ダブルオークアンタ

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GNT-0000 ダブルオークアンタ(00 Qan[T] / Double Oh Qan[T])

ダブルオーライザーの後継機として開発された機体。名称の「クアンタ」は「Quantum(量子)」の複数形であり、型式番号の「T」は「Twin」の頭文字でツインドライヴ搭載機を表している。本機のGNドライヴはこのために木星で新規に製造された(劇場版の時点では、技術革新とトランザムによる移動時間の短縮によりGNドライブの製造期間は大幅に短縮されている)ものであり、当初からツインドライヴを想定して調整されたそれは従来型を上回る性能を発揮する。

ダブルオーライザーは「対話の準備のための機体」だったが、本機はそれをさらに推し進めた「対話のための機体」でありトランザムバーストを上回る「クアンタムバースト」を駆使しての対話が主目的であり、武装はあくまで自衛が目的である。

登場作品と操縦者

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦UX
初登場作品。

装備・機能

武装・必殺武器

格闘兵装

GNソードV
本機の主兵装。これまでのGNソードと同様ソードモードとライフルモードを切り替えて使用するが、刀身は細身になっている。不使用時は左腰にマウントされる。
バスターソードモード
GNソードVにGNソードビットを合体させ、大剣とした形態。斬れ味も増している他、大型の敵に対しても有利である。

射撃兵装

GNソードV(ライフルモード)
GNソードVを変形させて銃とした形態。
バスターライフルモード
バスターソードモードのライフル形態。通常のライフル形態を遥かに上回る高出力のビームを撃つことが可能。使用時には剣先が展開する。
GNソードビット
左肩のGNシールドにマウントされている誘導兵器。それぞれ形状が異なるA、B、Cビットが各2基用意されている。GNソードVに合体できる他、手に持って使用することも可能であり、ビット系としては汎用性がかなり高い。制御は脳量子波で行われる。
GNビームガン
GNシールドの上部に設置されている。主にミサイルの迎撃用として使用されるが、GNドライブと直結しているので高い威力を持つ。

必殺武器

トランザム起動
ライザーソード
トランザムライザーから引き継いだ超巨大ビームサーベル。本機の場合は始めからツインドライブ機として設計されたため粒子量を調整する別パイロットがいなくとも使用可能になった。バスターライフルモードの先端からビームサーベルを発生させる。

特筆機能

クアンタムシステム
本機に実装された純粋種のイノベイターの能力に反応する新システムで、刹那の「戦いそのものを止めさせる」という想いを実現させる為に開発された。GNシールドと背部にある2基のGNドライヴを直結させ、ダブルオーライザーに搭載されていた「トランザムバースト」をも凌駕する超高濃度粒子領域を展開する事で領域内にいる全ての人々の意識を繋げる。発動時には機体が一瞬だけ赤くなった後、緑色に輝き出す。

また、最大出力モード「クアンタムバースト」時には全身の装甲をパージ(粒子散布を効率的に行う為)し、各部GNコンデンサーを露出させる事で大量のGN粒子を放出する。この時、GNソードビットも全基が機体を取り巻くように展開する。まさに「全てを脱ぎ捨てて対話を行う」という本機のコンセプトを体現した形態であり、ある意味では真の姿と言える。

量子テレポート
GNソードビットをリング状に展開して量子ゲートを形成し、そこに飛び込む事で空間跳躍を行う。トランザムライザーではごく短距離の跳躍しかできなかったのに対し、本機では長距離跳躍が可能であり、その距離は惑星間にも及ぶ。また、トランザムを起動せずにパイロットの任意でテレポートが可能。

防御兵装

GNシールド
GN粒子を付着させた実体盾。本機の場合は左肩に大型の物を一基マウントしている。ここにはGNソードビットがマウントされる他、GNドライブを内蔵しているので重要なポジションを占めている。
GNフィールド
GNソードビットをリング状に展開する事で使用可能なGN粒子のバリア。ビットそのもので攻撃を防ぐ訳ではない為、GNシールドビットやGNホルスタービット等と比べて破壊される確率が非常に低く、また出力も高い。

名場面

ダブルオークアンタ建造
映画冒頭、CBの秘密基地で完成したクアンタが登場。「逆襲のシャア」冒頭のνガンダムを彷彿とさせるシーンである。余談だが、本機はこれ以外にも「左肩の位置にビット兵器を設置」、「ビットでバリアも張れる」などνガンダムを想起させる部分が多く見られたりする。


関連機体

ガンダムエクシア
頭部など、デザインはエクシアを模している。これはイアンの配慮らしい。
ダブルオーライザー
ツインドライブ搭載機の前世代機。