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2024年10月25日 (金) 18:49時点における最新版
ビアン・ゾルダーク | |
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登場作品 | |
声優 | 飯塚昭三 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 |
パイロット ラストボス |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 44歳 |
所属 |
|
役職 |
|
ビアン・ゾルダークは「バンプレストオリジナル」の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
共通[編集 | ソースを編集]
ディバイン・クルセイダーズ(通称DC)の総帥。初出は『第2次スーパーロボット大戦』で、バンプレストオリジナルキャラクターにおけるボスキャラクターの元祖とも言える人物。
希代の天才科学者であり、究極ロボ「ヴァルシオン」を初め、多くの個性溢れる傑作機を独力で開発している。また組織の長としても、自身の信念を曲げない芯の強さ、曲者揃いの部下をまとめあげる強烈なカリスマ性、組織運営の手腕等を兼ね備えており、更にはパイロットとしての操縦技量も超一流と、あらゆる面で非の打ちどころのない能力を有している。シュウと並んで歴代のバンプレストオリジナルキャラクターの中でも際立った完璧さを持つ、超人的な存在と言っても過言ではない男である。
その超人的な才覚により、いずれの作品でも異星人の存在と地球への侵攻可能性をいち早く察知した彼は、外宇宙の脅威から地球を防衛すべくDCを設立。組織としての急進性から主人公サイドとは敵対することになってしまう場合が多いが、その裏では自身の敗北やDCの瓦解も織り込んで立ち回り地球圏に防衛戦力を蓄えさせることに腐心するなど優れた先見の明を発揮し、主人公サイドとは形こそ違えど地球圏の防衛に大きな貢献を果たしている。
その無骨で強面な外見に似合わず、ロボットアニメ(特にスーパーロボット系)が好きで、一人娘のリューネには幼い頃からスーパーロボットの搭乗者とするべく厳しい訓練を課していたらしい。しかし、娘を乗せるはずであったヴァルシオンのデザインを彼女が気に入らなかった為、すぐさま娘の気にいる外見の2号機・ヴァルシオーネを開発するなど、重度の親バカでもある。また、時代劇好きという設定もあり、趣味の分野では勧善懲悪のさっぱりした作品が好みのようである。ちなみに、ヴァルシオーネの造型は彼が担当したらしく、彼の容姿との壮絶なギャップを生んでいる。また、時代劇が好きという趣味は娘のリューネにも受け継がれており、似たもの親子であることが窺えるエピソードとなっている。
第2次 / 第2次G[編集 | ソースを編集]
異星人の侵略にいち早く気付き、それに対抗するためには人類の力を一つに結集するしかないと判断。国際連合に対し、全世界の国家を統一してこれに立ち向かうよう進言するも拒否され、自身の手による世界統一を目指してディバイン・クルセイダーズを結成。乗機ヴァルシオンを始めとする圧倒的な戦力で瞬く間に全世界の8割近くを制圧した。
その後、DCの勢力拡大はホワイトベース隊のスーパーロボット軍団により阻まれ、最期は乗機ヴァルシオンと共に散る。敗れた彼は自らを倒したホワイトベース隊の面々に未来を託して死亡する。
『第2次G』ではこの描写が更に一歩深められ、抵抗勢力であるリガ・ミリティアのリーダー「ジン・ジャハナム」の正体が、実はビアン自身であるということにされ、自身が敗れた場合のことも考えていたと設定された。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
本作でも旧シリーズ同様に異星人の侵略に気付き、「人類に逃げ場なし」のキーワードで地球の危機を訴え、地球の総力を結集しての防衛準備を提案。今シリーズでは旧シリーズと打って変わって、マクロスの存在によりビアンの主義主張が連邦側に受け入れられたため、地球連邦の下部組織としてDCを立ち上げ、数々の研究機関のトップを招いて「EOT会議」を主催したりもした。ヴァルシオンやヴァルシオーネを開発し、ヴァルシオンはパイロットも自ら兼任していた。その後は娘と共に木星へと向かうが、恐らくはジュピトリアンとの接触の過程でのトラブルにより消息不明となる。
そのままαシリーズでは未登場に終わるかと思われたが、第3次スーパーロボット大戦α終盤において、銀河中心殴り込み艦隊の出撃時にイカロス基地にその姿を現し、ソフィア・ネートと共に自軍を見送った。ゲーム内では多くは語られないが、裏方としていろいろと活躍していたのはまず間違いないと思われ、ダイゼンガーやアウセンザイターの設計にも絡んだのだろう。ちなみに、αシリーズだけは敵対する事も死亡する事も無い。
OGシリーズ[編集 | ソースを編集]
設定はほぼ旧シリーズを踏襲している。地球外からの脅威を察知した彼は、まず表の立場で地球防衛に貢献すべく私財を投げうってテスラ・ライヒ研究所を設立、初代所長となった。その頃に研究所はテスラ・ドライブの開発に成功している。最初のテスラ・ドライブはヒリュウに搭載されたことから、それの式典においてダイテツ・ミナセとは面識がある。その後メテオ3落下により設立されたEOTI機関に移籍し、メテオ3の調査を行っていたが、保身を優先して異星人への降伏を秘密裏に進めていたEOT特別審議会のメンバーに絶望し、異星人の存在が明るみに出た南極事件を契機にDCを率いて決起する。その行動過程は第2次とほぼ同じで、最期はハガネ隊に敗れた。因みに止めを刺したのはマサキという事になっており、シリーズ全体を通しての公式設定となっている(DWでも同様。ちなみに最初にそれが語られたのは「魔装機神」。もっとも、第2次でビアンと対峙した人物は、同作においてはマサキしか登場しないのであるが)。
科学者として[編集 | ソースを編集]
前述の通り彼は希代の天才科学者という設定であり、彼の開発した兵器はことごとく凄まじい性能を有している。
また、一見するだけでは実用性が疑問視されるような、視覚的に非常に強いインパクトを与える機体が多いのも特徴。この点についてはロボットアニメ好きという彼の趣味が少なからず影響していることは間違いなく、必ずしもスペック上の効率を追求しない点は科学者として異端であるとも言える。しかし、搭乗者との相性までも勘案して最適な機体を設計してしまう彼は、やはり科学者として非凡極まりない才を有しているといって間違いないだろう。
彼の代表作であるヴァルシオンは恐怖と威圧感を与える外観をしており、典型的な特機としての風格を醸し出しているが、その設計は量産性や拡張性に優れており、パーソナルトルーパー・ゲシュペンストの設計思想に通じるものがある。
また、愛娘のリューネに与えたヴァルシオーネはおよそロボットという枠を逸脱した、人間の美少女に限りなく近いフォルムで、一見すると、開発したビアンが変人に見られがちな機体であるが、駆動系(及び人間的な柔らかな表情の実現)に用いられている人工筋肉は高い追従性を発揮する優れた素材であり、後のダイゼンガーの「ダイレクト・モーション・リンク」にも採用されている。
更にダイナミック・ゼネラル・ガーディアンシリーズに関しては、ゼンガー用のダイゼンガー、エルザム(レーツェル)用のアウセンザイター、共に彼らの趣味や得意分野を看破した上で、この両機による連携攻撃を主体とした機能を盛り込んでいる。特にアウセンザイターには実用性に乏しい馬への変形機構を組み込んでいるが、ゼンガーとレーツェルはそれを活かす形で強力な連携攻撃を生み出しており、また「馬上の鎧武者」というフォルムは彼の作品の中でも視覚的効果という点では傑出している。
他の分野では、サイバスターの「サイフラッシュ」のデータを参考にして「サイコブラスター」という敵味方識別型大量広域先制攻撃兵器を開発した逸話がある。これについては長らく開発の背景が不明であったが、「Record of ATX」にて、リューネが「関係者が情報を出したんじゃないか」と出所を推察した上で、「理屈と概念が分かれば、あの親父ならモノにする」と評していることから、恐らくはシュウからもたらされたサイフラッシュについてのデータをベースにヴァルシオーネに実装したものと思われる。
大元のサイフラッシュの開発者であるウェンディ・ラスム・イクナートが開発・実装にかけた期間を考慮すると、模倣とは言えかなりの短期間(サイバスターの実戦投入時期とDC戦争でのビアンの戦死を考慮すると、早くとも新西暦185年末に情報がもたらされ、その後186年末までにはヴァルシオーネが完成しているため、1年前後と思われる)でサイコブラスターの開発に成功したビアンの才覚は、やはり天才的なものと言えるだろう(ヴァルシオーネの開発がいつ頃始まったのかは定かではないが、サイコブラスターの設計がそれよりも前から考案されていた可能性もある)。
『魔装機神III』で補足されたサイフラッシュの識別原理は、「機体の識別信号で区別する方式」と「悪意の感知システム」による2方式の使い分け。機械的な処理で進行可能と思われる「識別信号の審査」はともかく、魔術制御機構のないヴァルシオーネでどのようにして「悪意の感知システム」あるいはそれに対応するシステムを再現したのか、はたまた再現自体出来なかったのかは謎のままである(地底世界の練金学で改修されたヴァルシオーネRならば話は別だが)。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
旧シリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第2次スーパーロボット大戦
- 初登場作品にして、本作のラスボス。中盤にも一度登場するが、ヴァルシオンがあまりにも強く歯が立たない。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- 『第2次』に準拠。リガ・ミリティアのジン・ジャハナムでもあった。前述の通り、自身が敗れた場合のことも考えていたと設定された。この設定は、後にOGシリーズにも踏襲される。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス
- 飯塚昭三氏の声がついた。『第2次』の中断メッセージにも登場する。いかにも大ボスという貫禄を見せてくれる。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 「αシリーズ」では長らく名前のみであったが、本作で第53話終了時のインターミッションに登場。映画に於ける大御所の特別出演といった扱いである。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦DD
- 2020年1月開催の第2回制圧戦「風の魔装機神」のボスキャラクター。ヴァルシオンに搭乗。『OGs』以来13年ぶりの登場となる。
- 2024年9月からのシナリオシリーズ「第3次スーパーロボット大戦ANOTHER」では、DC戦争にて倒された時系列のため、名前だけの登場。本作ではコン・バトラーV開発時に個人的に融資をしていたということが語られている。
OGシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
- 『第2次』を踏襲する形でDCを立ち上げる。同作最終話に準拠したシナリオ「暁の決戦」にて対峙する。……だが、同時に出て来るシュウ同様底力が無い為、火力のある機体を突っ込ませると呆気ないほど楽に倒せる。
- スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
- OGに準拠。マサキやリュウセイらと対戦させると、いろいろとセリフを喋ってくれる。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 名前のみの登場。最後のトロニウムをシュウに託していたことや、イティイティ島の秘密基地の設計を担当していたことが判明(建設は一度中断していたが、その後はレーツェルが完成させた)。後者についてはロボットアニメ好きなビアンの趣味が反映されているというお茶目ぶりも伺える。
- スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE
- ボス専用ユニット。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
現状もっとも手に入れやすい、OGシリーズについて記載。
能力値[編集 | ソースを編集]
DCの元締めだけあってさすがに強い。盟友マイヤーに遜色ない強さを誇り、ヴァルシオンの頑強さも合わせて序盤最強の敵として立ちはだかる。
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
- 第2次(PS版)
- ひらめき、根性、挑発、ド根性、熱血、自爆
- 自爆はコンプリートボックスのバーチャルスタジアムにて使用可能で、HP40000のヴァルシオンが自爆したらネオ・グランゾンでも一溜まりがない……。
- OGシリーズ
- 直感、ド根性、熱血、気迫、鉄壁、激励
- 「熱血」と「気迫」の順番が違うだけで、マイヤーと同じラインナップ。
特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]
- OGシリーズ
- インファイトL4、指揮官L4、リベンジ、天才
- 天才以外は特に強い技能ではない。指揮官もシュウにギリギリ届かない。ヴァルシオンは射撃主体なのだが覚えるのはインファイトである。ただ、能力自体は射撃の方が高いのだが。マイヤーと違い底力がないので、防御面だと若干脆い。が、ヴァルシオンには歪曲フィールドがあり、グルンガストなど一部を除いてはまともにダメージが通せない。もし底力かガードがあれば大苦戦は免れなかっただろう。
エースボーナス[編集 | ソースを編集]
- 与える最終ダメージ+10%、命中率+10%
- 『OGS』。実はマイヤーと同じボーナス。
人間関係[編集 | ソースを編集]
良くも悪くも、直接的にも間接的にも、ビアンが関わった人間達はその後に何かしらの大きな影響を残している。
- リューネ・ゾルダーク
- 愛娘。乗機のヴァルシオンは娘の為に開発していたのだが、彼女の「ださい」の一言で急遽ヴァルシオーネが開発された。ただ、そのヴァルシオーネも(主にプロポーションが)完全に納得のいくものでは無かったらしく、後にヴァルシオーネRへと改修される。力で相手を屈服させるという父のやり方に反発して家を飛び出したが、内心は「親心」と「父を慕う気持ち」で繋がっていた。
- シュウ・シラカワ
- 同志。研究員時代からの知り合いで、最大の理解者。歴代スパロボでも最強の天才タッグである。ビアンの真意には気付いており、マップ「暁の決戦」で共闘する。ちなみに二人そろって大ボス格なのに「底力」がなかったりする。
- 自由を尊ぶ彼に、邪神の洗脳の上から「あなたの思想に惹かれた」とまで言わしめた辺りにカリスマの強さが伺える(しかも、ビアンが言わなければ決戦で運命を共にするつもりだったらしい)。
- マサキ・アンドー
- 血気盛んな彼と愛機サイバスターを、自分自身とヴァルシオンの圧倒的威圧感で黙らせ、マサキに対してシュウへの私怨を超えた団結を教えた。最期はマサキの一撃でこの世を去ることに。
- マイヤー・V・ブランシュタイン
- 盟友。旧シリーズにおけるビアンの役割の半分を受け持っているキャラクター。
- エルザム・V・ブランシュタイン
- 部下。マイヤーの命によりビアンの親衛隊隊長(ラストバタリオン)に。彼が心酔する唯一の人物である。
- ゼンガー・ゾンボルト
- 同志。エルザムが彼を引き入れ、ビアンとの地球圏防衛の意思を共有。以後、理念をエルザムと共にその意思を継ぐ。
- カークス・ザン・ヴァルハレビア
- ビアンの死後、リューネにより力に溺れる考え方がビアンにそっくりだと評された人物。しかし、最終的には大義よりも野心を優先させたカークスと、自身が敗北する事を前提に地球を守る大義のために立ったビアンとではかなり考え方に差がある(LOE発売時はビアンの設定は今ほど細かくなかった為に違和感は無かったが、OGシリーズに組み込まれたリメイク版でもリューネからの扱いは同じである)。
- キサブロー・アズマ
- かつての同志だが、力による統一には反対していた。DC戦争の勃発直前、EOTI機関からの離脱を告げた彼の真意を理解し、退所許可を出した。結局はそれが今生の別れとなった。
- ヴィルヘルム・V・ユルゲン
- 元DCの科学者。彼のODEシステムが持つ矛盾と危険性を看破しており、採用しなかった。
- カオル・トオミネ
- 元EOTI機関の科学者。才能を評価しなかった事だけで逆恨みされる。ただし、システムLIOHを見る限りは彼も当時に開発したものに問題点があった事を看破されていた可能性がある。
- バン・バ・チュン、ロレンツォ・ディ・モンテニャッコ
- DC時の部下。戦争終結後、彼らはそれぞれにビアンの意志を継いで行動を開始するが、皮肉にもそれらは悉く内部から踏み躙られることになる。
- アードラー・コッホ
- 副官。ビアン自身は彼をあまり信用していなかった様子。
- リョウト・ヒカワ
- OGでは一時期DCにいた。彼自身はビアンを知らなかったが、逆にビアンの方はリョウトを知っており、その才能まで見抜いていた。
- ロバート・H・オオミヤ
- プログラマーだった彼の才能を買い、テスラ研に引き抜いた。
版権作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
- ジオン・ズム・ダイクン
- 旧シリーズではかつてビアンの片腕であった設定。ただジオン自身はビアンの武力による地球統一は最後まで反対していた。ジオンの実子であるシャアは『第2次』では部下であるが、特に二人が関係するイベントは無い。
- ギレン・ザビ
- 『第3次』ではビアンの意志を継いで後継のDC総帥となるが、結局ザビ家による独裁を目論むギレンらによってビアンの理想は歪められる事になる。
- パプテマス・シロッコ
- 『第2次』ではDCの宇宙軍司令として重用するが、反乱を図られる。しかし、事前に計画を察知して反乱を失敗に終わらせた。
- 破嵐万丈
- αシリーズではシリーズ開始前の旧知。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「人類に逃げ場なし」
- 地球連邦政府に対して、ビアンが発した言葉。ビアン自身が言うよりも他の人間の口から言われることも多かった。『α』のキャッチコピーとしても使われている。
戦闘台詞[編集 | ソースを編集]
- 「クロスマッシャー、発射!」/「くらえ! メガ・グラビトンウェーブ!!」
- OG1でのヴァルシオン操縦時のセリフだが、搭載武器の名前を使う度に全て叫ぶのは、ビアンのロボットアニメ好きな趣味によるものであろう。共闘できたなら、リュウセイ辺りと気が合いそうである。
旧シリーズ[編集 | ソースを編集]
- 「始めまして、諸君…いや すでにまみえた事のある人もいるかな? 私がDC総帥ビアン・ゾルダークだ」
- 『第2次』第11話「驚異!!究極ロボ ヴァルシオン」に於ける初登場の台詞。突如として総帥自ら戦場に出てくるなどホワイトベース隊の誰も予想しておらず、その威圧感に皆戦慄を覚えていた。実のところは敵対勢力の力量を把握する為に出陣しただけなので早々に撤退する。
- 『OG1』でも同様の発言をしているが「いや、すでにまみえた~」の部分だけはカットされている。
- 「だ、だが‥‥いいか、これだけは忘れるな‥‥。たとえ、どんなに平和なときでも、戦いのときは必ずやってくる‥‥‥やがて来る脅威に立ち向かうのは、お前たちの若い力だ。平和を求めるのはよい‥‥。だが‥‥平和に溺れては‥‥ならん‥‥はあ、はあ‥‥」
- 『第2次』最終話「暁の決戦」に於ける撃墜時台詞。自らを倒した者に、人類の運命を託す。PS版では前後の台詞と共にDVE。
- 「リューネよ‥‥ぐっ‥‥お前の姿を‥‥、見れぬのは心残りだ‥‥が‥‥先に逝くのは‥‥親の宿命‥‥‥‥許せ‥‥」
- ビアン最期のセリフ。
- 「ほう、ゲーム中断かね。まあ一時の休息も良かろう…しかしそんな事で我がディバイン・クルセイダーズを倒せるのかな? ふふふ…はははは!」
- PS版『第2次』での中断メッセージ。実に「悪の親玉」らしさを感じさせる飯塚氏の高笑いは必聴。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 「何もしないという事は生きる事を放棄する事と同じだ。それは生命体の存在意義に反する」
「人類に逃げ場なし…だから、選ぶべきは戦いの道…生き残る道だ…そして、人類はその道を選んだ。それが無駄な足掻きであろうと、そこには確かに生が有る」
「最後まで人間として生きよう。それが、我々の出した答えだ」 - 『第3次α』第53話「出航!銀河殴り込み艦隊!」終了時に於けるソフィアとの対話。ビアンの論は「例え全てが無駄であろうとも、戦い、抗い、足掻いてこそ人間足りうる。ゆえに、人間である我々は最後まで足掻くべき」というもので、奇しくも、直前の第52話で碇ゲンドウが遺した数々の悲観論と、見事なまでに対を成しているのが興味深い。
- (若者達よ…その手で未来をつかみとれ…そう…力尽くでだ…)
- 上記の対話終了後、ゼ・バルマリィ帝国本星へと旅立ったαナンバーズの若者達に送るメッセージ。「力尽く」という表現を交えるところが、良くも悪くもビアンらしい。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- ビアン「リューネよ…我が娘よ…先に逝くのは…親の宿命…」
マサキ「娘…!?」
ビアン「ゆ…る…せ…………」 - 『DD』のイベント「イングラムの回顧録」第1話「暁の決戦」での今際の言葉。この直後にビアン共々ヴァルシオンは大爆発を起こす…。
OGシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 「…もはや、人類は逃げ場を失った!我々に必要な物は、方舟ではなく…異星人に対抗するための剣なのだ。よって、私はここに秘密結社ディバイン・クルセイダーズによる地球の武力統一を宣言する!これは人類が生き残るための戦いである。正義と平和の名の下に、振り上げられた剣の下に…人よ集え、人よ戦え!我らディバイン・クルセイダーズと共に、人類の新しい未来を作り出そうではないか!!」
- 『OG1』両ルート第5話における、宣戦布告演説。
- リュウセイ「もう逃げ場はねえぞ、ビアン・ゾルダーク!」
ビアン「確かにな……だが、それは人類全体に対しても言える事だ」 - 『OG1』リュウセイ編第19話「暁の決戦」に於けるリュウセイとの戦闘前会話。『α』の「人類に逃げ場なし」にも通じる言葉である。
- 「正義の味方にでもなるつもりか」
- マサキとの交錯の後、彼に向けて挑発するように言い放つ。対するマサキは「なる!」と一言で返し、その意志を明らかにした。
- 「私に勝った責任は取ってもらうぞ」
「世界を、この星を守ってもらう」 - コミカライズ「Record of ATX」にてマサキに撃破された際の台詞。凄絶な笑みと共に、地球圏の未来を託す。
- 「―――戦を始めた者の責任というものがある それがどんな理想の果てであろうともだ」
- 脱出を促されての返し。盟友マイヤーと同じ言葉を残した。
- 「――――――何と目覚めるばかりに自然の照り映えている事よ」
「何と大地の輝いている事よ」
「木々からは花が吹き出て、心からは歓喜が湧き溢れる」
「おお太陽よ、黄金成すその美しさよ。お前は祝福する、この香しい大地を」
「私はどんなにお前を愛している事だろう、どんなにお前の目に輝いている事だろう」
「いつまでも幸せあれ。私がお前を、愛する限り」 - 「Record of ATX」における死の間際の台詞(DWやDDでもほぼ同じ事を言っている)。
- 台詞そのものはゲーテの詩「5月の歌」からの引用である。最後の言葉はゲーテの原作とやや異なっているが(本来は「お前が私を愛する限り」)、この場面ではリューネの幻影が描かれており、ビアンが娘の幸せを願っての言葉になっている。
搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]
- ヴァルシオン
- 自身が開発し搭乗する「究極ロボ」。
- ヴァルシオーネ
- 娘・リューネの為に開発した機体。先進的な技術の数々を搭載しており、その一部はDGGに受け継がれている。
- ダイゼンガー
- DGG(ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン)の1号機。
- アウセンザイター
- DGGの2号機。
- ジンライ
- DGGの3号機。ビアンが基本設計を行った。
リンク[編集 | ソースを編集]
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