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:初登場作品。主人公専用機として父親から贈られる。カラーパターンと名前の変更が可能(カラーパターンには後のOGシリーズに登場するグルンガストのパターンもある)。
 
:初登場作品。主人公専用機として父親から贈られる。カラーパターンと名前の変更が可能(カラーパターンには後のOGシリーズに登場するグルンガストのパターンもある)。
 
:追加武装の計都羅喉剣・暗剣殺は味方機体で最も高威力の武器であり、何と([[ガンダム試作2号機|とあるマップ兵器]]を除けば)[[ライディーン]]のゴッドボイスや[[真・ゲッター1]]のストナーサンシャインをも上回る。[[魂]]や[[奇跡]]を習得する特殊[[誕生日]]にした場合、非常に高いダメージを叩き出す事ができる。
 
:追加武装の計都羅喉剣・暗剣殺は味方機体で最も高威力の武器であり、何と([[ガンダム試作2号機|とあるマップ兵器]]を除けば)[[ライディーン]]のゴッドボイスや[[真・ゲッター1]]のストナーサンシャインをも上回る。[[魂]]や[[奇跡]]を習得する特殊[[誕生日]]にした場合、非常に高いダメージを叩き出す事ができる。
:ただし『第4次』の主人公は他作品の主人公ほど能力値が高くなく、何より'''機体の地形適応が空陸B'''なため、数値から連想させるほどの高い与ダメージを発揮しない。変形して運用するにしても、ウィングガストは空Aだがスパイラルアタックが地上の敵に対して攻撃できず、ガストランダーのドリルアタックは不具合で改造段階が反映されないというあんまりな事になっている。更に'''必殺技以外の攻撃力が量産型MS並みに低い'''、ヒュッケバインと違いバリアや分身等の特殊能力を一切持たないという点も大きく足を引っ張る。とにかく極めて癖が強く、いっそボス戦や硬めの雑魚にのみ投入した方がいいだろう。
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:ただし『第4次』の主人公は他作品の主人公ほど能力値が高くなく、何より'''機体の地形適応が空陸B'''なため、数値から連想させるほどの高い与ダメージを発揮しない。変形して運用するにしても、ウィングガストは空Aだがスパイラルアタックが地上の敵に対して攻撃できず、ガストランダーのドリルアタックは不具合で改造段階が反映されないというあんまりな事になっている。更に'''必殺技以外の攻撃力が量産型MS並みに低い'''、ヒュッケバインと違いMAP兵器がなくバリアや分身等の特殊能力を一切持たないという点も大きく足を引っ張る。しっかり改造を施して活躍させようにも、加入後の宇宙MAPは限られており、'''ラスト2話が[[火星|地上]]で最終決戦時に最大戦闘力を発揮できない'''という嫌がらせのようなおまけ付き。とにかく極めて癖が強く、いっそボス戦や硬めの雑魚にのみ投入した方がいいだろう。
 
:;{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦S}}
 
:;{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦S}}
 
::『第4次』の段階では設定画としてのみ存在していた変形シークエンスが、今作ではフルCGのムービーで描かれた。
 
::『第4次』の段階では設定画としてのみ存在していた変形シークエンスが、今作ではフルCGのムービーで描かれた。

2024年11月25日 (月) 21:40時点における最新版

グルンガスト
外国語表記 GRUNGUST[1]
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

デザイン 宮武一貴
初登場SRW 第4次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
異名 超闘士
分類 特殊人型機動兵器
グルンガストシリーズ
生産形態 試作機
型式番号 SRG-01
全高 48.7 m
重量 357 t
動力
装甲材質 VG合金
補助MMI 脳波制御装置
音声入力式武器選択装置
開発
主なパイロット
旧シリーズ
第4次・スパロボFの主人公
α、OG
イルムガルト・カザハラ
V
シャルロッテ・ヘイスティング
テンプレートを表示

グルンガストは、『第4次スーパーロボット大戦』『スーパーロボット大戦F完結編』のスーパー系の後半の主役メカ

概要[編集 | ソースを編集]

基本設定[編集 | ソースを編集]

テスラ・ライヒ研究所で開発されたスーパーロボット異名は「超闘士」。正式名称が「超闘士グルンガスト」の場合もある。

あらゆる戦況で効果的な運用を行うため、人型形態を基準に戦闘機形態のウィングガスト、戦車形態のガストランダーへの三段変形機構を持つ。この飛行形態・人型・戦車形態の三段変形はダイターン3と同じコンセプトである。

装甲には活性金属の一種であるVG合金(Variable Geometric Alloys)が使用されており、強固な耐久性を実現しながら、ある程度変形の物理的な制約を緩和することに成功している。また、関節部の負荷を緩和するために重力制御技術によって慣性質量を操作するTGCジョイントを採用している。

ブーストナックルやファイナルビーム(グルンガストビーム)などの強力な内蔵火器を豊富に搭載しており、中でも最大の破壊力を誇るのは人型形態時にのみ使用可能な計都羅喉剣によって繰り出される必殺技「計都羅喉剣・暗剣殺」。主に人型形態による地上での近接戦闘を重視しているが、形態変化により空中戦や遠距離戦もこなせる柔軟さも持つため、グルンガストシリーズの中で最も総合バランスに優れた機体とされる。しかしその巨大な体型のために運動性が低く、複雑な機体構造ゆえにメンテナンスが困難という欠点も抱えている。

変形形態[編集 | ソースを編集]

ウィングガスト
高速移動が可能な戦闘機形態。
ガストランダー
重厚な戦車形態。有効性が低かったためか後継のグルンガスト弐式では廃された。

名前の由来[編集 | ソースを編集]

グルンガストの名前の由来は「『グルン』と回って『ガスッと』変形」からと言われている。しかし『別冊ゲーメスト ワールド vol.7』(1996年6月15日号)のインタビュー(60頁)において、阪田雅彦氏が以下のように「語呂合わせ」で名づけたことを明かしている。

「グルンガストは、完全にゴロですね。まったく意味はありません。力強さを出すために濁音を含ませ、「ン」を入れたくらい…です」

「『グルン』と回って『ガスッと』変形」の出処として『スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE』第9回OPクイズが有名。9回は2007年3月第一週の放送。ウィンキーソフトとの関係が疎遠となった2000年から2007年までの七年間の間に「『グルン』と回って『ガスッと』変形」を由来とする流れが生まれたようだ。おそらくバンプレスト側に『別冊ゲーメスト ワールド vol.7』の内容を把握しているスタッフがいなかった可能性が強いだろう。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

第4次スーパーロボット大戦』及び『スーパーロボット大戦F完結編主人公の後期ユニット(スーパー系)。地球連邦樹立前にアメリカ政府が日本スーパーロボットに対抗して設計したが、開発は頓挫していた。破嵐財閥の資金援助により完成する事となる。直接の開発は、テスラ・ライヒ研究所の手によるもの。

ゲシュペンストの後継機という扱いでヒュッケバインとは対になる関係。グルンガストが存在するスーパー系のルートではヒュッケバインは作られなかったことになる。αシリーズやOGシリーズでは複数機体が同時開発されていたことになっているが、旧シリーズではただ一機のみが開発されていたようである。

スーパーロボット大戦F』予約特典CDではテスラ研襲撃に際して声優の神谷明氏が扮する「アキラ・カミヤ教官」が搭乗するシーンがある。オペレーターを務めたロバート(声:矢尾一樹)の説明によると、認証システムを使っていないためわずか20%の出力しか引き出せていないにも関わらず、レストレイル1個小隊をブーストナックル、ファイナルビーム、計都羅喉剣・暗剣殺をもって単騎で難なく撃破するという規格外の戦闘力を見せ付けた。

第4次スーパーロボット大戦
初登場作品。主人公専用機として父親から贈られる。カラーパターンと名前の変更が可能(カラーパターンには後のOGシリーズに登場するグルンガストのパターンもある)。
追加武装の計都羅喉剣・暗剣殺は味方機体で最も高威力の武器であり、何と(とあるマップ兵器を除けば)ライディーンのゴッドボイスや真・ゲッター1のストナーサンシャインをも上回る。奇跡を習得する特殊誕生日にした場合、非常に高いダメージを叩き出す事ができる。
ただし『第4次』の主人公は他作品の主人公ほど能力値が高くなく、何より機体の地形適応が空陸Bなため、数値から連想させるほどの高い与ダメージを発揮しない。変形して運用するにしても、ウィングガストは空Aだがスパイラルアタックが地上の敵に対して攻撃できず、ガストランダーのドリルアタックは不具合で改造段階が反映されないというあんまりな事になっている。更に必殺技以外の攻撃力が量産型MS並みに低い、ヒュッケバインと違いMAP兵器がなくバリアや分身等の特殊能力を一切持たないという点も大きく足を引っ張る。しっかり改造を施して活躍させようにも、加入後の宇宙MAPは限られており、ラスト2話が地上で最終決戦時に最大戦闘力を発揮できないという嫌がらせのようなおまけ付き。とにかく極めて癖が強く、いっそボス戦や硬めの雑魚にのみ投入した方がいいだろう。
第4次スーパーロボット大戦S
『第4次』の段階では設定画としてのみ存在していた変形シークエンスが、今作ではフルCGのムービーで描かれた。
装甲値が100上昇し、暗剣殺以外のグルンガストの攻撃力が100~300向上しているが、残念ながら地形適応の悪さまでは改善されなかったため、ボスキラーとしての運用になるのは変わらない。なお、今作では最大攻撃力がライディーンに追い抜かれてしまったが、そちらはと併用できないため、主人公の誕生日&血液型次第では実質グルンガストの方が上となる。
スーパーロボット大戦F完結編
中盤のシナリオ「完成! 超闘士」から使用可能。今作ではカラーパターンの設定はできず、名前の変更のみが可能。
『第4次』の異常な攻撃力は流石に抑えられたが、代わりに必殺技以外の武器の攻撃力が大幅に上昇。ネックであった地形適応も空陸Aに改善され、総合的には『第4次』よりも強くなったと言えるだろう。一方で、ウイングガスト・ガストランダーの最大攻撃力が計都羅睺剣以下になり、移動以外で変形する必要性がなくたったという短所も。
特殊誕生日こそなくなったが主人公がを習得し、更に現実的なレベルで2回行動が解禁されるため、イデオンを除けば本作最強のスーパーロボットとして君臨している。その攻撃力はある程度レベルが高ければ、初登場マップで出現するゲア・ガリング込みで一刀両断できるほど。スーパーロボットが不遇な本作であるが、グルンガストは例外的に優遇されており、屈指のボスキラー要員として主力となるだろう。
ただし防御面に関しては若干脆く、依然として防御系の特殊能力も一切持たない。主人公も鉄壁を覚えないため、下手に突っ込ませるといい的にされてしまう。あくまで攻撃性能が優遇されているだけで、単機で無双できるほどの機体性能ではないため、真・ゲッター1と同じボスキラーとして運用した方がいいだろう。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

αシリーズではグルンガストは直接は登場しない。2機が建造され、そのうちの1機がグルンガスト改に改造されて登場する。残る1機は、龍人機に使われたと思われる。系列機も以降のシリーズに登場する。詳しくはグルンガストシリーズの項を参照されたし。

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦V
ヒュッケバインと共に一部設定は引き継がれてはいるが、大半の設定が一新された形で参戦。ロッティが搭乗するが、ヴェルト乗り換えさせることも可能。
加入するスペシャルシナリオ「集結する希望」は第1話終了時に初回特典を適用していると第2話の前に、未適用なら終盤になって発生することとなる(こちらでは宇宙世紀世界で開発された設定)。
旧シリーズの反映と言う事か飛行可能(空適応もA)である一方変形は削除されており、ファイナル・ビームが移動後攻撃不可能の長射程武器となり、ウィングガスト・ガストランダーはGコンビネーションのみの登場と、OGシリーズの歴代グルンガストシリーズを折衷したような能力となっている。暗剣殺は早期加入した場合は追加武装、未適用なら参戦時から使用可能。移動力も6でロッティ、ヴェルトエースボーナスで7になるためそれほど悪くはない。寧ろ飛行可能な分ヒュッケバインより足回りが良い
問題はむしろ、ロッティが底力を習得していないことなので、最後まで使うなら養成で習得させると良い。他にも、ヒット&アウェイも欲しい。初回特典を適用している場合は、計都羅喉剣・暗剣殺の追加までが非常に長いので、ファイナル・ビームが長らく最強武器になるため、なおさら重要度が上がる。
ロッティに底力さえ習得させれば、高火力・重装甲による戦闘力とロッティが覚える脱力先見によるサポートで、息切れせずに最後まで一軍で使えるだろう。ヒュッケバインと違い、魂無しでも十分に高い火力が出るので、対ボス戦でも通用する。
ちなみに初回特典を適用している場合は、本機が開発された新正暦世界はスーパーロボットが存在せず、ガンダムがそれに該当する、という世界観になっている。そのため新正暦世界唯一のスーパーロボットとなっているがその点には特に触れられない。
戦闘アニメーションはOGシリーズ以上に重厚感のある動きが特徴で、さながら70年代ロボットアニメを彷彿とさせる。
スーパーロボット大戦T
本編ではシークレットシナリオ「Vジャンクション」限定のスポット参戦。『V』参戦時の設定であり、パイロットはロッティ
『V』終了後設定の為、計都羅喉剣・暗剣殺まで使用可能。
エキスパンション・シナリオでは第2話より加入。やはりヴェルトを乗せ換えることも可能だが、『V』以上に乗せ換えの意義が薄れている。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦DD
「OGシリーズ」設定。2021年7月のイベント「イングラムの回顧録」で名前のみ登場した後、2021年9月開催の第8回制圧戦「天に二つの禍つ星」からプレイアブル参戦。パイロットはイルム。攻撃特化タイプ。演出は『OGS』と『V』の折衷案となっている。
スーパーロボット大戦30
2022年4月20日の無料アップデートにて追加参戦。パイロットはイルム(『第4次』設定)。同アップデートで追加されるサイドミッション「超闘士」にて加入。
武装及び演出は基本的に『V』準拠だが、暗剣殺の演出ミスのみ修正されている。
イルムが一番最初に「熱血」を覚える旧シリーズのような精神コマンド構成をしているため、戦力が整っていない序盤に加入すればボスキラーを担当可能。
だが、イルムが防御の鬼というわけではなく支援能力も高いというわけではないため、他のユニットが揃うと徐々に優位性を失っていく。
ギリアム・イェーガーを加入させていない状態で「超闘士」をクリアすると、主人公が本機とドライストレーガーの機体色について口にする。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

ジョナサン・カザハラが開発し、息子のイルムガルト・カザハラの搭乗機として登場するが乗り換えに対応しており、特殊技能を要求されないため誰でも乗れる。他のグルンガストシリーズも同時に登場する為、呼び分けが必要な時は「壱式」と呼ばれる事もある。

5つの頭部バリエーション(星型・獅子型・竜型・虎型・鷹型)が存在し、1、3号機には「星型」、2号機には「獅子型」が採用された。「鷹型」はグルンガスト弐式の頭部の原型となり、「竜型」「虎型」は後継機に使用される予定だったが定かではない。鋼機人(ヒューマシン)と何らかの関わりがあるかもしれない。

単純にグルンガストと言った場合、星型の頭部と青いカラーリングの1号機を指す。獅子型の頭部と赤いカラーリングの機体については「グルンガスト2号機」の項を参照。

『OG外伝』終了後から『第2次OG』まで間にグルンガスト改に改造されたため、グルンガストとしての登場は『OG外伝』が最後となった。

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
ジョナサン・カザハラからイルムガルト・カザハラにプレゼントとして贈られるという登場は旧シリーズを彷彿させる。また、序盤から登場するスーパーロボットで、貴重なダメージソースである。これまでのシリーズでは「一応用意しました」的な立ち位置だったガストランダー形態だが、今回はドリルアタックが非常に使い勝手が良く、移動力もグルンガスト時より上と、気力が上がりきるまではこの形態が最も使いやすくなっている。素で飛べなくなったのでウイングガストも相対的に価値が上がっている。地形適応は強化パーツで補強しよう。本作のみ、条件次第でヴィレッタ・バディムが3号機に乗ってくる(外見は1号機とまったく同じ)。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
序盤から使える上、トップクラスの攻撃力を持つが対抗馬となる機体が続々と入手できる為、前作と比べて出番は減ったといえる。また前作で猛威を振るったドリルアタックだが、本作では気力110・EN消費30・射程3とやや使いづらくなっている。もっとも、射程と装甲の点でランダーのアドバンテージは充分残っている。
戦力が整わない序盤は、早期に熱血を習得するカイを乗り換えさせておくのも手。
スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
計都羅喉剣の出現が異次元や炎の中からではなく肩から取り出すように変更された。ツイン精神コマンドを覚えるキャラクターを乗せればレベルに左右されずに高いダメージを叩き出せる為、序盤戦のボスキラーとしての色合いが更に強くなった。リメイク前にいた3号機は消息不明になり、替わりに獅子頭の2号機が登場した。
スーパーロボット大戦OG外伝
武器の射程が伸び地味に性能が底上げされているのだが、近接格闘系には後継機のグルンガスト参式を始め、強力なユニットが多いので、『OG2』以上に出番が少なくなる可能性が高い。ただ計都羅喉剣・暗剣殺の射程が3と延びているため援護役としては使いやすくなった。
スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
イルムが搭乗して運用している。ノイヴォルフとの最終決戦時には本機に酷似したノイグルンガストが生み出されていたが、2体のフェアリオンによる連係攻撃で怯んだところをビルトビルガービルトファルケンのツインバードストライクで両腕を切り落とされ、最後は本機の計都羅睺剣・暗剣殺で十字に切り裂かれて爆散した。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

OGシリーズでは特機扱いであるためWゲージを持たず、換装武器の装備ができない。

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

壱式爆連打
GBA版の偽グルンガストの技。戦闘デモがないため内容不明だが、改や弐式、虎龍王を考えるとやはり「連続パンチ」だと思われる。

武装[編集 | ソースを編集]

ブーストナックル
腕部をブースターで射出することでそれ自体を質量弾として激突させて中距離の敵に対する攻撃手段とする、いわゆるロケットパンチ。同名の武装をザムジードも作品によっては使用するが、関係は無い。
『第4次』では2発の弾数制だったが『F完結編』以降は無消費や低燃費の有射程P武器となった。『V』で弾数制に久々に回帰したものの、弾数は連発可能なほどには増加している。
『DD』では打撃属性のR必殺技。メインアビリティは「アタッカーI」で、サブアビリティは「攻撃力アップI」。
オメガレーザー
目から発射されるレーザー。旧シリーズでは後述のファイナルビームのように胸部から発射していた。
『DD』ではビーム属性の通常攻撃及びR必殺技。メインアビリティは「重装甲 I」で、サブアビリティは「照準値アップI」。
『OG』シリーズではグルンガスト形態ではオミット。『V』『30』では攻撃力は最弱だが、長射程。
ダブルオメガレーザー
ウィングガストで使用。オメガレーザーと同じものだが、こちらはダブル。
『第4次』では攻撃力は控えめなものの射程7で装弾数も豊富なため、改造すれば雑魚散らしには充分な武器であった。『F完結編』では射程が削られ装弾数もオメガレーザーの半分となり価値が低下したが、『OGシリーズ』ではP属性がついたためスパイラルアタックと使い分けるといい。
ビッグ・ミサイル
大型ミサイル。
ウィングガストとガストランダーとで弾数共有。形態・タイトルによって発射場所が異なり、ウイングガスト形態では機体下部(『OG』)or脚部パネル(『V』『30』)、ガストランダー形態では両肩(『OGs』)or脇腹(『OG2nd』のガストランダー改)から発射する。
グルンガスト時は使用しないが、『RoA』では脇腹の物を手持ちでばら撒く場面が存在する。ただし通常ゲームで確認される細長いものでなく、円盤型の小さな物。また『BAD BEAT BUNKER』では脇腹、脚部、腕部の増加アーマー[2]に搭載されたミサイルを一斉発射している。こちらのミサイルの形状は脇腹が円盤型の物、脚部は通常ゲーム同様の細長い物、追加アーマーは先端が鋭利な物になっている。
『第4次』では弾数4発の上命中補正がかなり低く、『F完結編』では2発と正直趣味の武装であったが、『OG1』以降は弾数が増えようやくまともに使っていけるようになった。ただし地形適応も各形態に連動するため、使用時は相手のいる地形の確認は必須。
ブレイククロス
手裏剣のようなブーメラン。『第4次』ではサザンクロスナイフの戦闘アニメが流用されている。OGシリーズでは使用されないが、『RoA』で1シーンだけ本武装を構えている場面が存在する。
ダーク・ロック
苦無型の投擲武器。ゲームではグルンガスト改から登場した武器なのだが、『RoA』では第一章29話のミッション・ハルパー時のシャドウミラーとの交戦時に構えている他、同章42話のオペレーション・プランタジネット時にグレイターキンへの牽制で投擲し第二章46話のムーンクレイドル奪還戦時にはグレイターキンのソード・ランチャーを切り払う際に使用し、59話ではグレイターキンに牽制投擲をしている。
グルンガストビーム / ファイナルビーム
機体胸部から高出力ビームを放つ(『第4次』のみ全身からのビーム)。『OGs』以降、胸部装甲が変形して砲身を形成するギミックが描写されるようになった。
『第4次』ではグルンガストビーム(変更可能な機体名+ビーム)であったが、スパロボFで声付き・名前変更可能の為、ファイナルビームに改称された。『OGs』ではグルンガストシリーズの胸部光線共通の特徴として全体攻撃武器となった。『V』ではファイナルビーム名義だが、戦闘中にパイロットがグルンガストビームと発する時がある。基本的に移動後攻撃可能で射程は1だが、『V』『30』では移動後攻撃不可の長射程武器となった。
『DD』ではビーム属性のSSR必殺技。メインアビリティは「ブラズマ・リアクター」で、移動力が1増加する。戦闘回数に応じて攻撃力・照準値が増加する。自分のアクション時のみ、攻撃力・命中率が増加する。気力130以上のとき、被ダメージを軽減する。サブアビリティは「攻撃力・照準値アップIII」。
オメガ・キャノン
バインダー部に2門搭載されたキャノン砲。実体弾を発射するが、『V』『30』のGコンビネーションでは非実体のエネルギー弾を発射している。
本機では貴重な長射程射撃武器。配置の関係上ゲームではガストランダー時にしか使用しないが、『OGクロニクル』ではグルンガスト形態のまま背後の相手に使用している。
『第4次』の頃から射程・装弾数共に優秀だが、命中補正やスーパー系主人公の射撃能力の低さから使いづらい武器であった。『OGシリーズ』では乗り換えで一定のフォローは効くが、対空性能が低くなった点は注意。
計都羅喉剣
グルンガストの内蔵武器の大剣。初期はエフェクト付きで手の中に直接出現していたが、『OG1』では落雷の中から出現したものをキャッチ、『OGs』以降はオメガ・キャノンと同じバインダーから引き抜いて使用する[3]
OGシリーズでは多くのキャラから「壱式・セミファイナルモード」と呼称される。
名前はインド占星術の九曜(九つの星)から取られており、日食月食を起こすとされた星、ラーフ(羅喉)とケートゥ(計都)に由来する。なお「喉」の口偏は本来目偏(「計都羅睺剣」)で表記されるが、パソコンでは機種依存文字なので、代替文字としてこちらを使用することが多い。
『第4次』では無消費武器だが攻撃力が低く、地形適応も加味すると前期主人公機のプラズマカッターにも劣る有様であった。『F完結編』以降は攻撃力も向上し、充分実戦にも耐えうる性能になっている。
『DD』では斬撃属性のSR必殺技。メインアビリティは「狙い撃ちII」で、サブアビリティは「攻撃力アップIII」。
余談ではあるが、『COMPACT2』での没ユニットのグルンガストは計都終焉剣なるものを装備している。

必殺技[編集 | ソースを編集]

計都羅喉剣・暗剣殺
上記の計都羅喉剣を用いた、グルンガストが誇る一撃必殺の大技。伝統として命中時に技名が表示される。
『第4次』では横一文字に敵を両断。『F完結編』でも同様だがトドメ演出として「斬!」と見得を切るようになった。『OG2』では満月をバックに2段斬りを決め、技名表示と機体カットイン後に連撃を繰り出し、再び満月をバックに敵を横一文字に斬り裂くという流れ。『OGs』からは上空からの唐竹割りから横一文字に繋いで十字に断つ演出が追加された。
『V』では袈裟斬り1段のみだが敵が切断面からズレ、時間差で爆発する演出となった。なおトドメを刺せなかった場合は袈裟斬りの直後にそのまま通り過ぎて演出終了になる。トドメ演出の頭部のカットインが直前の向きと逆になっているというミスが存在する(後の『30』で修正)。
『DD』では斬撃属性のSSR必殺技。メインアビリティは「脳波制御装置」で、MAP兵器以外の最大射程が1増加する。戦闘回数に応じて攻撃力・照準値が増加する。自分のアクション時のみ、全ての攻撃の与ダメ―ジ、命中率が増加する。気力130以上のとき、攻撃特化タイプの被ダメージを軽減する。サブアビリティは「攻撃力アップIII」。
RoA』ではジュデッカに縦一文字切りで行うが、三本目の腕で抑えられたため不発に終わっている。『BAD BEAT BUNKER』でも縦一文字切りで使用、グレイターキンの高周波ソード最大励起と相殺している[4]
一部のキャラは「暗殺剣」と言い間違えることがある。カイ・キタムラの発言から、少なくともOGシリーズでは「壱式・ファイナルモード」というシステムを起動している模様。なお、「暗剣殺」の由来は気学の大凶方から。第4次スーパー系主人公の父親が九星に凝っていたため、このような名前となった。
スパイラル・アタック
ウィングガストの必殺技。機体をエネルギーフィールドで覆いつつバレルロールさせながら敵に突貫する攻撃。
『第4次』では対地属性は無いが攻撃力の割には燃費が良く、硬めの雑魚や中ボスを狩るには充分な性能。『F完結編』では計都羅喉剣にお株を奪われたものの、『OGシリーズ』ではウイングガストのメイン武器として使っていける。『OG外伝』では下記のドリル・アタックに遅れながらもバリア貫通属性が追加された。
ドリル・アタック
ガストランダーの必殺技。スパイラルアタック同様、機体をエネルギーフィールドで覆い、敵に突貫する。こちらは機体そのものが回転する訳ではないが、展開したエネルギーフィールドが横回転している。
『第4次』ではバグがあり、改造しても攻撃力が上がらないことがある。ガストランダーの移動力の低さもあって使いにくい武器であった。『OG1』では気力不要で消費EN10、移動後攻撃可能で射程4、命中クリティカル補正+45%、低い宇宙適応も強化パーツで容易に補正可能と、非常に強力かつ使い勝手の良い性能になっている。『OG2』以降はやや使いづらくなっているが、装甲や射程で優れるガストランダーを普段使う、という場合は使われる割合が高くなるはず。『OGs』以降はバリア貫通属性が追加された。
Gコンビネーション
V』で設定された、グルンガストの変形を駆使した複合攻撃マニューバ。ウィングガストに変形し、バレルロールからビッグ・ミサイルをばらまくように一斉発射、ダブルオメガレーザーで肉迫しながら攻撃して敵機の横を通り抜け、ターンしつつガストランダーに変形、接地してオメガ・キャノンを連射しながら突撃、最後はドリル・アタックで突貫する。「飛行形態の戦闘機と地上形態の戦車のコンビネーション」という点では、参式の同名の攻撃が元ネタと思われる。P属性+弾数制+高火力で使い勝手は抜群。
カウンター・キック
『BAD BEAT BUNKER』でのグレイターキン戦で使用した背部ブースターと踵部ブースターを使った飛び蹴り。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備
切り払いを発動する。旧シリーズのみ。
変形
ウィングガスト、ガストランダーへと変形する。『V』『T』『30』ではオミット。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

グルンガスト[編集 | ソースを編集]

旧シリーズVT30) / OGシリーズ
OGシリーズ以外では通常形態で飛行可能。

ウィングガスト[編集 | ソースを編集]

飛行可能。

ガストランダー[編集 | ソースを編集]

旧シリーズ
OGシリーズ

サイズ[編集 | ソースを編集]

L

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

全武器の攻撃力+200
GBA版『OG2』以降、OGシリーズで選択可能な固有ボーナス。全形態共通。EXハードモードでは貴重なダメージソースになる、極めて優秀な固有ボーナス。
装甲+300、最大EN+100。
V』『T』『30』でのボーナス。EN消費武器が多いグルンガストにとっては序盤から有用。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「TIME TO COME」
『第4次』及び『F(F完結編)』の主人公のテーマ。現在ではイルムとリンの戦闘BGMのイメージが強い。
「TIME TO COME(Ver.OG)」
『V』『30』で採用。

関連機体[編集 | ソースを編集]

グルンガストシリーズ[編集 | ソースを編集]

グルンガスト2号機
本機の同型機。頭部や塗装が異なっている。
グルンガスト改
1号機の改良型。「ラウンデル・ウィング」と呼ばれる飛行ユニットを背部に装着。
グルンガスト改 (α)
本機を改修して作られた弐式の試作機。
グルンガスト零式
試作機。
グルンガスト弐式
量産を踏まえた後継機。通称弐式。
グルンガスト参式
壱式を基に開発された新型グルンガスト。

その他[編集 | ソースを編集]

ゲシュペンスト
タイプSの延長線上に当たる。
龍人機
損傷を本機のパーツで補っている。
ドライストレーガー
ヒュッケバインの相方となることから、艦全体に本機のイメージカラーが採用されている。

他作品の関連機体[編集 | ソースを編集]

ダイターン3
旧シリーズでは機体コンセプトを参考にしている。
テキサスマック
アメリカで開発されたスーパーロボットという同類項であるため、旧シリーズの頃にアンソロジーコミックでネタにされている。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 機神咆吼デモンベイン』の主役ロボット「デモンベイン」は、シナリオライターである鋼屋ジン氏が当時『第4次』をプレイ中にグルンガストに付けた名前である。
  • 計都羅睺剣の「睺」の漢字が通常の文字セットに含まれていないため、本機体が参戦する際には毎回フォントを作成する作業が発生するとのこと。まれに「喉」の字で代用することもあるとか。グルンガスト弐式はこの手間を省くために計都瞬獄剣に変更された[5]

商品情報[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. グッズ、スーパーロボット大戦OG展 公式サイト、2023年4月2日閲覧。
  2. ゾル・オリハルコニウム製の試作型。
  3. 左右それぞれに搭載されておりRoAでは二刀流を披露し、グレイターキン戦で片方が砕けた直後にもう一振りを展開・装備している。
  4. グルンガストは握っていた計都羅喉剣の刀身が折れ、右肩と右腕の増加装甲が全損したがその下の本体装甲は殆ど損傷していない。
  5. スパロボOGラジオ「うますぎWAVE」第878回(2023年12月5日)