「バイアラン・カスタム」の版間の差分
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2014年5月27日 (火) 17:26時点における版
RX-160S バイアラン・カスタム(Byalant Custom)
- 登場作品:機動戦士ガンダムUC
- 分類:技術試験用モビルスーツ
- 型式番号:RX-160S
- 頭頂高:20.6m
- 重量:38.9t
- 全備重量:60.3t
- 動力:核融合炉
- ジェネレーター出力:1840kw
- 推力:98300kg
- センサー:11290m
- 装甲材質:ガンダリウム合金
- 主なパイロット:ドナ・スター(1号機)、ビア・キャトリエム(2号機)、リディ・マーセナス(漫画版)
かつて存在した悪名高き連邦軍特殊部隊・ティターンズにより製造されたバイアランの残存機体を改修して造られた、地球連邦軍の技術試験用モビルスーツ。
MS単独の飛行能力を向上を目的とし、トリントン基地にて改修が行われた。また改修は既存技術の転用によって行われ、新規開発された技術は使われていない。実際のところ、この頃のトリントン基地は左遷された元ティターンズ兵と旧式の兵器を寄せ集めた僻地と化しており、バイアランも連邦軍の負の遺産として同基地で廃棄される予定であった。にも拘わらずこのような改修計画が行われたのは、バイアランの性能を惜しんだ現場の強い要望があったからのようである。戦略上の意義に乏しい基地で行われる計画という事もあって上層部はあっさりと承認し、目的の無い日々を過ごしていた大半の職員は熱心に改修作業を行ったという。
原型機からの主な改修点として、プロペラントタンク兼大型スラスターを増設。弱点だった航続距離の短さを解消させている。また腕部にガブスレイのクローアーム、踵にバウンド・ドックと同型の物が使われ、更にブースターをギャプランの物に換装するプランも存在しているなど、かつてティターンズに存在したモビルスーツを合成させたような姿になっており、「ティターンズMSの合成獣(キメラ)」や「麒麟」と呼ばれている。その他、上層部の唯一の指示によりメインカメラがモノアイからバイザー複合式のツインアイに変更された。
ジオン残党軍によるトリントン湾岸基地襲撃において、単独飛行能力により数で勝る敵軍を圧倒、多数のMSを単独で撃破し劣勢を覆すという一騎当千の活躍を見せた。その中には袖付きの新型機であるゼー・ズール2機も含まれていたが、全く問題にせず仕留めている。
その後、ジオン残党軍のマラサイが放った海ヘビによって動きを止められ、ヨンム・カークスの駆るザクI・スナイパータイプの狙撃によってスラスターを破壊されつつもマラサイをサーベルで撃破。以降は本編には登場していないが、機体もパイロットも共に健在であり、公式外伝で2号機と共に海賊退治に出撃している。
登場作品と操縦者
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 条件を満たすと、第48話でフォウ・ムラサメがこれに乗ってくる…… がTV版でバイアランに殺された彼女がバイアランの改修機に乗るのはなんとも皮肉な展開である。
装備・機能
- ビーム・サーベル
- 接近戦でのメインウェポン。原型機と違い腕部のメガ粒子砲から直接出力される。
- メガ粒子砲
- 腕部に搭載されているメガ粒子砲。原型機に比べて火力は低下しており、ビームコートで防御できる程度だが、連射速度が大幅に上昇しており取り回しは良好。実質的にビームマシンガン。
- クロー・アーム
- 前述の通りガブスレイから移植されたもの。また劇中では使用されなかったが、空中戦では踵もクローとして使用できる。時獄篇では上空から敵機をロックし、強襲を仕掛ける。ALL属性持ちで移動後使用可能。乗せ換え可能機体の物としてはなかなかの威力。
移動タイプ
対決・名場面など
- 対ジオン残党軍
- OVA版第4巻より。バイアラン・カスタム一機のみで、多数のジオン残党軍のMS部隊を次々と撃破していく。
- 撃破した敵の機体は旧式のものが多かったが、袖付きの新型機ゼー・ズールを難無く撃破しているあたり、バイアラン・カスタムのパイロットの腕はかなりのものである。
- このバイアラン・カスタムの一騎当千の活躍ぶりは、視聴者に対して強い印象を残した。
関連機体
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