マイヨ・プラート
マイヨ・プラート | |
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外国語表記 | Meio Plato[1] |
登場作品 | 機甲戦記ドラグナー |
声優 | 小杉十郎太 |
デザイン | 大貫健一 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦A |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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異名 | ギガノスの蒼き鷹 |
種族 | 地球人(ロシア系、バルト3国付近) |
性別 | 男 |
生年月日 | 西暦2062年3月6日 |
星座 | 魚座 |
年齢 | 24歳 |
身長 | 180 cm |
体重 | 70 kg |
血液型 | A型 |
所属組織 | ギガノス帝国 |
所属部隊 | 親衛隊機甲兵団第一師団 |
軍階級 | 大尉 |
マイヨ・プラートは『機甲戦記ドラグナー』の登場人物。
概要
ギガノス軍親衛隊機甲兵団第一師団に所属するエースパイロットで、青紫色の専用メタルアーマー、ファルゲンで数々の戦果を上げている事から「ギガノスの蒼き鷹」の異名を持つ。
軍内部では彼を敵視する軍幹部も少なくなかったが、軍人として高潔な人物で、ギルトールの信頼も厚い。ギガノスの若い将兵の多くからも尊敬を集めており、プラクティーズに所属していたエリートである事もあって、現在もプラクティーズの後輩達から崇拝されている。しかしその反面、家族の情よりも国家の大義を優先する冷徹な面も持っており、特に争いを望まない妹のリンダからは大きな失望を買ってしまっている。
自らの崇拝するギルトール元帥と袂を分かった上に、地球連合側へ3機のドラグナーと共に亡命した父・ラング・プラートに対しては、彼の苦渋の決断を何も理解する事無く、一方的な憎しみを抱いている。また、この事で内心では「裏切り者の息子」という負い目を感じてもいる。
義を重んじ、理想や大義の為にその身を捧げる実直な姿勢から、主人公達であるケーン・ワカバ達よりも人気が高く、原作の終盤では主役であるケーンを活躍の面で完全に食っている。最終回のエンディングも彼の笑顔で締められており、ある意味では真の主役とも受け取れる扱いをされている。
来歴
ドラグナー追撃の任務を受け、ケーン・ワカバ達の暮らすコロニーに攻撃を仕掛けたのが切っ掛けで、成り行きでドラグナーに搭乗する事になったケーン達3人組とは幾度も戦う事になる。
しかし、部下の独断専行や各方面で友軍の協力が得られなかった事などから失敗を重ね、軍幹部の反発もあって遂には追撃の任を解かれ最前線である南部戦線に左遷させられる。この事が一因で彼を慕う若手の親衛隊機甲兵団による反乱が発生してしまう。
反乱騒ぎを裏で主導した嫌疑により月面司令本部へ召還され反乱軍の説得にあたるが、その最中にドルチェノフ中佐によるギルトール元帥殺害の場に遭遇。その場にいた兵士の一言により「ギルトールを殺害した反逆者」という濡れ衣を着せられる。彼はギルトール元帥の遺志によりマスドライバーを破壊するが、ギガノス軍の追撃を受け行方不明となる。
南太平洋上にある海岸に漂着したマイヨは、偶然にも自身の直属の部下であるプラクティーズの3人に発見される。生きる意味を見失っていた彼だったが、プラクティーズの説得やグン・ジェム隊のリー・スー・ミンとの関わりを経て、自らの濡れ衣とギルトール元帥の無念を晴らす為に再起。ドルチェノフ率いる月面の宇宙機動要塞へ突入し、ドルチェノフを討つ。宇宙機動要塞放棄時には要塞と共に死ぬ事を考えたが、ドラグーンに搭乗してやって来た父ラング・プラートの説得により要塞を脱出。
戦後、地球連合軍の各々のその後が描かれる中、彼は行方不明になっている。
その他
番組後期のEDでは本編やSRWでも見られないような非常に砕けた表情も見せている。
作品全体がファーストガンダムへのオマージュであるがゆえ、同じく主人公のライバルであるシャア・アズナブルとはしばしば対比され、SRWでも絡みがあることは少なくない。
登場作品と役柄
原作同様に最初は敵側として登場するが、後半において仲間になる。
能力は後述の通り一流の実力者でファルゲンの能力やドラグナーのとの合体攻撃の威力も相俟って最後まで主力として活躍できる。
『A』を除き、最後は他作品の組織に配属される結末を迎えており、原作のように行方不明にはならない。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 初登場作品。最初の数話は敵として戦うことになるが、中盤はギガノス自体の政変により追われる身となってスポット参戦。その後は条件を満たせば、ギガノス政変の裏に存在するシャドウミラーを討つために再度現れ、そのまま仲間になる。戦後は戦争犯罪人として裁かれることを示唆されており、仲間にできてもEDでは出番がないためその結末は不明。
- 主役であるケーンを差し置いて魂を覚えるが、ファルゲン単体での攻撃力は低い方で、合体攻撃も射程が短い為活かしづらい。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 成長パターンが射撃よりなため、格闘がやや伸び悩む。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- 音声初収録。終盤、マップ内でプラクティーズとミン大尉共々仲間になる。本人の能力と機体の性能の高さに加え、ケーンとの合体攻撃「ツインレーザーソード」はEN消費が低く攻撃力が高い。更に気迫を消費SP10で使用でき、初期PPですぐにアタッカーも覚えられるという破格の強さ。終盤に仲間になるという欠点も、これだけ強いと全く気にならない。一方、ひらめきも不屈も無いので、ボスクラスの敵の反撃には要注意。ドラグナー3型のEWAC(強)や集中で上手くフォローすれば、被弾率を大幅に下げる事が出来る。EDでは政治家になったキャスバル(クワトロ)の支援を受けて、軍を脱退したカミーユやジュドーの抜けた穴を埋める形で、プラクティーズと共にロンド・ベルに加わる。
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- ジオンとギガノスが同盟を組んでいるため、序盤ではジオンの赤い彗星ことシャアともしばしば共同戦線を取る。中盤ジオン・ギガノスとの決戦間際にホワイトベース隊に投降し、クワトロの説得で加入する。
- 今回は『MX』ほどの強烈さはないが、それでも十分な強さ。Dチームが覚えない狙撃も持つため部位攻撃やLLサイズ戦にも対応している。ただし格闘が伸びにくい成長パターンなのには注意。なお性格が慎重なので、敵の間はザコ敵を倒していくと彼の気力がどんどん下がり、倒しやすくなる。
- EDでは、自分自身の進む道を見つめなおすために、妹やケーン達に見送られながら、宇宙のアステロイド方面へとプラクティースのメンバーと一緒に旅立っていった。また、別れの際にケーンに妹の事をよろしく頼むなど、2人の仲を認めた様子である。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2018年12月のイベント「暗躍する「影」」の報酬ユニットとして参戦。同イベントでは『A』の世界、かつマイヨを仲間にした前提という設定で登場する。ユニットとして登場する前のイベントでも存在が言及されている。
- ユニットクエストでは作中後半の第41話~第42話間、原作で遭遇しなかったタイミングでドラグナー遊撃隊に遭遇した時の話が描かれている。
関連作品
- Another Century's Episode
- 本作ではギガノス政変でマスドライバーを破壊した後も敵として登場する。ボイス未収録のプラクティーズの名を呼ぶ場面もある。
- Another Century's Episode Portable
パイロットステータス
能力値
「ギガノスの蒼き鷹」の異名は伊達ではなく、基本能力値は全てにおいて高水準。エースキャラにお約束の低防御力もマイヨは何のその。防御も高く、全く隙が無い。ただし、成長パターンがキャラごとに設定されている場合、合体攻撃に使う格闘は伸び悩む傾向にある。
精神コマンド
基本は集中、加速、熱血、魂。魂の習得は、「ギガノス魂」を口にしながら魂を習得できないドルチェノフに対しての皮肉でもあるのだろうか。
- A(A PORTABLE)
- 加速、集中、熱血、ひらめき、てかげん、魂
- MX
- 加速、集中、熱血、直撃、気迫、魂
- 気迫の精神ポイント(SP)が驚愕の10。しょっぱな全開で戦える上、ケーンとの合体攻撃が早期から使用できるようになる。
- ちなみに敵対時は気迫の枠は不屈となっており、こちらの消費SPも10のため、実は気迫は設定ミスなのでは?とも言われている。
- GC・XO
- 加速、集中、直撃、熱血、狙撃、魂
- X-Ω
- 加速、直感、閃き
特殊技能(特殊スキル)
シリーズによって様々な技能を持つ(切り払いはGC・XOを除き所持)。
- A
- 底力L6、切り払いL8、カウンターL5
- A PORTABLE
- 底力L6、切り払いL8、カウンター
- MX
- 底力L9、切り払いL8、支援攻撃L4、Bセーブ
- 加入時の初期PPでアタッカーを修得でき、かつ開幕から気迫を使える。
- GC・XO
- 底力L8、援護L3、指揮L2、カウンター
エースボーナス
- 「熱血」の消費SPが25になる
- 『A PORTABLE』で採用。有用性はあるのだが、乗機の火力自体が低いのが難点。
パイロットBGM
- 「夢色チェイサー」
- 前期OPテーマ。
人間関係
ギガノス帝国
- ギルトール
- 主君。彼に強く心酔している。死別の際に遺された遺言に従いマイヨはマスドライバー破壊に赴くが、ギガノス内ではマイヨが彼を殺害したことにさせられてしまう。
- ドルチェノフ
- ギルトール殺害の汚名をマイヨに着せた仇敵…とはいえ、彼自身は警備兵の機転に乗っかっただけである。その後もマイヨを目の敵にするが、最終的にケーンと共闘したマイヨに討たれる。
- ダン・クリューガー
- 部下。プラクティーズの中では最もマイヨに心酔しており、マイヨも彼に信頼を置いていた。宇宙機動要塞潜入時にマイヨや仲間達を守る為、ドルチェノフに機体を蜂の巣にされ、壮烈な死を遂げる。SRWではこのシーンの再現は無い為、無事に生き残る。
- カール・ゲイナー、ウェルナー・フリッツ
- 部下。ダンともども当初は問題児だったが、後半はドルチェノフ政権に追われるマイヨを忠臣として支えた。
- リー・スー・ミン
- 凶暴でがさつな性格だったが、マイヨに一目惚れしてからは女らしくなり、彼らとチームを組んで出撃するようになる。
- パウエル
- SRW未登場。アラスカ北米方面司令官を務めるギガノスの高級将校で、マイヨにとっては恩師にあたる人物。
- パーキンズ
- SRW未登場。ギガノス帝国軍親衛隊隊長。マイヨの直属の上司にあたる人物だが、マイヨの事は完全に毛嫌いしていた。
- ハイデルネッケン
- SRW未登場。ドルチェノフの腹心で。彼と41話で会った際にはわざわざドルチェノフの腰巾着とカールに紹介するなど毛嫌いしており、その後のハイデルネッケンの下劣な言動の数々に激怒する。
地球連合軍
- ラング・プラート
- 父親。ギガノス帝国を裏切り、3機のドラグナーを開発した事が原因で、マイヨは決別する。……が、宇宙機動要塞と共に散ろうとしたマイヨを説得し、和解を果たす。
- リンダ・プラート
- 妹。当初の宿敵であるケーンといい仲になる。平和を愛しており、兄であるマイヨを快く思っていなかったが、考えを改める。最終話ではドラグナー1型カスタムに同乗する形でドルチェノフとの最終決戦の場に居合わせ、決戦後は父と和解し機動要塞から帰還するマイヨを出迎えた。
- ケーン・ワカバ
- 妹のボーイフレンドで、「未来の義弟」。物語前半では敵として戦ってきた関係で、当初は下劣と評しながらも次第に認めるようになっていく。ドルチェノフとの対決の際には彼に窮地を救われ、遂に共闘、ドルチェノフに深手を負わせる。
- 各参戦作品においては、彼との合体攻撃「ツイン(ダブル)レーザーソード」も存在。
- 基本的に、原作でもSRWでも彼とリンダの仲を認めている描写があったが、『X-Ω』のイベント「運命の騎兵隊」では原作終了後では珍しく彼に辛辣に当たったことが言及されている。
- タップ・オセアノ
- 9話ではギガノス中継基地に潜入した彼をケーン共々拷問させる。41話の次回予告では41話でのマイヨの活躍ぶりに影の主役とまで評した。
- ライト・ニューマン
- タップ以上に直接の接点は少ないが、41話の次回予告ではタップとともにマイヨを影の主役と持ち上げてケーンを茶化していた。
- ダイアン・ランス
- 直接の絡みはないが、17話で連合軍人に扮したマイヨの作戦を見破った。
- アオイ・ワカバ
- 『A』では原作と異なり、彼女の救出に直接関わっている[2]。また、機動要塞攻略後はケーンに頼まれ、部下達と共に彼女を安全な場所に護送している。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- シャアと並んで尊敬していることが多い。『MX』ではEDにて同僚に。
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- 色々と似ている人。彼が1st時代かクワトロ時代かで関係も微妙に異なる。1st設定だとお互いを認め合い信頼する者同士であり、最初からクワトロ設定のMXでは偉大な先輩として尊敬している。
- ブライト・ノア
- 『MX』のEDにて彼の部下になる。
- ファ・ユイリィ
- 『A』序盤では、彼女がメタスで護衛しておりD兵器を輸送していた難民船アイダホを、プラクティーズを率いて強襲し拿捕した。その時に避難民の中に生き別れになった妹の姿を確認したので、軍人である彼女の尋問は部下たちに任せる事に。
- アストナージ・メドッソ
- 『A』では、ギガノス機動要塞での最終決戦でドルチェノフを討った後で、ロンド・ベル隊のチーフメカニックである彼に、愛機のファルゲンを整備してもらい礼を言った。
- アナベル・ガトー
- 『A』で共演。お互いを認め合う関係である。結構な似た者同士で、(彼の場合設定上だが)パーソナルカラーまで同系の色。
アナザーガンダムシリーズ
- ドモン・カッシュ
- 『A』では機動要塞攻略時、囚われているレイン・ミカムラの所在を彼に尋ねられている。
- 『MX』では京都でケーンと面会した際、ケーンの護衛としてやってきた彼とも対面。その際の会話で、彼らシャッフル同盟の存在意義と指針についても把握している事を仄めかせた。彼からはその人間性と強い信念を認められている。
スーパー系
- デューク・フリード
- 『MX』ではお互いに感銘を受けながらも、信念をぶつけ合った。
- ロム・ストール
- 『MX』中盤、クワトロやアムロとの対話で生じた自身の迷いを、彼に見透かされる。
- ゼロ
- 『MX』では不死身を自負する彼に対して、彼の不死身を否定してみせた。
バンプレストオリジナル
- アルベロ・エスト
- 『MX』では何度か共闘。互いに強い信念を持った軍人であり、マイヨも彼の人間性と実力を認めた。
- エルデ・ミッテ
- 彼女に「ギガノスの遺物」呼ばわりされ嘲笑されるが、マイヨは人間を「俗な感情に支配された生物」と蔑む彼女を「俗物」と切り捨てた。
名台詞
- 「ドン亀の孫どもが!」
- この「ドン亀」とは原作でのドラグナーの母艦・アイダホのこと。Aなどでこの台詞が出てくるが、原作未見だと意味不明な上にSRWではアイダホが名前しか出てこない[3]ので的外れになってしまっている。
- 「泣きっ面に蜂か…かなり痛い蜂だぞ」
- 撤退したと見せかけ、単機で奇襲攻撃を仕掛けた際の台詞。SRWでは攻撃時の台詞として採用されている。
- 「痛みに耐えてこそ、大輪の花が咲く…!」
- 8話で妹のリンダと再会した際、理想の為に多くの犠牲をも払うマイヨのやり方を否定したリンダへの台詞。SRWでは大破時の台詞として採用されている。
- 「2万800と言ったな。今の連合軍にそんな戦力が残っているはずがない」
- 9話より。ライトの攪乱でレーダーにとんでもない量の艦隊が映し出された報告を聞いて怒り狂うモーデル(SRW未登場)とは異なり、冷静に事態を把握し適切な策を練る。結局、ここでマイヨの話を聞かなかったことがモーデル並びに要塞の命取りとなった。
- 「これからは自分の足で一歩ずつ歩け。決して人に頼るな。頼らなければ失望する事も裏切られる事も無い。元上官としてのお前達への餞別だ」
- 19話で南部戦線へと左遷されるマイヨを見送りに来たプラクティーズへの別れの言葉。
- 「さらばだ、プラクティーズ」
- 三機のゲルフでマイヨの乗った輸送機を見送り、マイヨに敬礼する三人に対してこの台詞とともに敬礼で返す。
- 「愚かな…己の内なる力に何も気づいていないお前は…大いなる無知としかいいようがない」
- 23話でケーンに戦う理由を問うた際、みんなを守る為だと答えたケーンへの返答。しかし彼を否定しつつもケーンに興味を持ち始める。
- 『MX』では一連の問答が、この台詞までDVEで再現されている。
- 「私の誇りは統一帝国ギガノスだ!今はいたずらに争うより全ての将兵が一丸となって元帥閣下に協力すべきではないのか!?地球での戦局を考えてみろ!」
- マイヨが左遷された事で不満を持って反乱を起こした若手将校を説得した際の台詞。
- 「志…無駄にはせんぞ」
- ドルチェノフに追われるマイヨをファルゲンに乗せる為に尽力し、ドルチェノフとその配下にあるギガノス兵によって撃たれたギガノス兵の最期を見て、この台詞とともに敬礼を送る。
- 「私もギガノスの鷹と称された男だ。自分の死に場所ぐらい心得ている…」
- 33話のラストでドルチェノフを追い詰めながらもドルチェノフ指揮下のギガノス兵に包囲された際、この台詞とともに手負いのファルゲンで月を脱出する。直前までマイヨに命乞いしていたドルチェノフとは対照的なマイヨの高潔さに心打たれたのかギガノス兵達も敬礼をして彼を攻撃した。
- 「飼い主が飼い主なら犬も犬!二度とその汚わらしい口を開いたら撃ち殺すぞ!」
- 41話より。仇敵ドルチェノフの腹心であるハイデルネッケン少佐の下劣な言動の数々に激怒しての台詞。
- 「貴様の取引など聞く耳は持たぬ!」
- 上司であるドルチェノフと同じく命乞いをしようとしたハイデルネッケン少佐の言葉に全く動揺せず、この言葉とともに打倒した。直前に聞く耳を持って酷い目にあったからでもあるが…。
- 「見損なったぞ、ケーン・ワカバ! 貴様には私が義を持ってしようとする事が見えておらんようだな」
- 44話でギガノス側に付いたケーンと対決した際の台詞。マイヨの方はケーンの事情を知らないので致し方ないのだが、彼との戦いでケーンに迷いがあるのは見抜いていた。
- 『A』では第25話にてケーンとの戦闘前会話で発言するが、ちょうどマイヨの来る1ターン前に裏切らされていたケーンは「うるせぇ、俺だって好きでやってんじゃねえや!」と返している。
- 「人は一度敗れてみる事も必要なようだな。敗れてみて初めて人としての弱さが、強さが分かるようになる」
- マイヨとともに戦おうと決意したミンへの台詞で、ミンを自らの仲間に受け入れる。
- 「これまでのお前の働き…心から礼を言うぞ…」
- 45話ラストで最期を迎えようとするダンへの台詞。
- 「フッ、わかった。ならば共同作戦といくか!」
- 最終話、ケーンに窮地を救われた後、彼やD-1に同乗するリンダに協力を要請されての返し。ずっと敵同士だった二人だが、抜群のコンビネーションでドルチェノフを追い詰める。
- 「帝国の崩壊と共に滅び去れ!! ドルチェノフ!!」
- その後、ケーンと共にドルチェノフのギルガザムネにとどめを刺した際の台詞。SRWでは「命運尽きたな!滅び去れ!」とやや形を変えてツインレーザーソードの台詞として採用されている。
- 「ギガノス帝国が滅びようとする今…もはや私は無用の身… この要塞とともに散ろうと思う」
- ドルチェノフ打倒後、機動要塞が崩壊する中で一人残って帝国の終焉に殉じようとした際の台詞。
- 「嬉しく思うぞ、ケーン・ワカバ。今の私は充足感で満たされている。あらゆるわだかまりが全て氷解した気分だ」
- 上の台詞を受け、マイヨの行動を止めようとしたケーンへの返答。この時ケーンはうっかり「未来の舎弟」と口走っていたが、その発言を流されているのか認めているのか。
- 「私はあなたの子として生を受けた事を誇りに思っています」
「以前貴方に別れを告げたように…これからもまた己の信ずる道を歩んでいくつもりです」 - 父ラングの説得を受け、彼と完全に和解して再び生きる道を選んだ際の台詞で、作中におけるマイヨの最後の台詞となる。
迷台詞
- 「あんな奴を信用した私が愚かだった!」
- 41話。先述のハイデルネッケンに取引を持ち掛けられ、それを受諾して彼を自由にしたばかりに、即座にハイデルネッケンから攻撃を受けた時の台詞。結局、この後ファルゲンを持ち出しハイデルネッケンを討つことになる。
スパロボシリーズの名台詞
携帯機シリーズ
A(PORTABLE)
- ノイン「しかし、彼らもギガノス軍だ。この戦乱が落ち着き、月に連邦の手が入ったら、戦争犯罪人として裁かれるだろう。それはあなたも同じだ、マイヨ・プラート大尉」
マイヨ「その前に、フォン・ブラウンから離れるように言ってある」 - 第31話「愛と勇気と力」or「変わりゆく心」にて、仲間になった際の会話。プラクティーズ達がフォン・ブラウンにてケーンの母アオイを保護していることに触れた際の、ノインの指摘に対して。プラクティーズ達のことに関しては答えているが、マイヨ自身の進退については一言も言及していない。エピローグでも全く登場しないため、彼の進退は原作通り不明となっている。あまりにも潔く不器用が過ぎる。
単独作品
MX(PORTABLE)
- 「フッ…戦士として彼らのような相手に巡りあえるのは幸運だと思え」
- 『MX』第30話(『PORTABLE』では第31話)「Break through the Falcon」より。螺旋城へ急ぐナデシコBの前に立ち塞がった際、赤い彗星と白き流星が馬を並べている様に臆するプラクティーズへ檄を飛ばす。
- 「フッ…愚かなり、ドルチェノフ」
- 『MX』第46~48話(『PORTABLE』では第47~49話)「Starlight serenade」より。ギルトール殺害の真実をドルチェノフが得意げに明かし終わった際、大爆笑するケーン達に続いて。勿論マイヨは、ドラグナー3型を前にしてのドルチェノフの発言が自殺行為であることに気づいていた。
- 「クワトロ・バジーナ大尉、そして、アムロ・レイ大尉…お二方と馬を並べて戦える事を嬉しく思います」
- 同上。クワトロとアムロからの説得に心動かされ、マグネイト・テンの一員として戦う決意を示す。
- 「…形あるものに滅びが訪れるのは、世の定め…。ゼロよ、貴様だけがそれから逃れることは出来ん」
- 『MX』第52話(『PORTABLE』では第53話)「W-Infinity」に於けるガルファとの決戦にて。不死身を自負するゼロに対して、彼の不死身を否定しきってみせる。この場面でケーンはマイヨにいいところを持っていかれてしまって、ヒカルに冷やかされてしまう。しかしこの台詞、マイヨの声が声なだけに某無双の戦国の魔王の台詞のように聞こえなくもない。
- 「ギルトール元帥閣下が愛した地球…返してもらうぞ!」
- 最終話「約束の地」に於けるAI1との戦闘前会話より。地球を絶対障壁で覆ったAI1へ、地球を取り戻すために刃を向ける。
- 「ギガノスは滅びてもその魂は常に私と共にある!」
「俗物は貴様だ、エルデ・ミッテ!貴様の個人的な欲望がAI1を暴走させたのだ!地球を救うための剣は我が手にあり!AI1よ!この世界より消え去れ!!」 - 同上。エルデ・ミッテとの戦闘前会話より。ギガノスの魂を胸に、AI1に最後の戦いへ赴く。
GC(XO)
- 「もちろんです。目先の武勲よりも実を取る。私も少佐の考えに賛同いたします!」
- 第6話「大気圏突入」より。「木馬を落としたとしても手柄はガルマのものになるが…」というシャアに対して。実直なマイヨらしい物言いである。
X-Ω
- 『リンダを養える甲斐性をつければ、貴様との仲をいつでも認めてやろう』
- イベント「運命の騎兵隊」において、ケーンに言ったとされる台詞。デート中にどこからともなく現れ、リンダを連れ帰ろうとした上でケーンに叩きつけたらしい(本イベントではケーンの台詞内でのみの登場であり、この台詞も正確なものかは不明)。タップには小姑扱いされるが、本イベントでは3人ともに軍を離れただのジャンク屋だったため、未来のお義兄様としては正しい言い分でもある。
- また、逆に考えると、原作終了後の本イベントではリンダに過保護なくらいに兄妹関係を戻すことができたともとれる。多くの作品ではリンダとの兄妹関係はマイヨが身を引いてケーンに後を託す形だったため、本イベントはかなり珍しい話である。
- 「冷静になれ、ワカバ准尉。月にはプラクティーズやミン大尉もいる。敵の思うようにはさせん」
ケーン「だがよ…!」
「私とて怒りは同じだ。ギガノスの遺産を利用し、元帥閣下の愛した地球を汚そうなどという行い…」
「到底、許せるものではない」
「故にその怒りは作戦の時まで取っておかねばならんのだ。分かるな、ワカバ准尉」
ケーン「ああ…すまねえ…」 - イベント「暗躍する「影」」内の台詞。本イベントは『A』作中という設定であり、月面でメガノイド残党がマスドライバーを占拠したという話を聞き、『A』ではフォン・ブラウンに護送されている母を心配するあまり気が立っているケーンを冷静に諭す。『A』本編で仲間になってから会話が殆どなかっただけに、貴重な台詞である。
- 「! それは貴様に…!」
「…いや…なんでもない…」
「………」
「フ…いつの間にか、種が芽吹いていたか…」 - ユニットクエスト「蒼き鷹の誇り」より。互いに思わぬ形で一時休戦したケーンに己の信念を説くも、その前に家族を大事にしろとケーンに説かれた際の反応。反論を口にしようとしたところでマイヨは気づく。かつて京都で会見した際、彼自身が愚かと断じた意思をそのままに、ケーンは自らを説き伏せようとしていた。ケーンはケーンのまま、マイヨが垣間見た内なる力を育て上げたことを実感して、反論を止めたマイヨは一人呟く。ちなみに、当のケーンには何も説明していないため、ケーンはひどく困惑していた。
- 「さすがは同じ父の造った機体、中身もそう変わらんな」
「ケーン・ワカバ。ふたりのことは貴様に任せる…」 - 同上。二人して不時着していた廃棄済みの資源衛星から一人先に飛び出しての独り言。思わぬ形でケーンの成長を見たマイヨは、衛星を去る前にケーンが未着手だったD-1カスタムの方もさらっと修理していたのだった。仇敵を討たんとするマイヨの戦いは、家族を捨てて臨む戦いではなく、家族を一人の男に託して臨む戦いへと変わっていた…。
搭乗機体
- ファルゲン
- 愛機。途中でファルゲン・マッフに改良されたが、リアル系のライバルキャラクターとしては珍しく最後までこの機体のみで通した。
- ゲルニカ
- 漫画版でマイヨが搭乗する、アニメには登場しないメタルアーマー。SRW未登場。
脚注
- ↑ CHARACTERS、機甲戦記ドラグナー公式サイト、2022年1月6日閲覧。
- ↑ 機動要塞攻略時、「捕虜収容所には、ワカバ婦人しかいなかった」と発言しているため、アオイとも対面したと思われる
- ↑ 『A』のリアル系第1話~第2話で名前が出てくる。ユニットとして登場することは一度もない。