「ヒュッケバインMk-II」の版間の差分

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| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]([[OGシリーズ]])
 
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]([[OGシリーズ]])
 
*{{登場作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α}}
 
*{{登場作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α}}
| デザイン =  
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| デザイン = {{メカニックデザイン|カトキハジメ}}
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦α}}
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦α}}
 
| SRWでの分類 = [[機体]]
 
| SRWでの分類 = [[機体]]
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| タイトル = スペック
 
| タイトル = スペック
 
| 分類 = [[パーソナルトルーパー]]<br />([[ヒュッケバインシリーズ]])
 
| 分類 = [[パーソナルトルーパー]]<br />([[ヒュッケバインシリーズ]])
| 生産形態 = 試作機
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| 生産形態 = 量産試作機
 
| 型式番号 = [[型式番号::RTX-010]]
 
| 型式番号 = [[型式番号::RTX-010]]
 
| 全高 = 20.8 m
 
| 全高 = 20.8 m
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*[[プラズマ・ジェネレーター]](OGシリーズ)
 
*[[プラズマ・ジェネレーター]](OGシリーズ)
 
| 浮揚機関 = [[テスラ・ドライブ]](トロンベ仕様)
 
| 浮揚機関 = [[テスラ・ドライブ]](トロンベ仕様)
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| フレーム = GIIフレーム
 
| 基本OS = [[TC-OS]]
 
| 基本OS = [[TC-OS]]
 
| 補助システム = グラビコン・システム
 
| 補助システム = グラビコン・システム
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*[[パイロット::ブルックリン・ラックフィールド]]
 
*[[パイロット::ブルックリン・ラックフィールド]]
 
*[[パイロット::エルザム・V・ブランシュタイン]]【RTX-010-02T】
 
*[[パイロット::エルザム・V・ブランシュタイン]]【RTX-010-02T】
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*[[パイロット::シズキ・シズカワ]]【RTX-010-03】
 
}}
 
}}
 
'''ヒュッケバインMk-II'''は『[[スーパーロボット大戦α]]』のリアル系[[登場メカ|主役メカ]]。
 
'''ヒュッケバインMk-II'''は『[[スーパーロボット大戦α]]』のリアル系[[登場メカ|主役メカ]]。
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ヒュッケバイン]]の後継機。
+
[[ヒュッケバイン]]の後継機及び量産試作機として開発された[[パーソナルトルーパー]]。αシリーズでは1機のみが、OGシリーズでは3機が制作されたことになっている。
  
ヒュッケバインの開発時にブラックホールエンジンを搭載して悲惨な事故を巻き起こしてしまった教訓から、Mk-IIではほぼ解明済の[[EOT]]のみが新たに搭載された。目玉はグラビコン・システムで、[[G・ウォール|グラビティ・ウォール]]やGインパクト・キャノンなどの[[EOT]]を搭載している。
+
ヒュッケバインが開発時に[[ブラックホールエンジン]]を搭載して悲惨な事故を巻き起こしてしまった教訓から、動力炉は通常型のものが搭載されている。またフレームには[[ゲシュペンストMk-II]]のGIIフレームが採用され、各種パーツもゲシュペンストMk-IIと同規格の物が使用されている。
また、コックピットにはパーソナルファイターと呼ばれる脱出機能を兼ねた小型戦闘機を内蔵している。
 
  
Mk-IIも初代ヒュッケバインと同じく最新の技術をふんだんに使った[[PT]]となったが、開発時から量産も視野に入れており、基本構造は[[ゲシュペンスト]]系の技術を使って設計された。機体にはGIIフレームを採用しており、他の部品も大部分が[[ゲシュペンストMk-II]]のものを流用している。その結果対コストでの性能評価が高くなり、連邦軍の次期主力機として量産化されることになった。
+
[[EOT]]も解析済みの物が採用され、グラビコン・システムと呼ばれる重力制御装置を搭載し、重力場の壁である[[グラビティ・ウォール]]を発生させることが可能。またαシリーズやOGシリーズの1号機には[[T-LINKシステム]]を搭載している。
  
ヒュッケバインMk-IIは、RTX-010-01~03までの3機がロールアウトした。また、赤色の[[ヒュッケバインEX]]という機体も存在する。
+
コックピットから頭部にかけての部分は、脱出機能を兼ねた小型戦闘機「パーソナルファイター」へ分離が可能。
  
=== RTX-010-01 ===
+
ゲシュペンスト系の技術の採用の結果、対コストでの性能評価が高くなり、連邦軍の次期主力機・[[量産型ヒュッケバインMk-II]]として正式採用されることになる。
[[スーパーロボット大戦α]]で、[[タウゼントフェスラー]]で輸送していた荷物に入っていた機体。[[T-LINKシステム]]が組み込まれており、最も多くカスタマイズされた高性能機。途中で大破するも、かろうじて助かったコクピット部分を後継機のMK-IIIに移植している。なお、MK-IIにT-LINKシステムやグラビコン・システムが組み込まれているのはαの主人公機だけの特別仕様。後のMK-II及び量産機には組み込まれていない。
 
  
[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]では、[[ヒリュウ改]]に配属された[[念動力]]者の[[ブルックリン・ラックフィールド]]に与えられた。もっとも、最初はブリットだけでは扱えなかったのか、[[ラーダ・バイラバン]]が同乗してコントロールしていた。
+
=== αシリーズ ===
 +
*型式番号:RTX-010
 +
[[SRX計画]]において[[地球連邦軍]]極東支部、[[ディバイン・クルセイダーズ ]](DC)日本支部、[[マオ・インダストリー]]の共同で開発された機体。DC日本支部でデータ取得用の実験機になる予定だった。動力炉には[[核融合炉]]を使用。
  
=== RTX-010-02 ===
+
『[[スーパーロボット大戦α]]』にてマオ社の社員で輸送機・[[タウゼントフェスラー]]のパイロットであるリアル系主人公とその恋人にDC日本支部への輸送任務が下されたが、[[ティターンズ]]に襲撃され輸送機は爆発。主人公は通信のためにMk-IIに乗り込んでおり、[[T-LINKシステム]]を用いて操縦方法が主人公の脳にインプットされたことで交戦、その最中に[[エゥーゴ]][[アーガマ]]に保護され戦力に組み込まれる。
『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]』のみ登場。[[リン・マオ]]が、マオ社の社員全員の命と引き換えに[[コロニー統合軍]]に引き渡した。その後、コルムナでの戦闘で[[ジーベル・ミステル]]によって罠に使われるも、あっさりと[[ヒリュウ改]]のパイロット達に見破られて破壊された。回収した部品は[[エルザム・V・ブランシュタイン]]の手に渡った。
 
  
=== RTX-010-03 ===
+
元々主人公の脳波パターンが登録されており操縦は主人公しか行えない。これはマオ社が[[ヒュッケバイン]]Mk-Iの暴走事故を理由にMK-IIの開発中止を決定したため、SRX計画の[[イングラム・プリスケン]]が[[カーク・ハミル]]を通して[[念動力]]の素質を持つ主人公達に輸送任務を与え、その一方でティターンズに情報をリークすることで起動実験を強行したものであった。
連邦軍の量産トライアルに提出された機体。仕様も量産可能な程度にデチューンされ、[[量産型ヒュッケバインMk-II]]の開発に貢献したものと思われるが、本機のその後等詳しいことは不明となっている。
 
  
=== ヒュッケバインMk-II・トロンベ ===
+
主人公が[[ヒュッケバインMk-III]]受け取りのため[[国際警察機構]]北京支部を訪れた際に、[[あしゅら男爵]]の軍勢の襲撃を受け、主人公はMk-IIで出撃するが[[龍王機]]との戦闘で大破してしまう。危機に陥った状況でMK-IIのウラヌス・システムが発動し、調整に難航していたMK-IIIを起動させ、射出されたパーソナルファイターがMk-IIIと合体しMK-IIは爆発した。
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スーパー系主人公の場合は、[[イルムガルト・カザハラ]]により主人公の恋人と共に奪取され、その後国際警察機構北京支部にて[[虎王機]]との交戦で破壊されてしまう。『[[第2次スーパーロボット大戦α]]』以降の[[クスハ・ミズハ]]が主人公のシナリオでは、[[ブルックリン・ラックフィールド]]が主人公の恋人に該当するキャラクターになる。
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=== OGシリーズ ===
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マオ社が[[地球連邦軍 (OG)|地球連邦軍]]の次期量産機トライアルのために開発した機体。3機が製造された。動力炉には[[プラズマ・ジェネレーター]]を使用。
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==== 1号機 ====
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*型式番号:RTX-010-01
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『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]』において、[[ヒリュウ改]]が[[ムーンクレイドル]]に救援物資を届けた際に戦力に組み込まれる。この1号機にのみ[[T-LINKシステム]]が取り付けられていたため、念動力の素質を持つ[[ブルックリン・ラックフィールド]]に与えられた。初出撃の際には[[ラーダ・バイラバン]]が補助のために同乗しており、Mk-IIのコックピットは狭いのだがラーダは体の柔らかさで対応したらしい。なおリンクを切って調整すれば[[念動力]]を持たないパイロットでも操縦が可能。
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以後は[[ATXチーム]]の機体として運用され、『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2]]』においてもブリットの乗機として登場する。
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『[[第2次スーパーロボット大戦OG]]』において、マオ社の[[オルレアン工場]]で2号機や他のヒュッケバインシリーズの機体と共にオーバーホールを受けていたが、[[特殊戦技教導隊]]によってヒッカム基地に輸送されることになる。輸送機に積み込む前に異星人の襲撃を受け奪取されそうになるが、[[ガリルナガン]]が異星人の機体を撃破し、続いてヒュッケバインシリーズにも攻撃、Mk-IIは真っ先にバスタックス・ガンの狙撃で2機まとめて破壊されてしまった。
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==== 2号機 ====
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*型式番号:RTX-010-02
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『OG1』において、[[コロニー統合軍]]がマオ社を占拠しようとした際に、社員全員の安全と引き換えに[[コロニー統合軍]]に引き渡された。その後、宇宙ステーション・コルムナにおける戦闘で[[ジーベル・ミステル]]が無人機として出撃させる。この措置は戦力として魅力的なMK-IIを、時限式のネットワームを仕込んだ状態で[[ヒリュウ改]]に回収させるという罠だったのだが、不審に感じたヒリュウ改の面々によって撃墜されてしまった。残骸は[[ゼンガー・ゾンボルト]]によって回収され[[エルザム・V・ブランシュタイン]]の手に渡り、Mk-II・トロンベとして運用されることになる。
 +
 
 +
『第2次OG』ではカラーリングを元の濃紺に戻してマオ社のオルレアン工場でオーバーホールを受けていたが、[[ガリルナガン]]の襲撃により1号機と共に破壊された。
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===== ヒュッケバインMk-II・[[トロンベ]] =====
 
*正式名称:RTX-010-02T ヒュッケバインMk-II・トロンベ(Huckebein Mk-II Trombe)
 
*正式名称:RTX-010-02T ヒュッケバインMk-II・トロンベ(Huckebein Mk-II Trombe)
 
*型式番号:RTX-010-02T
 
*型式番号:RTX-010-02T
 +
型式番号の「T」は「Trombe」を指す。
  
型式番号の「T」は「[[トロンベ|Trombe]]」。[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]でエルザムがヒュッケバインMk-IIに興味を持った事から、[[ゼンガー・ゾンボルト]]が破壊された2号機を回収した。その後、エルザム機としてカスタマイズされた上で修復される。
+
『OG1』において、ゼンガーによってコロニー統合軍に回収された2号機がエルザムに引き渡され修復・改修された機体。ゼンガー曰く「エルザムが興味を持っていた」とのこと。
  
武装の性能が上昇し、[[G・ウォール]]が[[G・テリトリー]]強化された。さらに[[テスラ・ドライブ]]を追加搭載した上に[[分身]]可能など、大幅なスペックアップがなされている。彼の趣向を反映し、カラーリングは黒赤金でブランシュタイン家の家紋付。プレイヤーにエルザムや[[トロンベ]]のイメージを決定づけさせた機体でもある。
+
エルザムの趣向によりカラーリングは黒に変更され、グラビコン・システムの改良により重力障壁が後のMK-IIIと同様の[[グラビティ・テリトリー]]に強化、[[テスラ・ドライブ]]の搭載により飛行可能、詳細は不明だが[[分身]]が可能になるなど、大幅なスペックアップがなされている。
  
GBA版当時は文字数の問題で、名称表記が「'''ヒュッケバイン・トロンベ'''」となっていた。後の[[OGs]]ではちゃんと「'''ヒュッケバインMk-II・トロンベ'''」に修正されている。
+
初めて登場した「トロンベ」仕様の機体で、黒赤金のカラーリングやブランシュタイン家の家紋付など、エルザムや「トロンベ」のイメージをプレイヤーに決定づけさせた機体でもある。
  
なお、[[スーパーロボットスピリッツ]]においてもエルザムは黒いヒュッケバインMk-IIに乗っている。
+
GBA版の『OG1』では、文字数の問題で名称表記が「'''ヒュッケバイン・トロンベ'''」となっていた。後のPS移植版である『[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS]]』では「'''ヒュッケバインMk-II・トロンベ'''」表記となっている。
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なお、『[[スーパーロボットスピリッツ]]』の前日譚小説においても、エルザムは黒いヒュッケバインMk-IIに乗っている。
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==== 3号機 ====
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*型式番号:RTX-010-03
 +
連邦軍の量産トライアルに提出された機体。[[量産型ヒュッケバインMk-II]]の採用に貢献したものと思われる。『OG1』では[[DC戦争]]の戦況悪化により[[ユアン・メイロン]]が無事かどうか心配する場面があったが、『第2次OG』では[[ガリルナガン]]の襲撃後に、現存するヒュッケバインシリーズの機体として[[カイ・キタムラ]]によって名前が挙がる。
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『DD』にて[[シズキ・シズカワ]]の搭乗機体として登場。「'''ドライ'''」というコードネームで存在を秘匿され、表向きには既に解体済とされていた。Mk-IIIのグラビコン・システムを移植し、1号機と2号機とは異なりグラビトン・ライフルの2丁同時使用とG・テリトリーの使用が可能。
 +
 
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2022年3月のイベント「ラスト・オブ・バニシングトルーパー」では、他機体が受けた[[ガリルナガン]]からの襲撃の後、3号機もまた襲撃を受けていたが、シズキによって一矢報いて何とか大破状態で生き延び、その後は[[ルスラン・マカロフ]]に回収されている。またこの時得られた運用データは後に再建造された008Lの改修機[[フルアームド・ヒュッケバイン]]に使われている。
 +
2024年10月のショートシナリオ「蘇る凶鳥」では、[[封印戦争]]後に修復されて再びシズキが搭乗している。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦α]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α}}
:リアル系主人公の初期機体。空は飛べず機体性能はそこそこだが、ソード、ライフルの他に気力105で使える格闘武器チャクラム・シューターの存在が大きく、P属性、射程1-3、クリティカル+30、EN消費10、地形適応良好で威力もある。1話から使える武器としては高性能なので乗り換えまではこちらを軸に戦うことになる。エースになれば気力条件を開幕から満たせるため、使っていくなら積極的に狙いたい。
+
:リアル系主人公の初期搭乗機。[[グルンガスト弐式|スーパー系主人公機]]と違い[[ヒュッケバインMk-III|後継機]]へ改造はしっかり引き継がれる。P1-3で威力、燃費、適応全て良しのチャクラムがとにかく便利で、[[エース]]になれば開幕から使えるの必要気力の低さもありがたい。中盤でGインパクト・キャノンが追加される。
:中盤追加されるGインパクト・キャノンや乗り換えにより強力な射撃武器も増えていくのだが、チャクラムの優秀さから意識しないと[[技能ポイント]]で主人公の射撃を伸ばしにくいのはうれしい悲鳴と言うべきか。ただ乗り換え後にも伸びた格闘を生かせる換装形態もあるため、無駄にはならない。
+
:フォトンライフルは改造引継ぎ先が無く、Gインパクトキャノンがそれに当たる武器へ引き継がれるのにだけ注意したい。また、[[技能ポイント]]システムの影響でとにかく格闘を伸ばしやすいが、最終的に[[ヒュッケバインガンナー|ガンナー]]を使うなら殆ど無駄になってしまうのが難点。
:また[[グルンガスト弐式]]と違い、フォトン・ライフル以外の[[改造]]はMk-IIIに引き継がれるため、この時点から改造しても問題ない。ただしそのライフルの他に、チャクラムの引き継ぎ先が射撃武器に、[[必殺武器]]であるGインパクトキャノンの引き継ぎ先が、Mk-IIで言うライフル互換の武器になってしまう点には注意。
+
:スーパー系主人公の恋人は当初はこの機体に乗っているが、加入前に破壊されてしまうため自軍で扱うことはできない。
:スーパー系で始めた場合は敵対中の恋人がこちらに乗っているが、加入前に破壊され[[虎龍王]]のパイロットとなるため、自分では使うことができない。その代わりイルムの乗る(今作は本機の色違いとなっている)[[ヒュッケバインEX]]が条件次第で使用可能になる。
+
:V字アンテナ中央部分が設定画と異なる白色になっている。Mk-IIIと混同してしまったのだろうか。
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
+
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast}}
 
::[[EN]]と[[装甲]]が僅かにアップ。武器性能は変化ナシ。
 
::[[EN]]と[[装甲]]が僅かにアップ。武器性能は変化ナシ。
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=== 単独作品 ===
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
 +
:2022年3月のイベント「ラスト・オブ・バニシングトルーパー」にて参戦。2.5周年記念キャンペーンの一環としての登場。『第2次OG』にて存在が触れられていた3号機が[[シズキ・シズカワ|シズキ]]の機体として設定されており、名義は「ヒュッケバインMk-II3号機」。
 +
:ユニットの参戦と低レアパーツの入手はイベントだが、SSRパーツは同時開催の第10回制圧戦「狩人は凶兆と共に」の報酬となっている。
 +
:プレイアブルとしては'''『OG外伝』から15年ぶりの参戦'''。
 +
:システム上空中は移動できない為忘れられがちだが、テスラ・ドライブを搭載し、イベント中でも飛行可能と明言されているにもかかわらず空B。
 +
;[[スーパーロボット大戦30]]
 +
:直接登場しないが、[[アズ・セインクラウス|アズ]]が主人公時の[[ブルックリン・ラックフィールド|ブリット]]のエーストークでブリットが嘗て乗っていた機体として「ヒュッケバイン」名義で話題に挙がる。
  
 
=== [[OGシリーズ]] ===
 
=== [[OGシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION}}
:汎用[[パーソナルトルーパー]]。デフォルトパイロットは[[ブルックリン・ラックフィールド]]。しかし、ブリットは格闘向きのステータスのため、[[ビルトシュバイン]]に乗り換え、こちらは[[リョウト・ヒカワ|リョウト]]や[[ラトゥーニ・スゥボータ|ラトゥーニ]]に譲ったほうが良い。また、後半にはエルザム用の高性能カスタム機『ヒュッケバイン(Mk-II)・トロンベ』が登場。GBA版のOGシリーズではチャクラム・シューターが[[換装武器]]なので、他の機体でも使用できた。
+
:汎用[[パーソナルトルーパー]]。キョウスケ編の序盤で1号機が[[ブルックリン・ラックフィールド]]の乗機になる。リュウセイ編では合流後から使用可能。後半には[[エルザム・V・ブランシュタイン]]の乗機として2号機をカスタマイズした[[トロンベ]]仕様が登場するが、文字数の都合なのか「ヒュッケバイン・トロンベ」表記になっている。
;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2]]
+
:今作では最初からGインパクト・キャノンを装備しているので、格闘寄りステータスのブリットは[[ビルトシュバイン]]に乗せ換え、射撃寄りの[[リョウト・ヒカワ]]や[[ラトゥーニ・スゥボータ]]に譲ったほうが良い。
:汎用パーソナルトルーパー。デフォルトパイロットは[[ブルックリン・ラックフィールド]]。しかし射撃武器メインのこの機体に合わせてブリットを射撃向きに育てていると、格闘武器のみの[[虎龍王]]に乗り換えた時に苦労する。[[換装武器]]フォトン・ライフルの弾数が増加し、同武器とビームソードの武器改造費が安くなった。
+
:チャクラム・シューターが[[換装武器]]扱いになり、他の機体に装備させることが可能になった。グラフィックでは『α』と同様に左腕に装備しているが、演出は『α』のものとは異なるものになった。
;[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS]]
+
:V字アンテナ中央部分の色は『α』と同じくMk-IIIと同様の白色に、トロンベもMk-IIIトロンベと同様の赤色に塗られている。
:チャクラム・シューターが本機の固有武器に戻り、他の機体間で使い回せなくなっている。また、エルザム専用のヒュッケバインMk-II・トロンベの名称が省略されなくなった。
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2}}
;[[スーパーロボット大戦OG外伝]]
+
:汎用パーソナルトルーパー。1号機のデフォルトパイロットはブリットのまま。Gインパクト・キャノン用にブリットを射撃向きに育てていると、格闘武器のみの[[虎龍王]]に乗り換えた時に苦労する。[[換装武器]]フォトン・ライフルの弾数が増加し、同武器とビームソードの武器改造費が安くなった。Mk-IIIのトロンベが登場するためか2号機は登場しなくなった。
:ATXチームが自軍にいる期間に使用可能。Gインパクト・キャノンの必要気力が110とさらに使いやすくなっている。とはいえ、話数少なく数多いユニットでどう扱うかが問題。
+
:チャクラム・シューターは前作同様に換装武器扱いのままで、左腕に装備していないグラフィックに変更となった。
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
+
:本作からV字アンテナ中央部分が設定画通りの紺色になった。
:008LやMK-IIIL/Rと共にマオ・インダストリーにて、1号機と2号機がオーバーホール中にガリルナガンによって完全に破壊されてしまうため、自軍ユニットとして使用することは出来ない。なお、アッシュ・エグゼクスバインを除くヒュッケバインシリーズの中では、撃破シーンではあるものの'''唯一本作で戦闘アニメ用のグラフィックが正規に見られるヒュッケバイン'''である。ちなみに、没データには射撃換装武器のアニメが存在する。
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS}}
:3号機に関しては所在が不明のままとなっており、今後登場する可能性があるが、[[ヒュッケバイン問題|形状が大幅に変わる可能性]]を考慮すべきである。
+
:チャクラム・シューターが本機の固有武器に戻り、『OG1』までの装備しているグラフィックに戻った。
 +
:エルザム機が「ヒュッケバインMk-II・トロンベ」と省略されなくなった。V字アンテナ中央部分の色はフィギュア等と同様の黒色になった。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦OG外伝}}
 +
:1号機が序盤から登場しATXチームが自軍にいる期間に使用可能。ただしブリットが[[グルンガスト参式]]に乗るようになったので、デフォルトパイロットが設定されておらず、使うには誰かを載せ替える必要がある。Gインパクト・キャノンの必要気力が110とさらに使いやすくなっている。とはいえ、話数少なく数多いユニットでどう扱うかが問題。2号機は未登場。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦OG}}
 +
:[[ヒュッケバイン問題]]の影響なのか、1号機と元の色に戻った2号機がガリルナガンによって破壊されてしまうため使用不可能。ちなみに、没データには射撃換装武器のアニメが存在する。その後3号機についても会話パートで触れられるが、本編には未登場。
 +
:同じく破壊されるMk-IやMK-IIIとは異なり戦闘アニメで破壊されるため、使用できないヒュッケバインシリーズで唯一グラフィックが正規に見られる機体となっている。
 +
;[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ]]
 +
:本編中には未登場。代わりにブリット用の機体として[[グルンガスト2号機]]が登場する。テレビ未放送の26話では[[カーク・ハミル]]がリョウトに開発中のMk-IIIについて説明する場面で、ベース機として「RTX-010」や「MK-II」という単語が使用される。
 +
;[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]
 +
:ディバイン・ウォーズ同様に未登場。代わりにブリットはチャクラム・シューターを装備した[[量産型ビルトシュバイン]]を乗機にしている。
 +
;[[スーパーロボット大戦OGクロニクル]]
 +
:ヒュッケバイン問題発生以前に発表された「狡兎死して走狗煮らるか?」に1号機が登場する。ブリットが[[ムラタ]]の[[ガーリオン・カスタム“無明”]]に挑むも返り討ちにあってしまう。
 +
;[[スーパーロボット大戦OG Record of ATX]]
 +
:連邦軍の次期量産機の話題が挙がった際に、[[マリオン・ラドム]]がカーク・ハミルとヒュッケバインMK-IIを思い起こすシーンがある。ただし両者共に眼が黒線で隠されている。
 +
 
 +
=== 関連作品 ===
 +
;[[スーパーロボットスピリッツ]]
 +
:ゲーム本編には登場しないが攻略本掲載の前日譚小説で登場。
 +
:[[グルンガスト弐式]]と共に[[地球防衛軍]]の主力機として量産化されている。
 +
:[[ネビーイーム]]に向かうSRXチームを護衛する青い量産機と、SRXの合体を支援する黒いエルザム機が登場した。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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==== 固定武器 ====
 
==== 固定武器 ====
 
;ツインバルカン / バルカン砲
 
;ツインバルカン / バルカン砲
:頭部に内蔵されている武器。αシリーズでは前者、OGシリーズでは後者の表記。
+
:頭部に内蔵されている2門の機関砲。弾倉の小型化を図る為、実砲の全長を縮めたテレスコープ弾(CTA)を用いている。αシリーズでは前者、OGシリーズでは後者の表記。
 +
;ライトソード / ビームソード
 +
:ビームで刀身を形成する非実体剣。OGシリーズではビームソード名義になり高温のプラズマを力場に封じ込めて形成する切断機でEOTが使われているという設定になった。[[換装武器]]として設定されている。
 +
:『DD』では斬撃属性の通常攻撃及びR必殺技。メインアビリティは「プロテクション I」で、サブアビリティは「照準値・運動性アップ I」。
 +
;フォトン・ライフル
 +
:ヒュッケバインMk-IIが携行するライフル。光子弾(フォトン)を発射する兵器…ではなく、実際には中性粒子ビーム砲である([[ゲシュペンスト・タイプR|ゲシュペンスト]]のニュートロンビームと同じ)。発射システムや収束方法、直進手段にEOTが用いられているのが特徴で、標準的な装備だと思われがちだが、人型機動兵器戦においてヒュッケバインMk-IIの優位性を確立した画期的な武器である。「OGシリーズ」では換装武器。
 +
:『α』の攻略本によると[[R-2]]のマグナ・ビームライフルを原型としているとのこと<ref name="r2">デジキューブ『スーパーロボット大戦α攻略本 魂』468頁。</ref>だが、「OGシリーズ」でも同様かは不明。
 +
:『α』ではMk-IIIの武器に改造段階が引き継がれない。だがMk-IIIでガンナーを使う場合は、射撃の[[技能ポイント]]のためにこの武器を積極的に使っていきたい。
 +
:『DD』ではビーム属性のR必殺技。メインアビリティは「危険察知 I」で、サブアビリティは「照準値・運動性アップ I」。
 
;チャクラム・シューター
 
;チャクラム・シューター
:有線式の小型チャクラム。発射後チャクラムからは刃が展開し、ワイヤーを標的に巻きつけて斬り刻む。念動力による遠隔操作が可能。『α』の攻略本によるとR-2の有線式ビームチャクラムの発展系とのことだが、OGシリーズでも同様かは不明。<br />P属性で射程があり使い勝手がいいが、αでは多用していると射撃[[技能ポイント]]が加算されず、射撃値が育たない。αでは改造段階がファング・スラッシャーに引き継がれるが、同作のファングは射撃武器。OGシリーズではGBA版では[[換装武器]]だったが、OGs以後は固有兵装に戻ってしまった。全然機能が違うが、αでは[[ヒュッケバインEX]]のリープ・スラッシャーの戦闘アニメにも使い回されている。
+
:左腕に内蔵されているユニットから、有線式の小型チャクラムを発射する。発射後チャクラムからは回転ノコギリのような刃が出現し、チャクラム自体の刃と本体と接続しているワイヤーを併用、敵機に巻き付け切断する。
 +
:また[[T-LINKシステム]]とも連動しており、念動力者が使用すれば有線の範疇にとらわれない複雑な軌道でチャクラムをコントロールできるとされるが、ゲーム中では再現されていないため非念動力者でも問題なく使用可能である。
 +
:『α』の攻略本ではR-2の有線式ビームチャクラムはチャクラム・シューターの試作型と記述されており<ref name="r2" />、OGシリーズでは2023年に発売したプラモデルのインストにてR-2の有線式ビームチャクラムの簡易版と説明されている。
 +
:GBA版のOGシリーズでは、着脱可能という設定から換装武器になっており、『OG1』では手持ちの小型銃から発射され、『OG2』では機体の目の前からチャクラムが出現する演出になっていた。『OGs』からは『α』と同様の仕様に戻され固定武器となった。
 +
:『α』ではMk-IIIのファング・スラッシャーに改造段階が引き継がれる。有射程のP属性であり使い勝手がいいが、格闘武器扱いなので多用していると格闘の技能ポイントが加算されてしまう。ボクサーを使う場合はいいが、後継のファング・スラッシャーは射撃武器扱いなので若干無駄が出る。まぁその欠点を補って余りあるほどガンナーが強いので大した問題点ではないが。
 +
:『DD』では斬撃属性のSR必殺技。メインアビリティは「[[見切り]] II」で、サブアビリティは「照準値・運動性アップ II」。
 
;Gインパクト・キャノン
 
;Gインパクト・キャノン
:固定兵装。ヒュッケバインMk-IIの最強武器で、ブラックホールキャノンを弱体化させたようなもの。戦艦や基地から射出され、腰の股間ブロックに接続して使用する。『α ORIGINAL STORY』では固定砲台としても運用されており、アイドネウス島に配備されている。<br />αでは改造段階がグラビトン・ライフルに引き継がれるが、グラビトン・ライフルの設定通り、小型・軽量化した弊害で最大攻撃力が下がってしまうが、エフェクトはより見応えがあるものに変わっている。ヒュッケバインEXのブラックホール・キャノン改の戦闘アニメにも使い回されている。接続位置がとにかくネタにされがちな武器。案の定、エクセレンが「男らしい」という危険な発言をしている。
+
:グラビコン・システムにより発生した高重力結界を発射するキャノン砲。重力衝撃砲とも呼ばれる。
 +
:ヒュッケバインのブラックホールキャノンが安全性と安定性に欠けていたため、別のEOT技術が使われている。
 +
:どこからか射出されてきたキャノンをMk-IIの股間ブロックに接続して使用するため、接続位置がとにかくネタにされがちな武器。[[エクセレン・ブロウニング]]は「[[カイラスギリー|男らしい]]」という危険な発言をしている。
 +
:MK-II以外にも[[AMガンナー]]に4門装備されていたり、『[[スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY]]』では[[アイドネウス島]]に固定砲台として配備されている。
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:『α』では[[ロンド・ベル]]隊が[[南アタリア島]]を訪れた際にDC本部にて追加される。Mk-IIIのグラビトン・ライフルに改造段階が引き継がれるが、設定通りに攻撃力は低下してしまう。
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:『DD』では特殊属性のSSR必殺技。右手にフォトン・ライフル、左手にキャノン砲を手にした状態で現れ、ライフルを牽制で放ち急上昇、生じた相手の隙を使ってライフルを後腰部に収納してキャノンを接続する。メインアビリティは「グラビコン・システム」で、気力上限が増加し、気力が10上昇する毎に、攻撃力・照準値・運動性が増加する。Gインパクト・キャノン命中時、敵ユニットの気力を減少させる。敵ユニットの弱点属性で攻撃した際、攻撃力が増加。斬撃・特殊属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加。サブアビリティは「照準値アップ III」。
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==== 追加装備 ====
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;グラビトン・ライフルT
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:3号機の追加武装。2丁装備。元は008Lの強化案として改良され、3号機でテストをする話があったのだが、[[ガリルナガン]]の襲撃によって急遽実戦で使う羽目になり、一矢報いる為の一射の直後に破壊されてしまったため、一度限りの使用となってしまった。一射目を牽制で放ち、生じた相手の隙を使って回り込んで、二射目を直撃させ、最後に2丁同時射撃を撃ち込む。
 +
:『DD』では特殊属性のSSR必殺技。メインアビリティは「ウィング・ユニット」で、攻撃力・照準値・運動性が増加する。戦闘回数に応じて照準値・運動性が増加する。敵ユニットの弱点属性で攻撃した際、攻撃力が増加する。攻撃を選択した際の気力上昇量が1増加。サブアビリティは「運動性アップ III」。
  
 
==== [[換装武器]] ====
 
==== [[換装武器]] ====
;ライトソード / ビームソード
 
:ビームで刀身を形成する非実体剣。OGシリーズでは[[換装武器]]であり、名称がビームソードに変更された。
 
;フォトン・ライフル
 
:光子弾(フォトン)を発射する携行武装。『α』の攻略本によると[[R-2]]のマグナ・ビームライフルの発展系とのことだが、OGシリーズでも同様かは不明。<br />OGシリーズでは[[換装武器]]で、ビーム兵器だが海適応はB。αでは初期のMk-IIの射撃武器では一番強いが、αのMk-IIIの武器には改造が引き継がれない。だがMk-IIIでガンナーを使うなら、射撃ポイントアップのためトドメに使っていきたい。
 
 
;シシオウブレード
 
;シシオウブレード
:PTサイズの日本刀。OGシリーズでは隠し要素として入手できる最強クラスの近接[[換装武器]]。OGシリーズの展開以降、ブリット機の武器として「シシオウブレード」が公式にピックアップされるようになり、OGシリーズでの彼の前期機体ヒュッケバインMk-IIにも徐々に反映されるようになる。OG2では特定条件を満たすと、ブリット機用のシシオウブレードが入手可能。OGsのPVでも、ブリットのMk-IIによるシシオウブレードの戦闘アニメが披露されていた。
+
:PTサイズの日本刀。OGシリーズでは隠し要素として入手できる最強クラスの近接換装武器。
 +
:『OG2』では入手条件にブリットが関わり、『[[第3次スーパーロボット大戦α]]』に登場するブリットの乗機・[[雷虎改]]にも装備されているためか、『OGs』の配信版PVではブリットのMk-IIによるシシオウブレードの戦闘アニメが披露されている。ただし『OG2』では入手から数話でブリットが[[虎龍王]]に乗り換え、他の機体には乗せ換え不可になるためこの組み合わせが使える期間は短い。
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
 
;剣装備
 
;剣装備
:[[切り払い]]を発動。
+
:ライトソードを用いて[[切り払い]]を発動。OGシリーズでは未実装。
;[[グラビティ・ウォール]]/[[G・ウォール]]
+
;[[グラビティ・ウォール|グラビティ・ウォール / G・ウォール]]
:一定値以下のダメージを無効化する[[バリア]]だが、[[装甲]]の低いMk-IIでは機能させづらい。
+
:機体の前面に重力場の壁を発生させる。一定値以下のダメージを無効化する[[バリア]]で、『α』の序盤は有効だがそれ以降は[[装甲]]の低いMk-IIでは機能させづらい。
;[[G・テリトリー]]
+
:『α』でのみ前者表記。
 +
;[[グラビティ・テリトリー|G・テリトリー]]
 
:G・ウォールの強化版。トロンベ仕様のみ実装。
 
:G・ウォールの強化版。トロンベ仕様のみ実装。
 
;[[分身]]
 
;[[分身]]
139行目: 222行目:
 
:本機の後継機。だが量産化を前提としたMk-IIとは違い、コンセプトは「小型化した[[SRX]]」となっている。なお、MK-IIのパーソナルファイターはMK-IIIと互換性があり、共通して運用する事が可能である。
 
:本機の後継機。だが量産化を前提としたMk-IIとは違い、コンセプトは「小型化した[[SRX]]」となっている。なお、MK-IIのパーソナルファイターはMK-IIIと互換性があり、共通して運用する事が可能である。
 
;[[R-1]]
 
;[[R-1]]
:コクピットが同一なために移植可能。
+
:コクピットが同一なために移植可能。αシリーズではMk-IIがSRX計画で開発された機体であることから兄弟機という間柄。
 +
;[[アルトアイゼン]]
 +
:OGシリーズで連邦軍の次期量産機の座を争った機体。
 +
;[[ビルトシュバイン]]
 +
:『ジ・インスペクター』で次期量産機の原型機として採用された機体。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*『[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ|ディバイン・ウォーズ]]』並びに『[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター|ジ・インスペクター]]』では一切登場せず、[[漫画|コミカライズ版]]の『[[スーパーロボット大戦OG Record of ATX|RoA]]』でもヒュッケバイン、ヒュッケバインMk-IIIは名前だけ登場しているにも関わらずMk-IIのみなぜか出てこなかった。
+
*『[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ|ディバイン・ウォーズ]]』並びに『[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター|ジ・インスペクター]]』では一切登場せず、[[漫画|コミカライズ版]]の『[[スーパーロボット大戦OG Record of ATX|RoA]]』でもヒュッケバイン(後に本編に機体が登場している)、ヒュッケバインMk-IIIは名前だけ登場しているにも関わらずMk-IIのみなぜか出てこなかった。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
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== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==

2024年10月23日 (水) 22:16時点における最新版

ヒュッケバインMk-II
外国語表記 Huckebein Mk-II
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

デザイン カトキハジメ
初登場SRW スーパーロボット大戦α
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 パーソナルトルーパー
ヒュッケバインシリーズ
生産形態 量産試作機
型式番号 RTX-010
全高 20.8 m
重量 52.0 t
動力
浮揚機関 テスラ・ドライブ(トロンベ仕様)
フレーム GIIフレーム
基本OS TC-OS
補助システム グラビコン・システム
補助MMI T-LINKシステム
開発者 カーク・ハミル
イングラム・プリスケン
開発 マオ・インダストリー
主なパイロット
テンプレートを表示

ヒュッケバインMk-IIは『スーパーロボット大戦α』のリアル系主役メカ

概要[編集 | ソースを編集]

ヒュッケバインの後継機及び量産試作機として開発されたパーソナルトルーパー。αシリーズでは1機のみが、OGシリーズでは3機が制作されたことになっている。

ヒュッケバインが開発時にブラックホールエンジンを搭載して悲惨な事故を巻き起こしてしまった教訓から、動力炉は通常型のものが搭載されている。またフレームにはゲシュペンストMk-IIのGIIフレームが採用され、各種パーツもゲシュペンストMk-IIと同規格の物が使用されている。

EOTも解析済みの物が採用され、グラビコン・システムと呼ばれる重力制御装置を搭載し、重力場の壁であるグラビティ・ウォールを発生させることが可能。またαシリーズやOGシリーズの1号機にはT-LINKシステムを搭載している。

コックピットから頭部にかけての部分は、脱出機能を兼ねた小型戦闘機「パーソナルファイター」へ分離が可能。

ゲシュペンスト系の技術の採用の結果、対コストでの性能評価が高くなり、連邦軍の次期主力機・量産型ヒュッケバインMk-IIとして正式採用されることになる。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

  • 型式番号:RTX-010

SRX計画において地球連邦軍極東支部、ディバイン・クルセイダーズ (DC)日本支部、マオ・インダストリーの共同で開発された機体。DC日本支部でデータ取得用の実験機になる予定だった。動力炉には核融合炉を使用。

スーパーロボット大戦α』にてマオ社の社員で輸送機・タウゼントフェスラーのパイロットであるリアル系主人公とその恋人にDC日本支部への輸送任務が下されたが、ティターンズに襲撃され輸送機は爆発。主人公は通信のためにMk-IIに乗り込んでおり、T-LINKシステムを用いて操縦方法が主人公の脳にインプットされたことで交戦、その最中にエゥーゴアーガマに保護され戦力に組み込まれる。

元々主人公の脳波パターンが登録されており操縦は主人公しか行えない。これはマオ社がヒュッケバインMk-Iの暴走事故を理由にMK-IIの開発中止を決定したため、SRX計画のイングラム・プリスケンカーク・ハミルを通して念動力の素質を持つ主人公達に輸送任務を与え、その一方でティターンズに情報をリークすることで起動実験を強行したものであった。

主人公がヒュッケバインMk-III受け取りのため国際警察機構北京支部を訪れた際に、あしゅら男爵の軍勢の襲撃を受け、主人公はMk-IIで出撃するが龍王機との戦闘で大破してしまう。危機に陥った状況でMK-IIのウラヌス・システムが発動し、調整に難航していたMK-IIIを起動させ、射出されたパーソナルファイターがMk-IIIと合体しMK-IIは爆発した。

スーパー系主人公の場合は、イルムガルト・カザハラにより主人公の恋人と共に奪取され、その後国際警察機構北京支部にて虎王機との交戦で破壊されてしまう。『第2次スーパーロボット大戦α』以降のクスハ・ミズハが主人公のシナリオでは、ブルックリン・ラックフィールドが主人公の恋人に該当するキャラクターになる。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

マオ社が地球連邦軍の次期量産機トライアルのために開発した機体。3機が製造された。動力炉にはプラズマ・ジェネレーターを使用。

1号機[編集 | ソースを編集]

  • 型式番号:RTX-010-01

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』において、ヒリュウ改ムーンクレイドルに救援物資を届けた際に戦力に組み込まれる。この1号機にのみT-LINKシステムが取り付けられていたため、念動力の素質を持つブルックリン・ラックフィールドに与えられた。初出撃の際にはラーダ・バイラバンが補助のために同乗しており、Mk-IIのコックピットは狭いのだがラーダは体の柔らかさで対応したらしい。なおリンクを切って調整すれば念動力を持たないパイロットでも操縦が可能。

以後はATXチームの機体として運用され、『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2』においてもブリットの乗機として登場する。

第2次スーパーロボット大戦OG』において、マオ社のオルレアン工場で2号機や他のヒュッケバインシリーズの機体と共にオーバーホールを受けていたが、特殊戦技教導隊によってヒッカム基地に輸送されることになる。輸送機に積み込む前に異星人の襲撃を受け奪取されそうになるが、ガリルナガンが異星人の機体を撃破し、続いてヒュッケバインシリーズにも攻撃、Mk-IIは真っ先にバスタックス・ガンの狙撃で2機まとめて破壊されてしまった。

2号機[編集 | ソースを編集]

  • 型式番号:RTX-010-02

『OG1』において、コロニー統合軍がマオ社を占拠しようとした際に、社員全員の安全と引き換えにコロニー統合軍に引き渡された。その後、宇宙ステーション・コルムナにおける戦闘でジーベル・ミステルが無人機として出撃させる。この措置は戦力として魅力的なMK-IIを、時限式のネットワームを仕込んだ状態でヒリュウ改に回収させるという罠だったのだが、不審に感じたヒリュウ改の面々によって撃墜されてしまった。残骸はゼンガー・ゾンボルトによって回収されエルザム・V・ブランシュタインの手に渡り、Mk-II・トロンベとして運用されることになる。

『第2次OG』ではカラーリングを元の濃紺に戻してマオ社のオルレアン工場でオーバーホールを受けていたが、ガリルナガンの襲撃により1号機と共に破壊された。

ヒュッケバインMk-II・トロンベ[編集 | ソースを編集]
  • 正式名称:RTX-010-02T ヒュッケバインMk-II・トロンベ(Huckebein Mk-II Trombe)
  • 型式番号:RTX-010-02T

型式番号の「T」は「Trombe」を指す。

『OG1』において、ゼンガーによってコロニー統合軍に回収された2号機がエルザムに引き渡され修復・改修された機体。ゼンガー曰く「エルザムが興味を持っていた」とのこと。

エルザムの趣向によりカラーリングは黒に変更され、グラビコン・システムの改良により重力障壁が後のMK-IIIと同様のグラビティ・テリトリーに強化、テスラ・ドライブの搭載により飛行可能、詳細は不明だが分身が可能になるなど、大幅なスペックアップがなされている。

初めて登場した「トロンベ」仕様の機体で、黒赤金のカラーリングやブランシュタイン家の家紋付など、エルザムや「トロンベ」のイメージをプレイヤーに決定づけさせた機体でもある。

GBA版の『OG1』では、文字数の問題で名称表記が「ヒュッケバイン・トロンベ」となっていた。後のPS移植版である『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』では「ヒュッケバインMk-II・トロンベ」表記となっている。

なお、『スーパーロボットスピリッツ』の前日譚小説においても、エルザムは黒いヒュッケバインMk-IIに乗っている。

3号機[編集 | ソースを編集]

  • 型式番号:RTX-010-03

連邦軍の量産トライアルに提出された機体。量産型ヒュッケバインMk-IIの採用に貢献したものと思われる。『OG1』ではDC戦争の戦況悪化によりユアン・メイロンが無事かどうか心配する場面があったが、『第2次OG』ではガリルナガンの襲撃後に、現存するヒュッケバインシリーズの機体としてカイ・キタムラによって名前が挙がる。

『DD』にてシズキ・シズカワの搭乗機体として登場。「ドライ」というコードネームで存在を秘匿され、表向きには既に解体済とされていた。Mk-IIIのグラビコン・システムを移植し、1号機と2号機とは異なりグラビトン・ライフルの2丁同時使用とG・テリトリーの使用が可能。

2022年3月のイベント「ラスト・オブ・バニシングトルーパー」では、他機体が受けたガリルナガンからの襲撃の後、3号機もまた襲撃を受けていたが、シズキによって一矢報いて何とか大破状態で生き延び、その後はルスラン・マカロフに回収されている。またこの時得られた運用データは後に再建造された008Lの改修機フルアームド・ヒュッケバインに使われている。 2024年10月のショートシナリオ「蘇る凶鳥」では、封印戦争後に修復されて再びシズキが搭乗している。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α
リアル系主人公の初期搭乗機。スーパー系主人公機と違い後継機へ改造はしっかり引き継がれる。P1-3で威力、燃費、適応全て良しのチャクラムがとにかく便利で、エースになれば開幕から使えるの必要気力の低さもありがたい。中盤でGインパクト・キャノンが追加される。
フォトンライフルは改造引継ぎ先が無く、Gインパクトキャノンがそれに当たる武器へ引き継がれるのにだけ注意したい。また、技能ポイントシステムの影響でとにかく格闘を伸ばしやすいが、最終的にガンナーを使うなら殆ど無駄になってしまうのが難点。
スーパー系主人公の恋人は当初はこの機体に乗っているが、加入前に破壊されてしまうため自軍で扱うことはできない。
V字アンテナ中央部分が設定画と異なる白色になっている。Mk-IIIと混同してしまったのだろうか。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
EN装甲が僅かにアップ。武器性能は変化ナシ。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦DD
2022年3月のイベント「ラスト・オブ・バニシングトルーパー」にて参戦。2.5周年記念キャンペーンの一環としての登場。『第2次OG』にて存在が触れられていた3号機がシズキの機体として設定されており、名義は「ヒュッケバインMk-II3号機」。
ユニットの参戦と低レアパーツの入手はイベントだが、SSRパーツは同時開催の第10回制圧戦「狩人は凶兆と共に」の報酬となっている。
プレイアブルとしては『OG外伝』から15年ぶりの参戦
システム上空中は移動できない為忘れられがちだが、テスラ・ドライブを搭載し、イベント中でも飛行可能と明言されているにもかかわらず空B。
スーパーロボット大戦30
直接登場しないが、アズが主人公時のブリットのエーストークでブリットが嘗て乗っていた機体として「ヒュッケバイン」名義で話題に挙がる。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
汎用パーソナルトルーパー。キョウスケ編の序盤で1号機がブルックリン・ラックフィールドの乗機になる。リュウセイ編では合流後から使用可能。後半にはエルザム・V・ブランシュタインの乗機として2号機をカスタマイズしたトロンベ仕様が登場するが、文字数の都合なのか「ヒュッケバイン・トロンベ」表記になっている。
今作では最初からGインパクト・キャノンを装備しているので、格闘寄りステータスのブリットはビルトシュバインに乗せ換え、射撃寄りのリョウト・ヒカワラトゥーニ・スゥボータに譲ったほうが良い。
チャクラム・シューターが換装武器扱いになり、他の機体に装備させることが可能になった。グラフィックでは『α』と同様に左腕に装備しているが、演出は『α』のものとは異なるものになった。
V字アンテナ中央部分の色は『α』と同じくMk-IIIと同様の白色に、トロンベもMk-IIIトロンベと同様の赤色に塗られている。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
汎用パーソナルトルーパー。1号機のデフォルトパイロットはブリットのまま。Gインパクト・キャノン用にブリットを射撃向きに育てていると、格闘武器のみの虎龍王に乗り換えた時に苦労する。換装武器フォトン・ライフルの弾数が増加し、同武器とビームソードの武器改造費が安くなった。Mk-IIIのトロンベが登場するためか2号機は登場しなくなった。
チャクラム・シューターは前作同様に換装武器扱いのままで、左腕に装備していないグラフィックに変更となった。
本作からV字アンテナ中央部分が設定画通りの紺色になった。
スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
チャクラム・シューターが本機の固有武器に戻り、『OG1』までの装備しているグラフィックに戻った。
エルザム機が「ヒュッケバインMk-II・トロンベ」と省略されなくなった。V字アンテナ中央部分の色はフィギュア等と同様の黒色になった。
スーパーロボット大戦OG外伝
1号機が序盤から登場しATXチームが自軍にいる期間に使用可能。ただしブリットがグルンガスト参式に乗るようになったので、デフォルトパイロットが設定されておらず、使うには誰かを載せ替える必要がある。Gインパクト・キャノンの必要気力が110とさらに使いやすくなっている。とはいえ、話数少なく数多いユニットでどう扱うかが問題。2号機は未登場。
第2次スーパーロボット大戦OG
ヒュッケバイン問題の影響なのか、1号機と元の色に戻った2号機がガリルナガンによって破壊されてしまうため使用不可能。ちなみに、没データには射撃換装武器のアニメが存在する。その後3号機についても会話パートで触れられるが、本編には未登場。
同じく破壊されるMk-IやMK-IIIとは異なり戦闘アニメで破壊されるため、使用できないヒュッケバインシリーズで唯一グラフィックが正規に見られる機体となっている。
スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ
本編中には未登場。代わりにブリット用の機体としてグルンガスト2号機が登場する。テレビ未放送の26話ではカーク・ハミルがリョウトに開発中のMk-IIIについて説明する場面で、ベース機として「RTX-010」や「MK-II」という単語が使用される。
スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
ディバイン・ウォーズ同様に未登場。代わりにブリットはチャクラム・シューターを装備した量産型ビルトシュバインを乗機にしている。
スーパーロボット大戦OGクロニクル
ヒュッケバイン問題発生以前に発表された「狡兎死して走狗煮らるか?」に1号機が登場する。ブリットがムラタガーリオン・カスタム“無明”に挑むも返り討ちにあってしまう。
スーパーロボット大戦OG Record of ATX
連邦軍の次期量産機の話題が挙がった際に、マリオン・ラドムがカーク・ハミルとヒュッケバインMK-IIを思い起こすシーンがある。ただし両者共に眼が黒線で隠されている。

関連作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボットスピリッツ
ゲーム本編には登場しないが攻略本掲載の前日譚小説で登場。
グルンガスト弐式と共に地球防衛軍の主力機として量産化されている。
ネビーイームに向かうSRXチームを護衛する青い量産機と、SRXの合体を支援する黒いエルザム機が登場した。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

固定武器[編集 | ソースを編集]

ツインバルカン / バルカン砲
頭部に内蔵されている2門の機関砲。弾倉の小型化を図る為、実砲の全長を縮めたテレスコープ弾(CTA)を用いている。αシリーズでは前者、OGシリーズでは後者の表記。
ライトソード / ビームソード
ビームで刀身を形成する非実体剣。OGシリーズではビームソード名義になり高温のプラズマを力場に封じ込めて形成する切断機でEOTが使われているという設定になった。換装武器として設定されている。
『DD』では斬撃属性の通常攻撃及びR必殺技。メインアビリティは「プロテクション I」で、サブアビリティは「照準値・運動性アップ I」。
フォトン・ライフル
ヒュッケバインMk-IIが携行するライフル。光子弾(フォトン)を発射する兵器…ではなく、実際には中性粒子ビーム砲である(ゲシュペンストのニュートロンビームと同じ)。発射システムや収束方法、直進手段にEOTが用いられているのが特徴で、標準的な装備だと思われがちだが、人型機動兵器戦においてヒュッケバインMk-IIの優位性を確立した画期的な武器である。「OGシリーズ」では換装武器。
『α』の攻略本によるとR-2のマグナ・ビームライフルを原型としているとのこと[1]だが、「OGシリーズ」でも同様かは不明。
『α』ではMk-IIIの武器に改造段階が引き継がれない。だがMk-IIIでガンナーを使う場合は、射撃の技能ポイントのためにこの武器を積極的に使っていきたい。
『DD』ではビーム属性のR必殺技。メインアビリティは「危険察知 I」で、サブアビリティは「照準値・運動性アップ I」。
チャクラム・シューター
左腕に内蔵されているユニットから、有線式の小型チャクラムを発射する。発射後チャクラムからは回転ノコギリのような刃が出現し、チャクラム自体の刃と本体と接続しているワイヤーを併用、敵機に巻き付け切断する。
またT-LINKシステムとも連動しており、念動力者が使用すれば有線の範疇にとらわれない複雑な軌道でチャクラムをコントロールできるとされるが、ゲーム中では再現されていないため非念動力者でも問題なく使用可能である。
『α』の攻略本ではR-2の有線式ビームチャクラムはチャクラム・シューターの試作型と記述されており[1]、OGシリーズでは2023年に発売したプラモデルのインストにてR-2の有線式ビームチャクラムの簡易版と説明されている。
GBA版のOGシリーズでは、着脱可能という設定から換装武器になっており、『OG1』では手持ちの小型銃から発射され、『OG2』では機体の目の前からチャクラムが出現する演出になっていた。『OGs』からは『α』と同様の仕様に戻され固定武器となった。
『α』ではMk-IIIのファング・スラッシャーに改造段階が引き継がれる。有射程のP属性であり使い勝手がいいが、格闘武器扱いなので多用していると格闘の技能ポイントが加算されてしまう。ボクサーを使う場合はいいが、後継のファング・スラッシャーは射撃武器扱いなので若干無駄が出る。まぁその欠点を補って余りあるほどガンナーが強いので大した問題点ではないが。
『DD』では斬撃属性のSR必殺技。メインアビリティは「見切り II」で、サブアビリティは「照準値・運動性アップ II」。
Gインパクト・キャノン
グラビコン・システムにより発生した高重力結界を発射するキャノン砲。重力衝撃砲とも呼ばれる。
ヒュッケバインのブラックホールキャノンが安全性と安定性に欠けていたため、別のEOT技術が使われている。
どこからか射出されてきたキャノンをMk-IIの股間ブロックに接続して使用するため、接続位置がとにかくネタにされがちな武器。エクセレン・ブロウニングは「男らしい」という危険な発言をしている。
MK-II以外にもAMガンナーに4門装備されていたり、『スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY』ではアイドネウス島に固定砲台として配備されている。
『α』ではロンド・ベル隊が南アタリア島を訪れた際にDC本部にて追加される。Mk-IIIのグラビトン・ライフルに改造段階が引き継がれるが、設定通りに攻撃力は低下してしまう。
『DD』では特殊属性のSSR必殺技。右手にフォトン・ライフル、左手にキャノン砲を手にした状態で現れ、ライフルを牽制で放ち急上昇、生じた相手の隙を使ってライフルを後腰部に収納してキャノンを接続する。メインアビリティは「グラビコン・システム」で、気力上限が増加し、気力が10上昇する毎に、攻撃力・照準値・運動性が増加する。Gインパクト・キャノン命中時、敵ユニットの気力を減少させる。敵ユニットの弱点属性で攻撃した際、攻撃力が増加。斬撃・特殊属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加。サブアビリティは「照準値アップ III」。

追加装備[編集 | ソースを編集]

グラビトン・ライフルT
3号機の追加武装。2丁装備。元は008Lの強化案として改良され、3号機でテストをする話があったのだが、ガリルナガンの襲撃によって急遽実戦で使う羽目になり、一矢報いる為の一射の直後に破壊されてしまったため、一度限りの使用となってしまった。一射目を牽制で放ち、生じた相手の隙を使って回り込んで、二射目を直撃させ、最後に2丁同時射撃を撃ち込む。
『DD』では特殊属性のSSR必殺技。メインアビリティは「ウィング・ユニット」で、攻撃力・照準値・運動性が増加する。戦闘回数に応じて照準値・運動性が増加する。敵ユニットの弱点属性で攻撃した際、攻撃力が増加する。攻撃を選択した際の気力上昇量が1増加。サブアビリティは「運動性アップ III」。

換装武器[編集 | ソースを編集]

シシオウブレード
PTサイズの日本刀。OGシリーズでは隠し要素として入手できる最強クラスの近接換装武器。
『OG2』では入手条件にブリットが関わり、『第3次スーパーロボット大戦α』に登場するブリットの乗機・雷虎改にも装備されているためか、『OGs』の配信版PVではブリットのMk-IIによるシシオウブレードの戦闘アニメが披露されている。ただし『OG2』では入手から数話でブリットが虎龍王に乗り換え、他の機体には乗せ換え不可になるためこの組み合わせが使える期間は短い。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備
ライトソードを用いて切り払いを発動。OGシリーズでは未実装。
グラビティ・ウォール / G・ウォール
機体の前面に重力場の壁を発生させる。一定値以下のダメージを無効化するバリアで、『α』の序盤は有効だがそれ以降は装甲の低いMk-IIでは機能させづらい。
『α』でのみ前者表記。
G・テリトリー
G・ウォールの強化版。トロンベ仕様のみ実装。
分身
気力130以上で発動し、敵の攻撃を表示上の回避率と無関係に特定確率で完全回避する。トロンベ仕様のみ実装。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

通常仕様。
トロンベ仕様のみテスラ・ドライブを搭載したことで飛行可能。

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「VANISHING TROOPER」
ヒュッケバインMk-IIのテーマ。曲名はヒュッケバインシリーズの異名「バニシング・トルーパー」から。初出は初代α。OGシリーズではOGsで初採用されたが、曲の出だしがαとは異なる。ボーカルヴァージョンの歌は影山ヒロノブ。

関連機体[編集 | ソースを編集]

ヒュッケバインシリーズ
ヒュッケバイン
曰く付きの前機種。Mk-IIは同機種での反省を活かすように制作された。
量産型ヒュッケバインMk-II
本機の量産型。EOTを活用した装備は排除されているが、ほぼ同等の性能を維持している。また、OGシリーズではテスラ・ドライブの標準搭載により全機で単独飛行が可能になっている。
ヒュッケバインMk-III
本機の後継機。だが量産化を前提としたMk-IIとは違い、コンセプトは「小型化したSRX」となっている。なお、MK-IIのパーソナルファイターはMK-IIIと互換性があり、共通して運用する事が可能である。
R-1
コクピットが同一なために移植可能。αシリーズではMk-IIがSRX計画で開発された機体であることから兄弟機という間柄。
アルトアイゼン
OGシリーズで連邦軍の次期量産機の座を争った機体。
ビルトシュバイン
『ジ・インスペクター』で次期量産機の原型機として採用された機体。

余談[編集 | ソースを編集]

商品情報[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]

  1. 1.0 1.1 デジキューブ『スーパーロボット大戦α攻略本 魂』468頁。