「リムル・ルフト」の版間の差分

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:母。しかし、最終的には彼女に殺されてしまう。
 
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:父。[[バイストン・ウェル]]征服に動く彼の元から何度か脱走を図る。
 
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:ドレイクの配下の騎士にしてリムルの許婚。
 
:ドレイクの配下の騎士にしてリムルの許婚。

2020年6月21日 (日) 05:55時点における版

リムル・ルフト
外国語表記 Riml Luft
登場作品 聖戦士ダンバイン
声優 色川京子
デザイン 湖川友謙
初登場SRW スーパーロボット大戦EX
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 コモン
性別
年齢 17歳
出身 アの国ラース・ワウ
所属 ルフト家→ゼラーナ→ルフト家
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リムル・ルフトは『聖戦士ダンバイン』の登場人物。

概要

アの国の地方領主ドレイク・ルフトの一人娘。

敵方のニー・ギブンに惚れており、同時に父の野望に恐れを抱き、ドレイク側の情報を極秘裏に流していた。その為、召喚された地上人トッド・ギネスに父に手を貸さないよう懇願したり、ショット・ウェポンの開発したオーラ増幅器の設計図を持ってニーの元に走ったりもした。何度も脱走を図り、一度はニーの元に辿り着いて行動を共にしていた。お嬢様育ちであるが、負けん気が強く、ニーに認めて貰う為、オーラバトラーに乗って無理な戦闘をする事も有った。

その後結局連れ戻されて、物語後半では、母・ルーザ・ルフトと共にビショット・ハッタゲア・ガリングにいた為、そのまま地上に出てしまう。そこで母とビショットの不義密通を知り、これを許せずにゲア・ガリングを脱出、ルーザの裏切りを父・ドレイクに告げ、この戦いの元凶であるルーザの暗殺を謀った。しかし、逆にルーザに射殺され、17年の短い生涯を終えている。

自身の死から700年後、バイストン・ウェルにおいてレムル・ジルフィードとして転生する(『New Story of Aura Battler DUNBINE』)。

登場作品と役柄

旧シリーズ

スーパーロボット大戦EX
初登場作品。隠し要素の条件を満たせばマサキの章、シナリオ「野望、渦巻く」で増援として登場し仲間になる。乗機はライネック
幸運を持つが、仲間になるのが終盤で能力的にも突出する物が無い為、活躍できる場面があまり無いが、シナリオの都合上加入した次のシナリオ(最終話)でも強制出撃となる。
PS版では音声を新規収録。本作のダンバイン系味方パイロットの中で唯一聖戦士レベルが1止まりなので、ハイパーオーラ斬りを使えない。
第4次スーパーロボット大戦S
隠し要素ガラリアを仲間にしないルートでなおかつ、フォウを仲間にしてシナリオ「トータル・バランス」に来た時にニーを出撃させると、敵陣付近から強奪したライネックに乗って登場。
この時点では味方NPCであり、ニーと隣接させれば離脱、シナリオクリア後に仲間となる。隣接前に撃墜された場合、死にはしないが非戦闘員となり、ライネックも入手できない。
もっとも仲間になっても、聖戦士技能が無いというオーラバトラーのパイロットとして致命的な弱点を持ち、地形適応も低いため二軍確定。激励を使える為チーム分割後に活用できるが、SPが低く連発は困難。
なお、なぜかパイロットとして加入するとエンディングで後日談が語られない。非戦闘員として加えれば後日談が表示されるのだが、設定ミスだろうか。
ちなみに後日談の内容は「アの国の国王代理となるが、正式な国王になる気はないようだ。近々ニーと結婚の予定」。リムル(およびニー)にとっては幸福といえよう。ちなみにニーがアの国の摂政となっているので、国王代行になったものの直接政治を行っているわけではない模様。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
隠し要素ビアレスに乗って敵扱いで出撃したところをニー説得すれば仲間になる。ニーを使ってなくても強制出撃なので安心。貴重な捨て身を覚えるキャラだが、装甲が薄いABで使う為にはお膳立てが必要なので微妙と言わざるを得ない。今回は聖戦士技能もハイパーオーラ斬りが使えるレベル3までは上がる為、ベンチを抜ける為の最低条件だけは何とかパスしたといえる。味方に加わった時点で激励を使えるので、プレイヤーの愛情次第ではそれなりに役に立つ可能性も。まあ、他にもっと使えるサポートキャラが何人もいるので、余程の愛情が無い限りは使われないだろう。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
捨て身の代わりに期待を覚え、完全にサポート一筋のパイロットになった。妖精と2人乗りさせて補助精神要員として起用するのも手。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
特別条件もなく仲間になる。野望を持つ父という共通点があるためかセシリー・フェアチャイルドカロッゾ・ロナの会話に加わる。2段階改造されたボチューンに乗ってくるが、マーベルなどに機体を奪われることが多い。
スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
リィナと一緒にコマンダー・ミレーヌに捕まっているが倒すと仲間になる。再動補給を覚えることが多いが、よほどの愛がなければ使われないだろう。
スーパーロボット大戦IMPACT
上記のシナリオが削られたため、第3部でエレと一緒にいる。初期乗機はビアレス補給を持つがSP初期値30と異様に低いので使えない。能力も低く、性格も「弱気」なためやはり厳しい。ただ、聖戦士LVはニーやキーンより上がるので愛と資金があれば何とか使っていける。
スーパーロボット大戦COMPACT3
特別条件もなく仲間になる。が、強さは相変わらずで、愛無くして使用することは無いだろう。
本作ではレムルが登場しているものの、シナリオの都合上彼女に出会うことはない。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦UX
原作終了後であるため登場はしないが、竜宮島灯籠流しの際、ショウが会話で軽く触れている。
スーパーロボット大戦BX
主な出番は中盤からだが、その前に中断メッセージで登場する事が有る。新録台詞有り。
原作と異なりゲア・ガリングからウィル・ウィプスに単身戻っていたためルーザ死後でも健在のまま、後にドレイクの黙認を得て黒騎士が乗っていたズワァースと共にBXに投降する。
パイロットとしては、ひらめきと幸運を使えるがまさかの汎用スキル取得一切無し。本作の自軍パイロットはたいてい援護攻撃援護防御、あるいは底力全体攻撃といった汎用スキルのいずれかを1~2個は取得しているものだが、これらを何も取得していないのは彼女と一部シナリオでわずかな期間メインを張るルリぐらいなものである。幸いにもスキルアイテムで汎用スキルはカバー出来るが…。
おまけに性格も弱気で能力値もキーンとどっこいと、お世辞にも使い勝手の良いパイロットではないため運用には愛が必要。マーベルのボチューンに搭乗させて合体攻撃・補給要員として使おう。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
スーパーロボット大戦X-Ω

関連作品

リアルロボット戦線
ラズロルートでは終盤レジスタンスのメンバーとして登場、仲間となる。
ポセイダルシロッコルートでは敵として登場するが、ニーで説得すればやはり仲間にできる。

パイロットステータス

能力値

全体的な能力が低く、オーラバトラー系のキャラクターでは間違いなく最弱クラスで、特に技量が低い。作品によってはオーラ斬りをする事ができないので攻撃面は期待できない。

精神コマンド

を初め、補助系の精神コマンドを覚える。しかし、COMPACT3以外は他の作品のように修理・補給のユニットが無い為、その為に出撃機会があるかは微妙。サポートキャラとしても肝心のSP量が低く抑えられている事が多い。

EX
必中幸運信頼激怒熱血
第4次S
探索隠れ身集中覚醒激励
α
努力集中かく乱激励捨て身
IMPACT
幸運熱血集中ひらめき補給
BX
集中ひらめき幸運熱血
リアルロボット戦線
隠れ身激励かく乱覚醒捨て身

特殊技能(特殊スキル)

COMPACTIMPACT
聖戦士L6
BX
オーラ力L3

パイロットBGM

「ダンバイン とぶ」
オープニング。大半はこの曲である。
「聖戦士たち」
劇中BGM。『IMPACT』にてハイパーオーラ斬り使用時の選曲。

人間関係

ルーザ・ルフト
母。しかし、最終的には彼女に殺されてしまう。
ドレイク・ルフト
父。バイストン・ウェル征服に動く彼の元から何度か脱走を図る。
バーン・バニングス
ドレイクの配下の騎士にしてリムルの許婚。
ニー・ギブン
恋人。ロミオとジュリエット的な関係。
ミュージィ・ポー
リムルの音楽教師。後にオーラマシンのパイロットになる。
ショウ・ザマ
ピンチの際にはニーと並んで呼ぶなど頼りにしている。ショウ達にしてみれば足を引っ張られた事も有ったが…。
シルキー・マウ
ドレイクの元で捕らえられていたエ・フェラリオ。地上人の召喚で疲弊する彼女を庇っている。

他作品との人間関係

レムル・ジルフィード
New Story of Aura Battler DUNBINE』のヒロインで、リムルの転生した姿。

名台詞

「ふっ貴方、この花を本気で私に…?」
「ねえ、この花の花言葉、なんだかわかる?」
第24話「強襲対強襲」より。戦闘時に負傷したリムルに責任を感じたショウが見舞いにポロポーズという花を摘んできた際の台詞。
「この国では、結婚する相手だけに贈る花なのよ? 受け取れば相手もOK」
ポロポーズの花言葉は「貴方だけを永遠に愛します」。もちろん本気ではなく、ショウも花言葉を知らなかったので、聞かされた時は非常に焦っていた。
しかし、700年後の来世では結ばれるのだから、運命とはわからないものである。
「貴方が中々くれないんですもの。」
遅れて見舞いに来た恋人ニーがポロポーズの花を見つけ、リムルは「それはショウがくれたの」とからかう。
ニーも激しく動揺していたものの、すぐに誤解を解き次第にいい雰囲気になるが、生憎敵が来て幸せな時間は終わりを迎えてしまう。出撃するニーをリムルはキスで送り出すのだった。
余談だが、上記のポロポーズの花のエピソードは『聖戦士ダンバイン』作中における数少ない癒しの場面である。
「貴方という人は…! ニー達を見捨てたのですか!?」
「許せない!」
第40話「パリ炎上」より。ショウが裏切った振りをしてビジョットの元へ(偽りの)投降をしてきた際に、偶然居合わせてしまい挙句ショウが本当に裏切ったと勘違いしてしまい、あろう事か兵士から槍を奪い本気でショウを殺そうとしている。
ショウにこれは演技だと諭され、これを逃げるチャンスだとするも逃げ出す事ができず、更にリムルがいるせいでショウがゲア・ガリングを轟沈できない…と作戦失敗の原因になってしまう。
「戦うわ。ここで足止めされていたら、オスロは第二のパリに…。」
第42話「地上人の反乱」より。軍事企業から派遣されていた地上人のフレデリックの協力でバラウ(SRW未登場)を奪取し、無事ゲア・ガリングから脱出に成功する。
しかし、ショウがビショット軍と戦闘中と見るや否や180度旋回自分も手伝いがしたいと戦闘に参加してしまう。
フレデリックに「あなたは戦士ではない」と静止されるも聞かず、そして被弾しフレデリックは機体から投げ出されて戦死、リムル自身は失神し黒騎士に連れ戻されてしまう等…ショウ達に迷惑を掛けるだけで終わってしまった。
上記のエピソードの他、『聖戦士ダンバイン』作中では「戦闘時においてリムルが良かれと思い取った行動が、彼女の自信過剰や負けん気の部分が悪く作用し空回りしてしまう」展開がよく目立つ。
「女として、母は父以上に許せぬ存在だからです!」
第48話「クロス・ファイト」より。母を討つ決意を父ドレイクに告げた時の台詞。
「すべての混乱の元は、お母様、貴方です!」
ルーザを討つべく短剣で迫った時の台詞。だが…。

スパロボシリーズの名台詞

「私はニーの為に戦います。愛する者と共に生きたいと願う。それは女として至極当然の事でしょう」
BX』第36話「光る島」にて、ドレイクに今後の身の振り方を問われて。母とは違い純粋なが動機だが、母同様ドレイクの元を離れる事を選んだのは血というべきか。
「次に会う時は戦場にて…」
(さようなら…お父様…)
直後にドレイクに「オーラマシンを持って去れ」と命じられて。リムルは「これが今生の別れになる」と確信した。
名台詞であるのは間違いないのだが、ドレイクから「好きな物をくれてやる」と言われてズワァースという高級機を遠慮無く持っていくあたり、なかなか良い性格をしている。
二ー「リムル…」
リムル「いいの、ニー。戦乱は望んだお父様が選んだ道。こうなる事も分かっていたはずよ」
同上話より。ドレイクが戦死した後の台詞。
「お父様やお母様が死に、ビショットも死に、そしてショットも死んだ…」
「これで、オーラマシンが生んだ戦いは終わったのですね」
同上話のエンドデモ。バイストン・ウェルの戦乱は一応終結したものの、まだ黒騎士が残っていた。

搭乗機体

ダーナ・オシー
ライネック

SRWでの搭乗機体

ボチューン
COMPACT
ビアレス
αIMPACT
ズワァース
BX

余談

  • 「実母ルーザに拳銃で眉間を撃ち抜かれる」というリムルの悲惨な最期は、自らが殺したキャラの死について振り返る事が少ない富野由悠季監督をして「(生々しすぎて)やりすぎた」「もっと違う見せ方にすれば良かった」と言わしめる程のものであった。亡骸に刻まれた弾痕を見ていると、その言葉も頷ける。
    • しかし、小説『オーラーバトラー戦記』では「ルーザに斧で頭部を叩き割られる」という、アニメ版以上に凄惨な最期を遂げる。富野監督は自身が執筆する小説において「鬱憤を吐瀉する癖がある」との事なので、そうなってしまったのか…。
      • ちなみに同作のリムルはルーザの連れ子という設定でアニメ版よりも年齢を下げられている。なお、アニメ版のリムルの役割は義理の姉であるアリサ・ルフト(ドレイクの前妻アリシアが産んだ娘)に渡っている。