「光子力研究所」の版間の差分
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== 関連用語 == | == 関連用語 == |
2024年11月21日 (木) 12:19時点における最新版
光子力研究所とは、「マジンガーシリーズ」に登場する研究施設。光子力エネルギーの研究、並びにそれを動力とするスーパーロボットの開発を行っている。
概要[編集 | ソースを編集]
兜甲児の祖父・兜十蔵博士が国の援助を受けて設立した研究所であり、ジャパニウムを保有している。兜十蔵博士の引退後は弟子の弓弦之助教授が研究を引き継ぎ、所長を務める。
富士山の裾野に位置しているが、これはジャパニウムがここにしか存在しない為であり、研究所の地下に採掘場が存在。そのまま研究所内で超合金Zの精錬が可能。二つの突起を頂点としてそこから内側になだらかな弓を描く八の字型の姿は、そのまま富士山を彷彿させる。敷地内に巨大な汚水処理場があり、ここがマジンガーZの発進口になっている[1]。
研究所にはバリアも配備されており、ある程度の防御力はあるのだが、機械獣の攻撃を受けるとガラスの様に割れる。通称「パリ〜ン」と割れるバリアである。 『マジンガーZ』第81話ではバリアを破壊して侵入してきた機械獣トリプルL5(SRW未登場)に強力な電磁波を照射して動きを止めるといった割れた後の更なる防御も展開されたが、ほとんど時間稼ぎにもならなかった。
施設そのものも第69話などでマジンガーZと同じ超合金Zで建造されなおしたり細かな補修・補強が多いのだが、激化する戦いの前にはそういった改善も空しく攻撃され被害が出てしまう事が多い。
- 劇場版 マジンガーZ / INFINITY
- 富士山の反対側に新光子力研究所が建てられており、これまでの旧光子力研究所は取り壊しが決定している。また、弓教授が政界に進出したためさやかが所長を務めている。光子力が次世代エネルギーとして普及した結果として、周辺地域の開発と都市化が進んでいる。なお、上述の八の字のデザインは新光子力研究所にも(並びに映画冒頭のアリゾナ光子力プラントにも)踏襲されている。
- 真マジンガー 衝撃! Z編
- 最終的に破壊されるが、その地下には十蔵によって密かに科学要塞研究所が建造されていた。
- 真マジンガーZERO
- 他作品より広大な光子力バリアで周辺の都市ごと守れる事により、Dr.ヘル一派の世界征服に抵抗する人類側の最後の拠点になっている。
- 真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍
- ミケーネ帝国の猛攻により破壊されてさやか以外の全所員が死亡している。また、ミネルバが世界を渡った先でもミケーネの襲撃によって廃墟となっていた[2]。
- マジンカイザーSKL
- 明確に光子力研究所だとは語られていないものの、OP映像で「廃墟となった光子力研究所らしき建物の中にマジンカイザーSKLが封印されている」という描写がある。
- ロボットガールズZ
- 東京都練馬区大泉学園光子力町に存在している。未来の新エネルギーとして光子力エネルギーの普及活動に努めており、ロボットガールズチームZはその為のキャンペーンガールである。しかし主にチームZのせいで頻繁に練馬区が壊滅的被害を被るため区民からの風評はとても悪く、練馬区長選挙では光子力研究所およびロボットガールズの練馬追放を公約に掲げるギルギルガン子が当選している。
- グレンダイザーU
- マジンガーZが現役で稼働しているため、リブート元における宇宙科学研究所の役割を内包する形でグレンダイザーや三大スペイザーの整備を行う。なお宇宙科学研究所は同作には存在しないが、終盤に登場する第2拠点「逢神島宇宙観測所」の外見にデザインが流用されている。
登場作品[編集 | ソースを編集]
例の割れるバリアはスパロボでも再現されている。『F完結編』や『MX』にいたっては「光子力バリアせんべい」として土産物まで出ている描写がある。
旧シリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- スーパー系主人公の勤め先として登場。もっとも就職してすぐにロンド・ベルに出向し、EDではテスラ・ライヒ研究所に行ってしまうため、研究所で過ごす期間はほとんどないのだが。
- マップ「空飛ぶマジンガーZ」の舞台でもあり、この時ちゃんとバリアを展開するのだが、敵ユニットが1機でも研究所に到達するとバリアが「パリンと割れて」ゲームオーバー。1ターンすら耐えてくれないため、バリアを張った意味がない。
- このマップではここでしか入手できないミノフスキークラフトが埋まっているので、見逃さないように注意。この他シナリオクリア後に資金20000と高性能レーダー、バイオセンサー、メガブースターを1つずつ貰える。
- また終盤、主人公専用ロボットに新たな武器を取り付けてくれる。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦α
- 主人公をスーパー系にした場合、マジンガーZ絡み(マジンガーZ、ジェットスクランダー)で2回シナリオに登場することになる。後者は熟練度が上がる選択を行うと超合金Z、ブースター、資金10000が貰える。
- また、終盤ではマジンカイザーで複数の量産型グレートマジンガーと戦うシナリオもある。このシナリオを通らないと強化型マジンガーZをロボット大図鑑に載せることが出来ない。
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Z
- TV版設定。中盤、百鬼帝国に占領された研究所を奪還するべく大規模な作戦が展開される。バリアが強化されており、簡単にパリ~ンと割れなくなったのだが、百鬼帝国に占領されていたため裏目に出た。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 『真マジンガー』設定。原作同様、Dr.ヘルとの最終決戦で破壊され科学要塞研究所にその役目が受け継がれた。
COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦COMPACT
- シーン2で登場するが、マジンガーZはすでに加入しておりグレートの初登場ステージである。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
- シーン1で登場。敵に囲まれているがバリアは言及されない。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
- シーン3で登場。フラグによってはベガ大王がわざわざ襲来する。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- COMPACT2のリメイクだが、第3部での出番が削られてしまい地上編のみ。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦J
- マップ「2体の魔神」の舞台。弓教授がラスト・ガーディアンの場所を知っていたため、耐爬に襲撃され、さらに暴走したマジンカイザーの攻撃を受ける。
- スーパーロボット大戦K
- 名前のみ登場。ダンナーベースと協力関係にある。
- スーパーロボット大戦BX
- 近隣にミケーネ帝国に造られたオリジナルの重力炉が存在するなど『SKL』との繋がりがある。やはりDr.ヘルとの最終決戦で科学要塞研究所に置き換わる。
VXT三部作[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦V
- 『真マジンガー』設定。やはりDr.ヘルとの決戦に際して科学要塞研究所に入れ替わる。
- スーパーロボット大戦T
- 『INFINITY』設定なので新旧二つの研究所が存在する。地上ルートの第36話では旧光子力研究所においてマジンガーZの修復を行い、発進の際には原作ムービーも使用される。敷地の角でマジンガーZを待機させるとどこかで見たような隠しキャラが現れて強化パーツをくれる。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦
- 占領した敵拠点はアイコンが光子力研究所のものに変わる。
- 新スーパーロボット大戦
- 初登場は第3面であるマップ「光子力研究所」。その後も地上編の舞台として再登場する。
- スーパーロボット大戦DD
- 『マジンカイザー』設定の光子力研究所はワールド1にて登場。第1話の舞台であり、その戦闘中に出現した大門恵留と上牧早希実は光子力研究所預りとなる。
- 3章Part16では別世界の研究所として『グレンダイザーU』設定の研究所が登場。
- スーパーロボット大戦30
- 『INFINITY』設定。旧研究所はキーミッション「魔神の命」やサイドミッション「怒りの魔神」の舞台として登場。新研究所は直接の舞台にはならず、一部のミッションで立ち入る事になる。
人物 [編集 | ソースを編集]
- 兜十蔵
- 創設者、初代所長。
- 弓弦之助
- 二代目所長。
- 弓さやか
- 所長の娘。『INFINITY』では三代目所長。
- 兜甲児
- マジンガーZパイロット。
- 兜シロー
- 甲児の弟。
- せわし博士、のっそり博士、もりもり博士
- 研究員。
- ボス、ヌケ、ムチャ
- 勝手に所属。
- 剣鉄也、炎ジュン
- OVA『マジンカイザー』では科学要塞研究所が登場しないのでこちらに所属して戦っている。
- リサ
- 『INFINITY』で所属。
- デューク・フリード(宇門大介)、グレース・マリア・フリード
- 『グレンダイザーU』では宇宙科学研究所が登場しないため光子力研が身元引受元になっている。
関連用語[編集 | ソースを編集]
- ジャパニウム
- 光子力研究所の保有する富士山の裾野から採掘される新元素及び鉱石。これを精錬することで作り出したのが超合金Zであり、その過程で抽出される光子力エネルギーの源でもある。
- 第二光子力研究所
- 『マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍』に登場する、宇宙に建造された研究施設。劇中はマジンカイザーが極秘裏に運び込まれており、装甲の超合金ニューZαを精錬していた。
余談 [編集 | ソースを編集]
- 柳田理科男氏の著書『空想科学読本』では、「光り、かつパリンと割れてあらゆる攻撃を防ぐバリア」を大真面目に考証した結果、物理・光学・高熱等の各種攻撃に備えるために一つ一つ防御装置が必要となり、結果として研究所本体よりもはるかに巨大、かつ広大な面積を必要とする防御システムが必要であるという結論が出た。中には「割れる」という現象を再現するために防御にはまるで役に立たない機構も盛り込まれている。アニメやゲームに登場するバリアは、現代の科学では実現には程遠い技術なのである。
脚注[編集 | ソースを編集]
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