敷島博士

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敷島
読み しきしま
登場作品

ゲッターロボシリーズ

声優 矢田耕司(ドラマCD)
多田野曜平(アーク)
鈴木泰明(世界最後の日)
八奈見乗児(真対ネオ)
デザイン 石川賢(原案)
本橋秀之(アーク)
羽山賢二(世界最後の日)
鈴木藤雄(真対ネオ)
初登場SRW スーパーロボット大戦D
SRWでの分類 サブパイロット
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プロフィール
種族 地球人(日本人)
性別
所属 早乙女研究所(原作漫画版)
ネーサー(真対ネオ)
役職 科学者
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敷島博士は「ゲッターロボシリーズ」の登場人物。

概要

ゲッターロボシリーズ」に登場する長身痩躯[1]マッドサイエンティスト。役割は登場作品によって微妙に異なっているが、基本的にはかなりアブノーマルな性格のマッドサイエンティストである。狂気を帯びた登場キャラクターの多いゲッターシリーズの中でも特に強烈な印象を残す狂人である。常軌を逸脱した狂気染みた言動や振る舞いが非常に多いが、決して悪人ではない……はず。

ゲッターロボ(原作漫画版)

早乙女研究所で武器を開発している。戦時は日本軍の下で兵器開発に勤しんでいたが、終戦でお払い箱になった所を早乙女博士に拾われたと作中で身の上を語っている。ゲッター1のミサイルマシンガンも彼の作品、竜馬からは早乙女博士とは別の意味で天才と評された。趣味は自分の武器で死んだ人間(ハチュウ人類でも可)の死体を見ること。夢は自分の武器で自分が醜く死ぬこと

真ゲッターロボ』で引き起こされた早乙女研究所での真ゲッターの事故には居合わせていなかったようで、『ゲッターロボ アーク』では隼人と共に新たなゲッターロボを開発している。この時点で彼は体の九割をサイボーグにしている。

なお、『ゲッターロボ』『ゲッターロボG』の連載当時はそこまで出番が多いキャラではなかった(『ゲッターロボ』の一エピソードでのみ登場。『ゲッターロボG』以降は『ゲッターロボ』時代を描いた特別編を除いて『アーク』まで登場していない)。

真ゲッターロボ 世界最後の日

ゲッター線を使ったクローン技術博士。早乙女博士とは知り合いであり、彼が殺害される以前に真ドラゴンの起動キーである達を預かっていた。その後は隼人と共にタワーを率いて真ドラゴン解体の為に行動する。その言動・行動はマッドサイエンティストじみており、自らの知的欲求のためならば(自分の命を含め)犠牲は厭わない。とはいえ、これでも他の作品でのはっちゃけぶりに比べれば(相対的に見れば)理性的である。

余談だが、真ドラゴン (第2形態)の別名である「邪真ドラゴン」の名称は、彼の言葉を便宜上使用したもの。

真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ

ネーサーの研究者。天才的な兵器開発能力を持つが、頭に曲がった釘のようなものが刺さっている風貌や行動原理は、まさにマッドサイエンティスト。竜馬ですらもツッコミを入れるほどの暴走をすることもある。ネオゲッターロボの武装開発はこの人の仕事。原作漫画版以上にギャグ路線に特化している。

前作『世界最後の日』から一転してチンチクリンになったその外見と、名優八奈見乗児氏のコミカルな演技を交えた声にて台詞を発する為に、出てくるシーンがほぼ全てギャグシーンと化している。なお、同僚としてゲッターロボ號に登場するDr.ポチ、Dr.タマが居る。

その他

世界観やキャラクターの基礎設定が従来のシリーズ作品と非常に大きく異なっている漫画作品『偽書ゲッターロボ ダークネス』(SRW未参戦)においても、ただ一人それまでのシリーズと殆ど変わっていない容姿・性格・設定で登場。逆に『ゲッターロボDEVOLUTION -宇宙最後の3分間-』では平行世界のあり得たかもしれない敷島の姿が描かれている。他にも原作漫画版の世界観を使った漫画『ゲッターロボ飛焔』では自身を既にサイボーグに改造した姿で登場しており、また漫画『ゲッターロボ牌』では直接登場しないが、あるシステムの名前に使われている。

また、1997年に発売されたドラマCD(アニメ版『ゲッターロボ』の後日談)では浅間山ゲッター線博物館の館長をしながら、こっそり武器の研究やゲッター1の修復を行っている設定で登場する。

登場作品と役柄

原作のぶっ飛び様が再現されることは少なく、どちらかというと「変人の天才科学者」というキャラ付けがなされることが多い。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
直接登場しないが、早乙女博士の台詞にて存在が確認できる。TV版ゲッター1にミサイルマシンガンを開発した設定。しかし、TV版の早乙女やゲッターチームがマッドにも程がある敷島と一緒にいる姿は違和感が漂うかもしれない。

Zシリーズ

『世界最後の日』設定。

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
中盤で補給物資を届けに弁慶ミチルと一緒に暗黒大陸へ行き、早乙女博士の代わりにゲッターの強化改造もしてくれる。合体分離のシークエンス時間が短縮されるよう調整されることで、「ゲッターチェンジアタック」が使用可能となる。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
タワーのサブパイロットとして仲間入りするが音声は収録されていない。作中では博士としての知恵で部隊に色々と説明したりする。今作の竜馬達は原作よりも性格が丸くなっているが彼も例外ではなく、原作では號の身体を無理矢理調べたりしたがそんな事をせずに真っ先に彼らを逃がすなど、原作を知らないと「顔はヘンだが意外とまともな人」という印象が強い。恐らく参戦作品で一番まとも。また、後述にもある正太郎への冗談など、お茶目な一面も覗かせる。今作では原作通り邪真ドラゴンとの決戦にて戦死。
音声こそ収録されていないが、タワーの戦闘アニメでは隼人のカットインの直前に敷島のハイテンションなカットインが一瞬挿入される。まさかの演出に驚いたプレイヤーも少なくないはず。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦R
登場しないが、流竜馬の台詞で存在が確認できる。フォートセバーンで竜馬が使った爆弾の火薬の量を多くしすぎていた。
スーパーロボット大戦D
初登場作品。『世界最後の日』設定。タワーのサブパイロットで、ゲッター線等の解説担当。ゲッターロボと戦う際などには、ナチュラルに敵側を応援していたりするヤバい人。
また、メカニック関連での活躍もあり、ラー・カイラムに取り付けるフォールド装置を「こんなこともあろうかと」開発していた。
原作通り途中でタワーと運命を共にするが、海に投げ出されて漂流しているのをマリアに発見され、無事生還する。
本作が一番原作のぶっ飛び様に近いが、EDでグラキエース(orウェントス)の寿命を主人公に伝える際には意外とまともな姿を見せる。

単独作品

スーパーロボット大戦GCXO
『ネオゲッターロボ』設定。ネオゲッター合体試験シーンで顔を出す。原作同様巨大円盤バリア破壊銃を使用する。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
『世界最後の日』設定。
スーパーロボット大戦X-Ω
本人は未登場で、他キャラクターから名前のみ言及されている状態。
2019年10月のイベント「地上の星々が紡ぐ叫びと祈り」でドクター・ウェストを見た竜馬が「相変わらず、敷島のジジイ並に無茶苦茶な奴だな…」と話題に出したのが初出。TV版名義(と一応なっている)竜馬が名前を挙げたため、一部では話題となった。
2020年4月のイベント「私たちが生きる明日」ではOVA版の竜馬が話題にあげている。
スーパーロボット大戦DD
2024年9月開催のショートシナリオイベントシリーズ「第3次スーパーロボット大戦ANOTHER」にて隼人が話題に挙げるが「既に亡くなっている」と語っている。

パイロットステータス

精神コマンド

第2次Z再世篇
偵察根性必中突撃かく乱期待
D
偵察集中鉄壁突撃かく乱補給

人間関係

漫画版

早乙女博士
博士仲間。敷島博士にまともに相手をする数少ない人間。
流竜馬神隼人車弁慶
原作漫画版のリョウ、ハヤト、ムサシ達の他に、アニメ版の彼らゲッターチームともドラマCD『ゲッターロボVSゲッターロボG』にて競演しており、こっそり修復していた初代ゲッターロボをゲッターGを奪われた彼らに提供した。
また原作漫画版のリョウには、ニオンら地竜一族が早乙女研究所を襲撃してきた際に、自身の開発した武器を貸し与え、ハヤトとは『ゲッターロボ アーク』の時代において上司、部下の関係になっている。
流拓馬
竜馬の息子。彼にも自身の開発した武器を貸し与えている。
カムイ・ショウ
アニメ版では弟子と位置づけられ、敷島の手の内も理解していた。

OVA

早乙女博士 (OVA)
『世界最後の日』では敵対関係となるが、最期にの真意に辿り着く。
流竜馬 (OVA)
『真対ネオ』では、敷島博士のマッドぶりにさしもの彼も面食らっている。
神隼人 (OVA)
『世界最後の日』や『真対ネオ』では彼の下で研究開発を行っている。

他作品との人間関係

ガジェット・M・千葉
D』ではやはりある意味マッドな彼と波長が合い、彼と意気投合し、積極的に「歌」の研究に協力する。
クリフォード・ガイギャクス
研究者繋がりで一緒に登場することが多い。
兜甲児グレース・マリア・フリード
『D』では原作通りにタワー真ドラゴン特攻した後、倒れていたところを彼らに発見され、救出される。
ジョシュア・ラドクリフ / クリアーナ・リムスカヤ
『D』のEDにて、グラキエース / ウェントスの余命を、彼らに告げる事に…。また、ルートによっては怪しげな薬を飲ませて元気にさせるという敷島らしい活躍も見られる。
のっそり博士もりもり博士せわし博士
第2次Z破界篇』では彼らと友人である。また。早乙女の乱の後しばらく光子力研究所に滞在する事となる。
ギミー・アダイダリー・アダイ
第2次Z再世篇』では二人の後見人的な立場になっており、二人が渓の正体に気付いた際は今は黙っておくよう諭す。
金田正太郎
『第2次Z再世篇』では彼から同じ名字の敷島大次郎とどういった関係なのかを聞かれ、平行世界の自分だの、実は息子だのと冗談を言って、彼に衝撃を与える。

名(迷)台詞

ゲッターロボ (原作漫画版)

「ひひひひ……わしは昔からわしの作った武器で死んだ者を見るのが一つの楽しみでねえ。こいつはなかなか芸術的な死に方をしとるわい。ぞくぞくするなあ」
竜馬に倒された地リュウ一族の一人を見下ろして。到底正義の味方側の人物とは思えない狂気染みた台詞である。この異常な趣味には流石の竜馬も引いていた。
「わぁははは…脅しだとう!この喜びにうち震えた顔を見ろ! ひひひ!わしはこの瞬間を五十年間待ち続けてきたのじゃ!」
「わしは、わしは……自分で作った武器で死ぬのが夢だったんじゃ。しかもこのような窮地に立たされて醜く死ぬのが念願だったのじゃ」
上記の場面の後、息を吹き返した地リュウ一族の一人に人質に取られた際に、竜馬に「地リュウごと自分を殺して欲しい」と頼み、地リュウに「そんな脅しは無駄だ」と言われて嬉々として発した台詞(しかも感慨極まって涙を流して喜んでいる)。彼の異常極まりない人間性を如実に示した大迷言である。この時竜馬は敷島の演技と思っているため、冷静にリボルバーに装弾して会話している。
「さあリョウ、一番派手な武器を使って殺してくれよ」
「それからわしの死に様の記念写真を忘れんでくれよ。机の中にアルバムがあるからそれに貼ってくれ」
「ちょっと待て。リョウ、注文がある。わしは死に顔にはうるさいんでな、あっさり殺されたんではかなわん。顔は右半分を残してぶっ飛ばしてくれ。脳みそは四方に散らばるようにな。はらわたは……そう、前方に吹き出るような感じがいいなあ、こんな感じで。そして二人がこんな風に折り重なって、とても生き物とは思えんようなのが二つ醜く転がっている図がいいねえ」
更に竜馬に自身の殺し方に事細かく注文をつける。しかも嬉々として。マッド極まりないとしか言い様がない。この狂態を目の当たりにした地リュウは恐れをなして博士の身体から離れ逃走、竜馬に射殺される事となった。
「演技だって? わしは演技をした覚えはないよ」
「またもやチャンスを逃がしちまったよ、今度こそ自分の作った武器で醜く死ねると思ったのに」
死に損ねたことを本気で落胆して発した一言。竜馬は彼の狂態を演技だと思っていた為、流石の彼も本気で面食らっていた。
「行きなさい、そして見事散れ。特攻はいい。あれこそ男の死に様じゃよ」
「戦後二十余年、こんな名場面を見られるとは……。リョウ、おまえの死に水はわしがとってやる」
「わしはおまえの特攻を一番いい席で見るぞ。屋上が見やすいかな。へへへ、一杯やりながら…………」
イーグル号にありったけの爆弾を搭載し、恐竜帝国と刺し違えようとする竜馬を「カックイー!」と囃し立て、特攻死を推奨する。さしもの竜馬も敷島のはしゃぎっぷりに若干、不安を抱いていた様子。
ちなみにTV版の初期項で竜馬は本当に特攻して戦死する予定だった。
「ヒヒ 元気くん撃ってみるか」
「この銃の弾丸には 特殊な化学兵器が入っていて命中するとゾウでも三十秒でとかしてしまうんだよ」
短編漫画「ゲッターロボ 恐竜帝国潜入作戦」にて、元気が徐ろに武器を持って「いつもこんなのばっかし開発してるの」と質問した際に。この直前には竜馬が装甲車に向かって試射を行っているが、通常の銃弾サイズで小型ミサイル並の威力という代物で装甲車が大爆発している。
「ムホホ 気に入ってもらえたなら もうひとついいものを見せてやろう」
その後竜馬が自身の作り出した武器を気に入った事を聞いて。
「わはは メカザウルスの生命に反応して絶対にはずさねえぜ!!」
竜馬「敷島博士 あんたは本当に別の意味で大天才だ」
「そうじゃろ ムホホ」
ゲッターロボ出撃後、新兵器「ミサイルマシンガン」でメカザウルスの大群を一掃し、ゲッターチームがその戦果に驚愕している様子を見ながら。
「まったくしぶといやつらだ チッ」
その後マシーンランドの一部が破壊活動で大爆発を引き起こし、そこからゲッターロボが脱出に成功したという報告を聞いた際に。

ゲッターロボ アーク

「ヒヒヒ 竜馬の息子じゃと もし本当なら奴はゲッター線の申し子じゃ ゲッター線をもろ 食って生まれて来た可能性がある」
作中最初の台詞。流竜馬の息子である流拓馬が名乗った時に隼人の背後に立ちながら。
「アドレナリン ちゅうにゅう」
「きやがれ 早乙女研究所のおそろしさ 思い知るがいぃ!!」
頭にパイプを差し込んでアドレナリンを文字通り注入してミサイルを雨あられと降らす。もう完全にある意味人間を越えてしまっている。なおアニメ版ではアドレナリンと一緒にラブも注入している(コメディアンの楽しんごのギャグが元ネタ)。
「うぎゃあ」
早乙女研究所の周囲に配備した無数のミサイルの起動パスワードともなるかけ声。そう、ミサイルの起動装置は、博士本人なのだ。
「わははは… わしの芸術的な兵器を!! なんと美しい~~」
「まさにクジャクが羽根を広げたようじゃあ」
そしてミサイル攻撃を行いながらの自画自賛。拓馬はこの時、アーク号を操縦しながら「これがクジャクの羽根に見えるとは あいつは異常な神経してるぜ」とご尤もな感想を言っている。
「なに武器が欲しい?戦争でもやるんかよ」
「このバズーカはどうじゃ!!ビルが一発で吹っ飛ぶぞ!!」
「これなんかどうじゃ ウラン弾50センチの壁をうちぬいて爆発する」
「小型火炎放射銃 片手で扱えるから二丁拳銃も可能じゃ カッコイイ」
「じゃあこれはどうじゃ 自分の手と握手しながら相手を倒す実に味わい深い武器じゃ!!」
「わしの体の好きな部分を持っていっていいぞ!すべて武器になっている頭のココに地雷が埋まっている」
拓馬に何か武器を貸して欲しいと言われて嬉々として自作した武器の説明を始める。自分の手と握手しながら相手を倒せる武器は敷島博士の左腕であり、右腕で握手することで撃てるというトンデモな代物。このハイテンションな紹介と極めつけの頭の地雷に対し、さしもの拓馬も「そんなとこふんずける人いるんですかね」と、若干引き気味なような呆れ気味なような顔でツッコミを入れていた。
拓馬「これがいい でかいがシックリくる」
「さすが竜馬の息子じゃわい」
拓馬「えっ!?」
「その銃はお前のオヤジが使用したものじゃ… かつて恐竜帝国の総攻撃をうけた時にな!」
「そうやっている所をみると竜馬とダブって見えてくる… やはり…親子の血は争えぬものよのう」
そして拓馬が棚に掛けられていた、1艇のリボルバーを手に取った際に。なおこの「恐竜帝国の総攻撃」は原作漫画版で敷島博士が登場した話を指しており、早乙女研究所が破壊されゲッターロボが武蔵諸共自爆した話では無い。
「なめるな 虫ケラども!」
早乙女研究所に侵入してきた女王蟲によって、蟲にされた元所員に対して、胸部の武器を撃ち込む際に。原作漫画版では、この台詞を最後に登場することはなかった。

真ゲッターロボ 世界最後の日

「何を言う…もう夢と現実を隔てていた壁は崩れ落ちたのだ。そうだ、わしは創り上げた…物語ではなく本物を、だ!」
世界最後の日』第1話、自身の隠れ家にて「物語の中では雷だけが愛しい死者に再び命の灯火を与える事のできる、唯一のものと信じられていた」と隼人に言われた後で。を含めた真人類を創り上げたことを指す台詞である。
「はぁ…さぁな…それこそ『神のみが知る』と言ったとこか…」
そして隼人に「ですが…彼は血を流すことができるのでしょうか? そう…人として!」と言われて。
「所詮わしらは罪深き者…せめて見届けねばと思うが、これ以上は耐えられん」
隠れ家の階段を下る際に。直後に全滅させたはずのインベーダーが襲撃してくる。
「武蔵、弁慶!何をしておる、早く逃げんか! そして、荷物を守れ! いいか、決して此奴等に渡すではないぞ! 頼む!」
そしてインベーダーに取り囲まれている塔から二人に叫ぶ。この時武蔵が「あんたいったい…」と叫んのは、荷物の中身に対してのもの。
「さらばだ、後は頼んだぞ!」
二人が離脱し、自身もゲッター2に救出されつつ見送りながら。
「イヒィ、素晴らしい! ミサイルのゲッター線を吸収しきれず、飽和状態になり進化暴走、自己崩壊したわけか、アハハハハ、素晴らしいぞ!」
第6話。メタルビースト・バロゾフ戦時にて、真ゲッター3のゲッターミサイルを食らったインベーダーの崩壊を見ての解説。一瞬で完全に理解して、隼人に説明している。
「隼人!動力炉シールド解除だ!炉心にゲッターエネルギーを注入しろ!」
第11話、邪真ドラゴンタワーを襲撃した際に。隼人は「そんな事をしたら…」と反対するのだが、結局この後、敷島博士がコード一本抜いただけでシールド解除してしまう。そんな簡単に解除出来ていいのだろうか。
なお、『第2次Z再世篇』では隼人も敷島博士の提案を受け入れるのでコードを抜いてシールド解除するくだりはない。
「このパターンは…脳のニューロンの活動電位の高まりと酷似している。しかしあれは、シナプシスが異常発達したものだ。側頭葉の記憶や大脳辺縁系内の海馬にたまった物…そうか…そういうことだったのか!だからゴールとブライは…!」
「ははははは…わかったぞ、早乙女!真ドラゴンは! 號は! 進化とは!! ははははは…はっはっはっはっは…!!」
第11話、崩れ行くタワー内で號の身体を分析しながら。すべてを理解し、敷島は歓喜の涙と共に下段の台詞を叫ぶ。やがてゲッター線の閃光がタワーを、そして敷島を包み込んでいった。

真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ

「ぐっふふふ、がははは、わはは、燃えとる燃えとる! これまた面白いデータが得られるぞ! たまらんのぉ!」
第1話冒頭にて。ネオゲッター合体テストでまた事故が起き、犠牲者が出たというのに、嬉々としてこんな事を言っている。素晴らしい狂いっぷりである。しかしこれでも正義の味方側なのだから凄い。
「もっともっとテストするんじゃ、犠牲者を増やすんじゃあ! わしらが開発したプラズマ駆動、ネオゲッターロボの完成度を高めるために! ぐぇへ、ぐぇっへっへっへ、うぉほほほほぉぉぉい!!」
同じく、第1話冒頭にて嬉しそうに手をワキワキさせながら。この台詞からネオゲッターは隼人と彼の開発したものだと判明するが、データを得るための犠牲を嬉々として言えるその神経は恐ろしい。
「いやあ~…こいつが今度入ったパイロットか? うぇ、ちょ、ちょっ…いい体しとるなぁ~? へっへっ…」
第2話、合体訓練を終えた後、ラボの突然の爆発と異様な姿に「何だ、この小汚ねぇジジイは!?」と叫んだに構わず、敷島はうねうねした手つきで体つきを確かめる。
「見ろ、この試作品を。こいつをサイズアップして装備すればネオゲッターは無敵じゃ、どぅわ~はは、ほほ、どぅわーはは!!」
第2話、手にしたマシンガンを號に自慢しながら奇声を出し乱射する敷島。この後、乱射の余波で壊れた天井の破片が頭を直撃してしまうことに。原作ではこの武器がゲッターに装備されることはなかったが、『R』にて同デザインのガトリングガンをネオゲッター1が装備している。
「いやあ~、どうも引き金が甘いなあ…トレーサーアタッチコントロールにするか? いや、ネオゲッターの指とシンクロさして、ダイレクトパーツを造っちゃおうかなあ~、なんて! きゃ~っほほほ~い!!」
天井の破片を頭に直撃しても平然としている敷島博士。むしろ研究心に火がついてしまいマシンガンを乱射しながらラボに戻ってしまうのだった。
「ひひひ…ひひひひひ…見よ! わしの開発した超振動パルスガンを! どんなエネルギー防御壁も突き破ることができるぞ! ええ? だあああ~はははははあ!!」
最終話より。助手二人と共にジープで暴走し壁に突っ込んだ後、土煙と共に無傷で登場。 竜馬らに自慢の発明を見せびらかすのだった。 その余りの人外マッドサイエンティストっぷりに竜馬も愕然としていた。
「わしの開発した細胞破壊光線を受けてみろぉ~!!」
最終話より。 帝王ゴールのいる間へと殴りこんだ竜馬、緊張感の漂う場面が細胞破壊光線銃を構えた敷島のせいで台無しに……。
その上、この光線を受けたゴール以外の恐竜兵士達がドロドロに溶けて絶命してしまうから恐ろしい。

スパロボシリーズの名(迷)台詞

Zシリーズ

「敷島だ!この腐った世界をエンジョイしてくれ!」
第2次Z破界篇』中盤で補給物資を手土産に、ZEXISの面々へと発した自己紹介。その強烈な個性に皆驚いていた。
「何を言うか!ワシは人間改造にこの一生を捧げた男じゃぞ!」
『第2次Z破界篇』にて隼人にマッドサイエンティストと言われ否定した言葉。どう考えてもマッドサイエンティストにしか聞こえない。そして案の定、ミチルに「それじゃ隼人の言葉を否定できませんよ」と突っ込まれてしまう。
「エネルギーはエネルギーじゃよ。そこに正も邪もあるか。博士がゲッター線を邪な道に使うなら、それを止めるのもゲッター線を使う者じゃ」
『第2次Z破界篇』第41話「降臨!!真なる者!」にて発した何気に深い台詞。
「平行世界の同一人物だ」
第2次Z再世篇』序盤で正太郎から「自分の知っている敷島博士と何か関係があるのか」と問われての回答その1。の例もあるのでシャレになっていないような。当然の事ながら正太郎は衝撃を受けた。
「冗談じゃよ。あれはワシの息子…つまり、マッキーはワシの孫娘という事だ」
回答その2。ある意味もっとシャレになっていない。正太郎は平行世界の同一人物よりこっちの方がショックだったらしく「そんな!?」とまで言っている。因みに「息子」は別作品で本当に登場する事になる。
「ハッハッハ、すまん、すまん。そんなに驚くとは思わんかったよ」
上記の説明を冗談だと知って露骨に安心する正太郎に対して。中々お茶目な姿を見せる敷島博士であった。…確かに敷島博士も「簡単に人の言う事を信じてはいけない」とは言っているが冗談だとも言っていないし、全く関係ないのならなんでマッキーの事を知っているのかという疑問が残ったが気にしない方がいいだろう。
「ジジイというのは、そういうもんだよ」
『第2次Z再世篇』中盤で再会したタケルから、10年という歳月を感じさせない風貌の変化の無さを指摘されての一言。敷島が言うと説得力ありすぎである。

携帯機シリーズ

「す…すばらしいっ! 千葉君、これは実にすばらしい! ううむ、何ということだ、なぜもっと早くワシに言わなかった!? これからはワシも全面的に協力するぞ!」
D』の中盤にて、サウンドエナジー理論を熱弁するガジェット・M・千葉に対して。原作同様周りは引くかついていけなくなっていたが、ただ一人敷島だけはその理論を理解して驚嘆していた。
「ハハハッ、冗談だ。やってみたいのはやまやまだが、さすがのわしも、いまさらゲッター線を使う気にはなれん。結論からいうと、無理だな。その部分を修復したクローンをつくることは可能だが、それはお前さんが望む答えではなかろうて」
『D』のエンディングにて。ジョッシュグラキエースのDNA構造には老化を抑制する遺伝子が欠け、崩壊因子が組み込まれているために寿命が短いことを明かす。そして「ゲッター線を照射したら何とかなるかも」と言ってから述べた、いい意味で彼らしくない台詞。

搭乗機体

タワー

脚注

  1. 意外と思われがちだが、どの媒体でも竜馬や隼人と同程度の高身長である。気にされないのは猫背気味の姿勢のため。