この顔のどこが見苦しい!」
:通信でシャルムに見苦しい顔と言われた際の台詞。どう考えてもシャルムの方が説得力がある。
+
:通信でシャルムに見苦しい顔と言われた際の台詞。どう考えても[[シャルム・ベーカー|シャルム]]の方が説得力がある。
;「わしの言った通りだろ。両者をうまく操ればこの地球の全てがワシの手に転がり込むという戦法だ。まだまだワシはへこたれんぞ、フフフフフハハハハハッ!」
+
;「ワシの言った通りだろ。両者をうまく操ればこの地球の全てがワシの手に転がり込むという戦法だ。まだまだワシはへこたれんぞ、フフフフフハハハハハッ!」
:地球側とザ・ブーム軍を自身の謀略を持って巧みに争わせ、その隙を突いて地球を征服しようとする計画を副官のドッグに語った際の台詞。総集編においてはこの戦法を「ハザード流地球頂き戦法」と命名した。
+
:地球側と[[ザ・ブーム軍]]を自身の謀略を持って巧みに争わせ、その隙を突いて[[地球]]を征服しようとする計画を副官の[[ドッグ・タック|ドッグ]]に語った際の台詞。
;「人食い虎もライオンもワシに牙を向けたらこうだ… カチッ!」
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:総集編においてはこの戦法を'''「ハザード流地球いただき戦法」'''と命名した。『UX』ではドッグが口にすることも。
:41話で飛影らに自爆装置をつけた際の台詞。ちなみに起爆装置はファミコンのコントローラーに似ている。
+
;「人食い虎もライオンもワシに牙を向けたらこうだ…カチッ!」
 +
:第41話で飛影らに[[自爆]]装置をつけた際の台詞。ちなみに、起爆装置はファミコンのコントローラーに似ている。
 +
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』でもほぼ同じ台詞を言っているが、言い回しが微妙に異なっている。
 +
;「何とかしろ、バカ者! 早くしろったら…」<br />「わあぁぁぁーっ!!」
 +
:[[飛影]]のバトルショットブレードの投擲で[[ファミール艦]]のメインカメラを壊され部下に怒声を上げるも、[[空魔]]の[[突撃]]によってあっけない最期を遂げた際の台詞。
 +
:[[火星]]に戻って戦力を蓄えた後、再び[[地球]]を侵略する「ハザード流地球いただき戦法」は遂げられぬまま、ハザードは[[ドッグ・タック|副官]]と共に[[宇宙]]の塵と化したのだった。
  
== スパロボシリーズの名台詞 ==
+
== スパロボシリーズの名(迷)台詞 ==
 
===IMPACT===
 
===IMPACT===
;「じゃんじゃんやって下さい!」<br />「私も麗しいコロス様とドン・ザウサー様の為なら、もう幾らでも協力させて頂きますよ、ハイ!」<br />「オーラ、コロス!お任せ下さい、ムフフ…」
+
この頃は『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』に比べると自身のミスで首を絞めていることも多い。原作同様、小物感やコミカルさこそでているが、一方でそんなに目立つ部類でもなかった。
:[[ディラド星]]消滅に巻き込まれて、[[アネックス・ザブーム|アネックス皇帝]]が死亡した事実を伏せながら[[コロス]]と交わした通信。[[メガノイド]]式敬礼まで行なう卑屈さを装いつつ、内心ではアネックス死亡に気付かない彼女らを「ボンクラども」と罵るなど、小物度全開の遣り取りである。
+
;「じゃんじゃんやってください! 私も麗しいコロス様と、偉大なるドン・ザウサー様のためなら、もういくらでも協力させていただきますですよ、ハイ!」<br />「オーラ、コロス! お任せください、ムフフ…」<br/>(ボンクラども、誰もアネックスのことに気付いておらんようだな。くっくっく…)
;「攻撃隊長のイルボラという者が、また無能極まりない奴でして」<br />「まあちょっと顔がいいからって、生意気でキザで!こいつさえ上手くやっておれば…」
+
:第3部銀河決戦篇第4話「白熱の終章」より。[[ディラド星]]消滅に巻き込まれて、[[アネックス・ザブーム|アネックス皇帝]]が死亡した事実を伏せながら[[コロス]]と交わした通信。
:物語終盤、[[ロンド・ベル]]殲滅が一行に進まぬ事に苛立つコロスからの追求をイルボラに責任転嫁して、のらりくらりとかわし続けるハザードだったが直後、コロスから「無能」呼ばわりされ協力関係を打ち切られる羽目に…。
+
:[[メガノイド]]式敬礼まで行なう卑屈さを装いつつ、内心ではアネックス死亡に気付かない彼女らを「ボンクラども」と罵るなど、小物度全開の遣り取りである。
;「お~お~、さすがは情に厚いと名高いロンド・ベル。お心遣い、嬉しくて嬉しくて涙が出ますなあ」<br />「しかし…ワシも退く訳にはまいりませんでな!」<br />「貴様らさえ始末すれば、バンカーやギャンドラーもワシに一目置くだろうしな!」
+
;「これは…ずいぶんですな。ま、そういうことで私はこれで。ははは」<br />(くぅ?! しおらしくなったと思ったら、このォ! 覚えておれよ、イルボラぁ!)
:火星基地での最終決戦でクワトロからの投降勧告を跳ね除け、分不相応な野望を発して彼らへと襲い掛かるが…。
+
:第3部銀河決戦篇シーン3B「マーズ」編開始時のシナリオデモより。火星のメガノイド基地を向かう際に[[イルボラ・サロ|イルボラ]]から「品性とおなじくあの小汚い火星の基地がお好きらしい」と皮肉を浴びせられて。冷静を装いつつも内心では憤慨しているが、ここまで来るとどこかコミカルさを感じてくる。
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;「攻撃隊長のイルボラという者がまた無能極まりない奴でして。まあちょっと顔がいいからって生意気でキザで! こいつさえうまくやっておれば…」
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:同上。[[ロンド・ベル]]殲滅が一向に進まぬ事に苛立つコロスからの追求をイルボラに責任転嫁して、のらりくらりとかわし続けるハザードだったが直後、コロスから「無能」呼ばわりされ協力関係を打ち切られる羽目に…。
 +
;「お~お~、さすがは情に厚いと名高いロンド・ベル。お心遣い、嬉しくて嬉しくて涙が出ますなあ」<br />「しかし…ワシも退く訳にはまいりませんでな!」<br />「貴様らさえ始末すれば、バンカーやギャンドラーもワシに一目置くだろうしな!」<br />(アネックスが死に、メガノイドにも手を切られた今、奴らの戦力を手に入れんことには、ワシの未来はないんじゃ!)
 +
:『IMPACT』第3部銀河決戦編第16話「大いなる胎動」より。[[火星]]基地での最終決戦で[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]からの投降勧告を跳ね除け、分不相応な野望を発して[[ロンド・ベル]]へと襲い掛かるが、進退きわまった状況なのか内心では流石に余裕が無いのがわかる。
 +
;「ばっ…ばかな! このワシが、こんな所で! こんな火星のような辺境で…!」<br/>「ワシはやつらを見返すんだ! ワシを…ワシを邪魔者扱いした地球の連中どもを…ワシを火星なんぞに左遷した連邦の連中を…! ワシは、ワシはぁっ……!」
 +
:同上。最期の台詞。我欲に溺れ、地球に住む人類と連邦に復讐するためにあらゆる勢力に取り入って地球を手にしようとした男は、自身が「辺境」と蔑んだ火星でロンド・ベルとの戦いに敗れ、その野望を果たせぬまま散っていった。
 +
 
 
===UX===
 
===UX===
;「とんでもない! これは弾圧ではなく、鎮圧です」<br/>「彼らの中には環境適応のために遺伝子操作を受けている者もいるのです」<br/>「そのような、もはや人間とは言い難いような荒くれの暴徒を御するには、多少の武力行使も…」
+
==== 第1部 ====
:UX第4話にて地球に降り立った[[エルシャンク]]が火星開拓民と手を組みテロ行為を行ったと嘘の報告をした際、その事に疑念を感じた瑠璃やシーリンから火星での悪行を追及されてこう言い放った。
+
;「とんでもない! それは弾圧ではなく、鎮圧です」<br/>「彼らの中には、環境適応のために遺伝子操作を受けている者もいるのです」<br/>「そのような、もはや人間とも言い難いような荒くれの暴徒どもを御するには、多少の武力行使も…」
:火星に住む人々を苦しめた自らの行動を正当化した挙句、彼らを化け物扱いするような発言から彼の傲慢さが見て取れる。
+
:第4話「舞い降りた翼」より。地球に降り立った[[エルシャンク]]が火星開拓民と手を組みテロ行為を行ったと虚偽の報告をした際、その事に疑念を感じた[[覇道瑠璃|瑠璃]]や[[シーリン・バフティヤール|シーリン]]から[[火星]]での悪行を追及されてこう言い放った。
:ところで、2行目の台詞は『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY』(SRW未登場)に登場するマーシャンの事を指している。
+
:火星に住む人々を苦しめた自らの行動を正当化した挙句、彼らを化け物扱いするような発言にカガリから「前時代のような考え」と怒りの反論をされるが…。
;「ご立派ですなあ、アスハ代表。いや、さすがは永世中立を標榜するオーブ首長国連邦の代表でいらっしゃる」<br/>カガリ「何が言いたい…?」<br/>「いえ、崇高な志をお持ちのわりには、裏で怪しげな傭兵集団と繋がっている等という黒いウワサを耳にしたもので…」
+
:2行目の台詞は『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY』(SRW未参戦)に登場するマーシャンの事を指したもの。この遺伝子操作を受けた人間を蔑視するハザードの思考は『UX』には登場しない反[[コーディネイター]]団体[[ブルーコスモス]]を想起させられる。
:上の台詞で「前時代のような考え」と怒りの反論をしたカガリに対して。カガリはその事に憤りをあらわにするがへスターが彼女を黙らせてしまう
+
;ハザード「ご立派ですなあ、アスハ代表。いや、さすがは永世中立を標榜するオーブ首長国連邦の代表でいらっしゃる」<br/>カガリ「何が言いたい…?」<br/>ハザード「いえ、崇高な志をお持ちのわりには、裏で怪しげな傭兵集団と繋がっている等という黒いウワサを耳にしたもので…」
;「皆さんありがとうございます! 賛成多数により、人類軍特別有事法案は可決となりました!」
+
:上記の台詞の続き。[[アルティメット・クロス|アンノウン・エクストライカーズ]]を「怪しげな傭兵集団」と貶め、カガリはその事に対して憤りをあらわにするが、へスターによって黙らされてしまう。
:第22話にて人類軍特別有事法案が賛成多数によって可決になった時の台詞。地球連邦を掌握して自軍<!--[[アンノウン・エクストライカーズ]]-->を世界の敵に追いやり、その協力者であった[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]をオーブ代表から引きずりおろしたことで彼は勝利に浸った。…はずだったが、[[アスラン・ザラ|アレックス]]や[[アクセル・ヒューズ|ヒューズ]]が現れ、自身の不正を暴かれてしまう。
+
;「もちろん、存じておりますよ。 確かUXに命を狙われたとか…」<br/>「そのテロリストなら、先日、獄中で自殺しましたよ」<br/>「『自分はUXの命令で犯行に及んだ』と言い残してね…」<br/>「よほど罪の意識が大きかったのでしょう。あそこまで人を追い詰めるとは…UXとは、むごい連中です」
;「くっ! あの悪名高きパトリック・ザラの息子である貴様が言えた義理か!」
+
:第19話「黄昏の断罪」より。テロリストが[[マリナ・イスマイール|マリナ]][[暗殺]]未遂事件を引き起こした事を[[シーリン・バフティヤール|シーリン]]に追及されて。
:密かに地球を侵攻しようとする[[ザ・ブーム軍]]と手を組み、地球連邦を排他組織へと逆戻りにしようとし、自軍をテロ組織に仕立て上げた罪を暴いたアスランに対して。
+
:当然だが首謀者は当のハザードであり、政敵となるマリナをテロに見せかけて排除しようとした事件(宇宙ルート第6話)である。ハザードはこの事件を情報操作でUXの仕業へと仕立て上げており、この回答に反論したマリナはテロリストの証言を述べようとするが「そのテロリストは自殺した」と嘯いて意見を封じ込めた。恐らく、口封じのためにそのテロリストを始末したことが容易に想像できる。
:確かに[[パトリック・ザラ|パトリック]]は多くの犠牲を出し、(止められたとはいえ)ジェネシスでナチュラルを殲滅しようとしたが、結局のところは己の棚を上げた脆弁にしか聞こえない。
+
:しかし、このような手段も今作におけるハザードの非道ぶりのほんの序の口に過ぎないのだから、何とも恐ろしいところである。
:そしてアスランに「二度と同じ過ちを犯さない」という覚悟を示された挙句、とうとう大統領に証拠をつかまれてしまい逮捕されてしまう。
+
;「ううむ、ウワサには聞いていたが、そんな真実があったとは…」<br/>「何の罪のない子供たちに、そのような過酷な運命を背負わせるなど、許せぬ所業です!」
 +
:第20話「分解-すれちがい-」より。[[ヘスター・ギャロップ|ヘスター]]と[[ミツヒロ・バートランド|ミツヒロ]]から「[[ファフナー]]のパイロットは、生まれてすぐに[[フェストゥム]]の因子を植えつけられ、常に[[同化]]される危険に晒されている」と聞かれて。
 +
:言ってることは一理あるのだが、心中ではファフナーのパイロットを案じるどころか、人間兵器として酷使しようと考えていた。
 +
:そして、その「何の罪のない子供たち」の[[小楯衛|一人]]を結果的に殺害するというそれと同じ所業を犯してしまう…。
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;「アレは、開拓用の作業マシンを改造しただけのものですよ」<br/>「火星という、過酷な環境で生きることを強いられた我々にとっては必要不可欠なモノでして…」
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:第22話「SUPER NOVA」より。[[ザ・ブーム軍]]の兵器が政府に届け出のないモノだった件への追及に対して。一見何でもないただの詭弁に見えるが、元ネタは『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の[[ナレーション]]。おそらく上述の『Δ ASTRAY』ネタ同様、単に火星ネタで選出されたモノだと思われるが、奇しくも[[スーパーロボット大戦BX|次の携帯機作品]]にAGEが参戦するコトとなった。
 +
;「ええ、人種や所属勢力の垣根を超え、地球圏の危機に共同で対処するスペシャルチーム…」<br/>「その名も、『人類軍』!」<br/>「人類軍の創設にあたっては、連邦軍を再編し、各部隊から選りすぐりのトップエリートたちを集めます」<br/>「これにより、今まで以上に迅速かつ強固な危機対応が可能となるでしょう」<br/>「もちろん、オーブの防衛軍も協力していただけますでしょうな?」<br/>「人類同士が真に手を取り合わねばと、熱心に説かれていたのは、アスハ代表…あなたですからなあ!」
 +
:同話、『UX』における[[人類軍]]創設宣言。話の背景を紐解けば、'''人類の緊急事態を利用して人種や所属勢力を超えた巨大戦力を私有し、莫大な権力を築き上げる'''のがハザードの目的、そして本作の人類軍創設の目的である。この時点で既に人類軍は[[アロウズ]]の再来と[[クラウス・グラード|クラウス]]に言われていたりもする。
 +
:加えてそれに留まらず、[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]の理想論を逆手に取り、[[オーブ連合首長国|オーブ]]の戦力をまるまる奪い取るという凶悪な言論まで通そうとする。ここまで計算ずくであっても口八丁の誘導であっても、どちらにせよハザードが連邦内最大の巨悪に成り上がった瞬間である。
 +
;「皆さん、ありがとうございます! 賛成多数により、人類軍特別有事法案は可決となりました!」
 +
:同話にて、人類軍特別有事法案が賛成多数によって可決になった時の台詞。
 +
:[[地球連邦政府 (00)|地球連邦]]を掌握して[[アルティメット・クロス|自軍]]を世界の敵に追いやり、その協力者であったカガリをオーブ代表から引きずりおろしたことで、彼は勝利に浸った…はずだったが、[[アスラン・ザラ|アレックス]]や[[アクセル・ヒューズ|ヒューズ]]が現れ、自身の不正を暴かれてしまう。
 +
:しかし、法案可決による人類軍の結成まで防ぐことは出来なかった。
 +
;「くっ、あの悪名高きパトリック・ザラの息子である貴様に言えた義理か!」
 +
:密かに地球を侵攻しようとするザ・ブーム軍と手を組み、[[地球連邦政府 (00)|地球連邦]]を排他組織へと逆戻りにしようとし、自軍をテロ組織に仕立て上げた罪を暴いたアスランに対しての台詞。
 +
:ハザードは己の非を棚に上げながら、多くの犠牲を出し、[[ジェネシス]]で[[ナチュラル]]を殲滅しようとした[[パトリック・ザラ|パトリック]]を引き合いにして反論したが、アスランに「二度と同じ過ちを犯さない」という覚悟を示された挙句、とうとう[[第二代地球連邦大統領|大統領]]に証拠をつかまれ、逮捕されてしまう。
 
;「は、離せっ! ワシは火星開拓局の長官なのだぞ!」<br/>「ご、誤解だぁ! ワシは常に地球圏のために…離せ! 離せぇぇええ!!」
 
;「は、離せっ! ワシは火星開拓局の長官なのだぞ!」<br/>「ご、誤解だぁ! ワシは常に地球圏のために…離せ! 離せぇぇええ!!」
:で、不正の罪で連邦軍兵士に連行されるときの台詞。これで彼は御用となった。<!--……と思われていたが?
+
:不正の罪で[[地球連邦軍 (00)|連邦軍]]兵士に連行されるときの台詞。これで彼は御用となったと思われていたが…。
;「今だ、撃てぇぇぇぇ!!」
+
 
:「防人たち」にて、核ミサイルを積んだ[[ファミール艦]]を撃墜しようとする[[サコミズ・シンジロウ|サコミズ]]の[[オウカオー]]を[[マークフュンフ]]の決死の攻撃で足止めしたその瞬間に対空迎撃用ミサイルを全弾発射を指示した。
+
==== 第2部 ====
:が、そのミサイルはあろうことか[[マークフュンフ]]'''だけ'''に命中し、皆を守ろうとした[[小楯衛|衛]]は'''同じ人類に殺される'''という非業な最期を遂げてしまう…。
+
;「そこの女、待て!」<br/>「む…? 女かと思ったら…なんだ、男か」
:その場面を目の当たりにした[[真壁一騎|一騎]]やUXのメンバーはもちろん、敵の[[サコミズ・シンジロウ|サコミズ]]も大きなショックを与えてしまう。しかもこの後に「'''どうせなら奴もろとも爆死すればよかったものを'''」と吐き捨てた当たり、非道かつ傲慢な性格が全面に出ている。
+
:第36話曹操ルート「天に選ばれし覇者」or孫権ルート「天に挑みし勇者」より。[[女装]]した[[早乙女アルト|アルト]]に対して。彼が男性であることに気付いてはいたが、言い回しが[[ジェリド・メサ|憎きジョウと声が同じ人]]を思わせてしまうのは何の皮肉か…。
;「礼など不要だ、大佐。 こいつ等がもっと迅速に敵を撃退してくれば被害はもっと抑えることはできたのだ」
+
:この後、アルトにアルカトラズ襲撃の詳細を教えてもらおうとするが、アルトに一蹴された挙句、逃げられてしまうが、[[ドッグ・タック|副官]]によってハザードの脱獄を許してしまう…。
:自分たちを助けてくれたUXに感謝するアレックス大佐に対して釘を刺している。言ってることは分からなくもないが、先の一件の事を考えると'''説得力がない以前の問題である'''。この発言に[[ドクターウェスト|ウェスト]]は激怒し、[[飛鷹葵|]]に嫌悪感を含めて皮肉を言ったが…。
+
;「アレックスという名を聞くと無性に腹が立ってくるが、まあいい」
;「何を言うか。 だいたい、あのファフナーが堕ちたはワシらの誤射ではないぞ?」<br/>「あの小僧が余計なマネをしてくれなければ、少なくともあのオーラバトラーは仕留めてくれたのだ!」
+
:第37話「命あるもの」にて、総司令に返り咲いた際に初めて会った[[アレックス・ゴレム|アレックス]]に対してこう感想を述べる。
:上の続き。衛の死を詫びるどころか邪魔したかのような暴言に一騎と九郎も怒りを爆発し、この場にいたアレックス大佐からも宥められてしまう。そもそも今作において衛が死んだのは他ならぬ'''ハザード自身が余計な行為をした'''のが原因である。
+
:第一部で[[アルカトラズ刑務所]]に入れられる切欠を造った[[アスラン・ザラ|アレックス・ディノ]]を思い出し、その名前に対して不快感を露わにする。
;「あー、あー。[[アルティメット・クロス]]の諸君、大変ご苦労だった」<br/>「いや、勇敢なる君達の戦いぶりに敬意を表し、最後の挨拶をと思ってなぁ」
+
;「何をモタモタしておる! 早く我々を助けにこんか!」
:「蒼穹~そら~」にて、自軍に入れて来た通信。対話のチャンスが訪れたフェストゥム諸共UXに核攻撃を行う上に、それを告げるための通信を入れて来たのが'''フェイの歌の真っ最中'''という悪い意味で見事過ぎるタイミング。もちろん[[中島宗美|宗美]][[海動剣|海動]]は憤りをあらわにする。竜宮島の乙姫の心情や決意が描写され、南極の自軍メンバーも奮い立っている中に「In the Blue Sky」をぶった切って割り込んで来るのが余計小憎らしい。恐らくこれで気勢を削がれたプレイヤーも少なくないはず。
+
:第38話「防人たち」より。[[シンジロウ・サコミズ|サコミズ]]率いる[[ホウジョウ軍]]に襲撃され、仇敵であるUXに救助を求めた。
;「気に入ってくれたかね、UXの諸君!」<br/>「そいつらはアルカトラズを脱獄した囚人どもでな」<br/>「生きていても仕方のない、生かしておいては、人のため世のためにもならないクズどもだ」
+
:UXの面々は自分のためだけに多くの者を今まで苦しめた挙句、何の罪悪感もなく命令する姿に不快と嫌悪を露わにしたが、その[[ファミール艦]]は、よりにもよって[[核ミサイル]]を積んでいた…。
:「HEAVEN AND EARTH」にて、自軍との触れ合いによって変わった[[来主操|]]が小ミールに説得させてフェストゥムとの戦いを終えた自軍に「新天地を目指す自分たちからの祝福」と称してこの通信を入れてきた。
+
;「ええい、何をやっておる! 自爆でもなんでもして、そのバケモノを止めんかあっ!」
:己の利権のためにあらゆる非道を重ねた彼が言う台詞ではない上に、その「祝福」が囚人たちの悪行に付け込んで'''特攻兵器に仕立て上げたキバの輩とガラン軍兵士を次々と自軍に向けて特攻させる'''というあまりにも'''卑劣にして残酷'''なものであった。そのやり方を平然とやってのけるハザードに[[飛鷹葵|]][[関羽ガンダム|関羽]]だけでなく、両軍と敵対した[[真上遼|]]も激昂した。
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:[[ファミール艦]]を撃墜しようとする[[サコミズ・シンジロウ|サコミズ]]の[[オウカオー]]を足止めしている衛に対して。非道かつ傲慢な物言いにはサコミズも激昂してしまう。
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;「今だ、撃てええぇぇぇッ!!」<br/>「チッ、外したか! どうせなら、奴もろとも、爆死すれば良かったものを…!」
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:[[サコミズ・シンジロウ|サコミズ]]の[[オウカオー]]を[[マークフュンフ]]の決死の攻撃で足止めしたその瞬間に、対空迎撃用ミサイル全弾発射を指示した。
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:…が、そのミサイルはあろうことか[[マークフュンフ]]「だけ」に命中し、皆を守ろうとした[[小楯衛|衛]]は「同じ人類によって殺される」という非業な最期を遂げてしまう…。
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:その場面を目の当たりにした[[真壁一騎|一騎]]を始めとするUXのメンバーは勿論、敵の[[サコミズ・シンジロウ|サコミズ]]にも大きなショックを与え、そして怒りを露わにした。
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;「礼など不要だ、大佐。こいつらがもっと迅速に敵を撃退していれば、被害はもっと抑えることはできたのだ」<br/>「何を言うか。だいたい、あのファフナーが堕ちたのはワシらの誤射ではないぞ?」<br/>「あの小僧が余計なマネさえしなければ、少なくともあのオーラバトラーは仕留めておれたのだ!」
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:自分たちを助けてくれたUXに感謝する[[アレックス・ゴレム|アレックス]]大佐に対して。彼はUXが遅れたおかげで被害を出さずに済んだと嫌味を言い、結果的に[[小楯衛|衛]]を死なせてしまったことを悔やむどころか、まるで衛が[[オウカオー]]撃墜の邪魔をしたかのように貶めたハザードの態度は[[ドクター・ウェスト|U]][[飛鷹葵|X]][[真壁一騎|の]][[大十字九郎|面々]]の怒りを買い、この場にいたアレックス大佐からも宥められてしまう。そもそも余計な真似をして衛を殺した責任者当人がよく言えるものである。
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:なお、フラグを満たし生存した衛と対立した際には「ワシの為にもう一度死ね」等と憎々しげに叫んでいる。
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;ハザード「UXは北極で単独行動を取る。そこを狙い、奴らを足止めするのだ。ワシらが、核を撃ち込むまでのな」<br/>イルボラ「核だと!? 貴様、正気か…!」<br/>ハザード「良い作戦だろう? これでUXの連中は、フェストゥムもろとも綺麗サッパリだ。フェストゥムが相手ならば、どんな犠牲も許されるからなあ! クックックック…」<br/>イルボラ(下衆めッ…!)
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:第39話「蒼穹-そら-」シナリオデモより。[[フェストゥム]]の手中に渡った[[皆城総士|総士]]を奪還するべく、UXが単独で北極海[[ミール]]に向かったことを知ったハザードは、核を発射する時間稼ぎとしてUXの足止めを[[イルボラ・サロ|イルボラ]]に命じる。
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:[[フェストゥム]]諸共UXを核で葬ろうと目論み、なおかつ「フェストゥムが相手だから」という理由で非人道的な作戦を平然と提案するハザードを、イルボラは心の中で「下衆めッ…!」と吐き捨てていた。
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;「あー、あー。[[アルティメット・クロス]]の諸君、大変ご苦労だった」<br/>「いや、勇敢なる君たちの戦いぶりに敬意を表し、最後の挨拶をと思ってなぁ」<br/>「UXに告ぐ。これより我々は敵の殲滅に向け、核攻撃を敢行する」<br/>「すべては人類の未来のためだ。君たちの尊い犠牲を、我々は永遠に忘れないだろう」<br/>「さらば、UX。残りわずか3分の命ではあるが、最後の時を楽しんでくれ。うわーっはっはっは!」
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:蒼穹作戦の最中に[[フェイ・イェンHD|フェイ]]の歌「In the Blue Sky」によってフェストゥムと対話、和解できるチャンスが訪れようとした矢先に'''空気をぶち壊して「核攻撃を行う」通信を入れる'''
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:[[竜宮島]]の[[皆城乙姫|乙姫]]の心情や決意が描写され、北極海にいる自軍メンバーも奮い立っている中で割り込んで来るのが(悪い意味で)見事すぎるタイミングといえる。
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:そもそも「人類の未来のため」と嘯いているが、彼の人物像と下の台詞からすれば結局のところは'''蒼穹作戦での手柄を横取りし、目障りであろうUXの連中を排除したいだけである'''
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;「おめでとうございます、ヘスター事務総長! これで人類は救われましたな!」<br/>「なあに、ワシはただボタンを押しただけですわい。わーっはっはっは!」
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:[[蒼穹作戦]]が終了した直後に、北極海ミールにいるフェストゥムに核を投下して。
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:「人類は救われた」と笑いながら嘯いているが([[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH|後の展開]]とはいえ)、これによって「UXがフェストゥムと対話できる可能性」をハザードが台無しにしてしまったことになる。
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:しかもフェイがこの世界に現れなければ、本当にフェストゥムの対話の道が閉ざされるという(それこそ『K』の通常ED以上の)最悪の展開となっていたのは想像に難くない。
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;「首都機能が麻痺した瞬間に我々が日本復興に手を貸せば、この島国はワシの好きにできるものなぁ」
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:第40話「桜花嵐」より。[[矢藩朗利|朗利]][[金本平次|金本]]に[[東京]]を壊滅させるための核を渡したハザードを非難する[[アレックス・ゴレム|アレックス]]に対して。
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:もし東京に核が放たれれば、首都機能を失った[[日本]]が混乱に包まれ未曽有の大惨事となるのは自明の理だが、それを平然と起こそうとする上にその罪をアレックスに押し付けようとしている。「人類軍」の総司令という立場でありながら、最早この男の心に人類を守る意思は存在せず、同じ人類を犠牲にしてまで身勝手な野望を叶えようとすることしかなかった。
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:原作でのマキャベル司令が言った台詞を少々アレンジしたものだが、ハザードの場合[[火星]]で横暴を働いているという実績があるため悪い意味で結果が見え透いている。しかも、マキャベル司令のほうは[[オーラバトラー]]のせいにするつもりであって、アレックスに押し付けようとはしていなかった。
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==== 第3部 ====
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;「もちろんです。我が人類軍はもちろん、連邦軍でも…」<br/>「フロンティア船団から提供された技術をもとに、対ELS戦を想定した決戦兵器を建造中です」<br/>「仮に奴らがやってきても、何も心配することはありませんな! わっはっはっは!」
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:第41話「再来-みさお-」より。イザベルのインタビューに応えた際に。
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:『00』の原作を知っているとどう考えても裏目に出るような事を言っているのだが、最終的に[[マクロス・クォーター|その決戦兵器]]はUXの戦力になってELSとの最終決戦で活躍し、更にはハザードに牙を剥く事になったりする。
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:ちなみにこれを見た[[近藤剣司|剣司]]は'''「ハザードに任せたら地球が滅びる」'''と皮肉をぶつけられたのは言うまでもない。
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;「フン、島に接近するフェストゥムに対抗するつもりか…」<br/>「もっとも、奴らの場合は『対話』などという馬鹿げたマネをするのだろうがな」
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:第47話「HEAVEN AND EARTH」より。UXが地球に帰還し[[アルヴィス]]のもとに合流したとの報を聞いて。
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:ハザードのせいで一度は水泡に帰した『異種との対話』を「馬鹿げたマネ」と嘲笑しており、ミツヒロと同様「異種や同じ人間と分かり合おうとしない」事がよくわかる(しかもこの男は後々自身の野望のために異種を利用しようと目論んでいる)。
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:この後、[[ショット・ウェポン|ショット]]に[[ドクターミナミ|ある人物]]の研究データを引き継がせたが、それが[[トラウマイベント|悲劇]]の始まりになろうとは…。
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;「気に入ってくれたかね、UXの諸君!」<br/>「そいつらは、アルカトラズを脱獄した囚人どもでな。生きていても仕方のない、生かしておいては、世のため人のためにもならないクズどもだ」<br/>「なあに、遠慮はいらん。これは新天地を目指すワシらからの、ささやかな祝福だ。ありがたく受け取ってくれたまえ! ぐわーっはっはっは!」
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:同上。第2次蒼穹作戦において、自軍との触れ合いによって変わった[[来主操|操]]が「神様」である小ミールを説得して[[フェストゥム]]との戦いを終えたその後に突如現れた奇械島の連中が[[特攻]]した後にこの通信を入れてきた。
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:この男の言う「[[祝福]]」とは「[[アルカトラズ刑務所]]を脱獄させた[[キバの輩|囚]][[ガラン軍兵士|人]]を特攻兵器に仕立て上げ、それを自軍に向けて特攻させた後に核で小[[ミール]]ごとUXを葬る」という作中においてハザードが行った非道の中でも最も卑劣にして残酷な部類である。そして「生きていても仕方のない~」の台詞は『必殺仕事人』ネタであり、元ネタにおいては言ったハザード自身がその対象となる台詞である。
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:実の所、UX世界では[[量産イノベイド|同じ]][[ガガ|手段]]を用いた[[リボンズ・アルマーク|者]]がハザード以前に存在していたのだが、あちらは「自意識が希薄なイノベイドを特攻させていた」のに対し、こちらは「自意識の残った囚人を特攻させている」ので、なおさら悲惨な事になっている。
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:アルカトラズの囚人達が[[特攻]]によって死の恐怖を叫びながら非業の死を遂げる光景に[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ|ショックを]][[九条美海|受け]]、ある者は[[飛鷹葵|声を荒らげて糾弾し]]、中には義憤の余り[[真上遼|絶叫を]][[シンジロウ・サコミズ|上げる者達]]もいた。幸いにも核の方は[[来主操|操]]によって阻止されたが、それと引き換えに彼が犠牲になってしまう…。
 +
;「ククク、面白いことを言う! 貴様らも自分のルールに従って、罪無き者どもを屠ってきたではないか!」※対[[アニエス・ベルジュ|アーニー]]&[[サヤ・クルーガー|サヤ]]<br>「綺麗事を! 欲のない人間など、ワシから見れば人として何か欠落しておるのだ! あの世で見ているがいい! このワシの作る、ワシのための未来を!」※対[[シン・アスカ|シン]]&[[キラ・ヤマト|キラ]]&[[アスラン・ザラ|アスラン]]<br>「人類軍…バジュラ共…この力があれば、全てが手に入る! 未来はワシのためにあるのだ!」※対[[刹那・F・セイエイ|刹那]]<br>「グフフ、どうだ? 貴様のマシンはフェストゥムどもを消すのに打って付けだ。ワシの元に来るのであれば、あの島より素晴らしい楽園を与えてやるぞ!」※対[[真壁一騎|一騎]]<br>「どこかで見たことがあると思えば、ワシを守った小僧ではないか! ならば、ワシの栄光を守るため、今一度死ねぇい!」※対[[小楯衛|衛]]<br>「何を言っているかわからんが、ワシの邪魔をするのであれば容赦はせん! 消し炭にしてくれるわ!」※対[[来主操|操]]<br>「ククク、小僧よ。そのロボットを従わせ、ただ命令のままに戦わせる…。貴様もワシらと同じではないか!」※対[[ヒーローマン]]&[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ|ジョーイ]]<br>「わざわざこんな所までご苦労な事よ! ワシらが宇宙の支配者となるのを見届けにくるとはな!」※対[[大十字九郎|九郎]]&[[アル・アジフ|アル]]<br>「檻を破って暴れ出すとはな。だが、人食い虎もライオンも、ワシに牙を向ければ末路はひとつよ!」※対[[ジョウ・マヤ|ジョウ]]<br>「ワシは力を手に入れた! もはや貴様らのマシンがなくとも、野望の大成まであと少しよ!」※対[[マイク・コイル|マイク]]&[[レニー・アイ|レニー]]&[[ダミアン]]<br>「勇ましいことだが、温室育ちの王女にワシは止められん! 身の程を知らず楯突けば、大怪我をすることを知れぃ!」※対[[ロミナ・ラドリオ|ロミナ]]<br>「UXとザ・ブームを行ったり来たりでせわしないなぁ、イルボラ…。だが、貴様にはまだ利用価値がある。今度はワシの元に来てもらうぞ、コウモリ男よ!」※対[[イルボラ・サロ|イルボラ]]<br>「バジュラ共の力を手にした! 権力だってある…! 全てを支配できるまで、もう少しよ! あとは邪魔なお前らさえいなくなればなぁ!」※対[[早瀬浩一|浩一]]<br>「考える脳のないヤツらに、利用価値を見出してやったのだ! 能無しの貴様らもそのうち、ワシの尖兵として隷属させてやるわい!」※対[[早乙女アルト|アルト]]<br>「フハハハハ! 火星のような辺境で生きてきた過去とも、これでお別れよ! もう少しで辿り着くワシの輝かしい未来の邪魔はさせんぞぉ!」※対[[海動剣|海動]]&[[真上遼|真上]]<br>「ブンブン五月蝿いコバエどもが! だが、そのマシンには感謝しておるぞ! おかげでワシの栄光への道を拓くキッカケとなったのだからなぁ!」※対[[ショウ・ザマ|ショウ]]<br>「ぬかすな、小僧が! 親の庇護の下で甘えて育ったような若者にワシの苦難の何がわかる! その青臭い思想ごと打ち砕いて、ワシの野望の肥やしとしてやるわい!」※対[[エイサップ・鈴木|エイサップ]]<br>「どこの馬の骨ともわからぬ機械人形にこの世の道理を諭される謂われはないわ! 丁度よい! 貴様の持つ玉璽とやらの力も、ワシ自ら解明してくれる!」※対[[龍装劉備ガンダム|劉備]]&[[紅蓮装曹操ガンダム|曹操]]&[[猛虎装孫権ガンダム|孫権]]&[[呂布トールギス|呂布]]<br>「全てを手にし、支配する…! その想いがワシにあるからこそ、どんな落ち目になっても生きてこれたのだ! そして、我が宿願はもはや手の届くところまで来ておる!」※対[[飛鷹葵|葵]]<br>「この知力と、手にした武力…ようやくあと一歩のところに、ワシの地球支配が見えておるのだ! 貴様のような機械人形に、ワシの野望を止められてなるものか!」※対[[フェイ・イェンHD|フェイ]]
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:第49話「侵略の終焉」における戦闘前会話の数々。これまで己の野望を叶えるためだけに他者を利用してはその命を踏みにじり、その死を貶める等の非道の限りを尽くしたハザードは、UXにとっても絶対に許すことのできない「外道の極み」であった。特に衛に関しては自身を守ってくれたにもかかわらず、フラグ未成立ならハザード自身が殺した相手にもかかわらず、開き直りも甚だしい。
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;「ぐわーっはっは! どうやらワシの方が、一枚上手だったようですなあ、陛下!」<br/>「そう…忍者伝説も、[[バジュラ|フォールドクォーツ]]も[[ザ・ブーム軍]]も、すべてワシのものだ!」<br/>「このハザード・パシャが全宇宙を支配する王となるのだ!」
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:同上。[[アネックス・ザブーム|アネックス皇帝]]にインプラント弾を撃ち込んだ[[バジュラ]]を[[特攻]]させ、歓喜に満ちた様子で野望の成就を高々に叫ぶ。バジュラを完全に操る術を手に入れたハザードにとって、もはや[[ザ・ブーム軍]]や[[人類軍]]さえも用済みでしかなかった。
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:これに怒った[[ジョウ・マヤ|ジョウ]]は[[イルボラ・サロ|イルボラ]]と共に[[ファミール艦]]の撃墜を試みるが、そのタイミングを伺ったかのように、[[飛影]]と[[零影]]にインプラント弾を撃ち込んだ。このままではUXはアルカトラズの[[キバの輩|]][[ガラン軍兵士|]]やバジュラのようにハザードの捨て駒にされてしまう…。ジョウとイルボラが苦しむ姿を目の当たりにした[[ロミナ・ラドリオ|ロミナ]]は自分の命の限りに叫んだ瞬間、[[エルシャンク]]が眩い輝きに包まれる。
 +
:それはハザードの野望を瓦解させ、ラドリオ星に伝わるあの「忍者伝説」が誕生する瞬間でもあった。
 
;「うぎゃあああああああ!」
 
;「うぎゃあああああああ!」
:UX第49話での断末魔。己の利権のためにあらゆる非道を重ねた男は、今までの報いを受けるかのようにジョウとイルボラの二人に誅滅され、[[ドッグ・タック|たった一人の忠臣]]と共に宇宙の塵となった。
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:断末魔。己の利権のためにあらゆる非道を重ねたハザードは「全宇宙を支配する王になる」という分不相応極まりない野望を叫ぶも、今までの報いを受けるかのように[[ジョウ・マヤ|伝説の]][[イルボラ・サロ|忍者]]によって誅滅。
:UXでのハザードの様々な非道に憤っていたプレイヤーにとってはまさに溜飲が下がった瞬間といっても過言ではないであろう。
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:[[ドッグ・タック|たった一人の忠臣]]と共に[[宇宙]]の塵となり、待ち望んだユートピアに辿り着くことなく地獄へと叩き落されたのだった。
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+
 
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=== 戦闘台詞 ===
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;ドッグ「長官、敵が密集しております!」 / ハザード「今だ、やれっ!」<br>ドッグ「一度捕まえたものは逃がしません! さ、長官!」 / ハザード「こいつめ!」<br>ドッグ「長官、いかがいたしましょうか?」 / ハザード「迎撃開始!」<br>ドッグ「各砲座、よく狙え!」 / ハザード「撃てっ! 撃てっ!」<br>ドッグ「長官、敵が有効射程に入りました!」 / ハザード「このバカ者め!」<br>ドッグ「邪魔者の疲弊を待って仕掛ける。ハザード流地球いただき戦法、さすがです」 / ハザード「フフフフ…。これで…終わりだよ」<br>ドッグ「ノコノコとこちらの方へやってきましたな!」 / ハザード「アホが!」<br>ハザード「このっ! このっ! このっ!」 / ドッグ「違います、長官。こちらが発射ボタンです」<br>ハザード「やられたら、やり返せ!!」 / ドッグ「災い転じて福と成す。これぞ長官の作戦ですな」<br>ハザード「みんなでわしをコケにして!」 / ドッグ「長官を甘く見たツケを払わせてやれ!」
 +
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』におけるハザードと[[ドッグ・タック|ドッグ]]が搭乗する[[ファミール艦]]での攻撃時の台詞の数々。小悪党だが、どこか愛嬌も感じさせてしまうハザード役の[[声優]]・青野武氏の怪演が光る。
 +
;ハザード「ん~? 今、何かしたのかな?」 / ドッグ「この程度でどうにかできる、我が艦ではないのだよ」<br>ハザード「お、おのれ~! バカにしおって!」 / ドッグ「このままでは、長官の計画がパーになってしまう!」<br>ハザード「な、何をしている! さっさとやっつけろ!」 / ドッグ「バンクス部隊を急いでこちらに回せ!」<br>ハザード「生意気! ほんとに生意気な奴めが!」 / ドッグ「各砲座、さっさと撃ち落とせ!」<br>ハザード「ひゃああ~!」 / ドッグ「長官、ご安心ください。既に手は打ってあります」<br>ハザード「ま、まさか!?」 / ドッグ「いいえ、長官。どうやら直撃だけは免れたようです」<br>ハザード「は、話し合おう! な! な!」 / ドッグ「困りますな、長官がそのような弱気におなりでは…!」<br>ハザード「俺を見下すんじゃない!」 / ドッグ「私がそうはさせません。ご安心下さい、長官!」<br>ハザード「まっ、まままま、待て! 待ってくれぇっ!」 / ドッグ「長官、そうは言っても、敵は待ってはくれませんぞ!」<br>ドッグ「ま、まずいですぞ、このままでは我が艦が!?」 / ハザード「化け物だ! 奴ぁ!」
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:『UX』での被弾時の台詞の数々。1~4行目は小ダメージ、5~7行目は中ダメージ、8~10行目は大ダメージの台詞になっている。
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:敵からの攻撃に慌てふためく上官のハザードに対するドッグのツッコミが実に冴えており、一部の掛け合いは彼の副官としての頼もしさを感じさせるものがある。
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;ハザード「撤退する! 撤退信号を発射しろ!」 / ドッグ「信号弾発射、撤退急げ!」<br>ドッグ「せ、戦闘不能です!」 / ハザード「くそっ! 退け! 退くんだ!」<br>ドッグ「ハザード長官、我が艦は限界のようです。撤退を!」 / ハザード「そ、そんなあ~~!」<br>ドッグ「総員退艦しろ! 急げ! モタモタするなぁっ!」 / ハザード「早くしろったら! あっ、あぁぁぁぁ~!」
 +
:『UX』でのファミール艦撃墜時の台詞。3・4行目のやり取りで「ドッグは真剣に物事を判断しているが、ハザードは搭乗艦の撃墜に驚愕し慌てふためく」という、どこか微笑ましささえ感じてしまうリアクションを取っている。ちなみに1~3行目は通常の撃墜時の台詞、4行目はジョウとイルボラの攻撃による撃墜時の台詞になっている。
 +
:なお『UX』のハザードは原作以上の極悪非道ぶりを発揮しているが、戦闘時の台詞は原作における彼の人物像に近い。上記におけるハザードとドッグのコミカルな掛け合いをじっくりと聴いてみるのも、一興(?)だろう。
  
 
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
 
;[[ファミール艦]]
 
;[[ファミール艦]]
:
+
:ハザードが搭乗する宇宙航行艦。彼の副官の[[ドッグ・タック|ドッグ]]も同乗しており、『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』ではハザードとドッグのコミカルな掛け合い(戦闘台詞)がある。
 
 
== 余談 ==
 
横暴で横柄な性格や権力を笠に着た発言など『[[闘将ダイモス]]』の[[三輪防人|三輪長官]]の同類のようにも見える男だが、曲りなりにも最後まで地球を防衛せんとしていた三輪長官とは対照的に、ハザードは早々に敵に寝返り嬉々として地球侵略に協力しており、かつその心中は自分の利権しか頭に無いという点では正反対といえる。また、三輪長官は力押しだけの無能な人物だがハザードは策謀家としてはかなり優れている、という点も異なる。共通している事と言えば、己の目的の為に他者の命を平然と犠牲にする非道な点だろう。『UX』において「ハザード愛用水虫薬」というスキルパーツが登場している。
 
 
 
== 備考 ==
 
ハザード・パシャ役の青野武氏は2012年4月9日に逝去したため、これが生前青野氏が収録した唯一の版権キャラクターとなった。今後登場する際は[[代役]]、またはライブラリ出演等の処置がとられるものと予想される。<br />[[バンプレストオリジナル]]のキャラクターについては、[[魔装機神シリーズ]]の[[ルオゾール・ゾラン・ロイエル]]、『[[スーパーロボット大戦GC]]』の[[ヘルルーガ・イズベルガ]]がいるが、前者については代役の処置がとられている。
 
 
 
== 話題まとめ ==
 
 
 
 
 
== 資料リンク ==
 
  
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
  
== リンク ==
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2024年8月20日 (火) 11:13時点における最新版

ハザード・パシャ
登場作品 忍者戦士飛影
声優 青野武
デザイン 加藤茂
初登場SRW スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 46歳[1]
身長 160 cm弱
体重 5555 kg <br /> kg
血液型 AB型
所属

地球連邦軍

役職 長官
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ハザード・パシャは『忍者戦士飛影』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

地球連邦軍・火星開拓基地の長官。三白眼と角張った顔、狡そうな表情に低身長と「いかにも」な醜男で、作中における実質的なラスボスといえる人物。

火星における事実上の独裁者で、防衛軍を自分の私兵とし、それ以外の市民を強制労働させる等、かなり横暴で市民の受けは悪い。ザ・ブーム軍エルシャンクの戦闘を機に、自分を左遷した地球をザ・ブーム軍の力を利用して征服しようと考えてザ・ブーム軍と接触してその協力者となる。

中盤以降は、ザ・ブーム軍と協力している事を隠して、ザ・ブーム軍を善意の宇宙人、逆にエルシャンクを「悪の宇宙人」だと地球の連邦政府に誤情報を流したり、ジョウ・マヤイルボラ・サロを捕えるなど、「ハザード」(英語で『危険の原因』『危険物』などの意)の名前の通り、エルシャンク一行を最後まで苦しめた。最期は空魔ファミール艦ごと撃墜され、死亡。

どうしようもない小悪党なのだが、青野武氏の怪演も手伝って妙な愛嬌がある。なお、『忍者戦士飛影』の第42話および第43話(最終話)は、彼と副官のドッグ・タックのナレーションによる総集編となっており、「敵役が総集編の進行を行う」という、珍しい手法をとっている。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

その卑小さと狡猾さゆえか、スパロボでもザ・ブーム軍や他勢力に節操無く取り入り自軍の邪魔をしてくる、というパターンが殆ど。

COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
初登場作品。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇
スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
最終的にはメガノイド基地の自爆に巻き込まれて死亡。
スーパーロボット大戦IMPACT
音声初収録。概ね原作通りだが、かつてティターンズに所属し、ドン・ザウサーコロスを復活させていたという過去が語られる。
担当声優の青野武氏が2012年4月9日に逝去したため、生前に青野氏が収録した唯一の版権キャラクターとなった。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦UX
オリジナルの敵組織が存在しない今作では、実質的な「悪役」の元締めに抜擢されている。シナリオ面では原作以上に地位や権力を利用して序盤から暗躍しており、各作品における軍事組織の非道な作戦の実行役や協力者の立場を一手に担っている。また、他作品とのクロスオーバーも多く『リーンの翼』のエメリス・マキャベル司令(SRW未登場)のポジションも兼任している(後述)。
最終的には、第3部終盤のバジュラ本星近海での戦いで、ジョウイルボラによるダブル忍者殺法により誅滅された。
小ネタ的な部分に目を向けるとスキルパーツとして「ハザード愛用水虫治療薬」が入手できたり、中断メッセージドッグ・タックとの掛け合い(次回予告のパロディ)が披露されたりしている。
青野武氏が既に鬼籍に入っているためライブラリ出演となっているが、ドッグとの掛け合いは見事に会話が成立しており全く違和感がない(なお、ドッグ役の谷口節氏も本作発売前に鬼籍に入っている)。そのため、特殊戦闘台詞はジョウ、イルボラに対するものしかなく、他にはアスランに対してのみ(しかもこれはドッグの方で、応じるハザードの方は汎用の戦闘台詞)。
本作品における暗躍
シン・アスカ碇シンジのように、『UX』におけるハザードもまた「スパロボ補正を受けたキャラクターの代表格」であり、『UX』のテーマである「可能性の集合」を本作で最も体現している人物であると言える。
序盤からエルシャンクや自軍を奸計で貶め、一度はアレックス・ディノの告発等によって逮捕される。だが、後に脱獄して人類軍の総司令へとのし上がり、それまで以上の極悪ぶりを発揮していくようになる。条件次第では生存するとはいえ、別作品のネームドキャラであるを直接死に追いやり、小ミールのみならず東京を打ち込もうとしたり(しかもその罪をアレックスに着せて殺害しようとした)、脱獄する際に連れてきたキバの輩ガラン軍兵士を特攻兵器に仕立て上げた機体に乗せて特攻させるなど、物語の序盤から終盤まで悪逆非道の限りを尽くす。まさに「邪悪」「世界の歪み」そのものといっても過言でない存在(ある意味Kギル・バーグを髣髴とさせるが、それ以上の暴れぶり)である。原作のようなどこか憎めない愛嬌が感じられるのは戦闘時の台詞など僅かな部分のみで、下記にもある原作でのコミカルな振る舞いや言動は殆ど無く(むしろ原作準拠の描写の方が浮いてしまっている)、その代わりにプレイヤーの気勢を削ぎ、怒りを買うようなイベントをこれでもかと投入してくる。それ故にジョウ達はおろか全版権キャラにとっての怨敵となり、一部のプレイヤーからは「第二の三輪」あるいは「むしろ三輪長官がキレて自軍に味方するレベル」などと評される。
ハザードの悪役としての器は完全に原作のそれを凌駕しており、スパロボ史上における地球人の悪役の中でもその外道ぶりはトップクラスである。真に邪神であるナイアと並ぶ「UX真の敵」と言っても過言では無い。また、彼はナイアとは違って特別な背景(特殊な出自や、先天的あるいは後天的な特殊能力等)を持たない普通の人間でありながら、飽くなき野望と幾多の非道な行為によってラスボス格へと上り詰めるという、スパロボ史上において屈指の立身出世と(悪役としての)活躍を与えられたキャラクターでもある。
様々な場面でUXを危機へ追い込んだハザードだが、『UX』の「ループを繰り返し、類似した展開を辿り、誰かが似た行動を行う」という世界観と、本編においてマキャベル司令の役割を代役で務めている所から考えるに、「他の人物の役割をハザードが担った」という可能性もある。つまり、他のループではマキャベル司令が登場して原作通りの役割を果たしたが、本編ループでは彼が登場しないため代わりにハザードがその代わりを果たした、と言う訳である。こうした「登場しない人物の代わり」を積み重ねていった結果、多くの悪事を働く事になった(それらの人物が登場するループでは、原作通りの小悪党でしかなかった)と考えると、彼もまた「事象」に弄ばれていた被害者と見る事もできる。同情はできないが。
また、UXとの最初の戦いで逮捕された直後に加藤機関による全世界への核攻撃が行われてしまい、終盤であてにしていたフロンティア政府の計画は2度目の戦いで戦死した後ギャラクシー船団に横取りされてしまう等、仮にUXに勝ったとしてもその後に起こる事態はハザードが収拾できるものではなかった。どの道「ハザードは破滅するしかなかった」と言う、何とも皮肉な話である。
横暴で横柄な性格や権力を笠に着た発言など、スパロボ参戦作品では『闘将ダイモス』の三輪防人の同類のようにも見える男だが、あくまで地球防衛のためという一種の愛国心が原動力であった三輪とは対照的に、ハザードは早々に敵へ寝返り嬉々として地球侵略に協力、かつ自身の利権しか頭に無いという点が三輪とは根本的に異なる。しかし、力押ししか能のない三輪に対してハザードは策謀家としてはかなり優れており、かつ自己保身も巧みである。
『UX』のハザードが「むしろ三輪長官がキレて自軍に味方するレベル」と言われるのはこれらの違いからきているのだろう。但し、「己が目的の為に他者を平然と犠牲にする」という一点においてははっきりと共通している。なお、三輪は原作とは異なり自分が死亡する点で稀有なキャラであるが、ハザードは版権キャラでありながら他の版権キャラの直接的死因となる(一応回避可能ではあるが)という、スパロボにおいて非常に稀な役割を果たす。どちらにおいても、スパロボでより悪役らしくフィーチャーされた点であろうか。
本作のライターである岸本みゆき氏は「そうなるように自分で書いたとはいえ、外道すぎる」「年季の入った悪役は貴重」と発言している[2][3]

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力値[編集 | ソースを編集]

『UX』では格闘回避が異様に低く(なんとワースト1)、射撃命中防御に優れる典型的な戦艦乗りのパラメータ。ファミール艦のサイズも相まって結構重い一撃を飛ばしてくるので、油断せず精神コマンドを活用すべし。

特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]

IMPACT
逆恨み
UX
底力L9、援護攻撃L3、全体攻撃L3、指揮官L4

人間関係[編集 | ソースを編集]

火星[編集 | ソースを編集]

ドッグ・タック
副官でハザードの右腕と言える人物。最後までハザードに忠実で、ハザードと共にファミール艦の爆発に巻き込まれて死亡した。流石のハザードもそんなドッグのことは大事だったらしく、彼への労いの言葉を発したことも。
ジョウ・マヤ
火星時代からハザードに楯突いていた宿敵。幾度と無く対決を繰り返し、最後は彼に討たれる事になる。
レニー・アイ
ジョウの父親と同じく彼女の両親も人質に取った。
ダミアン
ジョウらと同様に敵対関係で、終盤では彼によってファミール艦が細工された事により窮地に陥る。

エルシャンク[編集 | ソースを編集]

ロミナ・ラドリオ
彼女を何度か人質に取った。

ザ・ブーム軍[編集 | ソースを編集]

アネックス・ザブーム
取り入る対象。アネックス側から見ればハザードはあくまでも利用するだけの存在であるが、ハザードも終盤はその事を自覚して火星へ戻ろうとした。
グラサン・グリン
当初手を組んでいたザ・ブーム軍の攻撃隊隊長で、共にイルボラに裏切りを仕向けた。本編では互いに利用していた面はあったとはいえ、割と仲は良い面を見せる時もあったが、総集編では「サボテン頭で怒鳴ってばっかしの頭はパー」とボロクソに批難していた。スパロボでは『UX』でようやく共演。
イルボラ・サロ
味方に引き込んだがお互いの印象は悪く、アネックス皇帝に評価されて自分よりも立場が上になり、あれこれ指示する彼を敵視した。
『UX』ではジョウのみならず彼にも引導を渡されることに。
シャルム・ベーカー
立場的にはシャルムの方が上。犬猿の仲であり、ハザード曰く「気の強い女は嫌い」。総集編ではグラサンと同じくボロクソに批難していた。

地球[編集 | ソースを編集]

ローニン・サナダ
ローニンが前長官の息子と言う関係で旧知であったが、ハザードの悪事を暴こうとする彼と対立し、様々な謀略で妨害を行った。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

UX』では敵味方問わず様々なキャラクターと関わることになり、一部では「本作で最もクロスオーバーしたキャラクター」とも囁かれている(尤もマイナス方向へだが)。

スーパー系[編集 | ソースを編集]

ドン・ザウサーコロス
IMPACT』では彼らを復活させた。何かと謙った態度で彼らへ協力要請を求めつつ、自分がメガノイド復活の功労者である事を遠回しにアピールするなど、随所で小悪党ぶりを発揮する。
覇道瑠璃
『UX』では連邦内部にて対立する者の一人。
ユリアンヌ・フェイスフル
『UX』では第1部でのハザードの悪行の一部の証拠となる資料などを彼女はヒューズに提供、ハザードの一旦の失脚に一役買う。
推進派
『UX』では彼らの後ろ盾も得て連邦内での人類軍の勢力を強めるも、それは全て彼ら(と加藤)にとって、必要な「事象」のためでもあった。
海動剣真上遼
『UX』では戦いを求める彼らですら、己の野望のために度々非道な行為を働くハザードに嫌悪と怒りを露わにし、バジュラ本星では彼らから「地獄逝き」を言い渡される。
真上に至っては、アルカトラズ刑務所特攻させるという凶行に絶叫してしまう。
アクセル・ヒューズ
『UX』の第1部ラストにおいて、アスランと共に自身の不正を暴かれて失脚に追いやられる。中盤にてハザードが人類軍総司令となった後も、彼に追跡調査されることに。
ドクターミナミ
『UX』では第2部後半に共にアルカトラズ刑務所を脱獄し、人類軍にて部下とする。
イザベル・クロンカイト
『UX』第3部冒頭にてTV番組に出演した際、彼女からインタビューを受ける。

リアル系[編集 | ソースを編集]

ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]

ブライト・ノアクワトロ・バジーナ
IMPACT』ではロンド・ベル隊の戦力を利用してエルシャンクを追撃させるべく彼らに通信を入れるも、ボロを出してしまった事で以降は不審人物として警戒されてしまう。
第二代地球連邦大統領
『UX』では一応の上役。ハザードの地球への背信行為を知ってはいたが、確たる証拠を掴めていなかったため手を出せずにいた。しかしアスランたちがハザードの悪行を白日の下に晒したことで、ハザードの逮捕を宣告する。
また、ハザードが復権した後も、彼女はハザードも含めた人類軍に対して不信感を消すことなく、ヒューズに命じて追跡調査を行わせている。そして、第3部終盤、地球を見捨ててバジュラ本星へ向かうハザードやヘスターたち人類軍を完全に反逆者と認定し、UXにその暴走の阻止を依頼する。
カガリ・ユラ・アスハマリナ・イスマイールクラウス・グラードシーリン・バフティヤール
『UX』では連邦内部にて対立する者たち。第1部序盤ではテロリストを利用してマリナを暗殺しようとし、第1部終盤ではカガリをオーブ代表から引き摺り下ろそうと企んだ。
アスラン・ザラ
『UX』の第1部ラストにおいて、ヒューズと共に自身の不正を暴かれて失脚に追いやられる。以来、特にアスランに対しては恨みを抱いている。
カティ・マネキングラハム・エーカーパトリック・マネキンアンドレイ・スミルノフ
『UX』における連邦軍の良識派の軍人たち。彼らにも不信感を抱かれ、アンドレイにいたっては特殊戦闘台詞でその怒りを顕にしている。
劉備ガンダム曹操ガンダム孫権ガンダム呂布トールギス
『UX』では最終決戦の戦闘前会話でハザードの存在を断罪する。中央政権の混乱に付け入り、軍事力を背景に権力を握るというハザードのやり口は彼らの世界の董卓ザクを思い起こさせるものだったのかもしれない。

その他[編集 | ソースを編集]

ヘスター・ギャロップ
『UX』で地球連邦内部の最大のシンパ。共に人類軍を結成し、UXと敵対する。
彼女はハザードを(売国奴であると知ってもなお)異常に信頼しきっているが、一方のハザードは、彼女を「自身の野望を満たすうえで利用価値のある道具の一つ」としか思っていない。
ミツヒロ・バートランド
『UX』では部下。
小楯衛
『UX』において、皆を守るべくサコミズを足止めにした彼をあろうことか独断で攻撃を仕掛けた結果、衛を死に追いやった。条件次第ではある少女に救出されるとは言え、非道極まるやり方にUXの面々とサコミズは憤怒することに。彼が生還した場合、終盤には遂に敵同士として対峙する。
来主操
『UX』では北極のミール攻撃を強行したことで、彼にとってもハザードは憎むべき敵である。第2次蒼穹作戦にてハザードの核攻撃からUXを庇い、散ってしまう。
生存フラグを満たせば、ハザードとの最終決戦となる第49話にて再登場し、憎しみを抑えて因縁の敵であるハザードに挑む。
シンジロウ・サコミズ
『UX』ではハザードを最も嫌う者の一人。第2部終盤において竜宮島近海で交戦している最中で、衛諸共サコミズをミサイルで撃墜させる(が、衛だけ討たれてしまう)、第3部終盤で第2次蒼穹作戦の際の人間特攻兵器を用いたなどしたその外道極まりないやり口で彼を激昂させる。
本作では朗利と金本に核弾頭を渡したのもハザードなので、サコミズの生存フラグを満たしていない場合、彼の死の原因もハザードが作ったことになる。
コドール・サコミズ
『UX』ではサコミズ不在の間に接触し、ホウジョウ軍の日本侵攻を黙認する代わりに、UXと戦闘するよう仕向ける。その時のやり取りは、まさに狐と狸の化かしあいといったところか。
矢藩朗利金本平次
『UX』では第2部ラストにて東京の破壊を目論む彼らを協力者として招き入れ、UXの抹殺と東京の壊滅のために彼らに核弾頭を渡し、利用するが、朗利をエイサップに倒され、核もサコミズによって阻止され、計画は失敗する。
ショット・ウェポン
『UX』では第2部終盤で彼を介してホウジョウ軍と密約を結び、第3部にて部下となる。
アレックス・ゴレム
『UX』では、エメリス・マキャベル司令が登場しないため、ハザードの部下になる。しかしそのやり方に不信感と嫌悪感を抱いており、ヘブンズドア作戦にてハザードとヘスターに背いたことで対立が決定的となる。
遂にはホウジョウ軍の攻め入る東京にて朗利と金本を利用して東京を焼け野原にし、その責任を全て彼に押し付けて彼を死に追いやろうとするが、ヒューズの介入によって失敗に終わった。
初めて出会って自己紹介した際には別のアレックスに煮え湯を飲まされたことを思い出し、(あくまでも名前に対してだが)不快感を露わにした。
レオン・三島ハワード・グラス
『UX』では第3部にて手を組むが、彼らの事もヘスター同様利用価値のある道具としか思っていない(尤も、彼ら三人が死亡するよりも先にハザードの方が死亡してしまうのだが)。

バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]

ノーヴル・ディラン
『UX』では人類軍での部下。特に絡みはないのだが、実際のところは、ハザードもまたノーヴルの目的のための「事象」の一つに過ぎず、本作でやらかした数々の悪行も、仮にハザードがいないとしても他の誰かが行う事になっていた。
アンノウン・エクストライカーズアルティメット・クロス
第1部で世界の敵に仕立て上げ、第2部以降でも人類軍を率いて対立し、北極ミールに核を打ち込んで対話のチャンスを台無しにする、東京で核攻撃を仕掛ける、アルカトラズの囚人を人間特攻兵器にしてUXに突っ込ませるなど、あらゆる手を使って苦しめていた。が、どの道、彼らとの勝敗がどう転ぼうがハザードには破滅の運命しか用意されていなかった。

名(迷)台詞[編集 | ソースを編集]

「アホが…」
忍者戦士飛影』における記念すべき最初の台詞は、ハザードのこの台詞である。兵士採用試験に芳しい結果を挙げられない若者に対しての侮蔑的な感想を抱いた際の台詞。『IMPACT』でも戦闘時に言う。
「AF8番! もういい! お前に兵士の適性は無い! 明日から建設労働に従事しろ!」
上の台詞の後、結果を出せなかった受験者への非情な失格通告で、この台詞からして火星におけるハザードの独裁者振りが窺える。ちなみに、次のAF9番はジョウであるが、サボって狩りをしていた。
「俺をこんな所に送った地球の奴らに助けなど…」
「うまく奴らと接触できてテクノロジーが手に入れば… ハハッ、俺にもツキが回ってくるかも フフフハハハ…」
第2話より。ザ・ブーム軍の進出に対し、地球側へ助けを求めるべきではと意見した副官ドッグの意見を一蹴した後、エルシャンクとの接触の為、戦車部隊を出撃させた際の台詞。
「しかたありませんな、姫様。気が強すぎるというのは時として命を縮める結果になります。フフフフフ…」
エルシャンクの戦力を利用したハザードに対して毅然と反発したロミナに対して
「くそう、このままではせっかく奴らを利用して地球の制覇を企むワシの計画がパァになってしまう」
第4話でエルシャンクが動き出したと知った際の台詞。ここでその野望がジョウ達にも知れ渡る事になる。
「名より実を取った方が得だよ」
第11話でイルボラが捕虜となった際、グラサンと共に裏切りを勧めた際の台詞。
「さあ、どうするジョウ? お前も男ならウジウジしないでサッと決めろ!」
ジョウの父マツオとレニーの両親を人質に降伏或いは三機のマシンの譲渡をジョウに迫った際の台詞。
「撃て撃てぇ! 合体させなきゃ奴も大した事は無い!」
ジョウ達のピンチに飛影が現れ、シャーマン部隊が撃破されていく中飛ばした指示。まぁ結果は推して知るべし。
「くそぅ~、生意気な~イルボラめぇ。いつか石ぶつけてやるからなぁ!!」
自分に指図をするイルボラに不満を持っての台詞。しかし「石をぶつける」などと言うあたりどこかみみっちい。
「この! この! このこのこのこのこのこのこの…この野郎、さんざん手こずらせやがってぇ、体ばっかり大きいガキがぁ!! 俺を見下すんじゃないっ!! ちくしょうめっ! このぉっ!」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…。明日からジョギングしよ……」
第27話でローニンをエサにジョウを捕らえて激情したときの台詞。真剣なシーンから突如このオチである。恐らくは青野武氏のアドリブだと思われるが、非常にいい味を出している。
「あ、それからいいことを教えてやろう。お前達が探し求めていた忍者、ありゃ観光用だ」
「忍者ショーなどの観光用として保存されているのに過ぎん」
第30話でジョウ達を水責めにして言い放った台詞。第30話で登場した忍者達はハザードが述べた事実通りなのだが、これまで忍者を捜し求めていたロミナ姫達にとっては大きな衝撃を与える事となる。
「どうやら異論はなさそうですな。イヤハッハ…良かった、良かった、君のやり方次第では北アメリカエリアの三億もの人の命が左右されるという事をくれぐれも忘れないようにな。ハハハハハ……アーッハハハハハッ!!」
第32話でエルシャンク側の味方であった北アメリカエリアに対し、北アメリカエリアの民間人の命を盾にエルシャンク側の攻撃をするように仕向け、不本意ながらもエルシャンクを攻撃する決断をしたローニンの父ケガレ・サナダの言葉を聞いた際の台詞。さらにその証として、ローニンにエルシャンクを攻撃させる等もあって、ハザードの卑劣極まりなさが存分に表れている。
「たくっ、この顔のどこが見苦しい!」
通信でシャルムに見苦しい顔と言われた際の台詞。どう考えてもシャルムの方が説得力がある。
「ワシの言った通りだろ。両者をうまく操ればこの地球の全てがワシの手に転がり込むという戦法だ。まだまだワシはへこたれんぞ、フフフフフハハハハハッ!」
地球側とザ・ブーム軍を自身の謀略を持って巧みに争わせ、その隙を突いて地球を征服しようとする計画を副官のドッグに語った際の台詞。
総集編においてはこの戦法を「ハザード流地球いただき戦法」と命名した。『UX』ではドッグが口にすることも。
「人食い虎もライオンもワシに牙を向けたらこうだ…カチッ!」
第41話で飛影らに自爆装置をつけた際の台詞。ちなみに、起爆装置はファミコンのコントローラーに似ている。
UX』でもほぼ同じ台詞を言っているが、言い回しが微妙に異なっている。
「何とかしろ、バカ者! 早くしろったら…」
「わあぁぁぁーっ!!」
飛影のバトルショットブレードの投擲でファミール艦のメインカメラを壊され部下に怒声を上げるも、空魔突撃によってあっけない最期を遂げた際の台詞。
火星に戻って戦力を蓄えた後、再び地球を侵略する「ハザード流地球いただき戦法」は遂げられぬまま、ハザードは副官と共に宇宙の塵と化したのだった。

スパロボシリーズの名(迷)台詞[編集 | ソースを編集]

IMPACT[編集 | ソースを編集]

この頃は『UX』に比べると自身のミスで首を絞めていることも多い。原作同様、小物感やコミカルさこそでているが、一方でそんなに目立つ部類でもなかった。

「じゃんじゃんやってください! 私も麗しいコロス様と、偉大なるドン・ザウサー様のためなら、もういくらでも協力させていただきますですよ、ハイ!」
「オーラ、コロス! お任せください、ムフフ…」
(ボンクラども、誰もアネックスのことに気付いておらんようだな。くっくっく…)
第3部銀河決戦篇第4話「白熱の終章」より。ディラド星消滅に巻き込まれて、アネックス皇帝が死亡した事実を伏せながらコロスと交わした通信。
メガノイド式敬礼まで行なう卑屈さを装いつつ、内心ではアネックス死亡に気付かない彼女らを「ボンクラども」と罵るなど、小物度全開の遣り取りである。
「これは…ずいぶんですな。ま、そういうことで私はこれで。ははは」
(くぅ?! しおらしくなったと思ったら、このォ! 覚えておれよ、イルボラぁ!)
第3部銀河決戦篇シーン3B「マーズ」編開始時のシナリオデモより。火星のメガノイド基地を向かう際にイルボラから「品性とおなじくあの小汚い火星の基地がお好きらしい」と皮肉を浴びせられて。冷静を装いつつも内心では憤慨しているが、ここまで来るとどこかコミカルさを感じてくる。
「攻撃隊長のイルボラという者がまた無能極まりない奴でして。まあちょっと顔がいいからって生意気でキザで! こいつさえうまくやっておれば…」
同上。ロンド・ベル殲滅が一向に進まぬ事に苛立つコロスからの追求をイルボラに責任転嫁して、のらりくらりとかわし続けるハザードだったが直後、コロスから「無能」呼ばわりされ協力関係を打ち切られる羽目に…。
「お~お~、さすがは情に厚いと名高いロンド・ベル。お心遣い、嬉しくて嬉しくて涙が出ますなあ」
「しかし…ワシも退く訳にはまいりませんでな!」
「貴様らさえ始末すれば、バンカーやギャンドラーもワシに一目置くだろうしな!」
(アネックスが死に、メガノイドにも手を切られた今、奴らの戦力を手に入れんことには、ワシの未来はないんじゃ!)
『IMPACT』第3部銀河決戦編第16話「大いなる胎動」より。火星基地での最終決戦でクワトロからの投降勧告を跳ね除け、分不相応な野望を発してロンド・ベルへと襲い掛かるが、進退きわまった状況なのか内心では流石に余裕が無いのがわかる。
「ばっ…ばかな! このワシが、こんな所で! こんな火星のような辺境で…!」
「ワシはやつらを見返すんだ! ワシを…ワシを邪魔者扱いした地球の連中どもを…ワシを火星なんぞに左遷した連邦の連中を…! ワシは、ワシはぁっ……!」
同上。最期の台詞。我欲に溺れ、地球に住む人類と連邦に復讐するためにあらゆる勢力に取り入って地球を手にしようとした男は、自身が「辺境」と蔑んだ火星でロンド・ベルとの戦いに敗れ、その野望を果たせぬまま散っていった。

UX[編集 | ソースを編集]

第1部[編集 | ソースを編集]

「とんでもない! それは弾圧ではなく、鎮圧です」
「彼らの中には、環境適応のために遺伝子操作を受けている者もいるのです」
「そのような、もはや人間とも言い難いような荒くれの暴徒どもを御するには、多少の武力行使も…」
第4話「舞い降りた翼」より。地球に降り立ったエルシャンクが火星開拓民と手を組みテロ行為を行ったと虚偽の報告をした際、その事に疑念を感じた瑠璃シーリンから火星での悪行を追及されてこう言い放った。
火星に住む人々を苦しめた自らの行動を正当化した挙句、彼らを化け物扱いするような発言にカガリから「前時代のような考え」と怒りの反論をされるが…。
2行目の台詞は『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY』(SRW未参戦)に登場するマーシャンの事を指したもの。この遺伝子操作を受けた人間を蔑視するハザードの思考は『UX』には登場しない反コーディネイター団体ブルーコスモスを想起させられる。
ハザード「ご立派ですなあ、アスハ代表。いや、さすがは永世中立を標榜するオーブ首長国連邦の代表でいらっしゃる」
カガリ「何が言いたい…?」
ハザード「いえ、崇高な志をお持ちのわりには、裏で怪しげな傭兵集団と繋がっている等という黒いウワサを耳にしたもので…」
上記の台詞の続き。アンノウン・エクストライカーズを「怪しげな傭兵集団」と貶め、カガリはその事に対して憤りをあらわにするが、へスターによって黙らされてしまう。
「もちろん、存じておりますよ。 確かUXに命を狙われたとか…」
「そのテロリストなら、先日、獄中で自殺しましたよ」
「『自分はUXの命令で犯行に及んだ』と言い残してね…」
「よほど罪の意識が大きかったのでしょう。あそこまで人を追い詰めるとは…UXとは、むごい連中です」
第19話「黄昏の断罪」より。テロリストがマリナ暗殺未遂事件を引き起こした事をシーリンに追及されて。
当然だが首謀者は当のハザードであり、政敵となるマリナをテロに見せかけて排除しようとした事件(宇宙ルート第6話)である。ハザードはこの事件を情報操作でUXの仕業へと仕立て上げており、この回答に反論したマリナはテロリストの証言を述べようとするが「そのテロリストは自殺した」と嘯いて意見を封じ込めた。恐らく、口封じのためにそのテロリストを始末したことが容易に想像できる。
しかし、このような手段も今作におけるハザードの非道ぶりのほんの序の口に過ぎないのだから、何とも恐ろしいところである。
「ううむ、ウワサには聞いていたが、そんな真実があったとは…」
「何の罪のない子供たちに、そのような過酷な運命を背負わせるなど、許せぬ所業です!」
第20話「分解-すれちがい-」より。ヘスターミツヒロから「ファフナーのパイロットは、生まれてすぐにフェストゥムの因子を植えつけられ、常に同化される危険に晒されている」と聞かれて。
言ってることは一理あるのだが、心中ではファフナーのパイロットを案じるどころか、人間兵器として酷使しようと考えていた。
そして、その「何の罪のない子供たち」の一人を結果的に殺害するというそれと同じ所業を犯してしまう…。
「アレは、開拓用の作業マシンを改造しただけのものですよ」
「火星という、過酷な環境で生きることを強いられた我々にとっては必要不可欠なモノでして…」
第22話「SUPER NOVA」より。ザ・ブーム軍の兵器が政府に届け出のないモノだった件への追及に対して。一見何でもないただの詭弁に見えるが、元ネタは『機動戦士ガンダムAGE』のナレーション。おそらく上述の『Δ ASTRAY』ネタ同様、単に火星ネタで選出されたモノだと思われるが、奇しくも次の携帯機作品にAGEが参戦するコトとなった。
「ええ、人種や所属勢力の垣根を超え、地球圏の危機に共同で対処するスペシャルチーム…」
「その名も、『人類軍』!」
「人類軍の創設にあたっては、連邦軍を再編し、各部隊から選りすぐりのトップエリートたちを集めます」
「これにより、今まで以上に迅速かつ強固な危機対応が可能となるでしょう」
「もちろん、オーブの防衛軍も協力していただけますでしょうな?」
「人類同士が真に手を取り合わねばと、熱心に説かれていたのは、アスハ代表…あなたですからなあ!」
同話、『UX』における人類軍創設宣言。話の背景を紐解けば、人類の緊急事態を利用して人種や所属勢力を超えた巨大戦力を私有し、莫大な権力を築き上げるのがハザードの目的、そして本作の人類軍創設の目的である。この時点で既に人類軍はアロウズの再来とクラウスに言われていたりもする。
加えてそれに留まらず、カガリの理想論を逆手に取り、オーブの戦力をまるまる奪い取るという凶悪な言論まで通そうとする。ここまで計算ずくであっても口八丁の誘導であっても、どちらにせよハザードが連邦内最大の巨悪に成り上がった瞬間である。
「皆さん、ありがとうございます! 賛成多数により、人類軍特別有事法案は可決となりました!」
同話にて、人類軍特別有事法案が賛成多数によって可決になった時の台詞。
地球連邦を掌握して自軍を世界の敵に追いやり、その協力者であったカガリをオーブ代表から引きずりおろしたことで、彼は勝利に浸った…はずだったが、アレックスヒューズが現れ、自身の不正を暴かれてしまう。
しかし、法案可決による人類軍の結成まで防ぐことは出来なかった。
「くっ、あの悪名高きパトリック・ザラの息子である貴様に言えた義理か!」
密かに地球を侵攻しようとするザ・ブーム軍と手を組み、地球連邦を排他組織へと逆戻りにしようとし、自軍をテロ組織に仕立て上げた罪を暴いたアスランに対しての台詞。
ハザードは己の非を棚に上げながら、多くの犠牲を出し、ジェネシスナチュラルを殲滅しようとしたパトリックを引き合いにして反論したが、アスランに「二度と同じ過ちを犯さない」という覚悟を示された挙句、とうとう大統領に証拠をつかまれ、逮捕されてしまう。
「は、離せっ! ワシは火星開拓局の長官なのだぞ!」
「ご、誤解だぁ! ワシは常に地球圏のために…離せ! 離せぇぇええ!!」
不正の罪で連邦軍兵士に連行されるときの台詞。これで彼は御用となったと思われていたが…。

第2部[編集 | ソースを編集]

「そこの女、待て!」
「む…? 女かと思ったら…なんだ、男か」
第36話曹操ルート「天に選ばれし覇者」or孫権ルート「天に挑みし勇者」より。女装したアルトに対して。彼が男性であることに気付いてはいたが、言い回しが憎きジョウと声が同じ人を思わせてしまうのは何の皮肉か…。
この後、アルトにアルカトラズ襲撃の詳細を教えてもらおうとするが、アルトに一蹴された挙句、逃げられてしまうが、副官によってハザードの脱獄を許してしまう…。
「アレックスという名を聞くと無性に腹が立ってくるが、まあいい」
第37話「命あるもの」にて、総司令に返り咲いた際に初めて会ったアレックスに対してこう感想を述べる。
第一部でアルカトラズ刑務所に入れられる切欠を造ったアレックス・ディノを思い出し、その名前に対して不快感を露わにする。
「何をモタモタしておる! 早く我々を助けにこんか!」
第38話「防人たち」より。サコミズ率いるホウジョウ軍に襲撃され、仇敵であるUXに救助を求めた。
UXの面々は自分のためだけに多くの者を今まで苦しめた挙句、何の罪悪感もなく命令する姿に不快と嫌悪を露わにしたが、そのファミール艦は、よりにもよって核ミサイルを積んでいた…。
「ええい、何をやっておる! 自爆でもなんでもして、そのバケモノを止めんかあっ!」
ファミール艦を撃墜しようとするサコミズオウカオーを足止めしている衛に対して。非道かつ傲慢な物言いにはサコミズも激昂してしまう。
「今だ、撃てええぇぇぇッ!!」
「チッ、外したか! どうせなら、奴もろとも、爆死すれば良かったものを…!」
サコミズオウカオーマークフュンフの決死の攻撃で足止めしたその瞬間に、対空迎撃用ミサイル全弾発射を指示した。
…が、そのミサイルはあろうことかマークフュンフ「だけ」に命中し、皆を守ろうとしたは「同じ人類によって殺される」という非業な最期を遂げてしまう…。
その場面を目の当たりにした一騎を始めとするUXのメンバーは勿論、敵のサコミズにも大きなショックを与え、そして怒りを露わにした。
「礼など不要だ、大佐。こいつらがもっと迅速に敵を撃退していれば、被害はもっと抑えることはできたのだ」
「何を言うか。だいたい、あのファフナーが堕ちたのはワシらの誤射ではないぞ?」
「あの小僧が余計なマネさえしなければ、少なくともあのオーラバトラーは仕留めておれたのだ!」
自分たちを助けてくれたUXに感謝するアレックス大佐に対して。彼はUXが遅れたおかげで被害を出さずに済んだと嫌味を言い、結果的にを死なせてしまったことを悔やむどころか、まるで衛がオウカオー撃墜の邪魔をしたかのように貶めたハザードの態度はUX面々の怒りを買い、この場にいたアレックス大佐からも宥められてしまう。そもそも余計な真似をして衛を殺した責任者当人がよく言えるものである。
なお、フラグを満たし生存した衛と対立した際には「ワシの為にもう一度死ね」等と憎々しげに叫んでいる。
ハザード「UXは北極で単独行動を取る。そこを狙い、奴らを足止めするのだ。ワシらが、核を撃ち込むまでのな」
イルボラ「核だと!? 貴様、正気か…!」
ハザード「良い作戦だろう? これでUXの連中は、フェストゥムもろとも綺麗サッパリだ。フェストゥムが相手ならば、どんな犠牲も許されるからなあ! クックックック…」
イルボラ(下衆めッ…!)
第39話「蒼穹-そら-」シナリオデモより。フェストゥムの手中に渡った総士を奪還するべく、UXが単独で北極海ミールに向かったことを知ったハザードは、核を発射する時間稼ぎとしてUXの足止めをイルボラに命じる。
フェストゥム諸共UXを核で葬ろうと目論み、なおかつ「フェストゥムが相手だから」という理由で非人道的な作戦を平然と提案するハザードを、イルボラは心の中で「下衆めッ…!」と吐き捨てていた。
「あー、あー。アルティメット・クロスの諸君、大変ご苦労だった」
「いや、勇敢なる君たちの戦いぶりに敬意を表し、最後の挨拶をと思ってなぁ」
「UXに告ぐ。これより我々は敵の殲滅に向け、核攻撃を敢行する」
「すべては人類の未来のためだ。君たちの尊い犠牲を、我々は永遠に忘れないだろう」
「さらば、UX。残りわずか3分の命ではあるが、最後の時を楽しんでくれ。うわーっはっはっは!」
蒼穹作戦の最中にフェイの歌「In the Blue Sky」によってフェストゥムと対話、和解できるチャンスが訪れようとした矢先に空気をぶち壊して「核攻撃を行う」通信を入れる
竜宮島乙姫の心情や決意が描写され、北極海にいる自軍メンバーも奮い立っている中で割り込んで来るのが(悪い意味で)見事すぎるタイミングといえる。
そもそも「人類の未来のため」と嘯いているが、彼の人物像と下の台詞からすれば結局のところは蒼穹作戦での手柄を横取りし、目障りであろうUXの連中を排除したいだけである
「おめでとうございます、ヘスター事務総長! これで人類は救われましたな!」
「なあに、ワシはただボタンを押しただけですわい。わーっはっはっは!」
蒼穹作戦が終了した直後に、北極海ミールにいるフェストゥムに核を投下して。
「人類は救われた」と笑いながら嘯いているが(後の展開とはいえ)、これによって「UXがフェストゥムと対話できる可能性」をハザードが台無しにしてしまったことになる。
しかもフェイがこの世界に現れなければ、本当にフェストゥムの対話の道が閉ざされるという(それこそ『K』の通常ED以上の)最悪の展開となっていたのは想像に難くない。
「首都機能が麻痺した瞬間に我々が日本復興に手を貸せば、この島国はワシの好きにできるものなぁ」
第40話「桜花嵐」より。朗利金本東京を壊滅させるための核を渡したハザードを非難するアレックスに対して。
もし東京に核が放たれれば、首都機能を失った日本が混乱に包まれ未曽有の大惨事となるのは自明の理だが、それを平然と起こそうとする上にその罪をアレックスに押し付けようとしている。「人類軍」の総司令という立場でありながら、最早この男の心に人類を守る意思は存在せず、同じ人類を犠牲にしてまで身勝手な野望を叶えようとすることしかなかった。
原作でのマキャベル司令が言った台詞を少々アレンジしたものだが、ハザードの場合火星で横暴を働いているという実績があるため悪い意味で結果が見え透いている。しかも、マキャベル司令のほうはオーラバトラーのせいにするつもりであって、アレックスに押し付けようとはしていなかった。

第3部[編集 | ソースを編集]

「もちろんです。我が人類軍はもちろん、連邦軍でも…」
「フロンティア船団から提供された技術をもとに、対ELS戦を想定した決戦兵器を建造中です」
「仮に奴らがやってきても、何も心配することはありませんな! わっはっはっは!」
第41話「再来-みさお-」より。イザベルのインタビューに応えた際に。
『00』の原作を知っているとどう考えても裏目に出るような事を言っているのだが、最終的にその決戦兵器はUXの戦力になってELSとの最終決戦で活躍し、更にはハザードに牙を剥く事になったりする。
ちなみにこれを見た剣司「ハザードに任せたら地球が滅びる」と皮肉をぶつけられたのは言うまでもない。
「フン、島に接近するフェストゥムに対抗するつもりか…」
「もっとも、奴らの場合は『対話』などという馬鹿げたマネをするのだろうがな」
第47話「HEAVEN AND EARTH」より。UXが地球に帰還しアルヴィスのもとに合流したとの報を聞いて。
ハザードのせいで一度は水泡に帰した『異種との対話』を「馬鹿げたマネ」と嘲笑しており、ミツヒロと同様「異種や同じ人間と分かり合おうとしない」事がよくわかる(しかもこの男は後々自身の野望のために異種を利用しようと目論んでいる)。
この後、ショットある人物の研究データを引き継がせたが、それが悲劇の始まりになろうとは…。
「気に入ってくれたかね、UXの諸君!」
「そいつらは、アルカトラズを脱獄した囚人どもでな。生きていても仕方のない、生かしておいては、世のため人のためにもならないクズどもだ」
「なあに、遠慮はいらん。これは新天地を目指すワシらからの、ささやかな祝福だ。ありがたく受け取ってくれたまえ! ぐわーっはっはっは!」
同上。第2次蒼穹作戦において、自軍との触れ合いによって変わったが「神様」である小ミールを説得してフェストゥムとの戦いを終えたその後に突如現れた奇械島の連中が特攻した後にこの通信を入れてきた。
この男の言う「祝福」とは「アルカトラズ刑務所を脱獄させたを特攻兵器に仕立て上げ、それを自軍に向けて特攻させた後に核で小ミールごとUXを葬る」という作中においてハザードが行った非道の中でも最も卑劣にして残酷な部類である。そして「生きていても仕方のない~」の台詞は『必殺仕事人』ネタであり、元ネタにおいては言ったハザード自身がその対象となる台詞である。
実の所、UX世界では同じ手段を用いたがハザード以前に存在していたのだが、あちらは「自意識が希薄なイノベイドを特攻させていた」のに対し、こちらは「自意識の残った囚人を特攻させている」ので、なおさら悲惨な事になっている。
アルカトラズの囚人達が特攻によって死の恐怖を叫びながら非業の死を遂げる光景にショックを受け、ある者は声を荒らげて糾弾し、中には義憤の余り絶叫を上げる者達もいた。幸いにも核の方はによって阻止されたが、それと引き換えに彼が犠牲になってしまう…。
「ククク、面白いことを言う! 貴様らも自分のルールに従って、罪無き者どもを屠ってきたではないか!」※対アーニーサヤ
「綺麗事を! 欲のない人間など、ワシから見れば人として何か欠落しておるのだ! あの世で見ているがいい! このワシの作る、ワシのための未来を!」※対シンキラアスラン
「人類軍…バジュラ共…この力があれば、全てが手に入る! 未来はワシのためにあるのだ!」※対刹那
「グフフ、どうだ? 貴様のマシンはフェストゥムどもを消すのに打って付けだ。ワシの元に来るのであれば、あの島より素晴らしい楽園を与えてやるぞ!」※対一騎
「どこかで見たことがあると思えば、ワシを守った小僧ではないか! ならば、ワシの栄光を守るため、今一度死ねぇい!」※対
「何を言っているかわからんが、ワシの邪魔をするのであれば容赦はせん! 消し炭にしてくれるわ!」※対
「ククク、小僧よ。そのロボットを従わせ、ただ命令のままに戦わせる…。貴様もワシらと同じではないか!」※対ヒーローマンジョーイ
「わざわざこんな所までご苦労な事よ! ワシらが宇宙の支配者となるのを見届けにくるとはな!」※対九郎アル
「檻を破って暴れ出すとはな。だが、人食い虎もライオンも、ワシに牙を向ければ末路はひとつよ!」※対ジョウ
「ワシは力を手に入れた! もはや貴様らのマシンがなくとも、野望の大成まであと少しよ!」※対マイクレニーダミアン
「勇ましいことだが、温室育ちの王女にワシは止められん! 身の程を知らず楯突けば、大怪我をすることを知れぃ!」※対ロミナ
「UXとザ・ブームを行ったり来たりでせわしないなぁ、イルボラ…。だが、貴様にはまだ利用価値がある。今度はワシの元に来てもらうぞ、コウモリ男よ!」※対イルボラ
「バジュラ共の力を手にした! 権力だってある…! 全てを支配できるまで、もう少しよ! あとは邪魔なお前らさえいなくなればなぁ!」※対浩一
「考える脳のないヤツらに、利用価値を見出してやったのだ! 能無しの貴様らもそのうち、ワシの尖兵として隷属させてやるわい!」※対アルト
「フハハハハ! 火星のような辺境で生きてきた過去とも、これでお別れよ! もう少しで辿り着くワシの輝かしい未来の邪魔はさせんぞぉ!」※対海動真上
「ブンブン五月蝿いコバエどもが! だが、そのマシンには感謝しておるぞ! おかげでワシの栄光への道を拓くキッカケとなったのだからなぁ!」※対ショウ
「ぬかすな、小僧が! 親の庇護の下で甘えて育ったような若者にワシの苦難の何がわかる! その青臭い思想ごと打ち砕いて、ワシの野望の肥やしとしてやるわい!」※対エイサップ
「どこの馬の骨ともわからぬ機械人形にこの世の道理を諭される謂われはないわ! 丁度よい! 貴様の持つ玉璽とやらの力も、ワシ自ら解明してくれる!」※対劉備曹操孫権呂布
「全てを手にし、支配する…! その想いがワシにあるからこそ、どんな落ち目になっても生きてこれたのだ! そして、我が宿願はもはや手の届くところまで来ておる!」※対
「この知力と、手にした武力…ようやくあと一歩のところに、ワシの地球支配が見えておるのだ! 貴様のような機械人形に、ワシの野望を止められてなるものか!」※対フェイ
第49話「侵略の終焉」における戦闘前会話の数々。これまで己の野望を叶えるためだけに他者を利用してはその命を踏みにじり、その死を貶める等の非道の限りを尽くしたハザードは、UXにとっても絶対に許すことのできない「外道の極み」であった。特に衛に関しては自身を守ってくれたにもかかわらず、フラグ未成立ならハザード自身が殺した相手にもかかわらず、開き直りも甚だしい。
「ぐわーっはっは! どうやらワシの方が、一枚上手だったようですなあ、陛下!」
「そう…忍者伝説も、フォールドクォーツザ・ブーム軍も、すべてワシのものだ!」
「このハザード・パシャが全宇宙を支配する王となるのだ!」
同上。アネックス皇帝にインプラント弾を撃ち込んだバジュラ特攻させ、歓喜に満ちた様子で野望の成就を高々に叫ぶ。バジュラを完全に操る術を手に入れたハザードにとって、もはやザ・ブーム軍人類軍さえも用済みでしかなかった。
これに怒ったジョウイルボラと共にファミール艦の撃墜を試みるが、そのタイミングを伺ったかのように、飛影零影にインプラント弾を撃ち込んだ。このままではUXはアルカトラズのやバジュラのようにハザードの捨て駒にされてしまう…。ジョウとイルボラが苦しむ姿を目の当たりにしたロミナは自分の命の限りに叫んだ瞬間、エルシャンクが眩い輝きに包まれる。
それはハザードの野望を瓦解させ、ラドリオ星に伝わるあの「忍者伝説」が誕生する瞬間でもあった。
「うぎゃあああああああ!」
断末魔。己の利権のためにあらゆる非道を重ねたハザードは「全宇宙を支配する王になる」という分不相応極まりない野望を叫ぶも、今までの報いを受けるかのように伝説の忍者によって誅滅。
たった一人の忠臣と共に宇宙の塵となり、待ち望んだユートピアに辿り着くことなく地獄へと叩き落されたのだった。

戦闘台詞[編集 | ソースを編集]

ドッグ「長官、敵が密集しております!」 / ハザード「今だ、やれっ!」
ドッグ「一度捕まえたものは逃がしません! さ、長官!」 / ハザード「こいつめ!」
ドッグ「長官、いかがいたしましょうか?」 / ハザード「迎撃開始!」
ドッグ「各砲座、よく狙え!」 / ハザード「撃てっ! 撃てっ!」
ドッグ「長官、敵が有効射程に入りました!」 / ハザード「このバカ者め!」
ドッグ「邪魔者の疲弊を待って仕掛ける。ハザード流地球いただき戦法、さすがです」 / ハザード「フフフフ…。これで…終わりだよ」
ドッグ「ノコノコとこちらの方へやってきましたな!」 / ハザード「アホが!」
ハザード「このっ! このっ! このっ!」 / ドッグ「違います、長官。こちらが発射ボタンです」
ハザード「やられたら、やり返せ!!」 / ドッグ「災い転じて福と成す。これぞ長官の作戦ですな」
ハザード「みんなでわしをコケにして!」 / ドッグ「長官を甘く見たツケを払わせてやれ!」
UX』におけるハザードとドッグが搭乗するファミール艦での攻撃時の台詞の数々。小悪党だが、どこか愛嬌も感じさせてしまうハザード役の声優・青野武氏の怪演が光る。
ハザード「ん~? 今、何かしたのかな?」 / ドッグ「この程度でどうにかできる、我が艦ではないのだよ」
ハザード「お、おのれ~! バカにしおって!」 / ドッグ「このままでは、長官の計画がパーになってしまう!」
ハザード「な、何をしている! さっさとやっつけろ!」 / ドッグ「バンクス部隊を急いでこちらに回せ!」
ハザード「生意気! ほんとに生意気な奴めが!」 / ドッグ「各砲座、さっさと撃ち落とせ!」
ハザード「ひゃああ~!」 / ドッグ「長官、ご安心ください。既に手は打ってあります」
ハザード「ま、まさか!?」 / ドッグ「いいえ、長官。どうやら直撃だけは免れたようです」
ハザード「は、話し合おう! な! な!」 / ドッグ「困りますな、長官がそのような弱気におなりでは…!」
ハザード「俺を見下すんじゃない!」 / ドッグ「私がそうはさせません。ご安心下さい、長官!」
ハザード「まっ、まままま、待て! 待ってくれぇっ!」 / ドッグ「長官、そうは言っても、敵は待ってはくれませんぞ!」
ドッグ「ま、まずいですぞ、このままでは我が艦が!?」 / ハザード「化け物だ! 奴ぁ!」
『UX』での被弾時の台詞の数々。1~4行目は小ダメージ、5~7行目は中ダメージ、8~10行目は大ダメージの台詞になっている。
敵からの攻撃に慌てふためく上官のハザードに対するドッグのツッコミが実に冴えており、一部の掛け合いは彼の副官としての頼もしさを感じさせるものがある。
ハザード「撤退する! 撤退信号を発射しろ!」 / ドッグ「信号弾発射、撤退急げ!」
ドッグ「せ、戦闘不能です!」 / ハザード「くそっ! 退け! 退くんだ!」
ドッグ「ハザード長官、我が艦は限界のようです。撤退を!」 / ハザード「そ、そんなあ~~!」
ドッグ「総員退艦しろ! 急げ! モタモタするなぁっ!」 / ハザード「早くしろったら! あっ、あぁぁぁぁ~!」
『UX』でのファミール艦撃墜時の台詞。3・4行目のやり取りで「ドッグは真剣に物事を判断しているが、ハザードは搭乗艦の撃墜に驚愕し慌てふためく」という、どこか微笑ましささえ感じてしまうリアクションを取っている。ちなみに1~3行目は通常の撃墜時の台詞、4行目はジョウとイルボラの攻撃による撃墜時の台詞になっている。
なお『UX』のハザードは原作以上の極悪非道ぶりを発揮しているが、戦闘時の台詞は原作における彼の人物像に近い。上記におけるハザードとドッグのコミカルな掛け合いをじっくりと聴いてみるのも、一興(?)だろう。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

ファミール艦
ハザードが搭乗する宇宙航行艦。彼の副官のドッグも同乗しており、『UX』ではハザードとドッグのコミカルな掛け合い(戦闘台詞)がある。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 第41話の次回予告ナレーションでは40歳とアナウンスされている。
  2. 岸本みゆきTwitter
  3. 岸本みゆきTwitter