「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」の版間の差分
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:一方でスピード参戦がネックとなってか、INFINITY特有の派手に動き回るアクションシーンの数々はあまり再現されておらず、これまでの『スパロボにおけるマジンガー』のイメージに寄った重量感のある戦闘アニメになっている。[[ボスボロット]]も残念ながら不在。 | :一方でスピード参戦がネックとなってか、INFINITY特有の派手に動き回るアクションシーンの数々はあまり再現されておらず、これまでの『スパロボにおけるマジンガー』のイメージに寄った重量感のある戦闘アニメになっている。[[ボスボロット]]も残念ながら不在。 | ||
2019年5月23日 (木) 20:33時点における版
劇場版 マジンガーZ / INFINITY | |
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原作 | 永井豪 |
監督 | 志水淳児 |
脚本 | 小沢高広(うめ) |
キャラクターデザイン | 飯島弘也 |
メカニックデザイン | 柳瀬敬之 |
音楽 | 渡辺俊幸 |
制作 | 東映アニメーション |
公開日 |
2017年10月31日(イタリア) 2017年11月22日(フランス) 2018年1月13日(日本) |
シリーズ | マジンガーシリーズ |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』は東映アニメーションが制作した劇場アニメ。
概要
「マジンガーシリーズ」の劇場アニメ作品。『グレートマジンガー』最終話から10年後[1]、再び現れたDr.ヘルとの最後の戦いが描かれる。
久々の東映アニメーションによるマジンガーシリーズということもあってかキャストは一新されており、リメイク版の『真マジンガー』からさらに変更されている。旧TVシリーズで兜甲児役の石丸博也氏が統合軍司令役、弓さやか役の松島みのり氏が列車内アナウンス役、マジンガーZ対暗黒大将軍での剣鉄也役の田中亮一氏が山岸八十八役としてゲスト出演している。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
- 兜甲児
- 主人公。かつての英雄。
- 弓さやか
- 新光子力研究所の所長。
- リサ
- インフィニティの中で眠りについていた謎の少女。
- 剣鉄也
- グレートマジンガーのパイロット。
- 炎ジュン
- かつてのビューナスAのパイロット。
- 兜シロー
- 甲児の弟。乗機はイチナナ式。
- マジンガールズ
- 統合軍が誇る戦うアイドルグループ。
- ボス
- 甲児の友人。今はラーメン屋を営む。
- ムチャ、ヌケ
- ボスの子分達。
- 弓弦之助
- 日本国の首相。さやかの父。
- のっそり博士、せわし博士
- 博士コンビ。もりもり博士は故人のため遺影として登場。
- Dr.ヘル
- 復活した悪の天才科学者。
- あしゅら男爵、ブロッケン伯爵
- 同じく復活したDr.ヘルの部下達。
- 統合軍司令
- Dr.ヘルの侵攻に際して統合軍の艦隊を率いる司令官で、実直な人物。担当声優はTVシリーズ『マジンガーZ』で甲児役を務めた石丸博也氏。小説版によれば本名はアキラ・キャンベル。
- 炎天家冷奴
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
本作初出
- INFINITY
- 富士山から突如として現れた第3の魔神。古代の超文明の産物とみられる巨大遺跡で、基礎構造を解析するだけでも現在の科学を100年進化させるほどのテクノロジーが詰め込まれているらしい。
- イチナナ式
- 統合軍が使用する量産型マジンガー。成長したシローも乗り込む。
- アシュラーP1
- あしゅら男爵専用機械獣。モチーフはジェットファイアーP1と機械獣あしゅら男爵。
- ブロッケーンT9
- ブロッケン伯爵専用機械獣。
- ガラセクトV2
- 量産型の機械獣。
- 重戦車Z改
- せわし博士とのっそり博士が乗り込む。
過去シリーズからの継続登場
- マジンガーZ
- 甲児が乗る鉄の城。
- グレートマジンガー
- 鉄也が乗る偉大な勇者。
- ボスボロット
- おなじみボスの乗機。
- ビューナスA
- ジュンが搭乗していたオリジナルの他に、マジンガールズ用に新規に製作された4機が存在する。
- 地獄大元帥
- 本作ではDr.ヘルの専用機械獣として登場。
- ガラダK7、ダブラスM2、ダムダムL2、ジェノサイダーF9、ジェイサーJ1、ジャイアンF3、タイターンG9、デスクロスV9など
- おなじみ機械獣軍団[2]。しかし強化改造を施されているうえに一体ずつではなく大軍で押し寄せるため、甲児らを苦戦させる。
用語
- 新光子力研究所
- 閉鎖された旧光子力研究所に変わり、新しく造られた。所長はさやかが務めている。
- ゴラーゴン
- 世界を作り変えるとも言われる究極兵器。Dr.ヘルはこれを使うことを目論み、これに関しての論文を残しており、それを閲覧した甲児は(ヘルの論文だと承知した上で)「紛れもない天才」と絶賛していた。
- 隣接次元
- 「TV版マジンガーZ」から連なる「infinity」の世界では無い、「別の可能性の世界」を指す言葉。スパロボに於ける「平行世界」「あちら側の世界」とほぼ同義。
楽曲
- オープニングテーマ
-
- 「マジンガーZ/INFINITYバージョン」
- 水木一郎が歌う新録バージョン。編曲は原曲の作曲者・渡辺宙明氏の実子である渡辺俊幸氏が担当。
- 『T』で採用。『T』限定版には原曲も収録。
- エンディングテーマ
-
- 「The Last Letter」
- 日本を代表するロックミュージシャンである吉川晃司氏が歌う完全新曲。
- バラード調の楽曲であり、東映版マジンガーZ世代である吉川氏は楽曲発表の際に
- 『とてもうれしい反面、身を引き締めて臨まねば、という思いで自分の持てる力は全て出しました。マジンガーZを見て、大いに影響されて育ったガキも50を越え、彼らと同じように生きてきたこの道のりや、マジンガーZと兜甲児が今復活したらこんな話をするんだろうな、マジンガーZを一人の男として捉え、二人の会話や、二人肩を並べて空を見ている背中、そんな情景を想いながら彼らの男の哀愁や生き様を描きました』と、熱い思いを寄せている。
- 劇伴
-
- 「出撃」
- TVシリーズの挿入歌「Zのテーマ」のアレンジ。『T』ではイチナナ式のBGMとして採用。
登場作と扱われ方
VXT三部作
- スーパーロボット大戦T
- 初の正式参戦で、コンシューマ向けスパロボタイトルへの参戦も初となる。『X-Ω』を経ているとはいえ、本作でも公開から1年2ヶ月というかなりのスピード参戦となる。
- 今作では同年代となったアムロや流竜馬と共演する形となっており、ストーリー面での扱いも大きい。どことなくエンディングテーマのコンセプトを体現するような関係となっているのがニクイ。また、今作では参戦していないものの、過去に『UFOロボ グレンダイザー』のストーリーも展開していたことが示唆されるセリフがいくつかある。地味な事ながら、これまで概ね(ぼんやりとした設定で)同年代だった甲児達とカミーユらとの年齢に明確な差がついた点もスパロボでは珍しい。
- 一方でスピード参戦がネックとなってか、INFINITY特有の派手に動き回るアクションシーンの数々はあまり再現されておらず、これまでの『スパロボにおけるマジンガー』のイメージに寄った重量感のある戦闘アニメになっている。ボスボロットも残念ながら不在。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初参戦作品。2018年1月10日開始のイベント「平和を創った戦士たちへ…」での期間限定参戦であり、日本公開の3日前というかなりのスピード参戦となる。
- マジンガーZとグレートマジンガーが味方ユニットとして登場、パイロットはそれぞれ兜甲児と剣鉄也が担当する。『X-Ω』では同一パイロットのユニットは部隊に同時編成できない制限が設けられているのだが、本作のパイロットはTV版の甲児たちと同時編成が可能。平行世界の別人、という扱いのようである[3][4]。
脚注
- ↑ 作中では一切語られていない『UFOロボ グレンダイザー』については、公式書籍『魔神伝説の書』のスタッフインタビューにおいて「ダイザーに関係する単語を出すと、「ダイザーも出るのか?」と無駄に期待されてしまうので敢えて話題に出さなかった」との発言がなされている。微妙な言い回しになっているが、実際のところは『グレンダイザー』を出してはいけないという指示があったため、表立ってダイザー関連の話題を作中に出せなかった事を助監督であるなかの☆陽氏がTwitterで明かしており、なかの氏は「グレンダイザーいますよ。いないはずがない」と『グレンダイザー』も経過している事を表明している。なお、後に『INFINITY』準拠のリデザインがされた「グレンダイザー(INFINITISM)」のプラモデルの発売が決定している。
- ↑ 妖機械獣やラインX1、ミネルバXは登場しない。
- ↑ 名前や容姿、そして出典元が異なるシャアとクワトロを同一部隊に編成することが出来ない等、この制限は作品の設定に従いかなり厳密に適用されている。
- ↑ TV版とOVA版は同時編成不可。『INFINITY』と『真マジンガーZERO』は制限がなくTV版とも同時編成可能。ちなみに『X-Ω』には設定や性格に違いがある『ゲッターロボ』と『真ゲッターロボ 世界最後の日』が同時参戦しているが、ゲッターに関しては同一人物判定で同時編成不可。
資料リンク
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